JPS6322927A - クラムシエルバケツト使用の掘削機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、油圧ショベルをベースマシンとし、クラムシ
ェルバケットを掘削用パケットとして使用した掘削機に
関する。

（従来の技術） 第８図に示すように、油圧ショベル１をベースマシンと
し、クラムシェルバケット５を掘削用パケットとして使
用したものは、アーム２の先端にピン３を介してクラム
シェルバケット５の開閉シリンダ１０を垂下して構成さ
れる。

しかし、この従来のものは、開閉シリンダ１０が常に鉛
直の姿勢しかとることはできないから、竪穴しか掘削す
菖ことはできず、地中にガス管、上下水道管等の埋設物
１２がある場合には、その下の土砂１３を掘削すること
ができず、下部の管の修理あるいは新設を行なうため掘
削する必要がある場合には、人力等による別の掘削作業
を必要とするという問題点がある。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、上記の点に鑑み、地下埋設物の下部の掘削が
容易に行なえる等、掘削作業上の機能を向上させたクラ
ムシェルバケット使用の掘削機を提供することを目的と
する。

（問題点を解決するための手段） この目的を達成するため、本発明の掘削機は、油圧ショ
ベルのアームの先端にパケットシリンダにより首振り自
在にブラケットを取付け、該ブラケットに旋回装置を介
して開閉シリンダにより開閉されるクラムシェルバケッ
トを取付けたことを特徴とするものであり、パケットの
向きを任意に設定可能である。

（実施例） 以下本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は本発明の掘削機の一実施例の全体図であり、該
掘削機は油圧ショベルをベースマシンとするもので、油
圧ショベルの本体１にブームシリンダ１４により起伏自
在に取付けられたブーム１５の先端に、アームシリンダ
１６により回動自在にアーム２を取付けて構成されるが
、アーム２の先端には油圧シ１ベルとして使用する場合
には掘削用パケットがピン３を中心としてパケットシリ
ンダ４により首振り自在に取付けられるが、本考案にお
いては、第２図に示すように、パケットの代わりにクラ
ムシェルバケット取付は用ブラケット１７をリンク６お
よびピン１８を介してピン３を中心に首振り自在に取付
ける。前記ブラケット１７には旋回モータ７を有する旋
回装置９を設けると共に、旋回装置９の中心部には、ク
ラムシェルバケット５のシェル１１を開閉する開閉シリ
ンダ１０に作動油を供給するためのセンタージヨイント
８を取付ける。クラムシェルバケット５のシェル１１は
、旋回装置９の被旋回体９ａに固設された旋回枠１９に
ピン２１を中心として開閉自在に取付けられ、前記開閉
シリンダ１０は、前記旋回枠１９と各シェル１１との間
に、ピンによって両端を連結することにより取付けられ
ている。

この構成によれば、第３図に示すように、パケットシリ
ンダ４を伸長させてクラムシェルバケット５を横向きと
し、かつ旋回モータ７を作動させて左右のシェル１１を
横にした状態で開閉シリンダｌＯを伸長させることによ
り、ガス管、上下水道管等の地下埋設物１２の下方の土
砂１３を掘削することができる。

また、第４図、第５図に示すように、従来不可能であっ
た掘削を行なうことができる。第４図の例は、旋回モー
タ７を作動させてシェル１１の側面を掘削穴２０の壁面
２０ａに合わせて掘削することにより、壁面２０ａを揃
えて掘削することを可能とした作業例である。また、第
５図は、パケットシリンダ４を伸縮させることにより、
シェル１１の傾斜を任意に設定し、これにより、埋設物
１２の周面に沿って掘削を行ない、周面の土砂を除去す
ることを可能とした作業例である。

第６図は本発明の他の実施例であり、対をなすシェル１
１．１１の上面にそれぞれ固着したブラケッ）　２２．
２２に、開閉シリンダ１ｏの両端をピン２３によって連
結することにより、１本の開閉シリンダ１０によりシェ
ル１１の開閉が行なえるようにしたものである。

第７図は本発明のさらに他の実施例を示すものであり、
シェル１１は前記各実施例と同様に旋回枠１９にピン２
１により枢着しているが、開閉シリンダ１０は両ロッド
型のものを用い、上ロッド１０ａの上端を前記ブラケッ
）１７にピン２４により連結し、下ロッド１０ｂの下端
を前記ピン２１を介してシェル１１に連結し、開閉シリ
ンダ１０のチューブに回動自在にかつ上下動不能にリン
グ形ブラケット２５を嵌合し、該ブラケット２５と左右
のシェル１１との間をそれぞれリンク２６．２６および
その両端のピン２７により連結してなり、旋回モータ７
を作動させることにより、開閉シリンダｌＯに対し、旋
回枠１９．ブラケット２５．リンク２６、ロッド１０ｂ
がシェル１１と共に旋回するように構成したものであり
、この構成によれば、高価な前記センタージヨイント８
が不要となる。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明においては、油圧ショベルの
アームの先端にパケットシリンダにより首振り自在にブ
ラケットを取付け、該ブラケットに旋回装置を介して開
閉シリンダにより開閉されるクラムシェルバケットを取
付けたので、パケットの向きを自由に選択でき、地下埋
設物の真下の土砂の掘削を行なうことが可能となり、こ
の掘削を行なうための作業員を要せず、能率良く掘削を
行なうことができる。特に近年は、道路下に埋設する地
下埋設管の種類が多くなり、既設の配管の下に新設の配
管を行なうことが多々あるので１本発明は実用上多大な
効果を発揮できるものである、また、パケットの向きの
選択により、壁面を平滑に仕上ることができ、埋設物の
周囲の土砂も除去することが可能となる。また、パケッ
トの向きが自由に選択できるので、斜めの穴の掘削後、
パケットの向きを斜めにして掘削することにより、拡底
杭の施工にも用いることができる。また、本発明の掘削
機は、油圧ショベルをベースマシンとし、かつ駆動装置
として複雑な構造のものを必要としないので、安価に提
供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による掘削機の一実施例を作業状態にて
示す側面図、第２図は該実施例の要部拡大側面図、第３
図は該実施例により埋設物の下方の土砂を掘削している
状態を示す作業状態図、第４５Ａは該実施例により壁面
を揃える作業を行なっている状態を示す作業状態図、第
５図は該実施例により埋設物の周囲の土砂を除去してい
る状態を示す作業状態図、第６図および第７図はそれぞ
れ本発明の他の実施例を示す側面図、第８図は従来のク
ラムシェルバケット使用の掘削機を示す側面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 油圧ショベルのアームの先端にバケットシリンダにより
   首振り自在にブラケットを取付け、該ブラケットに旋回
   装置を介して開閉シリンダにより開閉されるクラムシェ
   ルバケットを取付けたことを特徴とするクラムシェルバ
   ケット使用の掘削機。