JP6235954B2 - 建築用防火シャッター装置 - Google Patents
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Description
この場合に、座板当接部材をガイドレール先端縁部よりは基端側に設け、座板との当接がシャッターカーテンの閉鎖過程の途中までとなるようにし、それ以降は、基端部がガイドレールに揺動自在に軸支され、先端部が座板に設けたストッパに当接して傾斜姿勢となる作動体により下方への揺動をコントロールすることが提唱される。ところが、このように構成した場合、ガイドレールの先端部、つまり座板当接部材配設位置より先端側のガイドレールには、シャッターカーテンのカーテン面だけでなく座板を貫通する切欠き部を設ける必要があるが、シャッターカーテンの全閉時、この切欠き部が内外連通状態となって防火、防煙性能が損なわれるという問題が生じる。
そこでこれに対処するべく、ガイドレールの先端側に、レール長方向にスライド移動して切欠き部を開閉する塞ぎ体を設けるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
請求項2の発明は、可動片の開放姿勢から塞ぎ姿勢への揺動は、該可動片の揺動支軸を越えた揺動であることを特徴とする請求項1記載の建築用防火シャッター装置である。
請求項3の発明は、解除部は、塞ぎ体をカバーするカバー体に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の建築用防火シャッター装置である。
請求項4の発明は、カバー体は、塞ぎ体を挟む状態でガイドレール内側面と対向する内側板を有し、開放姿勢の可動片の下動を許容する該内側板のシャッターカーテン側端縁には、開放姿勢の可動片に当接して塞ぎ体の下動を規制する解除部としての段差凸部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の建築用防火シャッター装置である。
請求項5の発明は、可動片の上端部には、該可動片が塞ぎ姿勢となったときに切欠き部よりも上部位置のシャッターカーテン内側面との隙間を塞ぐ塞ぎ板が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用防火シャッター装置である。
請求項6の発明は、可動片の案内部は、座板の前後方向両端面部の上端縁であり、可動片が開放姿勢になったとき前後方向外方から当接する部位は、座板の前後方向両端面部であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築用防火シャッター装置である。
請求項7の発明は、可動片は、揺動支軸からシャッターカーテンのカーテン面に対して垂直状に延設される第一案内部と、該第一案内部の先端から先端側ほどガイドレール側に向けて傾斜する第二案内部とを備えて構成され、可動片が塞ぎ姿勢から開放姿勢に変姿する過程の前半では第一案内部が、後半では第二案内部が座板前後方向両端面部に当接することで案内されるように構成されていることを特徴とする請求項6記載の建築用防火シャッター装置である。
請求項2の発明とすることにより、切欠き部を塞ぐための可動片は、塞ぎ姿勢となったときに支点越え状態となる結果、開放姿勢側への揺動がしづらくなって、切欠き部の塞ぎ機能が向上する。
請求項3の発明とすることにより、カバー体により塞ぎ体をカバーできることになって外観を損なうことがない。
請求項4の発明とすることにより、塞ぎ体をカバーするカバー体に解除部である段差凸部が設けられることになって構造の簡略化が図れることになる。
請求項5の発明とすることにより、シャッターカーテンの全閉時において切欠き部よりも上部位置のシャッターカーテン内側面と可動片とのあいだの隙間が塞がれることになって、遮蔽性の良いものとなる。
請求項6の発明とすることにより、座板の前後方向両端面部が可動片の案内部及び可動片の当接部となるため、構造の簡略化が図れることになる。
請求項7の発明とすることにより、可動片を塞ぎ姿勢から開放姿勢まで確実に変姿案内することができる。
13hは塞ぎ体13を被覆するカバー体であって、該カバー体13hは、シャッターカーテン1側が開口し、ビス13iによりガイド体6、7に固定され、ガイドレール内側面6a、7aとカバー体内側板13jとのあいだに前記塞ぎ体13が介装されるようになっているが、カバー体内側板13jのシャッターカーテン1側端縁13kは、蝶番支軸14gと前後方向同位置となるように設定され、さらに該端縁13kの下端部にはシャッターカーテン1側に向けて突出した段差凸部13lが蝶番支軸14gよりもシャッターカーテン1側に向けて突出形成されている。
そして塞ぎパネル体14の可動片14dは、蝶番支軸14gが固定片14a上に位置することで、シャッターカーテン1に直角状に対向して切欠き部6b、7bを塞ぐ塞ぎ姿勢から開口左右方向内側(間口内方)に拡開して切欠き部6b、7bに対して離間して拡開する開放姿勢とのあいだを揺動できるようになっているが、可動片14dは、該塞ぎ姿勢で蝶番支軸14gに対してガイドレール5嵌入側に偏倚した構成となっているため、蝶番支軸14gに対して丁度支点越え状態となって拡開方向への揺動がしづらくなるよう配慮されている。
さらに可動片14dには、前記塞ぎ姿勢となったとき、支軸14g部位シャッターカーテン1のカーテン面に対して垂直状に延出する第一案内部14hと、該第一案内部14hの先端から先端側ほどガイドレール5側に傾斜した第二案内部14iと、該第二案内部14jの先端からシャッターカーテン1のカーテン面に垂直に向くよう延出している第一対向部14jと、該第一対向部14jの先端からシャッターカーテン1と平行になるように折曲されてシャッターカーテン1に対向する第二対向部14kとが設けられている。
シャッターカーテン1の収納状態(開放状態)において、座板12およびガイドレール5は天井部に収容されているが、このとき塞ぎ体13は、ガイドレール5先端側への移動が、座板12に設けたストッパ12eに規制されていて切欠き部6b、7bは開放状態となっている(図9(A)、図10(A)参照)。
この状態から、シャッターカーテン1が閉作動されると、ガイドレール5は徐々に垂下姿勢側に向けて下方揺動し、シャッターカーテン1はガイドレール5のガイド体6、7とのあいだに貫通ガイドされる状態となって下降する。このとき、作動アーム10は倒伏姿勢を維持した状態となっており、支持ローラ9と補助体11とがローラガイド12aを左右方向外方に向けて転動するように設定されている。ここで、支持ローラ9はガイド体6、7の先端縁部よりも基端側に軸承され、ガイドレール5は該軸承位置において座板12に支持されるため、ガイドレール5が下動を開始したとき、座板12はガイドレール5に対して相対上動してガイドレール5の先端部、つまり両ガイド体6、7の切欠き部6b、7bを貫通することになる。この場合に、塞ぎ体13は自重により下動しようとするが前記ストッパ12eによる下動規制を受けている位置までは移動することがなく、塞ぎ体13が座板12の貫通の邪魔をするようなことがないように設定されている(図9(B)、図10(A)参照)。
尚、図中、13mは塞ぎパネル14の上端部に設けられ、シャッターカーテン1が全閉姿勢となったときに可動体14dの上端部とガイドレール内側面6a、7aとのあいだを塞ぐ塞ぎ板、15は異常検知に伴い天井面から垂れる防煙垂れ壁、16は障害物検知をするためのコードリールである。
5 ガイドレール
6、7 ガイド体
6b、7b 切欠き部
13 塞ぎ体
13h カバー体
13k カバー体のシャッターカーテン側端縁
13l 段差凸部
13m 塞ぎ板
14d 可動片
14e 弾機
14g 支軸
14h 第一案内部
14i 第二案内部
Claims (7)
- 天井収納部に巻装され、下端部に座板が設けられて開口を閉鎖するシャッターカーテンを案内するためのガイドレールを、基端部を天井部に揺動自在に軸支し、先端側に座板が左右方向に貫通する貫通用の切欠き部を形成して、シャッターカーテンの開閉作動に伴う座板の上下移動に基づいて天井部に収納される水平姿勢と天井部から垂下する垂下姿勢とのあいだを揺動変姿するように構成すると共に、
ガイドレールに、該ガイドレールが垂下姿勢に変姿することに連動して座板と共に下動して垂下姿勢になったガイドレールの切欠き部を塞ぐための塞ぎ体を設けるにあたり、
該塞ぎ体に、切欠き部を塞ぐ塞ぎ姿勢から開口左右方向内方に拡開して座板に前後方向外側から当接する開放姿勢まで揺動できる可動片と、該可動片を塞ぎ姿勢側に向けて付勢する弾機とを設ける一方、
座板と可動片とのあいだには、座板が塞ぎ体と共に下動する過程で可動片を弾機付勢力に抗して前記開放姿勢まで案内して該可動片を座板に前後方向外側から当接せしめて可動片の塞ぎ姿勢への復帰を規制するための案内部が設けられ、
塞ぎ体には、前記開放姿勢の可動片に当接することで塞ぎ体の下動を規制して可動片の座板への当接を解除せしめることで可動片の塞ぎ姿勢への復帰を行わせると共に、該復帰に伴い前記塞ぎ体の下動規制を解除して塞ぎ体が切欠き部を塞ぐための下動を行わせるための解除部が設けられていることを特徴とする建築用防火シャッター装置。 - 可動片の開放姿勢から塞ぎ姿勢への揺動は、該可動片の揺動支軸を越えた揺動であることを特徴とする請求項1記載の建築用防火シャッター装置。
- 解除部は、塞ぎ体をカバーするカバー体に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の建築用防火シャッター装置。
- カバー体は、塞ぎ体を挟む状態でガイドレール内側面と対向する内側板を有し、開放姿勢の可動片の下動を許容する該内側板のシャッターカーテン側端縁には、開放姿勢の可動片に当接して塞ぎ体の下動を規制する解除部としての段差凸部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の建築用防火シャッター装置。
- 可動片の上端部には、該可動片が塞ぎ姿勢となったときに切欠き部よりも上部位置のシャッターカーテン内側面との隙間を塞ぐ塞ぎ板が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用防火シャッター装置。
- 可動片の案内部は、座板の前後方向両端面部の上端縁であり、可動片が開放姿勢になったとき前後方向外方から当接する部位は、座板の前後方向両端面部であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築用防火シャッター装置。
- 可動片は、揺動支軸からシャッターカーテンのカーテン面に対して垂直状に延設される第一案内部と、該第一案内部の先端から先端側ほどガイドレール側に向けて傾斜する第二案内部とを備えて構成され、可動片が塞ぎ姿勢から開放姿勢に変姿する過程の前半では第一案内部が、後半では第二案内部が座板前後方向両端面部に当接することで案内されるように構成されていることを特徴とする請求項6記載の建築用防火シャッター装置。
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JP2014068918A Active JP6235954B2 (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 建築用防火シャッター装置 |
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