JP2000071942A - ワイパーブレード反転音低減構造 - Google Patents

ワイパーブレード反転音低減構造

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JP2000071942A
JP2000071942A JP10246099A JP24609998A JP2000071942A JP 2000071942 A JP2000071942 A JP 2000071942A JP 10246099 A JP10246099 A JP 10246099A JP 24609998 A JP24609998 A JP 24609998A JP 2000071942 A JP2000071942 A JP 2000071942A
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JP
Japan
Prior art keywords
wiper blade
pivot
wiper
guide hole
frame
Prior art date
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Application number
JP10246099A
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English (en)
Inventor
Tomohide Noba
智英 野場
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増やさずにワイパーブレードの反
転音を低減するワイパーブレード反転音低減構造を提供
する。 【解決手段】 回転駆動力を伝達するレバー15に設け
られピン11が圧入されたピボット12と、このピボッ
トを回動可能に挿入しピボットのピンをガイドするガイ
ド孔14を有するフレーム16と、ピボットの歯部13
に固定されたワイパー10とを備えている。フレームの
ガイド孔14は下端の位置dがワイパーブレード9が最
下端で反転又は停止する位置であり、ガイド孔14の上
端の位置uがワイパーブレード9が最上端で反転する位
置に対応するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フロントワイパ
ーブレードの反転音を減少させるためのワイパーブレー
ド反転音低減構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の雨中走行中の視野を確保するた
めにフロントガラスなどにワイパーが設けられている。
図6は従来のワイパーを示す概略図である。このような
従来のワイパーは、回動駆動される枢軸をなすピボット
1に軸支されたアームヘッド3と、このアームヘッドに
連結されたアームリテーナ5と、このアームリテーナ5
に取り付けられたワイパーアーム7と、このワイパーア
ームに組み付けられたワイパーブレード9とを備えてい
る。
【0003】図7は図6のA−A線断面図である。この
ような従来のワイパーでは、ワイパーブレード9がアー
ムヘッド3、アームリテーナ5及びワイパーアーム7を
介して枢軸であるピボット1の回りに往復回動し、フロ
ントガラス2の所定範囲を払拭するようになっている
が、図7に示すようにワイパーブレード9が最上端に行
き反転する際、ワイパーブレード9のリップ9aが図7
のaの位置からbの位置に変更し、反転音が発生する。
【0004】このような、ワイパーブレードが反転する
際の反転音を低減することを目的として、特開平3−9
6459号公報の提案がある。この特開平3−9645
9号公報に示す例には、レバーの係止部を上方に移動し
てワイパーのアーム圧を可変にする構成が記載されてい
る。これは、モータの正逆反転作動による可動部の往復
回動によりローラをガイド部材でガイドしながら摺接面
と摺接し回転移動し、この可動部の往復回動時、下及び
上反転位置においてローラが両端部と摺接することによ
り、レバーがスプリングの係止部にかかる分力に摺接面
の中央部から両端部までの高さだけ回動し、このレバー
の回動により係止部が回動量分だけ上方に移動するよう
にしたものである。これにより、係止部にかかるスプリ
ングの分力が小さくなり、この結果、ブレードのウイン
ドウガラスへのアーム圧を小さくすることによって、下
及び上反転位置での反転音を低減させるようにしたもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の特開平3−96459号公報に示すような例では、
ローラをガイド部材でガイドしながら回転移動させ、レ
バーを摺接面の中央部から両端部までの高さ分だけ回動
させるようにしているため、部品点数が増えてわりあい
構成が複雑になり、改善の余地がある。
【0006】そこで、本発明は、部品点数を増やさずに
ワイパーブレードの反転音を低減するようにしたワイパ
ーブレード反転音低減構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のワイパーブレード反転音低減構造は、ピボ
ットを枢軸として回動可能にワイパーブレードを取り付
けガラスを払拭するワイパーにおいて、ピンを有するピ
ボットと、このピボットを回動可能に挿入しピボットの
ピンをガイドするガイド孔を有して車体に固定したフレ
ームとを備え、フレームのガイド孔の下端の位置をワイ
パーブレードが最下端で反転又は停止する位置とし、ガ
イド孔の上端の位置をワイパーブレードが最上端で反転
する位置に対応するようにしており、ピボットが回動し
てフレームのガイド孔に沿ってガラスから離れるように
移動するにつれてワイパーブレードが最下端から最上端
に移動していくようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】このような構成のワイパーブレード反転音
低減構造では、ピボットが回動しピボットのピンをフレ
ームのガイド孔が案内し、ピボットがガラス面から離れ
る方向に移動して行くにつれて、ワイパーブレードがガ
ラス面に当接しながら最下端の位置から最上端の反転位
置まで移動し、ガラスにワイパーブレードを押しつけて
いる力が減少していく。したがって、ワイパーブレード
のリップが反転位置では押しつけられている力が減少す
るため、反転音が下がる。さらに、フレームにガイド孔
を設け、ピボットがガイド孔に案内されて移動するよう
にしただけの構成であるので、部品点数を増やすことな
く、しかも簡単な構成でワイパーブレードの反転音を減
少させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5に基づき、従来
例と実質的に同一又は対応する部材には同一符号を用い
て、本発明によるワイパーブレード反転音低減構造の好
適な実施の形態を説明する。図1は本発明に係る好適な
実施形態の要部構成図であり、(a)は一部断面図、
(b)は外観概略図である。図2は本実施形態の要部分
解図である。図3は本実施形態の取付構造を示す概略断
面図である。図1、図2及び図3を参照すると、本実施
形態のワイパーブレード反転音低減構造は、回転駆動力
を伝達するレバー15に設けられピン11が圧入された
ピボット12と、このピボットを回動可能に挿入しピボ
ットのピンをガイドするガイド孔14を有するフレーム
16と、ピボットの歯部13に固定されたワイパー10
とを備えている。図1(b)に示すように、フレーム1
6のガイド孔14は下端の位置dをワイパーブレード9
が最下端で反転又は停止する位置とし、ガイド孔14の
上端の位置uをワイパーブレード9が最上端で反転する
位置に対応するようにしている。
【0010】ワイパー10はピボット12に固定された
アームヘッド3と、このアームヘッドに連結ピン6で連
結されたアームリテーナ5と、ワイパーブレード9を取
り付けるワイパーアーム7とを備え、アームヘッド3と
アームリテーナ5とは連結ピン6を挟んで弾性体、例え
ばコイルスプリング8で付勢され、ワイパーブレード9
が一定圧力で例えばフロントガラス2側に圧接されるよ
うになっている。さらにフレーム16の外側には車体に
固定するための孔17を有するブラケット19が設けら
れている。また図3に示すように本実施形態では、車体
21に設けられたブラケット23にフレーム16のブラ
ケット19をボルト25で固定するようになっている。
【0011】次に、本実施形態のワイパーブレード反転
音低減構造の動作を説明する。図4は本実施形態の動作
を示す概略図である。枢軸となるピボット12がレバー
15を介して回動し、ピン11をフレームのガイド孔1
4が案内し、ピボット12、アームヘッド3及びアーム
リテーナ5がフロントガラス2面から離れて行くにつれ
て、ワイパーブレード9がアームヘッド3とアームリテ
ーナー5とを付勢するコイルスプリング8により一定の
圧力でフロントガラス2に当接しながら最下端の位置か
ら最上端の位置まで移動する。ワイパーブレード9が最
上端に達すると、図4の点線で示すようにピボット1
2、アームヘッド3及びアームリテーナ5がフロントガ
ラス2から離れる方向に移動しており、ワイパーアーム
7がフロントガラス2にワイパーブレード9を押しつけ
ている力、すなわちアーム圧が減少する。このときアー
ムヘッド3とワイパーリテーナ5のデプレッションアン
グルはαからβに減少する。なお、図4中、Fはワイパ
ーブレード9をフロントガラス2に押しつける力を示
す。
【0012】図5は本実施形態のデプレッションアング
ルとアーム圧との関係図である。図4で示したようにワ
イパー10が実線で示す位置から点線で示す位置に移動
して、デプレッションアングルがαからβに減少する
と、図5に示すようにアーム圧が減少する。したがっ
て、このアーム圧が下がるとワイパーブレードをガラス
面に押しつける力が減少し、ワイパーブレードのリップ
が反転する際の反転音が下がる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、従来
のフレームではピボットをワッシャなどで固定してフレ
ームから移動できないようにしていたが、本発明のワイ
パーブレード反転音低減構造では、フレームにガイド孔
を設け、ピボットがガイド孔に案内されて移動するよう
にしただけの構成で、部品点数を増やすことなく、しか
も簡単な構成でワイパーブレードのリップの反転音を減
少させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る好適な実施形態の要部構成図で、
(a)は一部断面図、(b)は外観概略図である。
【図2】本実施形態の要部分解図である。
【図3】本実施形態の取付構造を示す概略断面図であ
る。
【図4】本実施形態の動作を示す概略図である。
【図5】本実施形態のデプレッションアングルとアーム
圧との関係図である。
【図6】従来のワイパーを示す概略図である。
【図7】従来のワイパーを示す図6のA−A線断面図で
ある。
【符号の説明】
1,12 ピボット 2 フロントガラス 3 アームヘッド 5 アームリテーナ 7 ワイパーアーム 8 コイルスプリング 9 ワイパーブレード 9a リップ 10 ワイパー 11 ピン 13 歯部 14 ガイド孔 15 レバー 16 フレーム 17 孔 19 ブラケット 21 車体 23 ブラケット 25 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピボットを枢軸として回動可能にワイパ
    ーブレードを取り付けガラスを払拭するワイパーにおい
    て、 ピンを有するピボットと、このピボットを回動可能に挿
    入しピボットのピンをガイドするガイド孔を有して車体
    に固定したフレームとを備え、 上記フレームのガイド孔の下端の位置を上記ワイパーブ
    レードが最下端で反転又は停止する位置とし、上記ガイ
    ド孔の上端の位置を上記ワイパーブレードが最上端で反
    転する位置に対応するようになっており、 上記ピボットが回動して上記フレームのガイド孔に沿っ
    てガラスから離れる方向に移動するにつれて上記ワイパ
    ーブレードが最下端から最上端に移動していくこを特徴
    とする、ワイパーブレード反転音低減構造。
JP10246099A 1998-08-31 1998-08-31 ワイパーブレード反転音低減構造 Pending JP2000071942A (ja)

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