JP2507167B2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JP2507167B2
JP2507167B2 JP2288729A JP28872990A JP2507167B2 JP 2507167 B2 JP2507167 B2 JP 2507167B2 JP 2288729 A JP2288729 A JP 2288729A JP 28872990 A JP28872990 A JP 28872990A JP 2507167 B2 JP2507167 B2 JP 2507167B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は圧縮機の回転数を制御するインバータ装置を
備えた空気調和機の制御装置に関するものである。
従来の技術 近年、電源の周波数を可変にするインバータ回路を用
いて圧縮機の回転数を増減し、能力制御を行なう空気調
和機の制御装置が数多く利用されてきている。従来の技
術としては、例えば、実開昭58−153589号公報に開示さ
れている。
以下、図面を参照しながら上述した空気調和機の制御
装置について説明する。
第6図は従来の空気調和機の制御装置の概略構成図、
第7図はその電源投入時の動作を説明するフローチャー
ト、第8図はその動作を説明するタイムチャートであ
る。第6図において、1は三相の商用交流電源、2は3
個の接点を有する電磁接触器、3は交流電力を直流電力
に変換するコンバータ回路で、電磁接触器2の一端がそ
れぞれ商用交流電源1に、他端がそれぞれコンバータ回
路3の交流入力部に接続されている。4は突入電流制限
抵抗、5は主電流リレー、6はコンバータ回路3の出力
の直流電力を平滑するコンデンサで、突入電流制限抵抗
4は主電流リレー5と並列に接続されその一端がコンバ
ータ回路3の正極側に、他端がコンデンサ6の正極側に
それぞれ接続されている。コンデンサ6の負極側はコン
バータ回路の負極側に接続されている。7はインバータ
回路で、コンデンサ6で平滑された直流電力を入力し、
三相の交流電力に変換して圧縮機8へ出力する。9は圧
縮機8の運転・停止を決定する運転指令入力部、10はイ
ンバータ制御手段、11はコンデンサ6の両端電圧を検知
する電圧検知手段で、インバータ制御手段10は運転指令
入力部9および電圧検知手段11からの信号をそれぞれ入
力している。12はリレー駆動手段で、インバータ制御手
段10から信号を入力し、電磁接触器2および主電流リレ
ー5への信号を出力する。13はインバータベースドライ
ブ回路で、インバータ制御手段10からの信号を入力しイ
ンバータ回路7へ出力する。
以上のように構成された従来の空気調和器の制御装置
について以下第6図、第7図および第8図を用いてその
動作について説明する。第7図においてステップaで商
用交流電源1が投入される。次にステップbで運転指令
入力部9より信号S1をインバータ制御手段10へ出力し
“運転”であればステップcへ、それ以外の場合はステ
ップbを繰り返す。次にステップcではインバータ制御
手段10より信号S2をリレー駆動手段12に出力し、更にリ
レー駆動手段12より信号S3を電磁接触器2へ出力し電磁
接触器2をオンさせる。電磁接触器2がオンするとコン
バータ回路3および突入電流制限抵抗4を介してコンデ
ンサ6に充電が行なわれる。次にステップdにおいてコ
ンデンサ6の充電電圧を電圧検出手段11により検出しイ
ンバータ制御手段10へ信号S4を出力し、その充電電圧が
規定電圧以上であればステップeへ、それ以外の場合は
ステップdを繰り返す。次にステップeにおいてはイン
バータ制御手段10より信号S2をリレー駆動手段12に出力
し、更にリレー駆動手段12より信号S5を主電流リレー5
へ出力し主電流リレー5をオンさせ、インバータ回路7
へ直流電力を供給する。次にステップfにおいてインバ
ータ制御手段10より信号S6(実際にはインバータの波形
信号)をインバータベースドライブ回路13へ出力し、更
にインバータ回路7を駆動させ、所定の周波数の交流電
力を圧縮機8へ供給する。第8図のタイムチャートは上
述した動作の時間的な変化を示したもので運転指令入力
が運転になると同時に、電磁接触器2をオンさせ、コン
デンサ6の充電が開始され徐々に上昇していくととも
に、運転開始後時間t経過後にコンデンサ6の充電電圧
が規定電圧に達すると同時に主電流リレー5をオン、圧
縮機8の運転開始を行なっている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の従来の構成では、コンデンサ6
の充電が完了した後、圧縮機8が運転している間、主電
流リレー5は常に接点がオンした状態を継続しておかな
ければならないし、また圧縮機8に供給する電流値をそ
の接点容量として確保する必要があるために、接点電流
容量が大きなものを用いる必要があり、装置が大型化す
るばかりでなく、コストアップにもなる。また主電流リ
レー5を駆動させるために大きな電力が必要となり、リ
レーに電圧を供給する電源も大型化する。また主電流リ
レー5がなんらかの理由でオンしない故障(例えば、コ
イルの断線など)が発生したとき、常にコンバータ回路
3とインバータ回路7の間に電流制限抵抗4を介した形
となり、圧縮機8の動作中は常にその動作電流が電流制
限抵抗4を流れることとなるため電流制限抵抗4は非常
に発熱し、最悪の場合発火という危険性がある。また逆
に主電流リレー5がなんらかの理由でオフしない故障
(例えば、接点の溶着など)が発生したとき、常にコン
バータ回路3とインバータ回路7の間が直結の状態とな
り、電磁接触器2がオンになるたびに制限のかからない
充電電流が流れるためその二次故障として電磁接触器2
またはコンバータ回路3の破壊などが発生する。しかし
ながら、従来のような構成ではこれらの故障を容易に検
知することができないという課題を有していた。
本発明は上記課題に鑑み、コンデンサ6への充電のた
めの装置を小型化・低コスト化するとともに、無駄な消
費電力の発生をさせず、かつリレーの故障を非常に容易
に検知でき、更にその2次故障も確実に防止できる空気
調和機の制御装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の空気調和機の制御
装置は、商用交流電源の2相を入力し1相の出力を電磁
接触器と並列に他相の出力を電流制限リレー、電流制限
抵抗及びダイオードを介してコンバータ回路の出力に接
続された突入電流制限回路と、コンデンサの電圧を検知
する電圧検知手段と、インバータ制御手段のリレー駆動
手段への出力と前記電圧検出手段の出力を入力とし前記
突入電流制限回路の異常の有無を検知する異常検知手段
と、前記異常検知手段により異常があったことを知らせ
る異常表示手段とから構成されている。
作用 本発明は上記した構成によって、コンデンサに充電し
ている時にのみ突入電流制限回路を動作させ、充電終了
後の圧縮機運転時には、突入電流制限回路はオフできる
ので無駄な電力が発生することはなく、更にその接点容
量はコンデンサへの突入電流(電流制限抵抗にて制限さ
れる)のみを保証できればよいので小さな接点容量でよ
く、装置の小型化、低コスト化が可能となる。更に従来
から有している信号によってリレーオン時、またはオフ
時の電圧検知手段からの信号を監視することにより、従
来不可能であったリレーがなんらかの理由でオンしない
故障(例えば、コイルの断線など)やリレーがなんらか
の理由でオフしないの故障(例えば、接点の溶着など)
が発生したときにも、速やかにその故障状態であること
を検知でき、装置を停止させ2次故障を防ぐことができ
ることとなる。
実施例 以下本発明の一実施例の空気調和機の制御装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例における空気調和機の制御
装置の構成図である。第1図において、1は三相の商用
交流電源、2は3個の接点を有する電磁接触器、3は交
流電力を直流電力に変換するコンバータ回路で、電磁接
触器2の一端がそれぞれ商用交流電源1に、他端がそれ
ぞれコンバータ回路3の交流入力部に接続されている。
6はコンバータ回路3の出力の直流電力を平滑するコン
デンサで、コンデンサ6の正極側がコンバータ回路3の
正極側に、負極側がコンデンサ6の負極側にそれぞれ接
続されている。7はインバータ回路で、コンデンサ6で
平滑された直流電力を入力し、三相の交流電力に変換し
て圧縮機8へ出力する。9は圧縮機8の運転・停止を決
定する運転指令入力部、10はインバータ制御手段、11は
コンデンサ6の両端電圧を検知する電圧検知手段、12は
リレー駆動手段で、インバータ制御手段10から信号を入
力し、電磁接触器2および突入電流制限リレー15への信
号S12およびS10を出力する。13はインバータベースドラ
イブ回路で、インバータ制御手段10からの信号S13を入
力しインバータ回路7へ出力する。14は突入電流制限抵
抗、15は2個の接点15a、15bを有する突入電流制限リレ
ー、16はダイオードであり、突入電流制限抵抗14の一端
は商用交流電源1のR相に、他端は突入電流制限リレー
15の接点15aのコモン端子に接続されている。突入電流
制限リレー15の接点15aのNO端子はダイオード16のアノ
ード端子に接続されている。更にダイオード16のカソー
ド端子はコンデンサ6の正極側に接続されている。突入
電流制限リレー15の接点15bのコモン端子は商用交流電
源1のS相に接続され、接点15bのNO端子はコンバータ
回路3のS相入力部にに接続されている。これらの電流
制限抵抗14、電流制限リレー15、ダイオード16とを総称
して、突入電流制限回路と呼ぶ。18は異常検知手段で、
電圧検出手段11の出力信号S11およびインバータ制御手
段10のリレー駆動出力S9を入力とし、電流制限リレーの
故障等の異常を検知する。19は異常検知手段18で異常が
検知された時に使用者に異常があることを知らせる異常
表示手段である。
次に第2図について説明する。第2図は第1図におけ
る異常検知手段18の詳細なブロック図である。第2図に
おいて、20は第1のタイマ手段であり、インバータ制御
手段10のリレー駆動信号S9がオンになった時から一定時
間(t1)カウントをしたのち信号を送出する。21は第1
の判定手段であり、第1のタイマ手段20がカウントアッ
プした時に電圧検知手段11により一定電圧が検出されな
かった時(信号S11がオフ状態)に異常と判定し、信号S
20を出力する。第1の判定手段21はANDゲート21aとフリ
ップフロップ21bからなる簡単な回路であり、第1のタ
イマ手段20からの信号が発生した時に電圧検出手段11か
らの信号が送出されていない時に、フリップフロップ21
bをセットする。23は第2のタイマ手段であり、インバ
ータ制御手段10のリレー駆動信号S9がオフになった時か
ら一定時間(t2)カウントをしたのち信号を送出する。
24は第2の判定手段であり、第2のタイマ手段23がカウ
ントアップした時に電圧検知手段11により一定電圧が検
出された時(信号S11がオン状態)に異常と判定し、信
号S21を出力する。第2の判定手段24はANDゲート24aと
フリップフロップ24bからなる簡単な回路であり、第2
のタイマ手段23からの信号が発生した時に電圧検出手段
11からの信号が送出されている時に、フリップフロップ
24bをセットする。27はORゲートであり第1の判定手段2
1の出力信号S20と第2の判定手段24の出力信号S21との
いずれかの信号があれば異常信号S23を送出する。28はA
NDゲートであり、ORゲート27からの信号が発生した場合
に運転指令信号S8をオフにする。29は立ち上がり検出手
段であり、運転指令入力部からの信号S8の立ち上がり時
(オフ→オン)にパルスを発生し、フリップフロップ23
およびフリップフロップ26をリセットする(異常状態の
解除)。
次に第3図について説明する。第3図は第1図におけ
るリレー駆動手段12の詳細なブロック図である。第3図
において、30はANDゲートであり、リレー駆動信号S9が
オンでかつ電圧検出手段11からの信号S11がオフの時に
電流制限リレー15をオンにする信号S10を発生する。31
はANDゲートであり、リレー駆動信号S9がオンでかつ電
圧検出手段11からの信号S11がオンの時に電磁接触器2
をオンにする信号S12を発生する。
以上のように構成された空気調和器の制御装置につい
て、以下第1図、第2図、第4図、第5図を用いてその
動作を説明する。第4図は本発明の動作を説明するフロ
ーチャート、第5図は本発明の動作を説明するタイムチ
ャートである。第4図においてステップ1で商用交流電
源1が投入される。次にステップ2で運転指令入力部9
より信号S8をインバータ制御手段10へ出力し“運転”で
あればステップ3へ、それ以外の場合はステップ2を繰
り返す。次にステップ3では第1のタイマ手段20のタイ
マをスタートさせる。次にステップ4ではインバータ制
御手段10より信号S9をリレー駆動手段12に出力し、更に
リレー駆動手段12より信号S10を電流制限リレー15へ出
力し、電流制限リレー15をオンさせる。電流制限リレー
15がオンすると突入電流制限抵抗14およびダイオード16
を介してコンデンサ6に充電が行なわれる。次にステッ
プ5で第1のタイマ手段20のタイマ時間がカウントアッ
プしたか否かを調べ、タイムアップしていない時にはス
テップ6へ、タイムアップした場合はステップ7を実行
する。次にステップ6においてコンデンサ6の充電電圧
を電圧検出手段11により検出しインバータ制御手段10へ
信号S11を出力し、その充電電圧が規定電圧以上であれ
ばステップ11へ、それ以外の場合はステップ4から繰り
返す。次にステップ7では、電流制限リレー15をオンに
しているにもかかわらずコンデンサ6がいつまでたって
も充電されないため、電流制限リレー15のコイルの断線
などの異常が発生していると判定し、突入電流制限リレ
ー15をオフにするとともに、運転指令入力部からの運転
信号S8を“運転”から“切”状態に強制的に設定し(ス
テップ8)、異常表示手段19で異常を表示し(ステップ
9)、システム全体は停止状態となる(ステップ10)。
尚、ここで第1のタイマ手段20のタイムアップの時間
(t1)はコンデンサ6の充電時間よりも十分に大きく設
定しているものとする。
次にステップ11においては電流制限リレー12をオフと
し、ステップ12において電磁接触器2をオンとし、イン
バータ回路7へ直流電力を供給する。この動作は電圧検
出手段11の出力信号S11により第3図に示す回路(リレ
ー駆動手段12)にて自動的に処理される。次にステップ
13においてインバータ制御手段10より信号S13(実際に
はインバータの波形信号)をインバータベースドライブ
回路13へ出力し、更にインバータ回路7を駆動させ、所
定の周波数の交流電力を圧縮機8へ供給し、圧縮器8を
運転する(ステップ14)。
次に運転オフの場合について、その動作を説明する。
ステップ15で運転指令入力部9より信号S8をインバータ
制御手段10へ出力し“切”であればステップ16へ、それ
以外の場合はステップ15を繰り返す。次にステップ16で
は第2のタイマ手段23のタイマをスタートさせる。次に
ステップ17ではインバータ制御手段10より信号S9をリレ
ー駆動手段12に出力し、更にリレー駆動手段12より信号
S10、S12を電流制限リレー15、電磁接触器2へ出力し、
電流制限リレー15、電磁接触器2をオフさせる。次にス
テップ18で第2のタイマ手段23のタイマ時間がカウント
アップしたか否かを調べ、タイムアップしていない時に
はステップ19へ、タイムアップした場合はステップ20を
実行する。次にステップ19においてコンデンサ6の充電
電圧を電圧検出手段11により検出しインバータ制御手段
10へ信号S11を出力し、その充電電圧が規定電圧以下で
あればステップ22へ行き処理を終了する。それ以外の場
合はステップ18から繰り返す。次にステップ20では、電
流制限リレー15、電磁接触器2を共にオフにしているに
もかかわらずコンデンサン6がいつまでたっても放電さ
れないため、電流制限リレー15の接点の溶着などの異常
が発生していると判定し、異常表示手段19で異常を表示
し(ステップ20)、システム全体は停止状態となる(ス
テップ21)。尚、ここで第2のタイマ手段20のタイムア
ップの時間(t2)はコンデンサ6の放電時間よりも十分
に大きく設定しているものとする。
次に更に本発明の詳細な説明を第5図のタイムチャー
トを用いて説明する。第5図において実線は正常時の動
作を示し、破線は異常時の動作を示す。まず、運転指令
入力S8が“運転”状態になるとリレー出力信号S9をオン
にし、突入電流制限リレー信号S10をオン、第1のタイ
マ手段20のタイマカウントをスタートする。正常時のコ
ンデンサ電圧は実線に示すように立ち上がり、時間ta後
に規定電圧以上となり電圧検出手段出力信号S11がオン
となり、突入電流制限リレー信号S10をオフ、電磁接触
器S12をオンとし、通常の動作をスタートされる。ここ
で電流制限リレー15のコイルの断線などの電流制限リレ
ー15がオンしない異常が発生しているとコンデンサ電圧
は破線に示されるようにまったく上昇しない。従ってい
つまでたっても電圧検出手段出力信号S11はオンしない
こととなる。そのうち、運転開始t1経過後、第1のタイ
マ手段20がタイムアップし、異常検知出力S23をオンに
し、運転指令入力S8、リレー出力S9をオフにして停止す
る。ここでt1>>taとする。
次に、運転指令入力S8が“切”状態になるとリレー出
力信号S9をオフにし、電磁接触器信号S12をオフ、第2
のタイマ手段23のタイマカウントをスタートする。正常
時のコンデンサ電圧は実線に示すように立ち下がり、時
間tb後に規定電圧以下となり電圧検出手段出力信号S11
がオフとなり、システム全体の動作が停止する。ここで
電流制限リレー15の接点の溶着などの電流制限リレー15
がオフしない異常が発生しているとコンデンサ電圧は破
線に示されるようにまったく下降しない。従っていつま
でたっても電圧検出手段出力信号S11はオフしないこと
となる。そのうち、運転“切”信号入力t2経過後、第2
のタイマ手段23がタイムアップし、異常検知出力S23を
オンにして停止する。ここでt2>>tbとする。
以上のように本実施例によれば、商用交流電源1の2
相を入力し1相の出力を電磁接触器2と並列に他相の出
力を電流制限リレー15、電流制限抵抗14及びダイオード
16を介してコンバータ回路3の出力に接続された突入電
流制限回路17と、コンデンサ6の電圧を検知する電圧検
知手段11と、インバータ制御手段10のリレー駆動手段12
への出力と電圧検出手段11の出力を入力とし突入電流制
限回路17の異常の有無を検知する異常検知手段18と、異
常検知手段18により異常があったことを知らせる異常表
示手段19とを設けることにより、コンデンサ6に充電す
る時にのみ突入電流制限リレーをオンすればよく、イン
バータの動作中はオフにしておけばよく、かつその電流
容量も小さくなるので、突入電流制限回路16を全体的に
小型化でき、更に低コスト化ができるうえに、消費電力
も削減できる。また充電電流は半波で充電されるので、
突入電流制限回路16の各部品に与えるストレスも従来の
ものに比べて半減できるので信頼性も向上することがで
きる。また異常検知手段18をインバータ制御手段10のリ
レーをオンにする時から一定時間カウントをする第1の
タイマ手段20と、第1のタイマ手段20がカウントアップ
した時に電圧検知手段11により一定電圧が検出されなか
った時に異常と判定する第1の判定手段21とを設けるこ
とにより、電流制限リレー15のコイルの断線などの電流
制限リレー15がオンしない異常が発生していることを的
確に判定できるため、電流制限抵抗14に過大な電流が流
れることはなく、安全性が向上する。また異常検知手段
18をインバータ制御手段10のリレーをオフにする時から
一定時間カウントをする第2のタイマ手段23と、第2の
タイマ手段23がカウントアップした時に電圧検知手段11
により一定電圧が検出されている時に異常と判定する第
2の判定手段24とを設けることにより、電流制限リレー
15の接点の溶着などの電流制限リレー15がオフしない異
常が発生していることを的確に判定できるため、その他
の部品にストレスをかける事無く、2次故障を防止する
ことができる。また異常が発生した場合にはいち早く異
常表示手段19にて知らせることができるのでメンテナン
ス性を向上にもつながる。また、リレー駆動手段12を第
3図に示すような構成とすることにより、マイコン等が
誤動作した時も電流制限リレー15、電磁接触器2はハー
ド的にオン、オフの状態が決定されるので各部品の信頼
性の向上にもつながる。
尚、実施例では突入電流制限回路17はR−S相間に設
けたが、S−T相間、T−R相間に設けてもよい。ま
た、実施例では突入電流制限回路17はコンデンサ6の正
極側に接続したが、負極側に接続し、ダイオード16を逆
向きに接続してもよい。
発明の効果 以上のように本発明は、商用交流電源の2相を入力し
1相の出力を電磁接触器と並列に他相の出力を電流制限
リレー、電流制限抵抗及びダイオードを介してコンバー
タ回路の出力に接続された突入電流制限回路と、コンデ
ンサの電圧を検知する電圧検知手段と、インバータ制御
手段のリレー駆動手段への出力と前記電圧検出手段の出
力を入力とし前記突入電流制限回路の異常の有無を検知
する異常検知手段と、前記異常検知手段により異常があ
ったことを知らせる異常表示手段とを設けることによ
り、コンデンサに充電する時にのみ突入電流制限リレー
をオンすればよく、インバータの動作中はオフにしてお
けばよく、かつその電流容量も小さくなるので、突入電
流制限回路16を全体的に小型化でき、更に低コスト化が
できるうえに、消費電力も削減できる。また突入電流制
限リレーの故障時に速やかに使用者に異常が発生してい
ることを知らせることができる。また前記異常検知手段
をインバータ制御手段のリレーをオンにする時から一定
時間カウントをする第1のタイマ手段と、第1のタイマ
手段がカウントアップした時に電圧検知手段により一定
電圧が検出されなかった時に異常と判定する第1の判定
手段とを設けることにより、電流制限リレーのコイルの
断線などの電流制限リレーがオンしない異常が発生して
いることを的確に判定できるため、電流制限抵抗に過大
な電流が流れることはなく、安全性が向上する。また異
常検知手段をインバータ制御手段のリレーをオフにする
時から一定時間カウントをする第2のタイマ手段と、第
2のタイマ手段がカウントアップした時に電圧検知手段
により一定電圧が検出されている時に異常と判定する第
2の判定手段とを設けることにより、電流制限リレーの
接点の溶着などの電流制限リレーがオフしない異常が発
生していることを的確に判定できるため、その他の部品
にストレスをかける事無く、2次故障を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における空気調和機の制御装
置の構成図、第2図は第1図における異常検知手段の詳
細なブロック図、第3図は第1図におけるリレー駆動手
段の詳細なブロック図、第4図は本発明の動作を説明す
るフローチャート、第5図は本発明の動作を説明するタ
イムチャート、第6図は従来の空気調和機の制御装置の
概略構成図、第7図はその電源投入時の動作を説明する
フローチャート、第8図はその動作を説明するタイムチ
ャートである。 1……商用交流電源、2……電磁接触器、3……コンバ
ータ回路、6……コンデンサ、7……インバータ回路、
9……運転指令入力部、10……インバータ制御手段、11
……電圧検出手段、12……リレー駆動手段、13……イン
バータベースドライブ回路、14……電流制限抵抗、15…
…電流制限リレー、16……ダイオード、17……突入電流
制限回路、20……第1のタイマ手段、21……第1の判定
手段、23……第2のタイマ手段、24……第2の判定手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 安則 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−133828(JP,A) 実開 昭58−153589(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電力を直流電力に変換するコンバータ
    回路と、前記コンバータ回路と商用交流電源とを開閉す
    る電磁接触器と、前記コンバータ回路により変換された
    直流電力を平滑するコンデンサと、前記コンデンサによ
    り平滑された直流電力を入力し交流電力に変換して圧縮
    機を制御するインバータ回路と、前記商用交流電源の2
    相を入力し1相の出力を前記電磁接触器と並列に他相の
    出力を電流制限リレー、電流制限抵抗及びダイオードを
    介して前記コンバータ回路の出力に接続された突入電流
    制限回路と、前記圧縮機の運転・停止を決定する運転指
    令入力部と、前記コンデンサの電圧を検知する電圧検知
    手段と、前記運転指令入力部と前記電圧検知手段とから
    の信号を入力とするインバータ制御手段と、前記インバ
    ータ制御手段からの信号を入力とし、前記電磁接触器お
    よび前記突入電流制限回路への信号を出力するリレー駆
    動回路と前記インバータ制御手段からの信号を入力とし
    前記インバータ回路への信号を出力するインバータベー
    スドライブ回路と、前記インバータ制御手段のリレー駆
    動手段への出力と前記電圧検出手段の出力を入力とし前
    記突入電流制限回路の異常の有無を検知する異常検知手
    段と、前記異常検知手段により異常があったことを知ら
    せる異常表示手段とを備えたことを特徴とする空気調和
    機の制御装置。
  2. 【請求項2】異常検知手段が、インバータ制御手段のリ
    レーをオンにする時から一定時間カウントをする第1の
    タイマ手段と、前記第1のタイマ手段がカウントアップ
    した時に電圧検知手段により一定電圧が検出されなかっ
    た時に異常と判定する第1の判定手段とからなる請求項
    1記載の空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】異常検知手段が、インバータ制御手段のリ
    レーをオフにする時から一定時間カウントをする第2の
    タイマ手段と、第2のタイマ手段がカウントアップした
    時に電圧検知手段により一定電圧が検出されている時に
    異常と判定する第2の判定手段とからなる請求項1記載
    の空気調和機の制御装置。
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