JP2000064323A - 共同溝点検口の開閉機構 - Google Patents

共同溝点検口の開閉機構

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JP2000064323A
JP2000064323A JP10232712A JP23271298A JP2000064323A JP 2000064323 A JP2000064323 A JP 2000064323A JP 10232712 A JP10232712 A JP 10232712A JP 23271298 A JP23271298 A JP 23271298A JP 2000064323 A JP2000064323 A JP 2000064323A
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opening
piston
lid
frame body
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Masaru Sato
優 佐藤
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YOKOHAMA YOSHIKURA KK
Original Assignee
YOKOHAMA YOSHIKURA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の開閉機構は、小さな力で安全に、かつ蓋
体や外枠体に損傷を与えることなく共同溝点検口の蓋体
の開閉をスムーズに行うことが困難であった。 【解決手段】共同溝(5)の出入部に設置する外枠体
(1)と、該外枠体(1)に形成された点検口(10)
をその一辺端で支持回動して開閉する蓋体(2)と、該
蓋体(2)に作用一端側を取付け、かつ作用他端側を前
記外枠体(1)に取付け配設したピストン・シリンダ機
構(3)と、該ピストン・シリンダ機構(3)へ外部か
ら油圧を供給するために、外枠体(1)の上面に露出可
能に配置した接続ポート(12)と、から成る。ピスト
ン(31)は、その伸縮力の作用線延長(F)が支持回
動軸(20)よりも常に上方位置を通るように配設す
る。さらに、蓋体(2)を開いた状態で支える支持手段
(4)を蓋体(2)と外枠体(1)との間に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、通信線、電力
線、ガス管あるいは上下水道管等の配設目的で道路等の
地下へ埋設された坑道(以下「共同溝」)に設けられた
点検口の開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】共同溝には、内部の保守や点検の維持管
理業務をスムーズに行うためのいくつもの点検口が設け
られ、この点検口は鉄製やコンクリート性の蓋体を被せ
て開閉している。
【0003】従来のこの蓋体の開閉機構は、点検口に設
置する鉄製の外枠の内側にヒンジを介して回動自在とな
るように蓋体を連結した構成のものや、点検口に設置し
た鉄製の外枠の内側の縁部に形成された段部に、吊り下
げフックを配した共同溝蓋を落とし込むようにして嵌合
させ、必要に応じて片端を吊り上げてから、水平方向に
移動させるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら点検口
の蓋体は、自動車等の載荷重でも耐えるように、頑強に
設計されているため、それ自体かなりの重量物(100
〜200Kg)となっていた。開閉治具等を使用して人
力で行う蓋体の開閉は、開蓋の際の反力を地面で取るこ
とができるが、逆に閉める際には重い共同溝の蓋を支え
ながら閉める必要があった。
【0005】また、蓋体は、その自重により落下するよ
うにして閉まるので、蓋体や外枠にはかなりの衝撃が加
わり、場合によっては共同溝の蓋の上面に張設した意匠
ブロック面が剥離したり、外枠の周囲のコンクリートに
ひびが入ることがあった。
【0006】これらのことから、作業者の安全性(足の
挟み込み事故など)や信頼性(蓋体の落下防止など)の
確保から、かなりの操作性(開閉速度制御)と慎重さが
要求されていた。
【0007】さらに、蓋の周囲にごみや土砂等が入り込
むと蓋を開ける際の抵抗が増大するため、バール等でこ
じ開けねばならず、開蓋作業が困難となることもあっ
た。
【0008】
【目的】そこで、本願発明は上述した問題点に鑑み、小
さな力で安全に、かつ蓋体や外枠体に損傷を与えること
なく共同溝点検口の蓋体の開閉をスムーズに行うことを
目的とした新規な共同溝点検口の開閉機構を提供するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明は以下のように構成している。なお、理解
の便宜のために括弧符号を付しているが、本願発明はこ
の符号が示す図面構成に限定するものでないことはもち
ろんである。
【0010】すなわち、共同溝(5)の出入部に設置す
る外枠体(1)と、該外枠体(1)に形成された点検口
(10)をその一辺端で支持回動して開閉する蓋体
(2)と、該蓋体(2)に作用一端側を取付け、かつ作
用他端側を前記外枠体(1)に取付け配設した1又は2
以上のピストン・シリンダ機構(3)と、該ピストン・
シリンダ機構(3)へ外部から油圧又は気圧を供給する
ため、外枠体(1)の上面に露出可能に配置した接続ポ
ート(12)と、から成ることを特徴とする。
【0011】またピストン・シリンダ機構は、好ましく
は、その支持固定点を、外枠体の点検口(10)のヒン
ジ軸(20)に対向した縁部(10e)の脇に設置し、
かつその作動支点を蓋体(2)の裏面側に設置すると共
に、ピストン(31)の伸縮力の作用線延長(F)が、
前記支持回動軸(20)よりも常に上方位置を通るよう
に配設したことを特徴とする。
【0012】さらに、ピストン・シリンダ機構(3)と
は別に、蓋体(2)を開いた状態で支える支持手段
(4)を、蓋体(2)と外枠体(1)との間に設けたこ
とを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成により、外部の油圧・気圧発生装置か
ら接続ポートを介して、ピストン・シリンダ機構への作
動油圧等を供給し、この供給と解除操作により、ピスト
ンが伸縮作動して、蓋体を開閉成させるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明に係る共同溝点検
口の開閉機構の実施形態について、図面に基づき詳細に
説明する。
【0015】図1は、本実施形態の概観斜視図であり、
図2は本実施形態の作動説明図である。本実施形態の開
閉機構の主な構成要素は、図示するように、外枠体1、
蓋体2、ピストン・シリンダ機構3、および支持手段4
である。
【0016】外枠体1は、その上面が共同溝5の上面と
面一となるように出入部に嵌合敷設しており、鉄製等の
金属製部材で略ロ字状に形成され、その中央部には矩形
状の点検口10が形成されている。この縁部10eに
は、開口形を縮形する方向に傾斜させた法面状の内壁面
10sを形成している。
【0017】蓋体2は、金属製部材で形成され、上記点
検口10の開口形と内壁面10sに適合一致する肉厚矩
形状に形成している。その一辺端で、点検口10の縁部
にヒンジ軸20により回動自在に連結している。
【0018】ピストン・シリンダ機構3は、蓋体2の裏
面21と点検口10の内側との間に配置しており、シリ
ンダ30側の幹部30aを、ヒンジ軸20と対向する位
置に配置固定された台座11に回動自在にして取付支持
し、ピストン31側の先端部31aを蓋体2の裏面21
に回動自在にして取付けている。
【0019】また、ピストン・シリンダ機構3は、その
伸縮力の作用線延長Fが、蓋体2の開閉状態にかかわら
ず、常に蓋体2のヒンジ軸20よりも上方位置を通るよ
うに設定した傾斜横置きに配設している。
【0020】さらに、点検口10の側部には、該ピスト
ン・シリンダ機構へ作動流体(主に、加圧油)を供給す
るための、接続ポートとしてのプラグ12を配設してい
る。該プラグ12は、リッド13の開閉により外枠体1
の上面への露出又は遮蔽が可能に構成しており、該プラ
グ12からの連通管12aを、シリンダ30の幹部30
aに連結している。
【0021】支持手段4は、所定長さの剛棒部材40か
らなり、その一端を点検口10の側面下側に、回動自在
に固定し、他端を蓋体2の裏面側に形成した嵌合口22
に嵌入させて保持する構成としている。
【0022】
【本実施形態の作用】以上のように構成した本実施形態
は、次のように作用する。まず、蓋体2を開けるには、
点検口10の脇のリッド13を開けて、プラグ12に手
動または電動の油圧ジャッキ(図示省略)を接続する。
【0023】次に、この油圧ジャッキを作動させると、
連通管12aを介して作動油圧がピストン・シリンダ機
構3に供給されてピストン31が伸張作動し、蓋体2は
ヒンジ軸20を回動軸として開動する。
【0024】そして、ピストン・シリンダ機構3が十分
伸張し蓋体2が完全に開いた時点で、支持手段4である
剛棒部材40を引き起こして、その先端部分を嵌合口2
2へ嵌挿させて蓋体2を固定するものである。
【0025】なお、蓋体2を閉じる際には、逆の手順で
行えばよい。
【0026】
【他の実施形態の可能性】本願発明の目的を達成するた
め、本実施形態は以下のように変更することが可能であ
る。
【0027】本実施例では、ピストン・シリンダ機構3
を1個だけ配設しているが、点検口10の大きさや重さ
により、2個以上配設するようにしてもよい。また、本
願ではピストン・シリンダ機構3の伸張作動を外部から
の油圧又は気圧の供給で行っているが、この他にピスト
ン・シリンダ機構の内部に油圧・ガス圧の発生源を配置
するようにしてもよい。
【0028】さらに、上記実施形態は、ピストン・シリ
ンダ機構の3のシリンダ30側を外枠体1に取付けてい
るが、蓋体2に取付ける逆の構成としてもよい。さらに
また、上記実施形態の支持手段4は、いわば突っ掛け棒
のように構成しているが、これに限定するものでなく、
蓋体2の開扉状態を保持固定し得るものであれば、各種
の従来の構成が適用可能である。
【0029】
【効果】上述したように、本願発明に係る共同溝蓋の開
閉機構によれば、共同溝の蓋体を確実な作用力で開閉す
ることができると共に、開閉速度も適宜の速度に設定で
きるので蓋体や外枠体に損傷を与えることがなく、また
作業者の安全が図られるなど、その産業的効果は顕著な
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の概観斜視図である。
【図2】 本実施形態の作動説明図である。
【符号の説明】
1 外枠体 10 点検口 10e 縁部 10s 内壁面 11 台座 12 プラグ 12a 連通管 13 リッド 2 蓋体 20 ヒンジ軸 21 裏面 22 嵌合口 3 ピストン・シリンダ機構 30 シリンダ 30a 幹部 31 ピストン 31a 先端部 4 支持手段 40 剛棒部材 5 共同溝 F 作用線延長

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共同溝(5)の出入部に設置する外枠体
    (1)と、 該外枠体(1)に形成された点検口(10)をその一辺
    端で支持回動して開閉する蓋体(2)と、 該蓋体(2)に作用一端側を取付け、かつ作用他端側を
    前記外枠体(1)に取付け配設した1又は2以上のピス
    トン・シリンダ機構(3)と、 該ピストン・シリンダ機構(3)へ外部から油圧又は気
    圧を供給するため、外枠体(1)の上面に露出可能に配
    置した接続ポート(12)と、から成ることを特徴とす
    る共同溝点検口の開閉機構。
  2. 【請求項2】 ピストン・シリンダ機構(3)におい
    て、 その支持固定点を、外枠体の点検口(10)のヒンジ軸
    (20)に対向した縁部(10e)の脇に設置し、かつ
    その作動支点を蓋体(2)の裏面側に設置すると共に、 ピストン(31)の伸縮力の作用線延長(F)が、前記
    支持回動軸(20)よりも常に上方位置を通るように配
    設したことを特徴とする請求項1記載の共同溝点検口の
    開閉機構。
  3. 【請求項3】 ピストン・シリンダ機構(3)とは別
    に、蓋体(2)を開いた状態で支える支持手段(4)
    を、蓋体(2)と外枠体(1)との間に設けたことを特
    徴とする請求項1、又は2記載の共同溝点検口の開閉機
    構。
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Cited By (7)

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