JP2000068142A - インダクタの製造方法 - Google Patents

インダクタの製造方法

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JP2000068142A JP10238558A JP23855898A JP2000068142A JP 2000068142 A JP2000068142 A JP 2000068142A JP 10238558 A JP10238558 A JP 10238558A JP 23855898 A JP23855898 A JP 23855898A JP 2000068142 A JP2000068142 A JP 2000068142A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル導体パターンの幅が均一で基板から剥
離することがなく、小型で大きなインダクタンス値を有
するインダクタを得る。 【解決手段】 マザー基板の表面にスパイラル状コイル
導体パターンを形成する際に利用するフォトマスクに
は、複数のマスクパターン14(14a,14b)がマ
トリックス状に配置されている。マスクパターン14
(14a,14b)は、その内周部分A1や外周部分B
1のパターン幅W1が、内周部分A1と外周部分B1の
間に位置する中間部分C1のパターン幅W2の1.1〜
1.2倍になっている。さらに、最外側に配置されてい
るマスクパターン14bのパターン幅は、その内側に配
置されているマスクパターン14aのパターン幅の1.
1〜1.2倍に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインダクタの製造方
法に関し、特に、プリント基板の表面に実装される表面
実装型のインダクタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のインダクタの製造方
法としては、例えば、図11に示すように、マザー基板
1の表面に導体膜2を形成し、該導体膜2の上に、感光
性レジスト膜3を形成する。次に、図12に示すように
スパイラル状のマスクパターン4がマトリックス状に形
成されたフォトマスク5をレジスト膜3上に被せて露光
した後、レジスト膜3を現像処理し、所望のパターン形
状をしたレジスト被覆部を残して、レジスト膜3を除去
する。このとき用いられるフォトマスク5のマスクパタ
ーン4は、全て一定のパターン幅を有している。
【0003】次いで、マザー基板1をエッチング液に浸
漬してエッチングを行うディップエッチングと呼ばれる
手法や、ベルトによって搬送されているマザー基板1に
エッチング液を噴射させて当ててエッチングを行うベル
ト搬送式エッチングと呼ばれる手法により、レジスト被
覆部から露出した部分の導体膜2を除去する。これによ
り、図13に示すようなスパイラル状のコイル導体パタ
ーン6がマトリックス状に配置されたマザー基板1を得
る。この後、マザー基板1を製品サイズ毎に切り出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、導体
膜2をディップエッチングやベルト搬送式エッチングで
エッチングすると、図13に示すマザー基板1上の各コ
イル導体パターン6の外周部分6aや内周部分6bにお
けるエッチング液の流れが、外周部分6aと内周部分6
bの間に位置する中間部分6cよりも速くなる。なお、
外周部分6a及び内周部分6bは図13のコイル導体パ
ターン6の拡大平面図において斜線で表示している。こ
のため、外周部分6a及び内周部分6bでのエッチング
速度が速くなり、中間部分6cパターン幅を最適値にす
ると、外周部分6a及び内周部分6bのパターン幅が、
所望のパターン幅よりも細くなる傾向がある。特に、小
型でしかも大きなインダクタンスを得るため、マスクパ
ターン4のパターン幅を細くした場合には、コイル導体
パターン6の外周部分6a及び内周部分6bのパターン
幅がより細くなる。従って、コイル導体パターン6とマ
ザー基板1との接合面積が小さくなって固着力が低下
し、これらの部分6a,6bを起点としてコイル導体パ
ターン6がマザー基板1から剥離するという問題があっ
た。
【0005】また、ディップエッチングやベルト搬送式
エッチングでエッチングした場合、一般に、マザー基板
1の外縁部分に位置するコイル導体パターン6(図13
のマザー基板1の平面図において斜線で表示)における
エッチング速度が、その内側に位置するコイル導体パタ
ーン6におけるエッチング速度より速くなる。このた
め、マザー基板1の中央部分のコイル導体パターン6の
パターン幅を最適値にすると、外縁部分に位置するコイ
ル導体パターン6のパターン幅が細くなり過ぎて、コイ
ル導体パターン6がマザー基板から剥離することもあっ
た。
【0006】そこで、本発明の目的は、コイル導体パタ
ーンのパターン幅が安定で基板から剥離することがな
く、小型で大きなインダクタンス値を有するインダクタ
の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係るインダクタの製造方法は、絶縁基板の
表面に設けられたスパイラル状コイル導体パターンを有
するインダクタの製造方法であって、前記スパイラル状
コイル導体パターンに対応するマスクパターンを有し、
かつ、スパイラル形状の前記マスクパターンの内周部分
及び外周部分のパターン幅を、前記内周部分と前記外周
部分との間に位置している中間部分のパターン幅より太
く設定したフォトマスクを用いて、前記スパイラル状コ
イル導体を形成したことを特徴とする。
【0008】また、本発明に係るインダクタの製造方法
は、マザー基板の表面に複数のスパイラル状コイル導体
パターンを設けた後、前記マザー基板を所定の製品サイ
ズ毎に切り出すインダクタの製造方法であって、前記ス
パイラル状コイル導体パターンに対応するマスクパター
ンを複数有し、かつ、前記マザー基板の外縁部分に位置
するスパイラル状コイル導体パターンに対応する前記マ
スクパターンのパターン幅を、該マスクパターンの内側
に位置するマスクパターンのパターン幅より太く設定し
たフォトマスクを用いて、複数の前記スパイラル状コイ
ル導体を形成したことを特徴とする。
【0009】より具体的には、絶縁基板の表面に導電材
料を膜状に付与し、該導電材料の上に感光性のレジスト
膜を形成した後、前記フォトマスクを用いて前記レジス
ト膜を露光及び現像処理し、該現像処理後に残った前記
レジスト膜で被覆された部分を残して前記導電材料をエ
ッチング液で除去し、前記スパイラル状コイル導体を形
成する。あるいは、絶縁基板の表面に感光性導電材料を
膜状に付与した後、前記フォトマスクを用いて前記感光
性導電材料を露光及び現像処理し、前記スパイラル状コ
イル導体を形成する。
【0010】
【作用】以上の構成により、フォトマスクは、マスクパ
ターンの外周部分や内周部分のパターン幅が、内周部分
と外周部分との間に位置している中間部分のパターン幅
より太くなっている。従って、このフォトマスクを用い
てスパイラル状コイル導体パターンを形成すると、たと
えコイル導体パターンの外周部分や内周部分でのエッチ
ングや現像が中間部分より速く進んでも、最終的には、
コイル導体パターンの外周部分や内周部分のパターン幅
は中間部分のパターン幅と略等しくなる。
【0011】また、フォトマスクは、マザー基板の外縁
部分に位置するコイル導体パターンに対応するマスクパ
ターンのパターン幅が、該マスクパターンの内側に位置
するマスクパターンのパターン幅より太くなっている。
従って、このフォトマスクを用いてスパイラル状コイル
導体パターンを形成すると、たとえマザー基板の外縁部
分に位置するコイル導体パターンでのエッチングや現像
が、マザー基板の中央部分に位置するコイル導体パター
ンでのエッチングや現像より速く進んでも、最終的に
は、マザー基板上の全てのコイル導体パターンのパター
ン幅が略等しくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインダクタの
製造方法の実施の形態について添付の図面を参照して説
明する。
【0013】[第1実施形態、図1〜図10]図1に示
すように、インダクタ10は、絶縁性基板11aと、こ
の絶縁性基板11a上に設けられたスパイラル状のコイ
ル導体パターン12a、引出しパターン25及び外部電
極33,34等からなる。コイル導体パターン12a
は、3ターン以上、より好ましくは4ターン以上のもの
が適している。コイル導体パターン12aと引出しパタ
ーン25は、ビアホール31を介して電気的に直列に接
続されている。そして、外部電極33はコイル導体パタ
ーン12aの一端に電気的に接続され、外部電極34は
引出しパターン25の一端に電気的に接続されている。
【0014】このインダクタ10の製造方法を図2〜図
10を参照して説明する。コイル導体パターン12a
は、フォトリソグラフ技術とウェットエッチング技術と
を組み合わせた方法で形成される。すなわち、図2に示
すように、印刷、スパッタリングもしくは蒸着等の手法
を用いて、マザー基板11の表面全面に、Ag(銀)も
しくはCu(銅)等からなる導体膜12を形成する。マ
ザー基板11の材料としては、誘電体材料や磁性体材料
等のセラミック材料が用いられる。導体膜12の上に、
スピンコートもしくはロールコート等の手法を用いて、
感光性レジスト膜13を形成する。
【0015】その後、図3に示すように、マスクパター
ン14(14a,14b)が、最外側にマスクパターン
14bを配置し、その内側にマスクパターン14aを配
置し、全体としてマトリックス状に配置されたフォトマ
スク15を、レジスト膜13上に被せて露光する。マス
クパターン14(14a,14b)は、図4に示すよう
に、スパイラル形状をしている。マスクパターン(14
a,14b)は、その内周部分A1や外周部分B1のパ
ターン幅W1が、内周部分A1と外周部分B1の間に位
置する中間部分C1のパターン幅W2の1.1〜1.2
倍になっている。さらに、最外側に配置されているマス
クパターン14bのパターン幅は、その内側に配置され
ているマスクパターン14aのパターン幅の1.1〜
1.2倍に設定されている。数値を使ってさらに具体的
に説明する。例えば、マスクパターン14aの中間部分
C1のパターン幅W2を「1」としたとき、マスクパタ
ーン14aの内周部分A1や外周部分B1のパターン幅
W1は「1.1」〜「1.2」であり、マスクパターン
14bの中間部分C1のパターン幅W2は「1.1」〜
「1.2」であり、マスクパターン14bの内周部分A
1や外周部分B1のパターン幅W1は約「1.2」〜
「1.4」である。
【0016】次に、露光されたレジスト膜13は現像処
理され、図5に示すように、導体膜12上に所定のパタ
ーン形状を有したレジスト被覆部13a,13bを残し
て、レジスト膜13を除去する。レジスト被覆部13
a,13bは、フォトマスク15のマスクパターン14
a,14bにそれぞれ対応して形成されている。レジス
ト被覆部13bは導体膜12の最外側に配置され、これ
らのレジスト被覆部13bの内側にレジスト被覆部13
aが配置されている。レジスト被覆部13a,13b
は、その内周部分A2や外周部分B2のパターン幅が、
内周部分A2と外周部分B2の間に位置する中間部分C
2のパターン幅の1.1〜1.2倍になっている。さら
に、最外側に配置されているレジスト被覆部13bのパ
ターン幅は、その内側に配置されているレジスト被覆部
13aのパターン幅の1.1〜1.2倍に設定されてい
る。
【0017】次いで、ディップエッチングもしくはベル
ト搬送式エッチングにより、レジスト被覆部13a,1
3bにより被覆された部分を残し、導体膜12をエッチ
ング液で除去する。これにより、図6に示すように、マ
トリックス状に配置されたスパイラル状のコイル導体パ
ターン12a,12bを有するマザー基板11が得られ
る。このとき、レジスト被覆部13a,13bは、図4
からも分かるように、エッチング液の流速が速くエッチ
ング速度が速い外周部分B2や内周部分A2のパターン
幅が中間部分C2のパターン幅よりも太いので、コイル
導体パターン12a,12bの外周部分B3や内周部分
A3のパターン幅は中間部分C3のパターン幅と略等し
くなる。さらに、エッチング速度が速いマザー基板11
の最外側に配置されているレジスト被覆部13bのパタ
ーン幅が、レジスト被覆部13bの内側に配置されてい
るレジスト被覆部13aのパターン幅より太いので、コ
イル導体パターン12aとコイル導体パターン12bの
それぞれのパターン幅は略等しくなる。この結果、マザ
ー基板11の表面に形成された複数のコイル導体パター
ン12a,12bのパターン幅を均一化することができ
る。
【0018】次に、図7に示すように、感光性ポリイミ
ド等の感光性絶縁材料21をスピンコート又はロールコ
ート等の手法を用いて、マザー基板11の上に膜状に付
与する。そして、図8に示すように、感光性絶縁材料2
1の上にフォトマスク40を被せる。フォトマスク40
は、コイル導体パターン12aに電気的に接続するビア
ホール31(図1参照)に対応する光透過部分41と遮
光部分42を有している。フォトマスク40を通して感
光性絶縁材料21を露光した後、フォトマスク40を外
して現像すると、感光性絶縁材料21の露光部分が除去
され、図9に示すように、ビアホール31用の孔30を
有する層間絶縁層22が形成される。
【0019】その後、図10に示すように、導体膜24
を印刷、スパッタリングもしくは蒸着等の手法を用いて
マザー基板11上に付与する。次に、コイル導体パター
ン12a、12bを形成した際に用いた、フォトリソグ
ラフ技術とウェットエッチング技術とを組み合わせた方
法で引出しパターン25(図1参照)を形成する。この
引出しパターン25はビアホール31を介してコイル導
体パターン12a(又は12b)に電気的に接続してい
る。この後、ポリイミド樹脂材等の絶縁材料を使用して
外装保護膜を形成する。さらに、マザー基板11をスク
ライブブレイクもしくはダイシングにより所定の製品サ
イズ毎に切り出す。次に、図1のコイル導体パターン1
2a(12b)の一端及び引出しパターン25の一端に
それぞれ接続される外部電極33,34を、スパッタリ
ングやめっき等の手法により、絶縁性基板11aの両端
部に形成する。こうして、図1に示すような表面実装型
のインダクタ10が得られる。
【0020】[第2実施形態]第2実施形態は、前記第
1実施形態において、コイル導体パターン12a,12
bの材料として感光性導電材料を用いてインダクタ10
を製造した場合について説明する。
【0021】マザー基板11上に感光性導電材料を膜状
に付与する。次に、該感光性導電材料を、図3及び図4
のマスクパターン14(14a,14b)を有したフォ
トマスク15を通して露光した後、現像して感光性導電
材料の不要部分を除去する。これにより、マザー基板1
1上にコイル導体パターン12a,12bが形成され
る。その後、熱処理を行う。このようにすれば、第1実
施形態のレジスト膜13の形成工程を省略することがで
き、インダクタ10の製造効率が向上する。
【0022】[他の実施形態]なお、本発明に係るイン
ダクタの製造方法は前記実施形態に限定するものではな
く、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、スパイラル形状の各マスクパターンを、内周部
から外周部に向かうにつれてそのパターン幅が漸増する
ようにしてもよい。このようにすれば、得られるコイル
導体パターンのパターン幅がより均一になる。また、マ
スクパターンを、マザー基板の中心から周辺部に向かっ
てパターン幅が漸増するようにしてもよい。このように
すれば、マザー基板に設けられた全てのコイル導体パタ
ーンのパターン幅がより均一になる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、フォトマスクのマスクパターンの外周部分や内
周部分のパターン幅が、内周部分と外周部分との間に位
置している中間部分のパターン幅より太くなっているの
で、このフォトマスクを用いてスパイラル状コイル導体
パターンを形成すると、たとえコイル導体パターンの外
周部分や内周部分でのエッチングや現像が中間部分より
速く進んでも、最終的には、コイル導体パターンの外周
部分や内周部分のパターン幅を中間部分のパターン幅と
略等しくできる。
【0024】また、フォトマスクは、マザー基板の外縁
部分に位置するコイル導体パターンに対応するマスクパ
ターンのパターン幅が、該マスクパターンの内側に位置
するマスクパターンのパターン幅より太くなっているの
で、このフォトマスクを用いてスパイラル状コイル導体
パターンを形成すると、たとえマザー基板の外縁部分に
位置するコイル導体パターンでのエッチングや現像が、
マザー基板の中央部分に位置するコイル導体パターンで
のエッチングや現像より速く進んでも、最終的には、マ
ザー基板上の全てのコイル導体パターンのパターン幅を
略等しくすることができる。この結果、マザー基板の表
面に形成された複数のコイル導体パターンのパターン幅
を均一化することができ、小型で大きなインダクタンス
値を有する信頼性の高いインダクタを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインダクタの製造方法の第1実施
形態を示す斜視図。
【図2】図1に示したインダクタの製造方法を示す斜視
図。
【図3】図1に示したインダクタの製造に利用されるフ
ォトマスクの平面図。
【図4】図3に示したフォトマスクのマスクパターンの
平面図。
【図5】図2に続く製造工程を示す斜視図。
【図6】図5に続く製造工程を示す斜視図。
【図7】図6に続く製造工程を示す断面図。
【図8】図7に続く製造工程を示す断面図。
【図9】図8に続く製造工程を示す断面図。
【図10】図9に続く製造工程を示す断面図。
【図11】従来のインダクタの製造工程を示す斜視図。
【図12】従来のインダクタに利用されるフォトマスク
の平面図。
【図13】図11に続く製造工程を示す斜視図。
【符号の説明】
10…インダクタ 11…マザー基板 11a…絶縁性基板 12…導体膜 12a,12b…コイル導体パターン 13…感光性レジスト膜 13a,13b…レジスト被覆部 14a,14b…マスクパターン 15…フォトマスク A1,A2,A3…内周部分 B1,B2,B3…外周部分 C1,C2,C3…中間部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 正彦 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 飯田 直樹 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5E062 DD01 DD10 5E070 AA01 AB01 AB04 BA11 CB08 CB12 CB18 CB20 CC10 DA15 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の表面に設けられたスパイラル
    状コイル導体パターンを有するインダクタの製造方法に
    おいて、 前記スパイラル状コイル導体パターンに対応するマスク
    パターンを有し、かつ、スパイラル形状の前記マスクパ
    ターンの内周部分及び外周部分のパターン幅を、前記内
    周部分と前記外周部分との間に位置している中間部分の
    パターン幅より太く設定したフォトマスクを用いて、前
    記スパイラル状コイル導体を形成したことを特徴とする
    インダクタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁基板の表面に導電材料を膜状に
    付与し、該導電材料の上に感光性のレジスト膜を形成し
    た後、前記フォトマスクを用いて前記レジスト膜を露光
    及び現像処理し、該現像処理後に残った前記レジスト膜
    で被覆された部分を残して前記導電材料をエッチング液
    で除去し、前記スパイラル状コイル導体を形成すること
    を特徴とする請求項1記載のインダクタの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁基板の表面に感光性導電材料を
    膜状に付与した後、前記フォトマスクを用いて前記感光
    性導電材料を露光及び現像処理し、前記スパイラル状コ
    イル導体を形成することを特徴とする請求項1記載のイ
    ンダクタの製造方法。
  4. 【請求項4】 マザー基板の表面に複数のスパイラル状
    コイル導体パターンを設けた後、前記マザー基板を所定
    の製品サイズ毎に切り出すインダクタの製造方法におい
    て、 前記スパイラル状コイル導体パターンに対応するマスク
    パターンを複数有し、かつ、前記マザー基板の外縁部分
    に位置するスパイラル状コイル導体パターンに対応する
    前記マスクパターンのパターン幅を、該マスクパターン
    の内側に位置するマスクパターンのパターン幅より太く
    設定したフォトマスクを用いて、複数の前記スパイラル
    状コイル導体を形成したことを特徴とするインダクタの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記絶縁基板の表面に導電材料を膜状に
    付与し、該導電材料の上に感光性のレジスト膜を形成し
    た後、前記フォトマスクを用いて前記レジスト膜を露光
    及び現像処理し、該現像処理後に残った前記レジスト膜
    で被覆された部分を残して前記導電材料をエッチング液
    で除去し、前記スパイラル状コイル導体を複数形成する
    ことを特徴とする請求項4記載のインダクタの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記絶縁基板の表面に感光性導電材料を
    膜状に付与した後、前記フォトマスクを用いて前記感光
    性導電材料を露光及び現像処理し、前記スパイラル状コ
    イル導体を複数形成することを特徴とする請求項4記載
    のインダクタの製造方法。
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