JP6998142B2 - ビード付き3ピース缶 - Google Patents

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本発明は、極薄の表面処理鋼板からなる缶胴を有する3ピース缶に関し、特に、缶胴に対して円周方向に環状にビードを設けたビード付き3ピース缶に関する。
従来、3ピース缶は、極薄の表面処理鋼板を円筒状に丸めてその両側端部を抵抗シーム溶接法により側面継目部として接合した缶胴と、底蓋と、タブが取り付けられた上蓋とを備えている(例えば、特許文献1参照)。この種の3ピース缶は、熱間充填密閉もしくは真空充填密閉などによりレトルト処理が施された負圧缶として使用されるものが多い。
近年、3ピース缶では、製缶コストを低減するために、缶胴材料となる表面処理鋼板の板厚を薄くすることが求められている。例えば、特許文献1に記載の3ピース缶は、板厚が0.12~0.16mmの表面処理鋼板から形成され、側面継目部が抵抗シーム溶接法により接合されている極薄溶接缶胴を使用している。しかし、缶胴を薄肉化するとその剛性が低下するので、負圧缶として使用する場合には、缶胴が内方に窪む、いわゆるパネリングと称される変形が生じ易い。そこで、例えば特許文献1の缶胴には、多数のビードを環状に形成して、高いパネリング強度(軸方向に対して直交する方向の強度)を確保している。複数のビードは、マルチビードと称されており、缶の高さ方向に沿って切断した縦断面形状が凸部と凹部とを交互に配列した形状になっている。凸部は、外方に向けて突出する頂部を有する。凹部は、内方に向けて凹んだ底部を有する。複数のビードは、頂部から底部までの深さが0.1~1.0mmで、かつ缶の高さ方向における凸部同士の間隔または凹部同士の間隔に相当するピッチが2~10mmで形成されている。
ところで、3ピース缶は、頂部の外径を、缶胴の外周部におけるビードが形成されていない非形成部の外径と同じかこれよりも小さな径で形成することが望ましい。というのは、凸部の頂部が非形成部よりも外方に突出すると、製造工程や輸送工程などにおいて3ピース缶を搬送する際に、缶同士がその頂部で接触または当接する。頂部で缶同士が接触した場合の接触面は小さいため、単位面積当たりの接触圧は大きくなる。このため、頂部同士が接触または衝突すると、缶胴の外面に施されている印刷された印刷面に傷を付けたり、印刷面の剥離を生じさせてしまうおそれがある。
また、ビードは、成形後に凸部の頂部が非形成部の外径を超えて突出する変形(バックリング)が生じ易い。例えばビードは、円筒状のガイド板の内周に形成された雄型と、中子になる円筒体の外周に設けられた雌型とで缶胴を挟み込み、缶胴を円筒体によって内側からガイド板に向けて押圧しながら、円筒体とガイド板とを相反する方向にそれぞれ回転させることで成形される。この種の成形によれば、成形中の凹部には、缶胴の周方向に圧縮応力が、かつ缶の高さ方向に引っ張り応力が加わる。このため、凹部に隣接する凸部には、成形後に缶の高さ方向に対して直交する缶の径方向の外方に向けて残留応力が生じて外方に突出し易い。
缶同士の接触や当接により前述した印刷面に付く傷を防止することができる負内圧缶が知られている(例えば、特許文献2参照)。この種の負内圧缶は、凸部を形成しない未加工胴壁部(略平坦部)と凹部とを缶の高さ方向に交互に配列したビードが設けられている。これにより、凹部の形成後におけるバックリングに対して未加工胴壁部の剛性が勝るため、ビードの最大外径は、ビードを形成していない非形成部の外径を超えることのない外径に維持される。
特許第3665986号公報 実開昭56-125828号公報
特許文献1に記載の3ピース缶は、缶胴の板厚を薄くしても、マルチビードを設けているのでパネリング強度を所定の強度に維持できるが、缶の高さ方向にかかる軸圧縮荷重に対する座屈強度が低下してしまう。また、特許文献2に記載の負内圧缶では、未加工胴壁部が存在するため、ビードの最外径が非形成部の外径を超えることがないとしても、パネリング強度が低下し、あるいは必ずしも十分ではなくなるおそれがある。
本発明は上記の事情を背景としてなされたものであって、ビードの最外径が非形成部の外径を超えず、かつ座屈強度とパネリング強度とを共に十分な強度に確保することができるビード付き3ピース缶を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明は、板厚が0.12~0.16mmの表面処理鋼板により筒状に形成された缶胴と、前記缶胴の外周面に、前記缶胴の径方向の外側に突出した凸部と前記径方向の内側に窪んだ凹部とを前記缶胴の高さ方向に沿って交互に配列して形成されたビードとを備え、前記ビードが、前記缶胴の周方向に沿って設けられており、かつ前記凸部の頂部から前記凹部の底部までの深さが0.3~0.6mmで、かつ前記高さ方向における前記凸部同士の間隔または前記凹部同士の間隔に相当するピッチが4~8mmで形成されているビード付き3ピース缶において、前記凸部は、前記頂部での外径が前記ビードを形成していない前記缶胴の外径と同じ径、またはそれよりも小さい径になるように形成され、かつ前記缶胴の縦断面において一つの曲率半径の曲線、または複数の曲率半径を組み合わせた曲線で形成されており、前記凹部を構成する曲線は、前記缶胴の縦断面において前記凸部を構成する曲線のうちの前記頂部の曲率半径よりも小さい曲率半径で形成されており、前記凸部と前記凹部とは、前記凸部の両端を構成する曲線の前記曲率半径と前記凹部を構成する曲線の前記曲率半径とを、所定の長さを有する共通の接線で繋いだ縦断面形状をなし、前記深さ方向での中央部で前記高さ方向に測った前記凸部の長さを前記凹部の長さで割った比率が1.2~1.8であり、前記ビードは、2ピッチ以上で形成されていることを特徴とするものである。
本発明においては、前記凸部および前記凹部を構成する曲線の曲率半径は、1~9mmの範囲であってよい。
本発明によれば、凹部は、凸部を構成する曲線の曲率半径よりも小さい曲率半径で形成されている。このため、凸部の断面積は、凹部の断面積よりも大きくなる。それにより、凸部には、凹部よりも高い剛性を確保することができる。これにより、ビード成形後に生じるバックリングによっても凸部の最外径は、非形成部の外径を超えることを防止することができる。したがって、搬送時に缶同士が点または線などの極小面積の部分で当接することを防止して缶胴の印刷面の傷つきを防止することができる。
また、凸部と凹部とを、凸部の両端を構成する曲線と凹部を構成する曲線とを接線または接点で繋いだ断面形状とし、また、凸部の先端の曲線が一つの曲率半径で、または複数の曲率半径を組み合わせて形成されており、さらに、凸部同士の間隔または凹部同士の間隔に相当するピッチが2ピッチ以上で形成されている。このため、この発明によれば、凸部の剛性を凹部の剛性よりも大きくすることができるため、成形後に生じるバックリングを小さくすることができるとともに、パネリング強度および座屈強度の両方を所定の強度にそれぞれ維持することができる。
また、本発明によれば、缶胴の薄肉化によってパネリング強度の不足をビードで補償する際に、2ピッチ以上のビードにおいて、深さ方向での中央部で高さ方向に測った凸部の長さと凹部の長さとの比率を1.2~1.8に規定したから、凸部の剛性を凹部の剛性よりも大きくすることができる。したがって、凸部の頂部での外径がビードを形成していない缶胴の外径と同じ径、またはそれよりも小さい径になるように形成することができる。
さらに、本発明によれば、凸部および凹部を構成する曲線の曲率半径を1~9mmの範囲に規定している。このため、本発明によれば、下限値を1mmにしたから曲線の丸みが小さすぎて凹部に割れなどが生じることを防止することができる。また、上限値を9mmにしたことにより、バックリングを考慮してビードの深さを深く調整しても凸部と凹部との間の接線の角度が急激に変化することを防止することができる。このため、ビードの深さを容易に調整することができる。さらにパネリング強度および座屈強度の両方を所定の強度に維持することができる。
本発明の3ピース缶の一例を示す正面図である。 ビードの要部を示す縦断面図である。 図2に示したビードを缶胴に成形する金型の一例を示す縦断面図である。 凸部と凹部との間を直線状の接線で繋いだビードの例を示す縦断面図である。 図4で説明したビードを缶胴に成形する金型の一例を示す縦断面図である。 曲率半径の異なる複数の曲線で凸部を成形したビードの例を示す縦断面図である。 図6で説明したビードを缶胴に成形する金型の一例を示す縦断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明を適用したビード付き3ピース缶の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の3ピース缶の一例を示す。図1に示すようにビード付き3ピース缶(以下、「缶」と称す)10は、飲料を内容物とする負内圧缶(陰圧缶)であり、缶胴11、上蓋12、および底蓋13を備える。
なお、缶10としては、少なくとも缶胴11が金属製薄板で形成された容器であればよいため、例えば金属製の2ピース缶や、金属製のリシール缶を使用してもよい。缶胴11の素材は、スチールやアルミニウムあるいはアルミニウム合金などを使用してよい。2ピース缶は、DI缶(絞り・しごき加工によって成形した缶)であってよい。2ピース缶の場合には、底部が内方に向けて凸なるドーミング加工を施したものを使用してよい。
缶胴11は、板厚が0.12~0.16mmの極薄の表面処理鋼板を円筒状に丸めてその両側端部を抵抗シーム溶接法により側面継目部として接合されて作られてよい。なお、缶胴11の横断面における輪郭としては、円形に限らず、楕円形やオーバル形などで作られてよい。表面処理鋼板としては、例えば溶融亜鉛、電気亜鉛、亜鉛合金メッキ鋼板、ブリキ、薄錫メッキ鋼板、ティンフリースチール、クロムメッキ鋼板、アルミメッキ鋼板、ニッケルメッキ鋼板、およびその他の各種合金メッキ鋼板など、従来から缶胴11として一般的に知られている材質のものを適宜に選択して使用できる。
缶胴11の上下には、上端フランジ部11aおよび下端フランジ部11bを有する。上端フランジ部11aおよび下端フランジ部11bには、外径が次第に小さくなるようにネックイン加工(縮径加工)がそれぞれ施されている。上蓋12には、パネル部12aにタブ12bが取り付けられており、またパネル部12aの外周にカール部12cを有している。上蓋12は、カール部12cが缶胴11の上端フランジ部11aに、例えば二重巻締により取り付けられる。上蓋12は、内容物を充填する前に取り付けられる。底蓋13は、パネル部13aの外周にカール部13bを有する。底蓋13は、カール部13bが缶胴11の下端フランジ部11bに、例えば二重巻締により取り付けられる。
二重巻締による取り付けは、巻締装置を使用する。巻締装置は、シーミングチャックおよびリフターを有する。シーミングチャックには、上蓋12が保持される。また、リフターには、缶胴11が載置される。巻締は、リフターを上昇させて缶胴11の上端フランジ部11aを上蓋12のカール部12cに当接させる。このとき缶胴11には、缶10の高さ方向に沿って所定のリフター圧(軸圧縮荷重)がかかる。このため、缶胴11には、軸圧縮荷重に抗する座屈強度に所定の強度を持たせることが必要になる。
その後は、周知のように上蓋12のカール部12cは、缶胴11の上端フランジ部11aに二重巻締により取り付けられる。底蓋13は、上蓋12の取り付けと同じまたは同様にして下端フランジ部11bに二重巻締めにより取り付けられる。このような二重巻締めによる取り付けについては、例えば特開平6-198365号公報などに示されているように、それ自体は従来公知の方法であるのでここでの詳しい説明は省略する。
底蓋13は、内容物を充填した後に取り付けられる。底蓋13は、上蓋12の取り付けと同じまたは同様に二重巻締により取り付けられる。缶10は、充填される内容物の種類に応じて、密封された缶10の内圧が大気圧よりも低い陰圧缶や、その缶10の内圧が大気圧より高い陽圧缶に構成される。内圧が陰圧状態になる缶10には、缶胴11が缶10の径方向における内方に向けて変形させる圧力に抗するパネリング強度に所定の強度を持たせることが必要になる。
缶胴11には、缶10の高さ方向の中央部にビード14が形成されている。ビード14は、缶10の周方向に環状に延びて設けられた凸部15と、凸部15と同じく環状に延びて設けられた凹部16とを有する。凸部15および凹部16は、缶10の高さ方向(缶胴11の軸線方向)に沿って交互に連続して配列されている。ビード14は、缶胴11の外周面11cのうち、缶10の高さ方向における略中央部の範囲hに作られている。範囲hは、缶10の高さ寸法に対して2~15%の寸法の範囲としてよい。ビード14は、缶10の高さ方向における凸部15同士の間隔または凹部16同士の間隔に相当するピッチが、少なくとも2ピッチ以上になる幅に作られている。
同図に示す缶胴11の外径D1は、ビード14が形成されていない非形成部18の直径を示す。ビード14は、缶10の製品の状態において、凸部15の最外径D2が外径D1と同じか、または外径D1よりも小径になるように作られている。なお、上蓋12および底蓋13の最外径は、缶胴11の外径D1と同じか、異なる径、つまり外径D1よりも小径あるいは大径にされてよい。
缶胴11の外周面11cには、ビード14を挟んだ上下の範囲に、内容物を表すような印刷文字や印刷図柄がそれぞれ施される。また、ビード14が形成されている部分を含めて缶胴11の外周面11cには、下地の色の印刷が施されている。なお、図1を含めて以下で説明する図に示したビード14の形状は、見やすくするために実際よりも誇張して記載してある。
図2は、ビード14の要部を示す縦断面図である。凸部15は、缶10の径方向における外方に最も突出する頂部19を有する。凸部15の縦断面における外方の輪郭を構成する曲線20は、一つの第1曲率半径Raで構成されている。凹部16は、内方に最も窪んだ底部21を有する。凹部16の縦断面における外方の輪郭を構成する曲線22は、第1曲率半径Raよりも小さい第2曲率半径Rbで構成されている。
ビード14の高さ、または深さSaは、頂部19から底部21までの寸法で表され、0.3~0.6mmである。缶10の高さ方向における凸部15の長さLaは、曲線20とビード14の深さSaにおける中央の深さSbを通る縦線Lcとが交わる第1交点Xaおよび第2交点Xbの間の長さである。缶10の高さ方向における凹部16の長さLbは、曲線22と縦線Lcと交わる第1交点Xaおよび第3交点Xcの間の長さである。ビード14は、座屈強度およびパネリング強度を所定の強度にそれぞれ維持するために、凸部15の長さLaを凹部16の長さLbで割った比率(La/Lb)が1.2~1.8になるように作られている。ビード14のピッチPは、凸部15の長さLaと凹部16の長さLbとの和の長さに相当し、例えば4~8mmになっている。なお、ここで説明する缶10の寸法は、以下で説明する寸法を含めて、製品の状態での値である。
第1曲率半径Raの中心Oaは、凸部15の長さLaの中央を通り、かつ缶10の径方向に沿う第1横線ha上に設定されている。第2曲率半径Rbの中心Obは、凹部16の長さLbの中央を通り、かつ缶10の径方向と平行な第2横線hb上に設定されている。凸部15および凹部16の縦断面における外方の輪郭は、曲線20と曲線22とを接点17で繋いだ形状になっている。つまり、曲線20と曲線22とは、同一の接点17にて共通の接線を有する。
図3は、図2に示したビード14を缶胴11に成形する金型の一例を示す縦断面図である。金型は、ガイド板25に設けられた雄型26と、円筒体27に設けられた雌型28とで構成される。ビード14は、雄型26と雌型28とで缶胴11を挟み込むことにより作られる。ビード14は、缶胴11の周方向の位置を一面相当分だけずらしながら、周方向に分けて作っても良いし、ガイド板25と円筒体27を回転させて連続的に作ってもよい。なお、上記のようなビード14の成形方法については、例えば、実開昭56-125828号公報中に図3で示されているように、それ自体は従来公知の方法であるのでここでの詳しい説明は省略する。
雄型26には、凹部16を転写する雄型凸部29が所定間隔離して複数形成されている。雌型28には、凸部15の曲線20を作る雌型凸部30が所定間隔離して複数形成されている。雄型凸部29の先端の曲線31は、第3曲率半径Rcと、第3曲率半径Rcの両側にそれぞれ繋がる第4曲率半径Rdで構成されている。第3曲率半径Rcは、第2横線hb上に中心Ocが設定されている。第4曲率半径Rdは、第3曲率半径Rcよりも小さい曲率半径である。雌型凸部30の先端の曲線32は、第5曲率半径Reと、第5曲率半径Reの両側に繋がる第6曲率半径Rfとで構成されている。第5曲率半径Reは、第1横線ha上に中心Odが設定されている。第6曲率半径Rfは、第5曲率半径Reよりも小さい曲率半径である。
ビード14の深さSaは、座屈強度およびパネリング強度に関係する。つまり、ビード14は、深さSaを所定の深さよりも浅くすると、缶10の高さ方向における座屈強度が向上するのに対してパネリング強度が低下する傾向にある。このビード14の深さSaは、雄型26および雌型28のうちの一方を他方に対して押し込む量、つまり成形時の雄型26と雌型28とのクリアランスT1で管理される。このクリアランスT1を変えると、凸部15と凹部16との接点17を通る接線33と缶10の高さ方向に平行な縦線34との間の角度(接線33の角度)θ1が変化する。接線33は、接点17を通る曲線20の半径に垂直な線である。接線33の角度θ1は、クリアランスT1を予め決められた基準量以下にすると相対的に緩やかな角度になりパネリング強度が低下し、また、基準量を超える量にすると相対的に急激な角度になり座屈強度が低下する。したがって、接線33の角度θ1は、缶10の座屈強度およびパネリング強度を決める一つの要因になる。
また、ビード14の成形では、バックリングの問題がある。つまり、製品である缶10においてビード14の深さSaに基準を設けると、加工の段階ではバックリングによる戻る量を考慮して、それ以上の深さ(Sa+α)でビード14を成形しなければならなくなる。つまり、バックリングを考慮して型の押し込み量を多くする、つまりクリアランスT1を少なくすると接線33の角度θ1が急激な角度に変化して、座屈強度を低下させるおそれがある。そこで、成形時の雄型26と雌型28とのクリアランスT1は、バックリングが小さく、かつ座屈強度が向上する接線33の角度θ1になるように制御される。
[第2実施形態]
図4は、ビード36の別の実施形態を示す断面図である。図4に示すビード36は、縦断面形状の外方の輪郭が凸部15と凹部16との間に共通の接線37を有する形状になっている。なお、図4では、図2で説明したと同じまたは同様なものには同符号を付与してここでの詳しい説明を省略する。
図5は、図4で説明したビード36を缶胴11に成形する金型の一例を示す。図5に示すようにビード36を成形する際に、雄型26および雌型28のクリアランスT2は、図3で説明したクリアランスT1よりも少ないクリアランスで成形することができる。つまり、図5の実施形態では、型の押し込み量を図3で説明した実施形態よりも多くして、接線33の角度θ2が、図3で説明した接線33の角度θ1よりも大きい角度になっている。これにより、雌型凸部30と凸部15の内面との接点38と、雄型凸部29と凹部16の外面との接点39とが缶10の径方向における相反する方向に引っ張られることで、凸部15と凹部16との間に直線状の接線37が作られる。なお、図5では、図3で説明したと同じまたは同様なものには同符号を付与してここでの詳しい説明を省略する。
[第3実施形態]
図6は、ビード40の他の例を示す断面図である。図6に示すようにビード40を構成する凸部45は、縦断面の輪郭が複数の曲線で形成されている。複数の曲線は、第1曲率半径Raの曲線20と、曲線20の両側にそれぞれ接続される第7曲率半径Rgの二つの曲線41とで構成される。第1曲率半径Raは、凹部16を構成する第2曲率半径Rbおよび第7曲率半径Rgよりも大きな曲率半径になっている。第1曲率半径Raの中心Oaは、第1横線ha上に設定されている。同図において第1曲率半径Raの上方に繋がる第7曲率半径Rgの中心Oeは、第1横線haから缶10の高さ方向の上方に所定量ずれ、かつ第1横線haに平行な横線Ld上に設定されている。第1曲率半径Raの下方に繋がる第7曲率半径Rgの中心Ofは、第1横線haから缶10の高さ方向の下方にずれ、かつ第1横線haに平行な横線Le上に設定されている。ビード40の縦断面における外方の輪郭は、曲線41と曲線22とを互いに共通する接点17で繋いだ形状になっている。なお、図6で説明したビード40は、曲線41と曲線20との間を共通の接線で繋いだ断面形状に作ってもよい。また、縦断面における凸部45の外方の輪郭を、曲線20の曲率半径よりも曲線41の曲率半径を大きくして作ってもよい。
図7は、図6で説明したビード40を缶胴11に成形する金型の一例を示す。図7に示すように凸部45を成形する雌型凸部42は、縦断面の外方の輪郭形状が複数の曲線で構成されている。複数の曲線は、第5曲率半径Reの曲線32、曲線32の両側にそれぞれ接続される第8曲率半径Rhの曲線43、および曲線43の両側にそれぞれ接続される第6曲率半径Rfの曲線44とで構成される。第5曲率半径Reは、凹部16を転写する雄型凸部29の第3曲率半径Rcよりも大きく、かつ第8曲率半径Rhよりも大きな径になっている。第5曲率半径Reは、中心Odが第1横線ha上に設定されている。なお、第5曲率半径Reの中心Odは、第1横線ha上に設定されていれば、第1曲率半径Raの中心Oaとは異なる位置に設定されてよい。
第8曲率半径Rhは、第6曲率半径Rfよりも大きな径になっている。二つの曲線43は、第1横線haに対して対称の位置に形成されている。同図において第5曲率半径Reに対して上方に接続される第8曲率半径Rhの中心Ogは、第1横線haから缶10の上方にずれ、かつ第1横線haに平行な横線Lf上に設定されている。下方に接続される第8曲率半径Rhの中心Ohは、第1横線haから缶10の下方にずれ、かつ第1横線haに平行な横線Lg上に設定されている。前述したように雄型26と雌型28とのクリアランスT3は、バックリングが小さく、かつ座屈強度が向上する接線33の角度θ3になるように制御される。接線33の角度θ3を管理することで、パネリング強度と座屈強度とを共に十分な強度に確保することができる。また、クリアランスT3を、例えば基準値よりも多くすると凸部15と凹部16との間を接点で繋いだ縦断面形状に、また基準値よりも少なくすると凸部15と凹部16との間を直線状の接線で繋いだ縦断面形状に作ることができる。この実施形態の缶10によれば、凸部15を複合の曲線20とその両側に接続される二つの曲線41とで構成し、曲線20と曲線41との曲率半径を異ならせたから、凸部15の剛性を凹部16の剛性よりも強くすることができ、よって、バックリングによる変形を小さくすることができる。なお、図7では、図3で説明したと同じまたは同様なものには同符号を付与してここでの詳しい説明を省略する。
表1は、本発明を適用した缶10により奏する効果を説明するための検証結果を示す。本発明者などが行った検証では、表1に示すように、前述した凹凸範囲比率を1.2~1.8の範囲で0.2ずつ変化させたNo.1~No.4の缶10をそれぞれ3缶ずつ作り、各缶10におけるパネリング強度、および座屈強度を測定した。また、各缶10について頂部19の外径が非形成部18の外径を超えているか否かを調べ、一つでも頂部19の外径が非形成部18の外径を超えている場合を「凸部ビード外径の飛び出し」の欄に「×」で記載した。凹凸範囲比率は、凸部15の長さLaに対する凹部16の長さLbの比率である。表1には、パネリング強度、および座屈強度の平均値をそれぞれ記載している。
Figure 0006998142000001
検証で使用した缶10は、板厚が0.15mmの表面処理鋼板を直径がφ53mm、高さが104mmの円筒状に丸めて、その両側端部を溶接により接合して作った缶胴11を使用した。ビード14は、缶胴11の略中央部に成形した。ビード14は、1ピッチを5.2mmとし、2.5ピッチ分の幅で形成している。ビード14の深さは、0.55mmとした。ビード14の形状は、図2で説明したと同じ形状、つまり凸部15と凹部16との間を接点17で繋いだ縦断面形状に、かつ凸部15を縦断面にて一つの第1曲率半径Raの曲線20で作った形状になっている。
検証では、凹凸範囲比率になるように、先端Rb形状(凹)(mm)および先端Ra形状(凸)(mm)を変えている。先端Rb形状(凹)(mm)は、凹部16を構成する曲線22の第2曲率半径Rbをミリメートルで示す。先端Ra形状(凸)(mm)は、凸部15を構成する曲線20の第1曲率半径Raをミリメートルで示す。なお、凹凸範囲比率は、1.2~1.8mmの範囲で0.2ずつ変化させたものを準備し、適宜、先端Ra形状と先端Rb形状との半径の寸法をそれぞれ設定して、ビード14を形成した後に、輪郭形状測定機(コントレーサー)を用いて表面形状を写し取り、深さの1/2に線を引いて、実測で距離の比率を算出して確認を行った。
パネリング強度は、外圧に対する缶胴11の座屈強度をメガパスカルで表す値である。パネリング強度の測定は、例えば缶10を加圧チャンバーの内部に設置し、加圧チャンバーの内部の加圧を、空気導入バルブを介してチャンバーに0.016Mpa/sで加圧空気を導入することで行った。チャンバーの内部における圧力の確認は、圧力ゲージ、圧力センサ、その検出信号を増幅するアンプ、検出信号の表示、データ処理などを行う信号処理装置を介して行った。パネリング強度は、座屈に伴う圧力変化点の圧力とした。一般的に、加熱殺菌処理による圧力変化に対して、パネリング強度は、缶10に対して0.016Mpa以上を有すればよいとされている。なお、パネリング強度の検証は、製造によるバラツキを考慮する必要がある。そこで、製造による標準偏差(σ)を0.01MPaとすると、正規分布における平均値μを「0.16」、標準偏差σを「0.01」としたときにパネリング強度は、「μ+4σ」の値、つまり0.2MPa以上であれば強度の点で満足するとともに、製造上でのバラツキに関する問題が起きないと考える。
座屈強度(N)は、缶胴11の高さ方向に対する強度をニュートンで表す値である。座屈強度の測定は、室温で缶10に軸圧縮荷重を圧縮試験機で負荷し、缶10が座屈するときの荷重(N)を測定した。圧縮試験機は、例えば最大圧縮荷重が294199(N)(30,000Kgf)、下部クロスヘッド昇降速度が450mm/min、下部クロスヘッド・テーブル間最大距離が800mm、圧盤の大きさ(径、上下部とも)100mmの仕様となっている。一般的に、座屈強度は、缶10に対して1470(N)以上を有すればよいとされている。なお、座屈強度の検証は、製造によるバラツキを考慮する必要がある。そこで、製造による標準偏差(σ)を60(N)とすると、正規分布における平均値μを「1470」、標準偏差σを「60」としたときにパネリング強度は、「μ+4σ」の値、つまり1710MPaを超える値であれば強度の点で満足するとともに、製造上でのバラツキに関する問題が起きないと考える。
表1に示すようにNo.1~No.4の缶10については、要求されるパネリング強度と座屈強度とを共に確保していることが分かった。また、凸部ビード外径の飛び出しについては、いずれも飛び出しは無く、頂部19の外径D2が非形成部18の外径D1と同じ径か、これよりも小径であった。
比較例1の缶10は、凹凸範囲比率が「1.1」、凹部16の曲線22を構成する第2曲率半径Rbが3mm、凸部15の曲線20を構成する第1曲率半径Raが3.4mmになるようにビード14を作ったものであり、他の形状についてはNo.1~No.4の缶10と同じ形状である。比較例1の缶10を検証すると、パネリング強度、および座屈強度は良好であるのに対し、頂部19の外径D2が非形成部18の外径D1を超えるものがあった。このため、採用不可とした。
比較例2の缶10は、凹凸範囲比率が「1.9」になるように、つまり凹部16の曲線22を構成する第2曲率半径Rbを1.0mm、凸部15の曲線20を構成する第1曲率半径Raを5.2mmになるようにビード14を作ったものであり、他の形状についてはNo.1~No.4の缶10と同じ形状である。比較例2の缶10を検証すると、第2曲率半径RbがNo.4の缶10の第2曲率半径Rbよりも小さいため、凹部16に筋状の痕跡が残った。このため、比較例2の缶10は、外観の品質を損なう結果になった。また、筋状の痕跡は、割れに繋がるおそれがある。さらに、第2曲率半径Rbを転写する雄型凸部29側は先端形状が細くなり、ビード成形機でジャムが発生した場合には雄型凸部29に欠損が生じるおそれがある。また、比較例2の缶10は、パネリング強度について確保できるのに対し、座屈強度については必要とされる下限値を下回るおそれがある。このため、凹凸範囲比率を「1.9」にした比較例2の缶10に対しては、使用限界を過ぎていると判断した。なお、凸部15と凹部16との間に直線状の接線37を繋げた形状のビード36を形成した缶10でも表1の検証で説明したと同じまたは同様な効果が得られた。
表2は、図6で説明したビード14、つまり凸部45を複合の曲線で構成したビード14が作られた缶10により奏する効果を説明するための検証結果を示す。本発明者などが行った検証では、表2に示すように、凹凸範囲比率を1.2~1.8の範囲で0.2ずつ変化させたNo.5~No.8の缶10をそれぞれ3缶ずつ作り、各缶10におけるパネリング強度、および座屈強度を測定した。また、各缶10について頂部19の外径が非形成部18の外径を超えているか否かを調べ、一つでも頂部19の外径が非形成部18の外径を超えている場合を「凸部ビード外径の飛び出し」の欄に「×」で記載した。凹凸範囲比率は、表1の検証で説明したと同じように、実測で凸部15の長さLaと凹部16の長さLbとの距離の比率を算出して確認を行った。また、表2にはパネリング強度、および座屈強度の平均値をそれぞれ記載している。
Figure 0006998142000002
検証で使用した缶10は、表1の検証で説明したように板厚が0.15mmの表面処理鋼板を直径がφ53mm、高さが104mmの円筒状に丸めて、その両側端部を溶接により接合して作った缶胴11を使用した。ビード14は、1ピッチを5.2mmとし、2.5ピッチ分の幅で缶胴11の略中央部に形成している。ビード14の深さSaは、0.55mmとした。凸部15の先端形状は、図6で説明したと同じ形状、つまり曲線20と二つの曲線41とで構成された形状に作られ、また、ビード14は、凸部45と凹部16との間を接点17で繋いだ縦断面形状で作っている。
検証では、凹凸範囲比率になるように、先端Rb形状(凹)(mm)および先端Ra形状(凸)(mm)を変えている。先端Rb形状(凹)(mm)は、凹部16を構成する曲線22の第2曲率半径Rbをミリメートルで示す。先端Ra形状(凸)(mm)は、凸部45を構成する曲線20の第1曲率半径Ra、および曲線20の両側に繋がる二つの曲線41を構成する第7曲率半径Rgをそれぞれミリメートルで示す。
表2に示すようにNo.5~No.8の缶10については、要求されるパネリング強度と座屈強度とを共に確保していることが分かった。また、凸部ビード外径の飛び出しについては、いずれも飛び出しは無く、頂部19の外径D2が非形成部18の外径D1と同じ径か、これよりも小径であった。
比較例3の缶10は、凹凸範囲比率が「1.1」、凹部16の曲線22を構成する第2曲率半径Rbが2.8mm、凸部45を構成する曲線20の第1曲率半径Raが3.7mm、曲線41の第3曲率半径Rcが2.2mmになるようにビード14を作ったものであり、他の形状についてはNo.5~No.8の缶10と同じ形状である。検証すると、パネリング強度、および座屈強度は良好であるのに対し、頂部19の外径D2が非形成部18の外径D1を超えるものがあった。このため、採用不可とした。
比較例4の缶10は、凹凸範囲比率が「1.9」、凹部16の曲線22を構成する第2曲率半径Rbが1.2mm、凸部45を構成する曲線20の第1曲率半径Raが8mm、曲線41を構成する第3曲率半径Rcが4.1mmになるようにビード14を作ったものであり、他の形状についてはNo.5~No.8の缶10と同じ形状である。検証すると、座屈強度が低下しており、必要とされる下限値を平均値で下回っている。このため、凹凸範囲比率を「1.9」にした比較例4の缶10に対しては、凹凸範囲比率の限界を過ぎていると判断した。なお、凸部45と凹部16との間に共通の接線37を繋げた形状のビード14を形成した缶10でも表2の検証で説明したと同じまたは同様な効果が得られた。
本発明では、凸部15,45および凹部16を構成する曲線20,22,41の曲率半径Ra,Rb,Rgを、1~9mmの範囲に規定している。下限値を1mmに規定する理由は、曲線の丸みが小さすぎて凹部16に割れなどが生じることを防止することができる。また、上限値を9mmに規定すると、バックリングを考慮してビード14の深さSaを深く調整しても、凸部15,45と凹部16との間の接線33の角度θ1,θ2,θ3が急激な角度に変化することを防止することができる。このため、パネリング強度および座屈強度の両方を所定の強度に確保することができる。
以上、上記で説明した各実施例は本発明の例示であり、ある実施例に特有の構造および機能は他の実施例にも適用できる。また、本発明は、上述した各実施例に限定されないのであって、本発明の目的を逸脱しない範囲で適宜に変更することができる。
10…缶、 11…缶胴、 12…上蓋、 13…底蓋、 14,36,40…ビード、 15,45…凸部、 16…凹部、 17…接点、 19…頂部、 21…底部、 20…(凸部の)曲線、 22…(凹部の)曲線、 37…接線。

Claims (2)

  1. 板厚が0.12~0.16mmの表面処理鋼板により筒状に形成された缶胴と、前記缶胴の外周面に、前記缶胴の径方向の外側に突出した凸部と前記径方向の内側に窪んだ凹部とを前記缶胴の高さ方向に沿って交互に配列して形成されたビードとを備え、前記ビードが、前記缶胴の周方向に沿って設けられており、かつ前記凸部の頂部から前記凹部の底部までの深さが0.3~0.6mmで、かつ前記高さ方向における前記凸部同士の間隔または前記凹部同士の間隔に相当するピッチが4~8mmで形成されているビード付き3ピース缶において、
    前記凸部は、前記頂部での外径が前記ビードを形成していない前記缶胴の外径と同じ径、またはそれよりも小さい径になるように形成され、かつ前記缶胴の縦断面において一つの曲率半径の曲線、または複数の曲率半径を組み合わせた曲線で形成されており、前記凹部を構成する曲線は、前記缶胴の縦断面において前記凸部を構成する曲線のうちの前記頂部の曲率半径よりも小さい曲率半径で形成されており、前記凸部と前記凹部とは、前記凸部の両端を構成する曲線の前記曲率半径と前記凹部を構成する曲線の前記曲率半径とを、所定の長さを有する共通の接線で繋いだ縦断面形状をなし、前記深さ方向での中央部で前記高さ方向に測った前記凸部の長さを前記凹部の長さで割った比率が1.2~1.8であり、前記ビードは、2ピッチ以上で形成されていることを特徴とするビード付き3ピース缶。
  2. 前記凸部および前記凹部を構成する曲線の曲率半径は、1~9mmの範囲である
    ことを特徴とする請求項1に記載のビード付き3ピース缶。
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