JP2000072533A - 蓄光性セラミックス製品及びその製造方法 - Google Patents

蓄光性セラミックス製品及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000072533A
JP2000072533A JP10249761A JP24976198A JP2000072533A JP 2000072533 A JP2000072533 A JP 2000072533A JP 10249761 A JP10249761 A JP 10249761A JP 24976198 A JP24976198 A JP 24976198A JP 2000072533 A JP2000072533 A JP 2000072533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
luminous
powder
melting point
glass particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10249761A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshichika Hirano
利親 平野
Kenichi Mizuno
健一 水野
Michio Katsuno
道雄 勝野
Masayuki Sato
正行 佐藤
Kenta Mizuno
賢太 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TILEMENT CORP
Shinto Paint Co Ltd
Original Assignee
TILEMENT CORP
Shinto Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TILEMENT CORP, Shinto Paint Co Ltd filed Critical TILEMENT CORP
Priority to JP10249761A priority Critical patent/JP2000072533A/ja
Publication of JP2000072533A publication Critical patent/JP2000072533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄光顔料の少ない使用量において、光による
励起効率が高く且つ残光輝度に優れた、耐候性、耐久
性、耐摩耗性の良好な蓄光性セラミックス製品の提供。 【解決手段】 本発明に係る蓄光性セラミックス製品
は、透明なガラス粒子2の表面に、該ガラス粒子2より
も融点が低く且つ粒子径の小さな低融点ガラス粉末と所
定の蓄光顔料粉末とを、無機バインダを用いて不均一に
付着せしめて、それら粉末の付着部を該ガラス粒子2の
表面に部分的に存在させてなる蓄光性ガラス材料を用
い、それから得られた成形品を焼成することにより、製
造される。そして、その焼成体においては、ガラス粒子
2の表面に部分的に存在する蓄光顔料(8)が低融点ガ
ラス粉末によって固着され、製品表面及び内部に不均一
に分布せしめられていると共に、更に該低融点ガラス粉
末によって、前記ガラス粒子2が相互に固着せしめられ
て、一体的な構造とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、蓄光性セラミックス製品及びそ
の製造方法に係り、特に、蓄光特性に優れた蓄光性セラ
ミックス製品と、それを有利に製造する方法に関するも
のである。
【0002】
【背景技術】従来から、昼間の光や人工的な光の照射に
より励起され、そのような光の照射が停止された後、夜
間や暗がり等で発光する蓄光顔料の特性を利用して、歩
道等の夜間における視線誘導やトンネル等における視線
誘導、更には病院・公共施設等の避難誘導等を行なうこ
とが検討されてきており、既に、そのような蓄光顔料を
用いた蓄光塗料や蓄光プラスチック等が製品として市販
されるに至っている。しかしながら、そのような蓄光塗
料や蓄光プラスチックは、有機物系のバインダを用いた
り、有機樹脂中に蓄光顔料を分散せしめたものであると
ころから、耐候性、耐久性、耐摩耗性等に問題があり、
屋外や過酷な環境条件下では、使用に耐えられないもの
であった。
【0003】また、その改善策として、蓄光顔料とフリ
ット等とを組み合わせた無機系の蓄光材料も提案されて
はいるが、そこでは、蓄光顔料とフリット等との混合物
を加熱、溶融せしめて、均一組成の材料とするものであ
るために、その加熱、溶融物を再度粉砕して骨材として
利用するか、或いは釉薬としてセラミックス表面に溶着
させるような利用法しかなく、その用途に大きな制約が
あったのであり、そのために、そのような蓄光材料か
ら、適当な成形操作によって、所望の形状の蓄光性製品
を得ることは、全く望むべくもなかったのである。
【0004】しかも、そのような蓄光顔料とフリット等
との混合物を加熱、溶融して得られる蓄光材料にあって
は、その表面部位に存在する蓄光顔料は、照射光によっ
て励起されるが、材料内部の蓄光顔料には照射光が届か
ず、その励起が充分に行なわれ得ないところから、高い
発光性や残光性を確保するには、蓄光顔料の使用量を増
大せしめて、材料表面に蓄光顔料が多く分布するように
する必要があるのであるが、そのような蓄光顔料の使用
量の増大は、また、それが高価であるが故に、得られる
蓄光材料のコストアップの大きな要因となるものであっ
た。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、蓄光顔料の少ない使用量において、光による励
起効率の高い且つ残光輝度に優れた、耐候性、耐久性、
耐摩耗性の良好な蓄光性セラミックス製品を提供するこ
とにあり、また、他の課題とするところは、かかる優れ
た特性を有する蓄光性セラミックス製品を、所望の形状
に成形することの出来る、経済性に優れた製造手法を提
供することにある。
【0006】
【解決手段】そして、本発明は、そのような課題の解決
のために、透明なガラス粒子の表面に、該ガラス粒子よ
りも融点が低く且つ粒子径の小さな低融点ガラス粉末と
所定の蓄光顔料粉末とを、無機バインダを用いて不均一
に付着せしめて、それら粉末の付着部を該ガラス粒子の
表面に部分的に存在させてなる蓄光性ガラス材料から得
られた成形品の焼成体からなり、該ガラス粒子の表面に
部分的に存在する蓄光顔料が前記低融点ガラス粉末によ
って固着されて、製品表面及び内部に不均一に分布せし
められていると共に、更に該低融点ガラス粉末によっ
て、前記ガラス粒子が相互に固着せしめられて、一体的
な構造とされていることを特徴とする蓄光性セラミック
ス製品を、その要旨とするものである。
【0007】このように、本発明に従う蓄光性セラミッ
クス製品にあっては、基本的にガラスを材質とする焼成
体であって、その表面や内部に所定の蓄光顔料が不均一
に分布せしめられてなる構造を有するものであるところ
から、耐久性、耐候性、耐摩耗性に優れていることは勿
論、ガラスの光透過性がそれ程損なわれることがないこ
とによって、内部の蓄光顔料まで、光により充分に励起
されることとなるのであり、その結果、蓄光顔料の蓄光
性能は、効果的に発揮され得、単に、蓄光顔料が全体的
に均一に分散した場合や、製品の表面全面に付着した場
合に比較して、優れた発光輝度及び残光輝度を発揮する
こととなるのである。
【0008】なお、かかる本発明に従う蓄光性セラミッ
クス製品の好ましい態様の一つによれば、前記ガラス粒
子が透明な高融点の硅酸塩系ガラスからなる一方、前記
低融点ガラス粉末が透明な低融点の硅酸塩系ガラスから
構成されており、これによって、一体的な焼成体の形成
が容易ならしめられ得るのである。
【0009】また、本発明にあっては、上述の如き蓄光
性セラミックス製品を所望の形状において有利に得るた
めに、透明なガラス粒子の表面に、該ガラス粒子よりも
融点が低く且つ粒子径の小さな低融点ガラス粉末と所定
の蓄光顔料粉末とを、無機バインダを用いて不均一に付
着せしめて、それら粉末の付着部を該ガラス粒子の表面
に部分的に存在させた蓄光性ガラス材料を調製した後、
該蓄光性ガラス材料を所望の形状に成形し、次いで得ら
れた成形品を前記低融点ガラスの融点以上の温度で焼成
することを特徴とする蓄光性セラミックス製品の製造方
法をも、その要旨としている。
【0010】このような本発明に従う蓄光性セラミック
ス製品の製造方法によれば、溶融温度の高いガラス粒子
の表面に対して、無機バインダを用いて、蓄光顔料粉末
を、溶融温度の低いガラス粉末と共に、不均一に付着し
てなる蓄光性ガラス材料を調製し、それを成形すること
により、容易に目的とする形状の成形品が得られるので
あり、また、そのような溶融温度の高いガラス粒子に対
して、溶融温度の低いガラス粉末を組み合わせて、かか
る溶融温度の低いガラス粉末にて、蓄光顔料のガラス粒
子表面への固着を行なうと共に、ガラス粒子の相互の固
着を行なわしめることにより、焼成後においても、焼成
前の形状が良好に保持され得、そのために、様々な形態
の蓄光性セラミックス製品を得ることが出来るのであ
る。
【0011】さらに、本発明にあっては、透明なガラス
粒子の表面に、該ガラス粒子よりも融点が低く且つ粒子
径の小さな低融点ガラス粉末と所定の蓄光顔料粉末と
を、無機バインダを用いて不均一に付着せしめて、それ
ら粉末の付着部を該ガラス粒子の表面に部分的に存在さ
せた蓄光性ガラス材料を調製した後、該蓄光性ガラス材
料を所望の物品の表面に塗布し、次いで得られた塗布物
品を前記低融点ガラスの融点以上の温度で焼成すること
を特徴とする蓄光性セラミックス製品の製造方法をも、
その要旨とするものであり、これによって、所望の物品
の表面に、蓄光性ガラス材料からなる蓄光性表層部を、
所定厚さにおいて効果的に形成せしめ得るのであり、ま
た、その際、ガラス成分の粒子径や融点を調整すること
により、蓄光性ガラス材料を蓄光性セラミックス釉薬と
しても利用することが出来ることとなる。
【0012】ところで、かくの如き蓄光性セラミックス
製品のそれぞれの製造方法においては、一般に前記蓄光
顔料粉末の付着部位によって、前記ガラス粒子の表面が
60%以下の割合において被覆されているように、調整
されることとなる。このような被覆割合とすることによ
って、光による励起効率の高い蓄光性セラミックス製品
を、蓄光顔料の少ない使用量において、有利に製造する
ことが出来るのである。
【0013】また、そのような本発明に従う製造方法の
好ましい態様の一つによれば、前記蓄光性ガラス材料を
与える透明なガラス粒子として、0.3mm〜5mmの
平均粒子径を有しているものが好適に用いられ、更に、
前記ガラス粒子の100重量部に対して、それぞれ、前
記蓄光顔料粉末が1〜150重量部の割合において、ま
た前記低融点ガラス粉末が1〜300重量部の割合にお
いて、用いられることとなる。
【0014】さらに、本発明に従う蓄光性セラミックス
製品の製造方法において、ガラス粒子に対する2種の粉
末の部分的な付着を効果的に行なわしめる上において、
また一体的な構造の焼成体を有利に得る上において、前
記無機バインダとしては、水溶性硅酸塩を用いることが
望ましく、また、そのような水溶性硅酸塩は、水溶液の
形態において用いられることが、望ましいのである。
【0015】
【発明の実施の形態】かくの如き本発明において、目的
とする蓄光性セラミックス製品を与える蓄光性ガラス材
料を製造するための基本的な原料成分であるガラス粒子
は、比較的大きな粒子径を有する透明な粒子であって、
一般に、0.3mm〜5mmの平均粒子径のものが好適
に用いられることとなる。けだし、その平均粒子径が
0.3mmよりも小さくなると、後述する2種の粉末を
不均一に付着せしめることが困難となるからであり、一
方、余りにも大きな平均粒子径のものにあっては、成形
操作や焼成操作が困難となるからである。しかも、その
ようなガラス粒子は、一般に700〜1200℃程度の
高い溶融温度を有するものが用いられ、有利には、透明
度の高い、硅酸塩系ガラスの粒子が好適に用いられるこ
ととなるが、また、ガラス廃材を粉砕した材料も有利に
採用され得、それによって、廃棄物の処理と同時に、製
品コストの低下を有利に図り得ることとなる。
【0016】また、本発明において、蓄光性を付与する
蓄光顔料は、光の照射によって励起され、そのような光
が照射されているときに蛍光を発するだけでなく、光の
照射を停止した後にも、残光(リン光)を発するもので
あり、従来から公知の各種のもの、例えばアルミン酸ス
トロンチウム系、アルミン酸カルシウム系、アルミン酸
バリウム系等の蓄光性無機質蛍光体等が用いられること
となる。具体的には、そのような蓄光顔料は、よく知ら
れている如く、SrCO3 、Al2 3 、H3BO3
の原料に、賦活剤として、Eu2 3 等を加え、更に付
加賦活剤として、Dy2 3 等を配合せしめて、焼成す
ることにより、製造されるものであって、一般に、平均
粒子径が0.01〜0.04mm程度の微細粒状形態
(微粉末)において用いられることとなる。なお、かか
る蓄光顔料としては、通常、1400℃程度以上の溶融
温度を有するものが、市販品の中から適宜に選択され
て、有利に用いられ得るものであって、具体的には、ケ
ミテック株式会社製のピカリコCP−05、10、2
0、30等の製品が、好適に用いられることとなる。
【0017】さらに、本発明において、かかる蓄光顔料
の粉末と共に、透明なガラス粒子の表面に付着せしめら
れる低融点ガラス粉末は、その融点以上の温度で焼成さ
れることによって、かかる蓄光顔料のガラス粒子表面に
対する固着を行なうと共に、ガラス粒子を相互に固着せ
しめて、一体的な構造の蓄光性セラミックス製品を実現
するものであって、そのために、かかるガラス粒子より
も融点が低く、且つ粒子径の小さなものとされており、
具体的には、粒子径については、蓄光顔料と同程度の粒
子径のものが好適に用いられ、例えば0.01〜0.0
4mm程度の平均粒子径の微粉末が用いられる一方、溶
融温度については、500〜900℃程度の溶融点を有
する透明なガラス粉末、一般に透明度の高い硅酸塩系ガ
ラスからなる微粉末が、有利に用いられることとなる。
【0018】そして、上記の2種の粉末、即ち蓄光顔料
粉末と低融点ガラス粉末とは、付着対象のガラス粒子に
対する不均一な付着状態が実現され得るように、それら
の使用割合が適宜に選定されることとなるが、一般に、
ガラス粒子の100重量部に対して、それぞれ、蓄光顔
料粉末は1〜150重量部の割合において、また低融点
ガラス粉末は1〜300重量部の割合において、用いら
れることとなる。蓄光顔料粉末の使用量が少なくなり過
ぎると、蓄光特性が充分に発揮され得ず、また多過ぎる
場合にあっては、その使用量に見合う効果が期待出来な
いのみならず、高価な蓄光顔料の使用量の増加に伴って
コストアップを招来するようになるからである。また、
低融点ガラス粉末の使用量が少なくなり過ぎると、蓄光
顔料粉末の固着やガラス粒子の相互の固着を有効に行な
い難くなるのであり、一方、その使用量が多過ぎる場合
にあっては、ガラス粒子表面に対する不均一付着、更に
は焼成後の製品における蓄光顔料の不均一分布を実現し
難くなるという問題を惹起するからである。
【0019】さらに、本発明にあっては、上述の如き蓄
光顔料粉末と低融点ガラス粉末とを透明なガラス粒子の
表面に不均一に付着せしめて、それら粉末の付着部を、
ガラス粒子の表面に部分的に存在させるために、硅酸
塩、燐酸塩、硼酸塩等の適当な無機バインダが用いられ
ることとなるが、特に有利には、水溶性硅酸塩、具体的
には硅酸ソーダや硅酸カリ等の硅酸アルカリが、好適に
用いられ、また、そのような水溶性硅酸塩は、10〜7
0%程度の濃度の水溶液の形態において用いられること
となるのである。なお、かかる無機バインダの使用量
(固形分換算)は、一般に、透明なガラス粒子の100
重量部に対して、0.1〜30重量部程度であり、その
使用量が少なくなり過ぎると、ガラス粒子表面に対する
粉末の付着を有効に行ない難くなるのであり、また、そ
の使用量が多くなり過ぎた場合にあっては、ガラス粒子
の全面に亘って粉末が付着せしめられるようになって、
不均一な付着形態の実現が困難となる問題を内在する。
【0020】ところで、本発明に従って蓄光性セラミッ
クス製品を製造するに際しては、先ず、上述の如き無機
バインダを用いて、蓄光顔料粉末と低融点ガラス粉末の
付着部がガラス粒子の表面に部分的に存在せしめられて
なる蓄光性ガラス材料が調製されることとなるが、その
ような蓄光性ガラス材料を構成する粒状物の一つが、図
1に示されている。すなわち、そこでは、透明なガラス
粒子2の表面に、蓄光顔料粉末と低融点ガラス粉末を含
む粉末付着部4が、部分的に存在せしめられているので
あり、従って、そのような粒状物に光が照射された場合
において、その粉末付着部4に対する照射光によって、
粉末付着部4に存在する蓄光顔料は励起される一方、そ
のような粉末付着部4の存在しないガラス粒子2の表面
部位においては、ガラス粒子2の光透過性によって、そ
の内部を照射光が透過するようになっているのである。
【0021】なお、このような表面に粉末付着部4が部
分的に形成されてなるガラス粒子2において、その表面
の光透過特性は、粉末付着部4、特に蓄光顔料粉末の付
着部位による表面被覆割合に依存することとなり、本発
明にあっては、そのような蓄光顔料粉末付着部位による
ガラス粒子2表面の被覆割合は、本発明の目的を達成し
得るように適宜に決定されるようになるが、一般に、ガ
ラス粒子2の表面を60%以下の割合において付着蓄光
顔料粉末が被覆しているように構成することが推奨され
る。また、そのような粉末付着部位の被覆割合の下限と
しては、蓄光顔料等の使用割合にも影響されるところで
あるが、一般に、ガラス粒子2表面の5%以上とされ、
好ましくは20〜50%程度の被覆割合となるように、
粉末付着部4がガラス粒子2表面に形成されることとな
る。
【0022】また、かくの如く、蓄光顔料粉末を、低融
点ガラス粉末と共に、ガラス粒子2の表面に不均一に付
着せしめて、粉末付着部4をガラス粒子2表面に部分的
に形成するには、それら2種の粉末とガラス粒子2と
を、無機バインダの存在下において適宜に混合すれば足
りるが、本発明にあっては、それら2種の粉末とガラス
粒子2とを、常温下で均一に混合しつつ、漸次無機バイ
ンダを水溶液乃至はスラリーの形態において添加、配合
せしめる手法が好適に用いられることとなる。
【0023】そして、このようにして得られるガラス粒
子2の表面に、粉末付着部4が部分的に形成せしめられ
た蓄光性ガラス材料は、通常の成形操作に従って、例え
ば、プレス成形等の型を用いた成形手法によって、所望
の形状の成形品に成形されるのであるが、その際、ガラ
ス粒子2の表面に存在する無機バインダが、成形時のバ
インダとしての役割をも果たすこととなり、蓄光顔料粉
末や低融点ガラス粉末のみを混合して、成形を行なう場
合とは異なり、様々な形態に成形することが出来、更に
多孔性の成形体の成形も可能となり、以て透水性等の多
機能も付加した蓄光性セラミックス製品の製造も可能と
なるのである。
【0024】次いで、かくして得られた成形品は、必要
に応じて常温乾燥や加熱乾燥を行なった後、低融点ガラ
スの融点以上の温度で焼成することにより、ガラス粒子
2の表面に付着せしめた低融点ガラス粉末を溶融せし
め、以て焼成後も、焼成前の形状を保持させることによ
り、様々な形態の蓄光性セラミックス製品が実現され得
ることとなるのである。
【0025】尤も、本発明においては、上述の如く、ガ
ラス粒子2表面に粉末付着部4が部分的に形成されてな
る蓄光性ガラス材料を用いて、それから、所望の成形体
を成形する他に、そのような蓄光性ガラス材料を適当な
バインダや溶媒にてスラリーとして、所望の物品の表面
に塗布し、次いで、その得られた塗布物品を、上述の如
く焼成することにより、かかる物品の表面に蓄光性のガ
ラス層を形成せしめてなる蓄光性セラミックス製品も、
有利に製造され得るのである。
【0026】なお、上述の如き焼成操作において、焼成
のための加熱温度としては、低融点ガラス粉末を溶融せ
しめる必要があるところから、その融点以上の温度が採
用されることとなるが、一般に、500℃以上の温度に
おいて、焼成が行なわれ、また焼成温度の上限として
は、蓄光顔料の蓄光特性等に悪影響をもたらさない程度
に、適宜に決定されることとなるが、一般に、1100
℃程度の温度が上限とされることとなる。特に、この焼
成温度が、ガラス粒子2の溶融点よりも高くなると、蓄
光性ガラス材料は釉薬のように流動性を持つようになる
が、その場合にあっても、かかる蓄光性ガラス材料にお
ける蓄光顔料の部分的な存在は、同様に保持されるので
ある。
【0027】そして、このように焼成して得られる蓄光
性セラミックス製品にあっては、その焼成(焼結)構造
を拡大して、モデル的に示す図2からも明らかな如く、
ガラス粒子2の表面に部分的に存在せしめた粉末付着部
4に対応して、蓄光顔料偏在部6が、部分的に存在せし
められているのであり、しかもその蓄光顔料偏在部6に
おいては、蓄光顔料粉末が低融点ガラス粉末の溶融物に
よってガラス粒子2の表面に固着せしめられて、製品表
面及び内部に不均一に分布せしめられている一方、ガラ
ス粒子2同士は、そのような低融点ガラス粒子の溶融物
によって、相互に固着せしめられて、一体的な構造とさ
れているのである。なお、図2に示される構造にあって
は、また、ガラス粒子2間には、空間8が存在し、多孔
構造となっている。
【0028】従って、かくの如き本発明に従う蓄光性セ
ラミックス製品にあっては、蓄光顔料が製品表面や内部
に不均一に点在(偏在)していることにより、製品を構
成するガラス成分の光透過性が余り損なわれることな
く、照射された光が製品内部まで効果的に導き入れら
れ、以て内部の蓄光顔料まで充分に照射光にて励起され
ることとなるのであり、その結果、蓄光顔料の蓄光性能
は充分に発揮され、蓄光顔料を均一に分散せしめたもの
に比較して、優れた発光輝度及び残光輝度を発揮し得る
のである。
【0029】そして、このようにして得られた蓄光性セ
ラミックス製品は、その優れた蓄光特性を利用して、そ
れに与えられた形状において、各種の用途に有利に使用
され得るものであって、例えば、夜間や暗がりで発光す
ることにより、歩道等の夜間における視線誘導、トンネ
ル等における視線誘導、病院・公共施設等の避難誘導等
のためのタイル等として、有利に用いられ得るところで
ある。
【0030】
【実施例】以下に、本発明を更に具体的に明らかにする
ために、本発明の代表的な実施例を示すこととするが、
本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制
約をも受けるものでないことは、言うまでもないところ
である。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更
には上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱し
ない限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変
更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解さ
れるべきである。
【0031】先ず、それぞれ原料となる、透明なガラス
粒子として、硅酸塩ガラスである廃ガラスの粉砕物(平
均粒子径:0.8mm、融点:900℃)を準備し、ま
た蓄光顔料としては、市販品:ケミテック株式会社製ピ
カリコCP−05(平均粒子径:0.03mm)を準備
し、更に、低融点ガラス粉末として、平均粒子径:0.
02mm、融点:700℃の硅酸塩ガラス粉末を準備す
ると共に、無機バインダとしては、硅酸ナトリウムを用
い、その50%濃度の水溶液、所謂水ガラスを準備し
た。
【0032】そして、かかる4種の原料を下記表1に示
される配合処方において用い、そのうちのガラス粒子、
蓄光顔料粉末及び低融点ガラス粉末を配合して、ミキサ
ーにて混練、攪拌しつつ、無機バインダとしての水ガラ
スを供給することにより、図1に示される如き、蓄光顔
料粉末と低融点ガラス粉末がガラス粒子表面に部分的に
付着してなる蓄光性ガラス材料を調製した。また、比較
のために、蓄光顔料粉末と低融点ガラス粉末とを、下記
表1に示される配合処方において混練せしめてなる組成
物も、調製した。
【0033】
【表1】
【0034】次いで、かかる各種の蓄光性ガラス材料
(本発明例)を用いて、通常のプレス成形操作にて、そ
れぞれ100mm×100mm×10mm(厚さ)サイ
ズのタイル板の型抜きを行ない、常温乾燥した後、焼成
炉に投入し、加熱温度:850℃で1時間焼成した後、
自然冷却することにより、図2に示される如く、蓄光顔
料が不均一に分布せしめられてなる各種の蓄光性セラミ
ックス製品(タイル板)を得た。また、比較例の組成物
からは、そのままでは成形出来ず、目的とする板状体を
得ることが出来ないところから、ムライト磁器製型に該
組成物を充填せしめて、同様に焼成を行なって、比較の
ための板状の蓄光性セラミックス製品試料を作製した。
【0035】そして、かくして得られた各種の蓄光性セ
ラミックス製品(試料)について、それぞれ、次のよう
にして、残光輝度の測定を行なった。即ち、光源として
ハロゲンランプ(1000ルクス)を用い、照射時間:
4分にて、それぞれの蓄光性セラミックス製品に光照射
を行ない、そして、その照射を停止した直後、2分後、
及び30分後における試料輝度を、色彩色差計:ミノル
タCS−100(ミノルタ株式会社製)を用いて、試料
から45゜上方、1m離れた位置より測定することによ
って、残光輝度の測定を行なった。それぞれの蓄光性セ
ラミックス製品の残光輝度の測定結果を、下記表2に示
す。
【0036】
【表2】
【0037】かかる表2の結果から明らかなように、本
発明に従って得られた本発明例1〜4に係る各蓄光性セ
ラミックス製品にあっては、比較例のものに比べて、著
しく高い残光輝度を示しており、これにより、少ない蓄
光顔料の使用にて、発光性や残光性に優れた蓄光性セラ
ミックス製品となっていることを認めた。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、蓄光顔料の少ない使用量において、光による
励起効率の高い、且つ残光輝度に優れた、耐候性、耐久
性、耐摩耗性の良好な蓄光性セラミックス製品が提供さ
れ得たのであり、また、そのような蓄光性セラミックス
製品が、所望の形状において、経済的に有利に製造され
得ることとなったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓄光顔料粉末や低融点ガラス粉末が部分的に付
着せしめられたガラス粒子の顕微鏡観察の結果を示す説
明図である。
【図2】本発明に従って得られた蓄光性セラミックス製
品(焼成体)の構造を拡大してモデル的に示す説明図で
ある。
【符号の説明】
2 ガラス粒子 4 粉末付着部 6 蓄光顔料偏在部 8 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 健一 岐阜県多治見市市之倉町8丁目226番地 新東陶料株式会社内 (72)発明者 勝野 道雄 愛知県名古屋市中村区宿跡町1丁目58番地 株式会社タイルメント内 (72)発明者 佐藤 正行 岐阜県大垣市浅西1丁目4番地 株式会社 タイルメント技術開発センター内 (72)発明者 水野 賢太 岐阜県大垣市浅西1丁目4番地 株式会社 タイルメント技術開発センター内 Fターム(参考) 4G030 AA37 BA14 BA15 BA19 BA32 CA03 CA04 GA06 GA07 GA13 PA03 4H001 CA01 XA05 XA06 XA08 XA13 XA38 YA63 YA66

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なガラス粒子の表面に、該ガラス粒
    子よりも融点が低く且つ粒子径の小さな低融点ガラス粉
    末と所定の蓄光顔料粉末とを、無機バインダを用いて不
    均一に付着せしめて、それら粉末の付着部を該ガラス粒
    子の表面に部分的に存在させてなる蓄光性ガラス材料か
    ら得られた成形品の焼成体からなり、該ガラス粒子の表
    面に部分的に存在する蓄光顔料が前記低融点ガラス粉末
    によって固着されて、製品表面及び内部に不均一に分布
    せしめられていると共に、更に該低融点ガラス粉末によ
    って、前記ガラス粒子が相互に固着せしめられて、一体
    的な構造とされていることを特徴とする蓄光性セラミッ
    クス製品。
  2. 【請求項2】 前記ガラス粒子が透明な高融点の硅酸塩
    系ガラスからなる一方、前記低融点ガラス粉末が透明な
    低融点の硅酸塩系ガラスから構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の蓄光性セラミックス製品。
  3. 【請求項3】 透明なガラス粒子の表面に、該ガラス粒
    子よりも融点が低く且つ粒子径の小さな低融点ガラス粉
    末と所定の蓄光顔料粉末とを、無機バインダを用いて不
    均一に付着せしめて、それら粉末の付着部を該ガラス粒
    子の表面に部分的に存在させた蓄光性ガラス材料を調製
    した後、該蓄光性ガラス材料を所望の形状に成形し、次
    いで得られた成形品を前記低融点ガラスの融点以上の温
    度で焼成することを特徴とする蓄光性セラミックス製品
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 透明なガラス粒子の表面に、該ガラス粒
    子よりも融点が低く且つ粒子径の小さな低融点ガラス粉
    末と所定の蓄光顔料粉末とを、無機バインダを用いて不
    均一に付着せしめて、それら粉末の付着部を該ガラス粒
    子の表面に部分的に存在させた蓄光性ガラス材料を調製
    した後、該蓄光性ガラス材料を所望の物品の表面に塗布
    し、次いで得られた塗布物品を前記低融点ガラスの融点
    以上の温度で焼成することを特徴とする蓄光性セラミッ
    クス製品の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記蓄光顔料粉末の付着部が、前記ガラ
    ス粒子の表面を60%以下の割合において被覆している
    請求項3又は請求項4記載の蓄光性セラミックス製品の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ガラス粒子が、0.3mm〜5mm
    の平均粒子径を有している請求項3乃至請求項5の何れ
    かに記載の蓄光性セラミックス製品の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ガラス粒子の100重量部に対し
    て、それぞれ、前記蓄光顔料粉末が1〜150重量部の
    割合において、また前記低融点ガラス粉末が1〜300
    重量部の割合において、用いられる請求項3乃至請求項
    6の何れかに記載の蓄光性セラミックス製品の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記無機バインダが水溶性硅酸塩であ
    り、且つ該水溶性硅酸塩が水溶液の形態において用いら
    れる請求項3乃至請求項7の何れかに記載の蓄光性セラ
    ミックス製品の製造方法。
JP10249761A 1998-09-03 1998-09-03 蓄光性セラミックス製品及びその製造方法 Pending JP2000072533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10249761A JP2000072533A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 蓄光性セラミックス製品及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10249761A JP2000072533A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 蓄光性セラミックス製品及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000072533A true JP2000072533A (ja) 2000-03-07

Family

ID=17197847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10249761A Pending JP2000072533A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 蓄光性セラミックス製品及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000072533A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004096732A1 (en) * 2003-04-28 2004-11-11 Seoul Ceramics Co., Ltd. Luminous tile and preparing method thereof
JP2009096879A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Econet Engineering:Kk 蓄光性セラミックスの成形材料組成物、この組成物を用いた蓄光性セラミックス成形体、その製造方法及び蓄光性顔料の製造方法
JP2011084415A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Advance:Kk セラミックス工芸品用の成形材料
JP2012087029A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Yasuhiro Yamashita ガラスフリット、該ガラスフリットを用いた顔料入りガラス成形品及び顔料入りガラス層を有する陶磁器質製品
JP2014055106A (ja) * 2013-11-19 2014-03-27 Advance:Kk セラミックス工芸品用の成形材料
WO2020161174A3 (en) * 2019-02-06 2020-10-29 Osram Opto Semiconductors Gmbh Two component glass body for tape casting phosphor in glass led converters

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4996783A (ja) * 1973-01-17 1974-09-12
JPH09142882A (ja) * 1995-11-29 1997-06-03 Okuno Chem Ind Co Ltd 蓄光顔料を含有するセラミックカラー組成物及びこれを施したガラス製品
JPH10101371A (ja) * 1996-09-27 1998-04-21 Naigai Ceramics Kk 蓄光性蛍光特性を有する無機質人工セラミックス及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4996783A (ja) * 1973-01-17 1974-09-12
JPH09142882A (ja) * 1995-11-29 1997-06-03 Okuno Chem Ind Co Ltd 蓄光顔料を含有するセラミックカラー組成物及びこれを施したガラス製品
JPH10101371A (ja) * 1996-09-27 1998-04-21 Naigai Ceramics Kk 蓄光性蛍光特性を有する無機質人工セラミックス及びその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004096732A1 (en) * 2003-04-28 2004-11-11 Seoul Ceramics Co., Ltd. Luminous tile and preparing method thereof
US7297416B2 (en) 2003-04-28 2007-11-20 Seoul Ceramics Co., Ltd. Photoluminescent tile and method for fabricating the same
JP2009096879A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Econet Engineering:Kk 蓄光性セラミックスの成形材料組成物、この組成物を用いた蓄光性セラミックス成形体、その製造方法及び蓄光性顔料の製造方法
JP2011084415A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Advance:Kk セラミックス工芸品用の成形材料
JP2012087029A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Yasuhiro Yamashita ガラスフリット、該ガラスフリットを用いた顔料入りガラス成形品及び顔料入りガラス層を有する陶磁器質製品
JP2014055106A (ja) * 2013-11-19 2014-03-27 Advance:Kk セラミックス工芸品用の成形材料
WO2020161174A3 (en) * 2019-02-06 2020-10-29 Osram Opto Semiconductors Gmbh Two component glass body for tape casting phosphor in glass led converters
US10950760B2 (en) 2019-02-06 2021-03-16 Osram Opto Semiconductors Gmbh Two component glass body for tape casting phosphor in glass LED converters

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3856312B2 (ja) 希土元素により活性化されるアルカリ土類金属アルミン珪酸塩残光蛍光粉末
US11473011B2 (en) Coloured luminescent pigment, method for the production thereof and uses of same
JPH11256151A (ja) 蓄光性複合材とその製造方法
CN103835465B (zh) 一种长余辉荧光陶瓷砖
JP2000072533A (ja) 蓄光性セラミックス製品及びその製造方法
US20090166586A1 (en) Long After-Glow Photoluminescent Material
JP2012087029A (ja) ガラスフリット、該ガラスフリットを用いた顔料入りガラス成形品及び顔料入りガラス層を有する陶磁器質製品
Xiao et al. Influence of luminescent powder type and characteristic on the glow light performance of architectural glass mortar
CN101209930A (zh) 发光陶瓷及其制备方法
CN105906377B (zh) 一种利用宜君砂尾矿制备高硬度亚光瓷釉的方法
CN107001140A (zh) 特别适合用于安全标志的基于水硬性粘合剂的光致发光胶凝组合物
JP5358079B2 (ja) 蓄光性セラミックスの成形材料組成物、この組成物を用いた蓄光性セラミックス成形体及びその製造方法
JP3247299B2 (ja) 道路、建材乃至は船舶用蛍光性無機質人工骨材
US11725140B2 (en) Photoluminescent premixed compositions, related methods and uses
WO2004089840A1 (ja) 発光性ガラス物品およびその製造方法
KR20030064122A (ko) 형광 인조석 조성물 및 그 제조 방법
JP2000027114A (ja) 蓄光性コンクリートブロック部材及びその製造方法
JP3373731B2 (ja) 発光性骨材及び該発光性骨材の製造方法
KR101899309B1 (ko) 축광성을 함유한 재귀반사물질의 제조방법
JP2951902B2 (ja) 残光性上絵具及びその製造方法並びにそれを用いたセラミックス製品
JPH09278491A (ja) 有色樹脂被覆ガラス骨材とその製造法
EP0584067A1 (en) A photo-luminescent calcium silicate material, concrete and gravel material containing it and a method of producing a photo-luminescent calcium silicate material
KR102660103B1 (ko) 투수성을 가진 발광 보도블럭과 그 제조방법
JP7009712B2 (ja) ガラス被覆蛍光骨材およびその製造方法
KR20230155264A (ko) 축광유약 조성물 및 이의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081021