JP2703746B2 - ドリリングモジュール - Google Patents

ドリリングモジュール

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JP2703746B2
JP2703746B2 JP7283782A JP28378295A JP2703746B2 JP 2703746 B2 JP2703746 B2 JP 2703746B2 JP 7283782 A JP7283782 A JP 7283782A JP 28378295 A JP28378295 A JP 28378295A JP 2703746 B2 JP2703746 B2 JP 2703746B2
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drilling
fixed roller
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政計 柿本
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ユーエイチティー株式会社
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機に隣設して
横一列に設置して使用され、印刷機から進入するプリン
トサーキットボード、プリントライティングボード等の
ワークをそのまま水平状に送り動させながら基準孔を穿
孔することができる高速穿孔に最適なドリリングモジュ
ールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリントサーキットボード、プリ
ントライティングボート等のワークを対象とした穿孔装
置は特願平5−300295号に開示されているように
X方向への送り量が制御可能な移動部に設けたフィンガ
ーでワークを把持し、この移動方向と直交するY方向に
移動量制御可能なドリル機構を複数列配設し、該移動部
と各ドリル機構の相対的な移動でもってワークに後工程
で多数個取りされる各プリント基板の対角コーナーに基
準孔を穿孔している。因みに、このワークはスリッター
で裁断し、得られた各プリント基板を対角コーナーの基
準孔を利用してセットし、プレスで所望部分が打ち抜き
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記する穿孔
装置での基準孔の穿孔は印刷済みのワークを多層積み
し、このワークを1枚宛バキュームハンドで吸着し、そ
れをフィンガーで受けとってからワークを移動させるこ
と及び各ドリル機構がワークに対して相対的に移動して
基準孔を穿孔することから等から、印刷機の高速化に適
応したスピートで基準孔の穿孔が行えない根本的な問題
がある。
【0004】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、印刷機に隣設して横一列に並
べて使用され、高速化する印刷機の処理能力に応じてX
方向に送り動させながら多数個取りされる各プリント基
板に基準孔を穿孔することが可能であり、且つ基準孔の
ピッチ間隔にも自在に応じることができるドリリングモ
ジュールを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、印刷機に隣設して横一列に並設
されるドリリングモジュールであって、相対する側面に
入口、出口を有する機体と、その機体内に複数列平行に
配設され、中央部をワーク搬送空間とするX・Y両方向
に位置調節可能なドリル機構と、その両サイドのドリル
機構を挟んで前記入口側、出口側各々に配設され入口か
ら進入するワークを挟持してX方向に送り動し出口から
排出する回転量制御可能な固定ローラ機構と、ドリル機
構間に前記固定ローラ機構と同一Y方向位置に配設さ
れ、前記固定ローラ機構と同期して回転し挟持するワー
クをX方向に送り動するX方向移動可能な中間ローラ機
構と、その中間ローラ機構を所望移動位置で移動不能に
固定する固定手段と、前記固定ローラ機構の駆動部を制
御する制御部に連絡され入口から進入するワークを検出
するワーク検出手段とを備えていることを要旨とする。
【0006】上記技術的手段よる作用は次の通りであ
る。各ドリリングモジュールのドリル機構はワークにお
ける所望の穿孔対象のあるマーク(基準孔穿孔用のマー
ク)のピッチ間隔をもって位置調節され、固定ローラ機
構は印刷機から送られて進入するワークや隣設するドリ
リングモジュールに進入するワークをワーク検出手段が
検出するとそのワークを挟持して前記ドリル機構におけ
るドリル真上に前記穿孔対象のマークを送り動させる設
定送り量となるように固定ローラ機構の駆動部を制御し
ている。そのため、印刷機に対して横一列に並設された
各ドリリングモジュールを通過する度に穿孔対象となっ
ているマークだけがそのピッチ間隔をもって位置調節し
たドリル機構のドリルの真上に位置するように固定ロー
ラ機構と中間ローラ機構とで挟持してワークを送り動
し、そこで基準孔を穿孔し、下流のドリリングモジュー
ルへと逐次送り込む。ドリル機構の位置調節時には中間
ローラ機構は必要に応じてX方向に移動され、そこで固
定される。即ち、穿孔対象となるマークへの穿孔を各ド
リリングモジュールのドリル機構で役割分担すると共
に、ワーク検出手段で検出によって開始される固定ロー
ラ機構でのワークの送り量をドリル機構のドリル真上に
穿孔対象となるマークが送り込まれる量に設定してお
く。これにより固定ローラ機構と、中間ローラ機構でワ
ークを挟持して送り動しながら、各ドリリングモジュー
ルが役割分担した所望の穿孔対象のマークだけをそのド
リル機構で穿孔して順次下流のドリリングモジュールに
送り込み、最終的にワーク1枚で多数個取りされる各プ
リント基板の対角コーナー等全ての基準孔を穿孔する。
従って、印刷機に所望数横一列に隣設して並設すること
によって、印刷機の出口から直接ワークを進入させて送
り動させながら多数の基準孔を印刷機の印刷スピードに
即応して穿孔していくことが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面は実施の形態のドリリングモ
ジュールを示している。符号Aはドリリングモジュー
ル、a1はその機体、a2はドリル機構、a3は固定ロ
ーラ機構、a4は中間ローラ機構、a5はワーク検出手
段である。
【0008】このドリリングモジュールAは、印刷機
(図8参照)Bに隣設する側面に入口1を、その側面と
対向する側面に出口2を各々開口した機体a1に、X、
Y方向に平行な複数列のドリル機構a2、そのドリル機
構a2へのワーク送り用の固定ローラ機構a3、X方向
に移動可能な中間ローラ機構a4、その中間用ローラ機
構a4の固定手段a6、ワーク検出手段a5等を設けて
構成されている。
【0009】このドリル機構a2は図1に示すように中
間部のワーク搬送空間13を前記入口1、出口2と同一高
さに位置させて前記ドリリングユニット3複数列をX、
Y方向位置調節可能に構成している。このドリリングユ
ニット3は、図1や図4に示すように中間部を前記のよ
うにワーク搬送空間13とする側面視略コの字状を呈して
なり、ワーク搬送空間13を挟む下側の支持部23にドリル
(図示せず)をZ軸移動機構(図示せず)に連絡して収
容すると共にそのドリルの微調整機構(図示せず)を備
え、上側の支持部33内にそのワーク100 の隅部に付され
ているマーク101 に照光を照射する照明手段(図示せ
ず)、そのマークから反射される反射像を受像するCC
Dカメラ(図示せず)、CCDカメラで受像する映像信
号を2値化等処理する画像処理部(図示せず)、その2
値化画像を表示するモニタ(図示せず)、2値化画像を
モニタのカーソル中心から探査してマーク101 の中心を
検出する中央処理装置(図示せず)等を備えて、送り動
されたワーク100 のマーク101 中心に前記ドリルが位置
するように微調整機構を補正動する周知の構造になって
いる。
【0010】ドリル機構a2のX方向の位置を調節する
その手段4は、図2乃至図4に示すように機体a1の入
口1と出口2とを有する両側面に沿うようにその入口1
と出口2の下位レベルに平行に2本のYガイド軸14、14
を横設し、該Yガイド軸14、14にY軸スライダー24、24
をスライド可能に外嵌合し、その両Y軸スライダー24、
24に亘ってX支持軸34、34を複数本横架すると共に、両
Y軸スライダー24、24に亘ってスクリュー44を横架固定
し、各ドリリングユニット3から垂設する支部43に設け
たボス部53、53に前記X支持軸34、34を貫挿させ、且つ
前記スクリュー44をその支部43を遊貫挿させ、スクリュ
ー44に設けたプーリ54を回転させるサーボ系、パルス系
のモータ64を同支部43に設けて構成されており、各ドリ
リングユニット3から垂設する支部43内のモータ64の正
逆回転を制御することで各ドリリングユニット3がその
ワーク搬送空間13を前記入口1、出口2と同一高さ位置
でX支持軸34、34に沿って個別にX方向に移動するよう
になっている。
【0011】また、ドリル機構a2のY方向の位置を調
節するその手段5は、図3及び図4に示すように前記Y
ガイド軸14、14片端の軸受け部74近傍に設けたパルス
系、サーボ系のモータ15に直結する第1駆動プーリ25と
複数の従動プーリ35…とに亘って第1ベルト体45を巻装
する。詳細には第1ベルト体45の左右中間部45a、45a
が前記両Y軸スライダー24、24に沿って同一方向(前方
または後方)に前進・後進するような第1ベルト体45の
掛け渡し関係となる配置関係をもって複数の従動プーリ
35…を配設し、その第1ベルト体45の左右中間部45a、
45aに各々前記Y軸スライダー24、24からの垂設部24
a、24aを取付て、そのモータ15を正逆方向に回転させ
ることで複数列のドリリングユニット3をそのワーク搬
送空間13を前記入口1、出口2と同一高さ位置にドリリ
ングユニット3…を一緒にY方向に移動させる。
【0012】これにより、複数列のドリリングユニット
3は、そのワーク搬送空間13が丁度入口1、出口2と同
じ高さ位置でもってX、Y両方向に位置調節される。
【0013】固定ローラ機構a3は、図1に示すように
前記機体a1における入口1と出口2との近傍であって
前記ドリル機構a2の前方に配設され、また中間ローラ
機構a4は、その各ドリル機構a2を挟んで固定ローラ
機構a3と同一Y方向の位置に配設されている。尚、こ
の中間ローラ機構a4は、図示するようにドリル機構a
2と出口2側の固定ローラ機構a3との間に配設しても
良いものである。
【0014】固定ローラ機構a3は、図5に示すように
前記Yガイド軸14、14の前半部上において前記入口1と
出口2上の機体a1の側面間に亘って平行に横架した2
本のX支軸6、6の両端に固定された縦長矩形状の支持
体7に装備され、また図4、図6に示すように中間ロー
ラ機構a4は同X支軸6、6にX方向移動可能に外嵌し
た縦長矩形状の支持体7に装備されており、入口1側に
設けた固定ローラ機構a3にのみその支持体7の後面部
上に駆動ユニット17を設け、この駆動ユニット17の駆動
力でもって出口2側に設けた固定ローラ機構a3と共に
中間ローラ機構a4が従動する構成になっている。
【0015】固定ローラ機構a3各々及び中間ローラ機
構a4は共に、図5に示すように、支持体7でX方向に
対して直交する上下のローラ8、9を支持すると共に、
その上ローラ8を下ローラ9方向に下動する第1エアー
シリンダ10等を備えている。
【0016】上ローラ8は、支持体7の下面に凹設した
前後一対のガイド凹部27に対してガイドピン37を上下方
向に摺動可能に挿嵌し、そのガイドピン37の先端に固定
した基部47の前後から垂設する一対の支持腕57、57に亘
って回転可能に軸支されている。また、この上ローラ8
の下位には、後述するギヤーボックス11と支持体7の前
面から垂設する下ローラサポート12とに亘って下ローラ
9が軸支され、この上ローラ8と下ローラ9とで形成さ
れる挟持空間が丁度前記入口1、出口2とX方向の位置
を同じくして同一高さになる。
【0017】また、第1エアーシリンダ10は、支持体7
内に装設され、ロッド10’で前記基部47を下動させて上
ローラ8と下ローラ9とでワーク100 を挟持するように
なっている。尚符号16は、支持体7内に一端を係止し、
他端を前記基部47に係止した引っ張りバネであり、ワー
ク挟持時には前記第1エアーシリンダ10はこの引っ張り
バネ16の引っ張り力に抗して上ローラ8を下動させるこ
とになる。
【0018】前記両固定ローラ機構a3、中間ローラ機
構a4はその支持体7後側下端にギヤーボックス11を備
えると共に、該ギヤーボックス11に噛み合う上下ギヤー
18、19を内設しており、上ギヤー18を前記上ローラ8に
フレキシブルシャフト20を介して接続すると共に、下ギ
ヤー19を前記下ローラサポート12で軸支されない前記下
ローラ9の他端側の中心軸9’に設けている。
【0019】前記両固定ローラ機構a3、a3、中間ロ
ーラ機構a4の上ギヤー18に駆動力を伝達する伝達手段
は、前記駆動ユニット17とそれに連絡するベルト伝達機
構200 とで構成されている。
【0020】駆動ユニット17は、図1、図5に示すよう
に入口1側の固定ローラ機構a3における支持体7の後
面部に一体的に設けたブラケット17aに支持されるサー
ボモータ17b(駆動部)と、サーボモータ17bのその駆
動プーリ17eに第2ベルト体17cを巻装する第1従動プ
ーリ17dとからなっている。
【0021】ベルト伝達機構200 は、各ローラ機構a
3、a4に共通する共通機構201 と前記駆動ユニット17
からの伝達力を共通機構201 に伝達する中間伝達機構20
2 とから構成される。
【0022】この共通機構201 は、図1、図5、図6、
図7に示すように各ローラ機構a3、a4における支持
体7の後面部中高部位に軸支した第2従動プーリ201 a
と、前記上ギヤー18の中心軸18’に軸支した第3従動プ
ーリ201 bとに亘って第3ベルト体201 cを巻装して形
成されている。
【0023】前記中間伝達機構202 は、多数個の中間用
従動プーリとそれに亘って掛け渡されるベルト体とで構
成されている。この中間用従動プーリは、詳細には図5
乃至図7に示すように第1中間用従動プーリから第4中
間用従動プーリまである。第1中間用従動プーリ202 a
は前記駆動ユニット17の第1従動プーリ17dと同軸に設
けられている。第2中間用従動プーリ202 bは、両固定
ローラ機構a3、a3、中間ローラ機構a4、a4の前
記第2従動プーリ201 aと同軸に設けられている。第3
中間用従動プーリ202 cは、入口1側の固定ローラ機構
a3の第2従動プーリ201 aのすぐ上若干後方部位、中
間ローラ機構a4においては第2従動プーリ201 aの若
干上位の挟む部位に、更には出口2側の固定ローラ機構
a3の第2従動プーリ201 aの真上及びその前方位置に
各々設けられている。第4中間用従動プーリ202 dは、
入口1側の固定ローラ機構a3における前記第3中間用
従動ローラ202 cの上に近接して設けられている。これ
ら第1乃至第4中間用従動プーリ202 a、202 b、202
c、202 dに亘って図1、図7に示すように第4ベルト
体202 eを掛け渡すことで、サーボモータ17bの回転が
第4ベルト体202 eを介して第3ベルト体201 cに伝達
されて上下ギヤー18、19を回転させるようになる。
【0024】中間ローラ機構a4の固定手段a6は、図
6に示すように前記支持体7に側面視矩形状の横孔21を
開孔し、その横孔21内に機体a1にX方向に横架固定し
た線条材22を挿通し、その横孔21底に線条材22をその横
孔21の天井壁部21aに押さえ付けて挟持する第2エアー
シリンダ23を装設して構成され、X支軸6をガイドとし
てX方向に移動させた適宜位置で固定できるようになっ
ている。また、この中間ローラ機構a4には、その駆動
伝達力が前記のように掛け渡した第4ベルト体202 eで
伝達力が付与される構造になっていることから、X方向
に移動させても駆動伝達力の伝達が損なわれない。
【0025】ワーク検出手段a5は、図1に示すように
入口1側の固定ローラ機構a3を支持する支持体7の入
口1側の側面に設けられ、入口1から進入するワーク10
0 を検出して各第1エアーシリンダ10を作動させ且つサ
ーボモータ17bを回転させるスタート用のセンサー401
(光電スイッチ等)と、その支持体7の逆側の側面に設
けられ、前記ワーク100 を検出してからワーク100 の送
り込み量に相当する設定回転量だけサーボモータ17bを
作動させるように制御部300 を制御する送り込み用セン
サー402 (光電スイッチ等)とからなっている。
【0026】前記送り込み用センサー402 がワーク100
を検出してからのサーボモータ17bの回転数、即ち送り
込み量は各ドリリングモジュールAごとに制御部300 で
設定する。
【0027】次に本発明の実施の態様の作用について説
明すると、本発明の実施の態様のようにドリリングユニ
ット3を2つ平行に備えたドリル機構a2を有するドリ
リングモジュールAでは、各ドリリングユニット3で穿
孔対象となる2個のマークに基準孔を穿孔するため、図
示するようにプリントサーキットボード、プリントライ
ティングボード(ワーク)からプリント基板を4個取り
する場合には計8個の基準孔を穿孔する必要故に4体の
ドリリングモジュールAを出口2を入口1に近接して印
刷機Bから横一列に並設する(図8)。そして、各ドリ
リングモジュールAにおいて、2つのドリリングユニッ
ト3の位置をX方向に平行な穿孔対象となる2つのマー
ク間隔をおいてセットし、その送り込み用センサー402
で開始されるサーボモータ17bでの設定送り量、即ち回
転数をその2つのマークが2つのドリリングユニット3
のドリル真上に位置する量に制御部300 で設定してお
く。この時、中間ローラ機構a4はそれに伴って平行移
動させ所望位置、即ち固定ローラ機構a3で送り動され
てくるワーク100 を安定して下流に送り動できる位置に
固定しておく。これによりワーク100 が入口1から進入
してスタート用のセンサー401 が検出すると固定ローラ
機構a3の駆動源であるサーボモータ17bが回転を開始
すると共に前記第1エアーシリンダ10で上ローラ8が下
動されてワーク100 を挟持し、ワーク100 が送り込み用
センサー402 で検出されて、中間ローラ機構a4の上下
ローラ8、9と共にワーク100 を挟持して設定量だけ送
り動させて前記2つの穿孔対象となるマーク101 をドリ
リングユニット3のドリル直上に送り込み、そこでマー
ク101 の中心位置を検出し、微調整機構でドリルを補正
動させ穿孔する。その後、ワーク100 は出口2から隣設
するドリリングモジュールAの入口1から進入し、その
ドリリングモジュールAで設定された他2個の穿孔対象
となっているマーク101 を同様に穿孔する。横一列に設
置される各ドリリングモジュールAには穿孔対象となる
各々2個のマーク101 がドリリングユニット3のドリル
直上に位置するように固定ローラ機構a3によるワーク
の設定送り量が設定されており、ドリルはそのマーク10
1 が真上に達して一時停止した時同様に基準孔102 を穿
孔していく。即ち、各ドリリングモジュールAが役割分
担して2個の穿孔対象になっているマーク101 だけを各
ドリリングモジュールAのドリルで穿孔し、計4体の使
用で最終的にプリントサーキットボード、プリントライ
ティングボード(ワーク)1枚で多数個取りされる各プ
リント基板の対角コーナー全てに基準孔102 (8個)を
穿孔する。
【0028】尚、本実施の形態ではドリリングユニット
を2個配設した場合を説明しているが、ドリリングユニ
ットをそれ以上有するドリリングモジュールであっても
良いものである。また、中間ローラ機構は固定ローラ機
構の駆動力をもって駆動するものではなく、個別にサー
ボモータを備え、それによって固定ローラ機構と同期し
て駆動するものであっても良いものである。
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、印
刷機に隣設して横一列に並設することによって印刷機か
ら排出されるワークをそのまま挟持してX方向に送り動
させながら1枚のワークから多数個取りされる各プリン
ト基板に基準孔を穿孔することができる便利なドリリン
グモジュールを提供できる。そのため、印刷機が高速処
理されるものであっても、印刷機の高速化にも即応した
スピードで基準孔を穿孔することが可能となり、印刷処
理、基準孔穿孔、プレスまでの全体処理時間の大幅な短
縮化を図ることができる。しかも、1枚のワークから得
られるプリント基板の数が多くとも少なくとも、それに
ならって印刷機へのドリリングモジュールの並設数を増
減させて対処でき、便利である。その上、ドリル機構の
X、Y方向の位置設定が可能であることから、どのよう
なピッチの縦横間隔の基準孔でも穿孔できるバリエイシ
ョンを持たせることができる。しかも、中間ローラ機構
はX方向に移動固定可能であることから、穿孔対象とな
るワークの大きさに関わらず、ワークを安定して送りな
がら、基準孔を穿孔していくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ドリリングモジュールの正面図で一部切
欠して示す。
【図2】図1の(2)−(2)線断面図。
【図3】図1の(3)−(3)線断面図。
【図4】図1の(4)−(4)線断面図。
【図5】入口側の固定ローラ機構部分の側面断面図。
【図6】中間ローラ機構部分の側面図で一部切欠して示
す。
【図7】両固定ローラ機構、中間ローラ機構に掛け渡さ
れる同期駆動用のベルト体の掛け渡し関係を示す概略
図。
【図8】印刷機に隣設してドリリングモジュール多数体
を設置して基準孔を穿孔している状態を示す。
【符号の説明】
A :ドリリングモジュール a1:機体 1 :入口 2 :出口 13 :ワーク搬送空間 a2:ドリル機構 a3:固定ローラ機構 a4:中間ローラ機
構 a6:固定手段 17b:駆動部(サー
ボモータ) 300 :制御部 a5:ワーク検出手
段 B :印刷機 100 :ワーク 101 :マーク 102 :基準孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機に隣設して横一列に並設されるド
    リリングモジュールであって、相対する側面に入口、出
    口を有する機体と、その機体内に複数列平行に配設さ
    れ、中央部をワーク搬送空間とするX・Y両方向に位置
    調節可能なドリル機構と、その両サイドのドリル機構を
    挟んで前記入口側、出口側各々に配設され入口から進入
    するワークを挟持してX方向に送り動し出口から排出す
    る回転量制御可能な固定ローラ機構と、ドリル機構間に
    前記固定ローラ機構と同一Y方向位置に配設され、前記
    固定ローラ機構と同期して回転し挟持するワークをX方
    向に送り動するX方向移動可能な中間ローラ機構と、そ
    の中間ローラ機構を所望移動位置で移動不能に固定する
    固定手段と、前記固定ローラ機構の駆動部を制御する制
    御部に連絡され入口から進入するワークを検出するワー
    ク検出手段とを備えていることを特徴とするドリリング
    モジュール。
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