JPH0327006Y2 - - Google Patents

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JPH0327006Y2
JPH0327006Y2 JP894384U JP894384U JPH0327006Y2 JP H0327006 Y2 JPH0327006 Y2 JP H0327006Y2 JP 894384 U JP894384 U JP 894384U JP 894384 U JP894384 U JP 894384U JP H0327006 Y2 JPH0327006 Y2 JP H0327006Y2
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JP
Japan
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wiper
pivot shaft
bearing
supported
guide groove
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JP894384U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のワイパー装置に関するもの
である。
(従来技術) 従来の自動車のワイパー装置においては、実開
昭56−1866号公報記載の如く、ワイパーを枢支す
るピボツト軸が車体側に支持された軸受に対して
同一軸心上にて回転するように軸支されている。
そして、第4図点線図示のように、ワイパーのブ
レードの作動始点(略車巾方向位置)P1と復帰
始点(略車両前後方向位置)P3とにおいてブレ
ードとフロントウインドガラスとが直角となる如
く設定されている。第4図においてθはブレード
とフロントウインドガラスとのなす角度の直角に
対するずれ角度を示している。しかるにフロント
ウインドガラスには、空力あるいは見栄え上の観
点から曲率がつけられているため、作動始点P1
から復帰始点P3に至る間において最大ずれ角度
θ≒5゜(中間点P2において)が生じることとなり、
ワイパー払拭性能の低下、ワイパーブレードのビ
ビリ発生および高速作動時のワイパーブレードの
浮き等につながる原因となつていた。つまり、ワ
イパー作動中における上記ずれ角度θが可及的に
小さくなるようにすることは、重要な課題となつ
ていたのである。
(考案の目的) 本考案は、上記課題解決のためになされたもの
で、その目的は、ワイパー枢支用のピボツト軸の
軸心が回転時に偏位運動をするようにして、ワイ
パー作動中においてワイパーブレードとフロント
ウインドガラスとのなす角度が略直角付近を常に
保持し得るようにせんとすることにある。
(考案の構成) 本考案は、上記目的達成のため、ワイパーを枢
支するピボツト軸を車体に支持された軸受に回動
自在に軸支するとともに、前記ピボツト軸の下端
側をボールジヨイントで支持し且つワイパー駆動
系のリンクに連結する自動車のワイパー装置にお
いて、前記ピボツト軸の上端側を、前記軸受上部
に設けられ、前記ピボツト軸の回転方向に延び且
つ二つの円弧を連続させた形状を有するガイド溝
と、前記ピボツト軸上部に対して前記ガイド溝に
係合すべく取り付けられたピンとからなり、ワイ
パーブレードとウインドガラスとのなす角度を常
に略直角に保持すべく軸受に対する偏位運動を生
じさせるべく作用するガイド機構を介して前記軸
受上端に支持して、ワイパー作動中において、ワ
イパーブレードが常にウインドガラスに対して直
角保持状態で作動し得るようにしたことを特徴と
している。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本考案の実施例
にかかる自動車のワイパー装置を説明する。
このワイパー装置は、ワイパー1と、該ワイパ
ー1を枢支するピボツト軸2と、該ピボツト軸2
を回転自在に軸支する軸受3とによつて構成され
ている。
前記ワイパー1は、ピボツト軸2上端にナツト
7によつて締着されたアームヘツド4と、該アー
ムヘツド4にヒンジピン8を介して連結されたワ
イパーアーム5と、該ワイパーアーム5先端に取
付けられたワイパーブレード6とによつて構成さ
れている。
前記ピボツト軸2の下端側はボールジヨイント
9によつて軸受3下端部に設けた球軸受11に支
持され且つワイパー駆動系のリンク12に連結さ
れる一方、ピボツト軸2の上端側は、軸受3に対
して偏位運動する如く、後述するガイド機構10
を介して前記軸受3上端に支持されている。
前記軸受3は、車体13側に支持されており、
その内部には、前記ピボツト軸2が回転しつつ偏
位運動を行ない得るように逆円錐台状の縦孔14
が設けられている。この縦孔14の上部は、ピボ
ツト軸2の中間部に設けたボールベアリング15
を介装すべき空所16とされている。該ボールベ
アリング15には軸受3周壁上部に形成された切
欠溝18に係合する突起17が突設されている。
即ち、前記ボールベアリング15は、ピボツト軸
2の偏位運動時にも、突起17と切欠溝18との
係合によつて位置ずれをおこさないようにされて
いるのである。
前記ガイド機構10は、前記軸受3の上端面と
摺接すべくピボツト軸2上部に一体的に固着され
た摺接曲面19aを有する皿状部材19と、該皿
状部材19の周縁部適所に取付けられ、軸受3上
端側面に一体突設した鍔部21に形成されたガイ
ド溝22に係合するピン20とによつて構成され
ている。なお、軸受3の上面は、皿状部材19の
摺接曲面19aを摺接すべく曲面とされている。
前記ガイド溝22は2つの円弧を連続させた形
状とされており、ピボツト軸2の回転に伴つて、
ピン20がガイド溝22の一端から他端へ案内誘
導されるようになつている。つまり、ピボツト軸
2は、ワイパー1の作動始点P1から復帰始点P3
に至る間の90゜を回転する間に、中間点P2(作動始
点P1から45゜の点)において最大偏心角だけ偏
心するように軸受3に対して偏位運動するように
されている。しかして、この最大偏心角を従来
例におけるワイパーブレードのいずれ角度θ(≒
5゜)と略等しくなるように設定している。
このようにすると、ワイパー作動中において、
ワイパーブレード6とウインドガラス23とのな
す角度の直角に対するずれ角度θが、第4図実線
図示の如く最小におさえられることとなり、ワイ
パーブレード6の動きが最良の状態となるのであ
る。符号24はシール部材である。
図示の自動車のワイパー装置は次のように作用
する。
ワイパーブレード6がウインドガラス23上に
おいて作動始点P1にあるときは、ワイパーブレ
ード6とウインドガラス23とは直角をなしてい
る。この状態から、ピボツト軸2を回転させて、
ワイパーブレード6を中間点P2に向つて作動さ
せると、ピボツト軸2は、ガイド機構10の作用
(ピン20がガイド溝22に案内されること)に
よつて最大偏心角(第3図符号2′で示す位置)
まで軸受に対して偏位する。この過程において、
ワイパーブレード6とウインドガラス23とはほ
ぼ直角を保持されている。更に、ワイパーブレー
ドが中間点P2をこえて復帰始点P3に向つて作動
するときは、前記と逆にピボツト軸2はガイド機
構10の作用(ピン20がガイド溝22に案内さ
れること)によつて最初の位置に復帰する。この
過程においても、ワイパーブレード6とウインド
ガラス23とはほぼ直角を保持している。
上記の如く、本装置においては、ワイパー作動
中、ワイパーブレード6とウインドガラス23と
は常にほぼ直角を保持し続けるのである。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、ワイパーを枢支
するピボツト軸を車体に支持された軸受に回動自
在に軸支するとともに、前記ピボツト軸の下端側
をボールジヨイントで支持し且つワイパー駆動系
のリンクに連結する自動車のワイパー装置におい
て、前記ピボツト軸の上端側を、前記軸受上部に
設けられ、前記ピボツト軸の回転方向に延び且つ
二つの円弧を連続させた形状を有するガイド溝
と、前記ピボツト軸上部に対して前記ガイド溝に
係合すべく取り付けられたピンとからなり、ワイ
パーブレードとウインドガラスとのなす角度を常
に略直角に保持すべく軸受に対する偏位運動を生
じさせるべく作用するガイド機構を介して前記軸
受上端に支持して、ワイパー作動中において、ワ
イパーブレードが常にウインドガラスに対して直
角保持状態で作動し得るようにしたので、ウイン
ドガラス面上におけるワイパーブレードの動き円
滑となり、払拭性能の向上、ブレードのビビリ防
止および高速作動時のブレード浮きの防止等を図
ることができるという実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる自動車のワイ
パー装置の側面図、第2図は第1図の要部拡大断
面図、第3図は第2図のA−A断面図、第4図は
従来例と本実施例とを比較するためのワイパーの
ブレード位置に対するワイパーブレードとウイン
ドガラスとのなす角度の直角とのずれ角度θの変
化を示す特性図である。 1…ワイパー、2…ピボツト軸、3…軸受、6
…ワイパーブレード、9…ボールジヨイント、1
0…ガイド機構、12…リンク、13…車体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワイパーを枢支するピボツト軸が車体に支持さ
    れた軸受に回動自在に軸支されており、前記ピボ
    ツト軸の下端側がボールジヨイントで支持され且
    つワイパー駆動系のリンクに連結されている自動
    車のワイパー装置であつて、前記ピボツト軸の上
    端側は、前記軸受上部に設けられ、前記ピボツト
    軸の回転方向に延び且つ二つの円弧を連続させた
    形状を有するガイド溝と、前記ピボツト軸上部に
    対して前記ガイド溝に係合すべく取り付けられた
    ピンとからなり、ワイパーブレードとウインドガ
    ラスとのなす角度を常に略直角に保持すべく軸受
    に対する偏位運動を生じさせるべく作用するガイ
    ド機構を介して前記軸受上端に支持されているこ
    とを特徴とする自動車のワイパー装置。
JP894384U 1984-01-24 1984-01-24 自動車のワイパ−装置 Granted JPS60122266U (ja)

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JP894384U JPS60122266U (ja) 1984-01-24 1984-01-24 自動車のワイパ−装置

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JP894384U JPS60122266U (ja) 1984-01-24 1984-01-24 自動車のワイパ−装置

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JPS60122266U JPS60122266U (ja) 1985-08-17
JPH0327006Y2 true JPH0327006Y2 (ja) 1991-06-11

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JP894384U Granted JPS60122266U (ja) 1984-01-24 1984-01-24 自動車のワイパ−装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723082B2 (ja) * 1986-02-13 1995-03-15 株式会社日本自動車部品総合研究所 ワイパ装置
JP6393054B2 (ja) * 2014-03-27 2018-09-19 株式会社ミツバ ワイパシステム制御方法及びワイパシステム

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JPS60122266U (ja) 1985-08-17

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