JPS6397451A - 自動車用ワイパ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は自動車用のワイパ装置に係り、特に、ワイパブ
レードをウィンドガラスに摺触せしめるための押圧力を
遠隔操作で変化せしめ得る構造の自動車用ワイパ装置に
関するものである。

〔従来技術〕

ワイパ装置は一般に、ワイパブレードを支承したワイパ
アームを傾動可能に軸着したアームヘッドと、上記のア
ームヘッドを固着したピボットシャフトと、上記のピボ
ットシャフトを支承するピボット軸受とを備えると共に
、前記のワイパアームをウィンドガラスに接近せしめる
方向に傾動力を付勢して該ワイパアームを弾性的に支承
した構造が用いられている。

こうした構造のワイパ装置において、ワイパブレードを
ウィンドガラスに摺触せしめる為の押圧力が過大である
と、徒らにワイパブレードの損耗を早める上に、ピボッ
トシャフトに与えるべき在住回動の所要駆動力を増加さ
せる。ところが、自動車が高速で走行するとワイパブレ
ード及びワイパアームに受ける風圧のため、ワイパブレ
ードがウィンドガラスから浮き上がり気味になってワイ
ピング作用が不充分となる。

こうした理由により、ワイパブレードに与える押圧力を
運転席から遠隔操作で加減する必要が有る。

押圧力可変形のワイパ装置に関しては、実開昭５９−１
６９２５１号公弗に記載された技そｉが公知である。

第５図は上記公知例を説明する為の断面図であって、自
動車々体に対して固定されている静止部材（例えば外装
板）５に対してピボット軸受３２が固定され、該軸受３
２によってワイパシャフト（ピボットシャフト）３１が
往復回動自在に支承されている。

上記ワイパシャフト３１に固着されたアームヘッド３３
に対して、ワイパアームのリテーナ部３７が傾動可能に
軸着されている。

上記のワイパアームリテーナ３７に傾動力を付勢するた
め、押圧バネ３９の１端が、フックレバー４０を介して
アームヘッド３３に係着されている。

上記の押圧バネ３９による傾動付勢力を更に増加させる
ため、制御ユニット３４によって回動せしめられるレバ
ー４１が設けられている。

上記のレバー４１によってフックレバー４０が図の下方
に押し下げられて鎖線位置４０′になると、押圧バネも
鎖線位置３９′　に移動し、傾動付勢力が増加する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の従来例によれば、遠隔操作によってワイパアーム
の傾動付勢力を増減し、ワイパブレードの摺触圧力を車
速に応じた適正値ならしめるように調節し得るという優
れた効果を奏する。然しなから、上記従来例は、復復凹
動せしめられる部材であるアームヘッド３３の上に制御
ユニット３４やレバー４１を搭載て該アームヘッド３３
の見掛けの重量。

体積を増加せしめているという問題がある上に、可動部
材であるアームへソド３３をコードで２がなければなら
ない。

重量の増加によって往復回動の所要駆動力が増大する上
に、核部が大きくなることは意匠的デザインの面から好
ましくない場合が多い。

本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、その目的
とするところはアームヘッド部分の見掛は上の重量３体
積を増加せしめることなく、アームヘッドにコードを接
続する必要なしにワイパブレードの押圧力を調節可能な
らしめ、しかも、設置所要スペースの小さいワイパ装置
を提供するにある。本発明において見掛けの重量９体積
とは、搭載部材を含めた重量１体積の意である。

〔問題点を解決するだめの手段〕

上記の目的を達成するために創作した本発明の自動車用
ワイパ装置は、前記のビボ・７ト軸受をベース部材に対
して、ピボット軸と交わる軸心の回りの傾動可能に支承
すると共に、該ピボット軸受をベース部材に対して傾動
せしめる駆動手段を設けたものである。

〔作　用〕

上記のように構成したワイパ装置においてビボノ１−軸
受を傾動させるとピボットシャフトも傾動する。従って
、ピボットシャフトに固着されたアームヘッドも回動し
、該ピボットシャフトが弾性的に（傾動方向の付勢力を
伴って）支承しているワイパアームとの為す角が変化す
る（ワイパアーム及びワイパブレードはウィンドガラス
面に押しつけられているので、作動状態では傾動できな
い）。

このため、ワイパブレード押圧力が変化する。しかも、
ピボット軸受はピボット軸と交わる軸心を中心として傾
動するので、ピボット軸受及びピボット軸の傾動に伴う
ワイパアームの変位量が最小となり、ワイパ装置の設置
所要スペースが小さくて済む。

〔実施例〕

第１図は本発明に係る押圧力可変形の自動車用ワイパ装
置の１実施例を示す側面図である。

１は自動車のウィンドガラスである。

ワイパアーム３の先端はワイパブレード４を支承し、該
ワイパアーム３の基端はアームヘッド６に枢支されてい
る。７は枢支ピンである。

上記のアームヘッド６を固着したピボットシャフト９は
、ピボット軸受１０によって回動自在に支承されている
。ａ−ａ’　は実線で描いたピボットシャフト９の中心
線である。

上記のピボット軸受１０を、中心線ａ−ａ’　と直交す
る傾動軸１１により傾動可能に支承する。

前記のピボット軸受１０に、被動アーム１２を固着する
とともに、上記被動アーム１２を押動するカム１３を設
ける。

カム１３によって被動アーム１２を押動すると、該被動
アーム１２は傾動軸１１の回りに傾動せしめられ、これ
に伴ってアームヘッド６が６′　（鎖線で示す）の如く
傾動せしめられ、これと共にワイパアーム３は３′　（
鎖線で示す）位置となり、ワイパプレード４をウィンド
ガラス１に強く押しつける。ｂ−すは、傾動した状態に
おけるピボットシャフト９′の軸心を示す。

上述の如く、アームヘッドが実線位置６から鎖線位置６
′に傾動せしめられることにより、ワイパプレード４の
押圧力が変化する。この場合、上に述べたアームヘッド
の傾動（６位置−６′位置）は、中心線ａ−ａ’　と直
交する傾動軸１１を中心として行われるので、アームヘ
ッドの傾動に伴う該アームヘッドの変位量が小さい。詳
しくは、ａ−ａ方向の変位量ｄが微小である。このため
、当該ワイパ装置の厚み寸法が小さく、設置所要スペー
スが小さくて済む。

（第１図参照）ピボットシャフト９は角θの範囲内で傾
動するので、該ピボットシャフト９を往復回動せしめる
為の駆動力は球接手１４を介して伝動する。

上述の構成から明らかなように、アームヘッド６には押
圧力を調節するための構成部材を一切搭載していないの
で、本発明の通用によってアームへラド６の見掛けの重
￥６体積は変化しない。

第２図は本実施例の駆動部付近の拡大詳細を示し、１５
はパワーユニット、１６はその出力軸である。

本例のカム１３は偏心円形で、上記出力軸１６に固着し
である。本例の如くカム手段を利用すると、ワイパプレ
ードの押圧力を無段階に変化させることが出来る。

第２図に示した矢印■方向に見た外観図（一部破断）を
第３図に示す。第２図に示した軸心ａ　−ａ′を含み紙
面に垂直な面による断面を第４図に示す。１７は軸受で
ある。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明の自動車用ワイパ装置によ
れば、アームヘッド部分の見掛けの重量。

体積を増加せしめることなく、しかもアームヘッドまで
コードを伸ばす必要無しにワイパプレードの押圧力を遠
隔操作によって調節することが出来しかも設置所要スペ
ースが少なくて済む。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の１実施例を示す側面図、第２図は上記
実施例の駆動部付近の詳細図、第３図は第２図の矢印■
方向に見て部分的に破断して描いた外観図である。第４
図は第２図のａ−ａ’線を含み紙面に垂直な面で切断し
て描いた断面図である。第５図は公知例の断面図である
。 １・・・ウィンドガラス、３．３′・・・ワイパアーム
、４・・・ワイパプレード、６．６′・・・アームヘッ
ド、９．９′・・・ピボットシャフト、１０・・・ピボ
ット軸受、１１・・・傾動軸、１２・・・被動アーム、
１３・・・カム、１４・・・球接手、１５・・・パワー
ユニット、１６・・・出力軸。 特許出願人　　市光工業株式会社 代理人　弁理士　　秋　本　　正　実 第２閾 第３図 ９（ぴダ、Ｙトンイツト） ！ブ４Ｃハ０ワーユニヅト） 第４図 又ｆ７（供）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ワイパブレードを支承したワイパアームを傾動可能
   に弾性的に支承したアームヘッドと、上記のアームヘッ
   ドを固着したピボットシャフトと、上記のピボットシャ
   フトを支承するピボット軸受とを備えた自動車用ワイパ
   装置において、前記のピボット軸受を、ピボット軸と交
   わる軸心の回りに傾動可能に支承するとともに、該ピボ
   ット軸受をベース部材に対して傾動せしめる駆動手段を
   設けたことを特徴とするワイパブレード押圧力可変形の
   自動車用ワイパ装置。