JPH1037442A - 床構造 - Google Patents

床構造

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JPH1037442A
JPH1037442A JP19125596A JP19125596A JPH1037442A JP H1037442 A JPH1037442 A JP H1037442A JP 19125596 A JP19125596 A JP 19125596A JP 19125596 A JP19125596 A JP 19125596A JP H1037442 A JPH1037442 A JP H1037442A
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JP
Japan
Prior art keywords
floor
permeable concrete
concrete layer
water
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP19125596A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Watanabe
俊朗 渡辺
Takashi Goto
高志 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPH1037442A publication Critical patent/JPH1037442A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水はけがよく、歩行者が歩きやすくまた管理
にも手の掛からない床構造を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 床10を、人工地盤11と、人工地盤1
1上に敷設されて、合成樹脂または繊維強化プラスチッ
ク製で凹凸を有したパネル材12と、パネル材12上に
形成された透水コンクリート層13と、透水コンクリー
ト層13の表面を形成するタイル14,14,…とから
構成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、人工地盤
上に形成された床等に用いて好適な床構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の内部だけでなく、その周
囲の歩道や広場等のスペースにおいても、外観の向上を
図るために、床面には各種材料からなるタイルが敷設さ
れている。ところで、超高層建物等においては、その基
礎が人工地盤で形成されていることがある。このような
人工地盤上にタイルを敷設して床面を形成する場合に
は、以下に示すような構造となっている。図4に示すよ
うに、床1は、人工地盤を構成するスラブコンクリート
2に防水層3と保護モルタル層4とが敷設形成され、こ
の保護モルタル層4上にタイル5,5,…が敷設された
構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の床構造には、以下のような問題が存在す
る。すなわち、図4に示したような床1の構造を、建物
の外周部の歩道や広場等のスペースに適用する場合、床
1においては、防水層3があるために水はけが非常に悪
く、降雨時等にはタイル5,5,…上に水たまりWがで
きてしまう。すると、言うまでもなく歩行者にとって
は、靴が濡れる、滑るといった問題が生じ、また水たま
りWの水を除去するにも手間がかかる。本発明は、以上
のような点を考慮してなされたもので、水はけがよく、
歩行者が歩きやすくまた管理にも手の掛からない床構造
を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
建物内または地盤上に形成された床が、床スラブと、該
床スラブ上に敷設されて、合成樹脂または繊維強化プラ
スチックからなるパネル材と、該パネル材上に形成され
て透水性を有した透水コンクリート層と、床表面を形成
する仕上げ材とから構成されていることを特徴としてい
る。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1記載の床
構造において、前記パネル材には、前記透水コンクリー
ト層側と、前記床スラブ側とを連通する連通孔が形成さ
れていることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る床構造の実施
の形態の一例を、図1ないし図3を参照して説明する。
図1に示すように、例えば超高層ビル周辺の歩道、広場
等のスペースの床10は、鉄筋コンクリート造等からな
る人工地盤(床スラブ)11と、人工地盤11上に敷設
された複数枚のパネル材12と、パネル材12上に敷設
された透水性を有した透水コンクリート層13と、透水
コンクリート層13上に敷設された複数枚のタイル(仕
上げ材)14とから構成されている。
【0007】パネル材12は、合成樹脂または繊維強化
プラスチック製で、例えば特公平7−96789号公報
に記載された型枠パネル等が用いられている。
【0008】ここで、このパネル材12について詳述す
る。図2および図3に示すように、パネル材12は所定
の大きさを有した矩形状で、その一表面に多数の同型の
凸部15,15,…が形成され、かつ、他表面において
は前記凸部15が凹部16を形成した構成となってい
る。図3に示したように、各凸部15は、先端面15a
が平面とされ、この先端面15aに連続する円筒部15
bと、円筒部15bに連続し円錐台状に拡がるよう形成
されたテーパ部15cとから形成されている。これら凸
部15は、縦横に等間隔で配列されている。また、これ
ら凸部15,15,…間には、テーパ部15c側から先
端面15a側に向けて突出する突条17,17,…がマ
ス目状に形成されている。
【0009】図2に示したように、パネル材12の互い
に隣り合う二辺には、樋状の係合溝18が形成され、他
の二辺には係止鉤19が形成され、これら係合溝18と
係止鉤19とを係合させることによってパネル材12ど
うしを接続するようになっている。
【0010】このパネル材12は、前述したように、合
成樹脂あるいは繊維強化プラスチック(いわゆるFR
P)からなり、これらの材料により製品を作るための各
種成型法を用いて予め形成されたものである。
【0011】図1に示したように、このようなパネル材
12は、人工地盤11上に凸部15,15,…を当接さ
せて複数枚敷設されており、互いに隣接するパネル材1
2,12どうしは、前記係合溝18と係止鉤19(図2
参照)で接続されている。
【0012】そして、これらパネル材12上の透水コン
クリート層13は、必要に応じ鉄筋(図示なし)が配筋
され、透水性を有した各種透水コンクリートが所定厚さ
打設されることによって形成されている。このとき、当
然のことながら、パネル材12の凹部16内にも透水コ
ンクリート層13を形成する透水コンクリートが入り込
んでいる。
【0013】前記タイル14,14,…は、透水コンク
リート層13上に、その下半部が埋設されており、互い
に隣接するタイル14,14間には目地20が形成され
ている。
【0014】このような床10には、その周囲に排水溝
(図示なし)が形成されており、透水コンクリート層1
3は、この排水溝(図示なし)に臨むよう、その端部が
露出している。
【0015】このような構成からなる床10を施工する
には、人工地盤11を構築した後、その上面に、予め所
定形状に成形されているパネル材12,12,…を敷き
詰める。このとき、互いに隣接するパネル材12,12
どうしは、前述したように、図2に示した係合溝18と
係止鉤19とを係合させることによって接続する。この
後、これらパネル材12,12,…上に透水コンクリー
トを所定厚さ打設して透水コンクリート層13を形成す
る。そして、この透水コンクリート層13上に所定枚数
のタイル14,14,…を敷設することによって、床1
0の施工が完了する。
【0016】上記床10では、降雨時等には、タイル1
4,14,…上の水は、目地20から透水コンクリート
層13に入り込む。そして、透水コンクリート層13を
通過した水は、パネル材12の凹部16内に流れ込み、
透水コンクリート層13内における水のレベルが凹部1
6の上端縁部を越えた時点で、この水は床10の側方か
ら排水溝(図示なし)に排出される。
【0017】上述した床10の構造では、床10が、人
工地盤11と、人工地盤11上に敷設されたパネル材1
2と、パネル材12上に形成された透水コンクリート層
13と、透水コンクリート層13の表面を形成するタイ
ル14,14,…とから構成されている。これにより、
降雨時等においても、水がタイル14,14,…上にた
まることなく、透水コンクリート層13内に流れ込むの
で、水はけの良い床面を形成することができる。したが
って、従来のように水たまりWができることなく、靴が
濡れたり滑ったりするのを防いで歩行者にとって歩きや
すく安全な環境を提供することができる。また、水たま
りの除去作業も不要となり、管理の手間を省いて容易化
を図ることができる。
【0018】なお、上記実施の形態において、パネル材
12の断面形状については、上記のものに限定するもの
ではなく、例えば波形等他の形状を採用しても良い。ま
た、パネル材12を、排水溝(図示なし)に向けて傾斜
させて敷設するようにすれば、排水性をさらに向上させ
ることができる。また、パネル材12の凸部15の先端
面15aまたは円筒部15bに、透水層13側と人工地
盤11側とに連通する連通孔(図示なし)を形成するよ
うにしても良い。これにより、透水コンクリート層13
を通った水を、この連通孔からパネル材12と人工地盤
11との間を通して排水することができる。さらに、床
10の表面を形成する仕上げ材として、タイル14,1
4,…を用いる構成としたが、透水コンクリート層13
に水が通るのであれば、例えばそれ自身が透水性を有す
る透水性アスファルト等の仕上げ材で透水コンクリート
層13の上面全体を覆う構成とする等としてもよい。加
えて、この床10は、超高層ビルの周囲スペースだけで
なく、各種屋外の歩道やスペースの床面、あるいは降雨
時に濡れやすい建物内の出入り口付近の床等を形成する
ときにも好適である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る床
構造によれば、床スラブと、該床スラブ上に敷設され、
合成樹脂または繊維強化プラスチックからなるパネル材
と、パネル材上に形成された透水性を有する透水コンク
リート層と、床表面を形成する仕上げ材とから構成され
ている。これにより、降雨時等においても、水が仕上げ
材上にたまることなく、透水コンクリート層内に流れ込
むので、水はけの良い床面を形成することができる。し
たがって、従来のように水たまりができることなく、靴
が濡れたり滑ったりするのを防ぎ、歩行者にとって歩き
やすく安全な環境を提供することができる。また、水た
まりの除去作業も不要となり、管理の手間を省いて容易
化を図ることができる。
【0020】請求項2に係る床構造によれば、パネル材
に、透水コンクリート層側と、床スラブ側とに連通する
連通孔を形成した構成となっている。これにより、仕上
げ材上から透水コンクリート層を通った水をパネル材と
床スラブとの間から排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る床構造の一例を示す立断面図で
ある。
【図2】 前記床構造に用いるパネル材を示す平面図で
ある。
【図3】 同パネル材の側断面図である。
【図4】 従来の床構造の一例を示す立断面図である。
【符号の説明】
10 床 11 人工地盤(床スラブ) 12 パネル材 13 透水コンクリート層 14 タイル(仕上げ材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内または地盤上に形成された床が、
    床スラブと、該床スラブ上に敷設されて、合成樹脂また
    は繊維強化プラスチックからなるパネル材と、該パネル
    材上に形成されて透水性を有した透水コンクリート層
    と、床表面を形成する仕上げ材とから構成されているこ
    とを特徴とする床構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の床構造において、前記パ
    ネル材には、前記透水コンクリート層側と、前記床スラ
    ブ側とを連通する連通孔が形成されていることを特徴と
    する床構造。
JP19125596A 1996-07-19 1996-07-19 床構造 Pending JPH1037442A (ja)

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JP19125596A JPH1037442A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 床構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19125596A JPH1037442A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 床構造

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JPH1037442A true JPH1037442A (ja) 1998-02-10

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JP19125596A Pending JPH1037442A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 床構造

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