JP2000104974A - 空気調和機の圧縮機駆動装置 - Google Patents

空気調和機の圧縮機駆動装置

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JP2000104974A
JP2000104974A JP10277217A JP27721798A JP2000104974A JP 2000104974 A JP2000104974 A JP 2000104974A JP 10277217 A JP10277217 A JP 10277217A JP 27721798 A JP27721798 A JP 27721798A JP 2000104974 A JP2000104974 A JP 2000104974A
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compressor
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feedback
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JP10277217A
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Toshinari Baba
俊成 馬場
Yasuyuki Ejima
康之 江島
Shiro Maeda
志朗 前田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーターへ供給するDC電圧や圧縮機駆動素
子オン時間で圧縮機の周波数を調整するフィードバック
制御において、電流制限時と通常時では制御方法は全く
同じものであるため、急激に圧縮機周波数を上昇させよ
うとして総合電流値も急激に上昇した場合、電流制限機
能により総合電流値がある一定値以上になると圧縮機周
波数のMAX制限を行うが、総合電流値のオーバーシュ
ートにより、更に総合電流値が上昇してしまい、念のた
めの保護機能である圧縮機停止まで働いてしまう。 【解決手段】 モーターへ供給するDC電圧や圧縮機駆
動素子オン時間で圧縮機の周波数を調整するフィードバ
ック制御において、電流制限時と通常時で制御方法を切
り換えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の圧縮
機駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の圧縮機駆動装置で
は、空気調和機の室外機における総合電流値がある一定
値以上になると圧縮機の運転周波数の上限を規制(以降
MAX制限と言う)し、更に総合電流がある一定値以上
に大きくなると圧縮機を停止する電流制限機能を備えて
いたが、モーターへ供給するDC電圧や圧縮機駆動素子
オン時間で圧縮機の周波数を調整するフィードバック制
御において、電流制限時と通常時では制御方法は全く同
じものであった。
【0003】その為、図9のように、まず、前回のフィ
ードバック実施時から一定時間A秒経過したかを判断
し、もし、一定時間A秒経過していなければ何もせず、
一定時間A秒経過したなら、現在圧縮機周波数と目標圧
縮機周波数とを比較し、もし、現在圧縮機周波数が目標
圧縮機周波数より小さければDC電圧や圧縮機駆動素子
オン時間をフィードバック量Bだけ大きくし、現在圧縮
機周波数が目標圧縮機周波数より大きければDC電圧や
圧縮機駆動素子オン時間をフィードバック量Bだけ小さ
くしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、室外機の総合電流値が大きくなるとブレ
ーカーが落ちる、室外機構成部品の定格値を超えるなど
の不具合を防止するために、電流制限機能として、空気
調和機の室外機における総合電流値がある一定値以上に
なると圧縮機の周波数をMAX制限する機能と、もし更
に総合電流が上昇しある一定値以上に大きくなると圧縮
機を停止する念のための保護機能の2つ機能を備えてい
るが、モーターへ供給するDC電圧や圧縮機駆動素子オ
ン時間で圧縮機の周波数を調整するフィードバック制御
において、電流制限時と通常時では制御方法は全く同じ
ものであるため、急激に圧縮機周波数を上昇させようと
して総合電流値も急激に上昇した場合、電流制限機能に
より総合電流値がある一定値以上になると圧縮機周波数
のMAX制限を行うが、総合電流値のオーバーシュート
により、更に総合電流値が上昇してしまい、念のための
保護機能である圧縮機停止まで働いてしまう。
【0005】そのため、例えば、空気調和機が冷房運転
中の場合であれば、せっかく冷房により室温が下がって
きたのに再び上昇するなど、希望する室温へ到達するま
での時間が長くなったり、室温の変動によるフィーリン
グの悪化などによる快適性を損ねる等の課題が生じる。
【0006】本発明はこの様な従来の課題を解決するも
のであり、室外機の総合電流値が大きくなるとブレーカ
ーが落ちる、室外機構成部品の定格値を超えるなどの不
具合を防止しつつ、急激な圧縮機周波数の増加や急激な
負荷変化が原因の総合電流オーバーシュートによる圧縮
機停止などを防ぐことによりスムーズな圧縮機駆動を確
保し、快適性を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、モーターへ供給するDC電圧や圧縮機駆動
素子オン時間で圧縮機の周波数を調整するフィードバッ
ク制御において、電流制限時と通常時で制御方法を切り
換える。
【0008】上記手段により、室外機の総合電流値が大
きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部品の定格
値を超えるなどの不具合を防止しつつ、急激な圧縮機周
波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流オーバー
シュートによる圧縮機停止などを防ぐことによりスムー
ズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するための請求項
1記載の発明は、まず、DCセンサレスモーターを搭載
した圧縮機と、圧縮機を駆動する機能と空気調和機の室
外機における総合電流値がある一定値以上になると圧縮
機の周波数をMAX制限し、更に総合電流がある一定値
以上に大きくなると前記圧縮機を停止する電流制限機能
を備えた電子制御装置を具備した空気調和機において、
モーターへ供給するDC電圧や圧縮機駆動素子オン時間
で圧縮機の周波数を調整するフィードバック制御におい
て、電流制限時と通常時で制御方法を切り換えるもので
ある。
【0010】そしてこの構成によれば、室外機の総合電
流値が大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部
品の定格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、圧縮機
停止などを防ぐことによりスムーズな圧縮機駆動を確保
し、快適性を提供することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、圧縮機周波数を調
整するフィードバック制御において、現在の圧縮機周波
数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバ
ック実施の間隔を、電流制限時は、通常時より早くする
ものである。
【0012】そしてこの構成によれば、室外機の総合電
流値が大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部
品の定格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、急激な
圧縮機周波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流
オーバーシュートによる圧縮機停止などを防ぐことによ
りスムーズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供するこ
とができる。
【0013】請求項3記載の発明は、圧縮機周波数を調
整するフィードバック制御において、現在の圧縮機周波
数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバ
ック実施の間隔を、電流制限時は、通常時より早くし、
更に電流制限中においても電流値が大きい程、フィード
バック実施間隔を早めるものである。
【0014】そしてこの構成によれば、室外機の総合電
流値が大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部
品の定格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、急激な
圧縮機周波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流
オーバーシュートによる圧縮機停止などを防ぐと共に、
更に総合電流のオーバーシュート量も確実に減らすこと
によりスムーズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供す
ることができる。
【0015】請求項4記載の発明は、圧縮機周波数を調
整するフィードバック制御において、現在の圧縮機周波
数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバ
ック実施時に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン時間のフ
ィードバック量を、電流制限時は、通常時より大きくす
るものである。
【0016】そしてこの構成によれば、室外機の総合電
流値が大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部
品の定格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、急激な
圧縮機周波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流
オーバーシュートによる圧縮機停止などを防ぐことによ
りスムーズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供するこ
とができる。
【0017】請求項5記載の発明は、圧縮機周波数を調
整するフィードバック制御において、現在の圧縮機周波
数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバ
ック実施時に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン時間のフ
ィードバック量を、電流制限時は、通常時より大きし、
更に電流制限中においても電流値が大きい程フィードバ
ック量を大きくするものである。
【0018】そしてこの構成によれば、室外機の総合電
流値が大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部
品の定格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、急激な
圧縮機周波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流
オーバーシュートによる圧縮機停止などを防ぐと共に更
に総合電流のオーバーシュート量も確実に減らすことに
よりスムーズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供する
ことができる。
【0019】請求項6記載の発明は、圧縮機周波数を調
整するフィードバック制御において、現在の圧縮機周波
数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバ
ック実施時に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン時間のフ
ィードバック量を、電流制限時は、電流が大きくなる方
向へ変更しないものである。
【0020】そしてこの構成によれば、室外機の総合電
流値が大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部
品の定格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、従来か
ら制御に必要なパラメータ数を増やすこと無く、急激な
圧縮機周波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流
オーバーシュートによる圧縮機停止などを防ぐと共に更
に総合電流のオーバーシュート量も確実に減らすことに
よりスムーズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。
【0022】(実施例1)図1において,1は圧縮機、
2は圧縮機駆動素子、3は電子制御装置、4は電源装置
であり、圧縮機1にはDCセンサレスモーターを用いて
いる。また、圧縮機駆動素子2には、一般的にパワート
ランジスタやIGBTなどが用いられており、電子制御
装置3では、マイコンやトランジスタ、フォトカプラに
より圧縮機駆動素子をオンさせるための駆動回路が構成
され、また、室外機の総合電流検知回路5をもち室外機
の総合電流値が大きくなるとブレーカーが落ちる、室外
機構成部品の定格値を超えるなどの不具合を防止するた
めに、電流制限機能として、空気調和機の室外機におけ
る総合電流値がある一定値以上になると圧縮機の周波数
をMAX制限する機能と、もし更に総合電流が上昇しあ
る一定値以上に大きくなると圧縮機を停止する念のため
の保護機能の2つ機能を備え、それ以外にも圧縮機周波
数検知回路6も具備している。そして、電源装置4は、
商用電源から供給されるAC電圧をDC電圧に変換する
もので、電子制御装置3によりDC電圧レベルが制御さ
れるDC電圧調整回路7が構成されている場合もある。
図2に駆動回路の構成図を示す。
【0023】通常、圧縮機を駆動する場合、マイコン8
から、圧縮機駆動信号aと圧縮機駆動信号bを出力す
る。ここでの圧縮機駆動信号aは、圧縮機駆動素子の中
にある6素子のうち、どの素子をオンさせるかを示す信
号であり、圧縮機駆動信号bは、どれだけの時間それぞ
れの素子をオンさせるかを調整するもので、ある一定周
期でオンとオフを繰り返している。そして、圧縮機駆動
信号bの一定周期に対するオン時間の割合が大きければ
大きいほど、圧縮機駆動素子がオンする信号が長くな
り、圧縮機に印加される電圧は大きくなり、圧縮機周波
数もそれに伴い大きくなる。また、DC電圧調整回路7
も同様の制御を行っており、DC電圧調整信号cの一定
周期に対するオン時間の割合が大きければ大きいほど、
DC電圧が大きくなり圧縮機周波数もそれに伴い大きく
なる。
【0024】これらの回路の特性を利用して、圧縮機駆
動素子オン時間やDC電圧の大きさで圧縮機の周波数を
調整するフィードバック制御を用いて、圧縮機の駆動制
御を行っており、具体的には、一定時間毎に現在の圧縮
機周波数を検知して目標圧縮機周波数と比較し、もし現
在圧縮機周波数が目標圧縮機周波数に比べて小さいなら
現在圧縮機周波数が増加するように圧縮機駆動素子オン
時間やDC電圧を大きくし、もし現在圧縮機周波数が目
標圧縮機周波数に比べて大きいなら現在圧縮機周波数が
減少するように圧縮機駆動素子オン時間やDC電圧を小
さくする制御を行っている。
【0025】しかしながら、もし、急激な圧縮機周波数
の増加や急激な負荷変化が原因で室外機の総合電流が短
時間で大幅に増加した場合、総合電流のオーバーシュー
トにより圧縮機が停止してしまい、そのため、例えば、
空気調和機が冷房運転中の場合であれば、せっかく冷房
により室温が下がってきたのに再び上昇するなど、希望
する室温へ到達するまでの時間が長くなったり、室温の
変動によるフィーリングの悪化などによる快適性を損ね
る等の課題が生じる。
【0026】今回は、圧縮機駆動素子オン時間やDC電
圧で圧縮機の周波数を調整するフィードバック制御にお
いて、図3のように電流制限時と通常時で制御方法を切
り換えるものである。
【0027】そしてこの構成によれば、室外機の総合電
流値が大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部
品の定格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、圧縮機
停止などを防ぐことによりスムーズな圧縮機駆動を確保
し、快適性を提供することができる。
【0028】(実施例2)図1の構成で、図2の駆動回
路を用いる空気調和機における圧縮機周波数を調整する
フィードバック制御において、図4のように、まず、電
流制限時か通常時かの判断を行い、もし、通常時であれ
ば、前回のフィードバック実施時から一定時間A秒経過
したかを判断し、もし、一定時間A秒経過していなけれ
ば何もせず、一定時間A秒経過したなら、現在圧縮機周
波数と目標圧縮機周波数とを比較しDC電圧や圧縮機駆
動素子オン時間の調整を行う。そして、もし電流制限時
の場合は、前回のフィードバック実施時から一定時間A
秒より短い一定時間B秒経過したかを判断し、もし、一
定時間B秒経過していなければ何もせず、一定時間B秒
経過したなら、通常時と同様に現在圧縮機周波数と目標
圧縮機周波数とを比較しDC電圧や圧縮機駆動素子オン
時間の調整を行う。すなわち、現在の圧縮機周波数を検
知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバック実
施の間隔を、電流制限時は、通常時より早くするもので
ある。
【0029】この構成によれば、室外機の総合電流値が
大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部品の定
格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、急激な圧縮機
周波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流オーバ
ーシュートによる圧縮機停止などを防ぐことによりスム
ーズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供することがで
きる。
【0030】(実施例3)図1の構成で、図2の駆動回
路を用いる空気調和機における圧縮機周波数を調整する
フィードバック制御において、図5のように、まず、電
流制限時か通常時かの判断を行い、もし、通常時であれ
ば、前回のフィードバック実施時から一定時間A秒経過
したかを判断し、もし、一定時間A秒経過していなけれ
ば何もせず、一定時間A秒経過したなら、現在圧縮機周
波数と目標圧縮機周波数とを比較しDC電圧や圧縮機駆
動素子オン時間の調整を行う。そして、もし電流制限時
の場合は、まず、室外機の総合電流値がIアンペア以上
であるか判断し、Iアンペア未満なら前回のフィードバ
ック実施時から一定時間A秒より短い一定時間B秒経過
したかを判断し、もし、一定時間B秒経過していなけれ
ば何もせず、一定時間B秒経過したなら、通常時と同様
に現在圧縮機周波数と目標圧縮機周波数とを比較しDC
電圧や圧縮機駆動素子オン時間の調整を行う。
【0031】また、Iアンペア以上なら前回のフィード
バック実施時から一定時間A秒とB秒より短い一定時間
C秒経過したかを判断し、もし、一定時間C秒経過して
いなければ何もせず、一定時間C秒経過したなら、通常
時と同様に現在圧縮機周波数と目標圧縮機周波数とを比
較しDC電圧や圧縮機駆動素子オン時間の調整を行う。
すなわち、現在の圧縮機周波数を検知し目標圧縮機周波
数へ近づける為のフィードバック実施の間隔を、電流制
限時は通常時より早くし、更に電流制限中においても電
流値が大きい程、フィードバック実施間隔を早めるもの
である。
【0032】この構成によれば、室外機の総合電流値が
大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部品の定
格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、急激な圧縮機
周波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流オーバ
ーシュートによる圧縮機停止などを防ぐと共に、更に総
合電流のオーバーシュート量も確実に減らすことにより
スムーズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供すること
ができる。
【0033】(実施例4)図1の構成で、図2の駆動回
路を用いる空気調和機における圧縮機周波数を調整する
フィードバック制御において、図6のように、まず、前
回のフィードバック実施時から一定時間A秒経過したか
を判断し、もし、一定時間A秒経過していなければ何も
せず、一定時間A秒経過したなら、現在圧縮機周波数と
目標圧縮機周波数とを比較しDC電圧や圧縮機駆動素子
オン時間の調整を行うフィードバックを実施する。具体
的には、まず、電流制限時か通常時かの判断を行い、も
しDC電圧を用いて調整を行う場合は、通常時ならDボ
ルト調整を行い、電流制限時ならDボルトより大きいE
ボルト調整する。
【0034】すなわち、圧縮機周波数を調整するフィー
ドバック制御において、現在の圧縮機周波数を検知し目
標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバック実施時
に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン時間のフィードバッ
ク量を、電流制限時は、通常時より大きくするものであ
る。
【0035】この構成によれば、室外機の総合電流値が
大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部品の定
格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、急激な圧縮機
周波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流オーバ
ーシュートによる圧縮機停止などを防ぐことによりスム
ーズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供することがで
きる。
【0036】(実施例5)図1の構成で、図2の駆動回
路を用いる空気調和機における圧縮機周波数を調整する
フィードバック制御において、図7のように、まず、前
回のフィードバック実施時から一定時間A秒経過したか
を判断し、もし、一定時間A秒経過していなければ何も
せず、一定時間A秒経過したなら、現在圧縮機周波数と
目標圧縮機周波数とを比較しDC電圧や圧縮機駆動素子
オン時間の調整を行うフィードバックを実施する。具体
的には、まず、電流制限時か通常時かの判断を行い、も
しDC電圧を用いて調整を行う場合は、通常時ならDボ
ルト調整を行う。そして、電流制限時なら、室外機の総
合電流値がIアンペア以上であるか判断し、Iアンペア
未満ならDボルトより大きいEボルト調整し、Iアンペ
ア以上ならDボルトとEボルトより大きいFボルト調整
する。
【0037】すなわち、圧縮機周波数を調整するフィー
ドバック制御において、現在の圧縮機周波数を検知し目
標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバック実施時
に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン時間のフィードバッ
ク量を、電流制限時は、通常時より大きし、更に電流制
限中においても電流値が大きい程フィードバック量を大
きくするものである。
【0038】この構成によれば、室外機の総合電流値が
大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部品の定
格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、急激な圧縮機
周波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流オーバ
ーシュートによる圧縮機停止などを防ぐと共に更に総合
電流のオーバーシュート量も確実に減らすことによりス
ムーズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供することが
できる。
【0039】(実施例6)図1の構成で、図2の駆動回
路を用いる空気調和機における圧縮機周波数を調整する
フィードバック制御において、図8のように、まず、前
回のフィードバック実施時から一定時間A秒経過したか
を判断し、もし、一定時間A秒経過していなければ何も
せず、一定時間A秒経過したなら、現在圧縮機周波数と
目標圧縮機周波数とを比較しDC電圧や圧縮機駆動素子
オン時間の調整を行うフィードバックを実施する。具体
的には、まず、電流制限時か通常時かの判断を行い、も
しDC電圧を用いて調整を行う場合は、通常時ならDボ
ルト調整を行う。そして電流制限時は、現在の圧縮機周
波数を検知し、もし、現在圧縮機周波数が目標圧縮機周
波数より大きい場合は通常時と同じDボルト減らすよう
に調整するが、現在圧縮機周波数が目標圧縮機周波数よ
り小さい場合は通常時であればDボルト増やす方向に調
整ところをこの場合は何もしない。すなわち、圧縮機周
波数を調整するフィードバック制御において、現在の圧
縮機周波数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフ
ィードバック実施時に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン
時間のフィードバック量を、電流制限時は、電流が大き
くなる方向へ変更しないものである。
【0040】この構成によれば、室外機の総合電流値が
大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部品の定
格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、従来から制御
に必要なパラメータ数を増やすこと無く、急激な圧縮機
周波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流オーバ
ーシュートによる圧縮機停止などを防ぐと共に更に総合
電流のオーバーシュート量も確実に減らすことによりス
ムーズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供することが
できる。
【0041】
【発明の効果】上記実施例より明らかなように請求項1
に記載の発明は、まず、DCセンサレスモーターを搭載
した圧縮機と、圧縮機を駆動する機能と空気調和機の室
外機における総合電流値がある一定値以上になると圧縮
機の周波数をMAX制限し、更に総合電流がある一定値
以上に大きくなると前記圧縮機を停止する電流制限機能
を備えた電子制御装置を具備した空気調和機において、
モーターへ供給するDC電圧や圧縮機駆動素子オン時間
で圧縮機の周波数を調整するフィードバック制御におい
て、電流制限時と通常時で制御方法を切り換えるという
もので、この構成によれば、室外機の総合電流値が大き
くなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部品の定格値
を超えるなどの不具合を防止しつつ、圧縮機停止などを
防ぐことによりスムーズな圧縮機駆動を確保し、快適性
を提供することができるという効果を奏する。
【0042】請求項2記載の発明は、圧縮機周波数を調
整するフィードバック制御において、現在の圧縮機周波
数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバ
ック実施の間隔を、電流制限時は、通常時より早くする
もので、この構成によれば、室外機の総合電流値が大き
くなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部品の定格値
を超えるなどの不具合を防止しつつ、急激な圧縮機周波
数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流オーバーシ
ュートによる圧縮機停止などを防ぐことによりスムーズ
な圧縮機駆動を確保し、快適性を提供することができる
という効果を奏するする。
【0043】請求項3記載の発明は、圧縮機周波数を調
整するフィードバック制御において、現在の圧縮機周波
数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバ
ック実施の間隔を、電流制限時は、通常時より早くし、
更に電流制限中においても電流値が大きい程、フィード
バック実施間隔を早めるもので、この構成によれば、室
外機の総合電流値が大きくなるとブレーカーが落ちる、
室外機構成部品の定格値を超えるなどの不具合を防止し
つつ、急激な圧縮機周波数の増加や急激な負荷変化が原
因の総合電流オーバーシュートによる圧縮機停止などを
防ぐと共に、更に総合電流のオーバーシュート量も確実
に減らすことによりスムーズな圧縮機駆動を確保し、快
適性を提供することができるという効果を奏する。
【0044】請求項4記載の発明は、圧縮機周波数を調
整するフィードバック制御において、現在の圧縮機周波
数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバ
ック実施時に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン時間のフ
ィードバック量を、電流制限時は、通常時より大きくす
るもので、この構成によれば、室外機の総合電流値が大
きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構成部品の定格
値を超えるなどの不具合を防止しつつ、急激な圧縮機周
波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合電流オーバー
シュートによる圧縮機停止などを防ぐことによりスムー
ズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供することができ
るという効果を奏する。
【0045】請求項5記載の発明は、圧縮機周波数を調
整するフィードバック制御において、現在の圧縮機周波
数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバ
ック実施時に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン時間のフ
ィードバック量を、電流制限時は、通常時より大きし、
更に電流制限中においても電流値が大きい程フィードバ
ック量を大きくするもので、この構成によれば、室外機
の総合電流値が大きくなるとブレーカーが落ちる、室外
機構成部品の定格値を超えるなどの不具合を防止しつ
つ、急激な圧縮機周波数の増加や急激な負荷変化が原因
の総合電流オーバーシュートによる圧縮機停止などを防
ぐと共に更に総合電流のオーバーシュート量も確実に減
らすことによりスムーズな圧縮機駆動を確保し、快適性
を提供することができるという効果を奏する。
【0046】請求項6記載の発明は、圧縮機周波数を調
整するフィードバック制御において、現在の圧縮機周波
数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィードバ
ック実施時に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン時間のフ
ィードバック量を、電流制限時は、電流が大きくなる方
向へ変更しないもので、この構成によれば、室外機の総
合電流値が大きくなるとブレーカーが落ちる、室外機構
成部品の定格値を超えるなどの不具合を防止しつつ、従
来から制御に必要なパラメータ数を増やすこと無く、急
激な圧縮機周波数の増加や急激な負荷変化が原因の総合
電流オーバーシュートによる圧縮機停止などを防ぐと共
に更に総合電流のオーバーシュート量も確実に減らすこ
とによりスムーズな圧縮機駆動を確保し、快適性を提供
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図
【図2】本発明の実施例の駆動回路を示す図
【図3】本発明の実施例1の制御フローチャート
【図4】本発明の実施例2の制御フローチャート
【図5】本発明の実施例3の制御フローチャート
【図6】本発明の実施例4の制御フローチャート
【図7】本発明の実施例5の制御フローチャート
【図8】本発明の実施例6の制御フローチャート
【図9】本発明の従来例の制御フローチャート
【符号の説明】
1 圧縮機 2 圧縮機駆動素子 3 電子制御装置 4 電源装置 5 総合電流検知回路 6 圧縮機周波数検知回路 7 DC電圧調整回路 8 マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 志朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA01 AA05 CC08 CC10 DD02 EE04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】DCセンサレスモーターを搭載した圧縮機
    を駆動する機能と、空気調和機の室外機における総合電
    流値により前記圧縮機の運転周波数の上限を規制する電
    流制限機能を備えた電子制御装置を具備した空気調和機
    であって、モーターへ供給するDC電圧や圧縮機駆動素
    子オン時間で圧縮機の周波数を調整するフィードバック
    制御を行うとともに、電流制限時と通常時で前記フィ−
    ドバック制御の制御方法を切り換えることを特徴とした
    空気調和機の圧縮機駆動装置。
  2. 【請求項2】フィードバック制御において、現在の圧縮
    機周波数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィ
    ードバック実施の間隔を、電流制限時は、通常時より早
    くすることを特徴とした請求項1の空気調和機の圧縮機
    駆動装置。
  3. 【請求項3】フィードバック制御において、現在の圧縮
    機周波数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィ
    ードバック実施の間隔を、電流制限時は通常時より早く
    し、更に電流制限中においても電流値が大きい程、フィ
    ードバック実施間隔を早めることを特徴とした請求項1
    の空気調和機の圧縮機駆動装置。
  4. 【請求項4】フィードバック制御において、現在の圧縮
    機周波数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィ
    ードバック実施時に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン時
    間のフィードバック量を、電流制限時は、通常時より大
    きくすることを特徴とした請求項1の空気調和機の圧縮
    機駆動装置。
  5. 【請求項5】フィードバック制御において、現在の圧縮
    機周波数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィ
    ードバック実施時に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン時
    間のフィードバック量を、電流制限時は通常時より大き
    し、更に電流制限中においても電流値が大きい程フィー
    ドバック量を大きくすることを特徴とした請求項1の空
    気調和機の圧縮機駆動装置。
  6. 【請求項6】フィードバック制御において、現在の圧縮
    機周波数を検知し目標圧縮機周波数へ近づける為のフィ
    ードバック実施時に、DC電圧や圧縮機駆動素子オン時
    間のフィードバック量を、電流制限時は、電流が大きく
    なる方向へ変更しないことを特徴とした請求項1の空気
    調和機の圧縮機駆動装置。
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