JP3035484B2 - 加熱処理用包装体および加熱処理用包装体の逃圧方法 - Google Patents
加熱処理用包装体および加熱処理用包装体の逃圧方法Info
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Description
体において、食品等の内容物を包装のまま、電子レンジ
により加熱調理できると共に、内部の加熱上昇圧による
包装体の破裂を防止することができる加熱処理用包装体
および加熱処理用包装体の逃圧方法に関する。
食品を、耐熱性のプラスチック包装袋に充填して、食す
る直前に、電子レンジにより加熱調理する包装食品が多
く市場提供されている。
り加熱すると、袋の内部の水蒸気や内部空気の熱膨張に
よって内圧が上昇し、ついには、この膨張圧により袋が
破裂して内容物が飛散し、かつ、電子レンジ内を汚染し
てしまう欠点があった。
じめ、袋に小孔を開けて、前記した内部圧力の上昇を抑
え、袋の破裂を防止していた。
れて発生した水蒸気は、直ちに袋外へ放出されて、水蒸
気による加熱蒸し調理効果が低減すると共に、袋内部の
食品の乾燥が進行して、食味の劣化を来す。
かつ、袋の適所に設けたノッチからの引裂の際に、その
使い勝手から該袋の長手方向に開口されるような合掌袋
とした包装体として、図9および図10に示すようなも
のが提供されている。
き、その箇所が剥離して圧力を逃すイージーオープンフ
ィルムによりヒートシールされた合掌部50は、袋51
の巾方向(単寸方向)の中央部に設けられている。
調理したときは、その内部圧力の上昇による膨張により
フィルムが緊張され、図10に示すように、ヒートシー
ルされた合掌部50が折れ畳まれた折り癖とおりに、こ
の合掌部50の片が袋51に密着して、その剥離角度が
0となり、内部圧力が上昇してもシール部の剥離作用を
与えることができず、この合掌部50からの蒸気抜け、
すなわち、同図において矢印pに示す逃圧が阻害され
て、結局、袋強度の限界点まで上昇した内圧力により、
該袋51は破裂してしまう大きな問題点があった。
点を解決するためになされたもので、プラスチックフィ
ルムにより合掌状に形成される包装体にあって、その合
掌部である易開封性の第一接合部を包装体の一方側部へ
片寄せて成形することにより、食品等の内容物を包装の
まま、電子レンジにより加熱調理できると共に、内部の
加熱上昇圧による膨張した水蒸気等を円滑に抜いて、包
装体の破裂を防止することができる加熱処理用包装体お
よび加熱処理用包装体の逃圧方法を提供する目的にあ
る。
ための本発明の手段は、プラスチックフィルムによりそ
の同一面側を互いに当接させて、所定巾のヒートシール
により合掌状に接合する第一接合部を設けて、その内部
に加熱処理用の内容物を密封包装させる加熱処理用包装
体にあって、前記第一接合部は、内容物の加熱処理時に
あって、前記包装体の上面側に位置し、かつ、該包装体
の一方端部より中心側へ向かって一方の側部へ片寄せて
設けて、加熱による前記包装体の内部圧力が上昇したと
き、その逃圧を行う易開封性シールである加熱処理用包
装体の構成にある。
力が1200g/15mm以下である加熱処理用包装体
の構成にある。
両端辺を該一側面を互いに当接させ、所定巾のヒートシ
ールによる第一接合部を設けて、前記フィルムを筒状と
し、該筒状の下部をヒートシールによる第二接合部を設
けて合掌状の袋体を形成した後、その内部に内容物を充
填して、前記筒状の上部をヒートシールによる第三接合
部を形成して密封包装させた加熱処理用包装体にあっ
て、前記第一接合部は、内容物の加熱処理時にあって、
前記包装体の上面側に位置し、かつ、該包装体の一方端
部より中心側へ向かって一方の側部へ片寄せて設けて、
加熱による前記包装体の内部圧力が上昇したとき、その
逃圧を行う易開封性シールであり、この易開封性シール
は、90℃熱時の剥離力が1200g/15mm以下で
ある加熱処理用包装体の構成にある。
両端辺を該一側面を互いに当接させ、所定巾のヒートシ
ールによる第一接合部を設けて、前記フィルムを筒状と
し、該筒状の開口部にヒートシールによる第二接合部を
設けて合掌状の袋体を形成させ、前記第一接合部を片寄
せた側部の他側縁部に切開による開口を形成して、この
開口から袋体の内部に内容物を充填して、前記開口をヒ
ートシールによる第三接合部を形成し、密封包装させた
加熱処理用包装体にあって、前記第一接合部は、内容物
の加熱処理時にあって、前記包装体の上面側に位置し、
かつ、該包装体の一方端部より中心側へ向かって一方の
側部へ片寄せて設けて、加熱による前記包装体の内部圧
力が上昇したとき、その逃圧を行う易開封性シールであ
り、この易開封性シールは、90℃熱時の剥離力が12
00g/15mm以下である加熱処理用包装体の構成に
ある。
収容して該内容物を加熱処理させ、その内部の空気膨張
や水蒸気の発生等による包装体を膨張により、前記第一
接合部側の表面において、該第一接合部を挟んでその短
片側を略起立させて、この短片面と合掌された第一接合
部の一側面との当接または近接を回避させ、前記加熱の
膨張圧による易開封を生じさせて、第一接合部における
適所の逃圧部からの逃圧を促進させた加熱処理用包装体
の逃圧方法にある。
膨張時に、包装体における略膨張頂上部に位置するよう
に設ける。
作用を奏する。
合掌となる第一接合部が易開封性を有しており、包装体
においてその一方の側部へ片寄せされた状態で成形され
ている。
後、上部をヒートシールにより密封包装すると、保存や
管理に適した加熱処理用包装体が形成される。
収容して所定温度と時間により加熱を与えるもので、こ
の加熱に伴って水蒸気の発生や内空気の熱膨張により内
部圧力が上昇すると、第一接合部に設けた逃圧部が剥離
して内部気体を排出することで圧力低下する。
一側に偏らせて取り付けられているので、該包装体が膨
張したとき、第一接合部を挟んで短片側が膨張による張
力によって略起立状態とされると共に、反対側の長片側
の包装体フィルムの張力により、第一接合部が包装体の
上面に対して起き上がり、第一接合部の一側面と包装体
面との当接あるいは近接が回避される。
置しているため、この相通孔からの内容物の漏れ出しを
生じない。
は、易開封性を有する第一接合部の適所において作用
し、剥離させるので内部圧力を逃す。
は、例えば、加熱膨張時に、包装体における略膨張頂上
部に位置するように設けると、逃圧しやすい。
よび加熱処理用包装体の逃圧方法の実施の一例を図面に
基づいて説明する。
で、その内部に所定の加熱を与えることで使用する物品
を収容して、適宜その使用時に電子レンジ等の加熱手段
により加熱処理し、その一部を引き裂いて内容物を取り
出すためのものである。
(a)に示すように、プラスチックフィルム1により、
その両端辺1a,1bを該一側面(図においては上面の
同一面)を互いに当接させ、所定巾のヒートシールによ
る第一接合部2を設けて、そのフィルム1を筒状とし、
この第一接合部2を一方の側部へ片寄せた状態で、図1
(b)に示すように、該筒状の下部をヒートシールによ
る第二接合部3を設けて合掌状の袋体4を形成した後、
その内部に内容物5を充填して、前記筒状の上部をヒー
トシールによる第三接合部6を形成して密封包装させる
ことで包装体Aが得られる。
すように、プラスチックフィルム1により、その両端辺
1a,1bを該一側面(図においては上面の同一面)を
互いに当接させ、所定巾のヒートシールによる第一接合
部2を設けて、前記フィルム1を筒状とし、この第一接
合部2を一方の側部へ片寄せた状態で、該筒状の両側に
おける開口部1e,1fにヒートシールによる第二接合
部3,3を設けて合掌状の袋体4を形成させ、第一接合
部1を片寄せた側部の他側縁部1gに切開による開口1
hを形成して、この開口1hから袋体の内部に内容物5
を充填し、該開口1jをヒートシールによる第三接合部
6を形成して密封包装させることで包装体Aが得られ
る。
ないが、あらかじめ二枚のプラスチックフィルムを重ね
合わせて、第一接合部を一側に偏らせた合掌状にヒート
シールにより形成し、その両側辺を更に、それぞれヒー
トシールによる第二接合部を形成して、残り一方の開口
より内容物を充填した後、この開口をヒートシールによ
り第三接合部を設けて内部を密封包装する加熱処理用包
装体を形成することもできる。
は、電子レンジの加熱に対する耐熱性を有するプラスチ
ック素材を用いるもので、例えば、ポリプロピレンやポ
リアミド,ポリエステル,エチレン−ビニルアルコール
共重合体等からなる二軸延伸フィルム、塩化ビニリデン
−アクリル酸エステル系共重合体フィルム、酸化アルミ
蒸着二軸延伸ポリエステルフィルム、ポリメタキシリレ
ンアジパミド系ポリアミド延伸フィルム(6−ナイロン
との共押出し積層フィルムを含む)等の基材が用いられ
る。
シールであり、例えば、前記した基材にイージーオープ
ンフィルムとなるシーラント層として適当なポリオレフ
ィン系樹脂等を複合したものをプラスチックフィルム1
に使用したり、イージーオープンフィルムテープを、第
一接合部2を形成する際にその合掌の間に挿入するもの
で、その長さ方向の全面あるいは一部分に設けるもので
あって、このうち、一部分に挿入する場合は、図4に示
すように、加熱膨張時に、包装体Aにおける略膨張頂上
部X、すなわち、包装体Aの略中央部に位置するように
設けるものであり、この箇所が、後記する逃圧部7とな
る。
のシール部の剥離強度が、150〜1800g/15m
m、好ましくは、約500〜800g/15mmが適当
である。ただし、剥離強度は、食品衛生法に基づく密封
包装袋の試験方法・Z0238に従い、引張速度300
mm/minで測定される値である。
性シールは、基材にシーラント層を設けるにあたって、
融点(試験方法はASTMD2117による。)が12
0℃以下、好ましくは90〜105℃のポリオレフィン
系樹脂等を用いる。
が120℃以下、好ましくは90〜105℃のポリオレ
フィン系樹脂等からなるテープを挿入する、あるいは、
これらの特性を持った樹脂を塗布することも挙げられる
もので、その際、基材のシーラント層には、該テープよ
り融点が10℃以上高いものを使用する。
開封性シールは、90℃熱時の剥離力が150〜120
0g/15mm、好ましくは500g/15mm以下が
適当である。
うに、第一接合部2の巾方向全体とすることで、加熱膨
張したとき最も圧力が掛かりやすい包装体Aにおける略
膨張頂上部Xが最初に剥離を開始する。
例において図3(a)および第二例において図7(a)
に示すように、第一接合部2において包装体Aの全長L
における中間位置の略中央部(L/2の寸法位置)に位
置するように、該第一接合部2の巾方向において、その
外縁側に半円形や三角,四角形等の非シール部7aを形
成する。
二例において図7(b)に示すように、第一接合部2の
巾方向において、その外縁側に、三角,四角形や半円形
等の切除部7bを形成してある。
ル部7a,切除部7bの分だけ第一接合部2の巾が狭く
形成されていることで、加熱時の希望する内部圧力に達
したときの、第一接合部2の剥離を容易にして、速やか
にこの圧力が抜けるように構成されている。
(d),図7において8は、包装体Aの適所に設けた開
封時の引き裂き用のノッチで、該包装体Aにおける短辺
側において第一接合部2の近傍に設けたり、その他側に
設けたりするものであって、包装体Aにおける長辺側に
向かって平行に開口が得られるもので、このことは、内
容物5を皿等の容器へ移す際に、包装体Aを逆さにして
該ノッチ8から開口すれば内容物5の漏れがなく、三方
袋と同様に内容物5の取り出しを容易にすることができ
る。
開封する場合においては、一般の三方袋と同様な形態と
なるので、皿等への移し替えにおいて内容物の漏れがな
く、その扱いが良好となる。
る第一の例は、例えば、耐熱性を有する二軸延伸ポリア
ミドによる基材とシーラント層フィルムとによる複合フ
ィルム1を用いて、慣用の合掌袋用製袋機(図示せず)
により、図1(a)に示すように、その両端辺1a,1
bをその上面が同一面となるように互いに当接させてヒ
ートシールによる第一接合部2を設け、そのフィルム1
を筒状とする。
いて一方の側部へ片寄るようにした状態で、図1(b)
に示すように、該筒状の下部をヒートシールによる第二
接合部3を設けて合掌状の袋体4を形成する。
動性のある例えばソースが絡まった食品等の内容物5を
充填して、前記筒状の上部にヒートシールした第三接合
部6を形成すると密封包装されるもので、保存や管理に
適した加熱処理用包装体Aが形成される。
きは、慣用の電子レンジに収容して所定温度と時間によ
り加熱を与えると、開封後、直ちに食することができ
る。
加熱に伴って、該内部において水蒸気の発生やあらかじ
め密封された内部空気の熱膨張により、その内部圧力が
一定以上に上昇すると、第一接合部2に設けた逃圧部7
がこの内圧により剥離を起こし、内部の水蒸気や膨張空
気等の気体を排出することで圧力が低下される。
いて一側に偏らせて取り付けられているので、該包装体
Aが膨張したとき、図2(a)に示すように、第一接合
部2を挟んで短片側1cが膨張による張力によって略起
立状態とされると共に、反対側の長片側1dの包装体A
のフィルムの張力により、図2(b)に示すように、第
一接合部2が包装体Aの上面に対して起き上がり、第一
接合部2の一側面と包装体Aの短片側1c面との当接あ
るいは近接が回避される、いわゆる、一定の剥離角度θ
が得られる。
は、易開封性を有する第一接合部2の適所、すなわち、
逃圧部7において作用し、この逃圧部7を凝集破壊等に
より剥離させるので、内部圧力を逃すことで、包装体A
の破裂が防止される。
逃圧部7を、図4に示すように、加熱して膨張したとき
に、包装体Aにおける略膨張頂上部Xに位置するよう
に、あらかじめ設けておけば逃圧効果は一層良好となる
と共に、逃圧部の相通孔が包装体の上部に位置している
ため、この相通孔からの内容物の漏れ出しを生じないも
のである。
は、電子レンジ内において加熱されたとき、前記したよ
うにその加熱や逃圧作用により、所定の剥離角度θが得
られた折れ癖が形成され、また、加熱終了後において
も、第一接合部2を一側に片寄せることにより、また、
逃圧部7の相通孔の開口により、図2(a)において仮
想線で示すように、この折れ癖が復元しない所定の起立
状態に保持されるので、開通した逃圧部7の孔から内容
物5の漏れ出しを生じない。
切除部7bを設けておけば、内部圧力の逃げをより一層
向上させることができる。
一方の側部へ偏らせる割合は、図8(a)に示すよう
に、包装体Aの巾方向にあって、一方端部1sより僅か
寸法z分を中心寄りの位置から、図8(b)に示すよう
に、一方端部1sより40%程度までの範囲内であり、
好ましくは、一方端部1sより30%までの範囲内であ
る。
一接合部2を設定すると、前記従来技術の欄で説明した
ように、剥離角度が0に近くなり逃圧効果が著しく低下
するものであり、また、前記した寸法zを設けないで第
一接合部2を形成した場合も同様に、逃圧作用が低下
し、かつ、逃圧したとしても、この逃圧による相通孔か
らの内容物の漏れ出しを生ずる。
作用も、図6に示すように、前述した第一の例と同様に
なされるもので、これにより同様の効果も発揮するもの
であって、その詳細な説明は省略する。
封性を有する第一接合部を包装体の一方の側部へ片寄せ
て設けることにより、該包装体が膨張したとき、第一接
合部を挟んで短片側が膨張による張力によって略起立状
態とされると共に、反対側の長片側の包装体フィルムの
張力により、第一接合部が包装体の上面に対して起き上
がり、第一接合部の一側面と包装体面との当接あるいは
近接が回避されて、この第一接合部において十分な剥離
角度が得られて、包装体の円滑な内部圧力の逃過が行な
えて、過膨張による包装体の破裂を未然に防止すること
ができる。
包装体における略膨張頂上部に位置するように逃圧部を
設けることにより、包装体内の過剰圧力をより円滑に逃
圧させることができる。
とにより、該第一接合部において所定の剥離角度が付い
た折り癖が形成されて上向きとなって、逃圧後に包装体
が収縮しても内容物の漏れ出しがない。等の特有な効果
を奏するものである。
包装体の製造過程を示す斜視図である。
もので、(a)は加熱前あるいは加熱後を、(b)は加
熱時をそれぞれ表わす。
ある。
包装体の製造過程を示す斜視図である。
もので、(a)は加熱前あるいは加熱後を、(b)は加
熱時をそれぞれ表わす。
ある。
接合部形成位置を示す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムによりその同一面
側を互いに当接させて、所定巾のヒートシールにより合
掌状に接合する第一接合部を設けて、その内部に加熱処
理用の内容物を密封包装させる加熱処理用包装体にあっ
て、 前記第一接合部は、内容物の加熱処理時にあって、前記
包装体の上面側に位置し、かつ、該包装体の一方端部よ
り中心側へ向かって一方の側部へ片寄せて設けて、加熱
による前記包装体の内部圧力が上昇したとき、その逃圧
を行う易開封性シールであることを特徴とする加熱処理
用包装体。 - 【請求項2】 プラスチックフィルムによりその同一面
側を互いに当接させて、所定巾のヒートシールにより合
掌状に接合する第一接合部を設けて、その内部に加熱処
理用の内容物を密封包装させる加熱処理用包装体にあっ
て、 前記第一接合部は、内容物の加熱処理時にあって、前記
包装体の上面側に位置し、かつ、該包装体の一方端部よ
り中心側へ向かって一方の側部へ片寄せて設けて、加熱
による前記包装体の内部圧力が上昇したとき、その逃圧
を行う易開封性シールであり、この易開封性シールは、
90℃熱時の剥離力が1200g/15mm以下である
ことを特徴とする加熱処理用包装体。 - 【請求項3】 プラスチックフィルムにより、その両端
辺を該一側面を互いに当接させ、所定巾のヒートシール
による第一接合部を設けて、前記フィルムを筒状とし、
該筒状の下部をヒートシールによる第二接合部を設けて
合掌状の袋体を形成した後、その内部に内容物を充填し
て、前記筒状の上部をヒートシールによる第三接合部を
形成して密封包装させた加熱処理用包装体にあって、 前記第一接合部は、内容物の加熱処理時にあって、前記
包装体の上面側に位置し、かつ、該包装体の一方端部よ
り中心側へ向かって一方の側部へ片寄せて設けて、加熱
による前記包装体の内部圧力が上昇したとき、その逃圧
を行う易開封性シールであり、この易開封性シールは、
90℃熱時の剥離力が1200g/15mm以下である
ことを特徴とする加熱処理用包装体。 - 【請求項4】 プラスチックフィルムにより、その両端
辺を該一側面を互いに当接させ、所定巾のヒートシール
による第一接合部を設けて、前記フィルムを筒状とし、
該筒状の開口部にヒートシールによる第二接合部を設け
て合掌状の袋体を形成させ、前記第一接合部を片寄せた
側部の他側縁部に切開による開口を形成して、この開口
から袋体の内部に内容物を充填して、前記開口をヒート
シールによる第三接合部を形成し、密封包装させた加熱
処理用包装体にあって、 前記第一接合部は、内容物の加熱処理時にあって、前記
包装体の上面側に位置し、かつ、該包装体の一方端部よ
り中心側へ向かって一方の側部へ片寄せて設けて、加熱
による前記包装体の内部圧力が上昇したとき、その逃圧
を行う易開封性シールであり、この易開封性シールは、
90℃熱時の剥離力が1200g/15mm以下である
ことを特徴とする加熱処理用包装体。 - 【請求項5】 プラスチックフィルムによりその同一面
側を互いに当接させて、所定巾のヒートシールにより合
掌状に接合する第一接合部を設けて、その内部に加熱処
理用の内容物を密封包装させるものであり、前記第一接
合部は、包装体の一方の側部へ片寄せて設けて、加熱に
よる前記包装体の内部圧力が上昇したとき、その逃圧を
行う易開封性シールであこの包装体を電子レンジ内に収
容して該内容物を加熱処理させ、その内部の空気膨張や
水蒸気の発生等による包装体を膨張により、前記第一接
合部側の表面において、該第一接合部を挟んでその短片
側を略起立させて、この短片面と合掌された第一接合部
の一側面との当接または近接を回避させ、前記加熱の膨
張圧による易開封を生じさせて、第一接合部における適
所の逃圧部からの逃圧を促進させたことを特徴とする加
熱処理用包装体の逃圧方法。 - 【請求項6】 逃圧部は、第一接合部において加熱膨張
時に、包装体における略膨張頂上部に位置するように設
けたことを特徴とする請求項5記載の加熱処理用包装体
の逃圧方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7310584A JP3035484B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 加熱処理用包装体および加熱処理用包装体の逃圧方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7310584A JP3035484B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 加熱処理用包装体および加熱処理用包装体の逃圧方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09150864A JPH09150864A (ja) | 1997-06-10 |
JP3035484B2 true JP3035484B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=18007010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7310584A Expired - Lifetime JP3035484B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 加熱処理用包装体および加熱処理用包装体の逃圧方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3035484B2 (ja) |
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-
1995
- 1995-11-29 JP JP7310584A patent/JP3035484B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH09150864A (ja) | 1997-06-10 |
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