JP2000072143A - 極薄溶接缶胴を有する3ピース缶 - Google Patents

極薄溶接缶胴を有する3ピース缶

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極薄溶接缶胴を有する3ピース缶について、
複数本のビードを設けることにより缶胴の耐圧強度を実
用的な強度にまで補強すると共に、缶胴に施される印刷
文字や印刷図柄のビードによる歪みを回避して、そのよ
うな歪みに起因する装飾効果の減殺や文字の読み難さを
解消する。 【解決手段】 板厚が0.12〜0.16mmの表面処
理鋼板から形成され、側面継目部が抵抗シーム溶接法に
より接合されている極薄溶接缶胴2に対して、該缶胴2
の中央部で、缶胴2の上下両端に缶蓋3,4を巻締めた
状態の缶の高さHの2〜15%の寸法の高さ方向の成形
範囲巾h内に、深さdが0.1〜1.0mmでピッチp
が2〜10mmのビードを複数本形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極薄の表面処理鋼
板を円筒状に丸めてその両側端部を抵抗シーム溶接法に
より側面継目部として接合したような缶胴を有する3ピ
ース缶に関し、特に、缶胴に対して補強のためのビード
加工を施したような極薄溶接缶胴を有する3ピース缶に
関する。
【0002】
【従来の技術】缶詰用の3ピース缶では、製缶コストを
低減するために、従来から缶胴材料となる表面処理鋼板
のメッキ量を少なくしたり板厚を薄くしたりするような
傾向があって、その結果、缶内圧が負圧となる缶詰用缶
体の缶胴については、20年程前には片面当たり11.
2〜2.8g/m2 の錫メッキ量で0.24〜0.21
mm程度の板厚の錫メッキ鋼板を広く使用していたが、
最近では1.30〜0.90g/m2 の錫メッキ量で
0.20〜0.18mmの板厚の表面処理鋼板が広く使
用されている。
【0003】しかしながら、あまり板厚を薄くすると、
缶内圧が負圧になる缶詰の場合には、缶胴が缶外圧によ
り凹まされる所謂パネリングを起こして商品価値がなく
なってしまうことから、そのような缶詰の缶胴の強度を
増加させるための手段として、缶胴に対してその円周方
向に延びるようなビード(環状の凹み) を多数形成する
ということが従来から公知となっている。(例えば、実
開昭56−32039号公報,実開昭56−12582
8号公報等参照)
【0004】また、上記のようなビード以外にも、缶胴
の耐圧強度を増加するための手段として、例えば、缶胴
に対して平坦なパネル部分とリブ状のフレーム部分とか
らなる規則的な凹凸模様を形成したようなものも従来公
知となっている。(特公平6−78096号公報参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に缶胴溶接や接着缶胴に多数のビード(マルチビード)
を形成したような従来公知の3ピース缶については、缶
胴に対して印刷文字や印刷図柄を付与するために、缶胴
を形成する前の金属板材に対して予め印刷を施しておく
か、或いは、印刷済みのポリエステルフィルムのような
熱可塑性樹脂フィルムを缶胴に貼着していることから、
缶胴にビードが多数形成されると、印刷された文字や図
柄がビードによって歪んだものとなってしまい、図柄に
よる装飾効果が減殺されたり文字が読み難くなったりす
るという問題がある。
【0006】また、缶胴の耐圧強度を増加するための手
段として、ビードではなく、缶胴に対して平坦なパネル
部分とリブ状のフレーム部分とからなる規則的な凹凸模
様を形成したようなものについても、缶胴に凹凸模様を
多数繰り返して形成すると、やはり印刷された文字や図
柄が歪んで見えることとなる。
【0007】何れにしても、薄い板厚の表面処理鋼板の
使用が可能となって製缶コストを下げることができると
しても、缶胴に施された印刷文字や印刷図柄が歪んで見
えると、商品価値が低下することとなるため、印刷を施
された缶胴に多数のビードを形成したような3ピース缶
については現在は殆ど商品化されておらず、また、印刷
を施された缶胴に凹凸模様を多数繰り返して形成するよ
うな3ピース缶についても実用化されていない。
【0008】本発明は、上記のような問題の解消を課題
とするものであり、具体的には、極薄溶接缶胴を有する
3ピース缶について、複数本のビードを設けることによ
り缶胴の耐圧強度を実用的な強度にまで補強すると共
に、缶胴に施される印刷文字や印刷図柄のビードによる
歪みを回避して、そのような歪みに起因する装飾効果の
減殺や文字の読み難さを解消することを課題とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、板厚が0.12〜0.16mm
の表面処理鋼板から形成され、側面継目部が抵抗シーム
溶接法により接合されている極薄溶接缶胴に対して、該
缶胴の中央部で、缶胴の上下両端に缶蓋を巻締めた状態
の缶の高さの2〜15%の寸法の高さ方向の成形範囲巾
内に、深さが0.1〜1.0mmでピッチが2〜10m
mのビードを複数本形成することを特徴とするものであ
る。
【0010】上記のような構成の極薄溶接缶胴を有する
3ピース缶によれば、缶胴の中央部の狭い範囲にだけに
所定の条件のビードを形成していることで、極薄溶接缶
胴の耐圧強度を実用的な強度にまで増加することがで
き、しかも、ビードの部分を避けた状態で缶胴に必要な
印刷図柄や印刷文字を付与することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の極薄溶接缶胴を有
する3ピース缶の実施形態について、図面に基づいて詳
細に説明する。
【0012】図1は、本発明の極薄溶接缶胴を有する3
ピース缶の一実施形態を示すもので、円筒状の缶胴2に
対して上蓋3と底蓋4をそれぞれ巻締により一体化した
3ピース缶1は、飲料を内容物とする負内圧缶(陰圧
缶)であって、その缶胴2の高さ方向中央部には、補強
のためのビード5が複数本(4本)形成されていると共
に、図1(A)に示すように、該ビード5の部分を除い
た缶胴2の上部と下部には、内容物を表すような印刷文
字や印刷図柄がそれぞれ施されており、また、該ビード
5が形成されている部分には下地の色の印刷が施されて
いる。(なお、図面に示したビード5の深さdやピッチ
pについて、見易くするために実際よりも誇張して描い
てある。)
【0013】上記のような3ピース缶1の缶胴2の製造
については、図示していないが、先ず、一方の面(缶胴
の外面側)に印刷が施されるか又は印刷済み樹脂フィル
ムが貼着され、且つ、他方の面(缶胴の内面側)にイン
ナーコートが塗装されるか又はインナーコートの代わり
となる樹脂フィルムが貼着されたような帯状の表面処理
鋼板を缶胴材料として、該表面処理鋼板を一缶分毎の大
きさの缶胴ブランクに切断してから、該缶胴ブランクを
丸めて両端縁部を重ね合わせ、該重合部を抵抗シーム溶
接することにより接合し、接合部の内外面に補正塗装を
施すことで、外面側に印刷文字や印刷図柄が施され内面
側にインナーコート又は樹脂フィルムによる保護被膜が
施された円筒状の缶胴として形成される。
【0014】そして、そのような円筒状の缶胴に対し
て、複数本のビードの雄型を内面側に形成した円筒状の
ガイド板と、複数本のビードの雌型を外面側に形成した
円筒体とによって、雌型となる円筒体を缶胴の内側に挿
入して、該円筒体により缶胴を雄型となるガイド板の内
面に強く押圧した状態で、該円筒体を回転させることに
より、缶胴の一部がガイド板の雄型により円筒体の雌型
内に圧入されて、缶胴に環状のビードが複数本形成され
る。(なお、上記のような円筒状のガイド板による雄型
と円筒体の雌型とによるビードの成形方法については、
例えば、実開昭56−125828号公報中に図3で示
されているように、それ自体は従来公知の方法であ
る。)
【0015】上記のようにして缶胴2に複数本(4本)
のビード5が形成される本実施形態の3ピース缶1で
は、缶胴2は板厚が0.12〜0.16mmの極薄の表
面処理鋼板から形成されており、また、図1(B)に示
すように、缶胴2の高さ方向の中央部で、缶胴2の上下
両端に缶蓋3,4を巻締めた状態の缶の高さHの2〜1
5%の寸法の高さ方向の成形範囲巾h内に、複数本(4
本)のビード5が、各ビード5の深さdが0.1〜1.
0mmでピッチpが2〜10mmとなるように形成され
ている。
【0016】なお、缶胴2の金属材料となる板厚が0.
12〜0.16mmの表面処理鋼板については、溶融亜
鉛および亜鉛合金メッキ鋼板,電気亜鉛および亜鉛合金
メッキ鋼板,ブリキ,薄錫メッキ鋼板,ティンフリース
チール,クロムメッキ鋼板,アルミメッキ鋼板,ニッケ
ルメッキ鋼板,その他の各種合金メッキ鋼板等、従来か
ら3ピース缶の缶胴として一般的に知られている材質の
ものが適宜選択的に使用される。
【0017】ところで、缶強度(缶胴の耐圧強度)とビ
ードの関係について、本発明者は、ビードの本数が増え
れば強度は向上するが、均一に増加するのではなく、ビ
ードの位置が強度と関係し、特に缶胴の高さ方向の中央
部にビードを入れると補強効果が大きいものと考え、従
って、ビードの本数が少なくても、缶胴の高さ方向の中
央部にビードを入れれば、相応の効果が得られるものと
考えた。
【0018】そのような発想に基づく本実施形態の3ピ
ース缶について、その具体的な一例、すなわち、板厚
0.15mmの薄錫メッキ鋼板に、内外面ラミネート或
いは内外面塗装焼付けを施したものを、円筒状に丸めて
から一般的なワイヤー電極を用いた抵抗シーム溶接によ
り側面継目部を接合し、この側面継目部の内外面に補正
塗装を施したような溶接缶胴であって、缶胴の高さが1
07.95mmで、缶胴の内径が52.38mmの3ピ
ース缶胴2(J1缶)により、ビードのピッチ,ビード
の深さ,ビードの成形範囲巾のそれぞれと缶胴2の耐圧
強度の関係を、ネックイン加工とフランジ加工を施した
缶胴2に上蓋3を巻締めた後、内容液を85℃で充填し
てから、底蓋4を巻締めて製造した真空度25cmHg
の実缶(缶の高さは104.30mm)に対して行なっ
た強度測定によって検証した。
【0019】強度測定の方法については、図2(A),
(B)に示すように、缶胴押し当て用チップバー(長さ
が40mm,径が10mmの鉄の丸棒)11を設けた測
定装置10に対して、上記の測定用実缶1をセットした
後、測定治具(チップバー)11を2cm/分の速度で
下方に移動させることで、缶胴2に応力を加えて行き、
図2(C)に示すような応力−ヒズミ線を得て、その弾
性変形から塑性変形への変形点を缶強度として、各実缶
1についての耐圧強度を測定した。
【0020】その結果、ビードの深さを0.2mm、ビ
ードの成形範囲巾を缶の高さ比15%に設定した場合、
ビードのピッチについては、図3(A)に示すような測
定結果から、ビードのピッチが2〜10mmで、実用的
な缶胴の耐圧強度を得られることが分かった。なお、ピ
ッチが2mmより小さいビードについては実際上成形が
不可能となる。
【0021】また、ビードのピッチを5mm、ビードの
成形範囲巾を缶の高さ比15%に設定した場合、ビード
の深さについては、図3(B)に示すように、深くなる
程耐圧強度が高くなるという測定結果から、ビードの深
さが0.2〜1.0mmで、実用的な缶胴の耐圧強度を
得られることが分かった。なお、ビードの深さが1.0
mmより大きいと、缶胴の内外面塗膜やラミネートフィ
ルムがダメージを受け、耐食性・錆等が問題となる。
【0022】ビードの成形範囲巾については、ピッチが
2mmで深さが0.6mmのビードについて、缶の高さ
の2%(J1缶で2mm)の成形範囲巾で入れて、缶強
度を測定したところ、缶強度下限値(6.5kg)をク
リアーしていたことから、ビードの成形範囲巾が2%以
上であれば実用的な缶胴の耐圧強度を得られることが分
かった。
【0023】なお、上記のJ1缶と同じ大きさで缶胴の
板厚が0.12mmのものについて、ビードの深さを
0.9mmとして、その他は上記の適合条件と同様のビ
ードを入れた缶胴に、ネックイン加工とフランジ加工を
施してから、上蓋3を巻締めた後、上記条件の内容液を
充填し、底蓋4を巻締めて製造した缶詰の缶強度を測定
したところ、缶強度下限値(6.5kg)をクリアーし
ていた。
【0024】上記のような缶強度の測定結果から、板厚
が0.12〜0.16mmの表面処理鋼板の溶接缶胴2
に対して、該缶胴2の中央部で、缶胴2の上下両端に缶
蓋3,4を巻締めた状態の缶の高さHの2〜15%の寸
法の高さ方向の成形範囲巾h内に、深さdが0.1〜
1.0mmでピッチpが2〜10mmのビード5を複数
本(4本)形成している本実施形態の3ピース缶1は、
その缶胴2の強度が実用的な缶強度下限値を上回るもの
であることが分かった。
【0025】なお、缶胴の高さ方向の中央部にビードを
巾狭に入れることで、印刷面の変形を最低限に抑えるこ
とができ、例えば、缶胴の中央部には下地の色の印刷を
施し、ビードの部分を境としてその上下の缶胴部分で印
刷のデザインを変える等の意匠的な効果も期待できる。
もし、ビードの成形範囲巾が15%より大きくなると、
缶胴に施される印刷文字や印刷図柄にビードが影響する
ので、印刷文字が読み難くなったり、装飾効果が減殺さ
れ、また、ビード成形範囲外に文字や図柄の印刷を施す
ことにすれば、説明および装飾のための印刷範囲が狭く
なり過ぎて、やはり装飾効果等が薄れることとなる。
【0026】上記のような知見に基づく本実施形態の極
薄溶接缶胴を有する3ピース缶1によれば、缶胴2の中
央部の狭い範囲(成形範囲巾h)にだけに所定の条件の
ビード5を形成していることで、極薄の表面処理鋼板に
よる溶接缶胴2の耐圧強度を実用的な強度まで増加する
ことができ、缶胴2に極薄の表面処理鋼板を使用するこ
とで製缶コストを下げることができると共に、ビード5
の部分を避けた状態で缶胴2に必要な印刷図柄や印刷文
字を充分に付与することができるため、缶胴2に施され
た印刷図柄が印刷文字がビード5の部分により歪んで装
飾効果が減殺されたり文字が読み難くなったりするのを
回避することができる。
【0027】以上、本発明の極薄溶接缶胴を有する3ピ
ース缶1の一実施形態について説明したが、本発明は、
上記のような実施形態に限られるものではなく、例え
ば、缶胴の中央部に施されるビードについては、図4
(A)に示すように、ビードの成形範囲巾が同じであれ
ば、ピッチが異なることでビードの数が異なる(図示し
たものは7本)ことになるが、ビードの成形性と缶強度
の観点から、ビードの数は3〜7本が好ましく、特に、
4〜6本が好ましい。
【0028】また、各ビードのピッチ形状についても、
図4(B)に示すようなビード形状に丸みを持たせたビ
ードラウンドタイプや、図4(C)に示すような上側に
向けてピッチが小さくなるピッチ不均一タイプや、図4
(D)に示すような中央から上下に向けてピッチが小さ
くなるピッチ不均一タイプや、図4(E)に示すような
中央に向けてビードが深くなるビード深さ不均一タイプ
など、様々に設計変更可能なものである。(なお、図面
に示したビード5の深さdやピッチpについて、図1と
同様に、見易くするために実際よりも誇張して描いてあ
る。)
【0029】
【発明の効果】以上説明したような本発明の極薄溶接缶
胴を有する3ピース缶によれば、補強のために缶胴に加
工するビードを、缶胴の中央部の狭い範囲にだけに所定
の条件で形成していることにより、極薄溶接缶胴の耐圧
強度を実用的な強度まで増加することができて、缶胴材
料となる表面処理鋼板の板厚を薄くして製缶コストを下
げることができると共に、ビードの部分を避けた状態で
缶胴に必要な印刷図柄や印刷文字を充分に施すことがで
きるため、缶胴に施される印刷図柄や印刷文字のビード
部分による歪みに起因する装飾効果の減殺や文字の読み
難さを解消することができて、その商品価値を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の極薄溶接缶胴を有する3ピース缶の一
実施形態について、(A)缶胴に印刷文字や印刷図柄が
施されている状態の側面図,および(B)缶胴に施され
るビードのピッチ,深さ,成形範囲巾のそれぞれを示す
側面説明図。
【図2】缶(缶胴)の強度の測定方法を示す(A)測定
装置の斜視説明図,(B)測定装置の側面説明図,およ
び(C)該測定装置により缶胴に応力を加えたときの缶
胴の弾性変形から塑性変形への変形点をその缶の缶強度
として測定することを示す応力−ヒズミ線のグラフ。
【図3】図3に示した測定方法により測定した缶強度に
ついて、(A)ビードの深さと成形範囲巾を一定にして
ビードのピッチを変えたときの缶強度の変化を示すグラ
フ,および(B)ビードのピッチと成形範囲巾を一定に
してビードの深さを変えたときの缶強度の変化を示すグ
ラフ。
【図4】本発明の極薄溶接缶胴を有する3ピース缶につ
いて、ビード数やピッチ形状の異なる他の例(A)〜
(E)をそれぞれ示す側面図。
【符号の説明】
1 3ピース缶 2 缶胴 3 上蓋 4 底蓋 5 ビード H 缶の高さ h (ビードの)成形範囲巾 d ビードの深さ p ビードのピッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板厚が0.12〜0.16mmの表面処
    理鋼板から形成され、側面継目部が抵抗シーム溶接法に
    より接合されている極薄溶接缶胴に対して、該缶胴の中
    央部で、缶胴の上下両端に缶蓋を巻締めた状態の缶の高
    さの2〜15%の寸法の高さ方向の成形範囲巾内に、深
    さが0.1〜1.0mmでピッチが2〜10mmのビー
    ドが複数本形成されていることを特徴とする極薄溶接缶
    胴を有する3ピース缶。
  2. 【請求項2】 缶胴の中央部に形成された複数本のビー
    ドの部分を境として、その上下の缶胴表面に、それぞれ
    印刷文字や印刷図柄が施されていることを特徴とする請
    求項1に記載の極薄溶接缶胴を有する3ピース缶。
  3. 【請求項3】 ビードの数が3〜7本であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の極薄溶接缶胴を有する3
    ピース缶。
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