JP2000054760A - 建築用シャッター - Google Patents

建築用シャッター

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JP2000054760A
JP2000054760A JP10223205A JP22320598A JP2000054760A JP 2000054760 A JP2000054760 A JP 2000054760A JP 10223205 A JP10223205 A JP 10223205A JP 22320598 A JP22320598 A JP 22320598A JP 2000054760 A JP2000054760 A JP 2000054760A
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guide
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康夫 矢部
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直樹 横井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッターカーテンの開閉作動に伴いガイド
レールが揺動し、シャッターカーテン開放でガイドレー
ルが水平姿勢となって天井部に収納される建築用シャッ
ターにおいて、ガイドレール先端側に形成される切欠き
部が、シャッターカーテンの全閉に伴い閉鎖するように
構成する。 【解決手段】 ガイド片6、7に形成される切欠き部6
b、7bの側部に外側スライドレール15を設ける一
方、塞ぎ体13に、外側スライドレール15を走行する
内側スライドレール14を設けて、ガイドレール5の上
下揺動に伴い塞ぎ体13が自重でスライド移動して切欠
き部6b、7bを開閉する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル、工場等の建
築物の開口部や大部屋、地下通路等に防火、防煙区画を
形成したりするために設けられる建築用シャッターの技
術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビルや工場等の開口部や大部屋
等には、火災等の異常時に対処するため防火区画を設定
し、類焼を防いで被害の拡大を抑えるようにすることが
計られる。そしてこのようなものとして、建築用防火シ
ャッターを建付けることが提唱され、幅広の間口におい
ては、一連ではなく複数連のシャッターカーテンを並設
することがあり、この場合に、中柱(ガイドレール)が
必要になるが、この中柱を固定式にしたのでは平常時
(シャッターカーテン開放時)に邪魔になるという問題
がある。そこで、ガイドレールの基端部(上端部)を、
躯体天井部に回動自在に支持し、シャッターカーテンの
開閉作動に伴いシャッターカーテンを貫通ガイドする状
態で上下揺動する構成として、シャッターカーテンの閉
鎖時では開口部に直立状に立設される垂下姿勢となり、
開放時では天井部に水平状に収納される水平姿勢となる
よう可動式にしたものが知られ、この場合に、ガイドレ
ールの先端縁部に座板当接部材を設け、該座板当接部材
をシャッターカーテン最下端の座板に上側から当接させ
てガイドレールの自重を座板が受止める状態とし、シャ
ッターカーテンの開閉作動に合わせてガイドレールを揺
動させる構成が提唱される。しかるにこのものでは、シ
ャッターカーテンの閉鎖過程で、全閉近くなってガイド
レールが垂下姿勢に近付くと、シャッターカーテンの閉
鎖ピッチに対するガイドレールの揺動ピッチが大きくな
り、ガイドレールの下方揺動のコントロールが難しいと
いう問題がある。このため、座板当接部材をガイドレー
ル先端縁部よりは基端側に設け、座板との当接がシャッ
ターカーテンの閉鎖過程の途中までとなるようにし、そ
れ以降は、基端部がガイドレールに揺動自在に軸支さ
れ、先端部が座板に設けたストッパに当接して傾斜姿勢
となる作動体により下方への揺動をコントロールするこ
とが提唱される。ところが、このように構成した場合、
ガイドレールの先端部、つまり座板当接部材配設位置よ
り先端側のガイドレールには、シャッターカーテンのカ
ーテン面だけでなく座板を貫通する構成にする必要があ
り、このためにはガイドレールのガイド溝幅を広くせざ
るを得ないことになって防火、防煙性能が損なわれると
いう別な問題が生じる。これに対処するべく、ガイドレ
ールの先端側(下端部)内側面に塞ぎ体を設けて、シャ
ッターカーテンの全閉時にガイドレールの内側面とカー
テン面とのあいだに大きな隙間が開かないようにするこ
とが考えられ、そこで特願平9−196488号におい
て、ガイドレールを一対のガイド片で構成し、これらガ
イド片の下端部内側面に形成された座板貫通用の切欠き
部に、スプリング付きの蝶番を用いて内方に開閉揺動自
在な塞ぎ体(塞ぎ板)を配したものを提唱した。そして
このものでは、座板が外方から内方に向けて塞ぎ体に干
渉したときだけ開放し、座板の干渉がなくなると自動的
に閉鎖姿勢になるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
塞ぎ体を設けたものでは、全閉状態のシャッターカーテ
ンが開放作動するときに座板の上動を受けて塞ぎ体を内
側に揺動させて開放せしめる必要があるが、この場合
に、垂直方向に立設している塞ぎ体を、座板の垂直方向
への上動により内側方向へ揺動させなければならないた
め、塞ぎ体の下端部には、ガイド片対向側ほど背高な傾
斜状の切欠き部を形成して、座板の上動で塞ぎ体を内方
へ揺動させるように誘導していた。このため、シャッタ
ーカーテンが全閉状態になっても、前記切欠き部位だけ
が開いたままになってしまうという不具合があった。し
かも、塞ぎ体は一側部がスプリングの付勢力で閉鎖する
よう蝶着された構成であるため、火災時等において風圧
が高く、シャッターカーテンが前後方向に位置ずれした
状態で閉鎖してしまったような場合や、シャッターカー
テンが所定の閉鎖姿勢を越えて閉作動してシャッターカ
ーテンが弛んでしまったような場合では、前記スプリン
グの付勢力に抗して塞ぎ体が開放してしまう惧れがあ
り、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、天井収納部に巻装され、下端部
に座板が設けられるシャッターカーテンを案内するガイ
ドレールであって、該ガイドレールは、基端部が天井部
に揺動自在に軸支され、かつ座板貫通用の切欠き部が先
端側に形成されたものとして、シャッターカーテンの開
閉に伴う座板の上下移動に基づいて天井部に収納される
水平姿勢と開口部に垂下する垂下姿勢とのあいだを揺動
変姿する構成とするにあたり、ガイドレールには、レー
ル長方向にスライド移動して切欠き部を開閉するための
塞ぎ体が設けられているものである。これによって、ガ
イドレールの揺動姿勢に伴い、塞ぎ体が切欠き部を自重
で開閉することになって、シャッターカーテンの開閉作
動が損なわれることなく閉鎖時における防火、防煙性能
を高めることができる。このものにおいて、本発明の座
板には、水平姿勢のガイドレールが下方揺動を始動する
過程で、塞ぎ体が座板に干渉しないよう塞ぎ体の移動規
制をする規制部材が設けられているものとすることがで
きる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
を図1〜図11に示す図面に基づいて説明する。図面に
おいて、1は大開口部に複数並設された防火シャッター
のシャッターカーテンであって、各シャッターカーテン
1は、天井部に固定されるブラケット2を介して躯体側
に軸承された巻取り軸3に巻装されており、該巻取り軸
3がブレーキ付の開閉機4の正逆駆動に基づいて正逆回
転することに伴いシャッターカーテン1が巻取り、巻出
しされて、開口部を閉鎖する閉鎖姿勢と天井部に収納さ
れる開放姿勢とに変姿するように設定されている。因み
に、これらシャッターカーテン1は、図示しない操作ス
イッチの操作に基づいて開閉するが、シャッターカーテ
ン1の開放姿勢において火災等が発生した場合では、異
常検知手段の異常検知に伴いブレーキ解除がなされると
共に開閉機4に内装するガバナの働きでシャッターカー
テン1が自重閉鎖するように設定されている。尚、3a
は中間ドラムであって、該中間ドラム3aは、巻取り軸
3とマグサとのあいだのシャッターカーテン1の移動案
内を行う設定となっている。
【0006】5は各シャッターカーテン1を貫通ガイド
するガイドレールであって、これら各ガイドレール5
は、後述する所定の対向間隔を存して対向する前後一対
のガイド片6、7を用いて構成されており、各ガイド片
6、7は、基端部(上端部)を貫通支持する支軸8によ
って連結され、該支軸8が前記ブラケット2に揺動自在
に軸支されている。これによって、ガイドレール5はブ
ラケット2に対して一体揺動し、天井部に収納される水
平姿勢と、先端部(下端部)が自然垂下する垂下姿勢と
に揺動変姿する可動式に構成されている。ここで、支軸
8による各ガイド片6、7のブラケット2への支持は、
各ガイド片6、7の一側に変位した状態でなされ、これ
によって各ガイド片6、7はより積極的な下方揺動を行
うようになっており、自然に垂下させた状態では、直立
状(垂直状)の垂下姿勢を越えたものになるように設定
されている。
【0007】前記各ガイド片6、7の互いに対向する前
後側面の先端部には、前記座板当接部に相当する支持ロ
ーラ9がそれぞれピン9aを介して回動自在に軸承され
ており、これら各ピン9aには、さらに前記作動体に相
当する作動アーム10の基端部がそれぞれ揺動自在に軸
承されている。尚、11は各作動アーム10の先端部に
ピン11aを介してそれぞれ回動自在に軸承された補助
ローラである。一方、12はシャッターカーテン1最下
端に設けられる座板であって、該座板12は、前後に一
対のローラガイド12aが形成されており、該各ローラ
ガイド12aに、各ガイド片6、7の支持ローラ9と補
助ローラ11とが、底面部12bを移動自在に転動する
状態で支持される設定となっている。これによって、ガ
イドレール5は、開閉作動するシャッターカーテン1の
移動に伴い、座板12に支持される状態で、シャッター
カーテン1を貫通ガイドしつつ揺動変姿するが、このこ
とについての詳細は後述する。さらに、座板ローラガイ
ド12aの左右両端縁部にはストッパ部12cが起立状
に形成されており、補助ローラ11の外方への移動規制
を行うように設定されている。さらに、ストッパ部12
cに至るローラガイド12aの底面部12bには、山形
状に傾斜した傾斜ガイド12dが設けられている。尚、
12eは後述する塞ぎ体13の移動規制をする規制部材
であって、該規制部材12eは、前後のローラガイド1
2aを構成する前後側面12fから上方に向けてそれぞ
れ突出形成されるが、突設位置は、収納姿勢のガイドレ
ール5の支持ローラ9に対向する部位より僅かに内方に
位置ずれして配されている。
【0008】さて、各ガイド片6、7の前記所定の対向
間隔(即ち、ガイドレール5のガイド溝幅)は、座板1
2を内嵌できるものに設定されているが、各ガイド片
6、7の内側面6a、7aは互いに近接対向するべく延
出されていて、これら内側面6a、7a同志の対向間隔
はシャッターカーテン1のカーテン面を貫通できるもの
に設定されている。さらに、内側面6a、7aの先端
側、つまり支持ローラ9の軸承部位より僅かにガイド片
基端側に位置ずれした部位から先端縁部に至る部位には
切欠き部6b、7bが形成されており、内側面6a、7
a同志の対向間隔を大きくして、座板12がガイド片
6、7のあいだを貫通可能となるように設定されてい
る。さらに、これら切欠き部6b、7bには、レール長
方向に往復スライド移動自在な塞ぎ体13がそれぞれ開
閉自在に設けられ、シャッターカーテン1が全閉状態と
なった状態では、切欠き部6b、7bが閉鎖されて、ガ
イドレール5の内側とシャッターカーテン1とのあいだ
に大きな空隙が開かない構成となっている。
【0009】つまり、塞ぎ体13は、前記ガイド片切欠
き部6b、7bを覆蓋できる大きさに形成さており、塞
ぎ体13のガイド片6、7対向側面には、長手方向一側
に位置して内側スライドレール14が一体的に設けら
れ、該内側スライドレール14のレール長方向両側部に
は、外向きのガイド溝部14a、14bがそれぞれ形成
されている。一方、前記内側面6a、7aの塞ぎ体13
対向側面には、切欠き部6b、7bの側部から基端側に
亘って外側スライドレール15が一体的に設けられ、該
外側スライドレール15のレール長方向両側部には、内
向きのガイド溝部15a、15bがそれぞれ形成されて
いる。そして、これら内、外側スライドレール14、1
5は、ガイド溝14a、14b、15a、15b同志を
互いに対向させる状態で嵌合しているが、これらのあい
だにはガイド溝14a、14b、15a、15bのあい
だを転動するボール16を支持するリテーナ17が移動
自在に介装されており、該リテーナ17の外側スライド
レール15に対する移動と、内側スライドレール14の
リテーナ17に対する移動とが同時に行われることによ
って、内側スライドレール14と外側スライドレール1
5との往復相対移動が円滑かつ速やかになされる構成に
なっている。このように構成することによって、塞ぎ体
13は、後述するようにガイドレール5の揺動変姿に伴
い、塞ぎ体13の自重に基づく内、外側スライドレール
14、15の自動的なスライド移動が行われることによ
って、ガイド片切欠き部6b、7bの基端側に位置して
切欠き部6b、7bを開放する開放姿勢と、切欠き部6
b、7bを覆蓋する閉鎖姿勢とに往復スライド移動する
ように設定されている。ここで、15cは外側スライド
レール15を補強する補強部材である。因みに、18は
切欠き部6b、7bの基端側に設けられるレールカバー
である。
【0010】尚、6c、7cはガイド片6、7の先端縁
部(下端部)から出没自在に設けられるラッチピンであ
って、ガイドレール5が後述するように垂下姿勢に変姿
したこと、つまりシャッターカーテン1が略全閉したこ
とに伴い自重降下して先端部から突出し、床面に配され
た係合受け部19に係合するようになっており、これに
よってガイドレール5の下端部がロックされる設定とな
っている。因みに、ラッチピン6c、7cは、ソレノイ
ドを用いて構成される図示しない解除手段が設けられ、
シャッターカーテン1の開作動に連繋して解除手段を励
磁することで、ラッチピン6c、7cが没入し、解錠状
態となるように設定されている。また、7dは、後側ガ
イド片7の内側面7aに嵌着され、シャッターカーテン
1の後面とのあいだを封止する遮煙材であり、7eは、
隣接するガイドレールまたは可動式袖扉に向けて封止状
に配される遮煙材である。
【0011】つぎに、シャッターカーテン1の開閉作動
に伴うガイドレール5の揺動変姿作動、そして塞ぎ体1
3の開閉作動について説明する。図9(A)に示すシャ
ッターカーテン1の収納状態において、座板12が天井
部に位置する一方で、ガイドレール5は、支持ローラ9
と補助ローラ11とが該天井部に位置する座板12のロ
ーラガイド12aに嵌合支持される状態となっており、
これによってガイドレール5は下動規制された状態で水
平姿勢を維持するように設定されている。このとき、座
板12は各ガイド片6、7の内側面6a、7aよりも外
方(下方)の対向間に位置しており、ガイドレール5の
作動アーム10は支持ローラ9が配される基端側が左右
方向内方に位置し、補助ローラ11が配される先端側が
左右方向外方に位置する水平状の倒伏姿勢となってい
る。さらに、塞ぎ体13は、先端縁が座板12から突設
された規制部材12eに当接しており、塞ぎ体13のガ
イドレール5先端側への移動が規制されていて、切欠き
部6b、7bは開放状態となっている。
【0012】この状態から、シャッターカーテン1が閉
作動されると、ガイドレール5は徐々に垂下姿勢側に向
けて下方揺動し、シャッターカーテン1はガイドレール
5のガイド片6、7とのあいだに貫通ガイドされる状態
となって下降する。このとき、作動アーム10は倒伏姿
勢を維持した状態となっており、支持ローラ9と補助ロ
ーラ11とがローラガイド12aを左右方向外方に向け
て転動するように設定されている。ここで、支持ローラ
9はガイド片6、7の先端縁部よりも基端側に軸承さ
れ、ガイドレール5は該軸承位置において座板12に支
持されるため、ガイドレール5が下動を開始したとき、
座板12はガイドレール5に対して相対上動してガイド
レール5の先端部、つまり両ガイド片6、7の切欠き部
6b、7bを貫通することになる。この場合に、図9
(B)に示すように、塞ぎ体13は自重により下動しよ
うとするが座板規制部材12eによる下動規制を受けて
いて、切欠き部6b、7bが開放されたままの状態とな
っており、塞ぎ体13が座板12の貫通の邪魔をするよ
うなことがない。さらに、シャッターカーテン1の閉作
動がなされると、図9(C)に示すように、塞ぎ体13
の下動規制は、規制部材12eから、規制部材12eと
座板前後側面12f上端縁部とのあいだのコーナー部に
至り、以後は前後側面12f上端縁部に当接することで
なされるように設定されている(図9(D)、図10
(A)参照)。因みに、塞ぎ体13は、座板12側の規
制部材12eにより移動規制を受ける構成となってい
て、前述したようにシャッターカーテン1の全開状態で
は切欠き部6b、7bが既に開放された状態となってい
る。これは、シャッターカーテン1の閉作動の開始当初
では、ガイドレール5の水平姿勢からの揺動ピッチが小
さいため、この状態で塞ぎ体13が閉鎖姿勢となってい
るものを、相対上動する座板12の当接により、塞ぎ体
13を自重に抗して略横方向にスライド移動させること
が難しく、このため、これを回避するべく規制部材12
eを設けて、予め切欠き部6b、7bを開放状態とし、
塞ぎ体13が適宜傾斜姿勢となった段階で座板前後側面
12fに当接するように構成することで、前後側面12
fの移動に伴う塞ぎ体13の円滑なスライド移動を確保
できるように設定されている。
【0013】そして、シャッターカーテン1が全閉姿勢
に近づくと、補助ローラ11はローラガイド12aの左
右端部のストッパ部12cに達するが、補助ローラ11
は座板底面部12bに形成の前記傾斜ガイド12dを乗
り越えてストッパ部12cに達し、これ以降、補助ロー
ラ11は左右方向外方への移動が規制され、これによっ
て、図10(B)に示すようにガイドレール5は作動ア
ーム10を介する状態で座板12に支持され、この状態
でシャッターカーテン1がさらに閉鎖すると、図11
(A)に示すように作動アーム10が次第に起立姿勢に
変姿する一方で、ガイドレール5は下方揺動を行う設定
となっており、これに伴い塞ぎ体13は座板12の下動
に追随する状態で切欠き部6b、7bを次第に閉鎖す
る。そして、図11(B)に示すようにガイドレール5
が略垂直状の垂下姿勢となるまで揺動すると、前記ラッ
チピン6c、7cが係合受け部19に係合し床面側にロ
ックされるが、このときシャッターカーテン1は全閉状
態となる少し前位置に位置している。さらに、前記ガイ
ドレール5が垂下姿勢となってロックされた以降、シャ
ッターカーテン1の閉作動が継続することに伴い、補助
ローラ11は座板ストッパ部12cから離間し、作動ア
ーム10は自然垂下状態となり、そして、シャッターカ
ーテン1は図2に示すように全閉姿勢となり、さらに塞
ぎ体13は切欠き部6b、7bを閉鎖する閉鎖姿勢とな
る。
【0014】これに対し、全閉姿勢のシャッターカーテ
ン1を開放させる場合、図示しない解除手段によりラッ
チピン6c、7cによるロック解除を行った後、シャッ
ターカーテン1の開放作動が行われ、座板12の上動に
伴い座板底面部12bに補助ローラ11が当接すること
になるが、このとき、補助ローラ11は前記傾斜ガイド
12dの山形のガイド面に対向して当接し、補助ローラ
11はストッパ片12c側に誘導されるように設定され
ている。これによって、作動アーム10は、垂下姿勢の
ガイドレール5に対して、補助ローラ11が軸承される
先端部側が基端部側に対して左右外方に位置する傾斜姿
勢となり、これ以降、補助ローラ11はストッパ片12
cにより左右方向外方への移動規制を受ける状態となっ
て、ガイドレール5は作動アーム10を介する座板12
の支持を受け、座板12の上動力は、作動アーム10に
対して基端側が左右方向内方に向く倒伏姿勢に変姿する
方向に作用すると共にガイドレール5を上方揺動させる
ように設定されている。これに伴い、塞ぎ体13は、座
板12の上動力を受けて基端側へのスライド移動を行
い、切欠き部6b、7bを次第に開放するように設定さ
れている。この状態からさらにシャッターカーテン1が
開放すると、作動アーム10が次第に倒伏姿勢となって
支持ローラ9が座板底面部12bに当接し、これによっ
てガイドレール5は、作動アーム10を介する状態から
支持ローラ9を介する状態で座板12からの支持を受
け、以降、この状態でシャッターカーテン1が開放姿勢
となり、ガイドレール5は前記水平姿勢に変姿するよう
に設定されている。一方、塞ぎ体13は、座板12の上
動に伴い、先端縁部が座板前後側面12fに当接して移
動規制を受ける状態から、規制部材12eに当接して移
動規制を受ける状態となり、以降規制部材12eによる
移動規制を受けた開放姿勢に維持されるように設定され
ている。尚、20はマグサ部に蝶着されたパネル体であ
って、該パネル体20は、シャッターカーテン1が全開
状態でガイドレール5が収納姿勢となっている状態では
マグサ部を塞ぐ部材となり、シャッターカーテン1の閉
作動時にガイドレール5の下方揺動を受けて垂下して防
煙パネル材として機能するように設定されている。
【0015】さらに、本実施の形態のシャッター装置に
は、防火、防煙機能を高めるために天井部のブラケット
2に次のような配慮がなされている。つまり、ブラケッ
ト2は、側面視略冂字形に形成され、ガイドレール5は
内嵌する状態で軸承される構成となっている。このた
め、ガイドレール5が垂下姿勢となった場合、ブラケッ
ト2の上方にはガイドレール5の前後幅に相当する隙間
が開設されることになるが、該隙間は塞ぎパネル21に
より閉鎖されるように設定されている。前記塞ぎパネル
21は、上部がブラケットの上部にスプリング付の蝶番
21aを介して上下揺動自在に枢支されており、ガイド
レール5の各内側面6a、7a基端部に対して常時付勢
された状態で当接する設定となっており、これによっ
て、塞ぎパネル21は、ガイドレール5が垂下姿勢にな
ることにより形成されるブラケット2の隙間を塞ぐが、
ガイドレール5の上下揺動に追随して上下揺動するよう
になっており、ガイドレール5が水平姿勢に変姿する場
合では、付勢力に抗して押し上げられるように設定され
ている。
【0016】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、図示しない操作スイッチを操作することでシ
ャッターカーテン1は閉作動を開始することになるが、
このものでは、シャッターカーテン1の閉作動に伴い、
天井部に収納されたガイドレール5が座板12の支持を
受ける状態で下方揺動する。この場合に、ガイドレール
5は、水平姿勢から垂下姿勢になる少し前位置までの揺
動規制については座板12に設けられた支持ローラ9を
介して座板12に支持され、前記前位置から垂下姿勢ま
での揺動規制については、先端部の補助ローラ11が座
板12に設けたストッパ部12cに当接する作動アーム
10を介して座板12に支持されることになる。このと
き、ガイドレール5の支持ローラ9配設部位よりも先端
側の内側面6a、7aに形成される座板12貫通用の切
欠き部6b、7bは、ガイドレール5の垂下姿勢への変
姿に伴い塞ぎ体13によって自動的に閉鎖されることに
なって、防火、防煙性能を高めることができる。
【0017】しかもこのものでは、塞ぎ体13は、内、
外側レール14、15を介してガイドレール5に設けら
れているため、ガイドレール5の揺動変姿に追随して自
重で往復スライド移動することになり、座板12がガイ
ドレール5を貫通するときには座板12に干渉すること
がないよう開放姿勢を維持し、ガイドレール5が垂下姿
勢となったときには閉鎖姿勢に自動的に変姿できるが、
閉鎖姿勢となった状態では、ガイドレール5の上動作動
がなければ開放することがないので、風圧でシャッター
カーテンが位置ずれしたり、シャッターカーテンが所定
の閉鎖姿勢を越えて閉作動して弛んでしまった(繰出し
すぎ)としても、従来の塞ぎ体の一側を蝶着したものの
ように、塞ぎ体13が開放してしまうような不具合が回
避され、さらに防火、防煙性能を高めることができる。
【0018】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことは勿論なく、シャッターカーテンの座板は、図12
に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。つ
まり、塞ぎ体13は、レール長方向にスライド移動して
切欠き部を閉鎖する構成であるので、前述したようにシ
ャッターカーテン1の繰出しすぎにより開放してしまう
ことがないうえ、閉鎖姿勢を維持するものであるため、
閉鎖姿勢のシャッターカーテン1を塞ぎ体の対向する側
面同志のあいだに挟んでシャッターカーテン1の弛み防
止をすることになって、座板22の床面当接部を一枚状
のものでもよく、座板22の構成の簡略化がなされて装
置の軽量化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築用シャッターの概略正面図である。
【図2】シャッターカーテンが全閉した状態を示す側面
図である。
【図3】塞ぎ体の閉鎖途中を示す側面図である。
【図4】シャッターカーテンの全開状態を示す一部切欠
き正面図である。
【図5】要部の一部切欠き側面図である。
【図6】図6(A)、(B)はそれぞれ図5のX−X断
面図、図5のY−Y断面図である。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれガイドレールの
一部切欠き斜視図、断面図である。
【図8】図8(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞ
れ座板の正面図、平面図、図8(A)のX−X断面図、
図8(A)のY−Y断面図である。
【図9】図9(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞ
れシャッター装置の作動を説明するパターン図である。
【図10】図10(A)、(B)はそれぞれシャッター
装置の作動を説明するパターン図である。
【図11】図11(A)、(B)はそれぞれシャッター
装置の作動を説明するパターン図である。
【図12】第二の実施の形態を示す一部側面図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン 2 ブラケット 5 ガイドレール 6 ガイド片 6b 切欠き部 9 支持ローラ 10 作動アーム 11 補助ローラ 12 座板 12e 規制部材 12f 前後側面 13 塞ぎ体 14 内側スライドレール 15 外側スライドレール 18 レールカバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井収納部に巻装され、下端部に座板が
    設けられるシャッターカーテンを案内するガイドレール
    であって、該ガイドレールは、基端部が天井部に揺動自
    在に軸支され、かつ座板貫通用の切欠き部が先端側に形
    成されたものとして、シャッターカーテンの開閉に伴う
    座板の上下移動に基づいて天井部に収納される水平姿勢
    と開口部に垂下する垂下姿勢とのあいだを揺動変姿する
    構成とするにあたり、ガイドレールには、レール長方向
    にスライド移動して切欠き部を開閉するための塞ぎ体が
    設けられている建築用シャッター。
  2. 【請求項2】 請求項1において、座板には、水平姿勢
    のガイドレールが下方揺動を始動する過程で、塞ぎ体が
    座板に干渉しないよう塞ぎ体の移動規制をする規制部材
    が設けられている建築用シャッター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015190225A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 三和シヤッター工業株式会社 建築用防火シャッター装置

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