JP2000055442A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000055442A
JP2000055442A JP10220719A JP22071998A JP2000055442A JP 2000055442 A JP2000055442 A JP 2000055442A JP 10220719 A JP10220719 A JP 10220719A JP 22071998 A JP22071998 A JP 22071998A JP 2000055442 A JP2000055442 A JP 2000055442A
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microcomputer
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Kiyotoshi Hida
清稔 日田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクロコンピュータに不具合が生じたときに
も、圧縮機の温度の異常上昇を防止する。 【課題解決手段】マイクロコンピュータ7を用いること
により、圧縮機1の電流値または温度が上限値を越える
ときには、圧縮機1の電流を減少させる空気調和機に適
用し、圧縮機1の電流値を検出する電流検出回路3と、
電流検出回路3により検出された電流値が予め設定され
た許容値を越える場合、マイクロコンピュータ7の出力
が圧縮機1を運転状態に設定するときにも、圧縮機1の
運転を停止する運転停止回路4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータを用いて圧縮機の運転を制御する空気調和機に係
り、より詳細には、マイクロコンピュータとは異なるハ
ードウエアを用いて、圧縮機に流れる電流値が許容値を
越えると、圧縮機の運転を停止する空気調和機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機に設けられた圧縮機に過大な
電流が流れる場合、ブレーカや電子部品の破損、あるい
は火災の発生等の、重大事故を招く恐れがある。このた
め、圧縮機の運転周波数範囲を複数のゾーンに分け、そ
れぞれのゾーン毎に、電流レリース動作を行う電流値
と、電流レリース動作を解除する電流値とを設定した技
術(特開平6−26695号)が提案されている(第1
の従来技術とする)。また、電源プラグに流れる電流値
が上限値を越えたとき、あるいは電源プラグの温度が上
限値を越えたときには、レリース運転を行うと共に、時
間の経過に伴って上限値を変化させる技術(特開昭63
−32255号)が提案されている(第2の従来技術と
する)。また、圧縮機を所定時間にわたって運転したと
きの吐出温度が設定値を越えているにも関わらず、圧縮
機の電流値が設定値を越えていないときには、圧縮機の
電流値を検出する検出回路が異常であると判定し、圧縮
機の回転範囲の最大値を低い値に変更する技術(特開平
6−185797号)が提案されている(第3の従来技
術とする)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術を用いた場合では、以下に示す問題が生じていた。す
なわち、第1の従来技術においては、圧縮機の電流値
が、電流レリースを行う値となったかどうかの判定を制
御部において行っているが、制御部の構成をハードロジ
ック回路で構成すると、制御部の回路規模が極めて大き
くなる。従って、実用的な装置とするためには、制御部
は、マイクロコンピュータにより構成されることにな
る。また、第2の従来技術においても、同様であり、電
源プラグの電流値あるいは電源プラグの温度が上限値を
越えたときレリース運転を行う制御部は、マイクロコン
ピュータにより構成される。また、第3の従来技術で
は、圧縮機の電流値を検出する検出回路が異常であるか
どうかを、マイクロコンピュータによって判定してい
る。
【0004】一方、マイクロコンピュータは、周辺回路
となるハードウエアの規模を小さくするため、より複雑
な動作を行うようになってきている。このため、ノイズ
の影響による暴走等の不具合を発生し易い。また、マイ
クロコンピュータを構成するハードウエアそのものに不
具合が生じることがある。このような不具合が、上記し
た第1〜第3の従来技術のマイクロコンピュータに生じ
ると、圧縮機の電流値が大きくなったときにも、電流値
を低い値に戻すための制御が行われない。このため、火
災等の重大事故の発生を招く恐れがある。
【0005】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、請求項1記載の発明の目的は、圧縮機
の電流値が許容値を越えるときには、マイクロコンピュ
ータの出力が圧縮機を運転状態とするときにも、強制的
に圧縮機の運転を停止することにより、マイクロコンピ
ュータに不具合が生じたときにも、圧縮機の温度の異常
上昇を防止することのできる空気調和機を提供すること
にある。
【0006】また請求項2記載の発明の目的は、上記目
的に加え、圧縮機の運転を停止するときには、マイクロ
コンピュータのリセットを行うことにより、圧縮機の異
常状態が解除されたときには、マイクロコンピュータに
よる制御を再開させることのできる空気調和機を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明に係る空気調和機は、マイクロコン
ピュータを用いることにより、圧縮機の電流値または前
記圧縮機の温度が予め設定された上限値を越えるときに
は、前記圧縮機に流れる電流を減少させる空気調和機に
適用し、前記圧縮機に流れる電流値を検出する電流検出
回路と、前記電流検出回路により検出された電流値が予
め設定された許容値を越える場合、前記マイクロコンピ
ュータの出力が前記圧縮機を運転状態に設定するときに
も、前記圧縮機の運転を停止する運転停止回路とを備え
た構成としている。
【0008】すなわち、運転停止回路は、電流検出回路
により検出された電流値が許容値を越える場合、マイク
ロコンピュータの出力が圧縮機を運転状態に設定すると
きにも、圧縮機の運転を停止させる。このため、マイク
ロコンピュータに不具合が生じ、圧縮機の運転の停止が
不能となるときにも、圧縮機の電流が増加すると、圧縮
機の運転は停止されることになる。
【0009】また請求項2記載の発明に係る空気調和機
は、上記構成に加え、前記運転停止回路は、前記圧縮機
の運転を停止するときには、前記マイクロコンピュータ
をリセットする構成としている。
【0010】すなわち、暴走等が生じて、圧縮機の運転
の制御ができなくなったマイクロコンピュータは、リセ
ットによって初期状態に戻る。このため、リセットが解
除されたときには、マイクロコンピュータは、圧縮機の
運転を制御することが可能な正常状態に復帰する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例の形態を、
図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る空気
調和機の一実施形態の電気的接続を示す回路図である。
【0012】本実施形態の主要部の構成を概略的に説明
すると、リレー接点Sと駆動コイルRLとからなるリレ
ー5は、圧縮機1の電流経路の接続を開閉する開閉器と
なっている。また、マイクロコンピュータ7は、外部か
ら導かれた出力23に基づいて圧縮機1の運転を制御す
ることにより、室温を所定温度に維持するためのブロッ
クとなっている。また、マイクロコンピュータ7は、サ
ーミスタ8により検出された圧縮機1の温度が、予め設
定された上限値を越えるときには、リレー接点Sの接続
を開き、圧縮機1に流れる電流を減少させる(電流値を
0とする)。
【0013】また、カレントトランス9、ダイオードD
1、抵抗R1、および、コンデンサC1からなるブロッ
ク3は、圧縮機1に流れる電流値を検出するための電流
検出回路となっている。また、4つの抵抗R2〜R5、
2つのダイオードD2,D3、および、比較器11から
なるブロック4は、運転停止回路となっていて、電流検
出回路3によって検出された電流値が、予め設定された
許容値を越える場合、マイクロコンピュータ7がリレー
接点Sの接続を閉じているときにも、強制的にリレー接
点Sの接続を開く。また、運転停止回路4は、リレー接
点Sの接続を強制的に開くときには、マイクロコンピュ
ータ7をリセットする。
【0014】なお、運転停止回路4が、リレー接点Sの
接続を開き、圧縮機1の運転を停止させるときの電流値
(上記した許容値)は、マイクロコンピュータ7が、サ
ーミスタ8の温度に基づいて圧縮機1の運転を停止させ
るとき、圧縮機1に流れていた電流値より、1〜2A程
大きい値に設定されている。
【0015】本実施形態を詳細に説明すると、冷媒の圧
縮を行う圧縮機1に商用電源2を供給する電流経路に
は、リレー接点Sが挿入されている。また、電流経路の
電流を検出するカレントトランス9の出力は、ダイオー
ドD1によって整流された後、抵抗R1とコンデンサC
1とからなる遅延回路に導かれている。この遅延回路
は、時定数が数秒に設定された積分回路となっていて、
圧縮機1を起動するときの突入電流の影響を除去した出
力を運転停止回路4に送出する。
【0016】抵抗R2,R3からなる分圧回路は、電流
検出回路3の出力レベルを、比較が容易となるレベルに
シフトするための回路となっている。また、抵抗R4,
R5からなる分圧回路は、判定基準である許容値に対応
した電圧を設定する回路となっている。従って、圧縮機
1に流れる電流値が許容値以下であるときには、比較器
11のマイナス入力のレベルは、プラス入力のレベルよ
り低くなり、比較器11の出力はHレベルとなる。一
方、圧縮機1に流れる電流値が許容値より大きくなると
きには、マイナス入力のレベルがプラス入力のレベルよ
り高くなるため、比較器11の出力はLレベルとなる。
【0017】リセット回路6は、電源投入時にマイクロ
コンピュータ7をリセットするための回路となってお
り、オープンコレクタ出力でもってリセット信号を出力
する。このため、リセット回路6の出力は、抵抗R6を
介してプルアップされている。また、リセット回路6の
出力は、ダイオードD3を介して、比較器11の出力に
接続されている。従って、比較器11の出力がLレベル
となるときには、マイクロコンピュータ7はリセットさ
れることになる。
【0018】マイクロコンピュータ7から送出され、圧
縮機1の運転を制御する出力は、抵抗R8を介して、ト
ランジスタQ1のベースに導かれている。また、トラン
ジスタQ1のエミッタは接地されている。そして、トラ
ンジスタQ1のコレクタには駆動コイルRLが接続され
ている。また、トランジスタQ1のベースには、ダイオ
ードD2のアノードが接続され、ダイオードD2のカソ
ードは、比較器11の出力に導かれている。
【0019】従って、比較器11の出力がHレベルであ
る場合、トランジスタQ1は、マイクロコンピュータ7
の出力がHレベルになると、オン状態になる。また、マ
イクロコンピュータ7の出力がLレベルになると、オフ
状態となる。一方、比較器11の出力がLレベルである
ときには、マイクロコンピュータ7の出力が、Hレベル
となるときとLレベルとなるときとの双方において、ト
ランジスタQ1はオフ状態となる。すなわち、比較器1
1の出力がLレベルとなるときには、マイクロコンピュ
ータ7から送出されるレベルに関わりなく、リレー接点
Sは開かれることになる。
【0020】なお、ダイオードD4は、駆動コイルRL
の逆起電力を吸収するための素子、抵抗R7は、トラン
ジスタQ1のベースが開放となることを防止する素子と
なっている。
【0021】以上説明したように、本実施形態では、リ
レー5は、運転停止回路4が圧縮機1の電流経路を開く
ための開閉器に該当すると共に、マイクロコンピュータ
7が圧縮機1の電流経路を開閉するための開閉器にも該
当している。すなわち、部品価格が高価なリレーの使用
個数は1つとなっている。
【0022】上記構成からなる実施形態の動作を説明す
る。
【0023】電流検出回路3により検出された電流値が
許容値以下である場合、すなわち、比較器11の出力が
Hレベルである場合、リレー接点Sは、マイクロコンピ
ュータ7がトランジスタQ1に送出するレベルにより、
開閉が制御される。従って、マイクロコンピュータ7
は、サーミスタ8により検出された温度が上限値以下で
あるときには、出力23に従い、室温が所定温度となる
ように、圧縮機1の運転を制御する。
【0024】上記した制御を行っているとき、圧縮機1
の負荷の増大等が原因となって、圧縮機1に流れる電流
が増加すると、電流の増加に対応して圧縮機1の温度が
上昇する。このため、サーミスタ8により検出された温
度が上限値を越えると、マイクロコンピュータ7は、圧
縮機1の温度のさらなる上昇を防止するため、トランジ
スタQ1に送出するレベルをLレベルとすることによっ
て、リレー接点Sの接続を開き、圧縮機1の運転を停止
する。そして、サーミスタ8により検出された温度が、
運転を再開する温度まで低下したときには、マイクロコ
ンピュータ7は、圧縮機1の運転を再開するため、リレ
ー接点Sの接続を閉じる。
【0025】上記した運転が行われているとき、マイク
ロコンピュータ7に不具合が生じたとする。また、マイ
クロコンピュータ7に不具合が生じたときには、リレー
接点Sの接続が閉じられていたことから、圧縮機1の電
流が増加し、サーミスタ8により検出された温度が上限
値を越えたとする。しかし、マイクロコンピュータ7は
不具合状態にあるため、サーミスタ8により検出された
温度が上限値を越えた場合にも、トランジスタQ1に送
出されるレベルは、Hレベルから変化しない。その結
果、圧縮機1の電流の増加は続くことになる。
【0026】圧縮機1に流れる電流の増加が続いたこと
から、電流検出回路3により検出された電流値が、運転
停止回路4に設定された許容値を越えると、比較器11
の出力レベルが、HレベルからLレベルに変化する。従
って、トランジスタQ1がオフとなって、リレー接点S
の接続が開かれ、圧縮機1に流れる電流が0となる。ま
た、マイクロコンピュータ7にリセット信号が与えられ
る。このため、マイクロコンピュータ7の出力端子も初
期状態となるので、トランジスタQ1に送出されるレベ
ルは、HレベルからLレベルに変化する。
【0027】そして、リレー接点Sの接続が開かれ、圧
縮機1に流れる電流が0になると、電流検出回路3によ
り検出される電流値も0となる。このため、比較器11
の出力は、LレベルからHレベルに変化する。しかし、
マイクロコンピュータ7がトランジスタQ1に送出する
レベルは、リセット信号によりLレベルとなっている。
従って、比較器11の出力がHレベルとなったときに
も、リレー接点Sの接続は開かれた状態に維持される。
【0028】上記動作の原因となったマイクロコンピュ
ータ7の不具合が、暴走による不具合であった場合、比
較器11の出力がLレベルからHレベルに変化すると、
マイクロコンピュータ7は正常動作が可能となる。そし
て、このときの動作は、リセットにより再開された動作
であるため、電源投入後の動作と同一となる。すなわ
ち、外部から運転の指示が入力されるのを待つ待機動作
となる。そして、冷房運転等の指示が外部から与えられ
たときには、指示された運転を開始するため、リレー接
点Sの接続を閉じ、圧縮機1を運転する。
【0029】なお、マイクロコンピュータ7の不具合
が、暴走以外の原因で生じた場合では、リセット信号を
与えられても、マイクロコンピュータ7は、トランジス
タQ1に送出するレベルを、HレベルからLレベルに変
化させない場合がある。そして、このような事態が生じ
ると、リレー接点Sが開かれたことから、圧縮機1の電
流値が0となり、比較器11の出力がLレベルからHレ
ベルに変化すると、リレー接点Sが再び閉じられる。そ
の結果、圧縮機1には、許容値を越える電流が流れるの
で、再び、比較器11の出力がLレベルとなり、リレー
接点Sの接続が開かれる。以下、同様の繰り返しとな
り、ハンチング状態となる。
【0030】図2は、上記した事態を防止するため、マ
イクロコンピュータ7により初期状態に復帰させること
が可能な保持回路を追加した運転停止回路の構成を示し
ている。すなわち、比較器11の出力を、保持回路であ
るフリップフロップ31のリセット入力に導いている。
また、フリップフロップ31のセット入力には、コンデ
ンサC2を介して、マイクロコンピュータ7からの出力
32を導いている。また、セット入力を、抵抗R9によ
ってプルアップすると共に、抵抗R9に並列にダイオー
ドD5を接続している。なお、リセット入力、および、
セット入力は、Lレベルでアクティブとなっている。
【0031】上記構成からなる運転停止回路4の動作を
説明すると、マイクロコンピュータ7は、電源投入時の
初期動作の1つとして、出力32を、Hレベルにした
後、Lレベルに変化させ、フリップフロップ31をセッ
トする。このため、フリップフロップ31の出力QはH
レベルとなる。この状態において、圧縮機1の電流値が
許容値を越え、比較器11の出力がLレベルになると、
フリップフロップ31の出力がLレベルとなる。従っ
て、トランジスタQ1がオフとなる。また、マイクロコ
ンピュータ7はリセットされる。このとき、マイクロコ
ンピュータ7は、内部回路の不具合から、トランジスタ
Q1に送出する出力を、HレベルからLレベルに変化さ
せなかったとする。
【0032】一方、リレー接点Sが開かれたときには、
圧縮機1の電流値が0となるので、比較器11の出力
は、LレベルからHレベルに変化する。しかし、フリッ
プフロップ31の出力Qのレベルは、比較器11の出力
がLレベルからHレベルに変化したときにも、Lレベル
から変化しない。従って、リレー接点Sは開かれたまま
となる。このため、マイクロコンピュータ7がトランジ
スタQ1に送出するレベルが、リセットによってLレベ
ルとならなかったときにも、圧縮機1の運転は停止を続
けることになり、上記したハンチングが防止される。
【0033】一方、マイクロコンピュータ7の不具合の
原因が暴走であったときには、リセットにより、トラン
ジスタQ1に送出するレベルがLレベルとなる。そし
て、比較器11の出力が、LレベルからHレベルとなっ
たときには、マイクロコンピュータ7は、正常動作を再
開し、初期設定の動作を行う。すなわち、出力32をH
レベルに変化させた後、Lレベルに変化させる。従っ
て、フリップフロップ31のセット入力には、出力32
の立ち下がりエッジにより生じたLレベルパルスが印加
され、セットされる。このため、出力QがHレベルに変
化する。従って、以後では、マイクロコンピュータ7に
より、圧縮機1の運転を制御することが可能になる。
【0034】なお、本実施形態では、マイクロコンピュ
ータ7は、サーミスタ8により検出された圧縮機1の温
度が上限値を越えると、リレー接点Sの接続を開き、圧
縮機1の運転を停止する動作を行うが、その他の動作を
行う構成とすることが可能である。すなわち、サーミス
タ8と、サーミスタ8の出力をマイクロコンピュータ7
に導く経路21を省略し、電流検出回路3の出力をマイ
クロコンピュータ7に導く経路22を設ける。そして、
マイクロコンピュータ7には、電流検出回路3により検
出された電流が上限値を越えると、リレー接点Sの接続
を開く制御を行わせる。但し、上記した上限値は、運転
停止回路4に設定される許容値より、1〜2A程度低い
値となる。
【0035】また、圧縮機1の電流経路の接続を開閉す
る開閉回路には、駆動コイルRLにより、リレー接点S
の接続が開閉されるメカニカルリレー5を用いた場合に
ついて説明したが、ソリッドステートリレー等を用いた
構成とすることが可能になっている。
【0036】また、リレー接点Sの開閉によって、圧縮
機1の運転を制御する構成とした場合について説明した
が、商用電源2を整流平滑する整流平滑回路と、整流平
滑回路の出力を電源として、マイクロコンピュータ7の
出力により動作が制御されるインバータ回路とを用い
て、圧縮機1の運転を制御する構成の場合にも、同様に
適用することが可能となっている。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る空気調和機
は、マイクロコンピュータを用いることにより、圧縮機
の電流値または前記圧縮機の温度が予め設定された上限
値を越えるときには、前記圧縮機に流れる電流を減少さ
せる空気調和機に適用し、前記圧縮機に流れる電流値を
検出する電流検出回路と、前記電流検出回路により検出
された電流値が予め設定された許容値を越える場合、前
記マイクロコンピュータの出力が前記圧縮機を運転状態
に設定するときにも、前記圧縮機の運転を停止する運転
停止回路とを備えた構成としている。このため、マイク
ロコンピュータに不具合が生じ、圧縮機の運転停止が不
能となるときにも、圧縮機の電流が増加すると、圧縮機
の運転は停止されることになるので、マイクロコンピュ
ータに不具合が生じたときにも、圧縮機の温度の異常上
昇を防止することが可能になっている。
【0038】また請求項2記載の発明に係る空気調和機
は、前記運転停止回路は、前記圧縮機の運転を停止する
ときには、前記マイクロコンピュータをリセットする構
成としている。すなわち、不具合が生じたマイクロコン
ピュータは、リセットにより、正常動作が可能な初期状
態に戻る。このため、圧縮機の異常状態が解除されたと
きには、マイクロコンピュータによる制御を再開させる
ことが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の一実施形態の電気的
接続を示す回路図である。
【図2】フリップフロップを設けた運転停止回路の電気
的接続を示す回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 商用電源 3 電流検出回路 4 運転停止回路 5 リレー 7 マイクロコンピュータ 8 サーミスタ 31 フリップフロップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータを用いることによ
    り、圧縮機の電流値または前記圧縮機の温度が予め設定
    された上限値を越えるときには、前記圧縮機に流れる電
    流を減少させる空気調和機において、 前記圧縮機に流れる電流値を検出する電流検出回路と、 前記電流検出回路により検出された電流値が予め設定さ
    れた許容値を越える場合、前記マイクロコンピュータの
    出力が前記圧縮機を運転状態に設定するときにも、前記
    圧縮機の運転を停止する運転停止回路とを備えたことを
    特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記運転停止回路は、前記圧縮機の運転
    を停止するときには、前記マイクロコンピュータをリセ
    ットすることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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