JP2000066054A - 偏波保持光ファイババンドル - Google Patents
偏波保持光ファイババンドルInfo
- Publication number
- JP2000066054A JP2000066054A JP10251770A JP25177098A JP2000066054A JP 2000066054 A JP2000066054 A JP 2000066054A JP 10251770 A JP10251770 A JP 10251770A JP 25177098 A JP25177098 A JP 25177098A JP 2000066054 A JP2000066054 A JP 2000066054A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polarization maintaining
- optical fiber
- aligned
- axes
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 偏波を利用した光ファイババンドルにおい
て、バンドルの端で偏波保持軸が揃っていないと、他の
光部品を利用した光信号や通信ができない。予め、偏波
保持軸の傾きを測定しておいて、その傾きを補正するこ
とも考えられるが、偏波保持軸の傾きを測定するのが煩
雑で、しかも偏波保持軸の傾きを補正する機構が必要と
なり現実的ではない。従って、簡単な方法で解決する手
段が求められている。 【解決手段】複数本の偏波保持光ファイバをバンドル化
するに際して、該バンドルの両端部のみにおいて、偏波
保持軸の角度を揃えたことを特徴とする光ファイババン
ドル。
て、バンドルの端で偏波保持軸が揃っていないと、他の
光部品を利用した光信号や通信ができない。予め、偏波
保持軸の傾きを測定しておいて、その傾きを補正するこ
とも考えられるが、偏波保持軸の傾きを測定するのが煩
雑で、しかも偏波保持軸の傾きを補正する機構が必要と
なり現実的ではない。従って、簡単な方法で解決する手
段が求められている。 【解決手段】複数本の偏波保持光ファイバをバンドル化
するに際して、該バンドルの両端部のみにおいて、偏波
保持軸の角度を揃えたことを特徴とする光ファイババン
ドル。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信分野等に適
用され、特に偏波を利用した光信号処理システムの部品
として使用可能な光ファイババンドルに関する。
用され、特に偏波を利用した光信号処理システムの部品
として使用可能な光ファイババンドルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の光ファイババンドルは、例えば内
視鏡カメラ等の医療分野等に使用されるもので、多数の
光ファイバ素線をガラス管に詰め込んだ後加熱一体化
し、線引きしたイメージファイバ等が知られている。本
発明に係る光ファイババンドルは前記のように偏波を利
用した光信号処理システムの部品として使用可能な光フ
ァイババンドルに関するもので、通常のバンドルファイ
バとは光ファイバの本数や構造が異なるものである。
視鏡カメラ等の医療分野等に使用されるもので、多数の
光ファイバ素線をガラス管に詰め込んだ後加熱一体化
し、線引きしたイメージファイバ等が知られている。本
発明に係る光ファイババンドルは前記のように偏波を利
用した光信号処理システムの部品として使用可能な光フ
ァイババンドルに関するもので、通常のバンドルファイ
バとは光ファイバの本数や構造が異なるものである。
【０００３】すなわち、このような偏波保持光ファイバ
心線の代表例を図面で示せば、図２はその説明図で、中
央上部は偏波保持光ファイバ心線６を長手方向に示した
略図で、その下部の左右はそれぞれ該光ファイバ心線６
の端面図である。すなわち、左右の端面図に示すよう
に、コア１の両側に円状の応力付与部２を設け、コア１
と同心円のクラッド部３でこれらを円形に包被する断面
を有している。また、コア１と応力付与部２との中心軸
線上に偏波保持軸４を有する偏波保持光ファイバ５の偏
波保持軸４の方向は、特に軸調整を行わない場合全く揃
っていないか、あるいは図示してないが片端のみ偏波保
持軸４が揃えるようにしたものであった。なお、偏波保
持光ファイバ５をファイババンドル全体で偏波保持軸４
を揃えることは、バンドルが長い場合、光ファイバ心線
が撚れるか又は光ファイバ自身は撚れていなくても偏波
保持軸４が回転しながら作製されてしまう、という理由
で製造は困難である。
心線の代表例を図面で示せば、図２はその説明図で、中
央上部は偏波保持光ファイバ心線６を長手方向に示した
略図で、その下部の左右はそれぞれ該光ファイバ心線６
の端面図である。すなわち、左右の端面図に示すよう
に、コア１の両側に円状の応力付与部２を設け、コア１
と同心円のクラッド部３でこれらを円形に包被する断面
を有している。また、コア１と応力付与部２との中心軸
線上に偏波保持軸４を有する偏波保持光ファイバ５の偏
波保持軸４の方向は、特に軸調整を行わない場合全く揃
っていないか、あるいは図示してないが片端のみ偏波保
持軸４が揃えるようにしたものであった。なお、偏波保
持光ファイバ５をファイババンドル全体で偏波保持軸４
を揃えることは、バンドルが長い場合、光ファイバ心線
が撚れるか又は光ファイバ自身は撚れていなくても偏波
保持軸４が回転しながら作製されてしまう、という理由
で製造は困難である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】光ファイババンドル
は、バンドルの端で偏波保持軸４が揃っていないと、他
の光部品を利用した光信号や通信ができない。予め、偏
波保持軸４の傾きを測定しておいて、その傾きを補正す
ることも考えられるが、偏波保持軸４の傾きの測定が煩
雑であり、偏波保持軸４の傾きを補正する機構が必要と
なる等の理由によりこの方法は現実的ではない。
は、バンドルの端で偏波保持軸４が揃っていないと、他
の光部品を利用した光信号や通信ができない。予め、偏
波保持軸４の傾きを測定しておいて、その傾きを補正す
ることも考えられるが、偏波保持軸４の傾きの測定が煩
雑であり、偏波保持軸４の傾きを補正する機構が必要と
なる等の理由によりこの方法は現実的ではない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決するためになされたもので、複数本の偏波保持光
ファイバ５をバンドル化するに際して、少なくとも該バ
ンドルの両端部を固定し、少なくとも該両端部におい
て、偏波保持軸の角度を揃えたことを特徴とする偏波保
持光ファイババンドルである。
を解決するためになされたもので、複数本の偏波保持光
ファイバ５をバンドル化するに際して、少なくとも該バ
ンドルの両端部を固定し、少なくとも該両端部におい
て、偏波保持軸の角度を揃えたことを特徴とする偏波保
持光ファイババンドルである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明を例示する図１により説明
する。なお、図２に示したものと同一部分には同一符号
を付してある。図１において、中央上部は偏波保持光フ
ァイバ心線６を長手方向に示した略図で、その下部の左
右及び中央下部にそれぞれ該光ファイバ心線６の該当個
所の断面が示されている。図において、バンドル化され
た偏波保持光ファイバの両端のみが接着剤にて固定され
ている。図中５は、コア１の両側に円状の応力付与部２
を設け、コア１と同心円のクラッド部３でこれらを円形
に包被する断面を有し、コア１と応力付与部２との中心
軸線上に偏波保持軸４を有する偏波保持光ファイバであ
る。その両端面では軸調整することにより、すべての光
ファイバの偏波保持軸４の方向が断面左右方向となるよ
うに揃っているが、光ファイバが固定されていない他の
部分で揃っておらず、例えば中央部の断面に見られるよ
うに偏波保持軸４の方向はランダムで全く揃っていない
し、安定もしていない。しかしながら、本発明によると
きは、両端で偏波保持軸４の方向が揃っているので、そ
の他の部分で偏波保持軸４の方向が揃っていなくても、
他の光部品と正確な接続ができ、これを利用した光信号
や通信ができ、かつ光通信が容易である。
する。なお、図２に示したものと同一部分には同一符号
を付してある。図１において、中央上部は偏波保持光フ
ァイバ心線６を長手方向に示した略図で、その下部の左
右及び中央下部にそれぞれ該光ファイバ心線６の該当個
所の断面が示されている。図において、バンドル化され
た偏波保持光ファイバの両端のみが接着剤にて固定され
ている。図中５は、コア１の両側に円状の応力付与部２
を設け、コア１と同心円のクラッド部３でこれらを円形
に包被する断面を有し、コア１と応力付与部２との中心
軸線上に偏波保持軸４を有する偏波保持光ファイバであ
る。その両端面では軸調整することにより、すべての光
ファイバの偏波保持軸４の方向が断面左右方向となるよ
うに揃っているが、光ファイバが固定されていない他の
部分で揃っておらず、例えば中央部の断面に見られるよ
うに偏波保持軸４の方向はランダムで全く揃っていない
し、安定もしていない。しかしながら、本発明によると
きは、両端で偏波保持軸４の方向が揃っているので、そ
の他の部分で偏波保持軸４の方向が揃っていなくても、
他の光部品と正確な接続ができ、これを利用した光信号
や通信ができ、かつ光通信が容易である。
【０００７】図１に示した本発明の偏波保持光ファイバ
バンドルの製造方法は、例えば図３に示すように、図示
せぬ石英チューブ内に束ねられ、端面１２をカットされ
た偏波保持光ファイバ心線１１を、その端面１２の位置
がＣＣＤカメラ１３の前に大体揃う状態で並べ、ＴＶモ
ニタ１４で光ファイバの端面１２を確認し、バンドルを
構成する各光ファイバを個別に回転させるようにして端
面の偏波保持軸を揃えた後に、接着剤で接着固定するこ
とにより製造する。片側の偏波軸を揃えたならば、次い
で、他端でも同様の作業を行い、両端の偏波軸調整を終
了する。なお、中間部は、基本的には固定しなくとも良
いが、両端の調整作業が完了後に、接着固定することも
できる。
バンドルの製造方法は、例えば図３に示すように、図示
せぬ石英チューブ内に束ねられ、端面１２をカットされ
た偏波保持光ファイバ心線１１を、その端面１２の位置
がＣＣＤカメラ１３の前に大体揃う状態で並べ、ＴＶモ
ニタ１４で光ファイバの端面１２を確認し、バンドルを
構成する各光ファイバを個別に回転させるようにして端
面の偏波保持軸を揃えた後に、接着剤で接着固定するこ
とにより製造する。片側の偏波軸を揃えたならば、次い
で、他端でも同様の作業を行い、両端の偏波軸調整を終
了する。なお、中間部は、基本的には固定しなくとも良
いが、両端の調整作業が完了後に、接着固定することも
できる。
【０００８】
【発明の効果】本発明による偏波保持光ファイババンド
ルは、少なくとも両端において偏波保持軸の角度が全て
揃った偏波保持光ファイバのバンドルであり、これを容
易に、かつ短時間で、かつ角度設定が高精度となるよう
に製造することができる。
ルは、少なくとも両端において偏波保持軸の角度が全て
揃った偏波保持光ファイバのバンドルであり、これを容
易に、かつ短時間で、かつ角度設定が高精度となるよう
に製造することができる。
【図１】本発明の偏波保持光ファイババンドルの説明図
【図２】従来の偏波保持光ファイババンドルの説明図
【図３】本発明の偏波保持光ファイババンドルの製造方
法の概略説明図
法の概略説明図
１ コア ２ 応力付与部 ３ クラッド部 ４ 偏波保持軸 ５ 偏波保持光ファイバ ６ 偏波保持光ファイバ心線 １１ 偏波保持光ファイバ心線 １２ 端面 １３ ＣＣＤカメラ １４ ＴＶモニタ
フロントページの続き (72)発明者 細谷 英行 千葉県佐倉市六崎1440番地株式会社フジク ラ佐倉工場内 Ｆターム(参考） 2H050 AC44 BC00 BD06
Claims (1)
- 【請求項１】 複数本の偏波保持光ファイバをバンドル
化するに際して、少なくとも該バンドルの両端部を固定
し、少なくとも該両端部において偏波保持軸の角度を揃
えたことを特徴とする偏波保持光ファイババンドル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10251770A JP2000066054A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 偏波保持光ファイババンドル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10251770A JP2000066054A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 偏波保持光ファイババンドル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000066054A true JP2000066054A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=17227670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10251770A Pending JP2000066054A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 偏波保持光ファイババンドル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000066054A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002006869A2 (en) * | 2000-07-17 | 2002-01-24 | Finisar Corporation | Fiber optical pigtail geometry for improved extinction ratio of polarization maintaining fibers |
| US7248769B2 (en) * | 2004-12-29 | 2007-07-24 | Corning Incorporated | Optical fiber bundles and devices including them |
| JP2008076655A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Fujikura Ltd | 偏波保持光ファイバ |
-
1998
- 1998-08-24 JP JP10251770A patent/JP2000066054A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002006869A2 (en) * | 2000-07-17 | 2002-01-24 | Finisar Corporation | Fiber optical pigtail geometry for improved extinction ratio of polarization maintaining fibers |
| WO2002006869A3 (en) * | 2000-07-17 | 2003-03-13 | Finisar Corp | Fiber optical pigtail geometry for improved extinction ratio of polarization maintaining fibers |
| US6813414B1 (en) | 2000-07-17 | 2004-11-02 | Finisar Corporation | Fiber optical pigtail geometry for improved extinction ratio of polarization maintaining fibers |
| US7359583B2 (en) | 2000-07-17 | 2008-04-15 | Finisar Corporation | Fiber optic pair with pigtail geometry |
| US7248769B2 (en) * | 2004-12-29 | 2007-07-24 | Corning Incorporated | Optical fiber bundles and devices including them |
| JP2008076655A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Fujikura Ltd | 偏波保持光ファイバ |
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