JP2000055065A - 密封形転がり軸受 - Google Patents
密封形転がり軸受Info
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- JP
- Japan
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- sealing plate
- groove
- groove bottom
- obtuse angle
- caulking
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/784—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
- F16C33/7846—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with a gap between the annular disc and the inner race
- F16C33/785—Bearing shields made of sheet metal
-
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- F16C33/783—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material of the mounting region
-
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- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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- F16C2240/30—Angles, e.g. inclinations
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シール溝形状と密封板形状の双方に新規改良
を加え、密封板加締め後の外輪外径真円度影響や密封板
の外れ・回動を招かず、密封板の加締め性を向上させた
密封形転がり軸受を提供することである。 【解決手段】 転動体5寄りで、かつ軸心に対して略直
角に設けられた内側壁2aと、該内側壁2aに続き隅R
部2bを介して端面1a側に向けて鈍角状に傾斜させて
設けた溝底2cと、該溝底2cに続き隅R部2dを介し
て鈍角状に立上げ形成された外側壁2eとで構成された
シール溝2が外輪1に設けられ、シール溝2の内側壁2
aと密着する底面部分4aと、該底面部分4aに続きシ
ール溝2の溝底2cに向けて傾斜状に延び、該溝底2c
に弾性をもって圧着される側面視略くの字形状に形成さ
れた加締め部分4bとを備えて構成された密封板4が加
締め固定される。
を加え、密封板加締め後の外輪外径真円度影響や密封板
の外れ・回動を招かず、密封板の加締め性を向上させた
密封形転がり軸受を提供することである。 【解決手段】 転動体5寄りで、かつ軸心に対して略直
角に設けられた内側壁2aと、該内側壁2aに続き隅R
部2bを介して端面1a側に向けて鈍角状に傾斜させて
設けた溝底2cと、該溝底2cに続き隅R部2dを介し
て鈍角状に立上げ形成された外側壁2eとで構成された
シール溝2が外輪1に設けられ、シール溝2の内側壁2
aと密着する底面部分4aと、該底面部分4aに続きシ
ール溝2の溝底2cに向けて傾斜状に延び、該溝底2c
に弾性をもって圧着される側面視略くの字形状に形成さ
れた加締め部分4bとを備えて構成された密封板4が加
締め固定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外輪あるいは内輪
のいずれか一方に固定される密封板を備えた密封形転が
り軸受に関する。
のいずれか一方に固定される密封板を備えた密封形転が
り軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外輪に設けたシール溝の内側壁に
密着する底面部分102と、該底面部分102に続きシ
ール溝の溝底に向けて傾斜状に延び、該溝底に弾性をも
ってその先端が圧着される加締め部分101とからなる
密封板(シールド)100(図4参照)を、例えば外輪
に設けられたシール溝に加締め固定して備えていたもの
が知られている。
密着する底面部分102と、該底面部分102に続きシ
ール溝の溝底に向けて傾斜状に延び、該溝底に弾性をも
ってその先端が圧着される加締め部分101とからなる
密封板(シールド)100(図4参照)を、例えば外輪
に設けられたシール溝に加締め固定して備えていたもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな密封板(いわゆるルートタイプという)は、いわゆ
るカールタイプの密封板(加締め部分がカール状のタイ
プ)と比すると次のような差異があった。
うな密封板(いわゆるルートタイプという)は、いわゆ
るカールタイプの密封板(加締め部分がカール状のタイ
プ)と比すると次のような差異があった。
【0004】加締め部分101を強く加締めると、反
力がすべてラジアル方向へと向き易く、加締め後におい
て外輪外径の真円度に与える影響が考えられた。すなわ
ち、加締め後に外輪外径が楕円形状に変形(これを、い
わゆる板後楕円という)する虞があった。逆に、大き
な影響を与えない程度に加締めれば(加締めが弱すぎる
と)、外輪外径の真円度に与える影響はないが、密封板
100の外れや回動を招くことも考えられた。
力がすべてラジアル方向へと向き易く、加締め後におい
て外輪外径の真円度に与える影響が考えられた。すなわ
ち、加締め後に外輪外径が楕円形状に変形(これを、い
わゆる板後楕円という)する虞があった。逆に、大き
な影響を与えない程度に加締めれば(加締めが弱すぎる
と)、外輪外径の真円度に与える影響はないが、密封板
100の外れや回動を招くことも考えられた。
【0005】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、シール溝形状と密封板形状の双方に新規改良を加
え、密封板加締め後の外輪外径真円度影響や密封板の外
れ・回動を招かず、密封板の加締め性を向上させた密封
形転がり軸受を提供することである。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、シール溝形状と密封板形状の双方に新規改良を加
え、密封板加締め後の外輪外径真円度影響や密封板の外
れ・回動を招かず、密封板の加締め性を向上させた密封
形転がり軸受を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明がなした技術的手段は、外輪又は内輪のいずれ
かに設けたシール溝に、密封板が弾性的に圧着されて備
えられる転がり軸受において、上記シール溝は、転動体
寄りに設けられた内側壁と、該内側壁に続き端面側に向
けて鈍角状に傾斜させて設けた溝底と、該溝底に続き鈍
角状に立上げ形成された外側壁とで構成され、一方密封
板は、上記シール溝の内側壁と密着する底面部分と、該
底面部分に続きシール溝の溝底に向けて傾斜状に延び、
該溝底に弾性をもって圧着される側面視略くの字形状に
形成された加締め部分とを備えて構成されていることで
ある。
に本発明がなした技術的手段は、外輪又は内輪のいずれ
かに設けたシール溝に、密封板が弾性的に圧着されて備
えられる転がり軸受において、上記シール溝は、転動体
寄りに設けられた内側壁と、該内側壁に続き端面側に向
けて鈍角状に傾斜させて設けた溝底と、該溝底に続き鈍
角状に立上げ形成された外側壁とで構成され、一方密封
板は、上記シール溝の内側壁と密着する底面部分と、該
底面部分に続きシール溝の溝底に向けて傾斜状に延び、
該溝底に弾性をもって圧着される側面視略くの字形状に
形成された加締め部分とを備えて構成されていることで
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。尚、本実施形態は本発明軸受の一実
施形態を示したものにすぎず、何等限定されるものでは
ない。
基づいて説明する。尚、本実施形態は本発明軸受の一実
施形態を示したものにすぎず、何等限定されるものでは
ない。
【0008】図中、1は外輪、2はシール溝、3は内
輪、4は密封板、5は転動体、6は保持器を夫々示す。
輪、4は密封板、5は転動体、6は保持器を夫々示す。
【0009】シール溝2の構成を除いた外輪1の全体構
造、および内輪3、転動体5、保持器6の各構造は、特
に図示例に限定されるものではなく、本発明の範囲内に
おいて他の周知構造を適用可能である。また、本実施形
態では、玉軸受をもって説明するが、ころ軸受も本発明
の範囲内である。
造、および内輪3、転動体5、保持器6の各構造は、特
に図示例に限定されるものではなく、本発明の範囲内に
おいて他の周知構造を適用可能である。また、本実施形
態では、玉軸受をもって説明するが、ころ軸受も本発明
の範囲内である。
【0010】シール溝2は、外輪1の端面1a側に周設
されており、詳しくは、転動体5寄りで、かつ軸心に対
して略直角に設けられた内側壁2aと、該内側壁2aに
続き隅R部2bを介して端面1a側に向けて鈍角状に傾
斜させて設けた溝底2cと、該溝底2cに続き隅R部2
dを介して鈍角状に立上げ形成された外側壁2eとで構
成されている(図1,2参照)。
されており、詳しくは、転動体5寄りで、かつ軸心に対
して略直角に設けられた内側壁2aと、該内側壁2aに
続き隅R部2bを介して端面1a側に向けて鈍角状に傾
斜させて設けた溝底2cと、該溝底2cに続き隅R部2
dを介して鈍角状に立上げ形成された外側壁2eとで構
成されている(図1,2参照)。
【0011】上記隅R部2b,2dの曲率および溝底2
c,外側壁2eの鈍角状の傾斜角度は、密封板4の加締
め後の外輪外径楕円化(板後楕円)防止、あるいは密封
板4の外れ・廻り防止に影響がでない程度であれば夫々
特に限定はされず、本発明の範囲内において自由に変更
設定可能である。また、本実施形態では、軸心に対して
略直角に内側壁2aを設けているがこれも限定はされな
い。
c,外側壁2eの鈍角状の傾斜角度は、密封板4の加締
め後の外輪外径楕円化(板後楕円)防止、あるいは密封
板4の外れ・廻り防止に影響がでない程度であれば夫々
特に限定はされず、本発明の範囲内において自由に変更
設定可能である。また、本実施形態では、軸心に対して
略直角に内側壁2aを設けているがこれも限定はされな
い。
【0012】本実施形態では、隅R部2dを周方向に連
続して設けているため、該隅R部2dにより加締め後の
密封板4が引っかかり、密封板4の外れ防止効果が発揮
される。
続して設けているため、該隅R部2dにより加締め後の
密封板4が引っかかり、密封板4の外れ防止効果が発揮
される。
【0013】また、隅R部2dを介して立上げ形成され
る外側壁2eの高さは特に限定はされないが、本実施形
態では、密封板4の加締め後の加締め部分先端4cが見
えなくなるように形成されているため、密封板加締めの
有無の判別が出来るという利便さも付加される(図2に
て加締め前の密封板状態を仮想線にて示す)。
る外側壁2eの高さは特に限定はされないが、本実施形
態では、密封板4の加締め後の加締め部分先端4cが見
えなくなるように形成されているため、密封板加締めの
有無の判別が出来るという利便さも付加される(図2に
て加締め前の密封板状態を仮想線にて示す)。
【0014】密封板4は、シール溝2の内側壁2aと密
着する底面部分4aと、該底面部分4aに続きシール溝
2の溝底2cに向けて傾斜状に延び、該溝底2cに弾性
をもって圧着される側面視略くの字形状に形成された加
締め部分4bとを備えて構成されている。
着する底面部分4aと、該底面部分4aに続きシール溝
2の溝底2cに向けて傾斜状に延び、該溝底2cに弾性
をもって圧着される側面視略くの字形状に形成された加
締め部分4bとを備えて構成されている。
【0015】密封板4は、例えばステンレス板,鋼板,
鉄板などの薄い金属板からプレス成形等されたシール
ド、あるいは鋼板などからなる金属板とゴムなどを組合
わせてなるシール(接触、非接触のいずれであってもよ
い。)のいずれもが適用可能で、少なくとも外輪あるい
は内輪に設けたシール溝に固定される加締め部分が金属
からなるものであれば全て本発明の範囲内である。
鉄板などの薄い金属板からプレス成形等されたシール
ド、あるいは鋼板などからなる金属板とゴムなどを組合
わせてなるシール(接触、非接触のいずれであってもよ
い。)のいずれもが適用可能で、少なくとも外輪あるい
は内輪に設けたシール溝に固定される加締め部分が金属
からなるものであれば全て本発明の範囲内である。
【0016】加締め部分4bは、本実施形態によれば、
その肉厚は、底面部分4aの肉厚よりも薄肉状で、かつ
先端部分4cまで同一厚みをもって構成されている(図
3参照)。
その肉厚は、底面部分4aの肉厚よりも薄肉状で、かつ
先端部分4cまで同一厚みをもって構成されている(図
3参照)。
【0017】すなわち、本実施形態では、底面部分4a
の端部から順次その肉厚を薄肉状にしていって先細り状
に構成されるものではない。順次薄肉状となっていくも
の(先細り状態)とするものも本発明の範囲内ではある
が、底面部分4aの端部から先端側に移っていく薄肉度
合いによっては、適当な反力が得られないことが考えら
れる(反力が大きすぎたり、小さすぎたりする不都
合)。
の端部から順次その肉厚を薄肉状にしていって先細り状
に構成されるものではない。順次薄肉状となっていくも
の(先細り状態)とするものも本発明の範囲内ではある
が、底面部分4aの端部から先端側に移っていく薄肉度
合いによっては、適当な反力が得られないことが考えら
れる(反力が大きすぎたり、小さすぎたりする不都
合)。
【0018】なお、底面部分4aと加締め部分4bを含
む密封板4全体の肉厚を均一にすることも本発明の範囲
内であることは言うまでもない。
む密封板4全体の肉厚を均一にすることも本発明の範囲
内であることは言うまでもない。
【0019】上記底面部分4aは、シール溝2の内側壁
2aに密着する面をフラット面としても、曲面等の所望
面形状としてもよく特に限定はされず、また加締め部分
4bは、その肉厚比率(底面部分4aの肉厚に対しての
比率)や傾斜角度も特に限定はされず任意に設定可能で
ある。
2aに密着する面をフラット面としても、曲面等の所望
面形状としてもよく特に限定はされず、また加締め部分
4bは、その肉厚比率(底面部分4aの肉厚に対しての
比率)や傾斜角度も特に限定はされず任意に設定可能で
ある。
【0020】本実施形態のように形成された密封板4
は、底面部分4aの周方向全長がシール溝2の内側壁2
aの周方向全長に対して密着するとともに、加締められ
た加締め部分4bの先端部分4cの周方向全長が、溝底
2cの周方向全長に対して弾性的に圧着されてシール溝
2に保持され、内輪3の外周面との間に微小のラビリン
スすきまをもって密封している。
は、底面部分4aの周方向全長がシール溝2の内側壁2
aの周方向全長に対して密着するとともに、加締められ
た加締め部分4bの先端部分4cの周方向全長が、溝底
2cの周方向全長に対して弾性的に圧着されてシール溝
2に保持され、内輪3の外周面との間に微小のラビリン
スすきまをもって密封している。
【0021】本実施形態によれば、くの字形状の加締め
部分4bは、その肉厚と他の部分の肉厚との比率を、底
面部分4a:加締め部分4b=4:3とすると共に、底
面部分4aから連続する加締め部分4bの箇所4b′の
傾斜角度を45度、該箇所4b′から連続する箇所4
b″の傾斜角度を90度としている(図3参照)。
部分4bは、その肉厚と他の部分の肉厚との比率を、底
面部分4a:加締め部分4b=4:3とすると共に、底
面部分4aから連続する加締め部分4bの箇所4b′の
傾斜角度を45度、該箇所4b′から連続する箇所4
b″の傾斜角度を90度としている(図3参照)。
【0022】また、特に加締め部分4bを構成する箇所
4b″の角度にあっては、加締め後の反力が強くならな
いように90度を超えない角度とすることが好ましく、
範囲内において任意に設定される。
4b″の角度にあっては、加締め後の反力が強くならな
いように90度を超えない角度とすることが好ましく、
範囲内において任意に設定される。
【0023】尚、上記肉厚比率および加締め部分4bの
各箇所4b′及び4b″の角度は、最適な具体例を示し
たものであり、本発明の範囲内であれば特に限定はされ
ず他の任意設定に変更可能である。
各箇所4b′及び4b″の角度は、最適な具体例を示し
たものであり、本発明の範囲内であれば特に限定はされ
ず他の任意設定に変更可能である。
【0024】従って、本実施形態によれば、加締め後の
密封板4のラジアル方向への反力を、加締め部分4bの
くの字形状により弱めることが出来るとともに、反力の
作用する方向を従来のルートタイプ密封板よりもアキシ
アル方向に向けることが出来るため、外輪1外径の真円
度を一層向上できる(図2にて、加締め前を仮想線で、
加締め後を実線で夫々表す。)。またこれにより、いわ
ゆる板後楕円に気を付けて加締める必要もなくなるた
め、加締めが弱すぎることによる密封板の外れや回動を
招くこともない。
密封板4のラジアル方向への反力を、加締め部分4bの
くの字形状により弱めることが出来るとともに、反力の
作用する方向を従来のルートタイプ密封板よりもアキシ
アル方向に向けることが出来るため、外輪1外径の真円
度を一層向上できる(図2にて、加締め前を仮想線で、
加締め後を実線で夫々表す。)。またこれにより、いわ
ゆる板後楕円に気を付けて加締める必要もなくなるた
め、加締めが弱すぎることによる密封板の外れや回動を
招くこともない。
【0025】尚、本実施形態では、外輪1にシール溝2
を設けた形態で説明するが、内輪3の外周面にシール溝
を設け、該シール溝に密封板の加締め部分を固定してな
る形態とすることも本発明の範囲内である。また、本実
施形態ではシール溝2及び密封板4を片側にのみ設けた
もので説明したが、これらは両側に備えるものとしても
よく任意である。
を設けた形態で説明するが、内輪3の外周面にシール溝
を設け、該シール溝に密封板の加締め部分を固定してな
る形態とすることも本発明の範囲内である。また、本実
施形態ではシール溝2及び密封板4を片側にのみ設けた
もので説明したが、これらは両側に備えるものとしても
よく任意である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上述の通りの構成としたこと
により、加締め後の密封板の反力が小さくなり、密封板
固着側の軌道輪の真円度を向上させることが出来た。従
って、外輪外径真円度の向上を図りつつ、密封板の外
れ、密封板の回動等の発生もない。
により、加締め後の密封板の反力が小さくなり、密封板
固着側の軌道輪の真円度を向上させることが出来た。従
って、外輪外径真円度の向上を図りつつ、密封板の外
れ、密封板の回動等の発生もない。
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図。
【図2】要部を拡大して示す縦断面図。
【図3】図1の密封板を拡大して示す縦断面図。
【図4】従来技術における密封板の縦断面図。
1:外輪 2:シール溝 2a:内側壁 2b,2d:隅R部 2c:溝底 2e:外側壁 4:密封板 4a:底面部分 4b:加締め部分 5:転動体
Claims (1)
- 【請求項1】 外輪又は内輪のいずれかに設けたシール
溝に、密封板が弾性的に圧着されて備えられる転がり軸
受において、上記シール溝は、転動体寄りに設けられた
内側壁と、該内側壁に続き端面側に向けて鈍角状に傾斜
させて設けた溝底と、該溝底に続き鈍角状に立上げ形成
された外側壁とで構成され、一方密封板は、上記シール
溝の内側壁と密着する底面部分と、該底面部分に続きシ
ール溝の溝底に向けて傾斜状に延び、該溝底に弾性をも
って圧着される側面視略くの字形状に形成された加締め
部分とを備えて構成されていることを特徴とする密封形
転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23236498A JP2000055065A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 密封形転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23236498A JP2000055065A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 密封形転がり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000055065A true JP2000055065A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16938069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23236498A Pending JP2000055065A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 密封形転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000055065A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012065596A1 (de) * | 2010-11-17 | 2012-05-24 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzlager, insbesondere kupplungsausrücklager |
WO2018173731A1 (ja) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | Ntn株式会社 | 密封型転がり軸受 |
-
1998
- 1998-08-05 JP JP23236498A patent/JP2000055065A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012065596A1 (de) * | 2010-11-17 | 2012-05-24 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzlager, insbesondere kupplungsausrücklager |
WO2018173731A1 (ja) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | Ntn株式会社 | 密封型転がり軸受 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Effective date: 20050803 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20080529 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080610 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081021 |