JP2000066053A - 偏波保持型光ファイバ集合体及びその製造方法 - Google Patents

偏波保持型光ファイバ集合体及びその製造方法

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JP2000066053A
JP2000066053A JP10249114A JP24911498A JP2000066053A JP 2000066053 A JP2000066053 A JP 2000066053A JP 10249114 A JP10249114 A JP 10249114A JP 24911498 A JP24911498 A JP 24911498A JP 2000066053 A JP2000066053 A JP 2000066053A
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polarization maintaining
polarization
optical
axis
optical fiber
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JP10249114A
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English (en)
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Yoshihiro Ouchi
義博 大内
Katsutoshi Komoto
克敏 甲本
Hideyuki Hosoya
英行 細谷
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来のバンドルやアレイは、方向確認が容易
な構造的偏波保持軸18を基準にして整列した。ところ
が、構造的偏波保持軸18が揃っても、光学的偏波保持
軸が揃っていないことがある。光信号の処理システムで
は、光学的偏波保持軸の方が大切である。一方、最初か
ら光学的偏波保持軸20を基に集合用ファイバ11を整
列することが考えられる。しかし、それには、時間と労
力と設備費用がかかる。 【解決手段】 同一母材から作製される偏波保持ファイ
バ10が、数十m以内では、構造的に同一であることを
利用する。すなわち、1本の偏波保持型光ファイバ10
を分断して、複数の集合用ファイバ11を作製し、それ
ぞれの前後方向を一定に揃えて集合し、構造的偏波保持
軸18を基準にして整列する。これで、光学的偏波保持
軸20もきちんと揃う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏波保持型の光フ
ァイバ集合体と、その製造方法に関するものである。な
お、本明細書において、「光ファイバ集合体」の用語
は、「光ファィバアレィ及び光ファイババンドル」の意
味で用いている。この光ファイバ集合体は、偏波を利用
した光信号処理システムの部品として用いられる。
【0002】
【従来の技術】図3は、偏波保持光ファイバ集合体の一
つであるバンドルの模型的説明図であり、従来の場合と
本発明の場合に共通である。(a)は横から見た状態、
(b)は端面の拡大状態を示す。11は偏波保持型の集
合用ファイバで、必要の本数だけキャピラリー30内に
収められ、接着剤32により固定される。同図(b)に
おいて、12はコア,14はクラッド,16は応力付与
部である。
【0003】なお、光ファイバ集合体には、図4のアレ
イもある。上記のように、本明細書では、バンドルとア
レイを総称して集合体といっている。
【0004】上記集合用ファイバ11は、キャピラリー
30内に集合後、偏波保持軸を整列する(全部同じ方向
に揃える)。そのとき従来は、構造上の偏波保持軸18
を基準にして整列を行っていた。すなわち、偏波保持軸
18の方向を同じ方向に揃える(図5(a))。その理
由は、構造的偏波軸18は、光学的偏波保持軸に比べ、
方向確認が容易(顕微鏡等で確認容易)だからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、構造的偏波保持軸18を基準にして集合用ファイバ
11を整列するとき、光学的偏波保持軸の揃っていない
場合のあることが分かってきた。その様子を、図5
(b)に模型的に示した。この図は、集合体の集合用フ
ァイバ11を、一つ一つ分離し、拡大し、かつ構造的偏
波保持軸18と光学的偏波保持軸20とのなす角度αの
違いを誇張して、模型的に示したものである。
【0006】光信号の処理システムでは、光学的偏波保
持軸の方が大切である。本来、構造的偏波保持軸18と
光学的偏波保持軸20は、設計上一致しているはずであ
る。しかし、光ファイバの作製時の不均一(例えば応力
母材の位置が厳密に左右対称になっていない等)のため
に、両者の方向に差が生じている場合が見られる。
【0007】一方、最初から光学的偏波保持軸20を測
定し、その結果を基に集合用ファイバ11を整列させる
方法が考えられる。しかし、光学的偏波保持軸20の測
定には、時間と労力と設備費用がかかる。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
構造に関するもので構造的偏波保持軸と光学的偏波保持
軸とのなす角度が一定、若しくは角度方向が一定のもの
からなることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明も、構造に関するもの
で、図1(a)に例示するように、集合用ファイバ11
が、 ・構造的偏波保持軸18と光学的偏波保持軸20とのな
す角度αの一定のものからなり、 ・構造的偏波保持軸18を基準にして整列されているこ
と、 を特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、製造方法
に係るもので、図1に例示するように、 ・1本の偏波保持型光ファイバ10を分断して、必要本
数の集合用ファイバ11を作製し(図1(b)
(c))、 ・当該集合用ファイバ11の全てを、それぞれの前後方
向を一定に揃えて集合し(図1(d))、 ・かつ、構造的偏波保持軸18を基準にして整列するこ
と(図1(a))、 を特徴とする。
【0011】この発明は、同一の母材から作製される偏
波保持ファイバ10が、数十m以内の短尺においては、
構造的に同一であること、すなわち、構造的偏波保持軸
18と光学的偏波保持軸20のなす角度αがほぼ一定で
あること、を利用するものである。
【0012】製作に当たっては、同一の母材から作製さ
れる偏波保持ファイバから、必要な長さだけ取り出して
用いる。例えば、例えば長さdの集合用ファイバ11を
n本集合する場合は、ほぼdnの長さの偏波保持型光フ
ァイバ10を切り出す。
【0013】その、切り出した偏波保持型光ファイバ1
0を、nに分断して、集合用ファイバ11とする。「分
断」というのは、「分かち切ること、広辞苑」の意味で
ある。同一の母材から作製される偏波保持ファイバの非
常に長尺のものの、所々から集合用ファイバ11を採取
するのでない。
【0014】集合用ファイバ11の全てを、それぞれの
前後方向を一定に揃えて集合することの意味は、次のと
おりである。図1(b)(c)(d)において、例え
ば、右側が「前」とする。偏波保持型光ファイバ10を
分断して集合用ファイバ11を作る(c)。そのとき、
「前」「後」が入れ替わらないように、注意する。そし
て集合するとき、すべての集合用ファイバ11の「前」
が右側に来るようにする(d)。
【0015】このようにして、構造的偏波保持軸18を
基準にして当該軸18が真っ直ぐとなるように整列する
と、整列容易であり、しかも同時に、光学的偏波保持軸
20の全体的整列がなされる。
【0016】注意すべきは、図2のように、集合用ファ
イバ11の使用方向(前後方向)が逆にならないように
することである。逆になると、構造上の偏波軸18と、
光学的偏波軸20の差の方向(角度の方向)が逆になる
ため、光学的保持軸のバラツキが大きくなる。
【0017】なお、軸の整列は、少なくともバンドル端
面にてなされていれば良い。必ずしも全長で必要ではな
い。
【0018】
【発明の実施の形態】偏波保持型光ファイバ10には、
いわゆるパンダ型の偏波保持型で、石英系のものを用い
た。この1本の偏波保持型光ファイバ10から、必要本
数の短尺光ファイバを切り出し、集合用光ファイバ11
とした。これら集合用ファイバ11を、前後方向を揃え
て集合し、キャピラリー30内に接着剤とともに収納
し、接着剤が固まるまでの間に、構造的偏波保持軸18
を基準にして整列した。その結果、構造的、光学的偏波
軸それぞれについて、整列精度を±1度以内を達成し
た。
【0019】なお、通常、同一母材の光ファイバで、し
かも短尺の場合は、軸18と軸20との角度αは殆ど同
じである。したがって、バンドル内の光ファイバは、全
て同一角度αとみなしてもよいが、本発明は、必ずしも
全て同一角度αに限定されるものではない。すなわち、
製品仕様に応じて、光ファイバ間に多少の角度差がある
場合も許容されるものである。また、角度αに違いがあ
ったとしても、角度の方向が一定であれば、整列作業時
に多少の調整工程を経れば、光学的偏波軸の整列が可能
である。
【0020】
【発明の効果】構造的偏波保持軸を基準に整列させるこ
とで、光学的偏波保持軸の整列も達成できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る模型的説明図で、(a)は集合用
ファイバ11の整列状態を示し、(b)(c)(d)は
集合方法を工程順に示した。
【図2】本発明において、間違って集合の方向を前後反
対にした場合の説明図。
【図3】偏波保持光ファイババンドルの一般的説明図
(本発明並びに従来技術に共通)。
【図4】偏波保持光ファイバアレイの一般的説明図(本
発明並びに従来技術に共通)。
【図5】従来技術の問題点の模型的説明図。
【符号の説明】
10 偏波保持光ファイバ 11 集合用ファイバ 12 コア 14 クラッド 16 応力付与部 18 構造的偏波保持軸 20 光学的偏波保持軸 30 キャピラリー 32 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細谷 英行 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 Fターム(参考) 2H050 AA02 AC44 BC00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合用ファィバが、構造的偏波保持軸と
    光学的偏波保持軸とのなす角度が一定、若しくは角度方
    向が一定のものからなることを特徴とする、偏波保持型
    光ファイバ集合体。
  2. 【請求項2】 集合用ファィバが、構造的偏波保持軸と
    光学的偏波保持軸とのなす角度の一定のものからなり、
    かつ少なくとも光ファイババンドルの端面において構造
    的偏波保持軸を基準にして整列されていることを特徴と
    する、偏波保持型光ファイバ集合体。
  3. 【請求項3】 1本の偏波保持型光ファイバを分断し
    て、複数の集合用ファイバを作製し、当該集合用ファイ
    バを、それぞれの前後方向を一定に揃えて集合し、か
    つ、構造的偏波保持軸を基準にして整列することを特徴
    とする、偏波保持型光ファイバ集合体の製造方法。
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