JP2000070307A - 電動車椅子 - Google Patents

電動車椅子

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JP2000070307A
JP2000070307A JP10245985A JP24598598A JP2000070307A JP 2000070307 A JP2000070307 A JP 2000070307A JP 10245985 A JP10245985 A JP 10245985A JP 24598598 A JP24598598 A JP 24598598A JP 2000070307 A JP2000070307 A JP 2000070307A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常は車椅子利用者が楽な着座姿勢を採るこ
とができ、車椅子の向きを変える旋回動作の開始前には
その旋回半径を、状況に応じて適宜小さくできる電動車
椅子の提供。 【解決手段】 車椅子の向きを静止位置で回転可能にし
た電動車椅子において、車椅子の向きを変える旋回動作
を開始する前に、座席の前部を下げ、その後部を上げる
相対移動で座席全体を前方へ傾斜させることが可能な座
席傾斜機構を、具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車椅子の向きを
静止位置で回転可能にした電動車椅子に係り、特に、通
常走行時には利用者が楽な着座姿勢を採ることができ、
必要に応じて車椅子の旋回半径を小さくできる電動車椅
子に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会を迎えつつある今日、新築さ
れる家屋は、高齢者が居住し易いように、隣接する部屋
間の境界等おける段差を無くすように工夫したり、ま
た、ホームエレベータを設置して各階間を歩いて登り降
りしないで済むように工夫したりすることが多くなる傾
向にある。
【0003】一方、高齢者には、多少歩行することが可
能であっても、現在位置からかなり離れた目的位置まで
歩行して移動することが困難であるという人も多い。
【0004】こうした状況下にあって、高齢者等の身体
的な軽度障害者が利用し易い室内用電動車椅子が要請さ
れるようになった。なお、一般的に普及している電動車
椅子の多くは、身体的な重度障害者を対象としたもので
あり、大型で小回り走行ができない構造のものになって
いる。
【0005】そこで、先に、本件出願の共同出願人であ
る株式会社ユニカムは、一対の動輪と、この動輪の前後
に各々配置するキャスタとを車体フレームに取り付け
て、車椅子の向きを静止位置で回転可能にした室内用電
動車椅子を開発し、日本義肢装具学会誌Vol.9,N
o.2(1993)に発表した。
【0006】この電動車椅子は、狭い空間内にて車椅子
の向きを変えることができ、また、車輪の直径を可及的
に小さくしているので、小回り走行が可能のものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の室内用電動車椅子は、車椅子全体を小型化して
も、車椅子利用者の乗り心地や安全性を確保する観点で
座席及びこの座席の背もたれ等を所望の形状や最小必要
限の大きさのものとしなければならないため、車椅子の
向きを変える旋回半径を更に小さくすることを阻害して
いた。
【0008】一方、現在の我が国においては、家屋構造
等の条件でホームエレベータの設置スペースを大きく確
保できない等の理由で、できるだけ小型のホームエレベ
ータを据え付けることが多い。
【0009】このため、従来の場合においては、ホーム
エレベータのエレベータ壁面と非干渉で車椅子の向きを
変えることができない場合が生じるという問題点があっ
た。
【0010】本発明は、上記問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、通常は車椅子利
用者が楽な着座姿勢を採ることができ、車椅子の向きを
変える旋回動作の開始前にはその旋回半径を、状況に応
じて適宜小さくできる電動車椅子を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1に記
載の発明は、車椅子の向きを静止位置で回転可能にした
電動車椅子において、車椅子の向きを開始する前に、座
席の前部を下げ、その後部を上げる相対移動で座席全体
を前方へ傾斜させることが可能な座席傾斜機構を、具備
することを特徴とする電動車椅子にある。
【0012】そして、この出願の請求項1に記載の発明
によれば、車椅子の向きを変える旋回動作を開始する前
に、座席の前部を下げ、その後部を上げる相対移動で座
席全体を前方へ傾斜させることを座席傾斜機構により行
えるので、この座席の前後幅を見掛け上で縮小化でき、
また、座席の傾斜状態に追従して背もたれの上部と車椅
子前部との間の前後幅を見掛け上で縮小化できることに
なり、利用者が脚部姿勢を工夫するだけの対応で、車椅
子の向きを変える旋回動作におけるその旋回半径を、小
さくしたいという要請に対処できよう。
【0013】この出願の請求項2に記載の発明は、一対
の動輪と、該動輪の前後にそれぞれ配置するキャスタと
を車体フレームに取り付けて、車椅子の向きを静止位置
で回転可能にした電動車椅子において、車椅子の向きを
変える旋回動作を開始する前に、前記車体フレームに座
席の前部を枢支する軸を回転中心として、座席の後部を
上げる回動で座席全体を前方へ傾斜させることが可能な
座席傾斜機構を、具備することを特徴とする電動車椅子
にある。
【0014】そして、この出願の請求項2に記載の発明
によれば、車椅子の向きを変える旋回動作を開始する前
に、車体フレームに座席の前部を枢支する軸を回転中心
として、座席の後部を上げる回動で座席全体を前方へ傾
斜させることを座席傾斜機構により行えるので、この座
席の前後幅を見掛け上で縮小化でき、また、座席の傾斜
状態に追従して背もたれの上部と車椅子前部との間の前
後幅を見掛け上で縮小化できることになり、利用者が脚
部姿勢を工夫するだけの対応で、動輪位置を回転中心と
して車椅子の向きを変える旋回動作におけるその旋回半
径を、小さくしたいという要請に対処できよう。
【0015】この出願の請求項3に記載の発明は、前記
座席傾斜機構は、足載せ台が一体に取り付けられた座席
を対象に、座席全体を前方へ傾斜させる機構であること
を特徴とする請求項1,2の何れかに記載の電動車椅子
にある。
【0016】そして、この出願の請求項3に記載の発明
によれば、座席全体を前方へ傾斜させると、座席の傾斜
動作に追従する足載せ台の回転動作で、足載せ台が相対
的に車椅子後方側へ移動されるので、座席若しくは足載
せ台の前部と座席後部との間の前後幅を見掛け上で縮小
化できることになり、また、利用者の脚部姿勢を強制的
に整えることにもなるから、車椅子の向きを変える旋回
動作におけるその旋回半径を、小さくしたいという要請
により確実に対処できよう。
【0017】この出願の請求項4に記載の発明は、前記
座席傾斜機構は、エアダンパを開いて座席の水平配置状
態または傾斜配置状態を維持でき、当該エアダンパを閉
じてそれら各状態を解除できることを特徴とする請求項
1〜3の何れかに記載の電動車椅子にある。
【0018】そして、この出願の請求項4に記載の発明
によれば、エアダンパを閉じて座席の水平配置状態また
は傾斜配置状態を解除している際、利用者が腰を浮かせ
て重心移動を行うだけで、座席の水平配置状態からその
傾斜配置状態への移行またはその逆の移行を選択でき、
この選択後、エアダンパを開くだけで座席の水平配置状
態または傾斜配置状態を維持できる。このため、例え
ば、座席を水平配置状態にして車椅子を走行させて、ホ
ームエレベータに車椅子ごと乗り込んだ後、簡単操作で
座席を傾斜配置状態して車椅子の旋回動作時のエレベー
タ壁面との干渉を回避させるのに好適の状況を確保でき
よう。
【0019】この出願の請求項5に記載の発明は、前記
座席傾斜機構は、座席に座った利用者の手許操作で前記
エアダンパの開閉を行えるダンパ開閉用レバーを有する
ことを特徴とする請求項4に記載の電動車椅子にある。
【0020】そして、この出願の請求項5に記載の発明
によれば、座席の水平配置状態または傾斜配置状態の選
択及びその各状態の維持を行うための操作を、利用者自
身により容易に行えよう。
【0021】
【発明の実施形態】以下、本発明の電動車椅子の好まし
い実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1は本発明にかかる電動車椅子の一実施
形態の外観を示す斜視図、図2は図1の電動車椅子の座
席の水平配置状態及び傾斜配置状態を示す座席傾斜機構
の動作説明図、図3は図1の電動車椅子の座席の水平配
置状態及び傾斜配置状態の各場合おける車椅子の旋回半
径説明図である。同図において、1は動輪、2は前部キ
ャスタ、3は後部キャスタ、4は座席、5は背もたれ、
6は肘掛けアーム、7は足載せ台、8は足載せ台支持
材、9は車体フレーム、10は前進時の段差乗り越え用
リンク部材、11は後退時の段差乗り越え用リンク部
材、12はモータ,減速器等からなる駆動部、13はバ
ッテリー、14はエアダンパ、15は座席傾斜動作用枢
軸、16は駆動操作部、17は駆動操作レバー、18は
ダンパ開閉用レバー、19,20はエアダンパ軸支用の
枢軸である。
【0023】この電動車椅子は、車体フレーム9の左右
両側それぞれに、リンク部材10を介在して動輪1を取
り付け、また、この一対の動輪1の前位置で一対の前部
キャスタ2を取り付け、その後位置でリンク部材11を
介在して一対の後部キャスタ3を取り付けている。これ
により、各動輪1の回転中心間を結ぶ線上の略中間位置
を回転中心として、車椅子の向きを静止位置で回転可能
にされている。
【0024】更に、車椅子の向きを変える旋回動作を開
始する前に、車体フレーム9に座席4の前部を枢支する
座席傾斜動作用枢軸15を回転中心として、座席4の後
部を上げる回動で座席4全体を前方へ傾斜させることが
可能な座席傾斜機構を、エアダンパ14とエアダンパ軸
支用の連結部19,20とを用いて構成している。即
ち、この座席傾斜機構は、連結部19により座席4の後
部にエアダンパ14の基端を取り付け、また、連結部2
0により補助リンク部材11にエアダンパ14のピスト
ン軸14a先端を取り付けた構成と、前記の座席傾斜動
作用枢軸15による枢支構成との組合せで、座席4全体
を前方へ傾斜させることを可能にしている。
【0025】加えて、本実施形態では、座席傾斜機構
は、足載せ台7が足載せ台支持材8により一体に取り付
けられた座席4を対象に、座席4全体を前方へ傾斜させ
る機構であり、また、座席4に座った利用者Pの手許操
作でエアダンパ14の開閉を行えるように、一方側の肘
掛けアーム6の前部にダンパ開閉用レバー18を設けて
いる。
【0026】前述の如く、座席4の前部を下げ、その後
部を上げる相対移動で座席4全体を前方へ傾斜させるこ
とを座席傾斜機構により行えるので、この座席4の前後
幅を見掛け上で縮小化でき、また、座席4の傾斜動作に
追従する足載せ台7の回転動作で、足載せ台7が相対的
に車椅子後方側へ移動されるので、座席4若しくは足載
せ台7の前部と座席4後部との間の前後幅を見掛け上で
縮小化できることになり、背もたれ5の上部と座席4若
しくは足載せ台7前部との間の前後幅を見掛け上で縮小
化できる。これにより、動輪1の位置を回転中心として
車椅子の向きを変える旋回動作におけるその旋回半径
を、小さくしたいという要請に次のように対処できるこ
とになる。
【0027】通常は、図2(a)に示されるように、座
席4を水平配置状態にして車椅子を前進または後退の方
向へ走行させる走行動作と、動輪1の位置を回転中心と
して車椅子の向きを変える旋回動作とを行わせる。これ
らの走行動作及び旋回動作は、駆動操作部16の駆動操
作レバー17を利用者Pがトグル操作することに応答し
て、バッテリー13を電源とした駆動部12が動輪1を
駆動させることにより達成される。
【0028】しかし、座席4を水平配置状態にしたまま
車椅子を旋回動作させた場合には、車椅子旋回の回転中
心から、背もたれ5の上部と足載せ台7前部との間の前
後幅の略1/2の長さが旋回半径となるので、図3
(a)に示されるような旋回軌跡X1を描くことにな
る。実質的には、背もたれ5から後方へはみ出した利用
者Pの頭部hと、足載せ台7から前方へはみ出した利用
者Pのつま先tとの存在により更に大きな旋回軌跡X2
を描くことになる。
【0029】このため、例えば、ホームエレベータの居
住空間が旋回軌跡X1を描くのが限界の場合、実質的な
旋回軌跡X2を描くことになる車椅子の旋回動作は不可
能となる。よって、好ましくは旋回軌跡X1よりも可成
り小さな旋回軌跡X3を描く旋回半径で回転可能な車椅
子であることが要求される。
【0030】一方、前記座席傾斜機構により図2(b)
に示されるように、座席4を傾斜配置状態にして車椅子
の旋回動作させた場合、図3(b)に示されるように、
旋回軌跡X3内に背もたれ5の上部及び足載せ台7前部
が納まる。
【0031】また、図2(b)に示される関係で利用者
Pが前屈みで中腰姿勢となるので、旋回軌跡X3内に利
用者Pの頭部hが納まることになり、また、利用者Pの
脚部姿勢を強制的に整えることにもなるから、車椅子の
向きを変える旋回動作におけるその旋回半径を、小さく
したいという要請により確実に対処できることになる。
【0032】また、前記座席傾斜機構ではエアダンパ1
4を用いているので、エアダンパ14を開いて座席4の
水平配置状態または傾斜配置状態を維持でき、またエア
ダンパ14を閉じてそれら各状態を解除できる。
【0033】これにより、エアダンパ14を閉じて座席
4の水平配置状態または傾斜配置状態を解除している
際、利用者Pが腰を浮かせて重心移動を行うだけで、座
席4の水平配置状態からその傾斜配置状態への移行また
はその逆の移行を選択でき、この選択後、エアダンパ1
4を開くだけで座席の水平配置状態または傾斜配置状態
を維持できる。
【0034】このため、例えば、座席を水平配置状態に
して車椅子を走行させて、ホームエレベータに車椅子ご
と乗り込んだ後、簡単操作で座席を傾斜配置状態して車
椅子の旋回動作時のエレベータ壁面との干渉を回避させ
るのに好適の状況を確保できる。
【0035】また、一方側の肘掛けアーム6の前部に
は、ダンパ開閉用レバー18を設けているので、座席4
に座った利用者Pの手許操作でエアダンパ14の開閉を
行えることになり、座席4の水平配置状態または傾斜配
置状態の選択及びその各状態の維持を行うための操作
を、利用者P自身により容易に行えることになる。
【0036】なお、以上説明した本発明の一実施形態で
は、座席傾斜機構として、車体フレームに座席の前部を
枢支する軸を回転中心として、座席の後部を上げる回動
で座席全体を前方へ傾斜させる構成のものを適用した
が、座席の前部を下げ、その後部を上げる相対移動で座
席全体を前方へ傾斜させることができる種々構成の座席
傾斜機構を適用することも可能である。
【0037】また、その座席傾斜機構は、足載せ台が一
体に取り付けられた座席を対象に、座席全体を前方へ傾
斜させる機構としたが、本発明は足載せ台が分離されて
いる座席を対象に傾斜させるものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、通常は車椅子利用者が楽な着座姿勢を採るこ
とができ、車椅子の向きを変える旋回動作の開始前には
その旋回半径を、状況に応じて適宜小さくできる電動車
椅子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電動車椅子の一実施形態の外観
を示す斜視図である。
【図2】図1の電動車椅子の座席の水平配置状態及び傾
斜配置状態を示す座席傾斜機構の動作説明図である。
【図3】図1の電動車椅子の座席の水平配置状態及び傾
斜配置状態の各場合おける車椅子の旋回半径説明図であ
る。
【符号の説明】 1 動輪 2 前部キャスタ 3 後部キャスタ 4 座席 5 背もたれ 6 肘掛けアーム 7 足載せ台 8 足載せ台支持材 9 車体フレーム 10 前進時の段差乗り越え用リンク部材 11 後退時の段差乗り越え用リンク部材 12 駆動部 13 バッテリー 14 エアダンパ 15 座席傾斜動作用枢軸 16 駆動操作部 17 駆動操作レバー 18 ダンパ開閉用レバー 19,20 エアダンパ軸支用の連結部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月9日(1999.8.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電動車椅子
【特許請求の範囲】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車椅子の向きを
静止位置で回転可能にした電動車椅子に係り、特に、通
常走行時には利用者が楽な着座姿勢を採ることができ、
必要に応じて車椅子の回転半径を小さくできる電動車椅
子に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会を迎えつつある今日、新築さ
れる家屋は、高齢者が居住し易いように、隣接する部屋
間の境界等における段差を無くすように工夫したり、ま
た、ホームエレベータを設置して各階間を歩いて登り降
りしないで済むように工夫したりすることが多くなる傾
向にある。
【0003】一方、高齢者には、多少歩行することが可
能であっても、現在位置からかなり離れた目的位置まで
歩行して移動することが困難であるという人も多い。
【0004】こうした状況下にあって、高齢者等の身体
的な軽度障害者が利用し易い室内用電動車椅子が要請さ
れるようになった。なお、一般的に普及している電動車
椅子の多くは、身体的な重度障害者を対象としたもので
あり、大型で小回り走行ができない構造のものになって
いる。
【0005】そこで、先に、本件出願の共同出願人であ
る株式会社ユニカムは、一対の動輪と、この動輪の前後
に各々配置するキャスタとを車体フレームに取り付け
て、車椅子の向きを静止位置で回転可能にした室内用電
動車椅子を開発し、日本義肢装具学会誌Vol.9,N
o.2(1993)に発表した。
【0006】この電動車椅子は、狭い空間内にて車椅子
の向きを変えることができ、また、車輪の直径を可及的
に小さくしているので、小回り走行が可能のものであ
る。すなわち、動輪の車軸を車体全長の略半分の位置に
取り付けると共に、左右一対の動輪を互いに反対方向へ
と回転させることで、車体中央部を中心として車椅子を
コマの様に回転させ、車体全長の略1/2の半径の円内
で車椅子の方向を例えば180度変更することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の室内用電動車椅子は、車椅子全体を小型化して
も、車椅子利用者の乗り心地や安全性を確保する観点で
座席及びこの座席の背もたれ、脚載せ台等については所
望の形状や最小必要限の大きさを確保せねばならないこ
とから、車椅子の向きを変えるのに必要な最大半径を更
に小さくすることを阻害していた。殊に、座席の足元に
配置する足載せ台と、座席後部に配置する背もたれにつ
いては、それらの前後方向の長さを縮めても、足のつま
先は足載せ台から前方へ、頭部は背もたれ後方へとはみ
出してしまうため、回転に必要な最大半径の低減には限
界があった。
【0008】一方、現在の我が国においては、家屋構造
等の条件でホームエレベータの設置スペースを大きく確
保できない等の理由で、できるだけ小型のホームエレベ
ータを据え付ける傾向にある。
【0009】このため、従来の場合においては、ホーム
エレベータのエレベータ壁面と非干渉で車椅子の向きを
変えることができない場合が生じるという問題点があっ
た。
【0010】本発明は、上記問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、通常走行時には
利用者が楽な着座姿勢を採ることができ、車椅子の向き
を変える回転動作の開始前にはその所要最大回転半径
を、状況に応じて適宜小さくでき、殊に、足載せ台から
足のつま先が前方へと、また背もたれから頭部が後方へ
とはみだしている場合にあっても、車体フレームサイズ
等で定まる所期の最小半径円内における方向転換が可能
で、例えばホームエレベータ等の狭小空間における使用
にも好適な電動車椅子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1に記
載の発明は、一対の動輪と、該動輪の前後にそれぞれ配
置するキャスターとを車体フレームに取り付けて、車椅
子の向きを静止位置で回転可能にした電動車椅子であっ
て、車椅子の向きを変えるための回転動作を開始する前
に、背もたれと脚載せ台が、座席と成す相対的な位置関
係を維持したまま、座席を前方へ傾斜させることで、背
もたれを前方へ足載せ台を座席下へ、と回動可能な座席
傾斜機構を具備し、前記座席傾斜機構は、その開閉動作
により、座席を利用者の所望の傾斜角度に拘束すること
と、拘束状態を解除して座席を自由回動可能な状態とす
ることとを選択可能なエアーダンパと、座席に座った利
用者の手許操作で前記エアーダンパの開閉を行うことが
可能なエアーダンパー開閉用操作子とを有する、ことを
特徴とする電動車椅子にある。
【0012】そして、この出願の請求項1に記載の発明
によれば、車体全長の略半分の半径の円内で車椅子の向
きを変えることができると言う台車構造(動輪の前後に
キャスタを配置する構造)に起因する基本的な効果に加
えて、仮に足載せ台から足のつま先が前方へ、また背も
たれから頭部が後方へとはみ出していたとしても、椅子
それ自体を前方へ傾斜させることにより、つま先は後方
へ、頭部は前方へとそれぞれの位置を同時に移動させ
て、車体の実効全長を縮小することができ、これにより
所期の最小半径円内における方向転換が可能となる。ま
た、背もたれと足載せ台が、座席と成す相対的な位置関
係を維持したまま傾斜可能であるので、利用者は座った
姿勢を崩すことなく、楽な姿勢を維持したまま、足のつ
ま先を後退させ背もたれを前方へと移動させることが出
来る。加えて、回動移動後の座席の位置を保持乃至拘束
する操作は、操作子の手許操作でエアダンパを作動させ
て行うことができ、これにより、車椅子の方向転換中に
不意に座席が動くことも無くなり、それによる転倒事故
等も防止出来るから、高齢者等でも楽になおかつ安全に
操作を行うことができる。
【0013】この出願の請求項2に記載の発明は、前記
座席傾斜機構は、前記車体フレームと座席の前部を枢支
する枢軸を回転の中心として、座席の後部を上げる回動
で座席を前方へ傾斜させる機構である、ことを特徴とす
る請求項1に記載の電動車椅子にある。
【0014】そして、この出願の請求項2に記載の発明
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、座席
を車体フレームに対して回動自在に枢着するだけである
から、車体前後方向にガイド部材を配置する場合等に比
べて、座席傾斜機構の構成が簡素化される。加えて、回
転の中心となる枢軸を座席の前部に設けているため、枢
軸と足載せ台との距離が短縮され、足載せ台を枢軸を支
点として旋回させた際に、旋回軌跡の最下点が宙に浮く
こととなる。そのため、足のつま先と床もしくは地面と
の接触が無くなり、足載せ台をスムーズに座席の下に移
動することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電動車椅子の好ま
しい実施形態について、図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0016】図1は本発明にかかる電動車椅子の一実施
形態の外観を示す斜視図、図2は図1の電動車椅子の座
席の水平配置状態及び傾斜配置状態を示す座席傾斜機構
の動作説明図、図3は図1の電動車椅子の座席の水平配
置状態及び傾斜配置状態の各場合おける車椅子の回転半
径説明図である。それらの図において、1は動輪、2は
前部キャスタ、3は後部キャスタ、4は座席、5は背も
たれ、6は肘掛けアーム、7は足載せ台、8は足載せ台
支持材、9は車体フレーム、10は主リンク部材、11
は補助リンク部材、12は駆動部、13はバッテリー、
14はエアダンパ、15は座席傾斜動作用枢軸、16は
駆動操作部、17は駆動操作レバー、18はダンパ開閉
用レバー、19,20はエアダンパ軸支用の連結部であ
る。
【0017】この電動車椅子は、車体フレーム9の左右
両側それぞれに、主リンク部材10を介在して動輪1を
取り付け、また、この一対の動輪1の前位置で一対の前
部キャスタ2を取り付け、その後位置で補助リンク部材
11を介在して一対の後部キャスタ3を取り付けてい
る。これにより、各動輪1の回転中心間を結ぶ線上の略
中間位置を回転中心として、略車体全長の半分の半径の
円内で車椅子の向きをコマのように静止位置で回転可能
にされている。
【0018】更に、車椅子の向きを変える回転動作を開
始する前に、車体フレーム9の前部に座席4の前部を枢
支する座席傾斜動作用枢軸15を回転中心として、座席
4の後部を上げる回動で座席4全体を前方へ傾斜させる
ことが可能な座席傾斜機構を、エアダンパ14とエアダ
ンパ軸支用の連結部19,20とを用いて構成してい
る。即ち、この座席傾斜機構は、連結部19により座席
4の後部にエアダンパ14の基端を取り付け、また、連
結部20により補助リンク部材11にエアダンパ14の
ピストン軸14a先端を取り付けた構成と、前記の座席
傾斜動作用枢軸15により軸支させた構成との組合せ
で、座席全体を前方へ傾斜させることを可能にしてい
る。
【0019】加えて、本実施形態では、座席傾斜機構
は、足載せ台7が足載せ台支持材8により一体に取り付
けられた座席4を対象に、座席4全体を前方へ傾斜させ
る機構であり、また、座席4に座った利用者Pの手許操
作でエアダンパ14の開閉を行えるように、一方側の肘
掛けアーム6の前部にダンパ開閉用レバー18を設けて
いる。
【0020】前述の如く、座席4の後部を上げる回動で
座席4全体を前方へ傾斜させることを座席傾斜機構によ
り行えるので、この座席4の前後幅を見掛け上で縮小化
でき、また、座席4の傾斜動作に追従する足載せ台7の
回動で、足載せ台7が相対的に車椅子後方側へ移動され
るので、座席4若しくは足載せ台7の前部と座席4後部
との間の前後幅を見掛け上で縮小化できることになり、
背もたれ5の上部と座席4若しくは足載せ台7前部との
間の前後幅を見掛け上で縮小化できる。これにより、動
輪1の位置を回転中心として車椅子の向きを変える回転
動作におけるその回転半径を、小さくしたいという要請
に次のように対処できることになる。
【0021】通常は、図2(a)に示されるように、座
席4を水平配置状態にして車椅子を前進または後退の方
向へ走行させる走行動作と、動輪1の位置を回転中心と
して車椅子の向きを変える回転動作とを行わせる。これ
らの走行動作及び回転動作は、駆動操作部16の駆動操
作レバー17を利用者Pがトグル操作することに応答し
て、バッテリー13を電源とした駆動部12が動輪1を
駆動させることにより達成される。
【0022】しかし、座席4を水平配置状態にしたまま
車椅子を回転動作させた場合には、車椅子の回転中心か
ら、背もたれ5の上部と足載せ台7前部との間の前後幅
の略1/2の長さが回転半径となるので、図3(a)に
示されるような回転軌跡X1を描くことになる。実質的
には、背もたれ5から後方へはみ出した利用者Pの頭部
hと、足載せ台7から前方へはみ出した利用者Pのつま
先tとの存在により更に大きな回転軌跡X2を描くこと
になる。
【0023】このため、例えば、ホームエレベータの居
住空間が回転軌跡X1を描くのが限界の場合、実質的な
回転軌跡X2を描くことになる車椅子の回転動作は不可
能となる。よって、好ましくは回転軌跡X1よりも可成
り小さな回転軌跡X3を描く回転半径で回転可能な車椅
子であることが要求される。
【0024】一方、前記座席傾斜機構により図2(b)
に示されるように、座席4を傾斜配置状態にして車椅子
の回転動作をさせた場合、図3(b)に示されるよう
に、回転跡X3内に背もたれ5の上部及び足載せ台7前
部が納まる。
【0025】また、図2(b)に示される関係で利用者
Pが前屈みで中腰姿勢となるので、回転軌跡X3内に利
用者Pの頭部hが納まることになり、また、利用者Pの
脚部姿勢を強制的に整えることにもなるから、車椅子の
向きを変える回転動作におけるその回転半径を、小さく
したいという要請により確実に対処できることになる
【0026】これにより、エアダンパ14を閉じて座席
4の水平配置状態または傾斜配置状態を解除している
際、利用者Pが腰を浮かせて重心移動を行うだけで、座
席4の水平配置状態からその傾斜配置状態への移行また
はその逆の移行を選択でき、この選択後、エアダンパ1
4を開くだけで座席の水平配置状態または傾斜配置状態
を維持できる。
【0027】このため、例えば、座席を水平配置状態に
して車椅子を走行させて、ホームエレベータに車椅子ご
と乗り込んだ後、簡単操作で座席を傾斜配置状態して車
椅子の回転動作時のエレベータ壁面との干渉を回避させ
るのに好適の状況を確保できる。
【0028】また、一方側の肘掛けアーム6の前部に
は、ダンパ開閉用レバー18を設けているので、座席4
に座った利用者Pの手許操作でエアダンパ14の開閉を
行えることになり、座席4の水平配置状態または傾斜配
置状態の選択及びその各状態の維持を行うための操作
を、利用者P自身により容易に行えることになる。
【0029】なお、以上説明した本発明の一実施形態で
は、座席傾斜機構として、車体フレームに座席の前部を
枢支する軸を回転中心として、座席の後部を上げる回動
で座席全体を前方へ傾斜させる構成のものを適用した
が、座席の前部を下げ、その後部を上げる相対移動で座
席全体を前方へ傾斜させることができる種々構成の座席
傾斜機構を適用することも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、通常は車椅子利用者が楽な着座姿勢を採るこ
とができ、車椅子の向きを変える回転動作の開始前には
その所要最大回転半径を、状況に応じて適宜小さくで
き、殊に足載せ台から足のつま先が前方へと、また背も
たれから頭部が後方へとはみ出している場合にあって
も、車体フレームサイズ等で定まる所期の最小半径円内
における方向転換が可能で、例えばホームエレベータ等
の狭小空間における使用にも好適な電動車椅子を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電動車椅子の一実施形態の外観
を示す斜視図である。
【図2】図1の電動車椅子の座席の水平配置状態及び傾
斜配置状態を示す座席傾斜機構の動作説明図である。
【図3】図1の電動車椅子の座席の水平配置状態及び傾
斜配置状態の各場合おける車椅子の回転半径説明図であ
る。
【符号の説明】 1 動輪 2 前部キャスタ 3 後部キャスタ 4 座席 5 背もたれ 6 肘掛けアーム 7 足載せ台 8 足載せ台支持材 9 車体フレーム 10 主リンク部材 11 補助リンク部材 12 駆動部 13 バッテリー 14 エアダンパ 15 座席傾斜動作用枢軸 16 駆動操作部 17 駆動操作レバー 18 ダンパ開閉用レバー 19,20 エアダンパ軸支用の連結部
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 春原 英雄 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 堀 光生 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 鈴木 政善 東京都江東区亀戸2丁目6番35号 株式会 社ユニカム内 (72)発明者 西平 哲也 東京都江東区亀戸2丁目6番35号 株式会 社ユニカム内 (72)発明者 西平 守和 東京都江東区亀戸2丁目6番35号 株式会 社ユニカム内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子の向きを静止位置で回転可能にし
    た電動車椅子において、 車椅子の向きを変える旋回動作を開始する前に、座席の
    前部を下げ、その後部を上げる相対移動で座席全体を前
    方へ傾斜させることが可能な座席傾斜機構を、具備する
    ことを特徴とする電動車椅子。
  2. 【請求項2】 一対の動輪と、該動輪の前後にそれぞれ
    配置するキャスタとを車体フレームに取り付けて、車椅
    子の向きを静止位置で回転可能にした電動車椅子におい
    て、 車椅子の向きを変える旋回動作を開始する前に、前記車
    体フレームに座席の前部を枢支する軸を回転中心とし
    て、座席の後部を上げる回動で座席全体を前方へ傾斜さ
    せることが可能な座席傾斜機構を、具備することを特徴
    とする電動車椅子。
  3. 【請求項3】 前記座席傾斜機構は、足載せ台が一体に
    取り付けられた座席を対象に、座席全体を前方へ傾斜さ
    せる機構であることを特徴とする請求項1,2の何れか
    に記載の電動車椅子。
  4. 【請求項4】 前記座席傾斜機構は、エアダンパを開い
    て座席の平行配置状態または傾斜配置状態を維持でき、
    当該エアダンパを閉じてそれら各状態を解除できること
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電動車椅
    子。
  5. 【請求項5】 前記座席傾斜機構は、座席に座った利用
    者の手許操作で前記エアダンパの開閉を行えるダンパ開
    閉用レバーを有することを特徴とする請求項4に記載の
    電動車椅子。
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