JP3012007B2 - 光ファイバカプラ及びその製造方法 - Google Patents

光ファイバカプラ及びその製造方法

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JP3012007B2
JP3012007B2 JP2416118A JP41611890A JP3012007B2 JP 3012007 B2 JP3012007 B2 JP 3012007B2 JP 2416118 A JP2416118 A JP 2416118A JP 41611890 A JP41611890 A JP 41611890A JP 3012007 B2 JP3012007 B2 JP 3012007B2
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浩二 竹村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ通信システ
ムや光ファイバセンサ、光計測などに用いられる光ファ
イバカプラ及びその製造方法に関するもので、さらに詳
しくは、特性のバラツキが少なく、信頼性の高い光ファ
イバカプラ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システム等において、単に入力し
た光信号を複数の出力ポ−トに分岐したり、逆に複数の
ポ−トから入力した光信号を1本の光ファイバに結合す
る受動デバイスとして光ファイバカプラがある。特に複
数の光ファイバを融着延伸して作製する光ファイバカプ
ラは低損失であること、光伝送路である光ファイバとの
整合性が良いこと、作製の容易さなどから注目されてい
る。
【0003】光ファイバカプラの製造方法は、一般に特
公昭60−51685号等に開示されており、図3
(a)〜(c)に示したように複数の光ファイバ芯線の
各々中間部の被覆を除去した裸光ファイバ2a、2bを
平行状に整列配置する工程(同図(a))と、加熱手段
40a、40bを用いてその一部に融着部25を形成す
る工程(同図(b))と、加熱手段40a、40bを左
右に移動させながらファイバに張力を付与しこの融着部
25を中心とする広い部分を加熱延伸することにより光
結合部10を形成する工程(同図(c))とからなる。
【0004】また、光ファイバを融着する工程におい
て、各々の光ファイバにかかる張力にバラツキがあると
作製した光ファイバカプラの特性にバラツキが生じるた
め、図4に示すように従来の製造装置においては、複数
の光ファイバを整列治具50a、50bで整列させ各々
均等な張力を付与した後、把持具60a、60bを用い
て光ファイバを把持する構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
こうした光ファイバカプラでは、一般に製造中及び収納
部材に実装した後においても、融着が開始した点(融着
開始点)に応力が集中し、破損するといった問題点があ
った。また、こうした光ファイバカプラを量産化する際
に、前記の光ファイバ把持具に磨耗等が生じるため、各
光ファイバにかかる張力にバラツキが生じ、作製した光
ファイバカプラの特性にもバラツキが生じる等の問題点
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事情に鑑
み、複数の光ファイバ芯線(1a、1b)の各中間部の
被覆を除去した裸光ファイバ(2a、2b)を平行に整
列配置し、その一部を融着延伸して光結合部(10)を
形成した光ファイバカプラにおいて、前記光結合部10
の両側に少なくとも一組の光結合の生じない融着部(2
0a、20b)を設けた光ファイバカプラとする。ま
た、その製造方法は、複数の光ファイバカプラ芯線(1
a、1b)の各中間部の被覆を除去した裸光ファイバ
(2a、2b)を平行に整列配置する工程と、加熱手段
(40a、40b)を用いてその中間部の両側に融着部
(20a、20b)を形成した後、その中間に融着部
(25)を形成する工程と、前記中間の融着部(25)
をさらに加熱延伸することにより光結合部10を形成す
る工程とからなる製造方法とする。
【0007】
【作用】これにより、光ファイバカプラの製造中及び収
納部材に実装した後においても、光結合部の融着開始点
に応力集中が生じることがない。また、融着延伸部の両
側に光結合の生じない融着部を形成しているため、ファ
イバ把持具に磨耗等が生じても各々の光ファイバに均等
に張力がかかるため、作製した光ファイバカプラの特性
にバラツキが生じにくい。
【0008】
【実施例】図1及び図2を用いて、本発明の光ファイバ
カプラ及びその製造方法について一実施例を説明する。
ここでは、簡単のため2本の光ファイバを融着延伸する
ことにより作製する光ファイバカプラの説明をする。図
1は本発明の一実施例である光ファイバカプラを固定部
材30に固定している状態を示す。ここで1a,1bは
光ファイバ芯線、2a,2bはこれら光ファイバ芯線1
a,1bの被覆の一部を除去した裸光ファイバ、10は
裸光ファイバ2a,2bを融着延伸した光結合部で、そ
の両側にある光結合を生じない融着部20a,20bに
より、光結合部10の融着開始点5a,5bにかかる応
力集中を防いでいる。なお、一点鎖線で示した3a,3
b及び4a,4bは作製した光ファイバカプラを固定部
材30に固定させる紫外線硬化性接着剤で、接着点とし
ては光結合部10の両側の融着部20a、20b及び光
ファイバ芯線1a、1bの被覆除去部の2点で固定する
のが好ましい。
【0009】図2(a)〜(c)は、本発明の光ファイ
バカプラの製造方法の一実施例を示している。この製造
方法は、複数の光ファイバ芯線1a、1bの各中間部の
被覆を除去した裸光ファイバ2a、2bを平行に整列配
置する工程(同図(a))と、加熱手段40a、40b
を矢印で示すように移動させ少なくとも一組の光結合
を生じない融着部20a、20bを形成し、その後、加
熱手段40a、40bを矢印で示すように移動させ融
着部20a、20bの間に光結合部となる融着部25を
形成する工程(同図(b))と、加熱手段40a、40
bを左右に移動させながら裸光ファイバ2a,2bに均
等な張力を与えてこの光結合部となる中央の融着部25
を中心とする広い部分を加熱延伸することにより光結合
部10を形成する工程(同図(c))とからなる。
【0010】ここでは、同じファイバを融着延伸して光
結合部を形成し、光ファイバカプラを作製する例を示し
たが、外径や、ファイバの屈折率分布が異なる光ファイ
バどうしを融着延伸して、広帯域な光ファイバカプラを
安定して作製することにも当然利用できる。プリ延伸法
についても同様である。
【0011】
【発明の効果】このように本発明によれば、光ファイバ
カプラの製造中及び収納部材に実装した後においても、
光結合部の融着開始点に応力集中が生じることなく、信
頼性ある光ファイバカプラを構成することができる。ま
た、融着延伸部の両側に融着部を形成しているため、フ
ァイバ把持具に磨耗等が生じても各々の光ファイバに均
等に張力がかかるため、作製した光ファイバカプラの特
性にバラツキが生じにくいといった効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバカプラの一実施例を示す概
要図である。
【図2】(a)(b)(c)は本発明の光ファイバカプ
ラの製造方法を示す説明図である。
【図3】(a)(b)(c)は従来の光ファイバカプラ
の製造方法を示す説明図である。
【図4】従来の光ファイバカプラの製造装置を示す説明
図である。
【符号の説明】
1a,1b 光ファイバ芯線 2a,2b 裸光ファイバ 3a,3b,4a,4b 紫外線硬化性接着剤 5a,5b 融着開始点 10 光結合部 20a,20b,25 融着部 30 固定部材 40a,40b 加熱手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の光ファイバを整列させ、その一部を
    融着延伸させて光結合部を形成してなる光ファイバカプ
    ラにおいて、前記光結合部の両側に光結合の生じない融
    着部を形成し、この融着部を固定部材に接着して固定し
    たことを特徴とする光ファイバカプラ。
  2. 【請求項2】複数の光ファイバカプラを整列させる工程
    と、前記整列された複数の光ファイバの中間部の両側に
    融着部を形成した後、前記中間部を融着する工程と、前
    記中間部に形成された融着部を加熱延伸することにより
    光結合部を形成させる工程と、上記両側の融着部を固定
    部材に接着して固定する工程とからなることを特徴とす
    る光ファイバカプラの製造方法。
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