JP2000058944A - 高信頼性・モジュラ製造高品質狭帯域高繰り返しレ―トf2レ―ザ - Google Patents

高信頼性・モジュラ製造高品質狭帯域高繰り返しレ―トf2レ―ザ

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JP2000058944A
JP2000058944A JP11177295A JP17729599A JP2000058944A JP 2000058944 A JP2000058944 A JP 2000058944A JP 11177295 A JP11177295 A JP 11177295A JP 17729599 A JP17729599 A JP 17729599A JP 2000058944 A JP2000058944 A JP 2000058944A
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Toshihiko Ishihara
俊彦 石原
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ピー ダフィー トーマス
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ティー メルチオー ジョン
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Richard G Morton
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高信頼性・モジュラ製造高品質狭帯域高繰り
返しレートF2レーザの提供 【解決手段】 モジュールには、レーザチャンバ21
1、3つのモジュールを含むパルスパワーシステム、線
狭帯域化モジュール及び出力カプラモジュールからなる
光学共振器、ウェーブメータモジュール、電気的制御モ
ジュール、冷却水モジュール、及びガス制御モジュール
を含む。重要な改良が、より早い立ち上がり時間及び改
良されたパルスエネルギ制御を作り出すためのパルスパ
ワーユニットに提供されている。これらの改良は、正確
な電圧トリミングに関する電圧ブリードダウン回路を備
える増加したキャパシティ高電圧電源208と、高電圧
電源によってチャージされたキャパシタから高電圧パル
スを生成させ、単一の4つのセグメントのステンレスス
チールロッドからなる2次巻線を有する非常に早い電圧
トランスで約23倍にパルス電圧を増幅する改良された
整流子モジュール209とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願は、1999年3月17日
に出願された米国特許出願シリアル番号09/271,041号Re
liable, Modular, Production Quality Narrow-Band Hi
gh Rep Rate ArF Excimer Laserと、1998年3月1日に出
願された米国特許出願シリアル番号09/041,474号Reliab
le, Modular, Production Quality Narrow-Band KrF Ex
cimer Laserと、1997年12月22日に出願された米国特許
出願シリアル番号08/995,832号Excimer Laser Having P
ulse Power Supply with Fine Digital Regulationと、
1997年7月18日に出願された米国特許出願シリアル番号0
8/896,384号Wavelength Reference for Excimer Laser
と、1997年9月29日に出願された米国特許出願シリアル
番号08/939,611号protective Overcoat for Replicated
Diffraction Gratingsと、1998年3月4日に出願された
米国特許出願シリアル番号08/947,474号Pulse Energy C
ontrol for Excimer Laserと、1998年5月20日に出願さ
れた米国特許出願シリアル番号09/082,139号Narrow Ban
d Excimer Laser with Gas Additiveと、1998年9月18日
に出願された米国特許出願シリアル番号09/157,067号Re
liable, Modular, Production Quality Narrow Band Hi
gh Rep Rate Excimer Laserと、1998年9月28日に出願さ
れた米国特許出願シリアル番号09/162,341号Line Narro
wingApparatus with High Transparency Prism Beam Ex
panderと、1998年10月2日に出願された米国特許出願シ
リアル番号09/165,593号Wavelength System for an Exc
imer Laserと、1998年12月7日に出願された米国特許出
願シリアル番号09/206,526号Wavelength Reference for
Laserと、1998年12月15日に出願された米国特許出願シ
リアル番号09/211,825号High Pulse Rate Power System
with ResonantPower Supplyと、1998年12月21日に出願
された米国特許出願シリアル番号09/217,340号Durable
Etalon Based Output Couplerと、の一部継続出願であ
り、これらの全てをリファレンスとしてここに組み入れ
る。本発明は、レーザに関し、特に狭帯域ArFエキシ
マレーザに関する。
【0002】
【従来の技術】KrFエキシマレーザ フッ化クリプトン(KrF)エキシマレーザは、集積回
路リソグラフィ産業の役に立つ光ソースに現在なってい
る。KrFレーザは、約248nmの狭帯域波長を備え
るレーザビームを作り出し、約180nmと同じくらい
小さい寸法の集積回路を作るのに使用される。フッ化ア
ルゴン(ArF)エキシマレーザは、KrFレーザと非
常に似ている。主な違いは、レーザガス混合と、出力ビ
ームのより短い波長である。基本的に、アルゴンはクリ
プトンを置換し、その結果、出力ビームの波長は193
nmである。このことにより、集積回路の寸法が約12
0nmまで更に減少する。157nmでのF2ビームに
よりパターン解像度の実質的な改良ができるので、F2
レーザは、集積回路リソグラフィ産業において長らくK
rF及びArFの後継者として認識されていた。これら
のF2レーザは、KrF及びArFエキシマレーザと多
少の変形を伴い非常に似ており、F2レーザとして作動
させるために従来技術のKrF又はArFレーザと交換
することが可能である。集積回路の製造で使用される典
型的な従来技術のKrFエキシマレーザを、図1及び図
2に示す。この従来技術のレーザのレーザチャンバの断
面を図3に示す。高電圧電源3によって動力が供給され
るパルスパワーシステム2は、電気的パルスを、放電チ
ャンバ8に配置された電極6に提供する。典型的な技術
水準のリソグラフィレーザは、約10mJ/パルスのパ
ルスエネルギで約1000Hzのパルス周波数で作動す
る。約3気圧で(約0.1%フッ素、1.3%クリプト
ン、残りはバッファガスとして作用するネオンであるK
rFレーザ用の)レーザガスは、約1000インチ/秒
の速度で電極の間の空間を介して循環する。これは、レ
ーザ放電チャンバに配置された垂直ブロワー10でなさ
れる。レーザガスは、チャンバにまた配置された熱交換
器11と、チャンバの外側に取り付けられた冷却プレー
ト(図示せず)とで冷却される。エキシマレーザの自然
のバンド幅は、線狭帯域化モジュール18によって狭帯
域化される。市販のエキシマレーザシステムは典型的に
は、システムの休止を妨害することなく迅速に交換され
うる種々のモジュールからなる。主なモジュールは以下
のものを含む: レーザチャンバモジュール 高電圧電源モジュールを備えるパルスパワーシステム 整流子モジュール及び高電圧圧縮ヘッドモジュール 出力カプラモジュール 線狭帯域化モジュール ウェーブメータモジュール コンピュータ制御モジュール ガス制御モジュール 冷却水モジュール
【0003】電極6はカソード6Aとアノード6Bとか
らなる。アノード6Bは、図3の断面に示したアノード
支持バー44によってこの従来技術の実施形態において
支持される。フローは向かって時計回りである。アノー
ド支持バー44の一つの角及び一つの端は、電極6A及
び6Bの間に流すようにブロワー10からの空気を強制
するためのガイド羽根として役立つ。この従来技術のレ
ーザにおける他のガイド羽根を、46,48及び50で
示す。穴が開けられた電流リターンプレート52は、ア
ノード6Bをチャンバ8の金属構造に接地するのを助け
る。プレートは、レーザガスフローパスに配置された大
きな穴(図3では図示せず)で穴が開けられており、電
流リターンプレートはガスフローに実質的に影響しな
い。個々のキャパシタ19のアレイからなるピークキャ
パシタは、パルスパワーシステム2によって各パルスの
前にチャージされる。電圧がピークキャパシタにビルド
アップする間、2つのプレイオン化装置56は、電極6
A及び6Bの間でレーザガスを弱くイオン化させ、キャ
パシタのチャージは約16,000ボルトに達すると
き、電極の放電は、エキシマレーザパルスを生成するよ
うに生成される。次の各パルスに関して、ブロワー10
によって生成され、約1インチ/ミリ秒の電極間のガス
フローは、1ミリ秒後に生じる次のパルスに関して丁度
良く電極間で新鮮なレーザガスを提供するのに十分であ
る。
【0004】典型的なリソグラフィエキシマレーザで
は、フィードバック制御システムは、各パルスのレーザ
エネルギを測定し、所望のパルスエネルギからの偏差の
度合いを判断し、次のパルスのエネルギが所望のエネル
ギに近くなるように電源電圧を調節するようにコントロ
ーラに信号を送信する。従来技術のシステムでは、この
フィードバック信号は、アナログ信号であり、レーザ環
境によって作り出されたノイズに曝されやすかった。こ
のノイズによって、誤った電源電圧が提供されることに
なり、続いて出力レーザパルスエネルギにおける増加の
変化を生じさせ得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらのエキシマレー
ザは、典型的には、メンテナンスのために予定されたほ
んの短い供給停止を伴って、1日24時間、1週7日
間、数ヶ月間、連続で作動することが要求される。これ
らの従来技術のレーザで経験したある問題は、過度の消
耗と、ブロワベアリングの不定期の故障である。集積回
路産業において、KrF及びArFレーザでは得られな
い集積回路の解像度を与えることができるモジュラ、高
信頼性製造ライン高品質F2レーザの必要性がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1000乃至
2000Hz又はそれ以上の範囲における繰り返し数
で、約1pm又はそれ以下の半値幅を備える10mJよ
り大きなパルスエネルギを備えるレーザパルスを作り出
すことができる、高信頼性、モジュラ、プロダクショ
ン、高品質F2エキシマレーザを提供する。本発明の好
ましい実施形態は、10乃至40ワットの範囲における
パワー出力を備える10乃至5mJの範囲におけるパル
スエネルギを備える1000乃至4000Hzの範囲で
作動しうる。照射源としてこのレーザを使用する際、ス
テッパ又はスキャナ装置は、0.1μm又はそれ以下の
集積回路解像度を作り出す。交換可能なモジュールに
は、レーザチャンバ、モジュラーパルスパワーシステム
を含む。
【0007】従来技術のエキシマレーザを超える重要な
改良が、より早いチャージを作り出すためのパルスパワ
ーユニットに提供されている。これらの改良は、増加し
たキャパシティ高電圧電源と、高電圧電源によってチャ
ージされたキャパシタから高電圧パルスを生成させ、単
一の4つのセグメントのステンレススチールロッドから
なる2次巻線を有する非常に早い電圧トランスで約23
倍にパルス電圧を増幅する改良された整流子モジュール
とを含む。(ここでは「ポット及びパン」設計と呼ぶ)
圧縮ヘッド可飽和インダクタに関する新規な設計が、要
求されるトランスオイルの量を著しく減少させ、過去で
は事故を引き起こしたオイル漏れの可能性を事実上取り
除く。
【0008】より高いパルス周波数及び改良された性能
を許容するレーザチャンバにおける改良は、単一のプレ
イオン化装置チューブの使用を含む。好ましい実施形態
では、レーザは、2つの外部プリズムのセットを使用し
てF 2157.6nmラインに調整される。第2の好ま
しい実施形態では、レーザは広帯域で作動し、157.
6nmラインは、共鳴キャビティに対して外側に選択さ
れる。第3の好ましい実施形態では、0.2pmの線幅
が、注入シードを使用して提供される。
【0009】本発明の他の実施形態は、セラミックベア
リングを含む。任意に、磁気ベアリングが利用されう
る。ベアリングの反力は、アノード支持バーのエアロダ
イナミクス曲線を提供することによって低減されうる。
他の改良は、破壊的音響衝撃波を生成するレーザチャン
バに関して音響バッフルの使用を含む。内部キャビティ
ビームライン及び出力ビームラインが完全にシールさ
れ、窒素パージされることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】第1の好ましい実施形態 本発明の好ましい実施形態を図面を参照して記載する。
【0011】モジュラーレーザ設計 本発明の好ましい実施形態の正面図を図4にそれぞれ示
す。この図は、修理、交換及びメンテナンスのためにモ
ジュールの非常に迅速な交換をすることができる特定の
発明のモジュラー特性を強調している。この実施形態の
主な特徴を、図4に示した参照番号に対応させて以下に
羅列する。 201 レーザ遮蔽 202 ガスモジュール 203 冷却水供給モジュール 204 AC/DC配電モジュール 205 制御モジュール 206 線狭帯域モジュール 207 圧縮ヘッド 208 高電圧パルス電源モジュール 209 パルス電源供給のための整流子モジュール 210 フッ化金属トラップ 211 レーザチャンバ 213 波長モジュール 214 自動シャッタ 216 出力カプラ 217 ブロワーモータ 218 フッ化金属トラップ電源 219 ステータスランプ 220 24ボルト電源 221 チャンバウィンドウ 222 ガス制御可撓性接続 224 通気ボックス
【0012】好ましい実施形態 本発明の好ましい実施形態は、図1,2及び3に記載さ
れたレーザの改良されたバージョンである。この好まし
い実施形態は以下の改良を包含する: 1)単一チューブ大型プレイオン化装置が、効果的に改
良されたより良いプレイオン化と、電極の間での改良さ
れたレーザガスフローとを提供するために、2つのチュ
ーブプレイオン化装置の従来技術の組み合わせを置換
し; 2)シリコンフリー・ファンブレードが、1片加工され
たブレードであり; 3)個体物理パルスパワーシステムが、より早い立ち上
がり時間を作り出すために修正され、より調和したパル
スを提供し、より高い電圧で改良されたレーザ効率を提
供し; 4)パルス電源装置のチャージ電圧のより精密な制御
と; 5)パルスエネルギ及びバーストエネルギのより改良さ
れた制御を提供する新しいアルゴリズムを備えたコンピ
ュータ制御プログラムと; 6)電極空間が10mmまで減少された。
【0013】チャンバ改良 単一プレイオン化チューブ 図6に示すように、単一の大型プレイオン化装置56A
で、図3に示した2つのプレイオン化装置チューブ56
を置換する。単一チューブプレイオン化装置は、199
8年2月17日に発行された米国特許第5,719,896号の
記載に従って製造され、ここにリファレンスとして組み
入れられる。出願人は、1つのプレイオン化装置だけで
十分であるだけでなく、非常に驚くべきことに2つのプ
レイオン化装置設計よりも改良された性能を提供するこ
とを発見した。この実施形態では、プレイオン化装置は
電極の上流に配置される。出願人は、1つのチューブプ
レイオン化装置が、放電の改良された空間的安定性を提
供することによってパルス間の安定性を改良すると判断
した。
【0014】いま図7を参照すると、このプレイオン化
装置は、チューブの一体化コンポーネントとしてここに
組み入れられたアンチトラッキング溝170を備えるブ
ッシング要素180を有する一体化チューブ設計を利用
する。ロッド部分145、及び、プレイオン化装置のブ
ッシング部分180のODは1/2インチである。内部
コンダクタロッド146は、7/37インチの直径を有し、
地面と接続させるためのブッシング部分を介して延びる
接続ワイヤは約1/16インチの直径である。前のプレ
イオン化装置チューブ設計は、ロッド部分が直径約1/
4インチであり、ブッシングの直径が約1インチである
という、2つ直径設計を利用した。これは、製造目的に
関して、ブッシングコンポーネントをチューブコンポー
ネントと結合させるための結合プロセスを必要とした。
一定の直径でより薄いチューブ設計は、従来の設計ルー
ルに反しており、容量をより小さくするためにイオン化
の減少を予測しうる。殆どの設計では、チューブ厚は選
択された材料の絶縁強度に依存する。当業者は、従来技
術のプレイオン化チューブ設計技術が高絶縁強度を備え
る材料を選択することであり、この容量と適合させるた
めに壁厚を決定することと認識する。例えば、サファイ
ア材料は、1200ボルト/ミルから1700ボルト/
ミルまでの範囲の絶縁強度を有することが知られてい
る。それ故、0.035インチの絶縁厚は、レーザが2
5kVで作動するならば、2の安全ファクタを提供す
る。この設計は、低容量を生み出すが、しかしながら、
レーザ作動のこの減少した容量の実際の影響は無視でき
うることを発見し、電極ギャップの幾何学的な放射の測
定は驚くべきコトに増加する。一定の直径、より薄いチュ
ーブ壁、一体化ブッシング設計のため、材料の単一ピー
スはアンチトラッキング溝170を提供するように加工
される。出願人が兆候純度材料を使用し続けても、単一
ピース構造のため、超高純度(即ち、99.9%)ポリ
クリスタル半透明酸化アルミニウムセラミックを使用す
る必要はない。ブッシング180とチューブ145との
間の一体関係を人工的に作り出すために、拡散結合のた
めに準備したチューブ幾何学の困難な表面研磨を実行す
る必要はない。実際に、高純度は材料の多孔性と同じく
らい重要な特徴ではないことは分かっている。より高多
孔性で更に絶縁強度が低下することが見いだされた。そ
の結果、市販グレードセラミックは、少なくとも99.
8%の純度を備えるのが好ましく、Coors Ceramics Com
panyによって製造されたような材料番号AD-998Eのよう
な低多孔性であり、300ボルト/ミルの絶縁強度で使
用される。以前に記載したようにそこに配置されるアン
チトラッキング溝170を有するブッシング180は、
カソードから地面160までチューブの表面に沿って軸
線方向の高電圧トラッキングを妨げるように作動する。
【0015】上述の通り、出願人は単一のプレイオン化
装置が2つのプレイオン化装置よりも劇的に良く作動す
ることを発見し、上で説明したように、第1の好ましい
実施形態は電極の上流に単一のプレイオン化装置を配置
する。出願人はまた、下流に配置された単一のプレイオ
ン化装置で実験をし、所定のブロワー速度で、この配置
が、2つのチューブ配置で上流に配置されたものよりも
実質的に良いパルスエネルギ安定性を作り出すことを発
見した。
【0016】高効率チャンバ レーザの効率を改良するためにチャンバに対して改良が
なされた。アルミナ、Al2O3を包含する単一ピースカソ
ード絶縁体55Aは、図6Aに示したように上部チャン
バ構造からカソードを絶縁する。従来技術の設計では、
8つの別々の絶縁体が、絶縁体の熱膨張ストレスのため
の絶縁体のクラッキングを回避するために必要であっ
た。この重要な改良によって、チャンバのヘッド部分
が、ピーク容量82のカソード83の間の距離を著しく
減少させることができる。ピーク容量アレイ82を形成
する個々のキャパシタ54Aは、従来技術と比較してカ
ソードにより近く水平に移動する。単一ピース絶縁体と
チャンバ構造との間の熱膨張の差を減少させるために、
上部チャンバ8Aは、アルミニウムよりもAl2O3に近い
熱膨張係数を有するASTM A3Cスチールから製造
されている。チャンバ8の底部8Bはアルミニウムであ
るが、出願人は、ASTM A3Cスチールとアルミニ
ウムとの間の熱膨張の差が問題ではないことを理解して
いる。スチールとアルミニウムの両方のパーツはニッケ
ル被覆されている。市販のリソグラフィレーザ用の従来
のカソードは、典型的には図3に示したようなカソード
支持バー53によって支持されている。この好ましい実
施形態では、カソード支持バーは削除され、カソード8
3が僅かに薄くされ、単一ピース絶縁体55Aの上に直
接取り付けられる。カソード83は、ロッド83A及び
接続ナット83Bを介して15のフィードによってピー
クキャパシタ82の高電圧側82Aに接続される。好ま
しい実施形態では、新しいアノード支持バー84Aが、
従来技術のアノード支持バーよりも実質的に大きく、ガ
スフロー領域に配置されたフィン84Bを含む。これら
の特徴の両方は、アノードの温度変動を最小にする。
【0017】金属シール 出願人は、従来技術のエラストマシールがフッ素ガスと
反応し、レーザ性能を低下させるレーザガスの汚染物を
生成することを発見した。本発明の好ましい実施形態
は、レーザチャンバを密封するために全て金属シールを
使用する。好ましい金属シールは、錫メッキインコネル
1718シールである。
【0018】モネル電流リターン及び羽根 出願人はまた、ステンレススチールの要素がまた、レー
ザガスの汚染物を生成するようにフッ素と反応すること
を発見した。それ故、この好ましい実施形態では、従来
技術のステンレススチール電流リターン構造及びガスフ
ロー羽根は、モネル電流リターン250及びモネルフロ
ー羽根252及び254と置換される。
【0019】音響バッフル 出願人は、2000Hz又はそれ以上で作動する狭帯域
エキシマレーザによって作り出されたレーザビームの質
の歪の著しい原因が、チャンバ構造の要素から電極の間
の空間に戻るように反射される1つのパルスの放電によ
って生成される音響衝撃波であり、0.5ミリ秒後に生
じる次のパルスのレーザビームを歪ませる。ここ(図6
A参照)に記載した実施形態は、レーザチャンバの両側
に角度がつけられており溝がついた音響バッフル63A
及び64Aによってこの影響を実質的に最小にする。こ
れらのバッフルは、音響エネルギの一部を吸収し、音響
エネルギの一部を電極から離れるようにレーザチャンバ
の下部領域の方へ下げるように反射させる。この好まし
い実施形態では、バッフルは、幅0.1ミル、深さ0.
3ミル、間隔0.2ミルの溝を備える金属構造に加工さ
れ、深さ0.3ミルの溝を図6Aのバッフル63で示
す。これらのバッフルは、音響衝撃波によって生じたパ
ルス品質の歪を実質的に低減させるために実際のテスト
によって示されている。
【0020】出願人はまた、音響衝撃の影響が、放電に
おけるストリーマーを減少させることによって最小にさ
れることを発見した。実際に、本発明の好ましい実施形
態において、変化は、(以前に議論した)チャンバヘッ
ドと、音響バッフルを必要としないように音響衝撃を減
少するように設計された新しいプレイオン化装置でなさ
れた。
【0021】ファン改良 本発明のこの好ましい実施形態は、従来技術のガスサー
キュレータにおける大きな改良を含んでおり、レーザの
性能を大きく改善する。これらの改良は、鑞付けなしの
ブロワーブレード構造の構築である。共鳴の影響を大幅
に低減する非対称ブレード配置と、改良されたベアリン
グである。
【0022】シリコンフリー・ファンブレード構造 出願人は、ブロワーブレード構造において一般に使用さ
れる鑞付材料がレーザチャンバにおけるSiF6の主なソー
スであることを発見した。このガスは、KrFレーザの
レーザ性能を著しく低下させるが、ArFレーザ及びF
2レーザに関しても総合的にひどいものである。出願人
はこの問題に対して4つの解決手段を確認した。第1
に、ブレード構造を、材料(この場合ではアルミニウ
ム)の固体ブロックから部分的に加工する。別の解決手
段は、部分的にブレード構造を鋳造することである。次
いで、セグメントは、新しい材料を追加することなく電
子ビーム溶接を使用して互いに溶接される。それは、ブ
レードをフレーム構造に結合させることによってブレー
ド構造を製造するのにも適しているが、この場合、結合
は従来技術の鑞付プロセスの代わりに電子ビーム溶接に
よってなされる。第4の方法は、シリコンフリーはんだ
を使用したはんだ付プロセスを使用してブレードをフレ
ーム構造に結合することである。アルミニウム6061
は、全てのコンポーネント部品のベース材料として使用
されている。次いで、これらのパーツは、はんだ付プロ
セスの前に銅メッキされる。全てのパーツが組み立てら
れるとき、ファンは次いで、真空炉内で典型的には91
%錫(Sn)及び9%亜鉛(Zn)で低温はんだを用い
て互いにはんだ付けされる。このはんだは、シリコンの
欠乏、及び、銅メッキされたアルミニウムと作用する能
力のために選択される。組立られ、はんだ付けされたフ
ァンは次いで、ニッケルめっきされる。この製造方法
は、製造が安価な非シリコンファンを生み出す。
【0023】共鳴の影響の低減 従来技術のブロワーブレード構造は、23の長手ブレー
ドと垂直なブロワーが構成されていた。これらのブレー
ドは、構造の周りで対称に取り付けられる。実質的な共
鳴の影響は、ファンパラメータと実際のレーザ性能の両
方に関して測定される。レーザビームの摂動は、ファン
の回転周波数の23倍で音響波に対応して示される。ベ
アリング性能での逆の影響はまた、ファンの回転周波数
の23倍に対応して測定される。
【0024】ファン構造設計における改良は、図14A
に示したような非対称ブレード配置を必要とする。ファ
ンブレード構造が16の個々に加工されたもので形成さ
れ、若しくは、23のブレードを備える各セグメントを
有するカートセグメントである図14Bに示したような
変形実施形態は、360°/(15×23)だけ、又は、隣接
するセグメントに対して約1°だけ各セグメントを回転
することである。ファンブレード構造製造に対する鋳造
アプローチ又は加工において比較的容易にすることがで
きる別の改良は、図14Cの320で示したようにエア
ーフォイル内にブレードを形成することである。従来技
術のブレードはスタンプされ、スタンプされたブレード
の2つの断面を314で比較して示す。318及び33
0で示された回転の方向は、ブレード構造円周を表す。
従来のブレードが均一の厚さであるのに対して、エアー
フォイル・ブレードは、周囲リード端、密集中央部、及
び、テーパー跡端を包含するテア形状プロファイルを有
する。
【0025】ベアリング改良 本発明の実施形態は、従来技術を超える別の2つの改良
ベアリングのうちの1つを使用することができる。 セラミックベアリング 本発明の好ましい実施形態は、セラミックベアリングを
包含する。好ましいセラミックベアリングは、化学合成
された潤滑油、好ましくはパーフルオロポリアルキルエ
ーテル(PFPE)で潤滑された窒化シリコンである。
これらのベアリングは、従来技術のエキシマレーザファ
ンベアリングと比較して実質的に長い寿命を提供する。
更に、ベアリング又は潤滑油のいずれも、高い反応フッ
素ガスによって著しく影響されない。
【0026】磁気ベアリング 本発明の別の好ましい実施形態は、図5に示したような
ファン構造を支持する磁気ベアリングで作られる。この
実施形態では、ファンブレード構造146を支持するシ
ャフト130は、アクティブ磁気ベアリングシステムに
よって順番に支持され、ブラシのないDCモータ130
によって駆動され、モータのロータ129及び少なくと
も2つのベアリングのロータ128がレーザキャビティ
のガス環境内に密封され、モータスタータ140と、磁
気ベアリングマグネットのコイル126がガス環境の外
側に配置される。この好ましいベアリング設計はまた、
ガス環境の外側に配置されたコイルをも有するアクティ
ブ磁気スラストベアリング124を包含する。
【0027】エアロダイナミック・アノード支持バー 図3に示したように、ブロワー10からの従来技術のガ
スフローは、アノード支持バー44によって電極6Aと
6Bとの間に流れるように付勢される。しかしながら、
出願人は、図3に示したような支持バー44の従来技術
の設計が、チャンバの振動の結果ブロワベアリングに移
動して、ブロワに実質的なエアロダイナミック反力を生
じさせることを発見した。出願人は、これらの振動力が
ブロワベアリングの摩擦の原因であり、不定期ののベア
リング故障の可能性があることを推察した。出願人は他
の設計をテストし、幾つかを図12A乃至12Eに示
し、その全てのものが長時間にわたって分配することに
よってエアロダイナミック反力を減少させ、反力は支持
バー44の端の近くでブレードが通る各時間を生じさせ
る。出願人の好ましいアノード支持バー設計のうちの一
つを図6Aに84Aで示す。この設計は、アノード温度
節約を最小にする実質的により大きな質量を有する。ア
ノード及びアノード支持バーの総量は約3.4kgであ
る。また、この設計は、アノードに追加の冷却を提供す
るフィン84Bを包含する。出願人のテストは、音響バ
ッフル及びエアロダイナミックアノード支持バーの両方
が、ガスフローが制限されるようにガスフローを僅かに
減少させ、これらの2つの改良の利用はトレードオフの
解析を含む。これらの理由に関する2つの改良は、図6
Aに示すが、図6にはない。
【0028】パルスパワーシステム 4つのパルスパワーモジュールの機能的記載 好ましいパルスパワーシステムが、図8A及び8Bに示
したような4つの別々のモジュールに製造され、各々が
エキシマレーザシステムの重要なパーツとなり、各々は
パーツ故障又は通常予防メンテナンスプログラムの間の
発生の際に迅速に置換することができる。これらのモジ
ュールは出願人によって設計された、高電圧電源モジュ
ール20、整流子モジュール40、圧縮ヘッドモジュー
ル60、及び、レーザチャンバモジュール80である。
【0029】高電圧電源モジュール 高電圧電源モジュール20は、ソース10から300ボ
ルトDCに208ボルト3相プラントパワーを変換する
ために300ボルト整流器22を包含する。インバータ
24は、100kHz乃至200kHzの範囲で、整流
器22の出力を高周波数300ボルトパルスに変換す
る。周波数及びインバータ24の周期は、システムの究
極的な出力パルスエネルギのコース規則を提供するため
に、HV電源制御ボード21によって制御される。イン
バータ24の出力は、ステップアップトランス26にお
いて約1200ボルトまでステップされる。トランス2
6の出力は、標準的なブリッジ整流器回路30及びフィ
ルタキャパシタ32を有する整流器28によって120
0ボルトDCに変換される。回路30からのDC電気的
エネルギは、図8Aに示したようにインバータ24のオ
ペレーションを制御するHV電源制御ボード21によっ
て指示されるように整流子モジュール40においてキャ
パシタ42をチャージする8.1μFC0をチャージす
る。HV電源制御ボード21内のセットポイントは、レ
ーザシステム制御ボード100によって設定される。
【0030】読者は、図8Aに示したようなこの実施形
態において、レーザシステムに関するパルスエネルギ制
御が電源モジュール20によって提供されることに注意
すべきである。整流子40及び圧縮ヘッド60における
電気回路は、2000回/秒のレートで電気的パルスを
形成し、パルス電圧を増幅し、パルスの間の時間で圧縮
させるために電源モジュール20によってチャージキャ
パシタ42にストアされた電気的エネルギを利用するた
めに単に役に立つ。この制御の例として、図8Aは、制
御ボード100におけるプロセッサ102が、充電サイ
クル中、固体物理スイッチ46によって下流回路から絶
縁される充電キャパシタ42に正確に700ボルト提供
するための電源を制御することを示す。スイッチ46の
クロージャーの近くにある整流子40及び圧縮ヘッド6
0における電気回路は、制御ボード100におけるプロ
セッサ102によって決定される必要がある正確なエネ
ルギで次のレーザパルスを提供するために必要な電極8
3及び84にわたって、キャパシタ42にストアされた
電気的エネルギを正確な電気的放電パルスに非常に迅速
に且つ自動的に変換する。
【0031】整流子モジュール 整流子モジュール40は、C0チャージキャパシタ42
を有し、この実施形態では、8.1μFの総容量を提供
するために並列に接続されたキャパシタのバンクであ
る。電圧分割器44は、電気的パルスに形成され、整流
子40及び圧縮ヘッド60に圧縮され及び増幅されたと
き、ピークキャパシタ82と、電極83及び84に所望
の放電電圧を作り出す電圧(「制御電圧」と呼ぶ)にキ
ャパシタ42のチャージを制限するように制御ボード2
1によって使用されるHV電源制御ボード21に対して
フィードバック電圧信号を提供する。
【0032】(2000Hzパルス/秒のパルス周波数
で約3ジュール及び16,000ボルトのレンジで電気
的パルスを提供するように設計された)この実施形態で
は、(図8F1に示したような)約250マイクロ秒
が、800ボルトまで充電キャパシタ42をチャージす
るために電源20に関して要求される。それ故、整流子
制御ボード41からの信号が、充電キャパシタC0にス
トアされた3ジュールの電気エネルギを16,000ボ
ルトに変換する非常に早いステップを示す固体物理スイ
ッチ44を閉じるとき、所望の電圧で十分に充電され、
安定する。この実施形態に関して、固体物理スイッチ4
6は、IGBTスイッチであるけれども、SCRs、G
TOs、MCTs等のような他のスイッチ技術も使用可
能である。600nHチャージインダクタ48は、スイ
ッチ46がC0充電キャパシタ42を放電するように閉
じている間、スイッチ46を介して電流を一時的に制限
するように固体物理スイッチ46と直列である。
【0033】パルス生成ステージ 高電圧パルスパワー生成の第1ステージは、パルス生成
ステージ50である。パルスを生成するために、充電キ
ャパシタ42のチャージは、IGBTスイッチ46を閉
じることによって図8F2に示すように約5μ秒の時点
でC18.5μFキャパシタ52にスイッチされる。
【0034】圧縮の第1ステージ 可飽和インダクタ54は、キャパシタ52にストアされ
た電圧を初期状態としてオフに保持し、次いで、圧縮6
1の第1のステージに関して、図8F3に示したよう
に、約550nsの間の遷移時間で、1:23ステップ
アップパルストランス56を介してキャパシタ52から
p-1キャパシタ62までチャージの移動をすることが
できる飽和状態になる。
【0035】パルストランス56の設計を以下に示す。
パルストランスは、700ボルト17,500アンペア
550nsパルスレートを16,100ボルト760ア
ンペア55nsパルスに非常に効果的に遷移し、圧縮ヘ
ッドモジュール60においてCp-1キャパシタバンク6
2に非常に一時的にストアされる。
【0036】圧縮ヘッドモジュール 圧縮ヘッドモジュール60は更にパルスを圧縮する。 圧縮の第2ステージ (約125nH可飽和インダクタンスを備える)Lp-1
可飽和インダクタ64は、おおよそ550nsの間、1
6.5nFCp-1キャパシタバンク62に電圧をオフに
保持し、次いで、レーザチャンバ80の頂部に配置され
た16.5nFCpピークキャパシタ82で(約100
ns)Cp-1にチャージを流すことができ、電極83及
び84、及び、プレイオン化装置56Aと並列に電気的
に接続される。Cpピークキャパシタ82をチャージす
るための550ns長パルスの100ns長パルスへの
この変換により、図8Aの65に示したような圧縮の第
2及び最後のステージを作ることができる。
【0037】レーザチャンバモジュール 約100ns後、チャージは、レーザチャンバモジュー
ル80の一部として頂部に取り付けられたピークキャパ
シタ82に流れはじめ、ピークキャパシタ82の電圧
は、約14,000ボルトに達し、電極間で放電をはじ
める。最後の約50nsの放電の間、エキシマレーザの
光学的共鳴チャンバ内でレイジングが生じる。光学共鳴
チャンバは、図8Aの86として示された2つのプリズ
ム波長セレクタ及びR−maxミラーと一緒に、出力カ
プラ88によってこの例では包含されるライン選択パッ
ケージ86によって構成される。このレーザパルスは、
狭帯域であり、20乃至50ns、約10mJの157
nmパルス、2000パルス/秒までの繰り返し数であ
る。パルスはレーザビーム90を構成し、ビームのパル
スは、図8Aに全て示したようなフォトダイオード92
によってモニタされる。
【0038】パルスエネルギの制御 フォトダイオード92からの信号は、制御ボード100
のプロセッサ102に転送され、プロセッサは、このエ
ネルギ信号と、次の及び/又は更なるパルスに関するコ
マンド電圧を設定するために(パルスエネルギ制御アル
ゴリズムと名付けられた後の項で議論するような)好ま
しくは他の歴史的なパルスエネルギデータとを使用す
る。好ましい実施形態では、レーザは(約0.1秒のデ
ッドタイムで区切られ2000Hzで100パルス0.
5秒バーストするような)一連の短いバーストで作動
し、制御ボード100のプロセッサ102は、パルス間
のエネルギ変化を最小にするように、また、バースト間
のエネルギ変化を最小にするように次のパルスに関して
制御電圧を選択するために他の歴史的パルスプロファイ
ルデータと一緒にバーストにおける全ての前のパルスの
エネルギ信号と一緒に最も近いパルスエネルギ信号を使
用する特定のアルゴリズムでプログラムされる。この計
算は、約35μsの間、このアルゴリズムを使用して制
御ボード100のプロセッサ102によって実行され
る。レーザパルスは、図8F3に示されたIGBTスイ
ッチ46のT0発火に続く約5μS生じ、約20μsは
レーザパルスエネルギデータを修正するために要求され
る。(スイッチ46の発火の開始をT 0と呼ぶ。)従っ
て、新しい制御電圧値はかくして、(2000Hzで発
火期間が500μsである)前のパルスに関してIGB
Tスイッチ46の発火の後、約70ミリ秒(図8F1に
示したように)準備される。エネルギ制御アルゴリズム
の特徴を以下に記載し、米国特許出願第09/034,870号に
より詳細が記載されており、ここにリファンレンスとし
て組み入れる。
【0039】エネルギ回収(Recovery) この好ましい実施形態は、前のパルスからのチャージキ
ャパシタ42への過剰なエネルギを回収する電気回路を
提供する。この回路は不用なエネルギを実質的に減少さ
せ、レーザチャンバ80にリンギング後、事実上除去す
る。
【0040】エネルギ回収回路57は、エネルギ回収イ
ンダク58及びエネルギ回収ダイオード59を包含し、
図8Bに示したようにC0チャージキャパシタ42にわ
たって直列に接続される。パルスパワーシステムのイン
ピーダンスがチャンバのそれに精密に適合せず、チャン
バインピーダンスがパルス放電中に種々のオーダーで変
化するので、否定的な挙動「反射」は、チャンバからパ
ルス生成システムのフロントエンドの方に戻るように広
がるメインパルスから生成される。過剰エネルギが、圧
縮ヘッド60及び整流子40を介して戻るように広げら
れた後、スイッチ46は、コントローラによってトリガ
信号の除去のために開けられる。エネルギ回収回路57
は、ダイオード59によってインダクタ58における電
流の反転に対して固定されるような(L−C回路のリン
ギングの半分の回路がジャージキャパシタ42及びエネ
ルギ回収インダクタ58から作られる)共鳴フリーホイ
ーリングを介してチャージキャパシタ42に負電圧を生
成する複数の反射を反転させる。得られる結果は、チャ
ンバ80から反射された実質的に全てのエネルギが、各
パルスから回収され、次のパルスに関して利用されうる
ように準備された正チャージとしてチャージキャパシタ
42にストアされることである。図8F1、2及び3
は、キャパシタC0,C1,Cp-1及びCpのチャージを示
すタイムラインチャートである。チャートはC0のエネ
ルギ回収のプロセスを示す。
【0041】磁気スイッチバイアス 可飽和インダクタで使用される磁気材料の完全なB−H
曲線スイングを完全に利用するために、DCバイアス電
流は、各インダクタがその時逆に飽和しているならば、
パルスがスイッチ46を閉じることによって初期化され
る。
【0042】整流子可飽和インダクタ48及び54の場
合では、これは、インダクタを介して(通常のパルス電
流フローの方向と比較して)後ろの方におおよそ15A
のバイアス電流フローを提供することによって達成され
る。このバイアス電流は、絶縁インダクタLB1を介し
てバイアス電流ソース120によって提供される。実際
の電流フローは、整流子の接地を介して、パルストラン
スの1次巻線を介して、可飽和インダクタ54を介し
て、可飽和インダクタ48を介して、矢印B1によって
示されたようなバイアス電流ソース120に戻るように
絶縁インダクタLB1を介して電源から移動する。
【0043】圧縮ヘッド可飽和インダクタの場合では、
おおよそ5Aのバイアス電流B2が、絶縁インダクタL
B2を介して第2のバイアス電流ソース126から提供
される。圧縮ヘッドで、電流は分裂し、大多数のB2−
1は可飽和インダクタLp−1 64を介して進み、第
2のバイアス電流ソース126に戻るように絶縁インダ
クタLB3を介して戻る。電流B2−2のより少ない部
分は、圧縮ヘッド60及び整流子40と接続するHVケ
ーブルを介し、グランドに対するパルストランス2次巻
線を介し、第2のバイアス電流ソース126に戻るよう
にバイアス抵抗を介して、戻るように移動する。この第
2の小さな電流は、パルストランスをバイアスするのに
使用され、それはまたパルスオペレーションに関してリ
セットされる。それそれ二股に分裂する電流の量は、各
パスにおける抵抗によって決定され、各パスがバイアス
電流の正しい量を受けるように故意に調整される。
【0044】電流の方向 この実施形態では、我々は、システムを介して標準の3
相電源10から電極、及び「順方向」として電極84を
超えてグランドにパルスエネルギを流し、この方向を順
方向とする。我々が、順方向伝導である可飽和インダク
タのような電気的コンポーネントに言及するとき、我々
は、それが電極に向かう方向で「パルスエネルギ」を導
くように飽和するようにバイアスすることを意味する。
それが逆方向伝導であるとき、チャージキャパシタに向
かって電極から離れる方向でエネルギを導くように飽和
するようにバイアスされる。システムを介する電流(又
は電子の流れ)の実際の方向は、あなたがシステムの何
処にいるかに依存する。混乱の原因の可能性としてこれ
を除去するためにいま電流の方向を説明する。
【0045】図8A及び8Bを参照すると、この好まし
い実施形態では、C0キャパシタ42は、(例えば)+
700ボルトにチャージされ、スイッチ46が閉じたと
き、電流はC1キャパシタ52に向かう方向でインダク
タ48を介してキャパシタ42から流れる(電子は実際
は反対の方向に流れることを意味している)。同様に、
電流はグランドに向かってパルストランス56の1次側
を介してC1キャパシタ52から流れる。従って、電流
及びパルスエネルギの方向は、チャージキャパシタ42
からパルストランス56まで同じである。「パルストラ
ンス」と題した後の項目で説明するように、パルストラ
ンス56の1次ループと2次ループの両方における電流
はグランドに向かう。結果として、(放電の(典型的に
は約80%)の主な部分を表す)放電の最初の部分の
間、パルストランス56と電極との間の電流はトランス
56に向かう電極から離れるような方向である。それ
故、主な放電の間、電子の流れの方向は、グランドか
ら、インダクタ64を介して一時的にCp-1キャパシタ
62に、一時的にCpキャパシタ82に2次パルストラ
ンス56を介し、インダクタ81を介し、放電プラズマ
を介して(放電カソードと呼ばれる)電極84を介し、
電極83を介し、グランドに戻るような方向である。従
って、主な放電中、パルストランス56と電極84及び
83の間で、電子はパルスエネルギと同じ方向に流れ
る。放電の主な部分をすぐに流し、電流及び電子の流れ
は反転し、逆の電子の流れは、接地された電極84を介
して、電極83に対して電極間の放電空間を介して、ト
ランス56からグランドまで回路を介して戻るように、
グランドから流れる。トランス56を介して逆の電子の
流れの経路は、図8F2に質的に示したような最終的に
負のC0にチャージするように(メインパルスの電流と
同じ方向で)パルストランス56の「1次」側を介して
グランドからの電子の流れを伴うトランス56の「1
次」ループにおける電流を作り出す。C0の負のチャー
ジは、上述の「エネルギ回収」と名付けた項目で説明し
たように、図8F2に示したように反転する。
【0046】パルスパワーコンポーネントの詳細な説明 電源 好ましい実施形態の電源部分の更に詳細な回路図を図8
Cに示す。図8Cに示したように、整流器22は、15
0ボルト乃至−150ボルトDC出力のパルスを備える
6パルス相制御整流器である。インバータ24は、実際
には3つのインバータ24A,24B及び24Cであ
る。インバータ24B及び24Cは、8.1μFC0
ャージキャパシタ42の電圧がコマンド電圧より低い5
0ボルトのとき、ターンオフされ、インバータ24A
は、C042の電圧がコマンド電圧を僅かに超えると
き、ターンオフされる。このプロシージャは、チャージ
の終わり付近のチャージレートを減少させる。セットア
ップトランス26A,26B及び26Cは、7kwで各
々作動し、電圧を1200ボルトACに変換する。
【0047】3つのブリッジ整流器回路30A,30B
及び30Cを示す。HV電源制御ボード21は、12ビ
ットディジタルコマンドをアナログ信号に変換し、それ
をC 0電圧モニタ44からのフィードバック信号45と
比較する。フィードバック電圧がコマンド電圧を超える
とき、インバータ24Aを上述のようにターンオフし、
電源内にストアされたエネルギを消失させるためにQ2
スイッチ34を閉じ、電源に更なるエネルギが残らない
ようにQ3絶縁スイッチ36を開け、C0の電圧がコマ
ンド電圧と等しくなるまでC042の電圧を絞るように
落とすようにQ1ブリードスイッチ38を閉じる。その
時、Q1を開ける。
【0048】整流子及び圧縮ヘッド 整流子40及び圧縮ヘッド60の主なコンポーネントを
図8A及び8Bに示し、システムのオペレーションに関
して上で議論した。この項では、我々は整流子の製造の
詳細について記載する。
【0049】固体物理スイッチ この好ましい実施形態では、固体物理スイッチ46は、
ペンシルベニア州YoungwoodのオフィスのPo
werex,Inc.によって提供されるP/NCM 1000 H
A-28H IGBTスイッチである。
【0050】インダクタ インダクタ48,54及び64は、米国特許第5,448,58
0号及び第5,315,611号に記載されたものと同様な可飽和
インダクタである。好ましい可飽和インダクタの設計の
平面図及び断面図を図8G1及び8G2にそれぞれ示
す。この実施形態のインダクタでは、301,302,
303及び304のような金属片を除外するフラックス
を、インダクタにおける漏れフラックスを低減させるた
めに図8G2に示すように加える。このインダクタに対
する電流の入力は、キャパシタ62にも接続されたバス
に対して305でのスクリュー接続である。電流は、垂
直な導体を介して4.5ループをなす。位置305か
ら、電流は、1Aと名付けた中央の大きな直径の導体を
下がって進み、1Bと名付けた周囲の6つの小さな導体
を上がり、2Aを下がり、2Bを上がり、全てのフラッ
クス除外要素を下がり、3Bを上がり、3Aを下がり、
4Bを上がり、4Aを下がり、電流は位置306に出
る。ハウジング64Aのようなポットは、高電圧電流リ
ードとして役立つ。可飽和コンダクタの「ふた(li
d)」64Bはテフロンのような電気的に絶縁材料を包
含する。従来技術のパルスパワーシステムでは、オイル
絶縁電気的コンポーネントからのオイル漏れが問題であ
った。この好ましい実施形態では、オイル絶縁コンポー
ネントは、可飽和インダクタに対して制限され、オイル
は、上述したような高電圧接続出力リードである金属ハ
ウジング64Aを包含するポット状のオイルに包含され
る。全てのシール接続は、オイル漏れの可能性を実質的
に除去するためにオイルレベルの上に配置される。例え
ば、インダクタ64における最低のシールを図8G2の
308に示す。フラックス除去金属コンポーネントがイ
ンダクタを介して電流パスの中央にあるので、電圧は、
フラックス除去金属パーツと他のターンの金属ロッドと
の間の空間を安全にオフに保持する際に下げることがで
きる。フィン370は、熱除去を増加させるために提供
される。
【0051】キャパシタ キャパシタバンク42,52及び62は、市場で入手可
能な在庫がある並列に接続されたキャパシタのバンクを
全て包含する。これらのキャパシタは、ジョージア州S
myrnaにオフィスがあるMurataのようなサプ
ライヤから入手可能である。キャパシタ及びインダクタ
を接続する出願人の好ましい方法は、へ異国特許第5,44
8,580号に記載されたのと同様な仕方で厚手のニッケル
被覆された銅リードを有する特定のプリント回路基板の
正及び負のターミナルに対してそれらをはんだ又はボル
トでとめることである。
【0052】パルストランス パルストランス56はまた、米国特許第5,448,580号及
び第5,313,481号に記載されたパルストランスと同様で
あるが、この実施形態のパルストランスは、2次巻線及
び23の別々の1次巻線の内側に一回まわるだけであ
る。パルストランス56の図面を図8Dに示す。23の
1次巻線の各々は、図8Dの底端に沿って示したよう
に、プリント回路基板56Bの正及び負のターミナルに
ボルトで取り付けられた(各々がねじ山がつけられたボ
ルト穴を備えるフラット端を備える)2つのフランジを
有するアルミニウムスプール56Aを有する。絶縁体5
6Cは、隣接するスプールの負のターミナルから各スプ
ールの正のターミナルを分離する。スプールのフランジ
の間は、約1/32インチの壁厚を備え、外径0.87
5長さ1 1/16の中空シリンダである。スプールは、絶縁
されたMetglas(商標)ラッピングの外径が2.
24インチになるまで、1インチ幅の0.7ミル厚のM
etglas(商標)2605S3A及び0.1ミル厚
のマイラーフィルムで包まれる。一つの1次巻線を形成
する単一包囲スプールの斜視図を図8Eに示す。
【0053】第2のトランスは、電気的ガラスのチュー
ブを絶縁するきつい取り付けに取り付けられた単一のス
テンレススチールロッドである。巻線は、図8Dに示し
たような4つの部分である。図8Dの56Dに示したよ
うな第2のステンレススチールは、56Eでプリント回
路基板56Bのグランドリードに接地され、高電圧ター
ミナルを56Fとして示す。上述のように、1次巻線の
+ターミナルと−ターミナルとの間の700ボルトパル
スが、1乃至23ボルトトランスに関して第2の側のタ
ーミナル56Fでマイナス16,100ボルトパルスを
生成する。この設計は、非常に早い出力立ち上がり時間
を許容する非常に低い漏れインダクタンスを提供する。
【0054】レーザチャンバパルスパワーコンポーネン
ト Cpキャパシタ82は、レーザチャンバ圧力ベッセルの
頂部に取り付けられた28の0.59nfキャパシタの
バンクを包含する。電極83及び84はそれぞれ、約
0.5乃至1.0インチだけ間隔が隔てられた約28イ
ンチ長の固体ブラスバーである。この実施形態では、頂
部電極83はカソードであり、底部電極84は、図8A
に示したようにグランドに接続される。
【0055】圧縮ヘッド取り付け 本発明のこの好ましい実施形態は、図8H1及び8H2
に示した圧縮ヘッド取り付け技術を含む。図8H1は、
電極83及び84に関して圧縮ヘッドモジュール60の
位置を示すレーザシステムの側面図である。この技術
は、圧縮リードチャンバ接続に関するインピーダンスを
最小にするように設計され、同時に圧縮ヘッドの迅速な
交換を容易にする。図8H1及び8H2に示したよう
に、接地は、図8H1の81A及び図8H2の81Bに
示したように圧縮ヘッドの背面に沿っておおよそ28イ
ンチ長のスロットタブ接続でなされる。スロットタブの
底部は、可撓性フィンガーストック81Cで取り付けら
れる。好ましいフィンガーストック材料は、Multi
lam(登録商標)と言う名前で売られている。
【0056】高電圧接続は、可飽和インダクタ64の6
インチ直径スムース底部と、図8H1の89での可撓性
フィンガーストックのメイトアレイとの間でなされる。
上記のように、好ましいフィンガーストック材料はMu
ltilam(登録商標)である。この配置により、修
理又は予防メンテナンスのための圧縮ヘッドモジュール
の交換を約5分ですることができる。
【0057】ガス制御モジュール この好ましい実施形態は、フッ素モニタの使用をせずに
選択したスイートスポット内にオペレーションをするこ
とができるフッ素制御システムである。この実施形態
は、図16に対するリファレンスによって記載されう
る。
【0058】フッ素欠乏 レーザチャンバ1は約20.3リットルのレーザガスを
包含する。上述のように名目上、組成は0.1パーセン
トフッ素であり、残りは約4気圧の圧力でヘリウムであ
る。0.1パーセントフッ素は、0.0023リットル
又は、4気圧での2.3ミルのフッ素の体積を表す。レ
ーザチャンバのフッ素の名目上の質量は、約110mg
である。純粋なフッ素の分圧は約411Paであり、純
粋フッ素(1%フッ素混合の約41kPaに対応す
る)。(リソグラフィレーザに関して典型的である)約
40%の装荷率でのレーザオペレーションでの通常の作
動中、フッ素は約4.5mg/時間の速度で欠乏する
(これは1時間あたりのチャンバー内のフッ素の約4%
に対応する)。純粋なフッ素の分圧に関して、フッ素の
この通常の欠乏速度は、約16Pa/時間である。1%
フッ素ガス混合を使用してこの欠乏を補うために、約
1.6kPa/時間と等しい混合の体積をチャンバに追
加しなければならない。
【0059】レーザに関するフッ素欠乏速度は、少しも
一定ではない。レーザファンが作動しているがレイジン
グが起こっていないならば、フッ素欠乏速度は、おおよ
そ半分カットされる。ファンがシャットダウンしている
ならば、フッ素欠乏速度は、約1/4までカットされ、
40%装荷率欠乏速度になる。100%装荷率で、欠乏
速度は、40%装荷率欠乏速度の約2倍である。
【0060】ガス交換 上述のプロセスは基本的には、殆ど連続的に欠乏したフ
ッ素を置換する。フッ素ガスソースはたった1%フッ素
であるので、それはまた殆ど連続的にチャンバのHeの
一部を置換する。さもなければ、たとえレーザガスの一
部が実質的に連続的に置換されたとしても、このモード
の作動は、レーザの効率を低減させるレーザガスの汚染
物質のビルドアップを生じさせる。効率のこの低減は、
所望のパルスエネルギを維持するために、電圧の増加及
び/又はフッ素濃度の増加を要求する。この理由から、
従来技術のシステムでの通常の実施は、実質的に完全な
ガス交換をするためにレーザを周期的にシャットダウン
することが提案されていた。この実質的に完全なガス交
換は、再補給と呼ぶ。これらの期間は、再補給の間10
0,000,000パルスのようなレーザパルスの数に
基づいて決定され、再補給時間は、最後の再補給又はパ
ルス及びカレンダー時間の組み合わせ以後のカレンダー
時間に基づいて決定される。また、再補給時間は、特定
のフッ素濃度で所望の出力を必要とするチャージ電圧の
大きさによって決定されうる。好ましくは、再補給後、
「スイートスポット」に関する新しいテストが実行され
るべきである。また、補給の間周期的に、スイートスポ
ットテストが実行されるべきであり、スイートスポット
が変化したならば、オペレータは何処が新しいスイート
スポットなのか知りうる。
【0061】再補給は、以下に示すように図16に示し
たシステムを使用して成し遂げられ得る。バルブ51
0,506,515,512,517及び504が閉じ
ており、バルブ506及び512が開いており、真空ポ
ンプ513が開いており、レーザチャンバは13kPa
いかの絶対圧力まで下げられる。(直接ポンプ引線が、
迅速な引きをするために、チャンバ1と真空ポンプ51
3との間に提供されうる。)バルブ512は閉じてい
る。バルブ516は開いており、バッファガスボトル5
16からの100%Heバッファガスがチャンバを満た
すために50℃で262kPaに等しい圧力までチャン
バに加えられる。(この20.3リットルレーザチャン
バに関して、温度補正は、50℃からのチャンバ温度偏
差に関して1kPa/℃のΔP/ΔT補正を使用して近
似されうる。そのためチャンバ温度が23℃ならば、そ
れは247kPaまで満たされる。)バルブ517は閉
じており、バルブ515は開いており、1%Fl、99
%Heの混合の量がチャンバを満たすために、50℃で
290kPaと等しい圧力までハロゲンリッチガスボト
ル514からチャンバに加えられる。(温度補正がなさ
れるべきであることに注意する。)これは、おおよそ
0.1%Fl及び99%Heのチャンバにおけるガス混
合を提供する。チャンバが約50℃まで加熱されると
き、圧力は約4気圧である。
【0062】N2パージシステム O2は157mn光を強く吸収するので、O2をビームパ
スから除去しなければならない。出願人は、従来技術の
システムを超える大幅に改良されたN2パージシステム
を開発した。チャンバの外側にあるレーザに関する全て
の光学コンポーネントは窒素でパージされる。この窒素
システムは、大気圧を超えた約10パスカルだけでレー
ザの作動中での圧力で作動される。この小さな圧力差
が、光学コンポーネントの圧力歪の影響を除去するのに
好ましい。パージされたコンポーネントは、線狭帯域化
モジュール、出力カプラ、ウェーブメータ及びシャッタ
アセンブリを含む。
【0063】シールは、内径1/16インチチューブ、長さ
約6フィートで接続される全ての潜在的な漏れサイト出
力ポートで提供される。出力ポートを介するフローは、
パージシステムの適当な機能を保証するために監視され
る。内径1/16インチ、長さ6フィートのチューブを介し
て約4リットル/分の好ましいフロー速度が、所望のN
2圧力差に対応するための好ましいフロー速度である。
【0064】レーザコンポーネント冷却 1000乃至2000Hzの過剰の繰り返し数での作動
に特別に役立つ本発明の好ましい実施形態は、エキシマ
レーザを冷却するための図13に示した一意的な冷却技
術を含む。
【0065】レーザのコンポーネントは、図13及び4
Aの224で示したような穴に取り付けられたブロワー
によって作り出された僅かな真空で内側に維持された周
囲240に包含される。キャビネットは、キャビネット
の頂部付近にフィルタされた取り入れポート241と、
ガスケットドアの周りのような小さな漏れソースとを包
含し、レーザ包囲を介してルームエアーの流れは約20
0立方フィート/分であり、レーザの熱生成コンポーネ
ントによって作り出された熱を除去するのに殆ど十分で
はない。(100%装荷率でおおよそ12kwの)レー
ザによって作り出された不用な熱の大部分(おおよそ9
0%)は、図13に示したように冷たい水システムによ
って除去される。
【0066】この実施形態では、レーザの大部分の熱ソ
ースは、高電圧電源20,整流子40、圧縮ヘッド6
0、及びレーザチャンバ80である。チャンバに関し
て、冷却された熱交換器の水がチャンバ内に配置され、
熱は循環レーザガスから冷却水による熱交換器に転換さ
れる。別の熱交換器(図示せず)がチャンバの外側表面
に取り付けられる。大部分の熱生成コンポーネント冷却
水の残りは、コンポーネントの位置にパイプ輸送され、
1又はそれ以上のファンは、図13に示したようなコン
ポーネントに水−空気熱交換器を介して空気を付勢す
る。圧縮ヘッドに関して、循環は示したように包含され
るが、HVPS及び整流子に関して、次いで包囲の他の
部分を介して、熱交換器に戻るように再循環する前に、
他のコンポーネントをまた冷却するように循環はコンポ
ーネント上である。分割パン242及び243は、オー
プン加熱矢印244から穴224によって示されるパス
を介してフィルタ241から一般的な換気空気を案内す
る。
【0067】この冷却システムは、水の供給線を除いて
ダクトはなく、熱交換器は内部にあり、且つレーザチャ
ンバに取り付けられ、レーザコンポーネントに接続され
る水の供給線はない。(レーザチャンバではない)全て
のコンポーネントが包囲内部について吹かれた空気によ
って冷却され、コンポーネントを取り付け交換すると
き、中断させる冷却接続はない。また、ダクトの必要性
の欠如が利用可能なコンポーネント及び包囲の内部の作
業スペースを著しく増大させる。
【0068】パルスエネルギ制御アルゴリズム オペレーションのモード−チップリソグラフィ 本発明の実施形態は、新しいアルゴリズムを備えるコン
ピュータ制御プログラムを含み、パルスエネルギ及び総
バーストエネルギにおける従来技術の変化を実質的に減
少させる。改良された装置及びソフトウェア、エネルギ
シグマ及びバースト量変化を減少させる好ましいプロセ
スを以下に記載する。
【0069】この明細書の従来技術の項目で述べたよう
に、バーストモードは、リソグラフィ製造集積回路にお
けるステッパ加工の光ソースとして使用されるエキシマ
レーザの作動の典型的なモードである。このモードで
は、レーザは、ウェハの一部を照射するために110パ
ルス生成するために約110ミリ秒間1000Hzの周
波数でパルスの「バースト」を作り出すように作動す
る。バースト後、ステッパは、ウェハ及びマスクを移動
させ、典型的には数分の1秒かけていったん移動が完了
したならば、レーザは他の110パルスバーストを生成
する。かくして、通常のオペレーションは、数分の1秒
のデッドタイムの後に続く約110ミリ秒のバーストで
ある。種々の時間で、他のオペレーションが実行できる
ように、より長いデッドタイム時間が提供されうる。こ
の基本的なプロセスが、典型的には1日当たり数百万の
バーストを作り出すレーザで、1日24時間、1週7日
間、数ヶ月間連続する。上記のバーストモードにおい
て、ウェハの各部分が各バーストにおいて同じ照射エネ
ルギを受けることが通常は重要である。またチップメー
カは、パルス間の変化が最小にされることを望む。
【0070】本発明のこの好ましい実施形態は、各パル
ス(パルスN−1)のエネルギを監視し、次いで、以下
の結果に基づいて次のパルス(パルスN)のエネルギを
制御する装置及びソフトウェアでこれらの目的を達成す
る: 1)パルスN−1の測定されたエネルギと、目標パルス
エネルギとの比較 2)パルスN−1を介してバーストの蓄積された量と、
パルスN−1を介した目標パルス量との比較。
【0071】典型的なF2エキシマレーザでは、我々
は、バーストの最初の30乃至40msのエネルギが、
レーザガスの遷移の影響のため残りのバーストよりも典
型的には安定しないことを議論してきた。最初のパルス
から約40ms後、一定電圧でパルスエネルギが比較的
一定である。これらの早い動揺を処理において、出願人
は、バーストを2つの賢明な領域に分割した;(例えば
40パルスのような、多数の早めのパルスからなる)第
1の領域を「K」領域と呼び、(K領域に続くパルスか
らなる)第2の領域を、出願人はこの明細書では「L」
領域と呼ぶ。
【0072】本発明のこの実施形態は、パルスエネルギ
制御のために従来技術のエキシマレーザ装置を利用す
る。各バーストの各パルスのパルスエネルギは、図8A
に示したようなフォトダイオードによって測定される。
このフォトダイオードの全体の応答時間、及びそのサン
プル、及び回路をリセットするのに要求される時間を含
む保持回路は、500ミリ秒よりも実質的に短い。各々
のおおよそ15nsパルスから生じる蓄積信号は、パル
スがオーバーした後、数ミリ秒ストアされ、この信号は
6回読み込まれ、平均は、パルスが始まった後、おおよ
そ1.0ミリ秒コンピュータコントローラ22によって
ストアされる。バーストの前の個々のパルスの全ての蓄
積されたエネルギは、バーストドーズ値として呼ばれ
る。コンピュータコントローラは、目標パルスエネルギ
と、パルスN+1に関する高電圧を特定するためのバー
ストドーズ値と一緒にパルスNのパルスエネルギを表す
信号を利用する。この計算は、約200ミリ秒要する。
N+1に関する高電圧の値が決定されたとき、コンピュ
ータコントローラは、数マイクロ秒かかるパルスN+1
に関するチャージ電圧を確立する図8Aに示したような
高電圧電源の高電圧コマンド(VCMD)に信号を送信
する。コンピュータコントローラは、特定の電圧までキ
ャパシタC0をチャージアップさせるために高電圧電源
を命令する。(2000Hzを超える高繰り返し数で
は、計算が完了する前に、チャージを開始するためにそ
れが望まれうる。)パルスNからのトリガ信号後、それ
が0.5ミリ秒で図2に示したようなトリガ回路13か
らパルスN+1に関するトリガ信号を受信するとき、チ
ャージが約250マイクロ秒を要し、C0は完全にチャ
ージされ準備完了する。トリガ信号では、キャパシタC
0は、約5マイクロ秒の時間にわたって図8Bに示した
磁気圧縮回路内にそのおおよそ700ボルトを放電し、
パルスは、約10mJのレーザパルスを約15nsの継
続時間作り出す約100nsにおいて電極6を横切って
放電する約16,100ボルトのキャパシタCpに放電
電圧を与えるために磁気圧縮回路によって圧縮され且つ
増幅される。
【0073】好ましいアルゴリズム バーストモードの作動のとき実質的に望ましいパルスエ
ネルギを達成するためにチャージ電圧を調整するための
特別好ましいプロセスを以下に記載する。プロセスは、
2つの電圧調整アルゴリズムを利用する。第1のアルゴ
リズムは、最初の80パルスに適用し、KPIアルゴリ
ズムと呼ばれる。PIアルゴリズムと呼ばれる第2のア
ルゴリズムは、パルス番号40より後のパルスに適用す
る。80番目より後のこの時間をここではバーストの
「L領域」と呼ぶ。イニシャル「PI」は「比例積分
(Proportional Integral)」のことであり、「KP
I」の「K」はバーストの「K領域」のことである。
【0074】KPIアルゴリズム K領域は、1からkまでのパルスを包含し、ここで好ま
しい実施形態に関してk=40である。パルスNに関す
るチャージ電圧を設定するアルゴリズムは; VN=(VBN−(VCN-1 N=1,2・・・k ここで、 VN=N番目のチャージ電圧 (VBN=K領域におけるN番目の目標エネルギETを
生成するために要求される電圧の最良の評価を表す電圧
をストアしたkのアレイ。このアレイは、以下の式に応
じて各バーストの後に更新される。 (VCN-1=パルスN−1まで、バーストにおける前の
パルスに関して生じたエネルギエラーに基づいた前のパ
ルスのエネルギエラーの電圧補正 (VC0=0と定義することにより、 A,B=典型的には0と1の間の小数であり、この好ま
しい実施形態ではA及びBの両方とも0.5である εi=i番目のパルスのエネルギエラー =Ei−ET、 ここで、Eiはi番目のパルスのエネルギであり、ET
目標エネルギである Di=1からiまでの全てのパルスを含むバーストの累
積ドーズエラー dE/dV=チャージ電圧を備えるパルスエネルギの変化の
周波数。(この実施形態では、dE/dVの1又はそれ
以上の値が各バースト中に実験的に決定され、これらの
値のランニング平均が計算に使用される)
【0075】ストアされた値(VBNは、以下の関係に
従って各バースト中又は各バーストの後に更新される: ここで、インデックスMはバーストナンバーのことであ
る C=典型的には0と1の間の小数であり、この好ましい
実施形態では0.3である。
【0076】PIアルゴリズム L領域は、パルスk+1からバーストの最後まで(好ま
しい実施形態では、パルス番号41及びそれ以降)を包
含する。パルスNに関するチャージ電圧を設定するアル
ゴリズムは: ここで、 VN=N番目のパルスに関するチャージ電圧 VN-1=N−1番目の(前の)パルスに関するチャージ
電圧 変数A,B,ε1,D1及びdE/dVは前に定義されて
いる。
【0077】dE/Dvの判定 dE/dVに関する新しい値が、レーザの特徴の比較的
ゆっくりとした変化を追跡するために周期的に決定され
る。好ましい実施形態では、dE/dVは、L領域の2
つの連続するパルス中、制御された仕方で電圧を変化又
はディザリングさせることによって測定される。これら
の2つのパルスに関して、通常のPIエネルギ制御アル
ゴリズムは、一時的に中断され、以下によって置換され
る:パルスjに関して: ここで、VDither=固定された電圧インクリメントであ
り、典型的には数ボルトである。パルスj+1に関し
て: Vj+1=Vj−2・VDither j+1の後、dE/dVは計算され:
【0078】dE/dVの計算は、ディザリング電圧の
ため期待されたエネルギ変化が、レーザの通常のエネル
ギ変化と同じ大きさのものであるため、非常にノイズが
激しい。好ましい実施形態では、最後の50dE/dV
計算のランニング平均は、PI及びKPIアルゴリズム
で実際に使用される。
【0079】VDither選択に関する好ましい方法は、所
望のエネルギディザリングEDitherを特定することであ
り、典型的には、エネルギ目標ETの数パーセントであ
り、次いでVDitherを計算するためにdE/dVに関す
る現在の(平均の)値を使用する: パルスj+2(直後に続く2つのディザリングパルス)
はディザリングされないが、特定の値を有する: j+2に関するこの特定の値は、適用された電圧ディザ
リングと、パルスj+1から期待されるエネルギディザ
リングとの両方に関して補正される。
【0080】上述のアルゴリズムについて多くの変形が
可能である。例えば、dE/dVはKと同じようにL領
域でも判断されうる。ディザリングはバーストあたり1
回、又は数回実行されうる。ディザリングシーケンス
は、上述したような固定されたパルス数で実行され、又
は、あるバーストから次のバーストまで変化するランダ
ムに選択されたパルス数に初期化されうる。
【0081】読者は、A,B及びCが収束因子であり、
多くの他の値をとりうることを認識すべきである。上で
特定したそれらよりも大きな値が、より早い収束を提供
するが、不安定性の増加を導きうる。別の好ましい実施
形態では、A=(2B)1/2である。この関係は、臨界
減衰を提供するために認識された技術から開発された。
Bは、ドーズ補正をしない場合にはゼロであるが、A
は、それがアルゴリズムのドーズ収束部分に関する減衰
項を提供するのでゼロにすべきではない。
【0082】dE/dVの所定の値が小さすぎるなら
ば、上記のアルゴリズムはオーバー補正をすべきであ
る。それ故、エネルギシグマ値がしきい値を超えると
き、好ましい技術は任意のダブルdE/dVである。V
及びdE/dVの初期値は、バーストの第1のパルスに
関して提供される。Dは、各バーストのスタートでゼロ
に設定される。デフォルトのdE/dVは、最初のオー
バー補正を避けるために、期待されたdE/dVの約3
倍に設定される。
【0083】上で述べたディザリングなしでdE/dV
を決定する別の方法は、レーザ作動中に、エネルギ及び
電圧値を単に測定及びストアすることである。(特定の
電圧値ではなく測定されたものをまた使用しうる。)こ
れらのデータは、一定のパルスエネルギに関するVの関
数としてdE/dVを決定するのに使用されうる。読者
は、値の要素が著しい不確実性を有する測定と異なるの
で、dE/dVの各々の値がかなり大きな不確実性を包
含していることに注意すべきである。しかしながら、d
E/dV値の平均の大きな数はこれらの不確実性を減少
させることができる。dE/dVを決定するためのディ
ザリングの実行は、各バーストでなされるべきであるこ
とはないが、その代わり、Mバーストごとに1回のよう
に周期的になされうる。又は、dE/dVの測定は、コ
ンピュータによって実行された計算によって置換され、
又は、dE/dVの値は、VN+1の計算に関する前のパ
ルスのオペレータによって手動で挿入されうる。別のア
プローチは、この制御システムに関するVNに関する実
際に測定された値を使用することである。また、VB IN
の値は特定の値から計算され、上で記載された実施形態
における実際の測定値ではない。明らかな変形実施形態
は、測定された電圧値を使用しうる。ETは、10mJ
のように通常は一定の値であるが、定数である必要はな
い。例えば、最後の10パルスのETは名目上のパルス
エネルギよりも小さく、これらのパルスに関する目標E
Tからの偏差パーセンテージが、積算されたパルスドー
ズに小さな影響を与え得る。また、バーストからバース
トまで変化するET値を提供するためにコンピュータコ
ントローラ22をプログラムするようなある状況ではそ
れは好ましい。
【0084】単一ライン及び狭ラインコンフィギュレー
ション 図11Aは好ましいF2レーザシステムに関する好まし
い単一ラインを示す。この構成では、2つの大きなF2
ラインのうちの1つが、図に示したように簡単なプリズ
ムセレクタで選択される。図11Bは、パワー発振器が
マスター発振器によってシードされる好ましい線狭帯域
化システムを示す。
【0085】プロトタイプユニット プロトタイプF2レーザシステムユニットを組立て、出
願人及びそれらの仲間の作業者によってテストした。プ
ロトタイプレーザは、高効率チャンバ及び固体物理パル
スパワー励起を利用して、従来技術のエキシマレーザシ
ステムを超える種々の重要な改良を組み入れた電流生産
KrF及びArFレーザに大きく基づく。放電は、ガス
汚染を最小にするためにコロナプレイオン化である。全
体の光学ビームパスは、酸素による光吸収をさけるた
め、及び、光学コンポーネントに対する損傷をさけるた
めに窒素パージされる。全ての共振器光学素子は、角度
がつけられたチャンバウィンドウを装備したレーザチャ
ンバに対して対外的である。ガス混合は、ヘリウムの4
気圧において0.1%フッ素であり、電極ギャプは10
mmまで減少される。このユニットにおいて、出願人
は、現在の開発においてArFレーザ電流に対してほん
の僅かに簡単な変化でプロトタイプリソグラフィフッ素
レーザに関するキーパラメータを論証するのに成功し
た。
【0086】実験結果 プロトタイプユニットでの実験からの実験結果を以下に
記載する。レーザパワーは標準のパワーメータによって
測定され、圧電ジュールメータと相互関連する。赤の原
子フッ素レーザの貢献が差し引かれ、通常、総エネルギ
の1%以下に達する。ビーム伝達チューブを空気に発散
させることによって、157nm光を強く吸収する、赤
色放射が測定される。このプロトタイプユニットにおけ
るレーザ波長は、2つの外部プリズムのセットで調整す
ることによって157.6nmで単一ラインモードで作
動する。レーザはまた、低減した効率で157.5nm
遷移に調整されうる。156.7nmで遷移は観測され
ない。2メートルJobin YvonVUVスペクトロメータに
よって記録されたようなレーザスペクトルは、測定限界
線幅の6pmを示す。
【0087】広バンド(又はマルチライン)オペレーシ
ョンでは、最大パワーの12Wが1000Hzの繰り返
し数で得られる。パワーは、飽和する様子なく繰り返し
数に伴って線形に増加する。単一ラインモードの挙動は
同様であるが、1/3のエネルギである。このエネルギ
減少は、本プリズムセットアップにおける大きなキャビ
ティ長の増加によるものであり、著しく減少されうる。
バーストモードにおいて、5%の3σ安定性が記録され
た。出力エネルギの開始バースト遷移だけが観測され
た。これは、大きなエネルギ不安定性、及び、ガスフロ
ーに関係するバースト遷移を示すArFレーザと比較す
るのが好ましい。このことから、製造フッ素リソグラフ
ィレーザが、現在の色素ArFレーザよりも良好なエネ
ルギ安定性を有することを結論づけることができる。積
分角形パルス持続時間は30nsであり、ArFレーザ
の性能に達する。
【0088】レーザチャンバ材料の慎重な選択、及び、
コロナ放電によるプレイオン化により、超浄化、及び、
数時間にわたるハロゲン注入及び最小のエネルギ低下で
の3Mショットなしでレーザの作動をすることができ
る。
【0089】広帯域レーザパワーの繰り返し数に対する
依存は、図10Aの頂部に表示される。図10Aの底部
は、1000Hz以上の周波数の増加に伴いパルスエネ
ルギの僅かなドロップオフを示す。レーザパワーは、1
kHzで15W及び2000Hzで約19Wのパワーま
で周波数が殆ど線形に増加する。この線形関係に基づい
て、フッ素レーザが数kHz作動まで更に変化させるこ
とができ、ガスフローがそれに従って変更されると推定
した。出願人が、バッファガスとしてヘリウムを使用し
たので、標準のネオンベースレーザのブロワーパワーの
ほんの一部だけが要求され、それ故、より早いフロー速
度に対する制限がない。
【0090】エネルギ安定性に関する良い測定は、バー
ストモードにおけるエネルギ遷移を観察することによっ
て得られる。このため、レーザはバーストに際して繰り
返し発火し、バーストの毎パルス位置に関する平均エネ
ルギが記録される。また、バーストにおける毎パルス数
に関して、バーストからバーストまでのエネルギの平均
変化が計算される。フッ素レーザ、及び、狭帯域ArF
レーザとの比較に関するエネルギ及び安定性曲線の結果
を図10B1及び2に表示する。フッ素レーザは、12
0ショットバーストにわたって小さなエネルギ変化だけ
が現れる。エネルギ安定性は、バーストの開始における
最初の増加を示し、次いで、約3%の3σレベルで安定
する。対照的に、ArFレーザは、エネルギにおいて大
きな遷移を示し、約7%の3σ不安定性である。ArF
レーザは60パルスウィンドウにおいて0.5%のドー
ズ安定性が得られ、それ故、フッ素レーザは少なくとも
同じドーズ安定性に対して期待される。図10Cは、パ
ルスエネルギと、1000Hz及び1900Hzでの3
σの値を含む。
【0091】VUVスペクトロメータによって記録され
たような広帯域フッ素レーザのスペクトルを図10D1
及び2に示す。157.52nm及び157.63nm
に2つの遷移ラインがあるのがはっきりと分かる。レー
ザエネルギの87%が157.63nmよりも長い波長
ラインに位置する。156.7nmでの遷移は観察され
ない。157.63nmでの単一ラインモード作動は2
つの外部プリズムのセットで調整することによって達成
される。レーザはまた、157.52nm遷移ラインに
調整されうるが、効率が低下する。また、157.63
nmでのレーザラインの拡大図を図10D1及び2に示
す。1.14pmFWHM及び2.35pm95%の巻
き込まれた線幅が測定される。これらの線幅は、以前に
期待されたものよりもかなり狭い。それ故、更なる線狭
帯域化なしに選択されたフッ素レーザラインが、全てに
関して十分であるが、十分な反射イメージシステムでは
ない。レーザパワー対単一ラインレーザの繰り返し数挙
動は、広バンドレーザと同じ線形増加を示す。しかしな
がら、この最初の実験における最大パワーは4Wに制限
される。低下した出力パワーは、ライン選択光学素子に
おける反射損失、及び、過度の長いキャビティ長によっ
て生ずる。
【0092】水平及び垂直ビーム特性はレーザから1m
の距離で測定した。(図10E1及び2参照。)ビーム
は高度な対称を備えるスムーズなプロファイルを示す。
これらのプロファイルの種類は、非常に均一な照射を作
り出す一般に使用されるホモジナイザー技術によって容
易に測定される。
【0093】ガス寿命の評価として、フッ素注入なしで
一定の電圧で作動させ、レーザパワー対ショット数の展
開を記録することによって導かれる。これらの測定では
超清浄の使用はない。図10Fに示したように、レーザ
パワーは、4ミリオンレーザショット後、20%以下ま
で低下し、少なくともArFレーザに匹敵する。従っ
て、ArFレーザの以前の経験から、周期的なフッ素注
入の資料をすることによって約25ミリオンショットの
ガス寿命を見積もることができる。これは、レーザチャ
ンバにおける共存できる材料の選択、及び、コロナプレ
イオン化の使用の結果を明瞭に示す。KrF及びArF
レーザに関して、フッ素消費とチャンバ寿命の間の直接
の関係が前に立証された。それ故、我々は、フッ素レー
ザのチャンバ寿命をArFレーザのそれと同じオーダー
と見積る。
【0094】図15Aの下のグラフは、パルスエネルギ
対F2濃度を示し、上のグラフは、最大パルス繰り返し
数を示し、両者とも2500rpmのブロワー速度であ
る。図15Bの上のグラフは、16nsのFWHMを示
す時間の関数としてのパルス形状を示し、下のグラフ
は、積算された角形パルス幅が約37nsであることを
示す。
【0095】このF2レーザシステムを特定の実施形態
を参照して記載したけれども、種々の追加及び修正が可
能であることは明らかであろう。例えば、多くの変形実
施形態がこの明細書の最初の項目に列挙した特許出願で
議論されており、これらの全てをリファレンスとしてこ
こに組み入れる。更なる線狭帯域化を提供するために、
エタロン出力カプラを使用することができうる。バッフ
ァガスはヘリウムの代わりにネオンを使用することがで
きうる。本発明は特許請求の範囲によってのみ制限され
るべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の市販のエキシマリソグラフィレーザ
の図である。
【図2】集積回路リソグラフィのために使用される従来
技術の市販のエキシマレーザの主な要素のいくつかを示
すブロック図である。
【図3】図2のレーザのレーザチャンバの図である。
【図4】本発明の好ましい実施形態の図である。
【図5】磁気ベアリングを含むブロワードライブユニッ
トを示す図である。
【図6】本発明の好ましい実施形態のレーザチャンバの
断面図である。
【図6A】本発明の好ましい実施形態のレーザチャンバ
の断面図である。
【図7】好ましいプレイオン化装置チューブの特徴を示
す図である。
【図8A】本発明の好ましい実施形態のパルスパワーシ
ステムのブロック図である。
【図8B】上記好ましい実施形態の簡単化した回路図で
ある。
【図8C】上記好ましい実施形態の一部である高電圧電
源の回路図とブロック図の組み合わせである。
【図8D】上記好ましい実施形態で使用されるパルスト
ランスの組立斜視図である。
【図8E】上記好ましい実施形態でしょうされるパルス
トランスの1次巻線の図である。
【図8F1】上記好ましい実施形態を使用するパルス圧
縮を示すタイムラインチャートである。
【図8F2】上記好ましい実施形態を使用するパルス圧
縮を示すタイムラインチャートである。
【図8F3】上記好ましい実施形態を使用するパルス圧
縮を示すタイムラインチャートである。
【図8G1】可飽和インダクタを示す図である。
【図8G2】可飽和インダクタを示す図である。
【図8H1】好ましい実施形態における圧縮ヘッドの取
り付けを示す。
【図8H2】好ましい実施形態における圧縮ヘッドの取
り付けを示す。
【図9A】好ましい熱交換器設計を記載した図である。
【図9B】好ましい熱交換器設計を記載した図である。
【図10A】プロトタイプF2レーザでの実験中に得ら
れたテストデータのグラフである。
【図10B】プロトタイプF2レーザでの実験中に得ら
れたテストデータのグラフである。
【図10C】プロトタイプF2レーザでの実験中に得ら
れたテストデータのグラフである。
【図10D】プロトタイプF2レーザでの実験中に得ら
れたテストデータのグラフである。
【図10E】プロトタイプF2レーザでの実験中に得ら
れたテストデータのグラフである。
【図10F】プロトタイプF2レーザでの実験中に得ら
れたテストデータのグラフである。
【図11A】2つの好ましいF2システムコンフィギュ
レーションを示す。
【図11B】2つの好ましいF2システムコンフィギュ
レーションを示す。
【図12A】種々のアノード支持バー設計を示す。
【図12B】種々のアノード支持バー設計を示す。
【図12C】種々のアノード支持バー設計を示す。
【図12D】種々のアノード支持バー設計を示す。
【図12E】種々のアノード支持バー設計を示す。
【図13】好ましい包囲冷却システムを示す。
【図14A】好ましいブロワーブレード構造設計を示
す。
【図14B】好ましいブロワーブレード構造設計を示
す。
【図14C】好ましいブロワーブレード構造設計を示
す。
【図15A】パルスエネルギ対F2濃度、及び最大パル
ス繰り返し数を表すグラフである。
【図15B】時間に対するパルス形状を示すグラフであ
る。
【図16】大きなマニホールドガス供給システムを示
す。
【符号の説明】
202 ガスモジュール 205 制御モジュール 206 線狭帯域化モジュール 207 圧縮ヘッド 208 高電圧パルス電源モジュール 209 パルス電源供給のための整流子モジュール 211 レーザチャンバ 213 波長モジュール 216 出力カプラ 217 ブロワーモータ 221 チャンバウィンドウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/165593 (32)優先日 平成10年10月2日(1998.10.2) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/206526 (32)優先日 平成10年12月7日(1998.12.7) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/211825 (32)優先日 平成10年12月15日(1998.12.15) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/217340 (32)優先日 平成10年12月21日(1998.12.21) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/271041 (32)優先日 平成11年3月17日(1999.3.17) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/273446 (32)優先日 平成11年3月19日(1999.3.19) (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 ジーン マルク ヒューバー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92037 ラ ジョラ ナウティルス スト リート 387 (72)発明者 パラッシュ ピー ダス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92084 ヴィスタ パセオ デ アンザ 2029 (72)発明者 石原 俊彦 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92111 サン ディエゴ サリザー スト リート 7447 (72)発明者 トーマス ピー ダフィー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92129 サン ディエゴ マドリガル ス トリート 10980 (72)発明者 ジョン ティー メルチオー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92129 サン ディエゴ テクサ 12727 (72)発明者 ハーヴィ エイ ベゾーセル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92037 ラ ジョラ ヴィア ソノマ 8354 アパートメント ディー (72)発明者 リチャード ジー モートン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92127 サン ディエゴ アギュアミール ロード 17786 (72)発明者 リチャード エム ネス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92126 サン ディエゴ シトラス ヴィ ユー コート 9248 (72)発明者 ピーター シー ニューマン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92024 エンシニタス コーニッシュ ド ライヴ 627 (72)発明者 ウィリアム エヌ パートロ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92064 ポーウェイ ペドリザ ドライヴ 12634 (72)発明者 ダニエル エイ ロスウェイル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92064 ポーウェイ クリーク ブルーフ ドライヴ 11709 (72)発明者 リチャード エル サンドストローム アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92024 エンシニタス トレイルヴィュー ロード 305

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも約1000Hzの繰り返し数で
    狭帯域パルスレーザビームを生成するための非常に狭帯
    域の高信頼性・モジュラ製造高品質高繰り返し数ArF
    エキシマレーザであって、 A.レーザチャンバを包含する迅速に交換可能なレーザ
    チャンバモジュールとを有し、前記レーザチャンバモジ
    ュールが、 1)2つの細長い電極と、 2)a)フッ素と、 b)不活性ガスと、 からなるレーザガスと、 3)少なくとも2cm/ミリ秒の速度で前記電極の間で
    前記ガスを循環させるためのガスサーキュレータと、を
    備え、 B.少なくとも1つの迅速に交換可能なモジュールから
    なるモジュラーパルスパワーシステムとを有し、前記シ
    ステムは、電源と、パルス圧縮及び増幅回路と、少なく
    とも約1000Hzの周波数で前記電極にわたって少な
    くとも14000ボルトの高電圧電気パルスを作り出す
    パルスパワー制御とを含み、 C.前記パルスパワーシステムによって提供される電圧
    を制御するためのレーザパルスエネルギ制御システムと
    を有し、前記制御システムは、レーザパルスエネルギモ
    ニタと、所望のエネルギ範囲内でパルスエネルギを有す
    るレーザパルスを生成するのに必要な電気パルスを、歴
    史的なパルスエネルギデータに基づいて計算するための
    アルゴリズムをプログラムされたコンピュータプロセッ
    サとを含む、レーザ。
  2. 【請求項2】前記2つの細長い電極がカソードとアノー
    ドとを構成し、前記アノードが冷却フィンを有する、請
    求項1に記載のレーザ。
  3. 【請求項3】ここで前記アノード及び前記アノード支持
    バーが併せて、少なくとも約3.4kgの質量を有す
    る、請求項2に記載のレーザ。
  4. 【請求項4】少なくとも約1kHzの繰り返し数で狭帯
    域パルスレーザビームを生成するための高信頼性・モジ
    ュラ製造高品質高繰り返し数エキシマレーザであって、 A.迅速に交換可能なレーザチャンバモジュールが、 1)2つの細長い電極と、 2)フッ素とバッファガスとからなるレーザガスと、 3)少なくとも2cm/ミリ秒で前記電極の間で前記レ
    ーザガスを循環させるためのガス循環システムと、を備
    え、前記ガス循環システムが、 a)シャフトを構成する鑞付け無しのブレード構造体
    と、 b)前記シャフトを回転させるためのブラシレスモータ
    と、 c)前記シャフトを支持するための磁気ベアリングと、
    を備え、前記モータ及び前記ベアリングは、前記シャフ
    トに取り付けられ、前記レーザガスに対して曝された環
    境内で密封されるロータを有し、前記モータ及び前記ベ
    アリングは、前記レーザガス環境の外側に固定子を有
    し、 B.少なくとも1つの迅速に交換可能なモジュール内に
    実質的に包含されるパルスパワーシステムと、を有し、
    前記パルスパワーシステムは、 1)少なくとも約1000Hzの周波数で周期的に高電
    圧電源を制御するプロセッサと、を備え、チャージキャ
    パシタを所定のパルス制御電圧まで電気的エネルギでチ
    ャージし、 2)前記チャージキャパシタにストアされた電気的エネ
    ルギを前記電極にわたって少なくとも14000ボルト
    の高電圧電気パルスに接続するための圧縮及び増幅回路
    と、を備える、レーザ。
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US09/217340 1999-03-17
US09/162341 1999-03-17
US09/157067 1999-03-17
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US09/211825 1999-03-17
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