JP2000209868A - インバ―タ - Google Patents

インバ―タ

Info

Publication number
JP2000209868A
JP2000209868A JP11003697A JP369799A JP2000209868A JP 2000209868 A JP2000209868 A JP 2000209868A JP 11003697 A JP11003697 A JP 11003697A JP 369799 A JP369799 A JP 369799A JP 2000209868 A JP2000209868 A JP 2000209868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
capacitor
inverter
circuit
retry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11003697A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kato
哲也 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP11003697A priority Critical patent/JP2000209868A/ja
Publication of JP2000209868A publication Critical patent/JP2000209868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ可変速駆動用インバータのリトライ機
能では、故障発生時にインバータとモータの間を遮断す
るため、過電圧発生時には直流回路の電圧が長時間高い
電圧のままになってリトライ動作に失敗することがあ
る。 【解決手段】 制御回路6は、過電圧発生の検出で発電
放電回路のスイッチ9を投入し、直流回路のコンデンサ
2の電圧を速やかに正常レベルまで戻した後、リトライ
制御を行う。このスイッチ9の投入後、コンデンサ2の
電圧を監視し、正常に低下しないときに異常と判定して
リトライ制御を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータを可変速駆
動するインバータに係り、特に過電圧発生時のリトライ
機能に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータの故障停止予防機能の1つと
してリトライ機能がある。この機能は、インバータの運
転中に過電流や過電圧、地絡、瞬時停電等の故障が発生
した際に自己診断を行い、異常でなければリトライ動作
によりインバータを自動的に再起動し、システムダウン
を回避する。
【0003】リトライ動作は、故障発生の検出でインバ
ータとモータの間を遮断し、モータを慣性力で回転させ
ておき、この状態で異常が解消されていれば一定のリト
ライ待機時間後にインバータ運転を再開し、インバータ
の運転周波数をモータの現在の回転数に合わせた後に徐
々に正規のモータ回転数まで上昇させ、通常運転に戻す
拾い上げを行う。
【0004】このようなリトライ動作は、リトライ回数
及びリトライ待機時間が設定されており、リトライ回数
に達するまで繰り返し実行される。
【0005】図3は、過電流発生時のリトライ動作を示
し、時刻t1で過電流(OC)が発生し、リトライ待機
時間後の時刻t2でリトライ動作を行い、このリトライ
動作でも過電流が発生し、さらに時刻t3でのリトライ
動作にも過電流が発生し、時刻t4での3回目のリトラ
イ動作には過電流が発生せず、モータ速度との同期を得
た拾い上げに成功した場合である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】リトライ機能をもつイ
ンバータにおいて、負荷の急変や入力電圧の瞬時上昇等
によってインバータの直流電圧に過電圧が発生したと
き、リトライ動作によりインバータ出力を遮断する。こ
のとき、インバータの直流回路が消費する電力は、制御
電源部の数ワット程度の低い値になり、インバータ直流
回路のコンデンサ電圧Vdcが過電圧レベル以下にまで
低下してリトライ動作条件を満たすまでには分オーダの
長い時間を必要とする。
【0007】つまり、過電圧発生時のリトライ動作条件
を満足するまでには非常に長い時間を要し、リトライ機
能の要件であるモータ回転数が低下する前に拾い上げで
再運転するのが困難になる場合がある。
【0008】この点について、過電流や地絡等の故障の
場合は、インバータの出力遮断によりインバータ事態が
正常であれば、直流電圧も早期に正常に戻り、設定され
たリトライ待機時間でリトライ動作を行うことができ
る。
【0009】したがって、過電圧発生時のみ早い周期で
のリトライ動作が行えないという問題があった。
【0010】本発明の目的は、過電圧発生時に早い周期
でリトライ動作を行うことができるようにしたインバー
タを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータの可変
速駆動用インバータの直流回路には発電放電回路(DB
R)が設けられていることを利用し、過電圧発生時に発
電放電回路を動作させることで直流回路の電圧を正常レ
ベルまで速やかに低下させ、早い周期でリトライ動作が
できるようにしたもので、以下の構成を特徴とする。
【0012】インバータ本体の直流回路のコンデンサに
並列に発電放電回路を有してモータを可変速駆動し、過
電流や過電圧の故障発生に際してインバータ本体とモー
タの間を遮断し、この状態で故障が解消されているとき
にインバータ運転を再開するリトライ機能を備えたイン
バータにおいて、前記過電圧故障の発生で前記リトライ
機能によるインバータ運転の再開に際し、前記発電放電
回路を投入して前記コンデンサの電圧を正常レベル近く
まで戻し、この後にリトライ制御を行う制御回路を備え
たことを特徴とする。
【0013】また、前記制御回路は、前記発電放電回路
を投入したときの前記コンデンサの電圧を監視し、この
電圧が正常に降下しないときに異常と判断してリトライ
制御を中止することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
回路構成図である。整流器1は交流入力を整流して直流
電力に変換し、平滑コンデンサ2を充電する。この充電
には、運転開始時にはコンデンサ2への突入電流を抑制
する限流用抵抗3を通して行い、正規のコンデンサ電圧
まで上昇したときにマグネットコンタクト4を投入して
通常状態に戻す。
【0015】コンデンサ2を直流回路にもつインバータ
本体5は、制御回路6によるゲート制御によって周波数
及び電圧制御した交流電力を発生し、モータ7を可変速
駆動する。
【0016】ここで、コンデンサ2には並列に発電放電
回路(DBR)として、抵抗8と半導体スイッチ9の直
列回路が設けられ、モータ7の減速時にスイッチ9を連
続的又は間欠的に投入し、モータからの回生電力をイン
バータ本体5を通して抵抗8で熱として消費させる。
【0017】制御回路6は、インバータ本体5のゲート
信号発生やマグネットコンタクト4の制御、DBRの制
御の他に、リトライ機能を設けている。このリトライ機
能は、前記のように、過電流や過電圧、地絡、短絡等の
故障発生を検出し、リトライ動作によってモータ7の拾
い上げ制御を行う。
【0018】このうち、過電流や地絡、短絡等の故障発
生には、従来と同様のリトライ制御を行うが、過電圧発
生時にはDBRを利用したリトライ制御を行う。
【0019】制御回路6は、コンデンサ2の電圧を監視
しておき、この電圧から過電圧発生を検出したとき、イ
ンバータ本体5をゲート遮断すると共に、スイッチ9を
連続的又は間欠的に投入させ、コンデンサ2の電荷を抵
抗8を通して放電させ、その電圧を正規の電圧近くまで
低下させる。これにより、リトライ動作条件を確保し、
過電圧発生から早期にリトライ動作を可能にする。
【0020】図2は、過電圧発生時のコンデンサ2の電
圧Vdcの変化を示し、時刻t1で過電圧発生を検出し
たときからスイッチ9の間欠的投入でコンデンサ2の電
圧Vdcを時刻t2までの短い時間T1で正常レベルま
で低下させる。破線で示す電圧低下部分は、DBRによ
る放電制御行わない従来のリトライ機能によるコンデン
サ電圧の変化を示し、コンデンサ電圧が正常に戻るため
には時刻t3まで要する長い時間T2になることを示
す。
【0021】上記のコンデンサ2の放電制御において、
制御回路6は、コンデンサ2の電圧を監視した放電制御
を行い、DBRの制御に対してコンデンサ2の電圧が正
常に降下しない場合には、入力電源の継続的な上昇また
はDBRの異常と判定し、リトライ制御を中止し、イン
バータを故障停止させる。
【0022】したがって、本実施形態によれば、過電圧
発生時にはリトライ動作を短時間で実行することがで
き、モータ7の回転数が低下する前にリトライ動作によ
ってその確実な拾い上げが可能となる。
【0023】また、DBR制御に際してコンデンサ電圧
の監視を行い、電圧が正常に降下しない場合にはリトラ
イ制御を中止することにより、DBR回路等の異常監視
も兼ねた確実なリトライ制御ができる。
【0024】また、装置構成としては、DBRを利用す
るため、特別な制御回路の追加なしで、過電圧発生時の
リトライ動作が可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、過電圧
発生時に発電放電回路を動作させることで直流回路の電
圧を正常レベルまで速やかに低下させるようにしたた
め、過電圧発生時にも早い周期でリトライ動作を行うこ
とができる。
【0026】また、発電放電回路の投入時にコンデンサ
の電圧を監視するようにしたため、入力電源の継続的な
電圧上昇又はDBR回路の異常を監視したリトライ制御
ができる。
【0027】また、装置構成としては、制御回路に過電
圧発生時に発電放電回路を投入する回路又はソフトウェ
アを追加するのみで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す回路構成図。
【図2】実施形態におけるコンデンサ電圧波形図。
【図3】リトライ機能の説明図。
【符号の説明】
1…整流器 2…コンデンサ 5…インバータ本体 6…制御回路 7…モータ 8…抵抗 9…半導体スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ本体の直流回路のコンデンサ
    に並列に発電放電回路を有してモータを可変速駆動し、
    過電流や過電圧の故障発生に際してインバータ本体とモ
    ータの間を遮断し、この状態で故障が解消されていると
    きにインバータ運転を再開するリトライ機能を備えたイ
    ンバータにおいて、 前記過電圧故障の発生で前記リトライ機能によるインバ
    ータ運転の再開に際し、前記発電放電回路を投入して前
    記コンデンサの電圧を正常レベル近くまで戻し、この後
    にリトライ制御を行う制御回路を備えたことを特徴とす
    るインバータ。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記発電放電回路を投
    入したときの前記コンデンサの電圧を監視し、この電圧
    が正常に降下しないときに異常と判断してリトライ制御
    を中止することを特徴とする請求項1に記載のインバー
    タ。
JP11003697A 1999-01-11 1999-01-11 インバ―タ Pending JP2000209868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11003697A JP2000209868A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 インバ―タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11003697A JP2000209868A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 インバ―タ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000209868A true JP2000209868A (ja) 2000-07-28

Family

ID=11564581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11003697A Pending JP2000209868A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 インバ―タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000209868A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200490A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Mitsubishi Electric Corp 過電圧保護装置
EP2434628A2 (en) 2010-09-27 2012-03-28 Fuji Electric Co., Ltd. Inverter device overvoltage protection method
KR20190040463A (ko) * 2017-10-09 2019-04-18 독터. 인제니어. 하.체. 에프. 포르쉐 악티엔게젤샤프트 전기 자동차를 위한 인버터

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200490A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Mitsubishi Electric Corp 過電圧保護装置
EP2434628A2 (en) 2010-09-27 2012-03-28 Fuji Electric Co., Ltd. Inverter device overvoltage protection method
KR20190040463A (ko) * 2017-10-09 2019-04-18 독터. 인제니어. 하.체. 에프. 포르쉐 악티엔게젤샤프트 전기 자동차를 위한 인버터
JP2019071772A (ja) * 2017-10-09 2019-05-09 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft 電気自動車のためのインバータ
US10505439B2 (en) 2017-10-09 2019-12-10 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Inverter for an electric automobile
KR102243467B1 (ko) * 2017-10-09 2021-04-23 독터. 인제니어. 하.체. 에프. 포르쉐 악티엔게젤샤프트 전기 자동차를 위한 인버터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5465202A (en) Inverter apparatus provided with electric discharge control circuit of dc smoothing capacitor and method of controlling the same
CN109159669B (zh) 一种电驱动系统的保护系统和方法
US20130141026A1 (en) Motor with circuits for protecting motor from input power outages or surges
JP2001263767A (ja) 空気調和機の制御方法
JP4547860B2 (ja) 電源装置
JP2009011042A (ja) 突入電流防止回路の保護方法およびインバータ装置
JP5945233B2 (ja) 無停電電源装置
JP2004112929A (ja) 交流−直流変換装置
JPH05137244A (ja) インバータ制御装置
JP2000209868A (ja) インバ―タ
JPH06245485A (ja) インバータ装置
JP2006074841A (ja) 洗濯機のモータ制御装置
JPH0810969B2 (ja) 車両用交流発電機の制御装置
JPH08254195A (ja) 可変速ポンプを用いた給水装置
JP5011778B2 (ja) モータ駆動システムおよびその制御方法
JP2006296154A (ja) 停電検知装置
JP2000032771A (ja) インバータ装置
JP5360151B2 (ja) モータ駆動システムおよびその制御方法
JPH0630597A (ja) モータ駆動装置
JPH0590928A (ja) スイツチング素子のゲート制御装置
JP5517064B2 (ja) モータ回転判定方法
JP2004071278A (ja) 放電灯点灯装置
JPH0898979A (ja) 工業用ミシン駆動装置
JP6790608B2 (ja) 車両用冷却装置
JP2507167B2 (ja) 空気調和機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070227