JP6451988B2 - スタンプ装置、および、スタンプ装置を備える印刷機 - Google Patents

スタンプ装置、および、スタンプ装置を備える印刷機 Download PDF

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Description

本発明は、感熱式シートに形成された所望画像の孔版部分にインクを塗布するインク含浸体と、ユーザの押圧操作によりインク含浸体を移動させる機構とを備え、孔版部分を介してインク含浸体を被印刷媒体に押し付けることにより、所望画像を被印刷媒体に印刷するスタンプ装置に関する。
従来、インク含浸体を備えるスタンプ装置として、種々の構成のスタンプ装置が提案されている。たとえば、特許文献1に記載のスタンプ装置は、把持部と、スタンプ部と、スカート部とを主に備える。スカート部は、把持部およびスタンプ部に対して昇降自在に構成され、スプリング部により下方に弾性付勢される。インク含浸体が、スタンプ部の凹部に装着される。感熱性孔版原紙が、インク含浸体の下面を覆うようにスタンプ部に接着される。専用の印刷装置にスタンプ装置を装着することにより、所望画像の孔版部分が感熱性孔版原紙に形成される。
特許文献1に記載のスタンプ装置により印刷を行う場合には、ユーザが、被印刷媒体上の印刷を希望する箇所にスカート部を位置決めする。その後に、ユーザが把持部を押圧操作することにより、スタンプ部がスカート部により案内されて下降し、スタンプ部に装着されたインク含浸体が孔版部分を介して被印刷媒体に押し付けられる。
特許第3254656号公報
特許文献1に記載のスタンプ装置において、被印刷媒体に印刷を行うためにユーザが把持部を押圧操作すると、スタンプ部がスカート部により案内されて下降する。このスタンプ部の下降動作により、インク含浸体が、被印刷媒体に対して垂直方向の直線的な下降運動を行って被印刷媒体に押し付けられる。しかし、インク含浸体が直線的に下降運動を行うことから、孔版部分の形成領域の中心部分と周辺部分とでは、インク含浸体の押し付け力に大きな差が生ずる。このため、被印刷媒体に形成される画像の周辺部分がかすれることがある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、被印刷媒体に形成される画像の周辺部分のかすれを低減することができるスタンプ装置を提供することを目的とする。
(第1の発明態様およびその具体的態様)
請求項1に記載の第1の発明態様は、スタンプ筐体と、所望画像の孔版部分が形成される感熱式シートを一定の姿勢に支持するために、スタンプ筐体に設けられた第1支持部と、孔版部分にインクを塗布するインク含浸体と、インク含浸体を保持する保持部と、所定の軸線の回りに回動可能に、かつ、その所定の軸線に沿う方向に移動可能にスタンプ筐体に設けられ、保持部を支持する第2支持部と、使用者の押圧操作により所定の軸線に沿う方向に移動可能にスタンプ筐体に取り付けられ、第2支持部に連結された操作部と、第1支持部により支持された感熱式シートからインク含浸体が離間する方向に、第2支持部を弾性力により付勢する第1付勢部材と、を備える構成である。
本発明態様では、感熱式シートは、ロール状に巻かれたシートであってもよいし、所定の長さに切断されたシートであってもよい。前者のシートを使用する場合には、スタンプ装置は、サーマルヘッドを備えた印刷本体装置に対して着脱可能に構成される。
本発明態様では、第1付勢部材は、第1支持部により支持された感熱式シートからインク含浸体が離間する方向に、第2支持部の少なくとも一部分を付勢する構成であればよい。
本発明態様では、第2支持部は、所定の軸線の回りの回動運動と所定の軸線に沿う方向の移動運動とを同時に行う構成であってもよいし、回動運動と移動運動とを独立して行う構成であってもよい。
本発明態様では、所定の軸線は、孔版部分に接触するインク含浸体の接触面に垂直な軸線であってもよいし、その接触面と交差する軸線であってもよい。
請求項2に記載の具体的態様では、第2支持部は、保持部を支持する移動部材と、固定部材と、を含み、所定の軸線の回りに螺旋状に形成される第1案内溝が、移動部材、および固定部材の一方の部材に設けられ、第1案内溝に係合する係合部材が、移動部材、および固定部材の他方の部材に設けられ、操作部は、移動部材に連結される。
本具体的態様では、固定部材は、移動部材に対して固定される状態の部材であればよく、スタンプ筐体に固定される構成であってもよいし、スタンプ筐体に対して着脱可能に取り付けられる構成であってもよい。
請求項3に記載の具体的態様では、保持部は、インク含浸体を収容する収容部材を含み、移動部材は、所定の軸線に沿う方向に移動可能に収容部材を支持し、収容部材により収容されたインク含浸体が第1支持部により支持された感熱式シートに接近する方向に、収容部材を弾性力により付勢する付勢部材であって、移動部材と収容部材との間に設けられた第2付勢部材を備える。
本具体的態様では、第2付勢部材の弾性率は、第1付勢部材の弾性率と比べて、大きい構成であってもよいし、小さい構成であってもよい。
請求項4に記載の具体的態様では、移動部材、または収容部材は、所定の軸線に沿う方向に延びる第2案内溝を含み、収容部材は、第2案内溝に沿って案内されることにより、所定の軸線に沿う方向に移動可能に移動部材に支持される。
請求項5に記載の具体的態様は、操作部が使用者により押圧操作されないときに、インク含浸体の接触面が第1支持部により支持された感熱式シートから離間するように、所定の軸線に沿う方向において保持部を位置決めする位置決め部を備える。
請求項6に記載の具体的態様では、所望画像が被印刷媒体に印刷されるときに、第1支持部により支持された感熱式シートと被印刷媒体との間隔を所定の間隔に設定するスペーサ部を備える。
請求項7に記載の具体的態様は、スタンプ筐体に設けられ、感熱式シートが巻かれるシート供給部材と、スタンプ筐体に設けられ、シート供給部材から供給された感熱式シートを巻き取るシート巻取部材と、を備え、第1支持部は、シート供給部材からシート巻取部材に向かって供給される感熱式シートを支持する。
本具体的態様では、スタンプ装置が印刷本体装置に装着されて孔版部分が感熱式シートに形成される際に、シート巻取部材が駆動される構成であってもよいし、第1支持部とシート巻取部材との間に配置された移送部材が駆動される構成であってもよい。後者の場合には、シート巻取部材が、手動、または発条に蓄積された弾性力により感熱式シートを巻き取る。
請求項8に記載の具体的態様は、スタンプ筐体に対して着脱可能に取り付けられる取付基体部を備え、第2支持部は、保持部を支持する移動部材と、固定部材と、操作部と着脱可能に連結され、移動部材に連結される連結部材と、を含み、所定の軸線の回りに螺旋状に形成される第1案内溝が、移動部材、および固定部材の一方の部材に設けられ、第1案内溝に係合する係合部材が、移動部材、および固定部材の他方の部材に設けられ、第1付勢部材は、固定部材と、連結部材との間に設けられ、インク含浸体、保持部、第2支持部、および第1付勢部材が、取付基体部に搭載される。
請求項9に記載の具体的態様では、第1支持部は、スタンプ筐体に対して着脱可能に取り付けられ、第1支持部がスタンプ筐体に取り付けられたときに、第1支持部は、所定の長さに切断された感熱式シートをインク含浸体の接触面に対して一定の姿勢に支持する。
本具体的態様では、所定の長さに切断られた感熱式シートが第1支持部に支持された状態で、第1支持部がスタンプ筐体に装着される構成であってもよいし、所定の長さに切断られた感熱式シートがスタンプ筐体の所定箇所に位置決めされた状態で、第1支持部がスタンプ筐体に装着される構成であってもよい。
(第2の発明態様)
請求項10に記載の第2の発明態様は、請求項7または請求項8のいずれかに記載のスタンプ装置と、スタンプ装置が着脱可能に取り付けられ、シート供給部材から供給された感熱式シートに所望画像の孔版部分を形成する印刷本体装置と、を備える印刷機である。
本発明態様でも、第1の発明態様およびその具体的態様と同様に、スタンプ装置の各構成部分を種々の態様で具現化することができる。
(第1の発明態様および第2の発明態様の効果)
請求項1または請求項10に記載の発明態様では、第1支持部は、所望画像の孔版部分が形成される感熱式シートを一定の姿勢に支持する。第2支持部は、所定の軸線の回りに回動可能に、かつ、その所定の軸線に沿う方向に移動可能にスタンプ筐体に設けられ、保持部を支持する。操作部は、使用者の押圧操作により所定の軸線に沿う方向に移動可能にスタンプ筐体に取り付けられ、第2支持部に連結される。第1付勢部材は、第1支持部により支持された感熱式シートからインク含浸体が離間する方向に、第2支持部を弾性力により付勢する。この結果、所定の軸線の回りの回動と、その所定の軸線に沿う方向の移動とを保持部に行わせることにより、被印刷媒体に形成される画像の周辺部分のかすれを低減することができる。
(具体的態様の効果)
請求項2に記載の具体的態様では、第2支持部は、保持部を支持する移動部材と、固定部材と、を含み、所定の軸線の回りに螺旋状に形成される第1案内溝が、移動部材、および固定部材の一方の部材に設けられ、第1案内溝に係合する係合部材が、移動部材、および固定部材の他方の部材に設けられ、操作部は、移動部材に連結される。この結果、所定の軸線の回りの回動と、その所定の軸線に沿う方向の移動とを保持部に行わせることが、第1案内溝により簡単に達成される。
請求項3に記載の具体的態様では、移動部材は、所定の軸線に沿う方向に移動可能に収容部材を支持する。第2付勢部材は、収容部材により収容されたインク含浸体が第1支持部により支持された感熱式シートに接近する方向に、収容部材を弾性力により付勢する付勢部材であって、移動部材と収容部材との間に設けられる。この結果、印刷を行う際に、インク含浸体が、第1支持部により支持された感熱式シートに接触するとき、および、感熱式シートを介して被印刷媒体と接触するときに、その接触圧は第2付勢部材の弾性力に相当する一定の圧力にすることができ、鮮明な印刷が可能になる。
請求項4に記載の具体的態様では、移動部材、または収容部材は、所定の軸線に沿う方向に延びる第2案内溝を含み、収容部材は、第2案内溝に沿って案内されることにより、所定の軸線に沿う方向に移動可能に移動部材に支持される。この結果、第1支持部により支持された感熱式シートに対してインク含浸体の接触面を一定の姿勢に保ちながら、印刷を行うことができ、鮮明な印刷が可能になる。
請求項5に記載の具体的態様では、位置決め部は、操作部が使用者により押圧操作されないときに、インク含浸体の接触面が第1支持部により支持された感熱式シートから離間するように、所定の軸線に沿う方向において保持部を位置決めする。この結果、印刷しない場合に、第1支持部により支持された感熱式シートからインク含浸体を確実に離間させることができることから、インク含浸体から感熱式シートを介してインクが滲み出ることを防止することができる。
請求項6に記載の具体的態様では、スペーサ部は、所望画像が被印刷媒体に印刷されるときに、第1支持部により支持された感熱式シートと被印刷媒体との間隔を所定の間隔に設定する。この結果、インク含浸体と接触した感熱式シートが所定の軸線に沿う方向に移動する量を一定に保つことができ、印刷時における感熱式シートの弛み、および変形を最小限に留めることができる。また、印刷し終わった感熱式シートを被印刷媒体から確実に離間させることができる。
請求項7に記載の具体的態様では、シート巻取部材は、シート供給部材から供給された感熱式シートを巻き取る。第1支持部は、シート供給部材からシート巻取部材に向かって供給される感熱式シートを支持する。この結果、所定の長さに切断された感熱式シートを使用する場合に比べ、孔版部分の画像を被印刷媒体に印刷する度に、第1支持部に感熱式シートを取り付ける作業が必要なくなり、被印刷媒体への画像の印刷を簡単に行うことができる。
請求項8に記載の具体的態様では、取付基体部が、スタンプ筐体に対して着脱可能に取り付けられる。インク含浸体、保持部、第2支持部、および第1付勢部材が、取付基体部に搭載される。この結果、ロール状の感熱式シートを使用尽くしてスタンプ筐体を廃棄する場合でも、新たなスタンプ筐体に取付基体部を取り付けることにより、取付基体部に搭載された部材を繰り返し使用することができる。
請求項9に記載の具体的態様では、第1支持部は、スタンプ筐体に対して着脱可能に取り付けられ、第1支持部がスタンプ筐体に取り付けられたときに、第1支持部は、所定の長さに切断された感熱式シートをインク含浸体の接触面に対して一定の姿勢に支持する。この結果、ロール状に巻かれた感熱式シートをスタンプ筐体に収容する構成に比べ、ロール状の感熱式シートを使用尽くした場合にスタンプ筐体を廃棄する必要がなく、スタンプ装置を繰り返し長期間使用することができる。また、印刷し終わった所定の長さの感熱式シートは、容易に処分することができるので、孔版部分の情報を機密に保つことが容易になる。
本発明の第1実施形態に係るスタンプ装置3を備えた印刷機1を斜め上方から見た斜視図である。 印刷機1を斜め下方から見た斜視図である。 スタンプ装置3が装着された状態であって、筐体の一部が取り外された状態において、装置本体装置2を前方から見た正面図である。 図3においてプラテンローラ12の周辺部分を拡大して示す斜視図である。 スタンプ装置3の全体を後方から見た拡大斜視図である。 スタンプ装置3を分解して示す分解斜視図である。 支持基体30と前カバー34との接触面に沿って左右方向に、支持基体30、および操作筐体32を切断し、支持基体30の内部を前方から見た断面図である。 前カバー34が取り付けられた状態において、スタンプ装置3を前方から見た正面図である。 図8に示すA−A線に従って切断してスタンプ装置3を下方から見た縦断面図である。 図8に示すB−B線に従って切断してスタンプ装置3を右方から見た横断面図である。 固定部材108が取り外された状態において、スタンプ保持部106、移動部材110、および連結部材112を拡大して示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係るスタンプ装置200の全体構成を示す斜視図である。 スタンプ装置200の分解斜視図である。 図12に示すC−C線に従って切断して下方からスタンプ装置200を見た縦断面図である。 図14に示すD−D線に従って切断して右方からスタンプ装置200を見た横断面図である。 本発明の変形例に係るスタンプ装置3の固定部材108が取り外された状態において、スタンプ保持部106、および移動部材110を拡大して示す正面図である。
<第1実施形態>
以下に、本発明の第1実施形態に係るスタンプ装置を備えた印刷機1について、図面を参照して説明する。図1は、印刷本体装置2と、印刷本体装置2から離脱されたスタンプ装置3とを備える印刷機1を斜め上方から見た斜視図である。なお、図1に矢印で示す3つの方向を、上下方向、左右方向、および前後方向として、図1以降の他の図面でも同様に、各方向を示す。
[印刷機1の構成]
印刷機1は、印刷本体装置2と、印刷本体装置2に対して着脱可能なスタンプ装置3とを、備える。スタンプ装置3は、感熱式シートSTを収容する。印刷本体装置2は、スタンプ装置3が装着された状態において、所望画像の孔版部分を感熱式シートSTに形成する。図2は、印刷機1を斜め下方から見た斜視図である。図2において、印刷本体装置2は、サーマルヘッド10、プラテンローラ12、移送軸14、および巻取軸16、を主に備える。
操作レバー18が、印刷本体装置2の筐体の上面に配置される。操作レバー18は、プラテンローラ12をサーマルヘッド10に押し当てる作動位置と、プラテンローラ12をサーマルヘッド10から離間させる不作動位置とのいずれかに切り換えるために操作可能に構成される。図1、および図2において、操作レバー18は、不作動位置に対応する位置に切り換えられている。
図3は、スタンプ装置3が装着された状態であって、筐体の一部が取り外された状態において、装置本体装置3を前方から見た正面図である。図3において、操作レバー18は、作動位置に対応する位置に切り換えられている。この切り換えにより、プラテンローラ12は、サーマルヘッド10との間に感熱式シートSTを挟持した状態で、サーマルヘッド10に押し当てられる。印刷ボタン20が、印刷本体装置2の正面下方に配置される。使用者は、所望画像の孔版部分を感熱式シートSTに形成するために、印刷ボタン20を押圧操作することができる。
図4は、図3においてプラテンローラ12の周辺部分を拡大して示す斜視図である。図4において、印刷本体装置2は、内蔵のシート送りモータにより駆動されるシート移送ローラ22を備える。プラテンローラ12、移送軸14、および巻取軸16も、シート送りモータによりそれぞれ駆動される。
印刷本体装置2は、パソコン、または携帯端末などの外部情報処理装置から所望画像を表す印刷データを受信することができるように構成される。印刷本体装置2は、特許第3254656号公報などに記載される公知の加熱印字装置と同じ基本的構成を有する。
≪スタンプ装置3の詳細な構成≫
図5は、スタンプ装置3の全体を後方から見た拡大斜視図であり、図6は、スタンプ装置3を分解して示す分解斜視図である。図5、および図6において、スタンプ装置3は、支持基体30と、操作筐体32と、前カバー34と、を備える。
移送回転体36が、支持基体30に回転可能に支持される。移送回転体36は、支持基体30の右方上端部に配置される。支持基体30は、移送回転体36の内部に連通する円形孔38を後方壁に有する。移送軸14は、円形孔38を通して後方から移送回転体36の内部に挿入されるように構成される。スタンプ装置3が印刷本体装置2に装着された状態において、移送回転体36は、図4に示すように、感熱式シートSTを挟んでシート移送ローラ22と係合する。巻取回転体40は、支持基体30の中間部分に配置される。巻取回転体40が、支持基体30に回転可能に支持される。支持基体30は、巻取回転体40の内部に連通する円形孔42を後方壁に有する。巻取軸16は、円形孔42を通して後方から巻取回転体40の内部に挿入されるように構成される。
スタンプ装置3は、図6に示すスタンプユニット100を備える。支持基体30は、開口部44を有する。開口部44は、円形孔38と円形孔42との間において、支持基体30の後方に開放して形成される。スタンプユニット100は、開口部44を通して、支持基体30の内部への挿入と、支持基体30の内部からの取り出しとが可能なように構成される。
操作筐体32は、支持基体30の左方半分部分が挿入可能なように、右方に開放する内部空間を有する。操作筐体32は、円形孔42と同じ直径の円形孔46を後方壁に有する。図5に示すように、支持基体30の左方半分部分が操作筐体32の内部に挿入された状態において、円形孔42と円形孔46とは合致するように配置される。ねじ孔48が、円形孔46より右方に位置して操作筐体32の後方壁に形成される。ねじ孔48に相当する別のねじ孔が、円形孔46より右方に位置して操作筐体32の前方壁に形成される。
図7は、支持基体30と前カバー34との接触面に沿って左右方向に、支持基体30、および操作筐体32を切断し、支持基体30の内部を前方から見た断面図である。図7において、支持基体30は、その内部に収容室50を有する。仕切り壁52、54、56が、収容室50の内部に配置される。仕切り壁52、54、56は、スタンプユニット100を収容する空間を画定する。供給支持軸58が、収容室50の内部であって仕切り壁54より左方の位置において、支持基体30の後方壁から前方に突出して配置される。供給リール60が、供給支持軸58により回転可能に支持される。感熱式シートSTが、供給リール60にロール状に巻かれる。巻取回転体40が、収容室50の内部であって仕切り壁54と供給支持軸58との間において、支持基体30の後方壁から前方に突出して配置される。巻取リール62が、巻取回転体40の外周に嵌合され、巻取回転体40とともに回転可能に配置される。多数の案内軸64A〜64Gが、支持基体30の内部に配置される。案内軸64A〜64Cは、支持基体30の上方壁と仕切り壁52との間の案内路を通して、供給リール60から供給された感熱式シートSTを移送回転体36に向かって案内する。感熱式シートSTは、移送回転体36と案内軸64Dとの間で、上下方向に直線状に案内される。案内軸64D〜64Gは、支持基体30の下方壁と仕切り壁56との間の案内路を通して、案内軸64Dを通過した感熱式シートSTを巻取リール62に向かって案内する。感熱式シートSTは、ポリエステル製紗体などのインク通過性支持体と、ポリエステルフィルムなどの合成樹脂フィルムとを貼り合せた公知の構成を有する。本実施形態では、合成樹脂フィルムは、感熱式シートSTの2つの面のうち、サーマルヘッド10と接触する面に位置する。図7において、合成樹脂フィルムは、供給リール60から繰り出される感熱式シートSTの上面に位置する。
図7において、スペーサ突部66が、移送回転体36の配置位置に近接して支持基体30の右方上端部に配置される。スペーサ突部68が、案内軸64Dの配置位置に近接して支持基体30の右方下端部に配置される。図8は、前カバー34が取り付けられた状態において、スタンプ装置3を前方から見た正面図である。前カバー34は、複数のねじにより、支持基体30に固定される。また、スタンプユニット100は、仕切り壁52、54、56により画定される空間に収容された状態において、複数のねじにより前方から前カバー34に固定される。図8において、スペーサ突部70が、移送回転体36の配置位置に近接して前カバー34の右方上端部に配置される。スペーサ突部72が、案内軸64Dの配置位置に近接して前カバー34の右方下端部に配置される。スペーサ突部66〜72が用紙などの被印刷媒体に当接した状態において、図7に示す移送回転体36と案内軸68Dとの間に支持された感熱式シートSTと、被印刷媒体との間の間隙GPが所定間隙となるように、スペーサ突部66〜72の右方への突出量は設定される。
案内軸64Cの配置位置と移送回転体36の配置位置との間において、凹所74が、図7に示すように支持基体30の上方壁の一部により画定される。前カバー34は、図8に示すように切欠部76を有する。切欠部76の形状は、凹所74の形状と合致する。スタンプ装置3が印刷本体装置2に装着されたときに、プラテンローラ12が、図3に示すように、凹所74、および切欠部76に挿入される。
(スタンプユニット100の詳細な構成)
スタンプユニット100の詳細な構成について、図6乃至図11を参照して説明する。図9は、図8に示すA−A線に従って切断したスタンプ装置3の断面図であり、図10は、図8に示すB−B線に従って切断したスタンプ装置3の断面図である。図6において、スタンプユニット100は、取付基体部102と、スタンプ支持部104と、スタンプ保持部106と、を主に備える。取付基体部102は、図6に示す開口部44の左方部分の一部を除いて、開口部44を覆うことができる形状に形成される。
(スタンブユニット100のスタンプ支持部104の構成)
スタンプ支持部104は、固定部材108と、移動部材110と、連結部材112と、を主に備える。固定部材108は、図6に示すねじ114、116により取付基体部102に固定される。
固定部材108は、図10に示すように、円形の内部空間108Aを有する。係合コロ118が、内部空間108Aに向かって突出した状態で、固定部材108に回転可能に取り付けられる。固定部材108は、図8に示すねじ118、120により前カバー34に固定される。
図9において、移動部材110は、移動本体部分122と、案内支持部分124と、連結軸部分126と、を備え、一体的に成形される。移動本体部分122は、図10に示すように、円形の横断面形状を有し、固定部材108の内周面と摺接して内部空間108Aにおいて回動可能に構成される。移動本体部分122の回動軸線は、図9において、左右方向に延び、供給リール60、および巻取リール62の回転軸線と直交する。図11は、固定部材108が取り外された状態において、スタンプ保持部106、移動部材110、および連結部材112を拡大して示す正面図である。図11において、螺旋状の溝128が、移動本体部分122の外周に形成される。係合コロ118は、螺旋状の溝128に嵌合する。本実施形態において、螺旋状の溝128は、移動部材110が少なくとも1回転することができる長さに形成される。
図9において、案内支持部分124は、移動本体部分122の右側に配置され、移動本体部分122の回動軸線に沿って右方に延びる円形の案内溝130を有する。一対の長溝132、134が、左右方向に延びた状態で、案内支持部分124の前面、および後面に形成される。両長溝132、134は、案内溝130に連通する。バネ受け部136が、案内支持部分124の右方端部に形成される。
図9において、連結軸部分126が、移動本体部分122の左側に配置される。連結部材112が、回動連結ねじ138により、連結軸部分126の左方端部に取り付けられる。連結軸部分126は、連結部材112に対して回動可能に取り付けられる。コイルバネ140が、連結部材112と固定部材108の左端面との間に、連結軸部分126の外周に巻かれた状態で配置される。コイルバネ140は、移動部材110を固定部材110に対して左方に向かって付勢する。スタンプユニット100が支持基体30の内部に挿入された状態において、連結部材112の後端部は、図6に示すねじ142により、操作筐体32のねじ孔48、および開口部44を通して、操作筐体32の後方壁に固定される。図9において、連結長孔144が、前カバー34に形成される。連結部材112の前端部は、図6に示すねじ146により、操作筐体32の前方壁の別のねじ孔、および前カバー34の連結長孔144を通して、操作筐体32の前方壁に固定される。
(スタンブユニット100のスタンプ保持部106の構成)
スタンプ保持部106は、収容部分146と、保持軸部分148と、を備える。収容部分146は、円形状の収容凹所150を有する。油性インクが含浸されたインク含浸体152が、収容凹所150に収容される。インク含浸体152は、収容凹所150に嵌合するように円形形状を有し、インクを貯留するために弾性を有する多孔質体を含む。図9、および図11に示すように、インク含浸体152は、収容凹所150から右方に突出するように構成され、平坦な接触面152Aを有する。本実施形態では、接触面152Aは、移動本体部分122の回動軸線に垂直である。
図9において、保持軸部分148が、収容部分146から左方に延びて形成され、円形の横断面形状を有する。保持軸部分148は、案内支持部分124の案内溝130に嵌合し、左右方向に摺動する。位置決めピン153が、保持軸部分148に固定され、前後方向に保持軸部分148から突出した状態で配置される。位置決めピン153の前方端部、および後方端部は、両長溝132、134にそれぞれ嵌合する。この嵌合により、保持軸部分148は、案内支持部分124に対して左右方向に摺動するとともに、案内支持部分124と一体的に回動することができる。
コイルバネ154が、案内支持部分124のバネ受け部136と、収容部分146の左方端面との間に、保持軸部分148に巻かれた状態で配置される。図9において、コイルバネ154は、案内支持部分124に対して収容部分146を右方に付勢する。位置決めピン153が両長溝132、134の右方端面に当接することにより、スタンプ保持部106が左右方向において位置決めされる。インク含浸体152の接触面152Aが、図7に示すように、移送回転体36と案内軸64Dとの間で支持された感熱式シートSTから所定間隙をあけて位置決めされるように、位置決めピン153の左右方向の位置が保持軸部分148に対して定められる。コイルバネ154の弾性率は、コイルバネ140の弾性率より大きく設定される。すなわち、コイルバネ140は、コイルバネ154より弾性変形し易い。
(スタンプ装置3の押圧操作ストローク)
操作筐体32を押圧操作したときに、操作筐体32が左右方向に移動する距離である押圧操作ストロークは、図9に示すように操作筐体32を押圧操作していない状態において、連結部材112の右端面と、固定部材108の左端面との間の距離L1に従って定まる。図7に示す距離L2は、操作筐体32を押圧操作していない状態において、インク含浸体152の接触面152Aと、スペーサ突部66〜72の右端部との間の距離である。スペーサ突部66〜72の右端部は、用紙などの被印刷媒体と接触する部分である。押圧操作ストロークに対応する距離L1は、距離L2より充分に長い距離に設定される。図11に示す距離L3は、移動部材110を回動させる働きを有する螺旋状の溝128の左右方向の長さである。この距離L3は、押圧操作ストロークに対応する距離L1より充分に長く設定される。この結果、操作筐体32が押圧操作ストロークだけ移動する全期間において、移動部材110は回動動作を行う。
[第1実施形態の動作および作用]
第1実施形態において、所望画像の孔版部分を感熱式シートSTに形成する動作と、所望画像を被印刷媒体に印刷する動作とを説明する。
(所望画像の孔版部分を感熱式シートSTに形成する動作)
使用者が、パソコンなどの外部情報処理装置により所望画像の印刷データを作成して印刷本体装置2に送信すると、印刷本体装置2は、送信された印刷データを内部メモリに一時記憶する。使用者が、スタンプ装置3を印刷本体装置2に装着した状態において、図3に示すように、操作レバー18を作動位置に対応する位置に切り換える。この操作レバー18の切換により、プラテンローラ12は、感熱式シートSTを介してサーマルヘッド10に押し当てられる。
次に、使用者は、印刷ボタン20を押圧操作すると、内蔵のシート送りモータが駆動され、プラテンローラ12、移送軸14、巻取軸16、およびシート移送ローラ22がそれぞれ回転される。プラテンローラ12などの回転により、スタンプ装置3の供給リール60から感熱式シートSTが繰り出される。また、印刷データが内部メモリから読み出され、サーマルヘッド10が加熱駆動される。この加熱駆動により、所望画像の孔版部分が感熱式シートSTに順次形成される。形成された孔版部分が、図7において、インク含浸体152の接触面152Aと対向する所定位置まで、プラテンローラ12、およびシート移送ローラ22などの回転により移送される。孔版部分が所定位置まで移送されると、シート送りモータの駆動が自動的に停止される。
(所望画像を被印刷媒体に印刷する動作)
使用者は、図1、および図2に示すように、操作レバー18を不作動位置に対応する位置に切り換えると、プラテンローラ12はサーマルヘッド10から離間する。この離間により、使用者は、スタンプ装置3を印刷本体装置2から離脱させることができる。
スタンプ装置3を使用して印刷を行う場合、使用者は、用紙などの被印刷媒体上において、印刷を希望する任意の印刷箇所に、スタンプ装置3のスペーサ突部66〜72を位置合わせする。具体的には、図9に示すスタンプ装置3のインク含浸体152の接触面152Aが、被印刷媒体と対向する姿勢で、使用者は、スペーサ突部66〜72が任意の印刷箇所に接触するようにスタンプ装置3を位置合わせする。
使用者は、スタンプ装置3を位置合わせした状態で、操作筐体32を押圧操作すると、操作筐体32の移動に伴い、連結部材112が図9においてコイルバネ140の弾性付勢力に抗して右方に移動する。連結部材112の移動に伴い、移動部材110が、螺旋状の溝128と係合コロ118との係合により、回動しながら、右方に移動する。移動部材110の移動に伴い、スタンプ保持部106が右方に移動し、スタンプ保持部106のインク含浸体152の接触面152Aが、図7において、移送回転体36と案内軸64Dとの間に支持された感熱式シートSTに押し当てられる。
さらに、操作筐体32が押圧操作されると、インク含浸体152の接触面152Aは、感熱式シートSTを被印刷媒体に押し付ける。この押し付け時に、移動部材110の回動に伴ってインク含浸体152の接触面152Aも回動している。
インク含浸体152の接触面152Aが、感熱式シートSTを介して被印刷媒体に接触した時から、コイルバネ154は弾性変形する。この弾性変形により、インク含浸体152の接触面152Aは、コイルバネ154の弾性付勢力により感熱式シートSTを被印刷媒体に押し付けながら、回動する。接触面152Aの押し付けと回動とにより、インク含浸体152から滲み出したインクは、孔版部分に塗布されて確実に展延される。この結果、所望画像は、被印刷媒体の任意の印刷箇所に鮮明に印刷される。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態では、操作筐体32の押圧操作により移動部材110が螺旋状の溝128に従って回動する構成である。この結果、インク含浸体152の接触面152Aが感熱式シートSTを介して用紙などの被印刷媒体に接触するときに、インク含浸体152が被印刷媒体に対して回動し、インク含浸体152から滲み出すインクを、孔版部分の全体に塗布して展延することができる。この展延により、鮮明な所望画像を被印刷媒体に形成することができる。
第1実施形態では、操作筐体32の押圧操作ストロークの全期間において移動部材110が回動するように、螺旋状の溝128の左右方向の長さである距離L3が設定される。また、コイルバネ154が案内支持部分124に対して収容部分146を右方に付勢するように設けられる。この結果、操作筐体32の押圧操作によりインク含浸体152の接触面152Aが感熱式シートSTを介して被印刷媒体に接触した後においても、インク含浸体152の接触面152Aは、コイルバネ154の弾性付勢力により被印刷媒体を押圧しながら、回動動作を行うことができ、インク含浸体152から滲み出すインクを、孔版部分の全体に塗布して確実に展延することができる。
第1実施形態では、スタンプ支持部104と、スタンプ保持部106とが、取付基体部102の上に搭載されることにより、スタンプユニット100としてユニット化される構成である。この結果、ロール状の感熱式シートSTを使い切った場合でも、スタンプ装置3からスタンプユニット100を取り外して、新たなロール状の感熱式シートSTを収容する支持基体30にスタンプユニット100を取り付けて使用することができる。すなわち、スタンプユニット100は繰り返し使用可能であることから、省資源化に最適である。
第1実施形態では、操作筐体32が押圧操作されていない状態において、インク含浸体152の接触面152Aが、図7、および図9に示すように、移送回転体36と案内軸64Dとの間に支持された感熱式シートSTから離間するように、コイルバネ140が移動部材110を付勢する構成である。この結果、スタンプ装置3が印刷本体装置2に装着されて孔版部分が形成されるときに、インク含浸体152に邪魔されることなく感熱式シートSTは円滑に移送されることから、所望画像の孔版部分を正確に感熱式シートSTに形成することができる。
<第2実施形態>
以下に、本発明の第2実施形態に係るスタンプ装置200について、図面を参照して説明する。第1実施形態に係るスタンプ装置3が供給リール60、および巻取リール62を支持基体30の内部に収容する構成であるのに対して、第2実施形態に係るスタンプ装置200は両リールを収容しない構成である点で、相違する。
図12は、スタンプ装置200の全体構成を示す斜視図であり、図13は、スタンプ装置200の分解斜視図である。図12、および図13において、スタンプ装置200は、スタンプ基体部202と、操作筐体204と、シート支持カバー206と、を主に備える。操作筐体204は、左右方向に延びる円筒形状を有する。シート支持カバー206は、四角形の箱形形状を有する。図14は、図12に示すC−C線に従って切断して下方からスタンプ装置200を見た縦断面図である。図14において、スタンプ基体部202は、
スタンプ支持部208と、シート支持部210と、スタンプ保持部212と、を主に備える。
(スタンプ支持部208の構成)
スタンプ支持部208は、固定部材214と、移動部材216と、を主に備える。図15は、図14に示すD−D線に従って切断して右方からスタンプ装置200を見た横断面図である。図15において、固定部材214は、操作筐体204の内部に嵌合するように円形の外周形状を有するとともに、円形の内部空間214Aを有する。係合コロ218が、内部空間214Aに向かって突出した状態で、固定部材214に回転可能に取り付けられる。
図14において、移動部材216は、移動本体部分220と、案内支持部分222と、連結軸部分224と、を備え、一体的に成形される。移動本体部分220は、図15に示すように、円形の横断面形状を有し、固定部材214の内周面と摺接して内部空間214Aにおいて回動可能に構成される。移動本体部分220の回動軸線は、図14において、左右方向に延びる。図14において、螺旋状の溝226が、移動本体部分220の外周に形成される。係合コロ218は、螺旋状の溝226に嵌合する。本実施形態において、螺旋状の溝226は、移動部材216が少なくとも1回転することができる長さに形成される。
図14において、案内支持部分222は、移動本体部分220の右側に配置され、移動本体部分220の回動軸線に沿って右方に延びる円形の案内溝228を有する。一対の長溝230、232が、左右方向に延びた状態で、案内支持部分222の前面、および後面に形成される。両長溝230、232は、案内溝228に連通する。バネ受け部234が、案内支持部分222の右方端部に形成される。
図14において、連結軸部分224が、移動本体部分220の左側に配置される。操作筐体204が、回動連結ねじ236により、連結軸部分224の左方端部に取り付けられる。連結軸部分224は、操作筐体204に対して回動可能に取り付けられる。コイルバネ238が、操作筐体204と固定部材214の左端面との間に、連結軸部分224の外周に巻かれた状態で配置される。コイルバネ238は、移動部材216を固定部材214に対して左方に向かって付勢する。
(シート支持部210の構成)
シート支持部210は、スタンプ支持部208の固定部材214の右方端部に連続して形成され、張出部分240と、シート支持部分242と、を主に備える。シート支持部分242は、四角形の箱形形状を有し、一対のシート支持面242A、242Bを前面、および後面に有する。位置決め突起244が、シート支持面242Aから前方に突出して形成される。シート支持部210は、四角形の内部収容空間210Aを有する。
(スタンプ保持部212の構成)
スタンプ保持部212は、収容部分246と、保持軸部分248と、を備える。収容部分246は、円形状の収容凹所250を有する。油性インクが含浸されたインク含浸体252が、収容凹所250に収容される。インク含浸体252は、収容凹所250に嵌合するように円形形状を有し、インクを貯留するために弾性を有する多孔質体を含む。図14に示すように、インク含浸体252は、収容凹所250から右方に突出するように構成され、平坦な接触面252Aを有する。本実施形態では、接触面252Aは、移動本体部分220の回動軸線に垂直である。収容部分246は、図14に示すように、シート支持部210の内部収容空間210Aに収容される。
図14において、保持軸部分248が、収容部分246から左方に延びて形成され、円形の横断面形状を有する。保持軸部分248は、案内支持部分222の案内溝228に嵌合し、左右方向に摺動する。位置決めピン253が、保持軸部分248に固定され、前後方向に保持軸部分248から突出した状態で配置される。位置決めピン253の前方端部、および後方端部は、両長溝230、232にそれぞれ嵌合する。この嵌合により、保持軸部分248は、案内支持部分222に対して左右方向に摺動するとともに、案内支持部分222と一体的に回動することができる。
コイルバネ254が、案内支持部分222のバネ受け部234と、収容部分246の左方端面との間に、保持軸部分248に巻かれた状態で配置される。図14において、コイルバネ254は、案内支持部分222に対して収容部分246を右方に付勢する。位置決めピン253が両長溝230、232の右方端面に当接することにより、スタンプ保持部212が左右方向において位置決めされる。コイルバネ254の弾性率は、コイルバネ238の弾性率より大きく設定される。すなわち、コイルバネ238は、コイルバネ254より弾性変形し易い。
(シート支持カバー206の詳細な構成)
第2実施形態において、感熱式シートSTは、図13に示すように、所定の長さに切断され、位置決め孔256を有する。感熱式シートSTの位置決め孔256は、シート支持部210の位置決め突起244に係止される。長溝258が、シート支持カバー206の前面に形成される。長溝258が、シート支持カバー206の左方端縁から右方に延びる。シート支持カバー206がシート支持部210のシート支持部分242に嵌合するときに、位置決め突起244が長溝258に嵌合する。
四角形の印刷窓260が、図12に示すように、シート支持カバー206の右方端面に形成される。図14において、印刷窓260は、スタンプ保持部212の収容部分246が通過することができる大きさに形成される。
(感熱式シートSTの支持方法)
第2実施形態における感熱式シートSTは、第1実施形態と同様に、ポリエステル製紗体などのインク通過性支持体と、ポリエステルフィルムなどの合成樹脂フィルムとを貼り合せた公知の構成を有する。本実施形態では、感熱式シートSTの2つの面のうち、合成樹脂フィルムが存在する面が、シート支持カバー206の印刷窓260から露出するようなシート面の向きで、使用者は、位置決め孔256を位置決め突起244に係止する。この係止状態で、使用者は、図13に示すように、シート支持部分242の右方端縁に沿って感熱式シートSTを折り曲げる。その後、使用者は、シート支持カバー206をシート支持部分242に嵌める。図14に示すように、感熱式シートSTは、シート支持部分242の両シート支持面242A、242Bと、シート支持カバー206の内周面との間に挟まれて支持される。所定間隙GPが、図14に示すように、感熱式シートSTと、シート支持カバー206の右端面との間に形成される。
操作筐体204がコイルバネ238の弾性付勢力に抗して右方に押圧操作されていない状態において、インク含浸体252の接触面252Aが、図14に示すように、感熱式シートSTから所定間隙をあけて位置決めされるように、位置決めピン253の左右方向の位置が保持軸部分248に対して定められる。
(スタンプ装置200の押圧操作ストローク)
操作筐体204を押圧操作したときに、操作筐体204が左右方向に移動する距離である押圧操作ストロークは、図14に示すように操作筐体204を押圧操作していない状態において、操作筐体204の右端面と、固定部材214の左端面との間の距離L1に従って定まる。図14に示す距離L2は、操作筐体204を押圧操作していない状態において、インク含浸体252の接触面252Aと、シート支持カバー206の右端面との間の距離である。シート支持カバー206の右端面は、用紙などの被印刷媒体と接触する面である。押圧操作ストロークに対応する距離L1は、距離L2より充分に長い距離に設定される。図14に示す距離L3は、移動部材216を回動させる働きを有する螺旋状の溝226の左右方向の長さである。この距離L3は、押圧操作ストロークに対応する距離L1より充分に長く設定される。この結果、操作筐体204が押圧操作ストロークだけ移動する全期間において、移動部材216は回動動作を行う。
[第2実施形態の動作および作用]
第2実施形態において、所望画像を被印刷媒体に印刷する動作を説明する。第2実施形態においては、所望画像を被印刷媒体に印刷する前に、所望画像の孔版部分が形成されて所定のシート長さに切断された感熱式シートSTを作製する必要がある。
第2実施形態のスタンプ装置200に使用される感熱式シートSTは、所望画像の孔版部分が形成された連続した感熱式シートを所定のシート長さに切断して作製される。たとえば、ロール状の感熱式シートが巻かれた供給リールのみを備えたシートカセットが、図1に示す印刷本体装置2に装着され、サーマルヘッド10がシートカセットから供給される感熱式シートに所望画像の孔版部分を形成する。孔版部分が形成されてシートカセットから送り出された感熱式シートが、使用者により所定のシート長さに手動で切断される。また、使用者は、切断された感熱式シートの所定位置に位置決め孔256を明ける。
(所望画像を被印刷媒体に印刷する動作)
スタンプ装置200を使用して印刷を行う場合、使用者は、用紙などの被印刷媒体上において、印刷を希望する任意の印刷箇所に、スタンプ装置200のシート支持カバー206を位置合わせする。具体的には、図14に示すスタンプ装置200のインク含浸体252の接触面252Aが、被印刷媒体と対向する姿勢で、使用者は、シート支持カバー206が任意の印刷箇所に接触するようにスタンプ装置200を位置合わせする。
使用者は、スタンプ装置200を位置合わせした状態で、操作筐体204を押圧操作すると、操作筐体204が図14においてコイルバネ238の弾性付勢力に抗して右方に移動する。操作筐体204の移動に伴い、移動部材216が、螺旋状の溝226と係合コロ218との係合により、回動しながら、右方に移動する。移動部材216の移動に伴い、スタンプ保持部212が右方に移動し、スタンプ保持部212のインク含浸体252の接触面252Aが、図14において、シート支持カバー206とシート支持部分242とにより挟持された感熱式シートSTに押し当てられる。
さらに、操作筐体204が押圧操作されると、インク含浸体252の接触面252Aは、感熱式シートSTを被印刷媒体に押し付ける。この押し付け時に、移動部材216の回動に伴ってインク含浸体252の接触面252Aも回動している。
インク含浸体252の接触面252Aが、感熱式シートSTを介して被印刷媒体に接触した時から、コイルバネ254は弾性変形する。この弾性変形により、インク含浸体252の接触面252Aは、コイルバネ254の弾性付勢力により感熱式シートSTを被印刷媒体に押し付けながら、回動する。接触面252Aの押し付けと回動とにより、インク含浸体252から滲み出したインクは、孔版部分に塗布されて確実に展延される。この結果、所望画像は、被印刷媒体の任意の印刷箇所に鮮明に印刷される。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態では、操作筐体204の押圧操作により移動部材216が螺旋状の溝226に従って回動する構成である。この結果、インク含浸体252の接触面252Aが感熱式シートSTを介して用紙などの被印刷媒体に接触するときに、インク含浸体252が被印刷媒体に対して回動し、インク含浸体252から滲み出すインクを、孔版部分の全体に塗布して展延することができる。この展延により、鮮明な所望画像を被印刷媒体に形成することができる。
第2実施形態では、操作筐体204の押圧操作ストロークの全期間において移動部材216が回動するように、螺旋状の溝226の左右方向の長さである距離L3が設定される。また、コイルバネ254が案内支持部分222に対して収容部分246を右方に付勢するように設けられる。この結果、操作筐体204の押圧操作によりインク含浸体252の接触面252Aが感熱式シートSTを介して被印刷媒体に接触した後においても、インク含浸体252の接触面252Aは、コイルバネ254の弾性付勢力により被印刷媒体を押圧しながら、回動動作を行うことができ、インク含浸体252から滲み出すインクを、孔版部分の全体に塗布して確実に展延することができる。
第2実施形態は、孔版部分が形成された感熱式シートSTが巻取リールに巻き取られてスタンプ装置の内部に保存される構成ではないので、所定のシート長さの印刷済の感熱式シートSTが不要となった場合には、巻取リールに保存される大量の感熱式シートを廃棄処分するのに比べ、所望画像の漏えいを防止しつつ、感熱式シートを容易に処分することができる。
第2実施形態では、所定のシート長さの感熱式シートSTを支持するために、シート支持カバー206がシート支持部分242に嵌合する構成である。この結果、使用者が、所望画像の孔版部分が異なる複数の感熱式シートSTを予め作製しておくことにより、印刷本体装置が存在しない場所でも、使用者は、シート支持カバー206をシート支持部分242から外して新たな感熱式シートに交換することにより、新たな所望画像を容易に印刷することができる。
<構成の対応関係>
印刷機1、印刷本体装置2、およびスタンプ装置3、200は、本発明の印刷機、印刷本体装置、およびスタンプ装置の一例である。支持基体30、および前カバー34の組み合わせ、または、スタンプ基体部202は、本発明のスタンプ筐体の一例である。移送回転体36と案内軸64Dとの組み合わせ、シート支持カバー206とシート支持部分242との組み合わせは、本発明の第1支持部の一例である。インク含浸体152、252、および接触面152A、252Aは、本発明のインク含浸体、および接触面の一例である。スタンプ保持部106、212は、本発明の保持部の一例である。スタンプ支持部104、208は、本発明の第2支持部の一例である。操作筐体32、204は、本発明の操作部の一例である。コイルバネ140、238は、本発明の第1付勢部材の一例である。移動部材110、216、および螺旋状の溝128、226は、本発明の移動部材、および第1案内溝の一例である。係合コロ118、218は、本発明の係合部材の一例である。収容部分146、246は、本発明の収容部材の一例である。コイルバネ154、254は、本発明の第2付勢部材の一例である。案内溝130、228は、本発明の第2案内溝の一例である。一対の長溝132、134、または、一対の長溝230、232と、位置決めピン153、253との組み合わせは、本発明の位置決め部の一例である。スペーサ突部66〜72、または、図14に示すシート支持カバー206の右方端面とシート支持部分242の右方端部との組み合わせは、本発明のスペーサ部の一例である。供給リール60、および巻取リール62は、本発明のシート供給部材、およびシート巻取部材の一例である。取付基体部102、および連結部材112は、本発明の取付基体部、および連結部材の一例である。感熱式シートSTは、本発明の感熱式シートの一例である。
<変形例>
本発明は、両実施形態に限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
(1)両実施形態では、螺旋状の溝128、226が、移動本体部分122、220の外周面に形成され、移動部材110、216に回動と左右方向の移動とを行わせる働きを有するが、この構成に限定されない。たとえば、螺旋状の溝300と、直線状の溝302とが、図16に示すように、移動本体部分122の外周面に連続して形成される構成であってもよい。この変形例では、移動部材110は、直線状の溝302に従って左右方向に直線状に移動した後に、螺旋状の溝300に従って回動と左右方向の移動とを行う。また、必要に応じて、移動部材が、螺旋状の溝に従って回動と左右方向の移動とを行った後に、直線状の溝に従って左右方向に直線状に移動するように、螺旋状の溝、および直線状の溝が形成される構成であってもよい。
(2)両実施形態では、螺旋状の溝128、226が移動部材110、216に形成され、係合コロ118、218が固定部材108、214に設けられる構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、螺旋状の溝が固定部材に形成され、係合コロが移動部材に設けられる構成であってもよい。
(3)両実施形態では、移動部材110、216を回動させるために、螺旋状の溝128、226と、係合コロ118、218とが設けられる構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、一対の係合ピンが移動部材の外周面から半径方向に突出して固定され、一対の傾斜面が固定部材の互いに対向する内面に形成される。両傾斜面は互いに反対の方向に傾斜する。両係合ピンが両傾斜面にそれぞれ係合することにより、移動部材が回動する構成であってもよい。
(4)両実施形態では、螺旋状の溝128、226は、操作筐体32、204が押圧操作ストロークだけ押圧操作される間に、移動部材110、216を少なくとも1回回動させるように形成される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、インク含浸体152、252の接触面152A、252Aが感熱式シートSTを介して被印刷媒体に接触した後に、インク含浸体152、252がインクを展延するのに必要な1回転より小さい回転角度だけ回転する構成であってもよい。
(5)両実施形態では、コイルバネ154、254が案内支持部分124、222に対して収容部分146、246を右方に付勢するように設けられるが、この構成に限定されない。たとえば、コイルバネ154、254を設けることなく、収容部分が案内支持部分に固定される構成であってもよい。一般に、インク含浸体152、252は、弾性を有する多孔質体を含むことから、この変形例においても、収容部分から突出するインク含浸体の一部分が、変形することにより自身の弾性力により被印刷媒体を押圧しながら、回動することができる。
(6)両実施形態では、収容凹所150、250、およびインク含浸体152、252は、円形の横断面形状をそれぞれ有するが、この形状に限定されない。たとえば、収容凹所150、250、およびインク含浸体152、252は、長方形の横断面形状であってもよいし、多角形の横断面形状であってもよい。
(7)両実施形態では、移動部材110、216の回動中心と、円形の収容凹所150、250の中心とがほぼ一致する構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、円形の収容凹所150、250の中心が、移動部材110、216の回動中心から偏心するように、収容凹所150、250が保持軸部分148、248に連結される構成であってもよい。この変形例においては、インク含浸体152、252は移動部材110、216の回動中心から偏心した状態で回動する。この結果、インク含浸体152、252の中心部分のインクが、孔版部分上において同じ位置に塗布されることを防ぐことができる。
(8)第1実施形態では、印刷本体装置2は、パソコン、または携帯端末などの外部情報処理装置から所望画像を表す印刷データを受信することができるように構成されるが、この構成に限定されない。たとえば、印刷本体装置2が、孔版部分の画像を表す印刷データを装置内部において生成する構成であってもよい。
1 印刷機
2 印刷本体装置
3、200 スタンプ装置
30 支持基体
32、204 操作筐体
34 前カバー
36 移送回転体
60 供給リール
62 巻取リール
64D 案内軸
66〜72 スペーサ突部
102 取付基体部
104、208 スタンプ支持部
106、212 スタンプ保持部
110、216 移動部材
112 連結部材
118、218 係合コロ
128、226 螺旋状の溝
130、228 案内溝
132、134、230、232 長溝
140、154、238、254 コイルバネ
146、246 収容部分
152、252 インク含浸体
152A、252A 接触面
153、253 位置決めピン
202 スタンプ基体部
206 シート支持カバー
242 シート支持部分
ST 感熱式シート

Claims (10)

  1. スタンプ筐体と、
    所望画像の孔版部分が形成される感熱式シートを一定の姿勢に支持するために、スタンプ筐体に設けられた第1支持部と、
    孔版部分にインクを塗布するインク含浸体と、
    インク含浸体を保持する保持部と、
    所定の軸線の回りに回動可能に、かつ、その所定の軸線に沿う方向に移動可能にスタンプ筐体に設けられ、保持部を支持する第2支持部と、
    使用者の押圧操作により所定の軸線に沿う方向に移動可能にスタンプ筐体に取り付けられ、第2支持部に連結された操作部と、
    第1支持部により支持された感熱式シートからインク含浸体が離間する方向に、保持部を弾性力により付勢する第1付勢部材と、を備えるスタンプ装置。
  2. 第2支持部は、
    保持部を支持する移動部材と、
    固定部材と、を含み、
    所定の軸線の回りに螺旋状に形成される第1案内溝が、移動部材、および固定部材の一方の部材に設けられ、第1案内溝に係合する係合部材が、移動部材、および固定部材の他方の部材に設けられ、
    操作部は、移動部材に連結される請求項1に記載のスタンプ装置。
  3. 保持部は、インク含浸体を収容する収容部材を含み、
    移動部材は、所定の軸線に沿う方向に移動可能に収容部材を支持し、
    収容部材により収容されたインク含浸体が第1支持部により支持された感熱式シートに接近する方向に、収容部材を弾性力により付勢する付勢部材であって、移動部材と収容部材との間に設けられた第2付勢部材を備える請求項2に記載のスタンプ装置。
  4. 移動部材、または収容部材は、所定の軸線に沿う方向に延びる第2案内溝を含み、
    収容部材は、第2案内溝に沿って案内されることにより、所定の軸線に沿う方向に移動可能に移動部材に支持される請求項3に記載のスタンプ装置。
  5. 操作部が使用者により押圧操作されないときに、インク含浸体の接触面が第1支持部により支持された感熱式シートから離間するように、所定の軸線に沿う方向において保持部を位置決めする位置決め部を備える請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスタンプ装置。
  6. 所望画像が被印刷媒体に印刷されるときに、第1支持部により支持された感熱式シートと被印刷媒体との間隔を所定の間隔に設定するスペーサ部を備える請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスタンプ装置。
  7. スタンプ筐体に設けられ、感熱式シートが巻かれるシート供給部材と、
    スタンプ筐体に設けられ、シート供給部材から供給された感熱式シートを巻き取るシート巻取部材と、を備え、
    第1支持部は、シート供給部材からシート巻取部材に向かって供給される感熱式シートを支持する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のスタンプ装置。
  8. スタンプ筐体に対して着脱可能に取り付けられる取付基体部を備え、
    第2支持部は、
    保持部を支持する移動部材と、
    固定部材と、
    操作部と着脱可能に連結され、移動部材に連結される連結部材と、を含み、
    所定の軸線の回りに螺旋状に形成される第1案内溝が、移動部材、および固定部材の一方の部材に設けられ、第1案内溝に係合する係合部材が、移動部材、および固定部材の他方の部材に設けられ、
    第1付勢部材は、固定部材と、連結部材との間に設けられ、
    インク含浸体、保持部、第2支持部、および第1付勢部材が、取付基体部に搭載される請求項7に記載のスタンプ装置。
  9. 第1支持部は、スタンプ筐体に対して着脱可能に取り付けられ、
    第1支持部がスタンプ筐体に取り付けられたときに、第1支持部は、所定の長さに切断された感熱式シートをインク含浸体の接触面に対して一定の姿勢に支持する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のスタンプ装置。
  10. 請求項7または請求項8のいずれかに記載のスタンプ装置と、
    スタンプ装置が着脱可能に取り付けられ、シート供給部材から供給された感熱式シートに所望画像の孔版部分を形成する印刷本体装置と、を備える印刷機。
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