JP2011131916A - 溶接缶体 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面処理鋼板の板厚を低減しつつ、缶胴の変形を防止でき、所要の表示や装飾等に制限を受けないと共に安定性に優れた溶接缶体を提供する。
【解決手段】溶接缶体1a、1bは、表面処理鋼板を溶接接合した缶胴2と、その両端のフランジ部2aに二重巻締めされた缶蓋3a,3bとを備える。缶胴2は、51〜53mmの直径の未加工部4と、この両端に連設された両加工部5a,5bとを有する。表面処理鋼板は、0.12〜0.16mmの板厚と、400〜530MPaの降伏応力Yと、5〜30%の伸びEとを有する。缶胴2の全長は96〜106mm、縮径加工部5aと表面加工部5bの間の未加工部4の長さは67〜71mmで、残余を縮径加工部5aと表面加工部5bとの長さの合計とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、溶接缶体に関する。
飲料等を収容する金属缶体として、矩形の表面処理鋼板を円筒状に丸めて両側縁部を互いに重ね合わせて溶接接合することで缶胴を形成し、その開口端部に缶蓋を二重巻締めした溶接缶体が知られている。かかる溶接缶体では、コスト削減のために、原材料である表面処理鋼板の板厚を0.12〜0.16mmに低減することが検討されている。
ところで、上記の溶接缶体では、缶胴の一端に缶蓋を巻締めしたもの(半成品)に飲料等の内容物を充填した後、他端に缶蓋を巻締めして充填缶(完成品)としているが、コーヒー等の飲料では充填密封後にレトルト殺菌処理(加熱殺菌処理)を施す場合があり、その場合レトルト殺菌処理工程のレトルト釜の中で溶接缶体の内外の圧力に差圧が生じる。このとき、表面処理鋼板の板厚が低減されていると、缶胴のパネリング強度が低くなり、溶接缶体内外の差圧のために缶胴が凹む変形を起こす虞があり、かような変形を起こすと商品価値が失われるという問題がある。
この問題を解決するために、前記表面処理鋼板の板厚を低減する一方で、その強度を高くすることが考えられる。その強度は、例えば降伏応力Yで示される。
ところが、上記の溶接缶体において、表面処理鋼板の強度を高くすると、缶胴を形成する段階で溶接のために表面処理鋼板を丸めたとき、側縁部を溶接に十分な範囲で互いに重ね合わせることが難しくなる傾向がある。また、溶接できた場合にも、前記缶胴の両端に縮径加工部を形成し、更にこの縮径加工部に缶蓋巻締めのためのフランジ加工を施したときに、フランジの溶接継目部の近傍に亀裂(フランジクラック)が発生することがある。
前記溶接を可能にすると共に、前記フランジ加工による亀裂発生を防止するために、前記表面処理鋼板の伸び(E)を大きくすることが考えられる。しかし、伸びを大きくすると、表面処理鋼板の強度が不十分になって缶胴のパネリング強度が低くなり、内容物充填後のレトルト殺菌処理工程における溶接缶体内外の差圧のために缶胴が凹むという問題に還元してしまう。
この問題を解決するために、0.12〜0.16mmの板厚の表面処理鋼板の側縁部を互いに重ね合わせて溶接接合して形成される缶胴の中央部に複数のビードを設けるようにした溶接缶体が提案されている(特許文献1参照)。
この溶接缶体によれば、缶胴の中央部に複数のビードを設けることにより、表面処理鋼板の板厚を上記の範囲としても缶胴に所要の強度を付与することができ、缶胴のパネリング強度が高くなり、内容物充填後のレトルト殺菌処理工程における溶接缶体内外の差圧に抗して缶胴の凹みを防止することができる。
特許第3665986号公報
しかしながら、缶胴の中央部に複数のビードを設ける溶接缶体では、そのビードのために、印刷文字による所要の表示や図柄による装飾等が制限を受けるという不都合がある。
本発明は、かかる不都合を解消して、缶胴を構成する表面処理鋼板の板厚を低減することができると共に、缶胴のパネリング強度を高くして内容物充填後のレトルト殺菌処理工程における缶体内外の差圧に抗して缶胴の凹み等の変形を防止することができ、印刷文字による所要の表示や図柄による装飾等に制限を受けることがなく安定感に優れた溶接缶体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、矩形の表面処理鋼板を円筒状に丸めて両側縁部を互いに重ね合わせて溶接接合してなる缶胴と、該缶胴の少なくとも一端部に二重巻締めされた缶蓋とを有する溶接缶体であって、前記表面処理鋼板は、0.12〜0.16mmの範囲の板厚と、400〜530MPaの範囲の降伏応力Yと、5〜30%の範囲の伸びEとを有し、前記缶胴は、51〜53mmの範囲の直径を有する円筒状未加工部と、該未加工部の両側に連設され、前記缶蓋を二重巻締めするフランジ部を有する両加工部とを備え、前記缶胴の全長は96〜106mmの範囲にあり、前記未加工部の長さは67〜71mmの範囲にあって、前記缶胴の全長から前記未加工部の長さを減じた残余を前記両加工部の長さの合計とし、前記両加工部の少なくとも一方は、表面に凹凸が形成された表面加工部であることを特徴とする。
本発明は、上記のように缶胴の少なくとも一端部に缶蓋を二重巻締めして形成した溶接缶体であって、呼び径202Dといわれる大きさを有する溶接缶体に関するものである。この呼び径202Dの溶接缶体の缶胴は、その中央部に、51〜53mmの範囲の直径を有する未加工部を備えており、この未加工部の両端側に前記加工部が連設されると共に、開口端部に前記フランジ部が形成されている。
前記表面処理鋼板は、0.12〜0.16mmの範囲の板厚と、400〜530MPaの範囲の降伏応力Yと、5〜30%の範囲の伸びEとを有している。
前記表面処理鋼板の板厚が0.16mmを超えると、コストを低減する効果が得られない。一方、前記表面処理鋼板の板厚が0.12mm未満であると、缶胴のパネリング強度が低すぎて、内容物充填後のレトルト殺菌処理工程における缶体内外の差圧に抗して缶胴の凹みを防止することができない。
また、前記表面処理鋼板の降伏応力Yが530MPaを超えるときには、溶接のために矩形の表面処理鋼板(缶胴ブランク)を円筒状に丸めて両側縁部を所定幅に亘って重ね合わせることができない。一方、前記表面処理鋼板の降伏応力Yが400MPa未満であるときには、十分な座屈強度やパネリング強度が得られず、レトルト殺菌処理工程における缶体内外の差圧に抗して缶胴の凹みを防止することができない。
また、前記表面処理鋼板の伸びEが30%を超えるときには、表面処理鋼板が過度に柔軟になり、十分な降伏応力Yを得ることができない。一方、前記表面処理鋼板の伸びEが5%未満であるときには、前記缶胴の両端に縮径加工部を形成し、該縮径加工部にフランジ加工を施したとき、フランジ加工部の溶接接合部の近傍に亀裂が発生するのを免れることができない。
また、前記溶接缶体は、缶胴の全長が96〜106mmの範囲にあり、前記両加工部の間に67〜71mmの範囲の長さの未加工部を備えている。そして、缶胴の全長から未加工部の長さを差し引いた残余の長さが、両加工部の長さの合計となっている。
本発明の溶接缶体は、内容物として公称180〜200gの飲料を収容するものであり、そのために缶胴の全長が96〜106mmの範囲にあることを必要とする。缶胴の全長が96mm未満では公称180gの飲料を収容できず、全長が106mmを超えると溶接缶体の内部で内容物が収容されていない容積(ヘッドスペース)が不必要に大きくなる。
そして、本発明の溶接缶体は、缶胴の96〜106mmの範囲の全長に対して、67〜71mmの範囲の長さの未加工部を缶胴中央部に備え、残余を加工部とすることにより、缶胴のパネリング強度を高めることができて、レトルト殺菌処理工程における缶体内外の差圧に抗して缶胴の凹み等の変形を防止することができる。
また、本発明の溶接缶体は、前記缶胴の前記範囲の全長に対して、前記範囲の長さの未加工部を備えることにより、何ら制限を受けることなく、前記未加工部に印刷文字による所要の表示や図柄による装飾を行うことができる。
ここで、前記未加工部の両側に連設される両加工部を、いずれも同一の直径を備える縮径加工部とし、それぞれ所定の長さに形成すると意匠性に限界があると共に、缶蓋を着地部として前記溶接缶体を自立せしめたときに不安定感が否めない。そこで、本発明の溶接缶体は、両加工部の少なくとも一方を表面に凹凸が形成された表面加工部とする。本発明の溶接缶体は、このようにすることにより、意匠性が向上すると共に、前記のように直立させたときに不安定感を覚えることが無く、優れた安定感を得ることができる。
また、前記未加工部の両端側に連設される加工部は、両方とも表面に凹凸が形成された表面加工部としてもよい。
本発明の溶接缶体においては、前記缶胴の両加工部の一方を表面加工部とし、その表面加工部が設けられている側と反対側に、45〜51mmの範囲で前記未加工部より細い直径を有する縮径加工部を備えるようにしてもよい。
尚、前記縮径加工部が前記未加工部に連接される部分には、未加工部から縮径加工部に向かって縮径するテーパ部が形成され、該縮径加工部の開口端部には前記缶蓋が二重巻締めされるフランジ部が形成されている。そこで、本明細書では、「縮径加工部の長さ」は、前記テーパ部の長さと前記フランジ部の長さをも含み、缶蓋が巻締められた際には巻締め部の長さも含むものとする。
前記両加工部の一方が前記縮径加工部であるときには、該縮径加工部は、前記テーパ部及び前記フランジ部又は缶蓋巻締め後の巻締め部を除く全体が単一の直径を備えるものであってもよい。また、前記縮径加工部は、前記未加工部の直径に対して複数の段階で縮径され、最も縮径されている部分の直径が45〜48mmの範囲にあるものでもよい。前記縮径加工部は、最も縮径されている部分の直径が前記範囲であることにより、前記単一の直径を備えるときよりも小径の缶蓋を用いることができ、コストを更に削減することができる。
前記表面加工部は、缶胴のパネリング強度を向上させるものであれば、表面に凹凸が形成されているものでどのようなものであってもよいが、例えば、缶胴の周方向に沿って形成された複数のビード部を備えるものとすることができる。
前記表面加工部は、前記缶胴の周方向に沿って設けられた複数の凹部により表面に凹凸が形成されているものを挙げることができる。前記凹部は、具体的には、その最深部から連続して缶胴の外周表面に至る内側壁を備え、該内側壁は、該内側壁と該最深部との境界に位置して該凹部の凹入方向に湾曲する第1湾曲面と、該第1湾曲面と反対方向に湾曲し且つ該第1湾曲面より曲率半径が大とされて缶胴の外周表面に連続する第2湾曲面とを有している。
前記複数の凹部により表面に凹凸が形成されている前記表面加工部を備える溶接缶体は、特開2004−359347号公報、意匠登録第990876号公報、意匠登録第998557号公報、意匠登録第1249016号公報、意匠登録第1249018号公報、意匠登録第1285980号公報、意匠登録第1293477号公報に記載されている。
また、前記表面加工部は、前記缶胴の周方向に沿って設けられた複数の矩形状平坦面により表面に凹凸が形成されているものであってもよい。
前記複数の矩形状平坦面は、具体的には、前記缶胴の周方向に沿って形成された複数の第1の矩形状平坦面と、周方向に沿って隣接する該第1の矩形状平坦面の間に形成された第1の境界稜線と、該缶胴の軸方向で第1の矩形状平坦面に所定の間隔を存して隣接すると共に周方向に沿って第1の矩形状平坦面とずれた位置に形成された複数の第2の矩形状平坦面と、周方向に沿って隣接する該第2の矩形状平坦面の間に形成された第2の境界稜線とを備える。
第1の矩形状平坦面と第2の矩形状平坦面との間の領域には、第1の境界稜線の端部と第1の境界稜線に軸方向で隣接する1対の第2の境界稜線の端部とを結ぶ1対の連結稜線とが形成されている。そして、互いに隣接する1対の連結稜線から第1の矩形状平坦面の端縁に向かって傾斜する三角形状の第1の傾斜面と、互いに隣接する1対の連結稜線から第2の矩形状平坦面の端縁に向かって傾斜する三角形状の第2の傾斜面とが、周方向に沿って交互に形成されている。
前記複数の矩形状平坦面により表面に凹凸が形成されている表面加工部を備える溶接缶体は、特許第4044173号公報、意匠登録第1020526号公報、意匠登録第1028526号公報、意匠登録第1031504号公報、意匠登録第1031504−1号公報、意匠登録第1031504−2号公報、意匠登録第1031504−3号公報に記載がある。
本発明の溶接缶体は、例えば、内容物として公称180gの飲料を収容する場合、前記缶胴は、全長が96〜99mmの範囲にあると共に、前記両加工部の長さは合計で25〜32mmの範囲にある。
また、本発明の溶接缶体は、例えば、内容物として公称200gの飲料を収容する場合、前記缶胴は、全長が103〜106mmの範囲にあると共に、前記両加工部の長さは合計で32〜39mmの範囲の長さにある。
更に、本発明の溶接缶体は、上記缶胴の両端のフランジ部に缶蓋を二重巻締めして形成した空缶の状態で、前記缶胴のパネリング強度が、空缶の状態で少なくとも160kPaであることを特徴とする。
本発明の溶接缶体に用いられる缶蓋としては、従来より一般に知られている金属製の二重巻締め用缶蓋を用いることができる。かかる缶蓋は、具体的には、缶体の内面側に保護被覆を施したアルミニウム、ティンフリースチール、ブリキ材などで形成される金属製缶蓋である。好ましくは、飲料缶の場合には、溶接缶体において缶胴の一端側のフランジ部に、開口タブを備えたアルミニウム製のステイオンタブ型缶蓋を二重巻締めし、内容物を充填後、他端側のフランジ部に、開口タブを有しない金属製缶蓋を二重巻締めして、缶体が形成される。
(a)は両端にフランジを形成した缶胴の断面図、(b)は缶胴の一端(図では上端)に缶蓋を二重巻締めした溶接缶体の断面図、(c)は缶胴の両端(図では上下端)に缶蓋を二重巻締めした溶接缶体の例を示す正面図、(d)は(c)のD−D線断面図。 表面処理鋼板の降伏応力と缶胴材の加工性との関係を示すグラフ。 表面処理鋼板の伸びと缶胴材の加工性との関係を示すグラフ。 未加工部の長さと缶胴の強度との関係を示すグラフ。 (a)は第2実施形態の溶接缶体の構成例を示す正面図、(b)は(a)のB−B線断面図。 第3実施形態の溶接缶体の構成例を示す正面図。 第4実施形態の溶接缶体の構成例を示す正面図。
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態の溶接缶体について説明する。
図1(b)に示す溶接缶体1aは、缶胴2の一端部(図では、上端部)に缶蓋3aを二重巻締めして形成されたもので、缶胴2は、図1(a)に示すように、矩形の表面処理鋼板(缶胴ブランク)を円筒状に丸めて両側縁部を互いに重ね合わせて溶接接合して形成され、その両端部(図では、上下端)には、缶蓋を巻締めるフランジ部2aを備えている。
本発明の溶接缶体には、図1(b)に示すように、缶胴2の上端のフランジ部2aに缶蓋3aを二重巻締めした溶接缶体1a(内容物充填前の半成品)のほか、図1(c)(d)に示すように、缶胴2の上下端に缶蓋3a,3bを二重巻締めした溶接缶体1bも含まれる。
図1(c)(d)に示された溶接缶体1bは、実際には、図1(b)の溶接缶体1a内に開口端(図では下端)から飲料などの内容物を充填後、開口端に缶蓋3bを二重巻締めして得られる形態である。或いは、後述のパネリング強度を測定する場合には、内容物を充填することなく、缶胴2の上下端に缶蓋3a,3bを二重巻締めすることで、溶接缶体1が空缶として形成される。
図1(a)〜(d)に示された缶胴2は、その中央部を構成する未加工部4と、その上端部に形成され未加工部4よりも小径の縮径加工部5aと、下端部に形成された表面加工部5bとを備え、前記溶接接合による溶接継目部6を側面に備えている。
縮径加工部5aは、未加工部4から縮径加工部5aに向って縮径するテーパー部7を介して未加工部4に連接されており、縮径加工部5aの端縁部には、缶胴2の両端のフランジ部2aにアルミニウム製のイージーオープン缶蓋3aを二重巻締めして、巻締め部8が形成されている。
表面加工部5bは、未加工部4と同径の表面に、缶胴2の周方向に沿って形成されたビード部9を備えており、ビード部9は該表面から缶内部に凹入して形成されている。表面加工部5bの端部には未加工部4よりも小径の縮径加工部5cが形成されており、この縮径加工部5cには、内容物充填後に底面側の缶蓋3bを二重巻締めした巻締め部8が形成されている。
本実施形態の溶接缶体1a、1bは、2条のビード部9を備える場合を示しているが、ビード部9の数は2〜4条の範囲で適宜選択することができる。また、隣接するビード部9,9は、相互に所定の間隔を存して形成されていてもよい。
本実施形態の溶接缶体1a、1bは、縮径加工部5aに比較してより大径の表面加工部5b側を下にして自立せしめられることにより、優れた安定感を得ることができる。
前記表面処理鋼板は、錫メッキ鋼板、ティン・フリー・スチール等からなり、0.12〜0.16mmの範囲の板厚と、400〜530MPaの範囲の降伏応力Yと、5〜30%の範囲の伸びEとを備えている。前記表面処理鋼板は、例えば、冷圧延鋼板を焼鈍後調質圧延して得られる鋼板(以下、「SR材」と略記する)または冷圧延鋼板を焼鈍後二次冷間圧延して得られる鋼板(以下、「DR材」と略記する)を用いることができる。
また、前記表面処理鋼板は、缶外面側に文字による表示や図柄等を印刷を施したポリエステルフィルムが接着剤層を介して接着されている。また、前記表面処理鋼板の缶内面側は、無地のポリエステルフィルムが接着剤層を介して接着されていてもよく、塗装が施されていてもよい。
溶接缶体1a、1bは、呼び径202Dといわれる大きさを備えている。かかる溶接缶体の缶胴2において、未加工部4は、51〜53mmの範囲の直径、例えば52.4mmの直径を有しており、この直径は呼び径202Dに相当する。また、縮径加工部5aは、テーパ部7及び巻締め部8を除いて、46〜51mmの範囲の直径、例えば50.0mmの直径を有しており、この直径は呼び径200Dに相当する。
尚、前記呼び径において、百位の数字はインチを示し、十位及び一位の数字は、1/16インチの何倍であるかを示している。従って、呼び径202Dは、直径が(2インチ+2/16インチ)に相当することを示している。
本実施形態の溶接缶体は、内容物として公称180〜200gの飲料を収容するものであり、このために、未加工部4及び縮径加工部5aの前記直径に対し、缶胴2の全長Hが96〜106mmの範囲にある。また、溶接缶体1a、1bは、未加工部4には何ら加工が施されておらず、未加工部4として67〜71mmの範囲の長さLを備えている。また、この結果、全長Hから未加工部4の長さLを減算した残余が、テーパ部7及び巻締め部8を含む縮径加工部5aの長さLと、巻締め部8を含む表面加工部5bの長さLとの合計となっており、長さL、Lは合計が25〜39mmとなる範囲で適宜調整される。
本実施形態の溶接缶体は、上記のように缶胴2の中央部が未加工部4として、67〜71mmの範囲の長さLを有することにより、前記ポリエステルフィルムに印刷される文字や図柄に何ら制限を受けることがなく、優れた表示を行うことができると共に、優れた装飾効果を得ることができる。
次に、板厚が0.15mmのSR材またはDR材であって、それぞれ降伏応力Y及び伸びEが異なる複数の表面処理鋼板を試料として用意した。前記試料の降伏応力Yと加工性との関係を図2に示す。
ここで、降伏応力Yは溶接接合のために前記表面処理鋼板を丸めたときの円周方向における数値である。また、加工性は溶接接合のために前記表面処理鋼板を丸めたときの側縁部の重なり具合(ロールフォーム適性)と、缶胴2の端縁部に缶蓋を巻締めるフランジ加工を施したときフランジ部2aの溶接継目部6近傍における亀裂発生の有無とを点数化して総合的に評価したものである。
前記ロールフォーム適性は、側縁部の重なり具合により溶接が可能であるものを3点、溶接が不安定になるものを1点、溶接が不可能であるものを0点とした。また、亀裂発生の有無は、亀裂が全く発生しないものを3点、亀裂発生の虞があるものを1点、亀裂が発生したものを0点とした。図2から、前記試料である表面処理鋼板は、降伏応力Yが530MPa以下であることにより、優れた加工性が得られることが明らかである。
次に、前記試料の伸びEと加工性との関係を図3に示す。ここで、伸びEは前記試料である表面処理鋼板を丸めたときの円周方向における数値である。また、缶胴2を構成する缶胴材の加工性は、降伏応力Yの場合と全く同一にして評価した。図3から、前記試料である表面処理鋼板は、伸びEが5%以上であることにより優れた加工性が得られることが明らかである。
次に、前記試料のうち、板厚が0.15mm、降伏応力Yが500MPa、伸びEが20%であるSR材からなる表面処理鋼板について、缶胴の未加工部の長さLの異なる複数の溶接缶体を形成し、これに外圧を加えて缶胴が凹んだときの圧力としてパネリング強度を測定した。このパネリング強度は、缶胴の両端部に缶蓋が二重巻締めされた、内容物が充填されていない空缶状態の溶接缶体を作成して、測定用の加圧容器に入れ、該缶体の外面から加圧して缶胴に変形が生じたときの圧力を測定することで得られる。前記試料の未加工部の長さLと、パネリング強度との関係を図4に示す。
図4から、未加工部の長さLを67〜71mmの範囲とすることにより、160kPa以上のパネリング強度を得ることができることが明らかである。本発明においては、パネリング強度を160kPaとすることにより、実際に内容物充填後のレトルト処理を施したときの冷却による減圧変形を防止できることが見出された。
実際、缶胴の両端部に缶蓋を二重巻締めした空缶でパネリング強度が160kPa以上であれば、缶蓋が二重巻締めされた、内容物が充填されている溶接缶体において、レトルト殺菌処理工程における缶体内外の差圧に抗して缶胴の凹みを実用上問題ないレベルに抑えることができる。
本実施形態の溶接缶体は、例えば、内容物として公称180gの飲料を収容するものとすることができる。この場合、缶胴2及びこれを備えた溶接缶体は、全長が96〜99mmの範囲にあり、未加工部4の長さLは67〜71mmの範囲にあり、縮径加工部5aの長さLと表面加工部5bの長さLとの合計が25〜32mmの範囲にある。
内容物として公称180gの飲料を収容する溶接缶体は、例えば全長が96.93mmであり、未加工部の長さLが70mmであり、前記縮径加工部の長さLと、前記表面加工部の長さLとの合計が26.9mmであり、実質的に缶胴と同じである。前記溶接缶体は、未加工部の長さLが70mmであることにより、前記ポリエステルフィルムに印刷される文字や図柄に何ら制限を受けることなく、優れた表示を行うことができると共に、優れた装飾効果を得ることができる。
また、前記溶接缶体のパネリング強度は165kPa以上であり、レトルト殺菌処理工程における缶体内外の差圧に抗して缶胴の凹みを防止することができることが明らかである。
また、本実施形態の溶接缶体は、例えば、内容物として公称200gの飲料を収容するものとすることができる。この場合、缶胴2及びこれを備えた溶接缶体は、全長が103〜106mmの範囲にあり、未加工部4の長さLは67〜71mmの範囲にあり、縮径加工部5aの長さLと表面加工部5bの長さLとの合計が32〜39mmの範囲にある。
内容物として公称200gの飲料を収容する溶接缶体は、例えば全長が104.13mmであり、未加工部の長さLが70mmであり、縮径加工部の長さLと表面加工部の長さLとの合計が34.1mmであり、実質的に缶胴と同じである。この溶接缶体は、未加工部の長さLが70mmであることにより、前記ポリエステルフィルムに印刷される文字や図柄に何ら制限を受けることなく、優れた表示を行うことができると共に、優れた装飾効果を得ることができる。
また、溶接缶体1の空缶状態でのパネリング強度は165kPaであり、レトルト殺菌処理工程における缶体内外の差圧に抗して缶胴の凹みを防止できることは明らかである。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図5(a),(b)に示す溶接缶体11は、図1(c)(d)の溶接缶体1bにおいて、縮径加工部5aに代えて、未加工部4の直径に対して2段階で縮径されて形成された縮径加工部5dを備えること以外は、溶接缶体1bと同じ構成を備えている。
この溶接缶体11によれば、缶胴2の凹み防止、未加工部4に施される装飾、及び自立せしめた場合の安定感について、溶接缶体1と同じ作用効果を奏することができる。また、溶接缶体11では、縮径加工部5dの最も縮径されている部分の直径が45〜48mmの範囲にあることにより、より小径のイージーオープン缶蓋3aを用いることができ、さらにコストを削減することができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図6に示す溶接缶体12は、図1(c)(d)に示す溶接缶体1bにおいて、表面加工部5bにビード部9に代えて、周方向に沿って設けられた複数の凹部13を備え、中央部を形成する未加工部4に対して表面加工部5bと反対側の端部に未加工部4よりも小径の縮径加工部5cが形成されていること以外は、溶接缶体1bと同じ構成を備えている。そして、溶接缶体12は、溶接缶体1bと同じ作用効果を奏することができる。
この溶接缶体12において、凹部13は、最深部から連続して缶胴の外周表面に至る内側壁を備えている。また、前記内側壁は、該内側壁と前記最深部との境界に位置して前記凹部の凹入方向に湾曲する第1湾曲面と、該第1湾曲面と反対方向に湾曲し且つ該第1湾曲面より曲率半径が大とされて缶胴の外周表面に連続する第2湾曲面とを備えている。
また、各凹部13は、上下に隣り合う凹部13同士で位置をずらして形成されている。具体的には、上側の周方向に隣り合う1対の凹部13,13の間の下方に下側の凹部13が位置するように配設されている。
複数の凹部13を備える表面加工部5bと、その形成方法については、特開2004−359347号公報に詳細な記載がある。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図7に示す溶接缶体14は、図1(c)(d)に示す溶接缶体1bにおいて、表面加工部5bにビード部9に代えて、周方向に沿って設けられた複数の矩形状平坦面15,16を備えること以外は、溶接缶体1bと同じ構成を備えている。そして、溶接缶体14は、溶接缶体1bと同じ作用効果を奏することができる。
この溶接缶体14において、矩形状平坦面15は缶胴2の周方向に沿って複数形成されており、隣接する矩形状平坦面15,15の間には境界稜線17を備えている。矩形状平坦面16は、缶胴2の軸方向で矩形状平坦面13に所定の間隔を存して隣接すると共に、缶胴2の周方向に沿って矩形状平坦面13とずれた位置に複数形成されており、隣接する矩形状平坦面16,16の間には境界稜線18を備えている。
矩形状平坦面15,16の間の領域には、境界稜線17の下端部と境界稜線17に軸方向で隣接する1対の境界稜線18,18の上端部とを結ぶ1対の連絡稜線19,19が形成されている。そして、互いに隣接する1対の連絡稜線19,19から矩形状平坦面15の下端縁に向かって傾斜する三角形の傾斜面20と、互いに隣接する1対の連絡稜線19,19から矩形状平坦面17の上端縁に向かって傾斜する三角形の傾斜面21とが、周方向に沿って交互に形成されている。
複数の矩形状平坦面15,16を備える表面加工部5bと、その製造方法については、特許第4044173号公報に詳細な記載がある。
また、表面加工部5bは、表面に凹凸が形成されているものであれば、ビード部9、凹部13、矩形状平坦面15,16以外の他の形状が形成されていてもよい。
1a,1b,11,12,14…溶接缶体、2…缶胴、2a…フランジ部、3a,3b…缶蓋、4…未加工部、5a…縮径加工部、5b…表面加工部、9…ビード部、13…凹部、15,16…矩形状平坦面、L…未加工部の長さ、L…縮径加工部の長さ、L…表面加工部の長さ。

Claims (9)

  1. 矩形の表面処理鋼板を円筒状に丸めて側縁部を互いに重ね合わせて溶接接合してなる缶胴と、該缶胴の少なくとも一端部に二重巻締めされた缶蓋とを有する溶接缶体であって、
    前記表面処理鋼板は、0.12〜0.16mmの範囲の板厚と、400〜530MPaの範囲の降伏応力Yと、5〜30%の範囲の伸びEとを有し、
    前記缶胴は、51〜53mmの範囲の直径を有する円筒状の未加工部と、該未加工部の両側に連設され、前記缶蓋を二重巻締めするフランジ部を有する両加工部とを備え、
    前記缶胴の全長は96〜106mmの範囲にあり、前記未加工部の長さは67〜71mmの範囲にあって、前記缶胴の全長から前記未加工部の長さを減じた残余を前記両加工部の長さの合計とし、
    前記両加工部の少なくとも一方は、表面に凹凸が形成された表面加工部であることを特徴とする溶接缶体。
  2. 請求項1記載の溶接缶体において、前記缶胴の、前記表面加工部が設けられた側と反対側の端部に、45〜51mmの範囲で前記未加工部より細い直径を備える縮径加工部が連設されていることを特徴とする溶接缶体。
  3. 請求項2記載の溶接缶体において、前記縮径加工部は、前記未加工部の直径に対して複数の段階で縮径され、最も縮径されている部分の直径が45〜48mmの範囲にあることを特徴とする溶接缶体。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の溶接缶体において、前記表面加工部は、前記缶胴の周方向に沿って形成された複数のビード部を備えることを特徴とする溶接缶体。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項記載の溶接缶体において、前記表面加工部は、前記缶胴の周方向に沿って形成された複数の凹部を備えることを特徴とする溶接缶体。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項記載の溶接缶体において、前記表面加工部は、前記缶胴の周方向に沿って形成された複数の第1の矩形状平坦面と、周方向に沿って隣接する該第1の矩形状平坦面の間に形成された第1の境界稜線と、該缶胴の軸方向で第1の矩形状平坦面に所定の間隔を存して隣接すると共に周方向に沿って第1の矩形状平坦面とずれた位置に形成された複数の第2の矩形状平坦面と、周方向に沿って隣接する該第2の矩形状平坦面の間に形成された第2の境界稜線と、第1の矩形状平坦面と第2の矩形状平坦面との間の領域に形成され、第1の境界稜線の端部と第1の境界稜線に軸方向で隣接する1対の第2の境界稜線の端部とを結ぶ1対の連結稜線と、互いに隣接する1対の連結稜線から第1の矩形状平坦面の端縁に向かって傾斜する三角形状の第1の傾斜面と、互いに隣接する1対の連結稜線から第2の矩形状平坦面の端縁に向かって傾斜する三角形状の第2の傾斜面とを備え、第1の傾斜面と第2の傾斜面とが周方向に沿って交互に形成されていることを特徴とする溶接缶体。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の溶接缶体において、前記缶胴は、全長が96〜99mmの範囲にあると共に、前記両加工部の長さは合計で25〜32mmの範囲にあることを特徴とする溶接缶体。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項記載の溶接缶体において、前記缶胴は、全長が103〜106mmの範囲にあると共に、前記両加工部の長さは合計で32〜39mmの範囲にあることを特徴とする溶接缶体。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項記載の溶接缶体において、前記缶胴の両端のフランジ部に缶蓋を二重巻締めして形成した空缶の状態で、前記缶胴のパネリング強度が、少なくとも160kPaであることを特徴とする溶接缶体。
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