JP2000072157A - 合成樹脂製チャック付袋体 - Google Patents
合成樹脂製チャック付袋体Info
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- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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- B65D81/34—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電子レンジ等によりそのまま加熱処理するとき
簡単な操作手順で加熱処理及びその後の保存を可能にし
た合成樹脂製チャック付袋体を提供する。 【解決手段】開口部２に２対の合成樹脂製雌雄爪型チャ
ック３Ａ，３Ｂを平行して設けた袋体において、開口部
２側の一方のチャック３Ａは、袋体１と直接若しくは一
つのベース片４Ａを介してその長手方向に渡って連続接
着部５０により一体化されており、袋体１の収納部側の
他方のチャック３Ｂはもう一つのベース片４Ｂを介し
て、袋体１とこの収納部側のベース片４Ｂとの間に通気
可能な非接着部６を有して一体化した。
簡単な操作手順で加熱処理及びその後の保存を可能にし
た合成樹脂製チャック付袋体を提供する。 【解決手段】開口部２に２対の合成樹脂製雌雄爪型チャ
ック３Ａ，３Ｂを平行して設けた袋体において、開口部
２側の一方のチャック３Ａは、袋体１と直接若しくは一
つのベース片４Ａを介してその長手方向に渡って連続接
着部５０により一体化されており、袋体１の収納部側の
他方のチャック３Ｂはもう一つのベース片４Ｂを介し
て、袋体１とこの収納部側のベース片４Ｂとの間に通気
可能な非接着部６を有して一体化した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、袋体内外の通気性
を必要とする物品の包装、特に電子レンジ、オーブンあ
るいはボイルにより加熱調理を行う食品の包装に適した
合成樹脂製チャック付袋体に関するものである。
を必要とする物品の包装、特に電子レンジ、オーブンあ
るいはボイルにより加熱調理を行う食品の包装に適した
合成樹脂製チャック付袋体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、食品加工技術や包装技術の進歩に
より、あるいはコールドチェーンシステムの確立や家庭
における冷凍冷蔵庫の普及により、電子レンジ等により
加熱するだけで、すぐに食用に供することができるよう
な食品が種々開発され提供されている。また、家庭にお
いても時間や労力の節約のため、作り置きした料理を袋
にいれて凍結保存し、必要なときに加熱して食用に供す
るようなケースが一般化しつつある。
より、あるいはコールドチェーンシステムの確立や家庭
における冷凍冷蔵庫の普及により、電子レンジ等により
加熱するだけで、すぐに食用に供することができるよう
な食品が種々開発され提供されている。また、家庭にお
いても時間や労力の節約のため、作り置きした料理を袋
にいれて凍結保存し、必要なときに加熱して食用に供す
るようなケースが一般化しつつある。
【０００３】電子レンジを例にとると、良く知られてい
る例として、ボイル加熱では上手に出来上がるゆで玉子
が、電子レンジにかけると玉子が破裂する結果を招くこ
とになる。これは加熱もメカニズムの違いによるもの
で、電子レンジは高周波（極超短波）の照射によって、
食品に含まれている水分子等を振動させ、この水分子等
の振動によって生じる摩擦熱により食品を加熱するもの
であり、この高周波加熱に伴って食品から水蒸気が発生
する。従って、玉子のような殻で密封状態におかれたも
のは、水蒸気による膨脹によって最終的に破裂する。
る例として、ボイル加熱では上手に出来上がるゆで玉子
が、電子レンジにかけると玉子が破裂する結果を招くこ
とになる。これは加熱もメカニズムの違いによるもの
で、電子レンジは高周波（極超短波）の照射によって、
食品に含まれている水分子等を振動させ、この水分子等
の振動によって生じる摩擦熱により食品を加熱するもの
であり、この高周波加熱に伴って食品から水蒸気が発生
する。従って、玉子のような殻で密封状態におかれたも
のは、水蒸気による膨脹によって最終的に破裂する。
【０００４】これに関しては包装袋の場合も同様であ
り、食品の品質保持のために考慮された密封情況によ
り、そのまま加熱したのでは包装袋の破裂を招くことに
なる。従来例として、開封後の再加熱処理を容易かつ確
実に行うことができ、必要量以外を保存しておくのに便
利な袋として、特開平７−２７７３４８号のようなチャ
ック付袋が提供されている。
り、食品の品質保持のために考慮された密封情況によ
り、そのまま加熱したのでは包装袋の破裂を招くことに
なる。従来例として、開封後の再加熱処理を容易かつ確
実に行うことができ、必要量以外を保存しておくのに便
利な袋として、特開平７−２７７３４８号のようなチャ
ック付袋が提供されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平７−２７７
３４８号は袋体の開口部に上下２つのチャックを平行に
設け、この２つのチャック間の袋体フィルムに外気と連
通する開口穴を開けて、加熱時には上側のチャックを閉
じておき、下側のチャックを開いて袋体内の膨脹ガスを
前記開口穴より外気にリークさせ、保存には加熱終了前
後に下側のチャックを速やかに閉じて密封し加熱殺菌状
態を維持するようにしたものである。しかしながら、こ
の特開平７−２７７３４８号では、加熱するときには、
必ず上側のチャックを閉じ、下側のチャックを開き、加
熱終了前後には下側のチャックを閉じるという面倒な操
作が必要である。
３４８号は袋体の開口部に上下２つのチャックを平行に
設け、この２つのチャック間の袋体フィルムに外気と連
通する開口穴を開けて、加熱時には上側のチャックを閉
じておき、下側のチャックを開いて袋体内の膨脹ガスを
前記開口穴より外気にリークさせ、保存には加熱終了前
後に下側のチャックを速やかに閉じて密封し加熱殺菌状
態を維持するようにしたものである。しかしながら、こ
の特開平７−２７７３４８号では、加熱するときには、
必ず上側のチャックを閉じ、下側のチャックを開き、加
熱終了前後には下側のチャックを閉じるという面倒な操
作が必要である。
【０００６】本発明の目的は、電子レンジ等によりその
まま加熱処理するとき簡単な操作手順で加熱処理及びそ
の後の保存を可能にした合成樹脂製チャック付袋体を提
供することである。
まま加熱処理するとき簡単な操作手順で加熱処理及びそ
の後の保存を可能にした合成樹脂製チャック付袋体を提
供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、開口部に２対の合成樹脂製雌雄爪型チャック
を平行して設けた袋体において、前記開口部側の一方の
チャックは、袋体と直接若しくは一つのベース片を介し
てその長手方向に渡って連続的に一体化されており、袋
体収納部側の他方のチャックはもう一つのベース片を介
して、袋体とこの収納部側のベース片との間に通気可能
な非接着部を有して一体化されていることを特徴とする
ものである。
本発明は、開口部に２対の合成樹脂製雌雄爪型チャック
を平行して設けた袋体において、前記開口部側の一方の
チャックは、袋体と直接若しくは一つのベース片を介し
てその長手方向に渡って連続的に一体化されており、袋
体収納部側の他方のチャックはもう一つのベース片を介
して、袋体とこの収納部側のベース片との間に通気可能
な非接着部を有して一体化されていることを特徴とする
ものである。
【０００８】また、開口部に２対の合成樹脂製雌雄爪型
チャックを平行して設けた袋体において、前記２対のチ
ャックは、一つの広幅のベース片を介して袋体と一体化
されており、前記２対のチャック間の広幅のベース片に
通気口を設け、この通気口を挾んで開口部側の広幅のベ
ース片部分は袋体とその長手方向に渡って連続状に一体
化されており、袋体収納部側の広幅のベース片部分は非
接着若しくは袋体とこのベース片部分との間に前記通気
口への通気を可能とする非接着部を有して一体化されて
いることを特徴とするものである。
チャックを平行して設けた袋体において、前記２対のチ
ャックは、一つの広幅のベース片を介して袋体と一体化
されており、前記２対のチャック間の広幅のベース片に
通気口を設け、この通気口を挾んで開口部側の広幅のベ
ース片部分は袋体とその長手方向に渡って連続状に一体
化されており、袋体収納部側の広幅のベース片部分は非
接着若しくは袋体とこのベース片部分との間に前記通気
口への通気を可能とする非接着部を有して一体化されて
いることを特徴とするものである。
【０００９】さらに、前記非接着部を袋体の内圧によっ
て剥離するイージピール性の弱接着部としたことを特徴
とするものである。
て剥離するイージピール性の弱接着部としたことを特徴
とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図１及び図２において、１は合成樹
脂フィルムよりなる袋体であり、その開口部２には２対
の合成樹脂製雌雄爪型の再開閉可能なチャック３Ａ，３
Ｂが平行して設けられている。
基づいて説明する。図１及び図２において、１は合成樹
脂フィルムよりなる袋体であり、その開口部２には２対
の合成樹脂製雌雄爪型の再開閉可能なチャック３Ａ，３
Ｂが平行して設けられている。
【００１１】前記一方のチャック３Ａは袋体１の開口部
２側であり、他方のチャック３Ｂは袋体１の収納部側で
ある。これらチャック３Ａ，３Ｂは図２で示すように、
咬合する雌爪３ａと雄爪３ｂとからなり、これらチャッ
ク３Ａ，３Ｂの各雌爪３ａと雄爪３ｂのそれぞれの基部
には各ベース片４Ａ，４Ｂ（若しくはテープ状片）が形
成され、このベース片４Ａ，４Ｂを介して開口部２の袋
体フィルム１ａ（図３を参照）の内側面に取り付けられ
ている。尚、雌爪３ａと雄爪３ｂの形状や配列は図示に
限定されるものではない。
２側であり、他方のチャック３Ｂは袋体１の収納部側で
ある。これらチャック３Ａ，３Ｂは図２で示すように、
咬合する雌爪３ａと雄爪３ｂとからなり、これらチャッ
ク３Ａ，３Ｂの各雌爪３ａと雄爪３ｂのそれぞれの基部
には各ベース片４Ａ，４Ｂ（若しくはテープ状片）が形
成され、このベース片４Ａ，４Ｂを介して開口部２の袋
体フィルム１ａ（図３を参照）の内側面に取り付けられ
ている。尚、雌爪３ａと雄爪３ｂの形状や配列は図示に
限定されるものではない。
【００１２】前記ベース片４Ａ，４Ｂの取り付けは図１
及び図３で示すように、袋体１の開口部２側である一方
のチャック３Ａのベース片４Ａは、チャック３Ａを挾ん
でその長手方向に渡る連続接着部５０にて一体化されて
おり、また、袋体１の収納部側である他方のチャック３
Ｂのベース片４Ｂは、前記一方のチャック３Ａのベース
片４Ａとの間に少しく間隔をおいて、チャック３Ｂを挾
んで接着部５及び非接着部６によって一体化している。
尚、この非接着部６を袋体の内圧によって剥離するイー
ジピール性の弱接着部としても良い。
及び図３で示すように、袋体１の開口部２側である一方
のチャック３Ａのベース片４Ａは、チャック３Ａを挾ん
でその長手方向に渡る連続接着部５０にて一体化されて
おり、また、袋体１の収納部側である他方のチャック３
Ｂのベース片４Ｂは、前記一方のチャック３Ａのベース
片４Ａとの間に少しく間隔をおいて、チャック３Ｂを挾
んで接着部５及び非接着部６によって一体化している。
尚、この非接着部６を袋体の内圧によって剥離するイー
ジピール性の弱接着部としても良い。
【００１３】図５は前記図３の設計変形例であり、前記
非接着部６を袋体の内圧によって剥離するイージピール
性の弱接着部６ａとし、この弱接着部６ａの部位に常時
開通している小通気路７を形成して所要の通気が保たれ
るようにした構造である。
非接着部６を袋体の内圧によって剥離するイージピール
性の弱接着部６ａとし、この弱接着部６ａの部位に常時
開通している小通気路７を形成して所要の通気が保たれ
るようにした構造である。
【００１４】図７も前記図３の設計変形例である。図３
でチャック３Ａ，３Ｂはそれぞれ各ベース片４Ａ，４Ｂ
を介して袋体１に一体化したものであるが、図７では１
つの広幅のベース片４Ｃを介して袋体１に一体化したも
のである。そして、この広幅のベース片４Ｃのチャック
３Ａ，３Ｂ間にはスリット状の通気路８を形成してい
る。
でチャック３Ａ，３Ｂはそれぞれ各ベース片４Ａ，４Ｂ
を介して袋体１に一体化したものであるが、図７では１
つの広幅のベース片４Ｃを介して袋体１に一体化したも
のである。そして、この広幅のベース片４Ｃのチャック
３Ａ，３Ｂ間にはスリット状の通気路８を形成してい
る。
【００１５】この場合も通気口８を挾んで袋体１の開口
部２側である一方のチャック３Ａ側の広幅のベース片４
Ｃ部分は、チャック３Ａを挾んでその長手方向に渡る連
続接着部５０にて一体化されており、また、通気口８を
挾んで袋体１の収納部側である他方のチャック３Ｂ側の
広幅のベース片４Ｃ部分は、非接着の開放状態であるか
若しくはチャック３Ｂを挾んで接着部５及び非接着部６
によって一体化している。
部２側である一方のチャック３Ａ側の広幅のベース片４
Ｃ部分は、チャック３Ａを挾んでその長手方向に渡る連
続接着部５０にて一体化されており、また、通気口８を
挾んで袋体１の収納部側である他方のチャック３Ｂ側の
広幅のベース片４Ｃ部分は、非接着の開放状態であるか
若しくはチャック３Ｂを挾んで接着部５及び非接着部６
によって一体化している。
【００１６】従って、他方のチャック３Ｂ側の広幅のベ
ース片４Ｃ部分が、非接着の開放状態であることによ
り、若しくは前記非接着部６を有して一体化されている
ことにより、前記通気口８への通気を可能とするもので
ある。尚、この図７の非接着部６を袋体の内圧によって
剥離するイージピール性の弱接着部としても良いし、図
５のように弱接着部６ａの部位に常時開通している小通
気路７を形成して所要の通気が保たれるようにしても良
い。また、通気口８をスリット状に変えて丸穴や角穴と
しても良い。
ース片４Ｃ部分が、非接着の開放状態であることによ
り、若しくは前記非接着部６を有して一体化されている
ことにより、前記通気口８への通気を可能とするもので
ある。尚、この図７の非接着部６を袋体の内圧によって
剥離するイージピール性の弱接着部としても良いし、図
５のように弱接着部６ａの部位に常時開通している小通
気路７を形成して所要の通気が保たれるようにしても良
い。また、通気口８をスリット状に変えて丸穴や角穴と
しても良い。
【００１７】さらに、図１２で示すように、袋体１の開
口部２側のチャック３Ａはベース片を形成していないチ
ャックの基部を直接袋体１に、その長手方向に渡って連
続的に一体化しても良い。
口部２側のチャック３Ａはベース片を形成していないチ
ャックの基部を直接袋体１に、その長手方向に渡って連
続的に一体化しても良い。
【００１８】上記図３で示す構造では、通常は２対のチ
ャック３Ａ，３Ｂは閉じられて密封しているが、電子レ
ンジ等によって加熱するときは、図１０で示すように、
袋体１の収納部側のチャック３Ｂは閉じたままとし、袋
体１の開口部２側のチャック３Ａのみを開ける。これに
より、加熱によって袋体１内の水蒸気等の圧力が高まる
と図４で示すように、非接着部６からリークされ、この
リークされた水蒸気等の圧力は開かれている袋体１の開
口部２側のチャック３Ａを通過して袋体１の開口部２よ
り外気に放出され袋体１の破裂を防止する。
ャック３Ａ，３Ｂは閉じられて密封しているが、電子レ
ンジ等によって加熱するときは、図１０で示すように、
袋体１の収納部側のチャック３Ｂは閉じたままとし、袋
体１の開口部２側のチャック３Ａのみを開ける。これに
より、加熱によって袋体１内の水蒸気等の圧力が高まる
と図４で示すように、非接着部６からリークされ、この
リークされた水蒸気等の圧力は開かれている袋体１の開
口部２側のチャック３Ａを通過して袋体１の開口部２よ
り外気に放出され袋体１の破裂を防止する。
【００１９】上記図７で示す構造でも、通常は２対のチ
ャック３Ａ，３Ｂは閉じられて密封しているが、電子レ
ンジ等によって加熱するときは、図１１で示すように、
袋体１の収納部側のチャック３Ｂは閉じたままとし、袋
体１の開口部２側のチャック３Ａのみを開ける。これに
より、前記同様に加熱によって袋体１内の水蒸気等の圧
力が高まると図７で示すように、非接着部６から通気口
８にリークされ、前記通気口８にリークされた水蒸気等
の圧力は開かれている袋体１の開口部２側のチャック３
Ａを通過して袋体１の開口部２より外気に放出され袋体
１の破裂を防止する。
ャック３Ａ，３Ｂは閉じられて密封しているが、電子レ
ンジ等によって加熱するときは、図１１で示すように、
袋体１の収納部側のチャック３Ｂは閉じたままとし、袋
体１の開口部２側のチャック３Ａのみを開ける。これに
より、前記同様に加熱によって袋体１内の水蒸気等の圧
力が高まると図７で示すように、非接着部６から通気口
８にリークされ、前記通気口８にリークされた水蒸気等
の圧力は開かれている袋体１の開口部２側のチャック３
Ａを通過して袋体１の開口部２より外気に放出され袋体
１の破裂を防止する。
【００２０】上記図３及び図７の何れにおいても、非接
着部６をイージピール性の弱接着部とした場合では、加
熱によって袋体１内の水蒸気等の圧力が高まると圧力を
受圧して弱接着部が剥離し、通気を可能とする。
着部６をイージピール性の弱接着部とした場合では、加
熱によって袋体１内の水蒸気等の圧力が高まると圧力を
受圧して弱接着部が剥離し、通気を可能とする。
【００２１】尚、図示省略しているが、図７において他
方のチャック３Ｂ側の広幅のベース片４Ｃ部分を非接着
の開放状態とする場合においても、この広幅のベース片
４Ｃ部分を部分的あるいは長手方向に渡る連続状のイー
ジピール性の弱接着部としても良い。この場合、袋体の
内圧が高まることによって前記イージピール性の弱接着
部が剥離して、他方のチャック３Ｂ側の広幅のベース片
４Ｃ部分は非接着の開放状態となり、通気口８からの通
気を円滑にする。
方のチャック３Ｂ側の広幅のベース片４Ｃ部分を非接着
の開放状態とする場合においても、この広幅のベース片
４Ｃ部分を部分的あるいは長手方向に渡る連続状のイー
ジピール性の弱接着部としても良い。この場合、袋体の
内圧が高まることによって前記イージピール性の弱接着
部が剥離して、他方のチャック３Ｂ側の広幅のベース片
４Ｃ部分は非接着の開放状態となり、通気口８からの通
気を円滑にする。
【００２２】上記図５で示す構造では、通常は２対のチ
ャック３Ａ，３Ｂは閉じられて密封しているが、通気を
必要とする包装物では、袋体１の開口部２側のチャック
３Ａのみを開けておくことにより袋体１内は小通気路７
により外気と連通して呼吸を可能にしている。また、電
子レンジ等によって加熱するときは、袋体１の収納部側
のチャック３Ｂは閉じたままとし、袋体１の開口部２側
のチャック３Ａのみを開ける。これにより、加熱によっ
て袋体１内の水蒸気等の圧力が弱接着部６ａを剥離する
圧力に上昇するまでは弱接着状態を維持して小通気路７
より小さな流量で水蒸気等の圧力をリークし、袋体１の
開口部２より放出しているが、弱接着部６ａを剥離する
圧力に上昇すると図６で示すように、弱接着部６が剥離
し、大きな流量で袋体１内の圧力をリークし、袋体１の
開口部２より放出して破裂を防止する。
ャック３Ａ，３Ｂは閉じられて密封しているが、通気を
必要とする包装物では、袋体１の開口部２側のチャック
３Ａのみを開けておくことにより袋体１内は小通気路７
により外気と連通して呼吸を可能にしている。また、電
子レンジ等によって加熱するときは、袋体１の収納部側
のチャック３Ｂは閉じたままとし、袋体１の開口部２側
のチャック３Ａのみを開ける。これにより、加熱によっ
て袋体１内の水蒸気等の圧力が弱接着部６ａを剥離する
圧力に上昇するまでは弱接着状態を維持して小通気路７
より小さな流量で水蒸気等の圧力をリークし、袋体１の
開口部２より放出しているが、弱接着部６ａを剥離する
圧力に上昇すると図６で示すように、弱接着部６が剥離
し、大きな流量で袋体１内の圧力をリークし、袋体１の
開口部２より放出して破裂を防止する。
【００２３】この図５で示す構造は、袋体１内の水蒸気
等の圧力が弱接着部６を剥離する圧力に上昇するまでは
弱接着部６は接着状態を維持しているため、包装物の蒸
らし効果を有し、かつ包装物の水分を徒に放出して食品
の味の変化や乾きで硬くなったりするのを防止すること
ができる。
等の圧力が弱接着部６を剥離する圧力に上昇するまでは
弱接着部６は接着状態を維持しているため、包装物の蒸
らし効果を有し、かつ包装物の水分を徒に放出して食品
の味の変化や乾きで硬くなったりするのを防止すること
ができる。
【００２４】上記何れの構造においても、加熱時には袋
体１の開口部２側の一方のチャック３Ａのみを開くだけ
の簡単な操作で加熱処理をすることができ、また、内容
物の一部を取り出した後の残っている内容物の保存に当
たっては上側のチャック３Ａを閉めるだけで密封してお
くことができるものである。
体１の開口部２側の一方のチャック３Ａのみを開くだけ
の簡単な操作で加熱処理をすることができ、また、内容
物の一部を取り出した後の残っている内容物の保存に当
たっては上側のチャック３Ａを閉めるだけで密封してお
くことができるものである。
【００２５】上記の実施形態では上部に開口部２を有す
る袋体１で説明しているが、袋体１の胴部にチャック付
の開口部を有する横置きとなる袋体においても本発明は
適用することができるものであり、上部に開口部２を有
する袋体１に限定されるものではない。
る袋体１で説明しているが、袋体１の胴部にチャック付
の開口部を有する横置きとなる袋体においても本発明は
適用することができるものであり、上部に開口部２を有
する袋体１に限定されるものではない。
【００２６】また、接着部５及び非接着部６あるいは弱
接着部６ａは長さと幅を、小通気路７は大きさを、包装
物に応じて最適な条件で設定することにより、加熱調理
のための適度の蒸気放出と蒸らしが得られ、袋体１の破
裂が防止される。尚、接着部５及び非接着部６あるいは
弱接着部６ａの形態は、この明細書及び図面で示した内
容に限定されるものではなく、適宜設計変更を試みるこ
とは本発明のカテゴリーに属する。また、長さと幅、間
隔、位置関係の変更だけでなく、接着部５をスポット状
の接着部とするような場合も同様である。さらに弱接着
部に関しては、内圧によって接着部が損傷を受ける前に
剥離開口する接着部と定義づけられるものである。
接着部６ａは長さと幅を、小通気路７は大きさを、包装
物に応じて最適な条件で設定することにより、加熱調理
のための適度の蒸気放出と蒸らしが得られ、袋体１の破
裂が防止される。尚、接着部５及び非接着部６あるいは
弱接着部６ａの形態は、この明細書及び図面で示した内
容に限定されるものではなく、適宜設計変更を試みるこ
とは本発明のカテゴリーに属する。また、長さと幅、間
隔、位置関係の変更だけでなく、接着部５をスポット状
の接着部とするような場合も同様である。さらに弱接着
部に関しては、内圧によって接着部が損傷を受ける前に
剥離開口する接着部と定義づけられるものである。
【００２７】
【発明の効果】以上のように本発明によると、加熱時に
おいて平行する２対のチャックのうち袋体開口部側の一
方のチャックのみを開き、加熱終了後の保存の場合は前
記開いた一方のチャックを閉じるだけの操作であるた
め、簡単な操作手順で加熱処理及びその後の保存を可能
にする。また、袋体開口部側のチャックを開閉操作する
ものであるから、従来の袋体収納側のチャックを開閉す
るものに比べて容易かつ確実に開閉することができる利
点を有している。
おいて平行する２対のチャックのうち袋体開口部側の一
方のチャックのみを開き、加熱終了後の保存の場合は前
記開いた一方のチャックを閉じるだけの操作であるた
め、簡単な操作手順で加熱処理及びその後の保存を可能
にする。また、袋体開口部側のチャックを開閉操作する
ものであるから、従来の袋体収納側のチャックを開閉す
るものに比べて容易かつ確実に開閉することができる利
点を有している。
【図１】本発明の袋体の正面図
【図２】図１Ａ−Ａ線断面図
【図３】本発明の要部斜視図
【図４】本発明の通気状態の要部斜視図
【図５】本発明の設計変更例の要部斜視図
【図６】本発明の設計変更例の通気状態の要部斜視図
【図７】本発明の設計変更例の要部斜視図
【図８】図７のＢ−Ｂ線断面図
【図９】図７のＣ−Ｃ線断面図
【図１０】図３及び図５の構造の袋体の加熱時の開口部
断面図
断面図
【図１１】図７の構造の袋体の加熱時の開口部断面図
【図１２】一方のチャックが袋体と直接一体化されてい
る場合の断面図
る場合の断面図
１ 袋体 ２ 開口部 ３ チャック ４ ベース片（若しくはテープ状片） ５ 接着部 ６ 非接着部 ６ａ 弱接着部 ７ 小通気路 ８ 通気口 ５０ 連続接着部
Claims (3)
- 【請求項１】 開口部に２対の合成樹脂製雌雄爪型チャ
ックを平行して設けた袋体において、前記開口部側の一
方のチャックは、袋体と直接若しくは一つのベース片を
介してその長手方向に渡って連続的に一体化されてお
り、袋体収納部側の他方のチャックはもう一つのベース
片を介して、袋体とこの収納部側のベース片との間に通
気可能な非接着部を有して一体化されていることを特徴
とする合成樹脂製チャック付袋体。 - 【請求項２】 開口部に２対の合成樹脂製雌雄爪型チャ
ックを平行して設けた袋体において、前記２対のチャッ
クは、一つの広幅のベース片を介して袋体と一体化され
ており、前記２対のチャック間の広幅のベース片に通気
口を設け、この通気口を挾んで開口部側の広幅のベース
片部分は袋体とその長手方向に渡って連続状に一体化さ
れており、袋体収納部側の広幅のベース片部分は非接着
若しくは袋体とこのベース片部分との間に前記通気口へ
の通気を可能とする非接着部を有して一体化されている
ことを特徴とするに合成樹脂製チャック付袋体。 - 【請求項３】 前記非接着部を袋体の内圧によって剥離
するイージピール性の弱接着部としたことを特徴とする
請求項１乃至２に記載の合成樹脂製チャック付袋体。
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