JP2000052540A - 複数のウェブを備えた輪転印刷機の色／カットレジスタ制御の自動調節方法 - Google Patents
複数のウェブを備えた輪転印刷機の色／カットレジスタ制御の自動調節方法Info
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- JP2000052540A JP2000052540A JP11109784A JP10978499A JP2000052540A JP 2000052540 A JP2000052540 A JP 2000052540A JP 11109784 A JP11109784 A JP 11109784A JP 10978499 A JP10978499 A JP 10978499A JP 2000052540 A JP2000052540 A JP 2000052540A
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- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
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- B41P2213/70—Driving devices associated with particular installations or situations
- B41P2213/73—Driving devices for multicolour presses
- B41P2213/734—Driving devices for multicolour presses each printing unit being driven by its own electric motor, i.e. electric shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の紙ウェブを備えた輪転印刷機のレジス
タ制御を自動調節する新規な方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 個々のすなわち複数の紙ウェブを備えた
輪転印刷機の色／カットレジスタ制御の自動調節方法。
本発明の方法によれば、個々のウェブセクションの相対
ウェブストレッチング量は、ウェブを駆動する駆動装置
の作動点から計算され、また色／カットレジスタの修正
変数は、全てのストレッチング値の製品に基づいた組合
せから得られる。
タ制御を自動調節する新規な方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 個々のすなわち複数の紙ウェブを備えた
輪転印刷機の色／カットレジスタ制御の自動調節方法。
本発明の方法によれば、個々のウェブセクションの相対
ウェブストレッチング量は、ウェブを駆動する駆動装置
の作動点から計算され、また色／カットレジスタの修正
変数は、全てのストレッチング値の製品に基づいた組合
せから得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷技術の分野に関
する。本発明は、特許請求の範囲の請求項１の前提部に
記載の、個々のまたは複数のウェブを備えた輪転印刷機
の色／カットレジスタ制御（color and cut register c
ontrol) の自動調節方法に由来する。
する。本発明は、特許請求の範囲の請求項１の前提部に
記載の、個々のまたは複数のウェブを備えた輪転印刷機
の色／カットレジスタ制御（color and cut register c
ontrol) の自動調節方法に由来する。
【０００２】
【従来の技術】本発明は、シャフトレス輪転印刷機に特
に有効に使用できる。ドイツ国特許DE43 44 896 A1 に
は、シリンダ群を形成すべく、対をなして組み合わされ
たゴムブランケットシリンダ、版胴またはフォームシリ
ンダ（forme cylinder) を備えたシャフトレス輪転印刷
機が開示されている。未公開の欧州特許出願第 9810172
7.0 号には、印刷機の紙ウェブを搬送する駆動装置を調
整する方法であって、シャフトレス輪転印刷機に特に適
した方法が開示されている。この方法によれば、ウェブ
テンションを決定する要素の回転速度の調整は、負荷特
性に従がう負荷トルクの関数として増減され、これによ
り、駆動装置がコマンド変数すなわち回転速度および駆
動トルクすなわちウェブテンションを同時に調節し、か
つ主要な所望値が負荷特性に従って補償される。
に有効に使用できる。ドイツ国特許DE43 44 896 A1 に
は、シリンダ群を形成すべく、対をなして組み合わされ
たゴムブランケットシリンダ、版胴またはフォームシリ
ンダ（forme cylinder) を備えたシャフトレス輪転印刷
機が開示されている。未公開の欧州特許出願第 9810172
7.0 号には、印刷機の紙ウェブを搬送する駆動装置を調
整する方法であって、シャフトレス輪転印刷機に特に適
した方法が開示されている。この方法によれば、ウェブ
テンションを決定する要素の回転速度の調整は、負荷特
性に従がう負荷トルクの関数として増減され、これによ
り、駆動装置がコマンド変数すなわち回転速度および駆
動トルクすなわちウェブテンションを同時に調節し、か
つ主要な所望値が負荷特性に従って補償される。
【０００３】個々に駆動される輪転印刷機の重要な長所
は、印刷機の運転中に製品変更ができることである。上
記欧州特許出願に開示された方法は、通常、製品変更お
よび印刷機の運転中の紙の種類の変更の場合に必要とさ
れる印刷ステーションの駆動／停止により生じるウェブ
テンションの変化を殆ど防止できる。これにより、印刷
機の紙ウェブの搬送に関して達成される安定性は卓越し
たものとなる。紙ウェブの搬送に関しては優れた安定性
が得られるけれども、特に、印刷機の運転中の製品変更
または紙の種類変更の場合に解決できないか、部分的に
しか解決できない１つの問題、すなわち印刷の品質を決
定する色／カットレジスタの位置決めの問題がある。図
２に示すような従来技術によれば、色／カットレジスタ
は、測定要素により記録される調整変数が位置決めコマ
ンド変数にリンクされ、従って色レジスタに関する個々
のアクチュエータおよびカットレジスタに関する全ての
アクチュエータを調節する点で独立した測定要素により
影響を受ける。分割されたウェブが関連する場合には、
カットレジスタは、付加アクチュエータ（第２レジス
タ）により調節される（図示せず）。これらの装置の欠
点は、次の通りである。
は、印刷機の運転中に製品変更ができることである。上
記欧州特許出願に開示された方法は、通常、製品変更お
よび印刷機の運転中の紙の種類の変更の場合に必要とさ
れる印刷ステーションの駆動／停止により生じるウェブ
テンションの変化を殆ど防止できる。これにより、印刷
機の紙ウェブの搬送に関して達成される安定性は卓越し
たものとなる。紙ウェブの搬送に関しては優れた安定性
が得られるけれども、特に、印刷機の運転中の製品変更
または紙の種類変更の場合に解決できないか、部分的に
しか解決できない１つの問題、すなわち印刷の品質を決
定する色／カットレジスタの位置決めの問題がある。図
２に示すような従来技術によれば、色／カットレジスタ
は、測定要素により記録される調整変数が位置決めコマ
ンド変数にリンクされ、従って色レジスタに関する個々
のアクチュエータおよびカットレジスタに関する全ての
アクチュエータを調節する点で独立した測定要素により
影響を受ける。分割されたウェブが関連する場合には、
カットレジスタは、付加アクチュエータ（第２レジス
タ）により調節される（図示せず）。これらの装置の欠
点は、次の通りである。
【０００４】＊始動作業中、コマンド変数は固定基準値
に設定され、従ってしばしば、印刷機を手動操作する必
要がある。 ＊測定要素は、紙ウェブのストレッチングのみに反応す
る。 ＊測定要素までのウェブの搬送中、分析中および制御装
置へのデータの伝送中の休止時間による測定反応時間は
一般に２秒に達し、記録された実際値の質はウェブの円
滑走行次第である。 ＊複数のウェブを備えた全製品のテンション／ストレッ
チング状態は、共通の収集ローラ上を走行するウェブの
相互反応によりかなりの影響を受ける。これらから導か
れる結論は、従来技術では、色およびカットに関するレ
ジスタ制御の不正確さは、修正アクションが付加測定要
素を介して比較的ゆっくりとコマンド変数に及ぼされる
前は、最初は見逃されるということである。
に設定され、従ってしばしば、印刷機を手動操作する必
要がある。 ＊測定要素は、紙ウェブのストレッチングのみに反応す
る。 ＊測定要素までのウェブの搬送中、分析中および制御装
置へのデータの伝送中の休止時間による測定反応時間は
一般に２秒に達し、記録された実際値の質はウェブの円
滑走行次第である。 ＊複数のウェブを備えた全製品のテンション／ストレッ
チング状態は、共通の収集ローラ上を走行するウェブの
相互反応によりかなりの影響を受ける。これらから導か
れる結論は、従来技術では、色およびカットに関するレ
ジスタ制御の不正確さは、修正アクションが付加測定要
素を介して比較的ゆっくりとコマンド変数に及ぼされる
前は、最初は見逃されるということである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の一目的
は、複数の紙ウェブを備えた輪転印刷機のレジスタ制御
を自動調節する新規な方法であって、例えば、印刷機の
運転中の、紙の種類または印刷製品の内容の変更、乾燥
紙または含湿紙、各紙ウェブについての異なる数の印刷
ステーション、異なる紙の長さ等のような、色／カット
レジスタに影響を与える変数が、機械の全ての可能な作
動モードで最初に記録されかつ色／カットレジスタにつ
いての所望値に関する制御アクションを有する方法を提
供することにある。同時に、紙ウェブの各テンション要
素は、前述の欧州特出願（未公開）に記載の調整装置を
介して具合良く作動される。
は、複数の紙ウェブを備えた輪転印刷機のレジスタ制御
を自動調節する新規な方法であって、例えば、印刷機の
運転中の、紙の種類または印刷製品の内容の変更、乾燥
紙または含湿紙、各紙ウェブについての異なる数の印刷
ステーション、異なる紙の長さ等のような、色／カット
レジスタに影響を与える変数が、機械の全ての可能な作
動モードで最初に記録されかつ色／カットレジスタにつ
いての所望値に関する制御アクションを有する方法を提
供することにある。同時に、紙ウェブの各テンション要
素は、前述の欧州特出願（未公開）に記載の調整装置を
介して具合良く作動される。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の本質は、修正値
を、作動点から、すなわちより詳しくは、紙ウェブのテ
ンション要素のサーボモータの現在の回転速度およびト
ルクから計算しかつ色／カットレジスタを位置決めする
コマンド変数にロックすることにある。サーボモータの
作動点は、紙の品質の変化に極めて迅速に反応し、従っ
て、レジスタに作用する影響に関して、短い反応時間と
共に高い動力学的関係（high dynamics)が生じる。現在
の製品の紙ウェブのテンション要素間の部分セクション
のウェブ長さは既知であるので、部分セクション当たり
の相対紙ストレッチング量は、駆動装置の作動点から計
算されかつ対応する変数の形態で個々にレジスタにリン
クされる。これらの修正変数が色／カットレジスタに及
ぼす実際の影響は異なるが、本発明の方法は両レジスタ
について基本的に同じである。
を、作動点から、すなわちより詳しくは、紙ウェブのテ
ンション要素のサーボモータの現在の回転速度およびト
ルクから計算しかつ色／カットレジスタを位置決めする
コマンド変数にロックすることにある。サーボモータの
作動点は、紙の品質の変化に極めて迅速に反応し、従っ
て、レジスタに作用する影響に関して、短い反応時間と
共に高い動力学的関係（high dynamics)が生じる。現在
の製品の紙ウェブのテンション要素間の部分セクション
のウェブ長さは既知であるので、部分セクション当たり
の相対紙ストレッチング量は、駆動装置の作動点から計
算されかつ対応する変数の形態で個々にレジスタにリン
クされる。これらの修正変数が色／カットレジスタに及
ぼす実際の影響は異なるが、本発明の方法は両レジスタ
について基本的に同じである。
【０００７】印刷機の運転中に印刷製品の内容を変更す
る場合、現在の製品のウェブセクションおよび次の製品
のウェブセクションの両方とも既知である。従って本発
明の方法では、レジスタは、製品変更中に新しいウェブ
セクションにより直接影響を受ける。従来技術による作
動と比較して、本発明の方法は、特に、印刷機の運転中
に紙の種類または印刷製品の内容を変更するときに、下
記の点で特に優れた利益が得られる。 ＊全てのレジスタの制御された修正により、紙ウェブの
挙動がほぼ一定になる。 ＊色レジスタに及ぼされる制御された影響により、色レ
ジスタが迅速な反応で予調節される。
る場合、現在の製品のウェブセクションおよび次の製品
のウェブセクションの両方とも既知である。従って本発
明の方法では、レジスタは、製品変更中に新しいウェブ
セクションにより直接影響を受ける。従来技術による作
動と比較して、本発明の方法は、特に、印刷機の運転中
に紙の種類または印刷製品の内容を変更するときに、下
記の点で特に優れた利益が得られる。 ＊全てのレジスタの制御された修正により、紙ウェブの
挙動がほぼ一定になる。 ＊色レジスタに及ぼされる制御された影響により、色レ
ジスタが迅速な反応で予調節される。
【０００８】＊カット位置を決定する全てのウェブテン
ション要素に及ぼされる制御された影響により、カット
位置が迅速な反応で予調節される。 ＊全ての作動フェーズにおける色およびレジスタへの優
れた接着の結果、不良品が殆ど生じない。従って、印刷
工程が全体として、より有効に制御される。特許請求の
範囲の実施態様項には、他の優れた実施形態がまとめて
記載されている。
ション要素に及ぼされる制御された影響により、カット
位置が迅速な反応で予調節される。 ＊全ての作動フェーズにおける色およびレジスタへの優
れた接着の結果、不良品が殆ど生じない。従って、印刷
工程が全体として、より有効に制御される。特許請求の
範囲の実施態様項には、他の優れた実施形態がまとめて
記載されている。
【０００９】
【発明の実施の形態】添付図面に関連して述べる以下の
詳細な説明から、本発明および本発明の多くの長所のよ
り完全な理解が得られるであろう。ここで図面（全図面
を通して、同一または同類の部品には同じ参照番号が使
用されている）を参照すると、図１には、複数のウェブ
および該ウェブを前進させる機械要素を備えた輪転印刷
機が概略的に示されている。印刷すべき紙が、ロールチ
ェンジ１から、補償ローラ２およびプリテンション組立
体３、スローン・オン（thrown-on)印刷ユニット４およ
びスローン・オフ（thrown-off）印刷ユニット５の任意
の所望の組合せ、テンションローラ６およびファンネル
エントリ（funnel entry) テンションローラ７、並びに
折畳み装置の折畳みブレード８を通る経路は、紙ガイド
または紙ウェブとして示されている。プリテンション組
立体３は、主としてウェブセクションＬ1 内のウェブテ
ンションおよびウェブ速度を制御し、これによりスロー
ン・オン印刷ユニット４の色レジスタ精度に間接的な影
響を与える。テンション要素６は主としてウェブセクシ
ョンＬ2 内のウェブテンションおよびウェブ速度を制御
し、これによりカット位置に間接的な影響を与える。フ
ァンネルエントリテンションローラ７は主として結合さ
れたウェブセクションＬ7 、Ｌ6 、Ｌ9 内のウェブテン
ションおよびウェブ速度をモニタリングし、これにより
カット位置に間接的に影響を与える。従って、残余のウ
ェブおよびウェブセクションＬ4 〜Ｌ7 にも同じことが
適用される。ファンネルエントリテンションローラ７で
のウェブの収斂は、あらゆる反応から解放されるもので
はなく、ここでは、収斂するウェブが、ウェブテンショ
ンおよびウェブ速度に関して互いに影響を与える。
詳細な説明から、本発明および本発明の多くの長所のよ
り完全な理解が得られるであろう。ここで図面（全図面
を通して、同一または同類の部品には同じ参照番号が使
用されている）を参照すると、図１には、複数のウェブ
および該ウェブを前進させる機械要素を備えた輪転印刷
機が概略的に示されている。印刷すべき紙が、ロールチ
ェンジ１から、補償ローラ２およびプリテンション組立
体３、スローン・オン（thrown-on)印刷ユニット４およ
びスローン・オフ（thrown-off）印刷ユニット５の任意
の所望の組合せ、テンションローラ６およびファンネル
エントリ（funnel entry) テンションローラ７、並びに
折畳み装置の折畳みブレード８を通る経路は、紙ガイド
または紙ウェブとして示されている。プリテンション組
立体３は、主としてウェブセクションＬ1 内のウェブテ
ンションおよびウェブ速度を制御し、これによりスロー
ン・オン印刷ユニット４の色レジスタ精度に間接的な影
響を与える。テンション要素６は主としてウェブセクシ
ョンＬ2 内のウェブテンションおよびウェブ速度を制御
し、これによりカット位置に間接的な影響を与える。フ
ァンネルエントリテンションローラ７は主として結合さ
れたウェブセクションＬ7 、Ｌ6 、Ｌ9 内のウェブテン
ションおよびウェブ速度をモニタリングし、これにより
カット位置に間接的に影響を与える。従って、残余のウ
ェブおよびウェブセクションＬ4 〜Ｌ7 にも同じことが
適用される。ファンネルエントリテンションローラ７で
のウェブの収斂は、あらゆる反応から解放されるもので
はなく、ここでは、収斂するウェブが、ウェブテンショ
ンおよびウェブ速度に関して互いに影響を与える。
【００１０】図２は、従来技術による色／カットレジス
タの調整方法を示す。主コマンド変数ＷV は、全てのス
ローン・オン印刷ユニットおよびスローン・オフ印刷ユ
ニット４の回転速度および位置を、調整装置ＲD1、
ＲD2、ＲD3、ＲD4を介して決定する。調整装置は、位置
および回転速度についての個々のフィードバックを収容
している（これらのフィードバックは、図示されていな
い）。印刷された各色の相対位置は、色レジスタ測定シ
ステムＭF の測定センサ１２を介して記録され、かつ調
整変数ＸF1、ＸF2、ＸF3、ＸF4として個々の印刷ユニッ
トの所望値に個々にリンクされる。図２はウェブ９、１
０または１１の一方の側の装置のみを示すが、この例示
はウェブの後ろ側および全てのウェブについても適用さ
れるものである。カット位置は、測定センサ１３により
カットの直前に記録される。この信号はカットレジスタ
測定システムＭS に供給され、該カットレジスタ測定シ
ステムＭS は、印刷されたレジスタマークによりまたは
印刷された画像位置を評価することにより、印刷された
画像に対するウェブの相対カット位置を決定する。相対
カット位置は、主コマンド変数ＷV についての修正調整
変数ＸS として機能する。
タの調整方法を示す。主コマンド変数ＷV は、全てのス
ローン・オン印刷ユニットおよびスローン・オフ印刷ユ
ニット４の回転速度および位置を、調整装置ＲD1、
ＲD2、ＲD3、ＲD4を介して決定する。調整装置は、位置
および回転速度についての個々のフィードバックを収容
している（これらのフィードバックは、図示されていな
い）。印刷された各色の相対位置は、色レジスタ測定シ
ステムＭF の測定センサ１２を介して記録され、かつ調
整変数ＸF1、ＸF2、ＸF3、ＸF4として個々の印刷ユニッ
トの所望値に個々にリンクされる。図２はウェブ９、１
０または１１の一方の側の装置のみを示すが、この例示
はウェブの後ろ側および全てのウェブについても適用さ
れるものである。カット位置は、測定センサ１３により
カットの直前に記録される。この信号はカットレジスタ
測定システムＭS に供給され、該カットレジスタ測定シ
ステムＭS は、印刷されたレジスタマークによりまたは
印刷された画像位置を評価することにより、印刷された
画像に対するウェブの相対カット位置を決定する。相対
カット位置は、主コマンド変数ＷV についての修正調整
変数ＸS として機能する。
【００１１】次に図３を参照して、複数のウェブをもつ
輪転印刷機の色／カットレジスタ制御の本発明による自
動調節方法をより詳細に説明する。本発明の方法におけ
る装置は、符号ＫＯＲＲおよびＫＯＮＦ、およびｋによ
る対応符号により示される。図３を明瞭にするため、ウ
ェブの後ろ側９および残余のウェブ１０、１１は簡単に
示されているに過ぎない。かくして、ｋXnはサーボモー
タの作動位置を表し、ｋynはウェブの搬送に包含される
他の全ての要素の調整装置についての修正変数を表す。
図３から、図２と同様な慣用的な色／カットレジスタ調
整が採用されていることが明らかであるが、その使用は
任意であり、特に条件はない。 ＊コマンド変数ＷVW、コントローラＲVWおよび駆動装置
Ｍは、プリテンション組立体の調整装置を形成する。
輪転印刷機の色／カットレジスタ制御の本発明による自
動調節方法をより詳細に説明する。本発明の方法におけ
る装置は、符号ＫＯＲＲおよびＫＯＮＦ、およびｋによ
る対応符号により示される。図３を明瞭にするため、ウ
ェブの後ろ側９および残余のウェブ１０、１１は簡単に
示されているに過ぎない。かくして、ｋXnはサーボモー
タの作動位置を表し、ｋynはウェブの搬送に包含される
他の全ての要素の調整装置についての修正変数を表す。
図３から、図２と同様な慣用的な色／カットレジスタ調
整が採用されていることが明らかであるが、その使用は
任意であり、特に条件はない。 ＊コマンド変数ＷVW、コントローラＲVWおよび駆動装置
Ｍは、プリテンション組立体の調整装置を形成する。
【００１２】＊コマンド変数ＷD1、コントローラＲD1お
よび駆動装置Ｍは、第１印刷ユニットの調整装置を形成
する。 ＊コマンド変数ＷDn、コントローラＲDnおよび駆動装置
Ｍは、残余の全ての印刷ユニットのいずれかの調整装置
を形成する。 ＊コマンド変数ＷZW、コントローラＲZWおよび駆動装置
Ｍは、テンションローラの調整装置を形成する。 ＊コマンド変数ＷSW、コントローラＲSWおよび駆動装置
Ｍは、ファンネルエントリテンションローラの調整装置
を形成する。 ＊測定センサ１２および色レジスタ測定システムＭ
F は、色レジスタの測定要素を形成する。
よび駆動装置Ｍは、第１印刷ユニットの調整装置を形成
する。 ＊コマンド変数ＷDn、コントローラＲDnおよび駆動装置
Ｍは、残余の全ての印刷ユニットのいずれかの調整装置
を形成する。 ＊コマンド変数ＷZW、コントローラＲZWおよび駆動装置
Ｍは、テンションローラの調整装置を形成する。 ＊コマンド変数ＷSW、コントローラＲSWおよび駆動装置
Ｍは、ファンネルエントリテンションローラの調整装置
を形成する。 ＊測定センサ１２および色レジスタ測定システムＭ
F は、色レジスタの測定要素を形成する。
【００１３】＊測定センサ１３および色レジスタ測定シ
ステムＭS は、カットレジスタの測定要素を形成する。
これらの慣用的な装置は、修正変数ｋｙS がカットレジ
スタの位置オフセットとして主コマンド変数ＷV にリン
クされ、修正変数ｋｙF1・・・ｋｙF1n が色レジスタの
位置オフセットとして個々の印刷ユニットにリンクされ
ている点で、本発明の方法の装置により補充されてい
る。修正変数は、全ての駆動装置の作動点から、より詳
しくは、ウェブの搬送に包含されるこれらの駆動装置の
現在の回転速度およびトルクから、すなわちプリテンシ
ョン組立体３の駆動装置から、スローン・オン印刷ユニ
ット４から、テンションローラ６およびファンネルエン
トリテンションローラ７から、並びにウェブの後ろ側お
よび残余のウェブ１０、１１の全ての駆動装置（図示せ
ず）の現在の回転速度およびトルクからモジュールＫＯ
ＲＲで計算される。駆動装置は、駆動速度およびウェブ
テンションの変化による負荷トルク変化に反応し、従っ
て、駆動装置の新しい作動点が回転速度／ウェブテンシ
ョンダイアグラムに確立される。このようにして記録さ
れた作動点ｋXV W 、ｋXD1 、ｋXDn 、ｋXZW およびｋ
XSW が、図３でウェブ９の上側に明白に示されている。
これらは、ウェブの後ろ側についておよび全ての残余の
ウェブについて対応して記録され、かつ符号ｋXnで示さ
れている。紙ウェブのストレッチング（これは、レジス
タ挙動にとって重要である）は特定の関数に従った負荷
トルクに対する比であり、かつ次の駆動装置までのウェ
ブセクションの長さと一緒に、サーボモータの作動点か
ら直接計算できる。紙のストレッチング量についての対
応する一般式は、λ＝σ・（Ｌ／Ｅ）である。
ステムＭS は、カットレジスタの測定要素を形成する。
これらの慣用的な装置は、修正変数ｋｙS がカットレジ
スタの位置オフセットとして主コマンド変数ＷV にリン
クされ、修正変数ｋｙF1・・・ｋｙF1n が色レジスタの
位置オフセットとして個々の印刷ユニットにリンクされ
ている点で、本発明の方法の装置により補充されてい
る。修正変数は、全ての駆動装置の作動点から、より詳
しくは、ウェブの搬送に包含されるこれらの駆動装置の
現在の回転速度およびトルクから、すなわちプリテンシ
ョン組立体３の駆動装置から、スローン・オン印刷ユニ
ット４から、テンションローラ６およびファンネルエン
トリテンションローラ７から、並びにウェブの後ろ側お
よび残余のウェブ１０、１１の全ての駆動装置（図示せ
ず）の現在の回転速度およびトルクからモジュールＫＯ
ＲＲで計算される。駆動装置は、駆動速度およびウェブ
テンションの変化による負荷トルク変化に反応し、従っ
て、駆動装置の新しい作動点が回転速度／ウェブテンシ
ョンダイアグラムに確立される。このようにして記録さ
れた作動点ｋXV W 、ｋXD1 、ｋXDn 、ｋXZW およびｋ
XSW が、図３でウェブ９の上側に明白に示されている。
これらは、ウェブの後ろ側についておよび全ての残余の
ウェブについて対応して記録され、かつ符号ｋXnで示さ
れている。紙ウェブのストレッチング（これは、レジス
タ挙動にとって重要である）は特定の関数に従った負荷
トルクに対する比であり、かつ次の駆動装置までのウェ
ブセクションの長さと一緒に、サーボモータの作動点か
ら直接計算できる。紙のストレッチング量についての対
応する一般式は、λ＝σ・（Ｌ／Ｅ）である。
【００１４】ここで、 λ＝ウェブの伸び（ｍ） σ＝ウェブの引張り応力（ｄＮ／ｍ）＝ｆ（負荷トル
ク） Ｌ＝ウェブセクションの長さ（ｍ） Ｅ＝弾性係数（Ｎ／ｍ）＝ｆ（負荷トルク、速度） 紙のストレッチング量はモジュールＫＯＲＲで決定され
る。この目的に要求されるウェブセクションの長さは各
製品について知られておりかつモジュールＫＯＮＦにフ
ァイルされる。色／カットレジスタでの相対ウェブスト
レッチングについて記録される基準により及ぼされる比
例的影響、すなわち修正変数ｋyF1 ・・・ｋyFn 、ｋyS
またはｋynの決定は、モジュールＫＯＮＦにファイルさ
れた機械形状に基づいてモジュールＫＯＲＲにおいて行
なわれる。個々の修正変数のこの計算は、一般式、 ｋym＝ｆ（ＫＯＮＦ、ｋX1・・・・ｋXm） に従って行なわれる。
ク） Ｌ＝ウェブセクションの長さ（ｍ） Ｅ＝弾性係数（Ｎ／ｍ）＝ｆ（負荷トルク、速度） 紙のストレッチング量はモジュールＫＯＲＲで決定され
る。この目的に要求されるウェブセクションの長さは各
製品について知られておりかつモジュールＫＯＮＦにフ
ァイルされる。色／カットレジスタでの相対ウェブスト
レッチングについて記録される基準により及ぼされる比
例的影響、すなわち修正変数ｋyF1 ・・・ｋyFn 、ｋyS
またはｋynの決定は、モジュールＫＯＮＦにファイルさ
れた機械形状に基づいてモジュールＫＯＲＲにおいて行
なわれる。個々の修正変数のこの計算は、一般式、 ｋym＝ｆ（ＫＯＮＦ、ｋX1・・・・ｋXm） に従って行なわれる。
【００１５】ここで、 ｋym＝ｍ番目の修正変数、すなわちｋyF1 ・・・
ｋyFn 、ｋySまたはｋyn ＫＯＮＦ＝製品の形状データ ｋX1＝製品の第１駆動装置の作動点 ｋXm＝製品の最終駆動装置の作動点 このようにして計算された変数は、図３でウェブ９の上
側に明白に示されている。これらはウェブの後ろ側およ
び残余の全てのウェブについてもそれに応じて計算され
かつｋynで示されている。この方法が、紙ウェブを駆動
する全ての駆動装置および全てのウェブに適用される場
合には、全てのウェブの有効紙品質に関する結論が、事
実上いかなる遅延もなく得られる。従って、修正アクシ
ョンが、修正変数ｋyF1 ・・・ｋyFn 、ｋ ySまたはｋyn
を用いて、色／カットレジスタのコマンド変数に関して
行なわれる。
ｋyFn 、ｋySまたはｋyn ＫＯＮＦ＝製品の形状データ ｋX1＝製品の第１駆動装置の作動点 ｋXm＝製品の最終駆動装置の作動点 このようにして計算された変数は、図３でウェブ９の上
側に明白に示されている。これらはウェブの後ろ側およ
び残余の全てのウェブについてもそれに応じて計算され
かつｋynで示されている。この方法が、紙ウェブを駆動
する全ての駆動装置および全てのウェブに適用される場
合には、全てのウェブの有効紙品質に関する結論が、事
実上いかなる遅延もなく得られる。従って、修正アクシ
ョンが、修正変数ｋyF1 ・・・ｋyFn 、ｋ ySまたはｋyn
を用いて、色／カットレジスタのコマンド変数に関して
行なわれる。
【００１６】モジュールＫＯＮＦには、現在の製品につ
いての機械形状のデータだけでなく、次の製品について
のデータもファイルされる。本発明の方法を使用して、
次の製品についての機械形状データを考慮に入れるなら
ば、紙種類または印刷ステーション形状の変更とともに
製品変更を行なう場合に、この変更を、修正の形態で、
色／カットレジスタの関連コマンド変数にリンクさせる
ことが可能になる。反応時間に関しては、この修正は、
従来技術のレジスタ調整よりも数倍速く行なえる。従来
技術は、何らかの可能性ある残留誤差を補償する機能を
有するに過ぎない。かくして、印刷機のあらゆる作動状
況について色／カットレジスタ制御の迅速な自動調節を
行なう有効な解決方法が得られる。上記教示に基づけ
ば、本発明の種々の変更が可能であることは明らかであ
る。従って、そのような変更は特許請求の範囲内に包含
されるものと理解すべきである。本発明は、上記特定実
施形態以外の形態で実施することができる。
いての機械形状のデータだけでなく、次の製品について
のデータもファイルされる。本発明の方法を使用して、
次の製品についての機械形状データを考慮に入れるなら
ば、紙種類または印刷ステーション形状の変更とともに
製品変更を行なう場合に、この変更を、修正の形態で、
色／カットレジスタの関連コマンド変数にリンクさせる
ことが可能になる。反応時間に関しては、この修正は、
従来技術のレジスタ調整よりも数倍速く行なえる。従来
技術は、何らかの可能性ある残留誤差を補償する機能を
有するに過ぎない。かくして、印刷機のあらゆる作動状
況について色／カットレジスタ制御の迅速な自動調節を
行なう有効な解決方法が得られる。上記教示に基づけ
ば、本発明の種々の変更が可能であることは明らかであ
る。従って、そのような変更は特許請求の範囲内に包含
されるものと理解すべきである。本発明は、上記特定実
施形態以外の形態で実施することができる。
【図１】複数のウェブおよび該ウェブを前進させる機械
要素を備えた輪転印刷機を示す概略図である。
要素を備えた輪転印刷機を示す概略図である。
【図２】従来技術による色／カット位置調整法を示す概
略図である。この場合、ウェブの一方の側の要素のみが
示されており、従って、図面はウェブの後ろ側に関する
ものである。
略図である。この場合、ウェブの一方の側の要素のみが
示されており、従って、図面はウェブの後ろ側に関する
ものである。
【図３】本発明の方法による色／カットレジスタ制御を
示す概略図である。この場合、１つのウェブの一方の側
の要素のみが示されており、従って、図面はウェブの後
ろ側および他の全てのウェブに関するものである。
示す概略図である。この場合、１つのウェブの一方の側
の要素のみが示されており、従って、図面はウェブの後
ろ側および他の全てのウェブに関するものである。
１ ロールチェンジ ２ 補償ローラ ３ プリテンション組立体 ４ スローン・オン印刷ユニット ５ スローン・オフ印刷ユニット ６ テンションローラ ７ ファンネルエントリテンションローラ ８ 折畳みブレード ９、１０、１１ ウェブ １２、１３ 測定センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインツ フラム スイス ツェーハー5612 ヴィルメルゲン ビュンテンシュトラーセ ３
Claims (5)
- 【請求項１】 個々のまたは複数の紙ウェブを備えた輪
転印刷機であって、紙ウェブの搬送が、本質的に、ウェ
ブセクションの長さだけ互いに間隔を隔てて配置された
個々の駆動装置により行なわれる構成の輪転印刷機の色
／カットレジスタ制御の自動調節方法において、相対ウ
ェブストレッチング値が、それぞれの駆動装置の瞬間作
動点（ｋXVW 、ｋXD1 、ｋXDn 、ｋXZW 、ｋXSW 又はｋ
Xn）、及び紙ウェブを搬送する各駆動装置の次の駆動装
置までのウェブセクションの長さから計算され、かつ、
このようにして計算された全てのウェブストレッチング
値を組み合わせることにより、修正変数（ｋyF1 ・・・
ｋyFn 、ｋySまたはｋyn）が計算され、かつ、これに従
って、色／カットレジスタのコマンド変数（ＷV、
ＷVW、ＷD1・・・ＷDn、ＷZW、ＷSW）が修正されること
を特徴とする輪転印刷機の色／カットレジスタ制御の自
動調節方法。 - 【請求項２】 前記ウェブストレッチング値は、次の関
係、 λ＝σ（Ｌ／Ｅ） ここで、λ＝ウェブの伸び（ｍ）、σ＝ウェブの引張り
応力、Ｌ＝ウェブセクションの長さ（ｍ）、Ｅ＝弾性係
数（Ｎ／ｍ）に従って計算されることを特徴とする請求
項１に記載の方法。 - 【請求項３】 前記弾性係数Ｅは、負荷トルクおよび速
度の関数として、包含される駆動装置の作動点から計算
されることを特徴とする請求項２に記載の方法。 - 【請求項４】 異なる製品のウェブセクションの長さ
は、形状データモジュール（ＫＯＮＦ）にファイルされ
ることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載
の方法。 - 【請求項５】 前記コマンド変数（ＷV 、ＷVW、ＷD1・
・・ＷDn、ＷZW、Ｗ SW）は比例的に修正され、対応する
比例係数は、形状データモジュール（ＫＯＮＦ）にファ
イルされた機械の形状に基づいて決定されることを特徴
とする請求項４に記載の方法。
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