JP2000063695A - オフセット印刷用の流動性向上顔料組成物 - Google Patents

オフセット印刷用の流動性向上顔料組成物

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JP2000063695A
JP2000063695A JP11227964A JP22796499A JP2000063695A JP 2000063695 A JP2000063695 A JP 2000063695A JP 11227964 A JP11227964 A JP 11227964A JP 22796499 A JP22796499 A JP 22796499A JP 2000063695 A JP2000063695 A JP 2000063695A
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Hans J Metz
ハンス・ヨアヒム・メツツ
Joachim Weide
ヨアヒム・バイデ
Thomas Dr Wallach
トーマス・バラハ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曇りの傾向を無くするが、適当なレオロジー
および高い色強度のようなオフセット印刷インクの高性
能の要求には答えるように印刷インク顔料を調製する。 【解決手段】 (a)天然樹脂または天然樹脂酸50〜
95重量%、(b)単環式または多環式フェノール0.
5〜30重量%、(c)アルデヒドまたはアルデヒドア
セタール0.01〜15重量%、(d)周期表のIa族
およびIIa族からの金属化合物0.001〜2重量
%、および(e)α,β−エチレン性不飽和カルボン酸
またはその無水物4.489〜30重量%の混合物を反
応させることにより得ることができ酸価が160〜30
0mgKOH/g樹脂、好ましくは200〜260mg
KOH/g樹脂である重量平均分子量(M)が400
〜10000g/モルのフェノール変性天然樹脂誘導体
と、有機顔料とを含んでなる顔料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規種類の樹脂ベ
ースで被覆され、オフセット印刷用印刷インクとして用
いられたときに改良されたレオロジー的特性を示す顔料
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂添加顔料は、向上した色強度、光
沢、透明性、およびオフセット印刷インク用塗布媒体中
での優れた分散性を有することが知られている。
【0003】ロジン系の単純な天然樹脂が、顔料組成物
に特に好適であるとわかった。ロジンは、種々の樹脂
酸、主にアビエチン酸、ピマル酸およびそれらの誘導体
の混合物からなる。ロジン系の樹脂は、酸化への感受性
故に化学的に変性されることが多く、このような変性は
例えば不均化または水素化により引き起こされる。天然
樹脂酸のこれらの化学的誘導体は、約300g/モル
−1の平均分子量を有する。従ってこれらのタイプの樹
脂は、低分子量樹脂と呼ばれる。しかしながら、最近の
オフセット印刷インクにおいて用いられる場合、これら
のロジン誘導体を用いて調製した顔料は曇る傾向があ
る。曇りは、最近の高速オフセット回転プレスのロール
ニップにおいて、特に、インク付ローラーと印刷プレー
トシリンダーとの間で、印刷インクがエアロゾルを形成
する傾向があることを意味している。エアロゾルは、ロ
ールニップの出口側での印刷インクの拡張中に形成され
る印刷インクの糸の切れを引き起こす。細かいインクの
曇りは、印刷プレスを汚し、環境の空気を汚染する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、曇りの傾向を
無くするが、適当なレオロジーおよび高い色強度のよう
なオフセット印刷インクの高性能の要求には答えるよう
に印刷インク顔料を調製することを目的とする。
【0005】平均分子量が400〜10000g/モル
の特定のレゾール変性樹脂酸誘導体を用いて調製した顔
料が、驚くべきことにこの目的を達成することがわかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、
(a)天然樹脂または天然樹脂酸50〜95重量%、
(b)単環式または多環式フェノール0.5〜30重量
%、(c)アルデヒドまたはアルデヒドアセタール0.
01〜15重量%、(d)周期表のIa族およびIIa
族からの金属化合物0.001〜2重量%、および
(e)α,β−エチレン性不飽和カルボン酸またはその
無水物4.489〜30重量%の混合物を反応させるこ
とにより得ることができ酸価が160〜300mgKO
H/g樹脂、好ましくは200〜260mgKOH/g
樹脂である重量平均分子量(M)が400〜1000
0g/モルのフェノール変性天然樹脂誘導体と、有機顔
料とを含んでなる顔料組成物を提供する。
【0007】成分(a)〜(e)について特定した割合
は、常に、必ず100重量%である全ての成分の合計に
基づく。成分の割合を変化させることにより、希水酸化
ナトリウム溶液中での溶解性、分子量および所望の水準
への顔料湿潤性を調節することができる。少なくとも1
0重量%強度の水酸化ナトリウム溶液の透明溶液を形成
するように溶解性であるフェノール変性天然樹脂誘導体
が好ましい。
【0008】適当な天然樹脂または天然樹脂酸(a)の
例は、ロジン(木材樹脂)、トール樹脂、ルート樹脂ま
たは、部分的に水素化、不均化および2量化された天然
樹脂である。
【0009】フェノール成分(b)は、単環式または多
環式フェノールからなる。例えば、オキソ化合物につい
て2以上の官能性を有するフェノール、種々のクレゾー
ル、ブチルフェノール、アミルフェノール、ノニルフェ
ノール、オクチルフェノール、フェニルフェノールおよ
びビスフェノールAを用いることができ;ノニルフェノ
ールとビスフェノールAとの混合物が特に好ましい。天
然樹脂誘導体中の成分(b)の好ましい割合は1〜25
重量%、特に1.5〜10重量%である。
【0010】アルデヒド成分またはアルデヒドアセター
ル成分(c)としては、レゾールおよびノボラックを調
製するために通常用いられるアルデヒドおよびアルデヒ
ドアセタールを用いることが好ましい。特に、水溶液中
のホルムアルデヒドまたはオリゴマーもしくはポリマー
状のものが用いられ;パラホルムアルデヒドが特に好ま
しい。成分(c)は、天然樹脂誘導体中に、0.02〜
10重量%、特に0.05〜7重量%の割合で存在す
る。
【0011】周期表のIa族およびIIa族からの好適
な金属化合物(d)の例は、金属酸化物および金属水酸
化物あるいはこれらの金属のカルボン酸塩である。特に
好ましいのは、ナトリウム塩またはその水溶液、特に水
酸化ナトリウムである。金属化合物(d)は、好ましく
は0.002〜1.8重量%、特に0.005〜1重量
%の割合で存在する。
【0012】α,β−エチレン性不飽和カルボン酸また
はそれらの無水物(e)としては、炭素原子数3〜22
の脂肪族または芳香族/脂肪族カルボン酸、特に、メタ
クリル酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イ
タコン酸またはケイ皮酸を好ましく用いることができ;
アクリル酸が特に好ましい。成分(e)は、好ましくは
5〜20重量%の割合で存在する。
【0013】フェノール変性天然樹脂誘導体の調製は、
成分(a)〜(e)を溶液中で、または塊として100
℃〜300℃、好ましくは110℃〜280℃、特に1
40℃〜260℃の温度で反応させることにより行われ
る。この目的のために、用いられる全ての成分の全混合
物を反応させる、または個々の成分を導入して残りを秤
量しつつ添加することにより反応させる。反応は、群
(a)からの天然樹脂または天然樹脂酸を群(e)から
のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸またはそれらの
無水物と好ましくは140〜240℃の温度で反応さ
せ、群(b)からのフェノール性成分、群(c)からの
アルデヒド成分及び群(d)からの金属成分と混合し、
100〜260℃、好ましくは110〜160℃の温度
で、好ましくは1〜10バール、特に1〜5バールの圧
力下に反応させるようにして実施される。
【0014】フェノールおよびアルデヒドの代わりに、
あるいはそれらと特定割合で、塩基性触媒の存在下に5
0〜160℃、好ましくは60〜100℃の温度で大気
圧または加圧下にフェノールおよびアルデヒドから既知
の方法により別途調製したフェノール−ホルムアルデヒ
ド縮合生成物を用いることができる。別途調製したフェ
ノール−ホルムアルデヒド縮合生成物を用いる場合、こ
れは大気圧下に操作することができる。前記プロセスか
らの変更において、フェノール成分(b)とアルデヒド
成分(c)との縮合生成物を、その場で樹脂溶融物中で
有利に調製することもできる。エネルギー的により好ま
しく、より高いアルデヒド転化率が達成されるこの反応
方式の場合、まず、群(a)からの全ての天然樹脂酸、
群(b)からのフェノール性成分、群(c)からのアル
デヒド成分および群(d)からの金属成分を、100〜
260℃、好ましくは110〜160℃の温度で、1〜
10バール、好ましくは1.5〜5バールの圧力下に互
いに反応させる。得られる混合物を、次に、群(e)か
らのα,β−エチレン性不飽和カルボン酸またはそれら
の無水物と、100〜260℃、好ましくは160〜2
40℃の温度で反応させる。
【0015】本発明の合成プロセスにおいて、反応の進
行は、反応混合物の酸価および融点に基づき良好にモニ
ターされる。160〜300mgKOH/g樹脂、好ま
しくは200〜260mgKOH/g樹脂の酸価に到達
すると、溶融物を室温まで冷却することにより反応を停
止する。この場合、揮発性成分は、予めまたは冷却操作
中に減圧を適用することにより反応混合物から除去する
ことができる。
【0016】本発明の樹脂の分子量は、既知の方法によ
り、透過量測定装置におけるポリスチレンゲル上でのテ
トラヒドロフラン(THF)中樹脂溶液のゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィーにより決めることができ
る。本発明の樹脂の平均分子量(重量平均M)は、4
00〜10000g/モル、好ましくは1000〜80
00g/モル、特に1200〜5000g/モルであ
る。好ましくは、本発明により用いられる樹脂は、1〜
45重量%、好ましくは2〜30重量%、特に好ましく
は5〜20重量%の濃度で2.5重量%強度の水酸化ナ
トリウム溶液の透明溶液を形成するように可溶性であ
る。2.5重量%強度の水酸化ナトリウム溶液への溶解
性を決めるために、本発明の樹脂を粉砕し、希水酸化ナ
トリウム溶液中にて70℃で攪拌することにより溶解
し、溶液を23℃に冷却する。
【0017】本発明の顔料組成物の適当な顔料は、オフ
セット印刷インクに好適な全ての有機顔料であり、特に
ジアリール黄色顔料である。
【0018】適当な印刷インク顔料の例は、C.I.P
igment Yellow12、13、14、17、
55、74、83、126、127、174、176、
188、C.I.Pigment Orange16、
34、C.I.Pigment Red57:1および
63:1またはこれら顔料の混合物である。
【0019】本発明の目的において、有機顔料を50〜
90重量%、好ましくは60〜90重量%、特に65〜
75重量%、フェノール変性天然樹脂誘導体10〜50
重量%、好ましくは10〜40重量%、特に25〜35
重量%、および一般的添加剤および助剤を0〜5重量%
含む顔料組成物が好ましい。一般的添加剤および助剤の
例はカチオン性、アニオン性および非イオン性界面活性
剤である。
【0020】本発明は、また、フェノール変性天然樹脂
誘導体を、有機顔料の調製中に、または仕上げられた有
機顔料の微粉砕粉末、プレスケーキまたは水性もしくは
有機懸濁液に添加することを含んでなる顔料組成物を調
製する方法も提供する。
【0021】顔料製造中に得られる顔料懸濁液の直接調
製、例えばアゾ顔料の場合は、カップリングまたはレー
キング後にフェノール変性天然樹脂誘導体を用いる調製
が、特に有利である。続いて、水に再懸濁させた微粉砕
粉末顔料および顔料プレスケーキについて、本発明のフ
ェノール変性樹脂を用いる調製を行うこともできる。
【0022】本発明の顔料組成物は、それ自体、容易
に、オフセット印刷インクに一般的なワニス中に分散
し、高い色強度、高い光沢、良好な透明性および改良さ
れた透過度を有する印刷インクを生成する。曇りは、発
生したとしても、最少限である。通常よりも高い粘度に
もかからわず、本発明の顔料組成物から調製されるオフ
セット印刷インクは、例えば流動性のような良好なレオ
ロジー特性を有する。顔料組成物中の樹脂含量が樹脂3
0〜40重量%と多くても、これらの組成物が印刷イン
クに調製されるときに生じる色強度は、一般的樹脂添加
含量の色強度に匹敵するまたはそれより高い。
【0023】本発明は、また、本発明の顔料組成物と、
例えばシート供給オフセット、ローラーオフセットおよ
び新聞印刷用のような従来のオフセット印刷インクワニ
スとから本質的になるオフセット印刷インクも提供す
る。
【0024】
【実施例】フェノール変性天然樹脂誘導体の調製例 調製例1 攪拌機、温度計、滴下漏斗および還流冷却器を備える加
熱型2L多口フラスコにおいて、市販のロジン600g
を窒素雰囲気下に溶融し、アクリル酸を計量しつつ19
0℃の溶融物に添加した。アクリル酸を、還流冷却器に
おいて還流が生じるような割合で計量添加した。アクリ
ル酸の計量添加終了から2時間後に、反応混合物を14
0℃に冷却し、従来法により調製したレゾールの85重
量%強度キシレン溶液を10重量%添加した(レゾール
組成:ノニルフェノール71重量%、ビスフェノールA
4.8重量%、ホルムアルデヒド23.9重量%、水酸
化ナトリウム0.3重量%)。反応混合物を1時間かか
って200℃に加熱し、次に、100ミリバールの減圧
を0.25時間適用して揮発性成分を除去する。減圧蒸
留終了後、反応混合物を室温まで冷却する。樹脂は融点
が100℃であり、酸価が230mgKOH/g樹脂で
あり、重量平均分子量が5000g/モルであり、2.
5%強度水酸化ナトリウム溶液への溶解度が25重量%
である。 調製例2 攪拌機を備える加熱型2Lオートクレーブおいて、ロジ
ン600gを窒素雰囲気下に溶融し、ノニルフェノール
36g、ビスフェノールA21g、水酸化ナトリウム
0.25gおよび、110℃でパラホルムアルデヒド1
2gを添加する。次に、オートクレーブを圧密になるよ
うに封止し、140℃の温度にする。この温度におい
て、無水マレイン酸10gを添加し、混合物をこの温度
で0.25時間維持する。続いて、反応混合物を195
℃で加熱し、アクリル酸48gをポンプを使って1時間
かかって計量添加する。計量添加完了後、溶融物を20
0℃で1.5時間攪拌し、次に、最終的にオートクレー
ブから排出し室温まで冷却する。樹脂は、融点が105
℃であり、酸価が240mgKOH/g樹脂であり、重
量平均分子量が2000g/モルであり、2.5%強度
水酸化ナトリウム溶液への溶解度が15重量%である。 顔料調製の例 実施例1 C.I.Pigment Yellow176の138
部を、水約2000部に懸濁させ、水酸化ナトリウム溶
液を用いてpH11にする。この懸濁液に、水700部
に溶解させた調製例2からの樹脂80部、および33重
量%強度の水酸化ナトリウム溶液41体積部を添加す
る。顔料組成物を、次に、98℃に加熱し、この温度で
1時間攪拌する。65℃に冷却後、31%強度の塩酸約
80体積部を添加してpH4にすることにより樹脂を沈
殿させる。顔料組成物を、濾過し、洗って中和し、乾燥
キャビネット内で60℃で乾燥する。粉砕して黄色粉末
216部を得る。 実施例2 C.I.Pigment Yellow12の131部
を、水約1000部に懸濁させ、水酸化ナトリウム溶液
を用いてpH7〜7.5にする。この懸濁液に、水70
0mlに溶解させた調製例2からの樹脂67部、および
33重量%強度の水酸化ナトリウム溶液35体積部を添
加する。顔料組成物を、次に、90℃に加熱し、この温
度で0.5時間攪拌する。65℃に冷却後、31重量%
強度の塩酸約68体積部を添加してpH4にすることに
より樹脂を沈殿させる。顔料組成物を、濾過し、洗って
中和し、乾燥キャビネット内で60℃で乾燥する。粉砕
して黄色粉末196部を得る。 実施例3 C.I.Pigment Yellow127の137
部を、水約1000部に懸濁させ、水酸化ナトリウム溶
液を用いてpH11にする。この懸濁液に、水400m
lに溶解させた調製例1からの樹脂34部、および33
重量%強度の水酸化ナトリウム溶液18体積部を添加す
る。顔料組成物を、次に、90℃に加熱し、この温度で
0.5時間攪拌する。65℃に冷却後、31重量%強度
の塩酸約35体積部を添加してpH4にすることにより
樹脂を沈殿させる。顔料組成物を、濾過し、洗って中和
し、乾燥キャビネット内で60℃で乾燥する。粉砕して
黄色粉末169部を得る。 実施例4 C.I.Pigment Yellow174の134
部を、水約1000部に懸濁させ、水酸化ナトリウム溶
液を用いてpH7〜7.5にする。この懸濁液に、水7
00mlに溶解させた調製例2からの樹脂66部、およ
び33重量%強度の水酸化ナトリウム溶液34体積部を
添加する。顔料組成物を、次に、98℃に加熱し、この
温度で0.5時間攪拌する。65℃に冷却後、31重量
%強度の塩酸約68体積部を添加してpH4にすること
により樹脂を沈殿させる。顔料組成物を、濾過し、洗っ
て中和し、乾燥キャビネット内で60℃で乾燥する。粉
砕して黄色粉末198部を得る。 実施例5 C.I.Pigment Red57:1の88部およ
びC.I.Pigment Red63:1の0.9部
を、従来のカップリングおよびレーキングの後、水約1
500部に懸濁させ、水酸化ナトリウム溶液を用いてp
H12.5にする。この懸濁液に、水130部に溶解さ
せた調製例1からの樹脂20部、および33重量%強度
の水酸化ナトリウム溶液8体積部を添加する。顔料組成
物を、次に、25℃で2時間攪拌する。その後、60重
量%強度の酢酸約30体積部を添加してpH5にするこ
とにより樹脂を沈殿させる。顔料組成物を、濾過し、洗
って中和し、乾燥キャビネット内で80℃で乾燥する。
粉砕して赤色粉末108部を得る。実施例1〜5の1つ
において調製した顔料組成物を用いるオフセット印刷イ
ンクは、表面が従来の天然樹脂で被覆された顔料組成物
に基づく印刷インクと比較して高速オフセット回転プレ
スにおいて改良された曇り挙動を示す。ロジンで調製し
た顔料に基づくオフセット印刷インクと比べて、本発明
により得られたオフセット印刷インクは、従来のワニス
中において、高い粘度にも拘わらず良好な流動挙動を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・バラハ ドイツ国、65597・フーエンフエルデン、 オベルガツセ・10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)天然樹脂または天然樹脂酸50〜
    95重量%、 (b)単環式または多環式フェノール0.5〜30重量
    %、 (c)アルデヒドまたはアルデヒドアセタール0.01
    〜15重量%、 (d)周期表のIa族およびIIa族からの金属化合物
    0.001〜2重量%、および (e)α,β−エチレン性不飽和カルボン酸またはその
    無水物4.489〜30重量% の混合物を反応させることにより得ることができ酸価が
    160〜300mgKOH/g樹脂である重量平均分子
    量(M)が400〜10000g/モルのフェノール
    変性天然樹脂誘導体と、有機顔料とを含んでなる顔料組
    成物。
  2. 【請求項2】 フェノール変性天然樹脂誘導体の酸価が
    200〜260mgKOH/g樹脂である請求項1に記
    載の顔料組成物。
  3. 【請求項3】 フェノール変性天然樹脂誘導体の平均分
    子量Mが1000〜8000g/モルである請求項1
    または2に記載の顔料組成物。
  4. 【請求項4】 フェノール変性天然樹脂誘導体が、1〜
    45重量%、好ましくは2〜30重量%の濃度で2.5
    重量%強度の水酸化ナトリウム溶液の透明溶液を形成す
    るように可溶性である少なくとも請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載の顔料組成物。
  5. 【請求項5】 成分(a)がロジン、トール樹脂、ルー
    ト樹脂または部分的に水素化された不均化または2量化
    樹脂を含む少なくとも請求項1〜4のいずれか一項に記
    載の顔料組成物。
  6. 【請求項6】 成分(b)がフェノール、クレゾール、
    ブチルフェノール、アミルフェノール、ノニルフェノー
    ル、オクチルフェノール、フェニルフェノールまたはビ
    スフェノールAである少なくとも請求項1〜5のいずれ
    か一項に記載の顔料組成物。
  7. 【請求項7】 成分(e)がメタクリル酸、アクリル
    酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン
    酸、ケイ皮酸またはそれらの混合物である少なくとも請
    求項1〜6のいずれか一項に記載の顔料組成物。
  8. 【請求項8】 有機顔料がC.I.Pigment Y
    ellow12、13、14、17、55、74、8
    3、126、127、174、176、188、C.
    I.Pigment Orange16、34、C.
    I.PigmentRed57:1および63:1また
    はこれら顔料の混合物である少なくとも請求項1〜7の
    いずれか一項に記載の顔料組成物。
  9. 【請求項9】 有機顔料を50〜90重量%、好ましく
    は65〜75重量%、フェノール変性天然樹脂誘導体1
    0〜50重量%、好ましくは25〜35重量%、および
    一般的添加剤および助剤を0〜5重量%含む少なくとも
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の顔料組成物。
  10. 【請求項10】 フェノール変性天然樹脂誘導体を、有
    機顔料の調製中に、または有機顔料の微粉砕粉末、プレ
    スケーキまたは水性もしくは有機懸濁液に添加すること
    を含んでなる請求項1〜9の一項以上に記載の顔料組成
    物を調製する方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9の一項以上に記載の顔料
    組成物のオフセット印刷インクとしての使用。
  12. 【請求項12】 請求項1〜9の一項以上に記載の顔料
    組成物と従来のオフセット印刷インクワニスとから本質
    的になるオフセット印刷インク。
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