JP2000060873A - シリコーンゴムを主成分とする部材の剥離方法 - Google Patents
シリコーンゴムを主成分とする部材の剥離方法Info
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Abstract
合成樹脂を主成分とする基材(樹脂製基材)の表面に接
着剤を用いてシリコーン系裏装材のようなシリコーンゴ
ムを主成分とする部材(シリコーン系部材)が接着され
てなる歯科用物品において、樹脂製基材を傷つけること
なく、しかも容易且つ確実に樹脂製部材からシリコーン
系部材を除去する。 【解決手段】 上記歯科用物品における樹脂製基材とシ
リコーン系部材との接着界面に、アセトンや塩化メチレ
ンのように樹脂製基材の主成分である合成樹脂を溶解し
得る又は膨潤させ得る溶剤を浸透させた後、樹脂製基材
からシリコーン系部材を剥離する。
Description
材で裏装された樹脂製義歯床のような、合成樹脂を主成
分とする基材の表面に接着剤を用いてシリコーンゴムを
主成分とする部材が接着されてなる歯科用物品におい
て、該基材から該部材を剥離する方法に関する。
が多いため、その歯槽堤は一般的に骨吸収が著しく、そ
の単位面積当たりの負担する咬合力は大きくなる。ま
た、歯槽堤粘膜も老人性萎縮により薄くなるので咬合咀
嚼圧の衝撃は緩和されずに直接歯槽骨に伝えられること
になる。そのような顎堤の状態で硬い樹脂性義歯床が装
着されると該樹脂性義歯床と硬い歯槽骨の間に挟まれた
薄い粘膜は咬合する度に絞められて傷つき、痛みを発す
ることになる。
を製作したのでは、義歯の維持、安定及び支持などによ
い結果が得られない。そのため義歯床粘膜面を軟らかい
材料である歯科用軟質裏装材あるいは粘膜調整材で裏装
し、失われた顎堤粘膜の粘弾性を補い、咬合時の衝撃を
緩和するクッション性を与える必要がある。つまり義歯
床の硬質材料が床下粘膜を圧迫することによって生じる
種々の障害を克服することが、軟質材料で裏装する目的
である。
で硬化する室温硬化型シリコーンゴムや50〜150℃
程度の温度で硬化する低温硬化型シリコーンゴム等のシ
リコーンゴム系のものが比較的優れた裏装材として用い
られる。
接着していることが重要である。しかしながら、一般に
シリコーンゴムは樹脂に対する接着性が乏しいため、両
者は接着剤を用いて接着されている。
装された樹脂性義歯床は、口腔内で使用された場合、裏
装材は樹脂性義歯床に比べて比較的短期間で材料劣化を
起こすため、一定期間ごとに裏装し直さなければならな
くなる。その際、劣化したシリコーン系裏装材を樹脂性
義歯床より除去しなければならないが、シリコーン系裏
装材は接着剤により樹脂性義歯床と強固に接着されてい
るため、その除去は容易ではない。従来は、シリコーン
ゴム部だけを機械的に削り取る方法が採用されている
が、この方法は、操作が煩雑であり手間がかかるばかり
でなく、切削時に異臭が発生したり、場合によっては義
歯床を傷つけてしまうという問題があった。
接する粘膜に炎症を起こした場合、暫定的に裏装材に代
えてより変形しやすくて柔らかい粘膜調整材を使用する
ことがある。このときも、炎症治癒後には粘膜調整材を
義歯床から除去する必要があるが、粘膜調整材としてシ
リコーン系のものを使用した場合には、シリコーン系裏
装材を除去する場合と同様の問題が起こる。
するためにシリコーン系印象材が使用されている。該シ
リコーン系印象材は、一般に樹脂製の歯科印象採得用ト
レーに盛られて使用されるが、精度の高い印象を得るた
めには印象採得用トレーからシリコーン系印象材が剥離
しないように前述した接着剤を用いて両者を接着して使
用されている。このような歯科印象採取に於いては、通
常、樹脂製歯科印象用トレーは一回だけの使用で廃棄さ
れるが、場合によっては繰り返し使用される。そして、
この繰り返し使用の際には、トレーに接着したシリコー
ン印象材を除去する必要があるが、この場合も上記と同
様の問題があった。
歯科印象用トレーのような合成樹脂製の基材にシリコー
ンゴム系の裏装材、歯科用粘膜調整材、印象材等が接着
された歯科用物品において、補修や再利用の目的で基材
からシリコーンゴム部材を除去するに際して、切削等の
機械的手段を用いた場合には、操作性や作業環境、基材
の損傷と言った点で問題があった。そこで、本発明は、
上記のようなケースに於いて、基材を傷つけることなく
シリコーンゴム部材のみを容易に短時間で取り除く方法
を提供することを目的とする。
を解決すべく鋭意検討した結果、合成樹脂製の基材とシ
リコーンゴム部材との接合部に特定の溶媒を浸透させる
と、基材からシリコーンゴム部材が容易に剥離できるこ
とを見い出し本発明を完成させるに至った。
基材(以下、樹脂製基材ともいう。)の表面に接着剤を
用いてシリコーンゴムを主成分とする部材(以下、シリ
コーン系部材ともいう。)が接着されてなる歯科用物品
の該基材と該部材との接合部に前記合成樹脂を溶解又は
膨潤させ得る溶剤を浸透させた後、該基材から該部材を
剥離することを特徴とするシリコーンゴムを主成分とす
る部材の剥離方法である。
脂製義歯床である場合に於いて、シリコーン系部材はシ
リコーン系裏装材、又はシリコーン系歯科用粘膜調製材
である。また、樹脂製基材が例えば樹脂製歯科印象採取
用トレーである場合において、シリコーン系部材はシリ
コーン系印象材である。
脂が使用されることが多い。さらに、接合部に浸透させ
る好適な溶剤としては、アセトン、塩化メチレン、メチ
ルメタアクリレート、酢酸エチル、トルエン、クロロホ
ルム、テトラヒドロフラン、及びギ酸からなる群より選
ばれる少なくとも1種の溶剤が挙げられる。
レン、メチルメタアクリレート、酢酸エチル、トルエ
ン、クロロホルム、テトラヒドロフランからなる群より
選ばれる少なくとも1種の溶剤を含んでなることを特徴
とする、シリコーン系裏装材用、シリコーン系粘膜調整
材用、又はシリコーン印象材用剥離剤である。
次のような機構によりシリコーン部材の樹脂製基材から
の容易な剥離が達成されるものと考えられる。即ち、樹
脂製基材とシリコーン部材とを接着させるために使用す
る接着剤は、一般に、シリコーンゴムとは化学的結合に
よって強固に結合しているが、合成樹脂基材とは基材を
構成する合成樹脂分子と接着剤分子とが物理的にからみ
あった状態で結合していると考えられる。そして、この
ような接合部に上記のような溶剤が一旦接触すると、該
溶剤の作用により基材の合成樹脂分子と接着剤分子のか
らみ合いが解かれ、或いは結合が切断され、溶剤が接合
部に浸透し易くなり、上記のような溶剤による分離作用
が急速に接合部全体に広がって、容易に樹脂製基材とシ
リコーン系部材が剥離するものと考えられる。
する基材(樹脂製基材)の表面に接着剤を用いてシリコ
ーンゴムを主成分とする部材(シリコーン系部材)が接
着されてなる歯科用物品についてシリコーン系部材を樹
脂製基材から剥離する。
表面にシリコーン系部材が接着剤を介して接着された、
歯科用に供する物品であれば特に限定されない。本発明
はこのような物品の中でも、シリコーン系部材を剥離
し、樹脂製基材を再使用することがある物品に対して好
適に採用できる。このような歯科用部材を具体的に例示
すれば、樹脂製の義歯床にシリコーン系裏装材又はシリ
コーン系歯科用粘膜調整材が接着剤を用いて接着された
もの、樹脂製歯科用印象採取トレーにシリコーン系印象
材が接着剤を用いて接着されたもの等が挙げられる。
分である合成樹脂は、一般に歯科用の用途で使用される
合成樹脂が何等制限無く使用できる。具体的には、基材
が義歯床である場合には、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリアセタール樹脂等
が使用できる。また、基材が歯科印象採取用トレーであ
る場合には、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、A
BS樹脂等が使用できる。これら合成樹脂の中でも、ア
クリル酸及びその誘導体、アクリル酸、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸、メタクリル酸エステルなどの重合
体又は共重合体であるアクリル樹脂は、歯科用物品に多
く使用されており、該アクリル樹脂を使用するのが好適
である。
系部材は、シリコーンゴムを主成分とするものである
が、該シリコーンゴムとしては、熱加硫シリコーンゴ
ム、液状シリコーンゴム等の公知のシリコーンゴムが使
用できる。しかしながら、歯科用では、粘稠なペースト
状のものを硬化させて使用する液状シリコーンゴムが使
用されることが多い。液状シリコーンゴムの中でも50
℃までの室温で硬化する室温硬化型シリコーンゴムや5
0〜150℃程度の温度で硬化する低温硬化型シリコー
ンゴムが好適に使用できる。なお、室温硬化型シリコー
ンゴムには、付加重合型と縮重合型がある。
に、具体的には、シリコーン系裏装材、シリコーン系粘
膜調整材、シリコーン系印象材等(いずれも硬化後の形
態のもの)が挙げられるが、これらシリコーン系部材
は、一般にいずれも末端に不飽和結合を有する有機基を
分子内に2個以上有するオルガノポリシロキサン、分子
内にSiH基を有するオルガノハイドロジェンポリシロ
キサン、充填剤、及び各種添加剤を含んでなる組成物
(その組成は用途によって異なる)を白金系化合物等の
ヒドロシリル化触媒を用いて架橋硬化させたものであ
る。
態様として一部市販されており、このような市販品を使
用するのが便利である。このような市販品としては、シ
リコーン系裏装材として、トクヤマソフトリライニング
(株式会社トクヤマ製)、ソフリライナー(株式会社ト
クヤマ製)、モロプラストB(データックス社製)、モ
ロジル(データックス社製)等が、シリコーン系印象剤
としては、インプリンシス(株式会社トクヤマ製)、ト
シコン(三金社製)、エグザファイン(ジーシー社
製)、エグザハイフレックス(ジーシー社製)等が挙げ
られる。なお、シリコーン系歯科用粘膜調整材として
は、市販されているものは今のところ無いが、例えば、
“分子中に、末端に不飽和結合を有する有機基を少なく
とも2個有するオルガノポリシロキサン{成分(A)}
と、分子中に、ケイ素原子に結合している水素原子を少
なくとも3個有するオルガノハイドロジェンポリシロキ
サン{成分(B)}とを、成分(A)の不飽和結合1個
に対する成分(B)中のケイ素原子に結合している水素
原子の数が0.5〜1.5個となる割合で、シリカ系充
填剤{成分(C)}の存在下にヒドロシリル化触媒{成
分(D)}を用いて架橋反応させて得られる、その弾性
歪みが20%以上で、且つその永久歪みが0.5%以上
である常温付加型シリコーンゴムを主成分とするもの”
(特許願平成10年72450号)等が好適に使用でき
る。
は接着しないので、前記歯科用物品において、樹脂製基
材とシリコーン系部材とを接着させるために接着剤が使
用される。ここで使用される接着剤は樹脂とシリコーン
ゴムを接着できるものであれば特に限定されないが、分
子内に基材を構成する合成樹脂に対して親和性の高い部
分とシリコーンゴム若しくはその前駆体に対して反応性
を有する基(具体的にはビニル基、SiH基等)をもつ
化合物からなる接着剤が一般に使用されている。
ば、特開平7−70246号公報に開示されているよう
な側鎖にSiH反応点を有するポリオルガノシロキサン
で装飾されたアクリル系ランダム共重合体、特開平2−
43209号公報に開示されているような(メタ)アク
リル酸アルキルと(メタ)アクリル酸ジメチルビニルシ
リルアルキルエステルとの共重合体を用いたシリコーン
修飾アクリル系樹脂、特開平4−68007号公報に開
示されているような(メタ)アクリル酸アルキルと(メ
タ)アクリル酸ジメチルハイドロジェンシリルアルキル
エステルとの共重合体を用いたシリコーン修飾アクリル
系樹脂等が挙げられる。
シリコーン系部材との接合部に特定の溶剤を浸透させて
樹脂基材からシリコーン系部材を剥離する。
着剤と樹脂基材の接着界面、接着剤とシリコーン系部材
の接着界面、及び接着剤層の少なくとも何れかの部位を
指す。
基材の主成分である合成樹脂を溶解し得るか又は膨潤さ
せ得る溶剤であれば特に限定されない。溶剤がこのよう
な性質を有するかどうかは簡単な予備実験により確認す
ることが出来る。即ち、各溶剤に樹脂基材の主成分であ
る合成樹脂のテストピースを浸漬し、一定時間経過後に
テストピースを取り出して、その重量が変化しているか
どうかを調べることにより確認することが出来る。重量
が減少していれば合成樹脂が溶剤に溶解していることに
なり、重量が増加していれば合成樹脂が溶剤で膨潤して
いることになるため、テストピースの重量が変化してい
れば上記のような性質を有していることになる。使用す
る溶剤が上記のような性質を有していないときには、剥
離が困難になる。
基材の主成分である合成樹脂を溶解し得る溶剤を使用す
るのが好適である。この場合に於いて、溶剤が合成樹脂
を溶解する場合であっても、本発明に於ける溶剤の使用
量は比較的少ないため樹脂製基材を傷つけることはほと
んどない。
る合成樹脂がアクリル樹脂である場合には、その剥離効
果の高さ、及び樹脂製基材に対する悪影響の少なさの観
点から、溶剤としては、アセトン、塩化メチレン、メチ
ルメタアクリレート、酢酸エチル、トルエン、クロロホ
ルム、テトラヒドロフラン、及びギ酸からなる群より選
ばれる少なくとも1種の溶剤を使用するのが好適であ
る。これら溶剤は、必要に応じて他の溶剤と混合して使
用してもよく、また、必要に応じて安定剤、重合禁止
剤、香料、顔料、染料等の各種添加剤が添加されていて
もよい。
品の樹脂製基材とシリコーン系部材との接合部に浸透さ
る方法は、特に限定されないが、次のような方法が好適
に採用できる。即ち、樹脂製基材とシリコーン系部材の
接着端部(歯科用物品の周縁部等において接着界面が線
状に露出している部分など)に溶剤をスポイド又は刷毛
等を用いて少量滴下又は塗布し、接合部の周縁部近傍に
溶剤を浸透させ、シリコーン部材の一部を剥離して基材
から浮かせた状態にし、隙間を作る。この時、塗布後5
〜10秒程度待つとより容易に剥離する。次いでこのよ
うにしてできた隙間に再度溶媒を滴下又は塗布して、溶
剤を接合部全体に浸透させていく方法が好適に採用でき
る。このとき、追加された溶剤は、合成樹脂とシリコー
ン系部材の隙間に保持されるため蒸発が少なくより効果
的(速やかに)に接合部に浸透し、僅かな力を加えるだ
けでシリコーン部材は簡単に剥離する。
り、研削することによって接合部を露出させ、この部に
溶剤を塗布し、剥離する方法も効率的な方法である。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
リレート樹脂製の板(樹脂製基材)の片面に下記式
ルガノシロキサンを有するシリコーン修飾アクリル系ラ
ンダム共重合体を塩化メチレンに0.5重量%溶解した
接着剤を用いて、室温硬化性の付加重合型シリコーンゴ
ムを主成分とするシリコーン系裏装材(株式会社トクヤ
マ製、ソフリライナースーパーソフト)を接着して試験
片を作製した。
持した後、水中から取り出して乾燥させ、カッターナイ
フで裏装材面に幅5mm×長さ10mmの長方形の形に
なるように樹脂製基材層に達する深さの切り込みを入れ
た。このような切り込みを入れた試験片について、表1
に示す各種溶剤を剥離剤として用いて剥離試験を行っ
た。
ず、裏装材層の上記長方形の切り込みにおける5mm長
さの切り込みの一方の上部に剥離剤を塗布して10秒間
放置した後、ステンレス製スパッチャラーのへら部分を
剥離材を塗布した切り込みから樹脂製基材と裏装材の接
合部に挿入する。次にスパッチャラーを挿入することに
よって生じた隙間に剥離剤を追加塗布し、スパッチャラ
ーの挿入度合いを深していくこにより剥離を進行させて
いくと言う方法で行った。
起こすことなく(裏装材が樹脂製基材表面に全く残らず
に)剥離した場合を○、裏装材の一部凝集破壊をおこし
て(裏装材が樹脂製基材表面に僅かに残った状態で)剥
離した場合を△、裏装材の大部分が凝集破壊をおこして
(大部分の裏装材が樹脂製基材表面に残った状態で)剥
離した場合を×、剥離できない場合を××として評価し
た。その結果を表1に示す。
タクリレート樹脂に対して不活性な(該樹脂を溶解せ
ず、また膨潤もさせない)溶剤であるヘキサン及び水を
用いる他は実施例1と同様にして剥離試験を行ったが、
どちらの場合とも裏装材を剥離することは出来なかった
(剥離性:××)。
ン印象材(株式会社トクヤマ製、インプリンシス)を使
用し、溶剤として表2に示す各種溶剤を用いる他は実施
例1と同様にして剥離試験を行った。結果を表2に示し
た。
接着されたシリコーン系部材を容易に剥離することがで
き、しかもその時に基材を傷つけたりすることも、異臭
を発生することもない。
義歯庄の再裏装する作業、シリコーン系粘膜調整材を用
いて炎症治療を行った後に義歯床からシリコーン系粘膜
調整材を除去し正式の裏装をする作業、又は歯科印象採
取用トレーの繰り返し使用を目的として使用済みのトレ
ーからシリコーン系印象剤を除去する作業において、シ
リコーン系部材の除去作用を効率よく快適にしかも確実
に行うことが可能となる。
Claims (6)
- 【請求項1】 合成樹脂を主成分とする基材の表面に接
着剤を用いてシリコーンゴムを主成分とする部材が接着
されてなる歯科用物品の該基材と該部材との接合部に前
記合成樹脂を溶解し得る又は膨潤させ得る溶剤を浸透さ
せた後、該基材から該部材を剥離することを特徴とする
シリコーンゴムを主成分とする部材の剥離方法。 - 【請求項2】 合成樹脂を主成分とする基材が樹脂製義
歯床であり、シリコーンゴムを主成分とする部材がシリ
コーン系裏装材、又はシリコーン系歯科用粘膜調製材で
ある請求項1記載のシリコーンゴムを主成分とする部材
の剥離方法。 - 【請求項3】 合成樹脂を主成分とする基材が樹脂製歯
科印象採取用トレーであり、シリコーンゴムを主成分と
する部材がシリコーン系印象材である請求項1記載のシ
リコーンゴムを主成分とする部材の剥離方法。 - 【請求項4】 合成樹脂がアクリル樹脂である請求項1
乃至請求項3の何れかに記載のシリコーンゴムを主成分
とする部材の剥離方法。 - 【請求項5】 接合部に浸透させる溶剤が、アセトン、
塩化メチレン、メチルメタアクリレート、酢酸エチル、
トルエン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、及びギ
酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の溶剤である
請求項1乃至請求項4の何れかに記載のシリコーンゴム
を主成分とする部材の剥離方法。 - 【請求項6】 アセトン、塩化メチレン、メチルメタア
クリレート、酢酸エチル、トルエン、クロロホルム、テ
トラヒドロフラン、及びギ酸からなる群より選ばれる少
なくとも1種の溶剤を含んでなることを特徴とする、シ
リコーン系裏装材用、シリコーン系歯科用粘膜調製材
用、又はシリコーン系印象材用剥離剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10235784A JP2000060873A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | シリコーンゴムを主成分とする部材の剥離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10235784A JP2000060873A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | シリコーンゴムを主成分とする部材の剥離方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000060873A true JP2000060873A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16991207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10235784A Pending JP2000060873A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | シリコーンゴムを主成分とする部材の剥離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000060873A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002541164A (ja) * | 1999-04-09 | 2002-12-03 | エス ウント ツェー ポリマー ジリコーン ウント コンポジット シュペーツィアリテーテン ゲーエムベーハー | シリコーン用接着剤システム |
JP2009149563A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Tokuyama Dental Corp | (メタ)アクリル系粘膜調整材流動制御用シリコーンコート材キット |
JP2014080405A (ja) * | 2012-10-18 | 2014-05-08 | Sun Medical Co Ltd | 樹脂溶解剤 |
-
1998
- 1998-08-21 JP JP10235784A patent/JP2000060873A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002541164A (ja) * | 1999-04-09 | 2002-12-03 | エス ウント ツェー ポリマー ジリコーン ウント コンポジット シュペーツィアリテーテン ゲーエムベーハー | シリコーン用接着剤システム |
JP4796694B2 (ja) * | 1999-04-09 | 2011-10-19 | エス ウント ツェー ポリマー ジリコーン ウント コンポジット シュペーツィアリテーテン ゲーエムベーハー | シリコーン用接着剤システム |
JP2009149563A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Tokuyama Dental Corp | (メタ)アクリル系粘膜調整材流動制御用シリコーンコート材キット |
JP2014080405A (ja) * | 2012-10-18 | 2014-05-08 | Sun Medical Co Ltd | 樹脂溶解剤 |
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