JP2000064575A - 合成樹脂製床材及びその敷設構造 - Google Patents

合成樹脂製床材及びその敷設構造

Info

Publication number
JP2000064575A
JP2000064575A JP10240275A JP24027598A JP2000064575A JP 2000064575 A JP2000064575 A JP 2000064575A JP 10240275 A JP10240275 A JP 10240275A JP 24027598 A JP24027598 A JP 24027598A JP 2000064575 A JP2000064575 A JP 2000064575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
floor
leg portion
fastener piece
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10240275A
Other languages
English (en)
Inventor
Matsuki Koga
末喜 古閑
Hiroshi Miyagawa
博 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10240275A priority Critical patent/JP2000064575A/ja
Publication of JP2000064575A publication Critical patent/JP2000064575A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、安全に歩行できる合成樹脂
製床材及びその敷設構造を提供するものである。 【解決手段】 多数の透水用貫通孔22を有する基板2
0a上に芝葉状の歩行面が設けられ、該基板20aの下
部に脚部23が設けられた合成樹脂製床材20であっ
て、前記脚部23の底部23aに、一対の雌雄係着可能
な面ファスナー30が取り付けられ、一方の面ファスナ
ー片31の背面が脚部23に固着され、他方の面ファス
ナー片32の背面に粘着層40が設けられ、該粘着層4
0上に離型材40aが積層されていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製床材及
びその敷設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物には、居室の住環境確保の為
に床下が設けられている。その為に、建物の地盤面と建
物居室の床面とは高低差が発生している。又、建物2階
部分へも外部から出入りが出来るように外階段が設けら
れ、建物の玄関や勝手口には、歩行しやすい様にステッ
プ等の構造材床面が設けられている。ステップは建物の
外部にあるので、コンクリートやタイル仕上げとなって
いる。冬季には、北海道や東北地方の寒冷地地方に限ら
ず、降雪等によりステップ床表面が凍結する場合があ
る。凍結面は平滑となる為にスリップし易く、その為の
転倒事故が多い。又、床面には、融雪水が溜まり易く、
凍結して氷となり成長し強固なものとなり、凍結した氷
は、ツルハシやハンマーで打ち砕かないと容易に除去で
きない。その為に従来から、構造材床面での歩行時の滑
り止めの為に、合成樹脂製床材を敷設することが行われ
ている。敷設構造としては、構造材床面に床材を置くだ
けの場合が多い。床材の固定が充分になされていないと
床材自身が動いたり、又、床材と構造材床面とを完全に
固定すると、後々床材だけ取り外すときに完全に固定さ
れているので、外しずらい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、構造材
床面に合成樹脂製床材を敷設する際に、床材を完全に固
着すると、冬季以外や清掃時に容易に取り外せないと言
った問題がある。又、玄関、勝手口等のステップの床仕
上げはタイルもしくはコンクリート仕上げであると、冬
季には、ステップ床表面は凍結し、凍結した床表面は固
く平滑になり、スリップしやすく、安全に歩行できな
い。更に、ステップ床表面には、融雪水が溜まり易く、
溜まった水は凍結して氷となり、凍結して氷は、床面か
ら容易に除去できないと言った問題がある。
【0004】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的は、安全に歩行でき
る合成樹脂製床材及びその敷設構造を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
合成樹脂製床材は、多数の透水用貫通孔を有する基板上
に芝葉状の歩行面が設けられ、該基板の下部に脚部が設
けられた合成樹脂製床材であって、前記脚部の底部に、
一対の雌雄係着可能な面ファスナーが取り付けられ、一
方の面ファスナー片の背面が脚部に固着され、他方の面
ファスナー片の背面に粘着層が設けられ、該粘着層上に
離型材が積層されているものである。
【0006】請求項2記載の本発明の合成樹脂製床材の
敷設構造は、前記他方の面ファスナー片が、離型材が剥
離された状態にて、粘着層を介して構造材床面に貼設さ
れ、その他方の面ファスナー片と、前記脚部の底部に接
合された一方の面ファスナー片とが、係着しているもの
である。
【作用】請求項1記載の本発明の合成樹脂製床材は、基
板上に芝葉状の歩行面が設けられているので、タイル、
コンクリートの表面に比べて歩行時の弾力性があり滑り
にくく歩行がし易い。更に、合成樹脂製床材の基板に
は、多数の透水用貫通孔を有するので、排水がよい合成
樹脂製床材とすることができる。更に又、前記脚部の底
部に、面ファスナーが接合されているので、これを利用
して合成樹脂製床材を容易に構造材床面に取り付け取り
外しができる。
【0007】請求項2記載の本発明の合成樹脂製床材の
敷設構造は、屋外住宅用ステップ等の構造材床面に用い
られているので、タイル、コンクリートの表面に比べて
歩行時の弾力性があり滑りにくく歩行がし易い。更に、
合成樹脂製床材の基板には、多数の透水用貫通孔を有す
るので、構造材床面の排水がよい、更に又、合成樹脂製
床材の脚部に面ファスナーが設けられているので、構造
材から取り外しが容易にでき、冬季でも凍結しにくい敷
設構造とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の合成樹脂製床材
の一例を示す断面図である。図2は、図1に示す合成樹
脂製床材の表面の芝葉を示す説明図、図3は、図1に示
す合成樹脂製床材の裏面を示す説明図、図4は、図1に
示す合成樹脂製床材の要部の部分拡大断面図である。
【0009】図1に示すように、合成樹脂製床材20
は、多数の透水用貫通孔22を有する基板20a上に芝
葉21状の歩行面が設けられ、該基板20aの下部には
脚部23が設けられている。透水用貫通孔22は、基板
20aの表面に設けられた芝葉21の略中央部に開口し
基板20aを貫通するように設けられている。基板20
aの裏面には、脚部23と短い支柱26が芝葉21と同
一軸芯上に設けられ、支柱26や脚部23の略中央部を
透水用貫通孔22は貫通している。
【0010】図2に示す様に、基板20aの表面に密生
している芝葉21は、天然芝の葉と茎に模擬されて基板
20aと一体成形されている。芝葉21は、基板20a
の表面に等間隔で筒体を立設させて筒体を縦に裂く様に
して形成されている。この様に、合成樹脂製床材20の
表面に密生された芝葉21によって、歩行する時には天
然の芝生の上を歩行する様な感触をうることができる。
図3に示す様に、基板20aの裏面に、設けられた脚部
23と支柱26は、内部が空洞をした筒状体からなる。
脚部23と支柱26とはリブ25で繋がれて、リブ25
と脚部23で基板20aが構造補強されている。
【0011】図4に示す様に、合成樹脂製床材20は、
脚部23の底部23aに、対向する表面に一対の雌雄係
着可能な面ファスナー片31、32を有する面ファスナ
ー30が接合されている。一方の面ファスナー片31
は、基材の一面にフックを有する面31a(雄型ファス
ナー)を備え、他面に、合成樹脂製床材20の脚部23
の下部に形成された空洞24に嵌合可能な突起片31b
を備えている。他方の面ファスナー片32は、面ファス
ナー片31のフックを有する面31aに対応する基材面
にループを有する面32a(雌型ファスナー)を備えて
いる。ループを有する面32aは合成樹脂製の細糸をル
ープ形状になしている。面ファスナー30は、一対の面
ファスナー片31、32に備えられたフックを有する面
31aとループを有する面32aとが着脱自在となされ
ている。
【0012】図4に示すように、面ファスナー30は、
合成樹脂製床材20の脚部23の下部の空洞24に、一
方の面ファスナー片31のフックを有する面31aと他
方の面ファスナー片32のループを有する面32aとを
相対するように突き合わせて接続された状態にて、一方
の面ファスナー片31の突出片31bを嵌合するように
して接続されている。他方の面ファスナー片32の基材
の他面には、粘着層40が設けられ、粘着層40上に離
型材40aが積層されている。
【0013】図5は、本発明の合成樹脂製床材の別の例
を示す断面図である。この例の合成樹脂製床材は、面フ
ァスナーが、別な方法で、脚部23の下部に固定されて
いる。即ち、図5に示す様に、面ファスナー30は、一
方の面ファスナー片31の基材の他面に脚部23に嵌合
できる突起筒31cが設けられており、突起筒31cを
脚部23に嵌合するようにして接合されている。
【0014】図6は、本発明の合成樹脂製床材の更に別
の例を示す断面図である。この例の合成樹脂製床材は、
面ファスナーが、更に別な方法で、脚部23の底部23
aに固定されている。即ち、図6に示す様に、面ファス
ナー30は、一方の面ファスナー片31の基材の他面に
脚部23の底部23aと接着できる平滑な面が設けられ
ており、その平滑な面を脚部23の底部23aと接着剤
にて接合されている。その他の構造は図1から図4を参
照してしたものと同様であるので対応する符号を付して
詳細な説明は省略する。
【0015】この様に、合成樹脂製床材20は、基板に
多数の透水用貫通孔22が設けられているので、水は透
水用貫通孔22を通って基板20a裏面から脚部23へ
流下して、排水処理のよい合成樹脂製床材20となって
いる。更に合成樹脂製床材20の基板20aは、脚部2
3の下部23aに面ファスナー30が接合されているの
で、これを利用して構造材床面とは容易に固着すること
ができる。
【0016】次に本発明の合成樹脂製床材の敷設構造の
一例を図7を参照して説明する。図7は、図1から図4
に示す合成樹脂製床材を構造材であるステップに敷設し
た構造を示す断面図である。建物の周囲の敷地面と建物
床面には高低差があり、その高低差の為に、歩行し易い
ように、玄関や勝手口等の出入り口付近には、一般に構
造材10としてステップ10が設けられている。
【0017】図7に示すように、他方の面ファスナー片
32が、離型材40aが剥離された状態にて粘着層40
を介して貼設されている。その他方の面ファスナー片3
2と、脚部の下部に接合された一方の面ファスナー片3
1とがフックを有する面31aとループを有する面32
aとを相対するように突き合わせた状態にて接続されて
いる。
【0018】以上の様に、ステップ床面10aが合成樹
脂製床材20で覆われて、合成樹脂製床材20の表面は
芝葉21からなっているので、タイル、コンクリートの
表面に比べて歩行時の弾力性があり滑りにくく歩行がし
易い。更に、合成樹脂製床材20の基板20aには、多
数の透水用貫通孔22が開口されているので、排水がよ
くステップ床面10aに水が溜まりにくく、凍結しにく
い敷設構造とすることができる。更に又、合成樹脂製床
材20とステップ床面10aとの間には、面ファスナー
30が設けられているので、合成樹脂製床材20の脚部
23に固定された面ファスナー30の面ファスナー片3
1とステップ床面の固着された他方の面ファスナー片3
2との着脱が容易であり、清掃時や冬季以外には、合成
樹脂製床材20を容易にステップ床面10aに取り付け
取り外しができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の合成樹脂製床材
は、基板上に芝葉状の歩行面が設けられているので、タ
イル、コンクリートの表面に比べて歩行時の弾力性があ
り滑りにくく歩行がし易い。更に、合成樹脂製床材の基
板には、多数の透水用貫通孔を有するので、排水がよい
合成樹脂製床材とすることができる。更に又、前記脚部
の下部に、面ファスナーが設けられているので、これを
利用して合成樹脂製床材を容易に構造材床面に取り付け
取り外しができる。
【0020】請求項2記載の本発明の合成樹脂製床材の
敷設構造は、屋外住宅用ステップ等の構造材床面に用い
られているので、タイル、コンクリートの表面に比べて
歩行時の弾力性があり滑りにくく歩行がし易い。更に、
合成樹脂製床材の基板には、多数の透水用貫通孔を有す
るので、構造材床面の排水がよい、更に又、合成樹脂製
床材の脚部に面ファスナーが設けられているので、構造
材から取り外しが容易にでき、冬季でも凍結しにくい敷
設構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合成樹脂製床材の一例を示す断面図で
ある。
【図2】図1に示す合成樹脂製床材の表面の芝葉を示す
説明図である。
【図3】図1に示す合成樹脂製床材の裏面を示す説明図
である。
【図4】図1に示す合成樹脂製床材の要部の部分拡大断
面図である。
【図5】本発明の合成樹脂製床材の別の例を示す断面図
である。
【図6】本発明の合成樹脂製床材の更に別の例を示す断
面図である。
【図7】図1から図4に示す合成樹脂製床材を構造材で
あるステップに敷設した構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ステップ(構造材) 10a ステップ床面(構造材床面) 20 合成樹脂製床材 20a 基板 21 芝葉 22 透水用貫通孔 23 脚部 23a 底部 24 空洞 25 リブ 26 支柱 30 面ファスナー 31 面ファスナー片 31a フックを有する面 31b 嵌合片 31c 突起筒 32 面ファスナー片 32a ループを有する面 40 粘着層 40a 離型材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の透水用貫通孔を有する基板上に芝
    葉状の歩行面が設けられ、該基板の下部に脚部が設けら
    れた合成樹脂製床材であって、前記脚部の底部に、一対
    の雌雄係着可能な面ファスナーが取り付けられ、一方の
    面ファスナー片の背面が脚部に固着され、他方の面ファ
    スナー片の背面に粘着層が設けられ、該粘着層上に離型
    材が積層されていることを特徴とする合成樹脂製床材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の合成樹脂製床材の敷設
    構造であって、前記他方の面ファスナー片が、離型材が
    剥離された状態にて、粘着層を介して構造材床面に貼設
    され、その他方の面ファスナー片と、前記脚部の底部に
    接合された一方の面ファスナー片とが、係着しているこ
    とを特徴とする合成樹脂製床材の敷設構造。
JP10240275A 1998-08-26 1998-08-26 合成樹脂製床材及びその敷設構造 Pending JP2000064575A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10240275A JP2000064575A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 合成樹脂製床材及びその敷設構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10240275A JP2000064575A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 合成樹脂製床材及びその敷設構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000064575A true JP2000064575A (ja) 2000-02-29

Family

ID=17057076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10240275A Pending JP2000064575A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 合成樹脂製床材及びその敷設構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000064575A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013076211A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Sekisui Chem Co Ltd 床化粧材
JP2015180800A (ja) * 2015-05-01 2015-10-15 山崎産業株式会社 敷体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013076211A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Sekisui Chem Co Ltd 床化粧材
JP2015180800A (ja) * 2015-05-01 2015-10-15 山崎産業株式会社 敷体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2007300149B2 (en) Interlocking floor system
US10383484B2 (en) Sloped shower tiling frame
JP2000064575A (ja) 合成樹脂製床材及びその敷設構造
US2766046A (en) Combination swimming pool, skating rink and exhibition floor
KR101961289B1 (ko) 야자매트 블록, 및 야자매트 블록의 시공방법
JP2005113671A (ja) 床化粧材及び床化粧構造
JP3781631B2 (ja) 植栽用地盤
US20050235588A1 (en) Interlocking landscape/building tiles
JP2003027711A (ja) 床 材
KR200271092Y1 (ko) 바닥구조용 패널
JP2000136502A (ja) 透水性ブロック及びその製造方法
JPH0334443Y2 (ja)
JP2010268764A (ja) コンクリート壁面緑化構造およびその構築方法
JP2522327Y2 (ja) 樹脂製タイル
JPH1037442A (ja) 床構造
JPH1046774A (ja) 階段用コンクリートブロック
JP5485231B2 (ja) 床パネルと床パネル製造装置
JP3050701U (ja) 連結敷設用床材
JPH0310161Y2 (ja)
JPS606108Y2 (ja) 伸縮目地材
RU2007126457A (ru) Способ строительства крепления в зимнее время
JP3055565U (ja) 暗渠型排水ブロック
EP0387466B1 (fr) Terrain de football et d'athlétisme artificiel
JPH11159148A (ja) 歩行装置
JP3577205B2 (ja) 床化粧材及びその敷設構造