JP4504909B2 - リードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法及び装置 - Google Patents

リードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、紙、フィルム、織物、不織布等のウェブ部材を処理するウェブ処理機に適用して好適なリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法及び装置に関する。
尚、以下の背景技術の説明では、分かり易いように、ウェブ部材としては紙を、ウェブ処理機としてはウェブ輪転印刷機を例にとって説明する。それに伴い、以下の背景技術の説明では、ウェブ厚を紙厚と、ウェブの処理開始前にウェブ処理機内のウェブ搬送経路にウェブ部材を自動的に通す自動ウェブ通し装置を自動紙通し装置と記載することにする。
ウェブ輪転印刷機においては、印刷仕様等の仕事の切換時、あるいは機械運転中の断紙時に紙通しを行うが、この作業の迅速化と省力化をはかる目的で自動紙通し装置が設けられることは良く知られている(特許文献1参照)。
そして、ウェブ輪転印刷機のフォーマ下流に設けられたリードインローラ隙間調整機構においては、前記自動紙通し装置がリードインローラ部の紙通しを行う際には、一対のリードインローラ間の隙間を大きく開けてそのリード(アダプタ)等を円滑に通過させる一方、紙通し終了後には、通したウェブの紙厚に応じた隙間量に調整して良好なフォーマ折りを行い得るようになっている(特許文献2参照)。
実開平1−103647号公報 実開平4−9853号公報
しかしながら、従来のリードインローラ隙間調整機構にあっては、前述した隙間調整作業は、全て手動で行っていた。そのため、オペレータに負担がかかると共に時間がかかるという問題点があった。また、手動調整により調整精度が悪く再現性がないことから、印刷開始時にリードインローラ部のウェブの状態をオペレータが目で確認し、微調整しなければならない、又は、運転中にリードインローラ部のウェブの状態をオペレータが目で確認し、微調整しなければならないことが度々あり、オペレータに負担がかかると共に印刷資材の無駄が発生するという問題点もあった。
そこで、本発明の目的は、リードインローラ隙間調整機構の自動化により、オペレータの負担軽減と損紙低減を図ると共に隙間調整時間の短縮を図ることにある。
前記目的を達成するための本発明に係るリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法は、ウェブをその隙間で案内する一対のリードインローラと、前記一対のリードインローラ間の隙間量を調整する隙間調整機構と、を備えたリードインローラ隙間調整機構において、更に、前記隙間調整機構を駆動する駆動源と、前記駆動源の出力位置又は前記隙間量を検出する為の第1の検出器と、を備え、前記隙間量の調整を自動で行うようにしたリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法であって、前記ウェブのウェブ厚を入力する手順と、前記リードインローラ部の自動紙通し装置によるウェブ通し前に、前記隙間量を自動紙通し装置の牽引部とリードインローラの衝突を防ぐ値にする手順と、前記リードインローラ部の自動紙通し装置によるウェブ通し後に、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にする手順と、を有することを特徴とする。
また、更に、自動ウェブ通し装置を備え、前記自動ウェブ通し装置の始動ボタンをONとすることにより、前記隙間量を予め定められた値にする手順を有することを特徴とする。
また、更に、自動ウェブ通し装置と、該自動ウェブ通し装置がリードインローラ部のウェブ通しを完了したことを検出する第2の検出器とを備え、前記第2の検出器のリードインローラ部のウェブ通し完了の検出に応じて、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にする手順を有することを特徴とする。
また、前記第2の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出することを特徴とする。
また、前記第2の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させることを特徴とする。
また、更に、自動ウェブ通し装置を備え、前記自動ウェブ通し装置のウェブ通しが完了した後に、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にする手順を有することを特徴とする。
また、更に、前記自動ウェブ通し装置がウェブ通しを完了したことを検出する第3の検出器を備え、前記第3の検出器のウェブ通し完了の検出に応じて、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にする手順を有することを特徴とする。
また、前記第3の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出することを特徴とする。
また、前記第3の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させることを特徴とする。
また、更に、自動ウェブ通し装置と、前記自動ウェブ通し装置がリードインローラ部の手前に到着したことを検出する第4の検出器とを備え、前記第4の検出器が自動ウェブ通し装置を検出した時、前記一対のリードインローラの隙間量が前記予め定められた値になっていなかった場合、前記自動ウェブ通し装置を停止させることを特徴とする。
また、前記第4の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出することを特徴とする。
また、前記第4の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させることを特徴とする。
前記目的を達成するための本発明に係るリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置は、ウェブをその隙間で案内する一対のリードインローラと、前記一対のリードインローラ間の隙間量を調整する隙間調整機構と、を備えたリードインローラ隙間調整機構において、更に、前記隙間調整機構を駆動する駆動源と、前記駆動源の出力位置又は前記隙間量を検出する為の第1の検出器と、を備え、前記隙間量の調整を自動で行うようにしたリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置であって、前記ウェブのウェブ厚が入力され、前記リードインローラ部の自動紙通し装置によるウェブ通し前に、前記隙間量を自動紙通し装置の牽引部とリードインローラの衝突を防ぐ値にすると共に、前記リードインローラ部の自動紙通し装置によるウェブ通し後に、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にするように前記駆動源を制御する制御装置を備えたことを特徴とする。
また、更に、自動ウェブ通し装置を備え、前記制御装置は、前記自動ウェブ通し装置の始動ボタンをONとすることにより、前記隙間量を予め定められた値にするように前記駆動源を制御することを特徴とする。
また、更に、自動ウェブ通し装置と、該自動ウェブ通し装置がリードインローラ部のウェブ通しを完了したことを検出する第2の検出器とを備え、前記制御装置は、前記第2の検出器のリードインローラ部のウェブ通し完了の検出に応じて、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にするように前記駆動源を制御することを特徴とする。
また、前記第2の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出する検出器であることを特徴とする。
また、前記第2の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させるパルス発生器であることを特徴とする。
また、更に、自動ウェブ通し装置を備え、前記制御装置は、前記自動ウェブ通し装置のウェブ通しが完了した後に、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にするように前記駆動源を制御することを特徴とする。
また、更に、前記自動ウェブ通し装置がウェブ通しを完了したことを検出する第3の検出器を備え、前記制御装置は、前記第3の検出器のウェブ通し完了の検出に応じて、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にするように前記駆動源を制御することを特徴とする。
また、前記第3の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出する検出器であることを特徴とする。
また、前記第3の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させるパルス発生器であることを特徴とする。
また、更に、自動ウェブ通し装置と、前記自動ウェブ通し装置がリードインローラ部の手前に到着したことを検出する第4の検出器とを備え、前記制御装置は、前記第4の検出器が自動ウェブ通し装置を検出した時、前記一対のリードインローラの隙間量が前記予め定められた値になっていなかった場合、前記自動ウェブ通し装置に停止信号を出力することを特徴とする。
また、前記第4の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出する検出器であることを特徴とする。
また、前記第4の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させるパルス発生器であることを特徴とする。
前記構成の本発明によれば、リードインローラの隙間調整機構を駆動する駆動源を設けると共に一対のリードインローラ間の隙間量を検出する検出器を設け、かつ入力されたウェブのウェブ厚に応じて前記隙間量(駆動源)を制御する制御装置を設け、自動ウェブ通し装置の始動の際に、自動的に、一対のリードインローラ間の隙間量を予め定められた大きな値にすると共に、リードインローラ部のウェブ通しの完了に応じて、自動的に、一対のリードインローラ間の隙間量を入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にすることにより、オペレータの負担軽減と損ウェブ低減が図れると共に隙間調整時間の短縮が図れる。
以下、本発明に係るリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法及び装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
尚、以下の実施例の説明では、分かり易いように、ウェブ部材としては紙を、ウェブ処理機としてはウェブ輪転印刷機を例にとって説明する。それに伴い、以下の実施例の説明では、ウェブ厚を紙厚と、ウェブの処理開始前にウェブ処理機内のウェブ搬送経路にウェブ部材を自動的に通す自動ウェブ通し装置を自動紙通し装置と記載することにする。
図1は本発明の実施例1を示すリードインローラ隙間調整機構の斜視図、図2は隙間調整機構の平面図、図3は隙間調整機構の側面図、図4は隙間調整機構の正面図、図5はウェブ輪転印刷機の全体側面図、図6−aは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、図6−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、図7は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図8−aは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図8−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図8−cは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図9−aは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図9−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図9−cは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図である。
図5に示すように、ウェブ輪転印刷機では、給紙部1及びインフィード部2から連続的に供給されるウェブ(巻取紙)Wは、先ず印刷部3において第1〜第4印刷ユニット3a〜3dを通過する際に、各種の印刷が施され、次いで乾燥部4を通過する際に、加熱されて乾燥させられ、引き続き冷却部5を通過する際に冷却させられ、その後ウェブパス部6を通過する際、テンション制御又は方向変更が行なわれた後、折部7により所定の形状に断裁され折り畳まれることになる。
前記折部7は、図1に示すように、三角フォーマ8下流に一対のリードインローラ9A,9Bの隙間量を調整するリードインローラ隙間調整機構10が設けられている。また、このリードインローラ隙間調整機構10部には、自動紙通し装置のチェーンガイド11が紙流れ方向に貫通され、紙通し時には、チェーン12の先端にリード(牽引部材)13を介して結合されたウェブWの先端(自動紙通し牽引部)が通過し得るようになっている。図1中14−1or14−Nは、チェーンガイド11に沿い所定間隔離間して複数配置された第1〜第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータのひとつであり、そのスプロケット14aがチェーンガイド11内を移動するチェーン12と噛み合っている。そして、第1から第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1〜14−Nには、ロータリ・エンコーダ15−1〜15−Nがそれぞれ内蔵されている(図6−b参照)。
また、前記チェーンガイド11に沿って、三角フォーマ8上流近傍には自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16が配置されると共に、リードインローラ9A,9Bの直下流には自動紙通し牽引部のリードインローラ部紙通し完了検出用検出器17(第2の検出器)が配置される。また、紙通し完了位置近傍には自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18(第3の検出器)が配置される(図5参照)。これら検出器16,17,18としては、自動紙通し装置のリード13又はチェーン12先端を検出する検出器や自動紙通し装置の移動と同期してパルスを発生するパルス発生器を用いると好適である。
前記リードインローラ隙間調整機構10は、図2〜図4に示すように、左右のリードインローラ9A,9Bの両軸端をそれぞれ支持する支持体20a,20b,21a,21bが、基台22上にブラケット23を介して前後方向に横架されたねじ軸24a,24b,25a,25b上を移動可能に支持されている。即ち、支持体20a,20b,21a,21bを貫通する雌ねじ孔がねじ軸24a,24b,25a,25bの外周に刻設された雄ねじに螺合し、このねじ軸24a,24b,25a,25bの正転/逆転により左右のリードインローラ9A,9Bが接近/離反してその隙間量が調整されるようになっているのである。従って、前記支持体20a,20b,21a,21bとねじ軸24a,24b,25a,25bとで隙間調整機構が構成される。
尚、ねじ軸24a,24b,25a,25bの雄ねじは、左右で左ねじと右ねじの関係にすると共に、左右のねじ軸24a,25aと24b,25b間で必要に応じて一体化できるような構成として、左右のいずれかの一方のねじ軸24a,24b又は25a,25bの回転で、左右のリードインローラ9A,9Bを同方向に同時に移動できるようにしても良い(具体的な構成は特許文献2等で公知である)。これにより、例えば左右のリードインローラ9A,9B間の隙間の中心と三角フォーマ8の中心とを迅速かつ容易に合わせることができる。
そして、前記ねじ軸24aは第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ(駆動源)26aで、また、ねじ軸24bは第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ(駆動源)26bでそれぞれ回転駆動されると共に、ねじ軸25aは第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ(駆動源)27aで、また、ねじ軸25bは第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ(駆動源)27bでそれぞれ回転駆動される。また、これらのモータ26a,26b,27a,27bに対応して、第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ(第1の検出器)28a,第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ(第1の検出器)28b,第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ(第1の検出器)29a,第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ(第1の検出器)29bがそれぞれ設けられ、各モータ26a,26b,27a,27bの出力位置又は前記左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量が検出し得るようになっている。
前記第1〜第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−1〜15−Nと、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16,自動紙通し牽引部のリードインローラ部紙通し完了検出用検出器17及び自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18と、第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28a,第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28b,第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29a及び第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bとの検出信号は、図6−a,図6−bに示すように、自動紙通し装置及びリードインローラ間の隙間調整制御装置30に入力される。
そして、前記自動紙通し装置及びリードインローラ間の隙間調整制御装置30は、前記各検出信号に基づいて、前記第1から第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1〜14−Nと、第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ26a,第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ26b,第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ27a及び第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ27bを駆動制御するようになっている。つまり、自動紙通し装置の機能を損なわずに、左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量をウェブWの紙厚に応じて適正に調整するのである。
前記自動紙通し装置及びリードインローラ間の隙間調整制御装置30は、図6−a,図6−bに示すように、CPU31とROM32とRAM33との他に、紙厚データ記憶用メモリ34,左のリードインローラの待機位置記憶用メモリ35,右のリードインローラの待機位置記憶用メモリ36,左のリードインローラの紙厚に応じた位置記憶用メモリ37,右のリードインローラの紙厚に応じた位置記憶用メモリ38,左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39,左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40,右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41,右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42,自動紙通し装置の移動完了用メモリ43,第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ44,第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ45,第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ46,第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ47,左のリードインローラの第1の端部の現在位置記憶用メモリ48,左のリードインローラの第2の端部の現在位置記憶用メモリ49,右のリードインローラの第1の端部の現在位置記憶用メモリ50,右のリードインローラの第2の端部の現在位置記憶用メモリ51が各入出力装置52〜57,58−1〜58−N及びインタフェース60と共に母線(BUS)61で接続されてなる。
入出力装置52には、キーボートや各種スイッチ及びボタン等の入力装置62とCRTやランプ等の表示器63とプリンタやF・Dドライブ等の出力装置64が接続される。入出力装置53には、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16と自動紙通し牽引部のリードインローラ部紙通し完了検出用検出器17と自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18が接続される。入出力装置54には、第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ65を介して第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ26aが接続されると共にA/D変換器66を介して第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aが接続される。入出力装置55には、第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ67を介して第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ26bが接続されると共にA/D変換器68を介して第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bが接続される。入出力装置56には、第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ69を介して第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ27aが接続されると共にA/D変換器70を介して第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aが接続される。入出力装置57には、第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ71を介して第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ27bが接続されると共にA/D変換器72を介して第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bが接続される。
さらに、入出力装置58−1には、第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1を介して第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1と第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−1が接続されると共に、入出力装置58−Nには、第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−Nを介して第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ14−Nと第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−Nが接続される。そして、インタフェース60には、印刷機制御装置75が接続される。
このように構成されるため、自動紙通し装置及びリードインローラ間の隙間調整制御装置30は、図7,図8−a〜図8−c及び図9−a〜図9−cに示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でウェブWの紙厚データが入力されたか否かを判断し、可であれば、ステップP2で入力された紙厚データをメモリ34に記憶し、否であれば、後述するステップP5に移行する。次に、ステップP3で表示器63に、紙厚入力ミスのエラー・メッセージ表示がなされていれば、ステップP4で表示器63の紙厚入力ミスのエラー・メッセージを削除した後、ステップP5に移行する。
次に、ステップP5で自動紙通しスタート・スイッチがONされたか否かを判断し、可であれば、ステップP6で紙厚データ記憶用メモリ34より、紙厚データ読み込み、否であれば、ステップP1に戻る。次に、ステップP7で紙厚データ無し、又は、紙厚データ=0か否かを判断し、可であれば、ステップP8で表示器63に、紙厚入力ミスのエラー・メッセージ表示を行ってステップP1に戻り、否であれば、ステップP9で紙厚データより、左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置を演算し、メモリ37に記憶する。
よって、紙厚データを入力せずに自動紙通しスタート・スイッチがONされた場合には、エラー・メッセージ表示がなされてオペレータに知らせると共に自動紙通し装置が駆動されないため、自動紙通し装置の牽引部がリードインローラ9に誤って衝突し、破損することが防止されると共に、オペレータに紙厚データを入力しなければならないことが明示される。
次に、ステップP10で紙厚データより、右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置を演算し、メモリ38に記憶した後、ステップP11で左のリードインローラ9Aの第1の端部移動完了用メモリ39に、0を書き込むと共に、ステップP12で左のリードインローラ9Aの第2の端部移動完了用メモリ40に、0を書き込む。次に、ステップP13で右のリードインローラ9Bの第1の端部移動完了用メモリ41に、0を書き込むと共に、ステップP14で右のリードインローラ9Bの第2の端部移動完了用メモリ42に、0を書き込んだ後、ステップP15で自動紙通し装置の移動完了用メモリ43に、0を書き込む。
次に、ステップP16で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−Nに、駆動指令を出力した後、ステップP17で左右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65,67,69,71に、正転指令を出力する。次に、ステップP18で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力を入力し、メモリ44に記憶した後、ステップP19で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力より、左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ48に記憶する。
次に、ステップP20で左のリードインローラ9Aの待機位置をメモリ35より読み込んだ後、ステップP21で左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP22で第1の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP24に移行する。その後、ステップP23で左のリードインローラ9Aの第1の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39に、1を書き込む。
次に、ステップP24で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力を入力し、メモリ45に記憶した後、ステップP25で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力より、左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ49に記憶する。
次に、ステップP26で左のリードインローラ9Aの待機位置をメモリ35より読み込んだ後、ステップP27で左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP28で第2の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ67に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP30に移行する。その後、ステップP29で左のリードインローラ9Aの第2の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40に、1を書き込む。
次に、ステップP30で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力を入力し、メモリ46に記憶した後、ステップP31で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力より、右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ50に記憶する。その後、ステップP32で右のリードインローラ9Bの待機位置を、メモリ36より読み込む。
次に、ステップP33で右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP34で第1の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ69に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP36に移行する。その後、ステップP35で右のリードインローラ9Bの第1の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41に、1を書き込む。
次に、ステップP36で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力を入力し、メモリ47に記憶した後、ステップP37で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力より、右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ51に記憶する。
次に、ステップP38で右のリードインローラ9Bの待機位置をメモリ36より読み込んだ後、ステップP39で右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP40で第2の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ71に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP42に移行する。その後、ステップP41で右のリードインローラ9Bの第2の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42に、1を書き込む。
次に、ステップP42で自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16の出力がONされていれば、ステップP43で自動紙通し牽引部がリードインローラ部手前に到着したと判断し、自動紙通し装置の移動完了用メモリ43に、1を書き込んだ後、ステップP44に移行する。次に、ステップP44で自動紙通し装置の移動完了用メモリ43の値を読み込んだ後、ステップP45で自動紙通し装置の移動完了用メモリの値=1か否かを判断し、可であれば、ステップP46で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42の値を読み込み、否であれば、ステップP18に戻る。
次に、ステップP47で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42のすべての値=1か否かを判断し、可であれば、左右両方のリードインローラの待機位置への移動が完了していると判断し、ステップP48に移行し、否であれば、左右両方のリードインローラの待機位置への移動が完了していないと判断し、ステップP50で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−Nに、停止指令を出力した後、ステップP18に戻る。
次に、ステップP48で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1〜14−Nが停止していれば、ステップP49で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−Nに、駆動指令を出力した後、ステップP51に移行する。次に、ステップP51で自動紙通し牽引部のリードインローラ部紙通し完了検出用検出器17の出力がONされれば、ステップP52で左右のリードインローラの隙間調整用モータ26a,26b,27a,27bのモータ・ドライバ65,67,69,71に、逆転指令を出力する。
次に、ステップP53で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力を入力し、メモリ44に記憶した後、ステップP54で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力より、左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ48に記憶する。その後、ステップP55で左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置をメモリ37より読み込む。
次に、ステップP56で左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP57で第1の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP59に移行する。次に、ステップP58で左のリードインローラ9Aの第1の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39に、2を書き込んだ後、ステップP59で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力を入力し、メモリ45に記憶する。
次に、ステップP60で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力より、左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ49に記憶した後、ステップP61で左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置をメモリ37より読み込む。次に、ステップP62で左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP63で第2の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ67に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP65に移行する。
次に、ステップP64で左のリードインローラ9Aの第2の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40に、2を書き込んだ後、ステップP65で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力を入力し、メモリ46に記憶する。次に、ステップP66で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力より、右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ50に記憶する。
次に、ステップP67で右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置を、メモリ38より読み込んだ後、ステップP68で右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP69で第1の右のリードインローラ9Bの隙間調整用モータのモータ・ドライバ69に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP71に移行する。
次に、ステップP70で右のリードインローラ9Bの第1の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41に、2を書き込んだ後、ステップP71で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力を入力し、メモリ47に記憶する。次に、ステップP72で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力より、右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ51に記憶した後、ステップP73で右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置をメモリ38より読み込む。
次に、ステップP74で右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP75で第2の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ71に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP77に移行する。
次に、ステップP76で右のリードインローラ9Bの第2の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42に、2を書き込んだ後、ステップP77で自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18の出力がONされたか否かを判断し、可であれば、ステップP78で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−Nに、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP80に移行する。
次に、ステップP79で自動紙通しが完了したと判断し、自動紙通し装置の移動完了用メモリ43に、2を書き込んだ後、ステップP80で自動紙通し装置の移動完了用メモリ43の値を読み込む。次に、ステップP81で自動紙通し装置の移動完了用メモリ43の値=2か否かを判断し、可であれば、自動紙通しが完了したと判断し、ステップP82で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42の値を読み込み、否であれば、自動紙通しが完了していないと判断し、ステップP53に戻る。
次に、ステップP83で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42のすべての値=2か否かを判断し、可であれば、左右両方のリードインローラの紙厚に応じた位置への移動が完了していると判断し、ステップP84で印刷機制御装置75に、完了信号を出力してウェブ輪転印刷機を通常の印刷可能な状態にし、否であれば、左右両方のリードインローラの紙厚に応じた位置への移動が完了していないと判断し、ステップP53に戻る。
このようにして本実施例では、左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量を調整するモータ26a,26b,27a,27bと自動紙通し牽引部駆動用のモータ14−1〜14−Nを同時に駆動し、左右のリードインローラ9A,9Bと自動紙通し牽引部がそれぞれに所定の位置に来たら順次止めるようにする。なお、左右のリードインローラ9A,9Bが待機位置に移動する前に自動紙通し牽引部がリードインローラ部に来た場合は、自動紙通し牽引部駆動用のモータ14−1〜14−Nを一度停止し、左右のリードインローラ9A,9Bが待機位置に移動したら再起動する。
これにより、自動紙通し装置の始動の際に、自動的に、左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量を予め定められた大きな値にすると共に、リードインローラ部の紙通しの完了に応じて、自動的に、左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量を入力されたウェブWの紙厚に応じた最適な値にすることができ、オペレータの負担軽減と損紙低減が図れると共に隙間調整時間の短縮が図れる。
また、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16が自動紙通し装置の牽引部を検出した時、左右のリードインローラの待機位置への移動が完了していない場合、自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1〜14−Nの駆動を停止し、自動紙通し装置の牽引部とリードインローラの衝突を自動的に防ぐため、自動紙通し装置の牽引部又はリードインローラの破損を未然に防ぐことができる。
図10−aは本発明の実施例2を示す自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、図10−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、図11は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図12−aは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図12−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図12−cは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図12−dは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図13−aは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図13−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図13−cは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図である。
本実施例の自動紙通し装置及びリードインローラ間の隙間調整制御装置30は、図10−a,図10−bに示すように、CPU31とROM32とRAM33との他に、紙厚データ記憶用メモリ34,左のリードインローラの待機位置記憶用メモリ35,右のリードインローラの待機位置記憶用メモリ36,左のリードインローラの紙厚に応じた位置記憶用メモリ37,右のリードインローラの紙厚に応じた位置記憶用メモリ38,左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39,左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40,右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41,右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42,自動紙通し装置の移動完了用メモリ43,第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ44,第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ45,第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ46,第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ47,左のリードインローラの第1の端部の現在位置記憶用メモリ48,左のリードインローラの第2の端部の現在位置記憶用メモリ49,右のリードインローラの第1の端部の現在位置記憶用メモリ50,右のリードインローラの第2の端部の現在位置記憶用メモリ51,自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着時のカウンタのカウント値記憶用メモリ76,自動紙通し牽引部の紙通し完了時のカウンタのカウント値記憶用メモリ77,自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタのカウント値記憶用メモリ78,自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタのカウント値記憶用メモリ79が各入出力装置52〜57,58−1〜58−M及び58−N及びインタフェース60と共に母線(BUS)61で接続されてなる。
入出力装置52には、キーボートや各種スイッチ及びボタン等の入力装置62とCRTやランプ等の表示器63とプリンタやF・Dドライブ等の出力装置64が接続される。入出力装置53には、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16と自動紙通し牽引部のリードインローラ部紙通し完了検出用検出器17と自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18が接続される。入出力装置54には、第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ65を介して第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ26aが接続されると共にA/D変換器66を介して第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aが接続される。入出力装置55には、第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ67を介して第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ26bが接続されると共にA/D変換器68を介して第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bが接続される。入出力装置56には、第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ69を介して第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ27aが接続されると共にA/D変換器70を介して第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aが接続される。入出力装置57には、第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ71を介して第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ27bが接続されると共にA/D変換器72を介して第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bが接続される。
さらに、入出力装置58−1には、第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1を介して第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1と第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−1が接続される。入出力装置58−Mには、第Mの自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−Mを介して第Mの自動紙通し牽引部駆動用モータ14−Mと第Mの自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−Mが接続される。また、入出力装置58−Mには、自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタ80が接続され、このカウンタ80は第Mの自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−Mに接続される。入出力装置58−Nには、第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−Nを介して第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ14−Nと第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−Nが接続される。また、入出力装置58−Nには、自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタ81が接続され、このカウンタ81は第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−Nに接続される。そして、インタフェース60には、印刷機制御装置75が接続される。
このように構成されるため、自動紙通し装置及びリードインローラ間の隙間調整制御装置30は、図11,図12−a〜図12−d及び図13−a〜図13−cに示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でウェブWの紙厚データが入力されたか否かを判断し、可であれば、ステップP2で入力された紙厚データをメモリ34に記憶し、否であれば、後述するステップP5に移行する。次に、ステップP3で表示器63に、紙厚入力ミスのエラー・メッセージ表示がなされていれば、ステップP4で表示器63の紙厚入力ミスのエラー・メッセージを削除した後、ステップP5に移行する。
次に、ステップP5で自動紙通しスタート・スイッチがONされたか否かを判断し、可であれば、ステップP6で紙厚データ記憶用メモリ34より、紙厚データ読み込み、否であれば、ステップP1に戻る。次に、ステップP7で紙厚データ無し、又は、紙厚データ=0か否かを判断し、可であれば、ステップP8で表示器63に、紙厚入力ミスのエラー・メッセージ表示を行ってステップP1に戻り、否であれば、ステップP9で紙厚データより、左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置を演算し、メモリ37に記憶する。
よって、紙厚データを入力せずに自動紙通しスタート・スイッチがONされた場合には、エラー・メッセージ表示がなされてオペレータに知らせると共に自動紙通し装置が駆動されないため、自動紙通し装置の牽引部がリードインローラ9に誤って衝突し、破損することが防止されると共に、オペレータに紙厚データを入力しなければならないことが明示される。
次に、ステップP10で紙厚データより、右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置を演算し、メモリ38に記憶した後、ステップP11で左のリードインローラ9Aの第1の端部移動完了用メモリ39に、0を書き込むと共に、ステップP12で左のリードインローラ9Aの第2の端部移動完了用メモリ40に、0を書き込む。次に、ステップP13で右のリードインローラ9Bの第1の端部移動完了用メモリ41に、0を書き込むと共に、ステップP14で右のリードインローラ9Bの第2の端部移動完了用メモリ42に、0を書き込んだ後、ステップP15で自動紙通し装置の移動完了用メモリ43に、0を書き込む。
次に、ステップP16で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−Nに、駆動指令を出力した後、ステップP17で左右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65,67,69,71に、正転指令を出力する。次に、ステップP18で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力を入力し、メモリ44に記憶した後、ステップP19で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力より、左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ48に記憶する。
次に、ステップP20で左のリードインローラ9Aの待機位置をメモリ35より読み込んだ後、ステップP21で左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP22で第1の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP24に移行する。その後、ステップP23で左のリードインローラ9Aの第1の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39に、1を書き込む。
次に、ステップP24で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力を入力し、メモリ45に記憶した後、ステップP25で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力より、左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ49に記憶する。
次に、ステップP26で左のリードインローラ9Aの待機位置をメモリ35より読み込んだ後、ステップP27で左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP28で第2の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ67に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP30に移行する。その後、ステップP29で左のリードインローラ9Aの第2の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40に、1を書き込む。
次に、ステップP30で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力を入力し、メモリ46に記憶した後、ステップP31で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力より、右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ50に記憶する。その後、ステップP32で右のリードインローラ9Bの待機位置を、メモリ36より読み込む。
次に、ステップP33で右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP34で第1の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ69に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP36に移行する。その後、ステップP35で右のリードインローラ9Bの第1の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41に、1を書き込む。
次に、ステップP36で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力を入力し、メモリ47に記憶した後、ステップP37で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力より、右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ51に記憶する。
次に、ステップP38で右のリードインローラ9Bの待機位置をメモリ36より読み込んだ後、ステップP39で右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP40で第2の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ71に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP42に移行する。その後、ステップP41で右のリードインローラ9Bの第2の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42に、1を書き込む。
次に、ステップP42で自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16の出力がONされているか否かを判断し、可であれば、ステップP43で自動紙通し牽引部が自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16の位置に到着したと判断し、自動紙通し装置の移動完了用メモリ43に、1を書き込み、否であれば、後述するステップP45に移行する。次に、ステップP44で自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタ80にリセット信号を出力した後、ステップP45で自動紙通し装置の移動完了用メモリ43の値を読み込む。次に、ステップP46で自動紙通し装置の移動完了用メモリの値=1か否かを判断し、可であれば、ステップP47で自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタ80のカウント値を読み込み、メモリ78に記憶し、否であれば、自動紙通し牽引部が自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16の位置に到着していないと判断し、ステップP18に戻る。
次に、ステップP48で自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着時のカウンタのカウント値をメモリ76より読み込んだ後、ステップP49で自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタ80のカウント値≧自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着時のカウンタのカウント値か否かを判断し、可であれば、自動紙通し牽引部がリードインローラ部手前に到着したと判断し、ステップP50で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42の値を読み込み、否であれば、自動紙通し牽引部がリードインローラ部手前に到着していないと判断し、ステップP18に戻る。
次に、ステップP51で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42のすべての値=1か否かを判断し、可であれば、左右両方のリードインローラの待機位置への移動が完了していると判断し、ステップP52に移行し、否であれば、左右両方のリードインローラの待機位置への移動が完了していないと判断し、ステップP54で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−M及び73−Nに、停止指令を出力した後、ステップP18に戻る。
次に、ステップP52で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1〜14−M及び14−Nが停止していれば、ステップP53で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−M及び73−Nに、駆動指令を出力した後、ステップP55に移行する。次に、ステップP55で自動紙通し牽引部のリードインローラ部紙通し完了検出用検出器17の出力がONされれば、ステップP56で左右のリードインローラの隙間調整用モータ26a,26b,27a,27bのモータ・ドライバ65,67,69,71に、逆転指令を出力する。
次に、ステップP57で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力を入力し、メモリ44に記憶した後、ステップP58で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力より、左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ48に記憶する。その後、ステップP59で左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置をメモリ37より読み込む。
次に、ステップP60で左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP61で第1の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP63に移行する。次に、ステップP62で左のリードインローラ9Aの第1の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、
左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39に、2を書き込んだ後、ステップP63で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力を入力し、メモリ45に記憶する。
次に、ステップP64で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力より、左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ49に記憶した後、ステップP65で左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置をメモリ37より読み込む。次に、ステップP66で左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP67で第2の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ67に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP69に移行する。
次に、ステップP68で左のリードインローラ9Aの第2の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40に、2を書き込んだ後、ステップP69で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力を入力し、メモリ46に記憶する。次に、ステップP70で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力より、右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ50に記憶する。
次に、ステップP71で右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置を、メモリ38より読み込んだ後、ステップP72で右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP73で第1の右のリードインローラ9Bの隙間調整用モータのモータ・ドライバ69に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP75に移行する。
次に、ステップP74で右のリードインローラ9Bの第1の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41に、2を書き込んだ後、ステップP75で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力を入力し、メモリ47に記憶する。次に、ステップP76で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力より、右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ51に記憶した後、ステップP77で右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置をメモリ38より読み込む。
次に、ステップP78で右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP79で第2の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ71に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP81に移行する。
次に、ステップP80で右のリードインローラ9Bの第2の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42に、2を書き込んだ後、ステップP81で自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18の出力がONされたか否かを判断し、可であれば、ステップP82で自動紙通し牽引部が自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18の位置に到着したと判断し、自動紙通し装置の移動完了用メモリ43に、2を書き込み、否であれば、後述するステップP84に移行する。次に、ステップP83で自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタ81にリセット信号を出力した後、ステップP84で自動紙通し装置の移動完了用メモリ43の値を読み込む。次に、ステップP85で自動紙通し装置の移動完了用メモリの値=2か否かを判断し、可であれば、ステップP86で自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタ81のカウント値を読み込み、メモリ79に記憶し、否であれば、自動紙通し牽引部が自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18の位置に到着していないと判断し、ステップP57に戻る。
次に、ステップP87で自動紙通し牽引部の紙通し完了時のカウンタのカウント値をメモリ77より読み込んだ後、ステップP88で自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタ81のカウント値≧自動紙通し牽引部の紙通し完了時のカウンタのカウント値か否かを判断し、可であれば、自動紙通しが完了したと判断し、ステップP89で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−M及び73−Nに、停止指令を出力し、否であれば、自動紙通しが完了していないと判断し、ステップP57に戻る。
次に、ステップP90で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42の値を読み込んだ後、ステップP91で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42のすべての値=2か否かを判断し、可であれば、左右両方のリードインローラの紙厚に応じた位置への移動が完了していると判断し、ステップP92で印刷機制御装置75に、完了信号を出力してウェブ輪転印刷機を通常の印刷可能な状態にし、否であれば、左右両方のリードインローラの紙厚に応じた位置への移動が完了していないと判断し、ステップP57に戻る。
このようにして本実施例では、実施例1と同様に、左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量を調整するモータ26a,26b,27a,27bと自動紙通し牽引部駆動用のモータ14−1〜14−M及び14−Nを同時に駆動し、左右のリードインローラ9A,9Bが待機位置に移動する前に自動紙通し牽引部がリードインローラ部に来た場合は、自動紙通し牽引部駆動用のモータ14−1〜14−M及び14−Nを一度停止し、左右のリードインローラ9A,9Bが待機位置に移動したら再起動するようにした。また、本実施例では、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16と自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18とを実際の位置よりも手前に設置し、これらの検出器16,18の検出後一定のカウント値になった時に実際に自動紙通し牽引部駆動用のモータ14−1〜14−M及び14−Nを停止させるようになっている。
尚、本実施例では、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16と自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18のみを実際の位置よりも手前に設置し、これらの検出器16、18の検出後一定のカウント値になった時に実際に自動紙通し牽引部駆動用のモータ14−1〜14−M及び14−Nを停止させるようにしたが、自動紙通し牽引部のリードインローラ部紙通し完了検出用検出器17も実際よりも手前に設置し、この検出器17の検出後一定のカウント値になった時に実際に左右のリードインローラの隙間調整用モータ26a,26b、27a、27bのモータ・ドライバ65、67、69、71に逆転指令を出力させるようにしても良いことは、言うまでもない。
これにより、実施例1と同様に、自動紙通し装置の始動の際に、自動的に、左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量を予め定められた大きな値にすると共に、リードインローラ部の紙通しの完了に応じて、自動的に、左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量を入力されたウェブWの紙厚に応じた最適な値にすることができ、オペレータの負担軽減と損紙低減が図れると共に隙間調整時間の短縮が図れる。また、本願発明では検出器の設置に自由度がある。
また、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16が自動紙通し装置の牽引部を検出した時、左右のリードインローラの待機位置への移動が完了していない場合、自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1〜14−Nの駆動を停止し、自動紙通し装置の牽引部とリードインローラの衝突を自動的に防ぐため、自動紙通し装置の牽引部又はリードインローラの破損を未然に防ぐことができる。
図14−aは本発明の実施例3を示す自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、図14−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、図15は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図16−aは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図16−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図16−cは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図16−dは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図17−aは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図17−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図17−cは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図17−dは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図である。
本実施例の自動紙通し装置及びリードインローラ間の隙間調整制御装置30は、図14−a,図14−bに示すように、CPU31とROM32とRAM33との他に、紙厚データ記憶用メモリ34,左のリードインローラの待機位置記憶用メモリ35,右のリードインローラの待機位置記憶用メモリ36,左のリードインローラの紙厚に応じた位置記憶用メモリ37,右のリードインローラの紙厚に応じた位置記憶用メモリ38,左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39,左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40,右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41,右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42,自動紙通し装置の移動完了用メモリ43,第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ44,第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ45,第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ46,第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ47,左のリードインローラの第1の端部の現在位置記憶用メモリ48,左のリードインローラの第2の端部の現在位置記憶用メモリ49,右のリードインローラの第1の端部の現在位置記憶用メモリ50,右のリードインローラの第2の端部の現在位置記憶用メモリ51,自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着時のカウンタのカウント値記憶用メモリ76,自動紙通し牽引部の紙通し完了時のカウンタのカウント値記憶用メモリ77,自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタのカウント値記憶用メモリ78,自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタのカウント値記憶用メモリ79が各入出力装置52〜57,58−1〜58−M及び58−N及びインタフェース60と共に母線(BUS)61で接続されてなる。
入出力装置52には、キーボートや各種スイッチ及びボタン等の入力装置62とCRTやランプ等の表示器63とプリンタやF・Dドライブ等の出力装置64が接続される。入出力装置53には、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16と自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18が接続される。入出力装置54には、第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ65を介して第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ26aが接続されると共にA/D変換器66を介して第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aが接続される。入出力装置55には、第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ67を介して第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ26bが接続されると共にA/D変換器68を介して第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bが接続される。入出力装置56には、第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ69を介して第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ27aが接続されると共にA/D変換器70を介して第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aが接続される。入出力装置57には、第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ71を介して第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ27bが接続されると共にA/D変換器72を介して第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bが接続される。
さらに、入出力装置58−1には、第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1を介して第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1と第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−1が接続される。入出力装置58−Mには、第Mの自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−Mを介して第Mの自動紙通し牽引部駆動用モータ14−Mと第Mの自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−Mが接続される。また、入出力装置58−Mには、自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタ80が接続され、このカウンタ80は第Mの自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−Mに接続される。入出力装置58−Nには、第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−Nを介して第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ14−Nと第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−Nが接続される。また、入出力装置58−Nには、自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタ81が接続され、このカウンタ81は第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−Nに接続される。そして、インタフェース60には、印刷機制御装置75が接続される。
このように構成されるため、自動紙通し装置及びリードインローラ間の隙間調整制御装置30は、図15,図16−a〜図16−d及び図17−a〜図17−dに示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でウェブWの紙厚データが入力されたか否かを判断し、可であれば、ステップP2で入力された紙厚データをメモリ34に記憶し、否であれば、後述するステップP5に移行する。次に、ステップP3で表示器63に、紙厚入力ミスのエラー・メッセージ表示がなされていれば、ステップP4で表示器63の紙厚入力ミスのエラー・メッセージを削除した後、ステップP5に移行する。
次に、ステップP5で自動紙通しスタート・スイッチがONされたか否かを判断し、可であれば、ステップP6で紙厚データ記憶用メモリ34より、紙厚データ読み込み、否であれば、ステップP1に戻る。次に、ステップP7で紙厚データ無し、又は、紙厚データ=0か否かを判断し、可であれば、ステップP8で表示器63に、紙厚入力ミスのエラー・メッセージ表示を行ってステップP1に戻り、否であれば、ステップP9で紙厚データより、左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置を演算し、メモリ37に記憶する。
よって、紙厚データを入力せずに自動紙通しスタート・スイッチがONされた場合には、エラー・メッセージ表示がなされてオペレータに知らせると共に自動紙通し装置が駆動されないため、自動紙通し装置の牽引部がリードインローラ9に誤って衝突し、破損することが防止されると共に、オペレータに紙厚データを入力しなければならないことが明示される。
次に、ステップP10で紙厚データより、右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置を演算し、メモリ38に記憶した後、ステップP11で左のリードインローラ9Aの第1の端部移動完了用メモリ39に、0を書き込むと共に、ステップP12で左のリードインローラ9Aの第2の端部移動完了用メモリ40に、0を書き込む。次に、ステップP13で右のリードインローラ9Bの第1の端部移動完了用メモリ41に、0を書き込むと共に、ステップP14で右のリードインローラ9Bの第2の端部移動完了用メモリ42に、0を書き込んだ後、ステップP15で自動紙通し装置の移動完了用メモリ43に、0を書き込む。
次に、ステップP16で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−Nに、駆動指令を出力した後、ステップP17で左右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65,67,69,71に、正転指令を出力する。次に、ステップP18で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力を入力し、メモリ44に記憶した後、ステップP19で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力より、左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ48に記憶する。
次に、ステップP20で左のリードインローラ9Aの待機位置をメモリ35より読み込んだ後、ステップP21で左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP22で第1の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP24に移行する。その後、ステップP23で左のリードインローラ9Aの第1の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39に、1を書き込む。
次に、ステップP24で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力を入力し、メモリ45に記憶した後、ステップP25で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力より、左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ49に記憶する。
次に、ステップP26で左のリードインローラ9Aの待機位置をメモリ35より読み込んだ後、ステップP27で左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP28で第2の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ67に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP30に移行する。その後、ステップP29で左のリードインローラ9Aの第2の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40に、1を書き込む。
次に、ステップP30で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力を入力し、メモリ46に記憶した後、ステップP31で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力より、右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ50に記憶する。その後、ステップP32で右のリードインローラ9Bの待機位置を、メモリ36より読み込む。
次に、ステップP33で右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP34で第1の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ69に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP36に移行する。その後、ステップP35で右のリードインローラ9Bの第1の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41に、1を書き込む。
次に、ステップP36で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力を入力し、メモリ47に記憶した後、ステップP37で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力より、右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ51に記憶する。
次に、ステップP38で右のリードインローラ9Bの待機位置をメモリ36より読み込んだ後、ステップP39で右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP40で第2の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ71に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP42に移行する。その後、ステップP41で右のリードインローラ9Bの第2の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42に、1を書き込む。
次に、ステップP42で自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16の出力がONされているか否かを判断し、可であれば、ステップP43で自動紙通し牽引部が自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16の位置に到着したと判断し、自動紙通し装置の移動完了用メモリ43に、1を書き込み、否であれば、後述するステップP45に移行する。次に、ステップP44で自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタ80にリセット信号を出力した後、ステップP45で自動紙通し装置の移動完了用メモリ43の値を読み込む。次に、ステップP46で自動紙通し装置の移動完了用メモリの値=1か否かを判断し、可であれば、ステップP47で自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタ80のカウント値を読み込み、メモリ78に記憶し、否であれば、自動紙通し牽引部が自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16の位置に到着していないと判断し、ステップP18に戻る。
次に、ステップP48で自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着時のカウンタのカウント値をメモリ76より読み込んだ後、ステップP49で自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタ80のカウント値≧自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着時のカウンタのカウント値か否かを判断し、可であれば、自動紙通し牽引部がリードインローラ部手前に到着したと判断し、ステップP50で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42の値を読み込み、否であれば、自動紙通し牽引部がリードインローラ部手前に到着していないと判断し、ステップP18に戻る。
次に、ステップP51で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42のすべての値=1か否かを判断し、可であれば、左右両方のリードインローラの待機位置への移動が完了していると判断し、ステップP52に移行し、否であれば、左右両方のリードインローラの待機位置への移動が完了していないと判断し、ステップP54で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−M及び73−Nに、停止指令を出力した後、ステップP18に戻る。
次に、ステップP52で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1〜14−M及び14−Nが停止していれば、ステップP53で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−M及び73−Nに、駆動指令を出力した後、ステップP55に移行する。次に、ステップP55で自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18の出力がONされれば、ステップP56で自動紙通し牽引部が自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18の位置に到着したと判断し、自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタ81にリセット信号を出力した後、ステップP57で自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタ81のカウント値を読み込み、メモリ79に記憶する。
次に、ステップP58で自動紙通し牽引部の紙通し完了時のカウンタのカウント値をメモリ77より読み込んだ後、ステップP59で自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタ81のカウント値≧自動紙通し牽引部の紙通し完了時のカウンタのカウント値か否かを判断し、可であれば、自動紙通しが完了したと判断し、ステップP60で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−M及び73−Nに、停止指令を出力し、否であれば、自動紙通しが完了していないと判断し、ステップP57に戻る。その後、ステップP61で左右のリードインローラの隙間調整用モータ26a,26b,27a,27bのモータ・ドライバ65,67,69,71に、逆転指令を出力する。
次に、ステップP62で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力を入力し、メモリ44に記憶した後、ステップP63で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力より、左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ48に記憶する。その後、ステップP64で左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置をメモリ37より読み込む。
次に、ステップP65で左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP66で第1の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP68に移行する。次に、ステップP67で左のリードインローラ9Aの第1の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39に、2を書き込んだ後、ステップP68で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力を入力し、メモリ45に記憶する。
次に、ステップP69で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力より、左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ49に記憶した後、ステップP70で左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置をメモリ37より読み込む。次に、ステップP71で左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP72で第2の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ67に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP74に移行する。
次に、ステップP73で左のリードインローラ9Aの第2の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40に、2を書き込んだ後、ステップP74で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力を入力し、メモリ46に記憶する。次に、ステップP75で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力より、右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ50に記憶する。
次に、ステップP76で右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置を、メモリ38より読み込んだ後、ステップP77で右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP78で第1の右のリードインローラ9Bの隙間調整用モータのモータ・ドライバ69に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP80に移行する。
次に、ステップP79で右のリードインローラ9Bの第1の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41に、2を書き込んだ後、ステップP80で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力を入力し、メモリ47に記憶する。次に、ステップP81で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力より、右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ51に記憶した後、ステップP82で右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置をメモリ38より読み込む。
次に、ステップP83で右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP84で第2の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ71に、停止指令を出力し、否であれば、ステップP62に戻る。
次に、ステップP85で右のリードインローラ9Bの第2の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42に、2を書き込んだ後、ステップP86で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42の値を読み込む。その後、ステップP87で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42のすべての値=2か否かを判断し、可であれば、ステップP88で印刷機制御装置75に、完了信号を出力してウェブ輪転印刷機を通常の印刷可能な状態にし、否であれば、ステップP62に戻る。
このようにして本実施例では、左右のリードインローラ9A,9Bの待機位置への移動と自動紙通し牽引部の紙通し完了位置への移動を同時に行い、それぞれに所定の位置に来たら左右のリードインローラ9A,9B用のモータ26a,26b,27a,27bと自動紙通し牽引部駆動用のモータ14−1〜14−M及び14−Nを順次止めるようにし、その後、左右のリードインローラ9A,9B用のモータ26a,26b,27a,27bを駆動して左右のリードインローラ9A,9BをウェブWの紙厚位置まで移動させる。なお、左右のリードインローラ9A,9Bが待機位置に移動する前に自動紙通し牽引部がリードインローラ部に来た場合は、自動紙通し牽引部駆動用のモータ14−1〜14−Nを一度停止し、左右のリードインローラ9A,9Bが待機位置に移動したら再起動する。また、本実施例では、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16と自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18とを実際の位置よりも手前に設置し、これらの検出器16,18の検出後一定のカウント値になった時に実際に自動紙通し牽引部駆動用のモータ14−1〜14−M及び14−Nを停止させるようになっている。
尚、本実施例では、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16と自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18のみを実際の位置よりも手前に設置し、これらの検出器16、18の検出後一定のカウント値になった時に実際に自動紙通し牽引部駆動用のモータ14−1〜14−M及び14−Nを停止させるようにしたが、自動紙通し牽引部のリードインローラ部紙通し完了検出用検出器17も実際よりも手前に設置し、この検出器17の検出後一定のカウント値になった時に実際に左右のリードインローラの隙間調整用モータ26a,26b、27a、27bのモータ・ドライバ65、67、69、71に逆転指令を出力させるようにしても良いことは、言うまでもない。
これにより、実施例1と同様に、自動紙通し装置の始動の際に、自動的に、左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量を予め定められた大きな値にすると共に、リードインローラ部の紙通しの完了に応じて、自動的に、左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量を入力されたウェブWの紙厚に応じた最適な値にすることができ、オペレータの負担軽減と損紙低減が図れると共に隙間調整時間の短縮が図れる。また、本願発明では検出器の設置に自由度がある。
また、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16が自動紙通し装置の牽引部を検出した時、左右のリードインローラの待機位置への移動が完了していない場合、自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1〜14−Nの駆動を停止し、自動紙通し装置の牽引部とリードインローラの衝突を自動的に防ぐため、自動紙通し装置の牽引部又はリードインローラの破損を未然に防ぐことができる。
図18−aは本発明の実施例4を示す自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、図18−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、図19は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図20−aは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図20−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図20−cは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図21−aは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図21−bは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、図21−cは自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図である。
本実施例の自動紙通し装置及びリードインローラ間の隙間調整制御装置30は、図18−a,図18−bに示すように、CPU31とROM32とRAM33との他に、紙厚データ記憶用メモリ34,左のリードインローラの待機位置記憶用メモリ35,右のリードインローラの待機位置記憶用メモリ36,左のリードインローラの紙厚に応じた位置記憶用メモリ37,右のリードインローラの紙厚に応じた位置記憶用メモリ38,左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39,左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40,右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41,右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42,第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ44,第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ45,第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ46,第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ47,左のリードインローラの第1の端部の現在位置記憶用メモリ48,左のリードインローラの第2の端部の現在位置記憶用メモリ49,右のリードインローラの第1の端部の現在位置記憶用メモリ50,右のリードインローラの第2の端部の現在位置記憶用メモリ51が各入出力装置52〜57,58−1〜58−N及びインタフェース60と共に母線(BUS)61で接続されてなる。
入出力装置52には、キーボートや各種スイッチ及びボタン等の入力装置62とCRTやランプ等の表示器63とプリンタやF・Dドライブ等の出力装置64が接続される。入出力装置53には、自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18が接続される。入出力装置54には、第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ65を介して第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ26aが接続されると共にA/D変換器66を介して第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aが接続される。入出力装置55には、第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ67を介して第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ26bが接続されると共にA/D変換器68を介して第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bが接続される。入出力装置56には、第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ69を介して第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ27aが接続されると共にA/D変換器70を介して第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aが接続される。入出力装置57には、第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ71を介して第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ27bが接続されると共にA/D変換器72を介して第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bが接続される。
さらに、入出力装置58−1には、第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1を介して第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1と第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−1が接続されると共に、入出力装置58−Nには、第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−Nを介して第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ14−Nと第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ15−Nが接続される。そして、インタフェース60には、印刷機制御装置75が接続される。
このように構成されるため、自動紙通し装置及びリードインローラ間の隙間調整制御装置30は、図19,図20−a〜図20−c及び図21−a〜図21−cに示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でウェブWの紙厚データが入力されたか否かを判断し、可であれば、ステップP2で入力された紙厚データをメモリ34に記憶し、否であれば、後述するステップP5に移行する。次に、ステップP3で表示器63に、紙厚入力ミスのエラー・メッセージ表示がなされていれば、ステップP4で表示器63の紙厚入力ミスのエラー・メッセージを削除した後、ステップP5に移行する。
次に、ステップP5で自動紙通しスタート・スイッチがONされたか否かを判断し、可であれば、ステップP6で紙厚データ記憶用メモリ34より、紙厚データ読み込み、否であれば、ステップP1に戻る。次に、ステップP7で紙厚データ無し、又は、紙厚データ=0か否かを判断し、可であれば、ステップP8で表示器63に、紙厚入力ミスのエラー・メッセージ表示を行ってステップP1に戻り、否であれば、ステップP9で紙厚データより、左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置を演算し、メモリ37に記憶する。
よって、紙厚データを入力せずに自動紙通しスタート・スイッチがONされた場合には、エラー・メッセージ表示がなされてオペレータに知らせると共に自動紙通し装置が駆動されないため、自動紙通し装置の牽引部がリードインローラ9に誤って衝突し、破損することが防止されると共に、オペレータに紙厚データを入力しなければならないことが明示される。
次に、ステップP10で紙厚データより、右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置を演算し、メモリ38に記憶した後、ステップP11で左のリードインローラ9Aの第1の端部移動完了用メモリ39に、0を書き込むと共に、ステップP12で左のリードインローラ9Aの第2の端部移動完了用メモリ40に、0を書き込む。次に、ステップP13で右のリードインローラ9Bの第1の端部移動完了用メモリ41に、0を書き込むと共に、ステップP14で右のリードインローラ9Bの第2の端部移動完了用メモリ42に、0を書き込んだ後、ステップP15で自動紙通し装置の移動完了用メモリ43に、0を書き込む。
次に、ステップP16で左右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65,67,69,71に、正転指令を出力する。その後、ステップP17で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力を入力し、メモリ44に記憶した後、ステップP18で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力より、左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ48に記憶する。
次に、ステップP19で左のリードインローラ9Aの待機位置をメモリ35より読み込んだ後、ステップP20で左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP21で第1の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP23に移行する。その後、ステップP22で左のリードインローラ9Aの第1の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39に、1を書き込む。
次に、ステップP23で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力を入力し、メモリ45に記憶した後、ステップP24で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力より、左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ49に記憶する。
次に、ステップP25で左のリードインローラ9Aの待機位置をメモリ35より読み込んだ後、ステップP26で左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP27で第2の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ67に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP29に移行する。その後、ステップP28で左のリードインローラ9Aの第2の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40に、1を書き込む。
次に、ステップP29で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力を入力し、メモリ46に記憶した後、ステップP30で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力より、右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ50に記憶する。その後、ステップP31で右のリードインローラ9Bの待機位置を、メモリ36より読み込む。
次に、ステップP32で右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP33で第1の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ69に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP35に移行する。その後、ステップP34で右のリードインローラ9Bの第1の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41に、1を書き込む。
次に、ステップP35で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力を入力し、メモリ47に記憶した後、ステップP36で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力より、右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ51に記憶する。
次に、ステップP37で右のリードインローラ9Bの待機位置をメモリ36より読み込んだ後、ステップP38で右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの待機位置か否かを判断し、可であれば、ステップP39で第2の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ71に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP41に移行する。その後、ステップP40で右のリードインローラ9Bの第2の端部の待機位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42に、1を書き込む。
次に、ステップP41で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42の値を読み込んだ後、ステップP42で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42のすべての値=1か否かを判断し、可であれば、左右両方のリードインローラの待機位置への移動が完了していると判断し、ステップP43で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−Nに、駆動指令を出力し、否であれば、左右両方のリードインローラの待機位置への移動が完了していないと判断し、ステップP17に移行する。
次に、ステップP44で自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器18の出力がONされれば、ステップP45で全ての自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ73−1〜73−Nに、停止指令を出力した後、ステップP46で左右のリードインローラの隙間調整用モータ26a,26b,27a,27bのモータ・ドライバ65,67,69,71に、逆転指令を出力する。
次に、ステップP47で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力を入力し、メモリ44に記憶した後、ステップP48で第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28aのA/D変換器66の出力より、左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ48に記憶する。その後、ステップP49で左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置をメモリ37より読み込む。
次に、ステップP50で左のリードインローラ9Aの第1の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP51で第1の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ65に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP53に移行する。次に、ステップP52で左のリードインローラ9Aの第1の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ39に、2を書き込んだ後、ステップP53で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力を入力し、メモリ45に記憶する。
次に、ステップP54で第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ28bのA/D変換器68の出力より、左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ49に記憶した後、ステップP55で左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置をメモリ37より読み込む。次に、ステップP56で左のリードインローラ9Aの第2の端部の現在位置=左のリードインローラ9Aの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP57で第2の左のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ67に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP59に移行する。
次に、ステップP58で左のリードインローラ9Aの第2の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ40に、2を書き込んだ後、ステップP59で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力を入力し、メモリ46に記憶する。次に、ステップP60で第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29aのA/D変換器70の出力より、右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置を演算し、メモリ50に記憶する。
次に、ステップP61で右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置を、メモリ38より読み込んだ後、ステップP62で右のリードインローラ9Bの第1の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP63で第1の右のリードインローラ9Bの隙間調整用モータのモータ・ドライバ69に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP65に移行する。
次に、ステップP64で右のリードインローラ9Bの第1の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ41に、2を書き込んだ後、ステップP65で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力を入力し、メモリ47に記憶する。次に、ステップP66で第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ29bのA/D変換器72の出力より、右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置を演算し、メモリ51に記憶した後、ステップP67で右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置をメモリ38より読み込む。
次に、ステップP68で右のリードインローラ9Bの第2の端部の現在位置=右のリードインローラ9Bの紙厚に応じた位置か否かを判断し、可であれば、ステップP69で第2の右のリードインローラの隙間調整用モータのモータ・ドライバ71に、停止指令を出力し、否であれば、後述するステップP71に移行する。
次に、ステップP70で右のリードインローラ9Bの第2の端部の紙厚に応じた位置への移動が完了したと判断し、右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ42に、2を書き込んだ後、ステップP71で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42の値を読み込む。
次に、ステップP72で左右両方のリードインローラ9A,9Bの第1の端部及び第2の端部移動完了用メモリ39〜42のすべての値=2か否かを判断し、可であれば、左右両方のリードインローラの紙厚に応じた位置への移動が完了していると判断し、ステップP73で印刷機制御装置75に、完了信号を出力してウェブ輪転印刷機を通常の印刷可能な状態にし、否であれば、左右両方のリードインローラの紙厚に応じた位置への移動が完了していないと判断し、ステップP47に戻る。
このようにして本実施例では、初めにモータ26a,26b,27a,27bにより左右のリードインローラ9A,9Bを待機位置に移動させ、その後、モータ14−1〜14−Nにより自動紙通し牽引部を紙通し完了位置まで移動させてから、モータ26a,26b,27a,27bを再起動して左右のリードインローラ9A,9BをウェブWの紙厚位置まで移動させる。
これにより、実施例1と同様に、自動紙通し装置の始動の際に、自動的に、左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量を予め定められた大きな値にすると共に、リードインローラ部の紙通しの完了に応じて、自動的に、左右のリードインローラ9A,9B間の隙間量を入力されたウェブWの紙厚に応じた最適な値にすることができ、オペレータの負担軽減と損紙低減が図れると共に隙間調整時間の短縮が図れる。
また、自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器16が自動紙通し装置の牽引部を検出した時、左右のリードインローラの待機位置への移動が完了していない場合、自動紙通し牽引部駆動用モータ14−1〜14−Nの駆動を停止し、自動紙通し装置の牽引部とリードインローラの衝突を自動的に防ぐため、自動紙通し装置の牽引部又はリードインローラの破損を未然に防ぐことができる。
本発明の実施例1を示すリードインローラ隙間調整機構の斜視図、 隙間調整機構の平面図、 隙間調整機構の側面図、 隙間調整機構の正面図、 ウェブ輪転印刷機の全体側面図、 自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、 自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、 自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は本発明の実施例2を示す自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、 は本発明の実施例2を示す自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は本発明の実施例3を示す自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、 は本発明の実施例3を示す自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は本発明の実施例4を示す自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、 は本発明の実施例4を示す自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置のブロック図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図、 は自動紙通し装置及びリードインローラ隙間調整機構の制御装置の動作フロー図である。
符号の説明
1 給紙部、2 インフィード部、3 印刷部、4 乾燥部、5 冷却部、6 ウェブパス部、7 折部、8 三角フォーマ、9A,9B リードインローラ、10 リードインローラ隙間調整機構、11チェーンガイド、12 チェーン、13 リード(牽引部材)、14−1〜14−M及び14−N 第1から第M及び第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ、15−1〜15−M及び15−N ロータリ・エンコーダ、16 自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着検出用検出器(第4の検出器)、17 自動紙通し牽引部のリードインローラ部紙通し完了検出用検出器(第2の検出器)、18 自動紙通し牽引部の紙通し完了検出用検出器(第3の検出器)、20a,20b,21a,21b 支持体、22 基台、23 ブラケット、24a,24b,25a,25b ねじ軸、26a 第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ(駆動源)、26b 第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ(駆動源)、27a 第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ(駆動源)、27b 第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ(駆動源)、28a 第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ(第1の検出器)、28b 第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータ(第1の検出器)、29a 第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ(第1の検出器)、29b 第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータ(第1の検出器)、30 自動紙通し装置及びリードインローラ間の隙間調整制御装置、31 CPU、32 ROM、33 RAM、34 紙厚データ記憶用メモリ、35 左のリードインローラの待機位置記憶用メモリ、36 右のリードインローラの待機位置記憶用メモリ、37 左のリードインローラの紙厚に応じた位置記憶用メモリ、38 右のリードインローラの紙厚に応じた位置記憶用メモリ、39 左のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ、40 左のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ、41 右のリードインローラの第1の端部移動完了用メモリ、42 右のリードインローラの第2の端部移動完了用メモリ、43 自動紙通し装置の移動完了用メモリ、44 第1の左のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ、45 第2の左のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ、46 第1の右のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ、47 第2の右のリードインローラ用ポテンショ・メータのA/D変換器の出力記憶用メモリ、48 左のリードインローラの第1の端部の現在位置記憶用メモリ、49 左のリードインローラの第2の端部の現在位置記憶用メモリ、50 右のリードインローラの第1の端部の現在位置記憶用メモリ、51 右のリードインローラの第2の端部の現在位置記憶用メモリ、52〜57,58−1〜58−M及び58−N 入出力装置、60 インタフェース、61 母線(BUS)、62 入力装置、63 表示器、64 出力装置、65 第1の左のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ、66 A/D変換器、67 第2の左のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ、68 A/D変換器、69 第1の右のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ、70 A/D変換器、71 第2の右のリードインローラの隙間調整用モータ用モータ・ドライバ、72 A/D変換器、73−1 第1の自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ、73−M 第Mの自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ、73−N 第Nの自動紙通し牽引部駆動用モータ用モータ・ドライバ、75 印刷機制御装置、76 自動紙通し牽引部のリードインローラ部手前への到着時のカウンタのカウント値記憶用メモリ、77 自動紙通し牽引部の紙通し完了時のカウンタのカウント値記憶用メモリ、78 自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタのカウント値記憶用メモリ、79 自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタのカウント値記憶用メモリ、80 自動紙通し装置の第1の現在位置検出用カウンタ、81 自動紙通し装置の第2の現在位置検出用カウンタ、W ウェブ。

Claims (24)

  1. ウェブをその隙間で案内する一対のリードインローラと、
    前記一対のリードインローラ間の隙間量を調整する隙間調整機構と、
    を備えたリードインローラ隙間調整機構において、
    更に、前記隙間調整機構を駆動する駆動源と、
    前記駆動源の出力位置又は前記隙間量を検出する為の第1の検出器と、
    を備え、前記隙間量の調整を自動で行うようにしたリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法であって、
    前記ウェブのウェブ厚を入力する手順と、
    前記リードインローラ部の自動紙通し装置によるウェブ通し前に、前記隙間量を自動紙通し装置の牽引部とリードインローラの衝突を防ぐ値にする手順と、
    前記リードインローラ部の自動紙通し装置によるウェブ通し後に、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にする手順と、
    を有することを特徴とするリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  2. 更に、自動ウェブ通し装置を備え、
    前記自動ウェブ通し装置の始動ボタンをONとすることにより、前記隙間量を予め定められた値にする手順を有することを特徴とする請求項1に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  3. 更に、自動ウェブ通し装置と、該自動ウェブ通し装置がリードインローラ部のウェブ通しを完了したことを検出する第2の検出器とを備え、
    前記第2の検出器のリードインローラ部のウェブ通し完了の検出に応じて、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にする手順を有することを特徴とする請求項1に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  4. 前記第2の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出することを特徴とする請求項3に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  5. 前記第2の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させることを特徴とする請求項3に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  6. 更に、自動ウェブ通し装置を備え、
    前記自動ウェブ通し装置のウェブ通しが完了した後に、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にする手順を有することを特徴とする請求項1に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  7. 更に、前記自動ウェブ通し装置がウェブ通しを完了したことを検出する第3の検出器を備え、
    前記第3の検出器のウェブ通し完了の検出に応じて、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にする手順を有することを特徴とする請求項6に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  8. 前記第3の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出することを特徴とする請求項7に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  9. 前記第3の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させることを特徴とする請求項7に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  10. 更に、自動ウェブ通し装置と、
    前記自動ウェブ通し装置がリードインローラ部の手前に到着したことを検出する第4の検出器とを備え、
    前記第4の検出器が自動ウェブ通し装置を検出した時、前記一対のリードインローラの隙間量が前記予め定められた値になっていなかった場合、前記自動ウェブ通し装置を停止させることを特徴とする請求項1に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  11. 前記第4の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出することを特徴とする請求項10に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  12. 前記第4の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させることを特徴とする請求項10に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整方法。
  13. ウェブをその隙間で案内する一対のリードインローラと、
    前記一対のリードインローラ間の隙間量を調整する隙間調整機構と、
    を備えたリードインローラ隙間調整機構において、
    更に、前記隙間調整機構を駆動する駆動源と、
    前記駆動源の出力位置又は前記隙間量を検出する為の第1の検出器と、
    を備え、前記隙間量の調整を自動で行うようにしたリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置であって、
    前記ウェブのウェブ厚が入力され、前記リードインローラ部の自動紙通し装置によるウェブ通し前に、前記隙間量を自動紙通し装置の牽引部とリードインローラの衝突を防ぐ値にすると共に、前記リードインローラ部の自動紙通し装置によるウェブ通し後に、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にするように前記駆動源を制御する制御装置を備えたことを特徴とするリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
  14. 更に、自動ウェブ通し装置を備え、
    前記制御装置は、前記自動ウェブ通し装置の始動ボタンをONとすることにより、前記隙間量を予め定められた値にするように前記駆動源を制御することを特徴とする請求項13に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
  15. 更に、自動ウェブ通し装置と、該自動ウェブ通し装置がリードインローラ部のウェブ通しを完了したことを検出する第2の検出器とを備え、
    前記制御装置は、前記第2の検出器のリードインローラ部のウェブ通し完了の検出に応じて、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にするように前記駆動源を制御することを特徴とする請求項13に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
  16. 前記第2の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出する検出器であることを特徴とする請求項15に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
  17. 前記第2の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させるパルス発生器であることを特徴とする請求項15に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
  18. 更に、自動ウェブ通し装置を備え、
    前記制御装置は、前記自動ウェブ通し装置のウェブ通しが完了した後に、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にするように前記駆動源を制御することを特徴とする請求項13に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
  19. 更に、前記自動ウェブ通し装置がウェブ通しを完了したことを検出する第3の検出器を備え、
    前記制御装置は、前記第3の検出器のウェブ通し完了の検出に応じて、前記隙間量を前記入力されたウェブのウェブ厚に応じた値にするように前記駆動源を制御することを特徴とする請求項18に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
  20. 前記第3の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出する検出器であることを特徴とする請求項19に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
  21. 前記第3の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させるパルス発生器であることを特徴とする請求項19に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
  22. 更に、自動ウェブ通し装置と、
    前記自動ウェブ通し装置がリードインローラ部の手前に到着したことを検出する第4の検出器とを備え、
    前記制御装置は、前記第4の検出器が自動ウェブ通し装置を検出した時、前記一対のリードインローラの隙間量が前記予め定められた値になっていなかった場合、前記自動ウェブ通し装置に停止信号を出力することを特徴とする請求項13に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
  23. 前記第4の検出器は、自動ウェブ通し装置のリード又はチェーン先端を検出する検出器であることを特徴とする請求項22に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
  24. 前記第4の検出器は、自動ウェブ通し装置の移動と同期してパルスを発生させるパルス発生器であることを特徴とする請求項22に記載のリードインローラ隙間調整機構の隙間調整装置。
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