JP2000071487A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2000071487A
JP2000071487A JP24726798A JP24726798A JP2000071487A JP 2000071487 A JP2000071487 A JP 2000071487A JP 24726798 A JP24726798 A JP 24726798A JP 24726798 A JP24726798 A JP 24726798A JP 2000071487 A JP2000071487 A JP 2000071487A
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JP
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shaft
bearing
thermal head
head
fulcrum
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JP24726798A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Fushimi
和宏 伏見
Teruyuki Ochiai
照行 落合
Toshiharu Shimozato
俊治 下里
Yoshifumi Sakamoto
慶文 坂元
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドの交換作業の容易化を図る。 【解決手段】 ヘッドブラケット18の一側面18Rと
第一の支持壁11Rとの対向面に支点軸19と軸受27
とを有する第一の軸支承部24を設け、ヘッドブラケッ
ト18の他側面18Lと第二の支持壁11Lとの対向面
に支点軸20と軸受27とを有する第二の軸支承部25
とを設け、軸支承部24又は25における支点軸19,
20と軸受27とを、両者の何れか一方が他方に対して
嵌合離脱可能に設ける。これにより、軸支承部24又は
25の支点軸19,20と軸受27との一方を離脱方向
に移動させることにより、ヘッドブラケット18をサー
マルヘッド10とともに第一、第二の支持壁11R,1
1Lから容易に取り外すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラテン上の用紙
にサーマルヘッドを圧接させて印字を行うサーマルプリ
ンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サーマルプリンタにおいては、
プラテン上の用紙にサーマルヘッドを圧接させて印字を
行うため、発熱素子は摩耗し、通電の繰り返し或いは紙
粉の付着等により劣化する。そのサーマルヘッドの寿命
は約50kmの長さの用紙を印字する期間に相当すると
いわれている。
【0003】そこで、サーマルヘッドとプラテンとの間
に用紙をセットするために、プラテンに対してサーマル
ヘッドを進出及び後退可能に支持する条件を満たした上
で、サーマルヘッドを交換可能に支持する構造が採用さ
れている。
【0004】主な例として、図6に示すように、支点軸
50を介して支持部材51に回動自在に支持されたヘッ
ドブラケット52に、サーマルヘッド53をねじ54に
よって固定し、ヘッドブラケット52をスプリング55
により付勢し、その付勢力でサーマルヘッド53をプラ
テンに圧接させる例がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の例では、サーマ
ルヘッド53を交換する都度、ねじ54を外してサーマ
ルヘッド53をヘッドブラケット52から外し、新しい
サーマルヘッド53をねじ54によりヘッドブラケット
52に取り付けるため、交換作業が不便である。この他
にも種々の取付構造があるが、発熱素子の位置を正確に
保ちながら、サーマルヘッドを簡単に交換する構造には
至っていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
サーマルヘッドが固定的に支持されたヘッドブラケット
を、前記サーマルヘッドの発熱素子の配列方向と平行な
回動中心線上で回動自在に支持するとともにプラテン方
向に付勢し、前記サーマルヘッドを前記プラテン上の用
紙に圧接させて印字を行うサーマルプリンタにおいて、
前記ヘッドブラケットにおける前記用紙の一側縁に沿う
一側面と第一の支持壁との対向面に配設された支点軸と
軸受とを前記回動中心線上において互いに嵌合させてな
る第一の軸支承部と、前記ヘッドブラケットにおける前
記用紙の他側縁に沿う他側面と第二の支持壁との対向面
に配設された支点軸と軸受とを前記回動中心線上におい
て互いに嵌合させてなる第二の軸支承部とを備え、前記
第一の軸支承部又は前記第二の軸支承部における前記支
点軸と前記軸受とは、両者の何れか一方が前記回動中心
線方向に付勢されて他方に対して嵌合離脱可能に設けら
れている。
【0007】したがって、支点軸と軸受との嵌合によ
り、ヘッドブラケットがサーマルヘッドとともにプラテ
ンに対して進出及び後退する方向に回動可能に支持され
る。サーマルヘッドを交換する際は、第一又は第二の軸
支承部の支点軸と軸受との一方を付勢力に抗して離脱方
向に移動させることにより、ヘッドブラケットをサーマ
ルヘッドとともに第一、第二の支持壁から取り外すこと
が可能となる。
【0008】請求項2記載の発明は、サーマルヘッドが
固定的に支持されたヘッドブラケットを、前記サーマル
ヘッドの発熱素子の配列方向と平行な回動中心線上で回
動自在に支持するとともにプラテン方向に付勢し、前記
サーマルヘッドを前記プラテン上の用紙に圧接させて印
字を行うサーマルプリンタにおいて、前記ヘッドブラケ
ットにおける前記用紙の一側縁に沿う一側面と第一の支
持壁との対向面に配設された支点軸と軸受とを前記回動
中心線上において互いに嵌合させてなる第一の軸支承部
と、前記ヘッドブラケットにおける前記用紙の他側縁に
沿う他側面と第二の支持壁との対向面に配設された支点
軸と軸受とを前記回動中心線上において互いに嵌合させ
てなる第二の軸支承部とを備え、前記第一の軸支承部又
は前記第二の軸支承部における前記支点軸と前記軸受と
は、何れか一方が他方に対して嵌合離脱可能に支持され
ているとともに、その嵌合離脱可能に支持された前記支
点軸と前記軸受との一方の離脱方向の動きを阻止して両
者を嵌合状態に維持するストッパ部材を備えている。
【0009】したがって、支点軸と軸受との嵌合によ
り、ヘッドブラケットがサーマルヘッドとともにプラテ
ンに対して進出及び後退する方向に回動可能に支持され
る。サーマルヘッドを交換する際は、ストッパ部材を外
し、第一又は第二の軸支承部の支点軸と軸受との一方を
離脱方向に移動させることにより、ヘッドブラケットを
サーマルヘッドとともに第一、第二の支持壁から取り外
すことが可能となる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載
の発明において、前記軸受の軸孔は、前記プラテンに対
する前記サーマルヘッドの圧接方向の内径のみが前記支
点軸の外径よりも大きい長孔形状に定められている。
【0011】したがって、軸孔内で支点軸がプラテンに
対するサーマルヘッドの圧接方向に変位することが許容
されるため、第一の軸支承部と第二の軸支承部との回動
中心線が、プラテンに対するサーマルヘッドの圧接方向
にずれている場合でも、サーマルヘッドを全長に亘って
プラテンに均一に圧接させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。図1において、1はサ
ーマルプリンタとしてのラベルプリンタである。この例
では、用紙として長尺状の台紙に多数のラベルを等間隔
で貼附したロール紙2を用い、このロール紙2を用紙供
給装置3から供給するようにしているが、使用する用紙
はロール紙2に限られるものではなく、単票等を用いる
ようにしてもよい。
【0013】プリンタ1の筐体4には、用紙搬送路5
と、この用紙搬送路5の一側に配置された側板6と用紙
搬送路6の他側に配置された突片7とが形成されてい
る。また、筐体4には印字部8が設けられている。印字
部8は、用紙搬送路5を間にして対向配置されたプラテ
ン9とサーマルヘッド10とにより形成されている。
【0014】そして、側板6と突片7とにはリボンコア
ホルダ11が支軸12により上下回動自在に取り付けら
れている。このリボンコアホルダ11には、ロール紙2
の幅に対応する幅広のインクリボン13を送り出す供給
軸14と、インクリボン13を巻き取る巻取軸15と、
インクリボン13の引き出し経路を定める案内軸16,
17とが設けられている。また、リボンコアホルダ11
には、サーマルヘッド10が固定されたヘッドブラケッ
ト18が支点軸19,20により上下回動自在に取り付
けられている。このヘッドブラケット18は、スプリン
グ21により下方に向けて付勢され、サーマルヘッド1
0をプラテン9に圧接するように構成されている。さら
に、筐体4には、一方向に付勢されて支点軸19,20
に係止されることにより、リボンコアホルダ11をロッ
クするロックレバー22が支軸23を介して回動自在に
設けられている。
【0015】このようなプリンタ1では、ロックレバー
22を支点軸19,20から外し、支軸12を中心にリ
ボンコアホルダ11を上方に回動させることにより、用
紙供給装置3に装着されロール紙2をプラテン9とサー
マルヘッド10との間にセットすることができる。この
セットの後に、支軸12を中心にリボンコアホルダ11
を再び下方に回動させ、支点軸19,20にロックレバ
ー22を係止させることにより、ロール紙2とインクリ
ボン13とがサーマルヘッド10によりプラテン9に圧
接される状態に維持される。この状態で、プラテン9を
図1において反時計方向に回転させ、巻取軸15を時計
方向に駆動することにより、ロール紙2とインクリボン
13とが同速で送られる。そして、サーマルヘッド10
を駆動することにより、印字がなされる。
【0016】次に、図2及び図3を参照してヘッドブラケ
ット18の支持構造について説明する。ヘッドブラケッ
ト18の一側(右側)面18Rとリボンコアホルダ11
の右側に形成された第一の支持壁11Rとの対向面に第
一の軸支承部24が設けられている。また、ヘッドブラ
ケット18の他側(左側)面18Rとリボンコアホルダ
11の左側に形成された第二の支持壁11Lとの対向面
に第二の軸支承部25が設けられている。
【0017】第一の軸支承部24は、第一の支持壁11
R及びこの第一の支持壁11Rに固定されたカラー26
とにスライド自在に嵌合された頭部付きの支点軸19
と、ヘッドブラケット18の一側面18Rに設けられた
軸受27と、支点軸19の抜け止めのためにこの支点軸
19に止着された止め輪28とよりなる。この例では、
軸受27はヘッドブラケット18に軸孔27aを開ける
ことにより一体に形成されているが、別個に形成された
軸受をヘッドブラケット18に固定して設けてもよい。
【0018】第二の軸支承部25は、第二の支持壁11
L及びこの第二の支持壁11Lに固定されたカラー26
とにスライド自在に嵌合された頭部付きの支点軸20
と、ヘッドブラケット18の他側面18Lに設けられた
軸受27と、支点軸20の抜け止めのためにこの支点軸
20に止着された止め輪28とよりなる。
【0019】第一の軸支承部24の支点軸19は、その
軸中心線(回動中心線)上において軸受28に対して嵌
合及び離脱方向にスライド可能である。これに対して、
第二の軸支承部25の支点軸20はその軸中心線(回動
中心線)方向の動きが規制されているが、その他の構成
は第一の軸支承部24と同様の構成である。そして、第
一の軸支承部24の支点軸19は、スプリング29によ
り軸受27に嵌される方向に付勢されている。
【0020】このような構成において、図3(a)に示
すように、右側の支点軸19はスプリング29の付勢力
により左方に移動し軸受27に嵌合されている。ヘッド
ブラケット18は右側の支点軸19に止着された止め輪
28により左方に押されるため、左側の軸受27が左側
の支点軸20に嵌合されている。この状態では、ヘッド
ブラケット18はスプリング21により付勢されて支点
軸19,20を中心に回動し、サーマルヘッド10をプ
ラテン9(図1参照)に圧接させる。
【0021】サーマルヘッド10を交換する際は、図3
(b)に示すように、スプリング29の付勢力に抗して
支点軸19を外側に引いて軸受27から外し、次に、ヘ
ッドブラケット18を右側に変位させることにより、左
側の軸受27を左側の支点軸20から外すことができ
る。
【0022】ヘッドブラケット18をリボンコアホルダ
11に装着するときは、支点軸19を外側に引いた状態
で、ヘッドブラケット18の左側の軸受27を左側の支
点軸20に嵌合させ、次に、スプリング29の付勢力に
より右側の支点軸19を右側の軸受27に嵌合させる。
【0023】この場合、左側の支点軸20は軸方向の動
きが固定されているため、支点軸20に止着した止め輪
28により、ヘッドブラケット18の他側面18Lの位
置を規制することができる。さらに、支点軸19,20
と軸受27とはサーマルヘッド10の発熱素子の配列方
向と平行な回動中心線上で嵌合するため、サーマルヘッ
ド10の交換に際し、ヘッドブラケット18の回動中心
線とサーマルヘッド10の発熱素子のラインとの距離及
び平行度を容易に管理することができる。
【0024】ここで、軸受27の軸孔27aを、プラテ
ン9に対するサーマルヘッド10の圧接方向の内径のみ
が支点軸19,20の外径よりも大きい長孔形状に定め
た場合には、軸孔27a内で支点軸19又は20がプラ
テン9に対するサーマルヘッド10の圧接方向に変位す
ることが許容されるため、支点軸19,20の回動中心
線がプラテン9に対するサーマルヘッド10の圧接方向
(図1ないし図3において上下方向)にずれている場合
でも、サーマルヘッド10を全長に亘ってプラテン9に
均一に圧接させることができる。
【0025】なお、支点軸19と軸受27とを、何れか
一方が他方に対して嵌合離脱可能に設ける一形態とし
て、支点軸19を回動中心線に沿って移動可能に設けた
構成を示したが、ヘッドブラケット18に軸受を回動中
心線方向に移動自在に設けた場合には、支点軸19の回
動中心線方向の動きを固定してもよい。
【0026】また、第一、第二の支持壁11R,11L
に軸受27又は別部材の軸受を設け、ヘッドブラケット
18に支点軸19,20を設けてもよい。回動中心線方
向の動きを伴わない支点軸をヘッドブラケット18に設
ける場合、そのヘッドブラケット18が板金製の場合に
は、打出し加工により突起状に一体に形成してもよく、
プラスチック製の場合には、成形時に突起状に一体に成
形してもよい。
【0027】次に、本発明の実施の第二の形態を図4及
び図5に基づいて説明する。前実施の形態において説明
した部分と同一部分は同一符号を用い説明も省略する。
第一、第二の軸支承部24,25の構成は前実施の形態
と同様である。本実施の形態は、前実施の形態における
スプリング29に代えて、支点軸19と軸受27との一
方の離脱方向の動きを阻止して両者を嵌合状態に維持す
るストッパ部材30を設けた例である。
【0028】この例では、支点軸19の動きを阻止する
ために、ストッパ部材30は弾性的に変形可能な合成樹
脂により形成され、図5に示すように、第一の支持壁1
1Rと支点軸19に止着された止め輪28との間におい
て、支点軸19に嵌合される嵌合部31を有する。この
嵌合部31は支点軸19の半周を越える範囲を囲むよう
な半月状の断面形状を有し、この嵌合部31の開口幅は
支点軸19の外径よりも僅かに小さな寸法に定められて
いる。
【0029】したがって、図4に示すように、右側の支
点軸19にストッパ部材30の嵌合部31を嵌合した状
態では、支点軸19は軸受27に嵌合される。ヘッドブ
ラケット18は右側の支点軸19に止着された止め輪2
8により左方に押されるため、左側の軸受27が左側の
支点軸20に嵌合される。
【0030】サーマルヘッド10を交換する際は、支点
軸19からストッパ部材30を外し、支点軸19を外側
に引いて軸受27から外し、次に、ヘッドブラケット1
8を右側に変位させることにより、左側の軸受27を左
側の支点軸20から外すことができる。
【0031】ヘッドブラケット18をリボンコアホルダ
11に装着するときは、支点軸19を外側に引いた状態
で、ヘッドブラケット18の左側の軸受27を左側の支
点軸20に嵌合させ、次に、右側の支点軸19を左方に
スライドさせて右側の軸受27に嵌合させ、支点軸19
にストッパ部材30の嵌合部31を嵌め込む。この状態
では、支点軸19を軸受27に嵌合させた状態に維持さ
れる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、上記のように、
サーマルヘッドが固定されたヘッドブラケットにおける
用紙の一側縁に沿う一側面と第一の支持壁との対向面に
配設された支点軸と軸受とを回動中心線上において互い
に嵌合させてなる第一の軸支承部と、ヘッドブラケット
における用紙の他側縁に沿う他側面と第二の支持壁との
対向面に配設された支点軸と軸受とを回動中心線上にお
いて互いに嵌合させてなる第二の軸支承部とを備え、第
一の軸支承部又は第二の軸支承部における支点軸と軸受
とは、両者の何れか一方が回動中心線方向に付勢されて
他方に対して嵌合離脱可能に設けられているので、支点
軸と軸孔との嵌合により、ヘッドブラケットをサーマル
ヘッドとともにプラテンに対して進出及び後退する方向
に回動可能に支持することができる。サーマルヘッドを
交換する際は、第一又は第二の軸支承部の支点軸と軸受
との一方を付勢力に抗して離脱方向に移動させることに
より、工具を用いることなく、ヘッドブラケットをサー
マルヘッドとともに第一、第二の支持壁から容易に取り
外すことができる。さらに、支点軸と軸受とはサーマル
ヘッドの発熱素子の配列方向と平行な回動中心線上で嵌
合するため、サーマルヘッドの交換に際し、ヘッドブラ
ケットの回動中心線とサーマルヘッドの発熱素子のライ
ンとの距離及び平行度を容易に管理することができる。
【0033】請求項2記載の発明は、上記のように、サ
ーマルヘッドが固定されたヘッドブラケットにおける用
紙の一側縁に沿う一側面と第一の支持壁との対向面に配
設された支点軸と軸受とを回動中心線上において互いに
嵌合させてなる第一の軸支承部と、ヘッドブラケットに
おける用紙の他側縁に沿う他側面と第二の支持壁との対
向面に配設された支点軸と軸受とを回動中心線上におい
て互いに嵌合させてなる第二の軸支承部とを備え、第一
の軸支承部又は第二の軸支承部における支点軸と軸受と
は、何れか一方が他方に対して嵌合離脱可能に支持され
ているとともに、その嵌合離脱可能に支持された支点軸
と軸受との一方の離脱方向の動きを阻止して両者を嵌合
状態に維持するストッパ部材を備えているので、支点軸
と軸孔との嵌合により、ヘッドブラケットをサーマルヘ
ッドとともにプラテンに対して進出及び後退する方向に
回動可能に支持することができる。サーマルヘッドを交
換する際は、ストッパ部材を外し、第一又は第二の軸支
承部の支点軸と軸受との一方を離脱方向に移動させるこ
とにより、ヘッドブラケットをサーマルヘッドとともに
第一、第二の支持壁から容易に取り外すことができる。
さらに、支点軸と軸受とはサーマルヘッドの発熱素子の
配列方向と平行な回動中心線上で嵌合するため、サーマ
ルヘッドの交換に際し、ヘッドブラケットの回動中心線
とサーマルヘッドの発熱素子のラインとの距離及び平行
度を容易に管理することができる。
【0034】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載
の発明において、軸受の軸孔は、プラテンに対するサー
マルヘッドの圧接方向の内径のみが支点軸の外径よりも
大きい長孔形状に定められているので、軸孔内で支点軸
がプラテンに対するサーマルヘッドの圧接方向に変位す
ることが許容されるため、第一の軸支承部と第二の軸支
承部との回動中心線が、プラテンに対するサーマルヘッ
ドの圧接方向にずれている場合でも、サーマルヘッドを
全長に亘ってプラテンに均一に圧接させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態におけるプリンタ及
び用紙供給装置を示す縦断側面図である。
【図2】サーマルヘッドの支持構造を示す分解斜視図で
ある。
【図3】(a)は第一、第二の支持壁にヘッドブラケッ
トを装着した状態を示す正面図、(b)は第一、第二の
支持壁からヘッドブラケットを外す過程を示す正面図で
ある。
【図4】本発明の実施の第二の形態を示すもので、第
一、第二の支持壁にヘッドブラケットを装着した状態を
示す正面図である。
【図5】(a)は支点軸とストッパ部材との関係を示す
側面図、(b)は支点軸とストッパ部材との関係を示す
分解斜視図である。
【図6】従来のサーマルヘッドの支持構造を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 サーマルプリンタ 2 用紙 9 プラテン 10 サーマルヘッド 11R 第一の支持壁 11L 第二の支持壁 18 ヘッドブラケット 18R 一側面 18L 他側面 19,20 支点軸 24 第一の軸支承部 25 第二の軸支承部 27 軸受 27a 軸孔 30 ストッパ部材
フロントページの続き (72)発明者 下里 俊治 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 株式会 社テック大仁事業所内 (72)発明者 坂元 慶文 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 株式会 社テック大仁事業所内 Fターム(参考) 2C064 CC02 CC07 CC11 EE01 2C065 AA01 AB03 AD02 CC03 CC07 CC10 CC14 CC16 CC18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドが固定的に支持されたヘ
    ッドブラケットを、前記サーマルヘッドの発熱素子の配
    列方向と平行な回動中心線上で回動自在に支持するとと
    もにプラテン方向に付勢し、前記サーマルヘッドを前記
    プラテン上の用紙に圧接させて印字を行うサーマルプリ
    ンタにおいて、 前記ヘッドブラケットにおける前記用紙の一側縁に沿う
    一側面と第一の支持壁との対向面に配設された支点軸と
    軸受とを前記回動中心線上において互いに嵌合させてな
    る第一の軸支承部と、前記ヘッドブラケットにおける前
    記用紙の他側縁に沿う他側面と第二の支持壁との対向面
    に配設された支点軸と軸受とを前記回動中心線上におい
    て互いに嵌合させてなる第二の軸支承部とを備え、前記
    第一の軸支承部又は前記第二の軸支承部における前記支
    点軸と前記軸受とは、両者の何れか一方が前記回動中心
    線方向に付勢されて他方に対して嵌合離脱可能に設けら
    れていることを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 サーマルヘッドが固定的に支持されたヘ
    ッドブラケットを、前記サーマルヘッドの発熱素子の配
    列方向と平行な回動中心線上で回動自在に支持するとと
    もにプラテン方向に付勢し、前記サーマルヘッドを前記
    プラテン上の用紙に圧接させて印字を行うサーマルプリ
    ンタにおいて、 前記ヘッドブラケットにおける前記用紙の一側縁に沿う
    一側面と第一の支持壁との対向面に配設された支点軸と
    軸受とを前記回動中心線上において互いに嵌合させてな
    る第一の軸支承部と、前記ヘッドブラケットにおける前
    記用紙の他側縁に沿う他側面と第二の支持壁との対向面
    に配設された支点軸と軸受とを前記回動中心線上におい
    て互いに嵌合させてなる第二の軸支承部とを備え、前記
    第一の軸支承部又は前記第二の軸支承部における前記支
    点軸と前記軸受とは、何れか一方が他方に対して嵌合離
    脱可能に設けられているとともに、その嵌合離脱可能に
    設けられた前記支点軸と前記軸受との一方の離脱方向の
    動きを阻止して両者を嵌合状態に維持するストッパ部材
    を備えていることを特徴とするサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記軸受の軸孔は、前記プラテンに対す
    る前記サーマルヘッドの圧接方向の内径のみが前記支点
    軸の外径よりも大きい長孔形状に定められている請求項
    1又は2記載のサーマルプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173944A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Sato Corp 印字装置
WO2014007029A1 (ja) * 2012-07-02 2014-01-09 サトーホールディングス株式会社 プリンタ
CN110920269A (zh) * 2019-12-30 2020-03-27 珠海智汇网络设备有限公司 便携式标签打印机

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