JP2000056568A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000056568A
JP2000056568A JP10241095A JP24109598A JP2000056568A JP 2000056568 A JP2000056568 A JP 2000056568A JP 10241095 A JP10241095 A JP 10241095A JP 24109598 A JP24109598 A JP 24109598A JP 2000056568 A JP2000056568 A JP 2000056568A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー搬送部材とトナー搬送経路と間にクリ
アランスがある場合にも、トナー収容器内のトナーが、
トナー補給時以外に現像器へ流出するのを防止すること
ができる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 複数の現像器を有する回転型現像装置
と、該現像装置と一体的に回動する複数のトナー収容器
と、該各トナー収容器内と該各現像装置とを連結する、
トナー搬送経路としてのトナー搬送パイプ245とトナ
ー搬送部材としてのトナー搬送スクリュー250とを備
え、該各トナー搬送パイプ245の該各現像器231に
対する開口部近傍にマグネット400を設けた。これに
より、上記現像装置の回転時に、該搬送パイプ245内
へ流れ込む該現像器231内の磁性現像剤が、磁界によ
りトナー搬送パイプ245内に固定される。したがっ
て、該トナー搬送パイプ内に固定された磁性現像剤が、
該開口部を塞ぐことになるので、該トナー搬送スクリュ
ー250と該トナー搬送パイプ245と間にクリアラン
スがある場合にも、該現像器231側へのトナー流出を
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
トナー収容器内のトナーが、トナー補給時以外に現像器
へ流出するのを防止した画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の現像器を有し、かつ潜
像担持体に近接して回動自在に設けられる回転現像器ユ
ニットと、上記複数の現像器それぞれに一対一で対応す
る複数のトナー収容室を有し、かつ該回転現像器ユニッ
トの一端部に同軸上に設けられる回転トナー収容ユニッ
トと、これら各トナー収容室内と各現像器内とを連結す
るトナー搬送手段とを備えたリボルバ現像装置を用いた
ものが知られている(例えば、特開昭62−25177
2号公報、特開昭63−78170号公報、実開昭63
−41164号公報参照)。そして、上記トナー搬送手
段としては、上記トナー収容室内と上記現像器内とを連
結の間に設けられたトナー搬送経路と、該トナー搬送経
路内に配設されたトナー搬送部材とで構成されたものが
知られており、このトナー搬送部材により、トナー収容
器内のトナーが必要に応じて現像器に搬送されるように
なっている。
【0003】そして、上記トナー搬送部材として、例え
ば、実開平3−129968号公報、特願平4−345
373号では、軸体上に螺旋状の羽根部が形成されたス
クリュー(以下、搬送スクリューという)を適用したも
のが開示されている。これらは、トナー搬送経路内に設
けられた上記搬送スクリュー等で構成されるトナー搬送
手段を用いることにより、トナー収容器内のトナーをト
ナー収容器から離れた場所まで搬送できるので、例えば
トナー収容器を現像器上部でなく現像器側方等に配設で
きるなど、画像形成装置内で各装置をレイアウトする上
での自由度が増し、画像形成装置の小型化等に貢献でき
るものである。
【0004】上記のような搬送スクリューと搬送経路
は、従来、該搬送スクリューが円滑に回転するよう、両
者の間にはある程度のクリアランスをもつように構成さ
れている。両者が干渉した場合、回転駆動時に干渉によ
る異音が発生したり、ロックを引き起こしたりするおそ
れがあるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に搬送スクリューとトナー搬送経路との間にクリアラン
スがある場合、上記現像装置の回転とともに流動性が高
くなるトナーが一気にトナー搬送経路に入ったとき、ト
ナーがそのクリアランスを通って現像器に流出してしま
う不具合があった。また、トナーの流動性が高くない場
合でも、トナーが一度にトナー搬送経路に入ってくる
と、トナー搬送経路内の空気が抜けにくく、圧力により
現像器へトナーが押し出されてしまうという不具合があ
った。さらに、該トナー搬送経路の該現像器に対向する
開口部近傍にあるトナーが、上記現像装置の回転時の振
動により、該現像器に流出してしまうこともある。この
ような流出トナーは、画像形成装置本体のトナー補給信
号とは関係なく随時現像器へ流出してしまうので、トナ
ー消費量よりも多いトナーが流出した場合、現像器内の
トナー濃度が高くなることによる画像濃度過多や地汚れ
が発生したり、現像器内のトナーの嵩が増すことにより
現像器がロックしてしまうなど、多くの不具合が生じて
しまう。
【0006】このような不具合は、上記搬送スクリュー
と上記トナー搬送経路とのクリアランスを極力小さくす
ることで低減できるが、各部品の製造上の公差により限
界があるため、上記問題点を解決するには至っていな
い。また、トナー搬送部材とトナー搬送経路との間にク
リアランスがある場合においても、トナー搬送経路の現
像器に対する開口部にシャッタを設けて、トナー補給時
にはシャッタを開け、トナー補給時以外にはシャッタを
閉じておくように制御し、現像器への不要なトナー流出
を防止する方法もあるが、シャッタの構成が複雑である
うえに、該シャッタの駆動部を設ける必要もあり、コス
ト的にもスペース的にも問題があった。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、トナー搬送部材とト
ナー搬送経路と間にクリアランスがある場合にも、トナ
ー収容器内のトナーが、トナー補給時以外に現像器へ流
出するのを防止することができる画像形成装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数の現像器を有し、潜像担持
体に近接して回動自在に設けられ、かつ、磁性現像剤を
用いて現像を行なう回転型現像装置と、該現像装置に着
脱可能に取り付けられて該現像装置と一体的に回動す
る、前記複数の現像器それぞれに一対一で対応する複数
のトナー収容器と、該各トナー収容器内と該各現像装置
とを連結する、トナー搬送経路とトナー搬送部材からな
るトナー搬送手段とを備えた画像形成装置において、該
各トナー搬送経路の該各現像器に対する開口部近傍に磁
界発生手段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記磁界発生手段を、マグネットで構成し
たことを特徴とするものである。
【0010】請求項1及び2の画像形成装置において
は、上記各トナー搬送経路の上記各現像器に対する開口
部近傍に磁界発生手段を設けることにより、上記現像装
置の回転時に、上記搬送経路内へ流れ込む上記現像器内
の磁性現像剤が、磁界によりトナー搬送経路内に固定さ
れる。したがって、このトナー搬送経路内に固定された
磁性現像剤が、該開口部を塞ぐことになるので、上記ト
ナー搬送部材と上記トナー搬送経路と間にクリアランス
がある場合にも、該各現像器側へのトナー流出を防止す
ることができる。また、トナー流出を防止することによ
り、該各現像器内のトナー濃度が高くなることを防ぐの
で、画像濃度過多や地汚れの発生をも防止できる。さら
に、トナー搬送経路及び上記トナー収容器内へ、磁性現
像剤が逆流することも同時に防止することができる。
【0011】特に、請求項2の画像形成装置において
は、上記磁界発生手段としてマグネットを使用するの
で、簡単な構成で確実に、現像器へのトナー流出を防止
できる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記トナー搬送手段として、上記トナー搬
送部材の駆動により、上記磁界発生手段により拘束され
ている磁性現像剤を搬送し得るものを用いたことを特徴
とするものである。
【0013】請求項3の画像形成装置においては、上記
トナー搬送手段として、上記トナー搬送部材の駆動によ
り、上記磁界発生手段により拘束されている磁性現像剤
を搬送し得るものを用いることにより、トナー補給時に
は、自動的にトナー搬送経路の開口部が開口される。す
なわち、上記磁界発生手段を用いることにより、トナー
補給時以外には該開口部が塞がれたままの状態を保ち、
さらに、請求項3のトナー搬送部材を用いることによ
り、トナー補給時には該開口部を開口することができ
る。これによれば、トナー搬送経路と上記各現像器の連
通部の開閉方法として、もともと現像装置に備えられて
いるトナー搬送部材の駆動を利用し、かつ、上記磁界発
生手段を備えたのみの簡単な構成であるので、複雑なシ
ャッタ機構及び該シャッタ駆動部等を設ける構成に比し
て、コスト的にもスペース的にも有利となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真式カラー複写機(以下、カラー複写機とい
う)に適用した実施の形態について説明する。まず、図
1を用いて、本実施の形態に係るカラー複写機の概略構
成及び動作について説明する。このカラー複写機は、カ
ラー画像読取装置(以下、カラースキャナという)1、
カラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)
2、給紙バンク3等で構成されている。
【0015】上記カラースキャナ1は、コンタクトガラ
ス101上の原稿4の画像を照明ランプ102、ミラー
群103a,103b,103c、及びレンズ104を
介してカラーセンサ105に結像して、原稿4のカラー
画像情報を、例えばRed:赤,Green:緑,Bl
ue:青(以下、それぞれR,G,Bという)の色分解
光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。ここ
で、カラーセンサ105は、本例ではR,G,Bの色分
解手段とCCDのような光電変換素子で構成され、原稿
4の画像を色分解した3色のカラー画像を同時に読み取
っている。そして、このカラースキャナ1で得たR,
G,Bの色分解画像信号強度レベルをもとにして、図示
しない画像処理部で色変換処理を行い、Black:黒
(以下、Bkという),Cyan:シアン(以下、Cと
いう),Magenta:マゼンタ(以下、Mとい
う),Yellow:イエロー(以下、Yという)のカ
ラー画像データを得る。
【0016】上記Bk,C,M,Yのカラー画像データ
を得るためのカラースキャナ1の動作は次のとおりであ
る。後述のカラープリンタ2の動作とタイミングを取っ
たスキャナスタ−ト信号を受けて、照明ランプ102及
びミラー群103a,103b,103c等からなる光
学系が矢印左方向へ原稿4を走査し、1回の走査毎に1
色のカラー画像データを得る。この動作を合計4回繰り
返すことによって、順次4色のカラー画像データを得
る。そして、その都度カラープリンタ2で順次顕像化し
つつ、これを重ねあわせて最終的な4色フルカラー画像
を形成する。
【0017】上記カラープリンタ2は、像担持体として
の感光体ドラム200、書き込み光学ユニット220、
リボルバ現像装置230、中間転写装置260、定着装
置270等で構成されている。
【0018】上記感光体ドラム200は矢印の反時計方
向に回転し、その周りには、感光体クリ−ニング装置2
01、除電ランプ202、帯電器203、電位センサ2
04、リボルバ現像装置230の選択された現像器、現
像濃度パタ−ン検知器205、中間転写装置260の中
間転写ベルト261などが配置されている。
【0019】また、上記書き込み光学ユニット220
は、カラースキャナ1からのカラー画像データを光信号
に変換して、原稿4の画像に対応した光書き込みを行
い、感光体ドラム200に静電潜像を形成する。この書
き込み光学ユニット220は、光源としての半導体レー
ザー221、図示しないレーザー発光駆動制御部、ポリ
ゴンミラー222とその回転用モ−タ223、f/θレ
ンズ224、反射ミラー225などで構成されている。
【0020】また、上記リボルバ現像装置230は、B
k現像器231K、C現像器231C、M現像器231
M、Y現像器231Yと、各現像器を矢印の反時計方向
に回転させる後述のリボルバ回転駆動部などで構成され
ている。各現像器は、静電潜像を現像するために現像剤
の穂を感光体ドラム200の表面に接触させて回転する
現像スリ−ブと、現像剤を汲み上げて撹拌するために回
転する現像剤パドルなどで構成されている。各現像器2
31内のトナーは磁性キャリアとの撹拌によって負極性
に帯電され、また、各現像スリ−ブには図示しない現像
バイアス電源によって負の直流電圧Vdcに交流電圧Vac
が重畳された現像バイアスが印加され、現像スリ−ブが
感光体ドラム200の金属基体層に対して所定電位にバ
イアスされている。複写機本体の待機状態では、リボル
バ現像装置230はBk現像器231Kが現像位置にセ
ットされており、コピ−動作が開始されると、カラース
キャナ1で所定のタイミングからBkカラー画像データ
の読み取りが開始し、このカラー画像データに基づきレ
ーザー光による光書き込み、静電潜像形成が始まる(以
下、Bk画像データによる静電潜像をBk潜像という。
C,M,Yについても同様)。このBk静電潜像の先端
部から現像可能とすべくBk現像位置に静電潜像先端部
が到達する前に、Bk現像スリ−ブを回転開始して、B
k静電潜像をBkトナーで現像する。そして、以後Bk
静電潜像領域の現像動作を続けるが、静電潜像後端部が
Bk現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像
器が現像位置にくるまで、リボルバ現像装置230が回
転する。これは少なくとも、次の画像データによる静電
潜像先端部が到達する前に完了させる。なお、このリボ
ルバ現像装置230については、後で詳しく説明する。
【0021】また、上記中間転写装置260は、中間転
写ベルト261、ベルトクリ−ニング装置262、一次
転写コロナ放電器(以下、一次転写器という)263な
どで構成されている。中間転写ベルト261は駆動ロー
ラ264a、転写対向ロ−ラ264b、クリ−ニング対
向ロ−ラ264c及び従動ロ−ラ群に張架されており、
図示しない駆動モ−タにより駆動制御される。またベル
トクリ−ニング装置262は、入口シ−ル、ゴムブレ−
ド、排出コイル、入口シ−ル及びゴムブレ−ドの接離機
構等で構成されており、1色目のBk画像を中間転写ベ
ルト261に転写した後の2、3、4色目の画像を一次
転写している間は接離機構によって中間転写ベルト26
1面から入口シ−ル、ブレ−ドを離間させておく。また
紙転写器263は、コロナ放電方式にてAC電圧+DC
電圧、又はDC電圧を印加して、中間転写ベルト261
上の重ねトナー像を転写紙に一括転写(二次転写)す
る。
【0022】また、カラープリンタ2内の転写紙カセッ
ト207及び給紙バンク3内の転写紙カセット300
a,300b,300cには、各種サイズの転写紙5が
収納されており、指定されたサイズの転写紙のカセット
から、給紙コロ208,301a,301b,301c
によってレジストロ−ラ対209方向に給紙、搬送され
る。また、プリンタ2の右側面には、OHP用紙や厚紙
などの手差し給紙用の手差しトレイ210が設けられて
いる。
【0023】上記構成のカラー複写機において、画像形
成サイクルが開始されると、まず感光体ドラム200は
矢印の反時計方向に、中間転写ベルト261は矢印の時
計回りに図示しない駆動モ−タによって回転される。中
間転写ベルト261の回転に伴ってBkトナー像形成、
Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行
われ、最終的にBk、C、M、Yの順に中間転写ベルト
261上に重ねてトナー像が形成される。
【0024】上記Bkトナー像形成は次のように行なわ
れる。帯電器203はコロナ放電によって感光体ドラム
200を負電荷で約−700Vに一様帯電する。そし
て、半導体レーザ221はBkカラー画像信号に基づい
てラスタ露光を行う。このラスタ像が露光されたとき、
当初一様荷電された感光体ドラム200の露光された部
分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像
が形成される。そして、このBk静電潜像にBk現像ス
リーブ上の負帯電のBkトナーが接触することにより、
感光体ドラム200の電荷が残っている部分にはトナー
が付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分には
Bkトナーが吸着され、静電潜像と相似なBkトナー像
が形成される。そして、感光体ドラム200上に形成さ
れたBkトナー像は、感光体ドラム200と接触状態で
等速駆動している中間転写ベルト261の表面に、一次
転写器263によって一次転写される。
【0025】感光体ドラム200上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム200の再使用に備えて感光体
クリ−ニング装置201で清掃される。ここで回収され
たトナーは回収パイプを経由して図示しない排トナータ
ンクに蓄えられる。
【0026】感光体ドラム200側ではBk画像形成工
程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカ
ラースキャナ1によるC画像データ読み取りが始まり、
そのC画像データによるレーザー光書き込みで、C静電
潜像形成を行う。そして、先のBk静電潜像の後端部が
通過した後で、かつC静電潜像の先端部が到達する前に
リボルバー現像装置230の回転動作が行なわれ、C現
像器231Cが現像位置にセットされてC静電潜像がC
トナーで現像される。以後、C静電潜像領域の現像を続
けるが、C静電潜像の後端部が通過した時点で、先のB
k現像器231Bの場合と同様にリボルバー現像装置2
30の回転動作を行ない、次のM現像器231Mを現像
位置に移動させる。これもやはり次のM静電潜像の先端
部が現像位置に到達する前に完了させる。なお、M及び
Yの画像形成工程については、それぞれのカラー画像デ
ータ読み取り、静電潜像形成、現像の動作が上述のB
K,Cの工程と同様であるので説明は省略する。
【0027】上記中間転写ベルト261には、感光体ド
ラム200に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像
を、同一面に順次位置合わせして、4色重ねのトナー像
が形成され、次の転写工程において、この4色のトナー
像が転写紙に二次転写器265により一括して二次転写
される。
【0028】上記画像形成動作が開始される時期に、転
写紙は上記転写紙カセット又は手差しトレイのいずれか
から給送され、レジストローラ対209のニップで待機
している。そして、二次転写器265に中間転写ベルト
261上のトナー像先端がさしかかるときに、ちょうど
転写紙の先端がこのトナー像の先端に一致するようにレ
ジストローラ対209が駆動され、転写紙とトナー像と
のレジスト合わせが行われる。そして、転写紙が中間転
写ベルト261上のトナー像と重ねられて正電位の二次
転写器265の上を通過する。このときコロナ放電電流
で転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像のほとんどが
転写紙上に転写される。続いて二次転写器265の左側
に配置した図示しないAC+DCコロナによる分離除電
器との対向部を通過するときに、転写紙は除電され、中
間転写ベルト261から剥離して搬送ベルト211に移
る。
【0029】そして、中間転写ベルト261面から4色
重ねトナー像を一括転写された転写紙は、紙搬送ベルト
211で定着装置270に搬送され、所定温度に制御さ
れた定着ロ−ラ271と加圧ロ−ラ272のニップ部で
トナー像が溶融定着され、排出ローラ対212で装置本
体外に送り出され、図示しないコピ−トレイに表向きに
スタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0030】一方、一次転写後の感光体ドラム200の
表面は、感光体クリ−ニング装置201(ブラシロ−
ラ、ゴムブレ−ド)でクリ−ニングされ、除電ランプ2
02で均一に除電される。また、転写紙にトナー像を転
写した後の中間転写ベルト261の表面は、ベルトクリ
−ニング装置262のブレードを再びブレ−ド接離機構
で押圧することによってクリ−ニングされる。
【0031】ここで、リピ−トコピ−のときは、カラー
スキャナ1の動作及び感光体ドラム200への画像形成
は、1枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、
所定のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成
工程に進む。また、中間転写ベルト261の方は、1枚
目の4色重ねトナー像の転写紙への一括転写工程に引き
続き、表面のベルトクリ−ニング装置262でクリ−ニ
ングされた領域に、2枚目のBkトナー像が一次転写さ
れるようにする。その後は、1枚目と同様動作になる。 (以下、余白)
【0032】以上は、4色フルカラーコピ−を得るコピ
−モ−ドであったが、3色コピ−モ−ド、2色コピ−モ
−ドの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。また、単色コピ−モ−ド
の場合は、所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像
装置230の所定色の現像器のみを現像作動状態にし
て、ベルトクリ−ニング装置262のブレ−ドを中間転
写ベルト261に押圧状態のまま連続してコピ−動作を
行う。また、A3サイズのフルカラーコピーモードの場
合には、中間転写ベルト261が1周するごとに1色の
トナー像を形成し、4回転で4色のトナー像を形成して
いくのが望ましいが、装置全体を小さく、つまり中間転
写ベルト261の周長を抑え、小サイズの場合のコピー
スピードを確保し、かつ最大サイズのコピースピードも
落さないようにするためには、中間転写ベルト261が
2周する間に1色のトナー像を形成するのが好ましい。
この場合には、Bkトナー像を中間転写ベルト261に
転写した後、次の中間転写ベルト261の1周では、カ
ラープリンタ2における現像及び転写が行なわれずに空
回転し、その次の1周で次色のCトナーによる現像を行
ない、そのCトナー像を中間転写ベルト261に転写す
るように順次行なっていく。このとき現像器切り換えの
ためのリボルバ現像装置230の回転動作は、上記空回
転時に行なう。
【0033】次に、上記リボルバ現像装置230につい
て説明する。図2(a)は、各現像器231K,231
C,231M,231Yが一体となったリボルバ現像装
置230の内部構造を示す断面図、図3は、リボルバ現
像装置230の外観を示す概略斜視図である。このリボ
ルバ現像装置230の各現像器231K,231C,2
31M,231Yは、図3に示すような略円盤状の前後
端板230a,230b間に設けられた中空角筒状のス
テー部材によってそれぞれ支持されている。また、各現
像器231K,231C,231M,231Yは、それ
ぞれ同型の現像器ケーシング部283、283C、28
3M、283Yを備えている。これらの各現像器ケーシ
ング部283、283C、283M、283Yには、磁
性現像剤としての磁性キャリア及び各色のトナーからな
る二成分現像剤がそれぞれ収容されている。図示の例で
は感光体ドラム200に対向する現像位置にあるのが黒
トナーと磁性キャリアを収容した黒現像器231Kで、
図中反時計回りの順に、イエロートナーと磁性キャリア
を収容したイエロー現像器231Y、マゼンタトナーと
磁性キャリアを収容したマゼンタ現像器231M、シア
ントナーと磁性キャリアを収容したシアン現像器231
Cになっている。
【0034】ここで、4つの各現像器の内部構造はまっ
たく同様であるので、以下、図2(a)において現像位
置にある黒現像器231Kを例にとってその内部構造を
説明し、他の現像器の内部構造については、対応する部
材の符号として、黒現像器における符号と同じ数字にイ
エロー、マゼンタ、シアンの各現像器を区別するため
Y、M、Cの添字を付した符号を図中に示し、その説明
を省略する。
【0035】図中現像位置にある黒現像器231Kにお
いて、現像器ケーシング部283には感光体ドラム20
0に向けた開口部が形成され、該開口部を介して一部が
露出するように現像器ケーシング部に内部に磁石を配置
した現像スリーブからなる現像剤担持体としての現像ロ
ーラ284が設けられている。また現像器ケーシング部
内には、現像ローラ284に担持されて感光体ドラム2
00との対向部に搬送される現像剤量を規制するドクタ
ブレード285、該ドクタブレード285で規制されて
現像器ケーシング内に押し留められた現像剤の一部を撹
拌しながら、中心軸線方向に沿って後から前に搬送する
第1撹拌スクリュー286、及び、中心軸線方向に沿っ
て上記第1撹拌スクリュー286とは逆の向きに現像剤
を撹拌しながら搬送する第2撹拌スクリュー291が配
設されている。この第2撹拌スクリュー291の下方の
現像器ケーシング部283には、現像器ケーシング部2
83に収容されている現像剤のトナー濃度を検出するた
めの図示しないトナー濃度センサが設置されている。
【0036】図4は、黒現像器231Kの第1、第2撹
拌スクリュー286,291の中心軸を含む面による縦
断面図である。図4において、第1、第2撹拌スクリュ
ー286,291が、それぞれ所定の方向に回転するこ
とにより、現像器ケーシング部283に収容されている
磁性現像剤が、撹拌されながら現像器ケーシング部28
3内で循環搬送される。そして、この循環搬送される磁
性現像剤は、現像ローラ284のスリーブの回転によ
り、該スリーブ上に担持されて搬送され、ドクタブレー
ド285で薄層化された後、現像位置において感光体ド
ラム200に向けてトナーを供給する。
【0037】また、上記リボルバ現像装置230は、図
5に示すように、カラー複写機本体からスライドによっ
て引き出し可能な作像装置支持体21に支持されてい
る。図示の例における作像装置支持体21は、感光体ド
ラム200を備えた感光体ユニット22の支持体として
も機能し、該感光体ユニット22は、図5の矢印Aで示
すように作像装置支持体21に搭載される。
【0038】上記作像装置支持体21は、前側板21a
と、後側板21bと、左右及び中央部の上下の計4つの
ステー部材21cとで構成されている。該作像装置支持
体21の両サイド部には、アキュライドスライドレール
(不図示)が取り付けられており、これにより該作像装
置支持体21の装置本体手前側へのスライド移動が可能
になっている。前述の各現像器は、図3に示すように、
該作像装置支持体21に支持されているリボルバ現像装
置230の支持体に対して着脱自在になっており、該支
持体に対し図3に矢印Bで示すように搭載される。ま
た、この作像装置支持体21は、図5に示すように、装
置手前側に引き出された状態で、これに支持されたリボ
ルバ現像装置230の現像器が、機外に完全に露出され
るように、該現像器の全長以上のスライド引き出しが可
能となるように構成されている。
【0039】一方、図6に示すように、現像位置に位置
する現像器の現像バイアス入力部としての現像ローラ軸
284aの端部に対向するカラープリンタ本体20の後
側板20aの定位置には、現像バイアス電源23に接続
された現像バイアス印加用の導電性の棒状端子からなる
現像バイアス端子24が、ブラケット25により作像装
置支持体21のスライド方向(スラスト方向)に後退可
能に取り付けられ、かつ付勢手段としての導電性のスプ
リング25aによりカラー複写機本体の前側に押し出し
付勢されている。この現像バイアス端子24の先端部は
半球状に形成され、この現像バイアス端子24の先端部
に接触する現像ローラ軸41aの軸端部には、該半球よ
り若干極率半径が大きい断面円孤状のへこみが形成され
ている。これにより、リボルバ現像装置230の回転に
伴って現像バイアス端子24との対向部に到来する現像
ローラ284の現像ローラ軸284aの軸端部と、現像
バイアス端子24先端との、係合離脱時の接触付加の軽
減及び係合中における接触安定が図られている。
【0040】また、上記現像バイアス端子24は、現像
位置にある現像器のみに現像バイアスを印加させるよう
になっており、所定の現像器が現像位置にセットされる
際に、その現像ローラ284上の現像剤が感光体ドラム
200に接触する前に、この現像バイアス端子24と該
現像ローラ284の現像ローラ軸284aの軸端部とが
確実に接触し、かつ、現像器が現像位置から離れる際
に、該現像ローラ284上の現像剤が感光体ドラム20
0から完全に離れるまで、この現像バイアス端子24と
現像ローラ284の現像ローラ軸284aの軸端部とが
確実に接触するように構成されている。
【0041】また、上記現像バイアス電源23は、直流
電圧に交流電圧が重畳された現像バイアスを上記現像バ
イアス端子24に印加できるように構成されている。ま
た、この現像バイアス電源23からの交流電圧の出力
は、図示しない制御部からの制御信号に基づいて、所定
のタイミングで直流電圧と独立してON/OFFの切り
換えができ、直流電圧の出力値を所定のタイミングで変
化させることができるようになっている。例えば、前記
構成のカラープリンタにおいては、リボルバ現像装置2
30のリボルバモータ295を回転させる前、つまり現
像ローラ284上の現像剤が感光体ドラム200に接触
している状態で、現像バイアスの交流(AC)成分の印
加をOFFし、その後、リボルバ回転用モータをONし
てリボルバ現像装置230を回転させ、感光体ドラム2
00の表面から現像剤を離している。そして、次色の現
像器の現像ローラ41C上の現像剤が感光体ドラム20
0表面に接触し、リボルバ回転用モータをOFFした
後、現像バイアスの交流(AC)成分の印加をONして
いる。
【0042】このようにリボルバ現像装置230の回転
に伴う現像ローラ41上の現像剤と感光体ドラム200
との接離の際に、現像バイアスの交流(AC)成分の印
加をOFFすることにより、交流成分によって現像剤を
活性化して移動しやすくするという作用を抑えるので、
感光体ドラム200へのキャリア及びトナーの付着を防
止できる。なお、リボルバ現像装置230の回転駆動方
法については、以下に詳述する。
【0043】次に、本発明に係る、現像器へのトナー補
給の構成・動作について説明する。図5に示すように、
上記リボルバ現像装置230よりその中心軸線方向の装
置手前側に、該リボルバ現像装置230とほぼ同軸上に
なるように、前側板21を介してトナー収容器ユニット
部240が取り付けられる。このトナー収容器ユニット
部240の断面図を図2(b)に示す。トナー収容器ユ
ニット部240には、各現像器に一対一で対応して互い
に異なる色のトナーを収容したトナー収容器としてのト
ナーカートリッジ241K,241C,241M,24
1Yが着脱可能に設けられている。また、トナーカート
リッジ241K、241C,241M,241Yからの
トナーを受け入る、トナーホッパ242K,242C,
242M,242Yも固設されている。
【0044】図3及び図4に示すように、リボルバ現像
装置230は、その前後端板230a,230bに装着
されるリボルバ支持ベアリング293a,293bによ
って回転自在に軸支されている。そして、その後端板2
30bに配設されたリボルバギヤ294が、リボルバモ
ータ295により駆動される駆動ギヤ296により駆動
されることによって、各現像器231K,231Y,2
31M,231Cが、それぞれ所定の位置に移動して停
止される。このリボルバ現像装置230の回転時には、
4つの現像器、4つのトナーカートリッジ、及び4つの
トナーホッパが一体となって回転し、この回転により、
各トナーカートリッジ内のトナーが攪拌される作用が生
じる。
【0045】図8は、上記トナーホッパ242Kに、上
記トナーカートリッジ241Kが装着された状態を表す
断面図である。トナーカートリッジ241Kが、トナー
ホッパ242Kとスライド結合し、トナー漏れを防止す
るシール部材を介して互いの開口部300a,300b
が一致するよう係合される。この状態で、上記リボルバ
現像装置230が回転すると、トナーカートリッジ24
1K内部のトナーが、該回転と重力との相乗作用によ
り、トナーホッパ242K内に流入することになる。
【0046】また、上記4つのトナーホッパ242K,
242C,242M,242Yからは、図7に示すよう
に、それぞれ対応する現像器に向けてトナーを搬送す
る、トナー搬送経路としてのトナー搬送パイプ245
K,245C,245M,245Yが連通している。そ
して、該トナー搬送パイプ245K,245C,245
M,245Yのそれぞれの内部には、トナー搬送部材と
しての、トナー搬送スクリュー250K,250C,2
50M,250Yが設けられており、各トナーホッパ2
42内にまで延在している。これらトナー搬送スクリュ
ー250K,250C,250M,250Yの配置は、
対応する現像器が現像位置に位置するときに、対応する
現像器内の上記第1撹拌スクリュー286延在部分のほ
ぼ直上に位置するように設定されている。なお、図7に
おいては、代表して一色分(黒)の現像装置231K,
トナーホッパ242K及びトナー搬送スクリュー250
Kについてを示している。
【0047】上記トナー搬送スクリュー250の回転軸
248a及び上記トナー搬送パイプ245は、図5で示
すように、リボルバ現像装置230の前端板230a及
び円盤状のユニット面板240aの各穴を貫通し、該リ
ボルバ現像装置230側に突出している。そして、トナ
ー搬送パイプ245のパイプ開口部300cは、現像器
の現像器開口部300dと現像器に備えられているシー
ル部材310を潰す形で連通され、現像器へのトナー補
給を行う(図10参照)。該回転軸248aは、その端
部に補給ギヤ284が固設され、図3で示した駆動入力
用の上記トナー補給駆動ギヤ298aに噛み合うように
なっている。このトナー補給駆動ギヤ298aが、本体
後側板21bに取り付けられている補給用モータで駆動
されるトナー補給駆動アイドラギヤ298bなどの複数
のギヤを介して駆動すると、トナー搬送スクリュー25
0毎に設けられた補給ギヤ284のうち、現像位置にあ
る現像器に対応する補給ギヤ284が、補給駆動ギヤ2
98a噛み合う。これにより、現像位置にあるトナー搬
送スクリュー250が回転駆動され、トナーホッパ24
5Kから搬送されてきたトナーが、現像器231K内に
補給されることとなる。そして、上述したように、現像
器ケーシング部283内の磁性キャリアと撹拌され、磁
性現像剤として現像に用いられることになる。
【0048】ここで、従来のトナー搬送スクリュー25
0とトナー搬送パイプ245においては、図9で示すよ
うに、トナー搬送スクリュー250が円滑に回転するよ
うに、両者の間にクリアランスをもつような構成となっ
ている。これは、トナー搬送スクリュー250とトナー
搬送パイプ245とが干渉すると、駆動時に異音が発生
したり、ロックを引き起こしたりするためである。
【0049】ところが、上述したように、トナー搬送ス
クリュー250とトナー搬送パイプ245の間にクリア
ランスがある場合、上記リボルバ現像装置230の回転
とともにトナーの流動性が高くなると、このトナーが一
気にトナーホッパ242内に入り、該クリアランスを通
って現像器に流出してしまうという問題が生じる。ま
た、トナーの流動性が高くない場合でも、トナーが一度
にトナーホッパ242に入ってくると、トナー搬送パイ
プ245内の空気が抜けにくく、圧力により現像器へト
ナーが押し出されてしまうという問題がある。さらに、
トナー搬送パイプ245のパイプ開口部300c近傍に
あるトナーが、該リボルバ現像装置230の回転時の振
動により、現像器に流出してしまうこともある。
【0050】そこで、本実施形態においては、上記トナ
ー搬送スクリュー250と上記トナー搬送パイプとの間
にクリアランスがある場合にも、現像器へのトナー流出
を防止できる構成を採用している。以下、図10及び図
11を用いて、現像器231へのトナー流出防止のため
の構成について説明する。図11は、図10で示したト
ナー搬送パイプ245と現像器231との連通部の拡大
図である。それぞれの図に示されるように、トナー搬送
パイプ245のパイプ開口部300c近傍に、磁界発生
手段としてのマグネット400が取り付けられている。
図10及び図11の構成において、リボルバ現像装置2
30の回転によりトナー搬送パイプ245と現像器23
1の上下位置関係が変わると、現像器231内の磁性現
像剤320がトナー搬送パイプ245側へ流れこむ。こ
のとき、上記マグネット400により、トナー搬送パイ
プ245のパイプ開口部300c近傍には磁界が生じて
おり、該磁界に磁性現像剤320が引きつけられ、固定
される。そして、その後、リボルバ現像装置230がさ
らに回転し、現像器231が現像位置に移動しても、磁
性現像剤320は、重力によって現像器231内へ落下
することなく、該磁界によりトナー搬送パイプ245内
に留められている。
【0051】以上のように、磁性現像剤320がトナー
搬送パイプ245内に留められることにより、トナー搬
送パイプ245と現像器231の連通部は塞がれている
状態となり、上述したような、リボルバ現像装置230
の回転による、現像器231へのトナー流出を防止する
ことができる。
【0052】なお、トナー搬送パイプ245内に固定さ
れた磁性現像剤320は、複写機本体のトナー補給信号
により、上記トナー搬送スクリュー250が回転する
と、該スクリュー250により掻き取られ、現像器23
1内へ重力により落下する。したがって、トナー補給時
には、トナー搬送パイプ245と現像器231は再び連
通し、現像器231へのトナー補給が可能となる。
【0053】以上、上記実施形態によれば、上記マグネ
ット400をトナー搬送経路内に設けたことにより、ト
ナー補給時以外には、磁性現像剤320によりトナー搬
送パイプ245と現像器231の連通部が必ず塞がれた
状態となる。したがって、トナー搬送パイプ245とト
ナー搬送スクリュー250と間にクリアランスがある場
合にも、トナー補給時以外の現像器へ231へのトナー
流出を防止することが可能となった。また、トナー補給
時には、トナー搬送スクリュー250の駆動により、該
連通部を開口させる。したがって、該連通部の開閉方法
としては、もともと備えられている搬送スクリュー25
0を利用し、かつ、トナー該マグネット400を取り付
けたのみの簡単な構成であるので、複雑なシャッタ機構
及び該シャッタ駆動部等を設ける構成に比して、コスト
的にもスペース的にも有利となる。
【0054】また、上記マグネット400を設けたこと
により、トナー搬送パイプ245及びトナーカートリッ
ジ241内への磁性現像剤320の逆流も、同時に防止
することが可能となった。
【0055】さらに、トナー流出を防止することによ
り、現像器内のトナー濃度が高くなることを防ぐので、
画像濃度過多や地汚れの発生をも防止できる。
【0056】なお、本実施形態では、トナーと磁性キャ
リアからなる二成分の磁性現像剤を用いて現像する画像
形成装置で説明したが、一成分の磁性現像剤を用いた画
像形成装置にも適用できる。
【0057】
【発明の効果】
【0058】請求項1及び2の発明によれば、上記トナ
ー搬送部材と上記トナー搬送経路と間にクリアランスが
ある場合にも、上記現像器側へのトナー流出を防止する
ことができる。また、画像濃度過多や地汚れの発生をも
防止できる。さらに、該現像器内の現磁性像剤が、該ト
ナー搬送経路及び上記トナー収容器内へ逆流することも
同時に防止することができる。
【0059】特に、請求項2の発明によれば、簡単な構
成で確実に、該各現像器へのトナー流出を防止すること
ができるという優れた効果がある。
【0060】請求項3の発明によれば、トナー補給時に
は、自動的にトナー搬送経路の開口部を開口することが
できる。したがって、トナー搬送経路と上記各現像器の
連通部の開閉方法としては、もともと現像装置に備えら
れているトナー搬送部材の駆動を利用し、かつ、上記磁
界発生手段を備えたのみの簡単な構成であるので、複雑
なシャッタ機構及び該シャッタ駆動部等を設ける構成に
比して、コスト的にもスペース的にも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカラー複写機の概略
構成を示す正面図。
【図2】(a)は、同カラー複写機のリボルバ現像装置
の断面図。(b)は、同カラー複写機のリボルバ現像装
置のトナー収容ユニット部の正面図。
【図3】同リボルバ現像装置の概略斜視図。
【図4】同リボルバ現像装置のトナー搬送部及び駆動部
の概略平面図。
【図5】同カラー複写機の作像装置支持体をカラープリ
ンタ本体から引き出した状態を示す概略斜視図。
【図6】同リボルバ現像装置の現像器の従来のバイアス
印加機構を示す要部断面図。
【図7】同リボルバ現像装置のトナー収容器ユニット部
及びトナー搬送部を示す縦断面図。
【図8】同リボルバ現像装置のトナー収容器ユニット部
の内部構成を示す断面図。
【図9】従来の不具合を説明する説明図。
【図10】本実施形態に係るトナー搬送パイプ及び現像
器が連通した状態を示す側断面図。
【図11】図10で示したトナー搬送パイプ及び現像器
の連通部の拡大図。
【符号の説明】
1 カラースキャナ 2 カラープリンタ 3 給紙バンク 200 感光体ドラム 220 書込光学ユニット 230 リボルバ現像装置 231K,231C,231M,231Y 現像器 240 トナー収容器ユニット部 241K,241C,241M,241Y トナーカー
トリッジ 242K,242C,242M,242Y トナーホッ
パ 245K,245C,245M,245Y トナー搬送
パイプ 250K,250C,250M,250Y トナー搬送
スクリュー 260 中間転写装置 261 中間転写ベルト 270 定着装置 284 現像ローラ 286 第1撹拌スクリュー 291 第2撹拌スクリュー 294 リボルバギヤ 295 リボルバモータ 296 駆動ギヤ 300a トナーカートリッジの開口部 300b トナーホッパの開口部 300c トナー搬送パイプの開口部 300d 現像器の開口部 310 シール部材 320 現像剤 400 マグネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の現像器を有し、潜像担持体に近接し
    て回動自在に設けられ、かつ、磁性現像剤を用いて現像
    を行なう回転型現像装置と、該現像装置に着脱可能に取
    り付けられて該現像装置と一体的に回動する、前記複数
    の現像器それぞれに一対一で対応する複数のトナー収容
    器と、該各トナー収容器内と該各現像装置とを連結す
    る、トナー搬送経路とトナー搬送部材からなるトナー搬
    送手段とを備えた画像形成装置において、 上記各トナー搬送経路の上記各現像器に対する開口部近
    傍に磁界発生手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記磁界発生手段を、マグネットで構成したことを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1の画像形成装置において、 上記トナー搬送手段として、上記トナー搬送部材の駆動
    により、上記磁界発生手段により拘束されている磁性現
    像剤を搬送し得るものを用いたことを特徴とする。
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