JP2000069802A - 水田除草装置 - Google Patents
水田除草装置Info
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- JP2000069802A JP2000069802A JP10247259A JP24725998A JP2000069802A JP 2000069802 A JP2000069802 A JP 2000069802A JP 10247259 A JP10247259 A JP 10247259A JP 24725998 A JP24725998 A JP 24725998A JP 2000069802 A JP2000069802 A JP 2000069802A
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Abstract
苗の直前・直後の除草を可能にする。 【解決手段】 田植後の苗が活着した状態の水田を移動
しながら湛水状態で除草する除草装置であって、移動方
向に対して左右方向に往復揺動するツースを左右幅方向
に複数宛設け、該揺動によって雑草の根部あるいは茎葉
部に作用し雑草を湛水面に浮き上がらせる構成とし、こ
のツースを上記苗の茎葉に接触すべく苗列に沿って移動
するよう配設してなる。また、このツースを、上記苗の
茎葉に接触すべく苗列に沿って移動する株間用ツース
と、条間に対応する条間用ツースとにより構成する。さ
らに、これら株間用ツースと条間ツースとを一列に揺動
フレームに配設し、共通の揺動機構によって揺動駆動す
べく設けるとともに、これらを前後2列に設け、互いに
反対方向に揺動駆動すべく設ける。さらに各ツ−スには
後方に延長する撹拌助長体を設けてある。
Description
去する水田除草装置に関する。
水田の除草を行う方法及び装置として、特開平8−25
6661号公報に記載されたものがある。この構成は苗
条列の中間位置を苗条列に沿って移動しながら田面にほ
ぼ所定深さ入った状態で除草体を水平方向に往復回動さ
せ、雑草を根部から除去し、湛水面に浮上させる方法で
ある。
入して当該株間の雑草をも除去できる点で有利である
が、なお完全でない。即ち苗の直ぐ前後の範囲には除草
体が作用できないため、この部分には雑草が残る結果と
なる。
を解消しようとするもので、次の技術的手段を講じた。
即ち、請求項1に記載の水田除草装置は、田植後の苗が
活着した状態の水田を移動しながら湛水状態で除草する
除草装置であって、移動方向に対して左右方向に往復揺
動するツースを左右幅方向に複数宛設け、該揺動によっ
て雑草の根部あるいは茎葉部に作用し雑草を湛水面に浮
き上がらせる構成とし、このツースを上記苗の茎葉に接
触すべく苗列に沿って移動するよう配設してなる。
の苗が活着した状態の水田を移動しながら湛水状態で除
草する除草装置であって、移動方向に対して左右方向に
往復揺動するツースを左右幅方向に複数宛設け、該揺動
によって雑草の根部あるいは茎葉部に作用し雑草を湛水
面に浮き上がらせる構成とし、このツースを、上記苗の
茎葉に接触すべく苗列に沿って移動する株間用ツース
と、条間に対応する条間用ツースとにより構成してな
る。
田植後の苗が活着した状態の水田を移動しながら湛水状
態で除草する除草装置であって、移動方向に対して左右
方向に往復揺動するツースを左右幅方向に複数宛設け、
該揺動によって雑草の根部あるいは茎葉部に作用し雑草
を湛水面に浮き上がらせる構成とし、このツースを、上
記苗の茎葉に接触すべく苗列に沿って移動する株間用ツ
ースと、条間に対応する条間用ツースとにより構成し、
これら株間用ツースと条間ツースとを一列に揺動フレー
ムに配設し、共通の揺動機構によって揺動駆動すべく設
ける。
田植後の苗が活着した状態の水田を移動しながら湛水状
態で除草する除草装置であって、移動方向に対して左右
方向に往復揺動するツースを左右幅方向に複数宛設け、
該揺動によって雑草の根部あるいは茎葉部に作用し雑草
を湛水面に浮き上がらせる構成とし、このツースを、上
記苗の茎葉に接触すべく苗列に沿って移動する株間用ツ
ースと、条間に対応する条間用ツースとにより構成し、
これら株間用ツースと条間ツースとを一列に揺動フレー
ムに配設し、これらを前後2列に設け、互いに反対方向
に揺動駆動すべく設ける。
撹拌助長体を設ける構成とする。
き説明する。1は四輪走行作業車両であり、機体前部の
エンジンの駆動力を前後車輪2,3に伝達すべく構成し
ている。4は前輪2を操向連動するステアリングハンド
ル、5は運転者用シートである。機枠6の前部側には、
昇降リンク機構7を介して除草作業装置8を装着してい
る。
クを構成したリンク杆9,10と、上記除草作業装置8
を吊り下げ支持する作業機フレーム11と、このフレー
ム11と前記リンク杆のうち下側リンク杆9に連結した
油圧シリンダ機構12等からなる。なお油圧シリンダ機
構12はその伸縮によって作業機フレーム11を上下に
昇降連動しうる構成である。
の除草作業装置8の支持構成は、作業機フレーム11に
支持されるローリングフレーム13と、該ローリングフ
レーム13に対して左右揺動自在に取り付けられる揺動
フレーム14,15と、これらフレーム14,15を揺
動すべく駆動する揺動機構16等からなる。即ち、矩形
状の中間に縦枠を配設した上記作業機フレーム11の左
右中間部下部にはブラケット17を設け、該ブラケット
13に前後に貫通する揺動軸18を設け、この揺動軸1
8に左右に長いローリングフレーム13を前後軸芯回り
に揺動自在に支持している。このローリングフレーム1
3の左右部側には、夫々下端側に筒状軸受19,19を
固着した支持部材20,20をローリングフレーム13
に対して上下位置変更自在に設けている。なお、ローリ
ングフレーム13の各左右端には接地そり21,21の
縦軸部21aを上下取付位置変更自在にピン連結する構
成である。
0,20に夫々設けた上記筒状軸受19,19には、中
間フレーム22,22の中央に上方突設する支軸23,
23を挿通させて、該中間フレーム22,22を縦軸回
りに揺動可能に連結している。各中間フレーム22,2
2の前端側及び後端側を夫々連結すべく、揺動フレーム
14,15を前後平行状態に設ける。従って、中間フレ
ーム22,22の支軸23,23回りに揺動に従って、
前後の揺動フレーム14,15は相互に反対方向に左右
揺動する構成である。
グフレーム13に軸受部材24を設け、油圧モータ25
に連動する連動軸26を支承している。この軸26の前
端にはクランク軸27を設け、クランク軸27と前記中
間フレーム22の一方とをロッド28にて連結して、連
動軸26の回転を中間フレーム22の左右揺動に変換す
る揺動機構16を構成している。
する油圧ポンプ29は、機体1の後部PTO軸30に回
転連動すべく構成し、油圧配管31,31によって油圧
モータ25に圧油を供給しうる構成である。前記前後の
揺動フレーム14,15には揺動体としてのツース体3
2が固着されている。即ち、前側の揺動フレーム14に
おいて、田植え後の左右植え付け苗間(以下、条間)に
対応すべく、複数のツース32aが設けられ、かつ各条
間用ツース32a,32a…の間には、前後植え付け苗
間(以下、株間)に対応すべく複数のツース32bが設
けられる。このうちツース32aは、L型にわん曲した
本体部αと、その折り曲げ部が後方に延出状となるよう
その先端を溶着したサブツース部βとからなり、本体部
の上部を揺動フレーム14に対して挿通しボルト止めし
ている。上記本体部αの後方延出部及びサブツース部β
とで撹拌助長体を構成する。またツース32bは、ツー
ス32aよりもやや細くて弾力に富む材質をL型に曲
げ、その先端を波状または螺旋状に巻回している。当該
先端を撹拌助長体に構成するものである。このツース3
2bの複数(図例では3本)を1枚の取付ベース33に
溶着固定し、当該取付ベースをフレーム14に着脱自在
に固定している。
揺動フレーム15についても同様に構成するものであ
る。即ち、条間用ツース32aの後方には条間用ツース
が、株間用ツースの後方には株間用ツースが対応すべく
配設している。なお実施例では、前側のツース本数に対
して後ろ側ツース本数を少なく設定しているが、同数で
もよくあるいは逆に多くしてもよい。
後の揺動フレーム14,15は、中間フレーム22,2
2の前端に枢支軸34,34を介して揺動フレーム14
が連結され、一方それの後端には枢支軸35,35を介
して揺動フレーム15が連結されている。上例の作用に
ついて説明する。
を作業姿勢に降下し作業車輌1を前進する。PTO軸3
0の回転に伴い、油圧ポンプ29が駆動し油圧モータ2
5を回転する。この回転により揺動機構16は、中間フ
レーム22,22を縦方向軸芯を呈する支軸23,23
回りに左右に揺動する。このため、前後の揺動フレーム
14,15は枢支軸34,34や枢支軸35,35をも
って支持されているため、左右互いに逆方向に向け、所
定小ピッチ(イ)で揺動する。
用は以下のとおりである。機体進行(ロ)とともに左右
に揺動するツース32は湛水圃場を撹拌しながら進行
し、苗の深さよりも浅い位置で繁茂する雑草は、その撹
拌によって根部あるいは茎葉部が除去作用を受け湛水面
に浮き上がる。ツース32のうち、ツース32aは苗の
条間に作用し、ツース32bは株間に作用するものであ
る。特にツース32bは弾性を有する細い形状に構成し
て左右に揺動する形態であるから、植え付け苗(ハ)部
に直接接触作用しても深い根部に直接作用する恐れもな
くこれを損傷しないで無事通過することができながら、
植え付け苗の直前・直後位置の雑草(二)の根部や茎葉
部に接触作用してこれを除去し、雑草を湛水面に浮き上
がらせる(ホ)。なお、波状あるいは螺旋状の後尾部が
撹拌作用を助長することとなって雑草に付着する泥土を
ふるい落す効果があって、雑草の浮き上がりを助長しつ
つ、雑草自体の除草効果も大きくする反面、進行方向に
は当該ツース32bによる抵抗は少なく、上記の苗への
損傷軽減には影響の少ないものである。
がないために、やや太い棒状体で構成し、しかも上下に
本体部αとサブツース部βとを適宜間隔離れて配置する
構成のため、撹拌効果が大きく、それだけ雑草除去効率
も大きい。上記実施例では、ローリングフレーム13を
構成し、左右に接地体としての接地そり21,21を配
置したものであるから、ツース32a,32b深さが不
測に変動することを防止でき、植え付け苗の接触による
損傷を極力小さくできる。
と左右に併設することができ、単一の揺動フレーム14
又は15に構成し得て構成を簡単化できるものである。
加えて揺動フレーム14,15は前後に配設されてい
て、その揺動方向が逆の関係であるから、左右方向の振
動を抑制しあい、機体全体の振動を少なくする。
次の作用効果を奏する。田植後の苗が活着した状態の水
田を移動しながら湛水状態で除草する除草装置であっ
て、移動方向に対して左右方向に往復揺動するツースを
左右幅方向に複数宛設け、該揺動によって雑草の根部あ
るいは茎葉部に作用し雑草を湛水面に浮き上がらせる構
成とし、このツースを上記苗の茎葉に接触すべく苗列に
沿って移動するよう配設するから、苗列に沿って移動さ
せることにより、ツースは左右揺動しながら雑草を根部
から除去して湛水面に浮き上がらせることができ、田植
された苗が存在してもこれを迂回することなく、除草体
としてのツースは縦姿勢に配設されて様相するため、苗
の茎葉に作用しても、そのツースや苗の弾力によって苗
の折れや引き抜きを回避でき、従って、苗の直前・直後
の雑草の除去に効果的である。然もツースを左右幅方向
に複数宛設けて左右に往復揺動する構成であるから、所
定幅の範囲の雑草に作用させるのに左右の振幅を小さく
設定でき、一層苗の損傷を少なくしうる。
すべく苗列に沿って移動する株間用ツースと、条間に対
応する条間用ツースとにより構成すると、複数の左右苗
間を一挙に除草作業できるため、作業効率を向上でき
る。また、これら株間用ツースと条間ツースとを一列に
揺動フレームに配設し、共通の揺動機構によって揺動駆
動すべく設ける場合には、各別の駆動機構を要しないた
め、軽量化がはかれるほか、製作コストを低減できる。
を一列に揺動フレームに配設し、これらを前後2列に設
け、互いに反対方向に揺動駆動すべく設ける場合には、
互いに反対方向に揺動するため、除草装置の振動を低減
できる。加えて撹拌助長体を連設することにより、雑草
の泥土をふるい落すことができ、雑草の浮き上がりを促
進できる。また、この撹拌助長体は左右方向に並列する
ツースも後部に構成させるものとなるが、撹拌助長体同
士の干渉もなく適宜大きさの配置も容易である。
アリングハンドル、5…運転者用シート、6…機枠、7
…昇降リンク機構、8…除草作業装置、9,10…リン
ク杆、11…作業機フレーム、12…油圧シリンダ機
構、13…ローリングフレーム、14,15…揺動フレ
ーム、16…揺動機構、17…ブラケット、18…揺動
軸、19,19…筒状軸受、20,20…支持部材、2
1,21…接地そり、22,22…中間フレーム、2
3,23…支軸、24…軸受部材、25…油圧モータ、
26…連動軸、27…クランク軸、28…ロッド、29
…油圧ポンプ、30…後部PTO軸、31,31…油圧
配管、32…ツース、32a…条間用ツース、32b…
株間用ツース
Claims (5)
- 【請求項1】 田植後の苗が活着した状態の水田を移動
しながら湛水状態で除草する除草装置であって、移動方
向に対して左右方向に往復揺動するツースを左右幅方向
に複数宛設け、該揺動によって雑草の根部あるいは茎葉
部に作用し雑草を湛水面に浮き上がらせる構成とし、こ
のツースを上記苗の茎葉に接触すべく苗列に沿って移動
するよう配設してなる水田除草装置。 - 【請求項2】 田植後の苗が活着した状態の水田を移動
しながら湛水状態で除草する除草装置であって、移動方
向に対して左右方向に往復揺動するツースを左右幅方向
に複数宛設け、該揺動によって雑草の根部あるいは茎葉
部に作用し雑草を湛水面に浮き上がらせる構成とし、こ
のツースを、上記苗の茎葉に接触すべく苗列に沿って移
動する株間用ツースと、条間に対応する条間用ツースと
により構成してなる水田除草装置。 - 【請求項3】 田植後の苗が活着した状態の水田を移動
しながら湛水状態で除草する除草装置であって、移動方
向に対して左右方向に往復揺動するツースを左右幅方向
に複数宛設け、該揺動によって雑草の根部あるいは茎葉
部に作用し雑草を湛水面に浮き上がらせる構成とし、こ
のツースを、上記苗の茎葉に接触すべく苗列に沿って移
動する株間用ツースと、条間に対応する条間用ツースと
により構成し、これら株間用ツースと条間ツースとを一
列に揺動フレームに配設し、共通の揺動機構によって揺
動駆動すべく設けてなる水田除草装置。 - 【請求項4】 田植後の苗が活着した状態の水田を移動
しながら湛水状態で除草する除草装置であって、移動方
向に対して左右方向に往復揺動するツースを左右幅方向
に複数宛設け、該揺動によって雑草の根部あるいは茎葉
部に作用し雑草を湛水面に浮き上がらせる構成とし、こ
のツースを、上記苗の茎葉に接触すべく苗列に沿って移
動する株間用ツースと、条間に対応する条間用ツースと
により構成し、これら株間用ツースと条間ツースとを一
列に揺動フレームに配設し、これらを前後2列に設け、
互いに反対方向に揺動駆動すべく設けてなる水田除草装
置。 - 【請求項5】 前記ツースには、後尾部を後方に延出し
て撹拌助長体を設けてなる請求項1から4に記載の水田
除草装置。
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JP24725998A JP3711756B2 (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 水田除草装置 |
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JP2015123022A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 除草機 |
JP2015130849A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-23 | みのる産業株式会社 | 除草機 |
JP2018000180A (ja) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | 伸介 冨永 | 水田における雑草の種子を制御する方法 |
JP2019170224A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 島根県 | 水田用除草機 |
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1998
- 1998-09-01 JP JP24725998A patent/JP3711756B2/ja not_active Expired - Fee Related
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