JP2000058995A - セラミック回路基板及び半導体モジュール - Google Patents

セラミック回路基板及び半導体モジュール

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JP2000058995A
JP2000058995A JP10226876A JP22687698A JP2000058995A JP 2000058995 A JP2000058995 A JP 2000058995A JP 10226876 A JP10226876 A JP 10226876A JP 22687698 A JP22687698 A JP 22687698A JP 2000058995 A JP2000058995 A JP 2000058995A
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hole
circuit board
ceramic circuit
substrate
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Akiyoshi Kosakata
明義 小阪田
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Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミック回路基板のスルーホール導体の電
気的特性・接続信頼性を向上する。 【解決手段】 アルミナ又は窒化アルミニウムのセラミ
ック基板18の所定位置に、上下方向に貫通するスルー
ホール19を形成する。このスルーホール19に充填す
るスルーホール導体20は、スルーホール19の内周面
に印刷・焼成した下地メタライズ層21と、この下地メ
タライズ層21の表面に形成したメッキ層22とから構
成する。下地メタライズ層21は、焼成前のセラミック
基板18のスルーホール19の内周面にW又はMoの導
体ペーストを印刷し、これをセラミック基板18と同時
に焼成して形成したものである。メッキ層22は、焼成
した下地メタライズ層21の表面にCuメッキ又はAg
メッキにより形成したものである。表層の配線パターン
25も、下地メタライズ層26と、メッキ層27との2
層構造となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スルーホール導体
の構造を改良したセラミック回路基板及び半導体モジュ
ールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のセラミック回路基板において、基
板に上下方向に貫通するスルーホールを形成したもので
は、焼成前のセラミック基板のスルーホール内に導体ペ
ースを印刷により充填し、これをセラミック基板と同時
に焼成してスルーホール導体を形成するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のス
ルーホール導体の形成方法では、スルーホールへの導体
ペーストの充填不良や焼成の段階での導体ペーストの収
縮により、スルーホール導体と表層配線パターンとの間
に導通不良が発生したり、半導体チップのパッドとスル
ーホール導体との間に導通不良が発生するおそれがあ
る。しかも、セラミック回路基板として最も多く用いら
れているアルミナ基板は、焼成温度が高温(1600℃
前後)であるため、スルーホールに充填する導体ペース
トは、W、Mo等の高融点金属の導体ペーストを用いる
必要があり、W、Mo等の高融点金属は、電気抵抗値が
大きいため、配線抵抗値が大きくなり、電気的特性が低
下するという欠点もある。
【0004】また、近年、高電流用の半導体モジュール
には、放熱性の良いDBC(DirectBond Copper)基板
を用いたものがある。このDBC基板は、アルミナ等の
セラミック基板の表裏両面に、回路パターン用の銅板と
放熱用の銅板とを接着剤を使用せずに直接接合すること
で、セラミック基板と銅板との間の熱伝達を向上させる
ようにしたものである。このDBC基板を用いた高電流
用の半導体モジュールは、DBC基板上に高電流用の半
導体素子を搭載し、この半導体素子上面のパッドとDB
C基板の回路パターン用の銅板とを微細なボンディング
ワイヤ(線径50〜80μm)で電気的に接続した構造
となっている。
【0005】しかし、上述したような微細なボンディン
グワイヤを半導体素子のパッドに直接、接続する構造で
は、ボンディングワイヤに高電流が流れた場合、ボンデ
ィングワイヤと半導体素子のパッドとの界面でショート
が発生しやしすいという欠点がある。
【0006】本発明はこれらの事情を考慮してなされた
ものであり、第1の目的は、スルーホール導体の充填不
良や焼成収縮による導通不良を防止できると共に、低配
線抵抗化を実現することができるセラミック回路基板を
提供することにあり、また、第2の目的は、ボンディン
グワイヤと半導体素子のパッドとの界面でショートが発
生することを防止できる半導体モジュールを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のセラミック回路基板は、スルー
ホール導体を、スルーホールの内周面に印刷・焼成され
た下地メタライズ層と、この下地メタライズ層の表面に
形成されたメッキ層とから構成したものである。この構
造では、スルーホール導体のメッキ層を、電気抵抗値の
小さい金属のメッキにより形成することで、スルーホー
ル導体の電気抵抗値を小さくすることができ、低配線抵
抗化の要求を満たすことができる。しかも、メッキ層は
スルーホール全体にほぼ均一に形成されるため、緻密で
良好な形状のスルーホール導体を形成することができ、
従来のような導体ペーストの充填不良や焼成収縮による
導通不良の問題を解消することができ、接続信頼性を向
上できる。
【0008】この場合、請求項2のように、スルーホー
ルの直径を0.3mm以上に形成することが好ましい。
つまり、スルーホールの直径が0.3mmよりも小さい
と、スルーホールの大部分が下地メタライズ層で埋めら
れてしまい、スルーホール内にメッキ層を形成する隙間
が足りなくなる。これに対し、スルーホールの直径を
0.3mm以上に形成すれば、スルーホール内にメッキ
層を形成する十分な隙間を確保することができ、電気的
特性の良いスルーホール導体を形成することができる。
【0009】また、スルーホール導体の下地メタライズ
層は、セラミック基板の焼成後に、印刷・焼成しても良
いが、請求項3のように、スルーホール導体の下地メタ
ライズ層をセラミック基板と同時に焼成するようにする
ことが好ましい。このようにすれば、焼成工程を1回で
済ますことができ、生産性を向上することができる。
【0010】また、請求項4のように、セラミック基板
を、アルミナ又は窒化アルミニウムにより形成し、下地
メタライズ層を、W又はMoの導体ペーストを印刷・焼
成して形成すると良い。アルミナは、実用的なセラミッ
クの中で比較的安価であるというコスト的な利点があ
り、一方、窒化アルミニウムは、熱伝導率が高く、放熱
性が良いという利点がある。しかも、アルミナと窒化ア
ルミニウムは、いずれも焼成温度が1600℃前後であ
るから、下地メタライズ層としてW又はMoを用いるこ
とで、セラミック基板と下地メタライズ層とを同時に焼
成することができる。
【0011】また、請求項5のように、メッキ層をCu
メッキ又はAgメッキにより形成することが好ましい。
Cuメッキ又はAgメッキによるメッキ層は、電気抵抗
値が小さく、低配線抵抗化の要求を十分に満たすことが
できる。
【0012】更に、請求項6のように、セラミック基板
表層の配線パターンを、該セラミック基板表層の配線パ
ターン形成部に印刷・焼成された下地メタライズ層と、
この下地メタライズ層上に形成されたメッキ層とから構
成し、該配線パターンのメッキ層をスルーホール導体の
メッキ層と同時に形成するようにすると良い。このよう
にすれば、1工程のメッキ処理で表層配線パターンとス
ルーホール導体の双方のメッキ層を同時に形成すること
ができ、生産性を向上することができる。
【0013】以上説明した本発明のセラミック回路基板
を用いて半導体モジュールを構成する場合は、請求項7
のように、DBC基板上に高電流用の半導体素子を搭載
し、該半導体素子上に、本発明のセラミック回路基板を
搭載して、該セラミック回路基板のスルーホール導体と
該半導体素子のパッドとを電気的に接続し、該セラミッ
ク回路基板と該DBC基板とをボンディングワイヤで電
気的に接続した構成としても良い。このようにすれば、
ボンディングワイヤに高電流が流れた場合でも、ボンデ
ィングワイヤと半導体素子のパッドとの間に存在するセ
ラミック回路基板の2層構造のスルーホール導体によっ
て、ボンディングワイヤと半導体素子のパッドとの間の
高電流の流れを安定させることができ、ショートを防止
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1に基づいて高電流用の
半導体モジュールの構造を説明する。DBC(Direct B
ond Copper)基板11は、SiN、アルミナ、窒化アル
ミニウム等のセラミック絶縁板12の表裏両面に回路パ
ターン用の銅板13と放熱用の銅板14とを直接接合し
たものである。この接合法は、ダイレクト・ボンド・カ
ッパー法と呼ばれ、セラミック絶縁板12の両面に予備
酸化された銅板13,14を重ね合わせた状態で、窒素
又はアルゴン雰囲気中で1065℃〜1083℃の温度
に加熱することで、銅板13,14の接合面にCu−O
共晶液相を生じさせ、このCu−O共晶液相を接合剤と
して用いてセラミック絶縁板12の両面に銅板13,1
4をダイレクトに接合するものである。
【0015】表面側の銅板13は、接合前に所定の回路
パターンの形状に打ち抜かれ(或は接合後に銅板13を
エッチングして回路パターンを形成しても良い)、その
銅板13の所定位置に高電流用(例えば100〜150
A用)の半導体素子15が半田16等によりボンディン
グされている。この半導体素子15上には、該半導体素
子15とほぼ同じサイズのセラミック回路基板17が搭
載されている。
【0016】このセラミック回路基板17は、例えばア
ルミナ又は窒化アルミニウムにより形成した単層のセラ
ミック基板18が用いられ、その所定位置(半導体素子
15の上面のパッドに対応する位置)には、上下方向に
貫通するスルーホール19が形成されている。各スルー
ホール19に充填されたスルーホール導体20は、図2
に示すように、スルーホール19の内周面に印刷・焼成
された下地メタライズ層21と、この下地メタライズ層
21の表面に形成されたメッキ層22とから構成されて
いる。下地メタライズ層21は、焼成前のセラミック基
板18のスルーホール19の内周面にW又はMoの導体
ペーストを印刷し、これをセラミック基板18と同時に
焼成して形成したものである。メッキ層22は、焼成し
た下地メタライズ層21の表面にCuメッキ又はAgメ
ッキにより形成したものである。この場合、スルーホー
ル19(スルーホール導体20)の直径は、0.3mm
以上に形成され、より好ましくは0.3〜1.0mmに
形成すると良い。
【0017】図1に示すように、セラミック基板18の
下面には、各スルーホール導体20の下端に導通するパ
ッド23がメッキ等により形成され、各パッド23に形
成された半田ボール24が半導体素子15上面のパッド
(図示せず)に接合されている。
【0018】一方、セラミック基板18の表層(上面)
には、スルーホール導体20の上端に接続された配線パ
ターン25が形成されている。この配線パターン25
は、図2に示すように、セラミック基板18表層の配線
パターン形成部に印刷・焼成されたW又はMoの下地メ
タライズ層26と、この下地メタライズ層26上に形成
されたメッキ層27とから構成されている。この配線パ
ターン25のメッキ層27は、スルーホール導体20の
メッキ層22と同時に形成されている。尚、セラミック
基板18下面のパッド23も、表層の配線パターン25
と同じ方法で形成され、下地メタライズ層29とメッキ
層30との2層構造となっている。
【0019】図1に示すように、セラミック回路基板1
7の表層の配線パターン25とDBC基板11の回路パ
ターン用の銅板13とがボンディングワイヤ28(線径
50〜80μm)で接続されている。これにより、ボン
ディングワイヤ28と半導体素子15のパッドとの間が
セラミック回路基板17の配線パターン25、スルーホ
ール導体20、パッド23及び半田ボール24を介して
接続されている。
【0020】次に、セラミック回路基板17の製造方法
を説明する。図3は、セラミック回路基板17の製造工
程を示すフローチャートである。まず、アルミナ又は窒
化アルミニウムのグリーンシート(厚みが例えば0.6
mm)の表面に、W又はMoの導体ペーストを用いて配
線パターン25の下地メタライズ層26のパターンを印
刷すると共に、該グリーンシートの裏面に、W又はMo
の導体ペーストを用いてパッド23の下地メタライズ層
29のパターンを印刷する。この印刷工程では、1枚の
グリーンシートから多数の製品を同時に作成するため
に、多数個分の下地メタライズ層26,29のパターン
を印刷する。
【0021】この後、パンチングマシーン等を用いて、
グリーンシートの所定位置に、直径0.3〜1.0mm
のスルーホール19を打ち抜き加工する。この後、スル
ーホール19の内周面に、W又はMoの導体ペーストを
用いてスルーホール導体20の下地メタライズ層21を
薄く印刷する。この際、スルーホール19は、下地メタ
ライズ層21では埋められず、その内側に後述するメッ
キ層22を形成するスペースを十分に残している。次の
工程で、グリーンシートに、焼成後に製品サイズに切断
するためのスナップラインを形成する。
【0022】そして、次の工程で、このグリーンシート
を1600℃前後で焼成し、セラミック基板と下地メタ
ライズ層21,26,29とを同時に焼成する。この
後、下地メタライズ層21,26,29の表面に無電解
Ni・Cuメッキにより例えば1〜2μm厚のNi・C
uメッキ被膜を形成し、これをH2 雰囲気、800℃で
シンター処理して、Ni・Cuメッキ被膜とセラミック
基板との接合力を向上させる。
【0023】この後、電解Cuメッキにより、下地メタ
ライズ層21,26,29上に例えば200〜300μ
m厚のCuメッキ層22,27,30を形成する。これ
により、2層構造の配線パターン25とパッド23が形
成されると共に、スルーホール19内がCuメッキ層2
2でほぼ埋め尽くされ、スルーホール導体20が形成さ
れる。尚、電解Cuメッキに代えて、電解Agメッキを
用いても良い。メッキ終了後、スナップラインに沿って
セラミック基板を切断することで、1枚のセラミック基
板を多数の製品に分割する。
【0024】以上のようにして製造したセラミック回路
基板17では、スルーホール導体20を、スルーホール
19の内周面に印刷・焼成されたW又はMoの下地メタ
ライズ層21と、この下地メタライズ層21の表面に形
成されたCuメッキ層22とから構成しているので、従
来のようにW又はMoのみでスルーホール導体を形成し
たものと比較して、Cuメッキ層22によりスルーホー
ル導体20の電気抵抗値を小さくすることができ、低配
線抵抗化の要求を満たすことができる。しかも、Cuメ
ッキ層22はスルーホール19全体にほぼ均一に形成さ
れるため、緻密で良好な形状のスルーホール導体20を
形成することができ、従来のような導体ペーストの充填
不良や焼成収縮による導通不良の問題を解消することが
できて、接続信頼性を向上できる。
【0025】更に、スルーホール19の直径を0.3m
m以上に形成したので、スルーホール19内に十分なメ
ッキ層22を形成する隙間を確保することができ、電気
的特性の良いスルーホール導体20を形成することがで
きる。但し、スルーホール19の直径が大きくなり過ぎ
ると、高密度配線の要求を満たせなくなるので、スルー
ホール19の直径は1.0mm以下が適当である。
【0026】また、上記実施形態では、下地メタライズ
層21,26,29をセラミック基板18と同時に焼成
するようにしたので、焼成工程は1回で済み、生産性を
向上することができ、生産コストを低減することができ
る。
【0027】更に、上記実施形態では、表層配線パター
ン25も、スルーホール導体20と同じく、2層構造と
し、1工程のメッキ処理で表層配線パターン25とスル
ーホール導体20の双方のメッキ層27,22を同時に
形成することができるため、これも生産性向上、生産コ
スト低減に寄与することができる。
【0028】また、このセラミック回路基板17を用い
て、図1に示すような構造の半導体モジュールを構成す
ると、ボンディングワイヤ28と半導体素子15のパッ
ドとの間がセラミック回路基板17の配線パターン2
5、スルーホール導体20、パッド23及び半田ボール
24を介して接続された構成となる。この構成では、ボ
ンディングワイヤ28に高電流が流れた場合でも、ボン
ディングワイヤ28と半導体素子15のパッドとの間に
存在するセラミック回路基板17の2層構造のスルーホ
ール導体20等によって、ボンディングワイヤ28と半
導体素子15のパッドとの間の高電流の流れを安定させ
ることができ、ショートを防止することができる。
【0029】尚、上記実施形態では、スルーホール19
の打ち抜き工程の前後に配線パターン25の下地メタラ
イズ層26の印刷工程とスルーホール導体20の下地メ
タライズ層21の印刷工程とを別々に行うようにした
が、スルーホール19の打ち抜き後に、配線パターン2
5の下地メタライズ層26の印刷とスルーホール導体2
0の下地メタライズ層21の印刷とを続けて行うように
しても良い。
【0030】また、本発明は、アルミナ又は窒化アルミ
ニウムのセラミック回路基板に限定されず、例えば80
0〜1000℃で焼成可能な低温焼成セラミック回路基
板にも適用可能である。低温焼成セラミック回路基板の
場合には、スルーホール導体20や配線パターン25の
下地メタライズ層21,26として、Ag、Au、Ag
−Pd、Ag−Pt、Cu等の電気抵抗値の小さい低融
点金属のペーストを使用して、同時焼成することが可能
となり、一層の低配線抵抗化が可能となる。
【0031】また、上記実施形態では、セラミック回路
基板17を単層基板としたが、多層基板として構成して
も良い。また、本発明のセラミック回路基板を用いて半
導体モジュールを構成する場合、図1に示すようなDB
C基板11を用いた半導体モジュールに限定されず、D
BC基板11を用いずに半導体モジュールを構成した
り、或は、本発明のセラミック回路基板を半導体パッケ
ージの基板として用いても良い。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1のセラミック回路基板によれば、スルーホー
ル導体を、印刷・焼成による下地メタライズ層と、メッ
キ層との2層構造としたので、スルーホール導体の電気
抵抗値を小さくすることができて、低配線抵抗化を実現
することができると共に、緻密で良好な形状のスルーホ
ール導体を形成することができ、電気的特性・接続信頼
性を向上できる。
【0033】更に、請求項2では、スルーホールの直径
を0.3mm以上に形成したので、スルーホール導体の
メッキ層を十分に形成することができる。
【0034】また、請求項3では、スルーホール導体の
下地メタライズ層をセラミック基板と同時に焼成するよ
うにしたので、下地メタライズ層を後焼成する必要がな
く、生産性を向上することができる。
【0035】また、請求項4では、セラミック基板をア
ルミナ又は窒化アルミニウムにより形成し、下地メタラ
イズ層をW又はMoの導体ペーストを印刷・焼成して形
成したので、比較的安価(アルミナの場合)、又は高熱
伝導率(窒化アルミニウムの場合)という利点を得るこ
とができると共に、W又はMoの下地メタライズ層をセ
ラミック基板と同時焼成することができ、生産性も向上
することができる。
【0036】また、請求項5では、メッキ層をCuメッ
キ又はAgメッキにより形成したので、スルーホール導
体の電気抵抗値を十分に小さくすることができる。
【0037】更に、請求項6では、セラミック基板表層
の配線パターンも、スルーホール導体と同じく、下地メ
タライズ層と、メッキ層との2層構造とし、該配線パタ
ーンのメッキ層をスルーホール導体のメッキ層と同時に
形成するようにしたので、1工程のメッキ処理で表層配
線パターンとスルーホール導体の双方のメッキ層を同時
に形成することができ、生産性を向上できる。
【0038】また、請求項7の半導体モジュールでは、
DBC基板上に搭載した高電流用の半導体素子上に本発
明のセラミック回路基板を搭載し、該セラミック回路基
板とDBC基板とをボンディングワイヤで電気的に接続
することで、該ボンディングワイヤを該セラミック回路
基板のスルーホール導体を介して半導体素子のパッドに
電気的に接続するようにしたので、ボンディングワイヤ
に高電流が流れた場合でも、セラミック回路基板の2層
構造のスルーホール導体によって高電流の流れを安定さ
せることができ、ショートを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における高電流用の半導体
モジュールの構造を示す縦断面図
【図2】スルーホール導体とその周辺部の構造を示す拡
大縦断面図
【図3】セラミック回路基板の製造工程を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
11…DBC基板、12…セラミック絶縁板、13,1
4…銅板、15…半導体素子、17…セラミック回路基
板、18…セラミック基板、19…スルーホール、20
…スルーホール導体、21…下地メタライズ層、22…
メッキ層、23…パッド、24…半田ボール、25…配
線パターン、26…下地メタライズ層、27…メッキ
層、28…ボンディングワイヤ、29…下地メタライズ
層、30…メッキ層。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板に形成されたスルーホー
    ル内に、該基板の上下両面を電気的に接続するスルーホ
    ール導体を形成したセラミック回路基板において、 前記スルーホール導体は、前記スルーホールの内周面に
    印刷・焼成された下地メタライズ層と、この下地メタラ
    イズ層の表面に形成されたメッキ層とから構成されてい
    ることを特徴とするセラミック回路基板。
  2. 【請求項2】 前記スルーホールの直径が0.3mm以
    上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    セラミック回路基板。
  3. 【請求項3】 前記スルーホール導体の下地メタライズ
    層は、前記セラミック基板と同時に焼成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のセラミック回路基
    板。
  4. 【請求項4】 前記セラミック基板は、アルミナ又は窒
    化アルミニウムにより形成され、前記下地メタライズ層
    は、W又はMoの導体ペーストを印刷・焼成して形成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載のセラミック回路基板。
  5. 【請求項5】 前記メッキ層は、Cuメッキ又はAgメ
    ッキにより形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載のセラミック回路基板。
  6. 【請求項6】 前記セラミック基板の表層に形成された
    配線パターンは、該セラミック基板表層の配線パターン
    形成部に印刷・焼成された下地メタライズ層と、この下
    地メタライズ層上に形成されたメッキ層とから構成さ
    れ、該配線パターンのメッキ層は、前記スルーホール導
    体のメッキ層と同時に形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載のセラミック回路基
    板。
  7. 【請求項7】 DBC基板上に高電流用の半導体素子が
    搭載され、該半導体素子上に、請求項1乃至6のいずれ
    かに記載のセラミック回路基板が搭載されて、該セラミ
    ック回路基板のスルーホール導体と該半導体素子のパッ
    ドとが電気的に接続され、該セラミック回路基板と該D
    BC基板とがボンディングワイヤで電気的に接続されて
    いることを特徴とする半導体モジュール。
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