JP2000051916A - ストリップ圧延におけるストリップ挙動を修正するための方法および装置 - Google Patents

ストリップ圧延におけるストリップ挙動を修正するための方法および装置

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JP2000051916A
JP2000051916A JP11209612A JP20961299A JP2000051916A JP 2000051916 A JP2000051916 A JP 2000051916A JP 11209612 A JP11209612 A JP 11209612A JP 20961299 A JP20961299 A JP 20961299A JP 2000051916 A JP2000051916 A JP 2000051916A
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JP
Japan
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strip
internal stress
roll
tensile internal
tensile
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JP11209612A
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English (en)
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Stella M Sudderth
ステラ・エム・サダート
Daniel H Hugh
ダニエル・エイチ・ヒュー
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SMS Siemag AG
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SMS Schloemann Siemag AG
Schloemann Siemag AG
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/68Camber or steering control for strip, sheets or plates, e.g. preventing meandering

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロールスタンドによりストリップを圧延する
際にストリップ挙動を修正するための方法および装置を
提供すること 【解決手段】 走出するストリップの相対している側に
おいて、引張り内部応力を現示する測定値を測定し、制
御回路において実際値を引張り内部応力の差を計算し、
実際値が基準値と相違する際に、ストリップ走行を少な
くとも一つのロールスタンド1の圧延圧下力を調整す
る。引張り内部応力を現示する測定値を測定するための
手段、実際値として引張り内部応力値の差を計算し、基
準値と比較して、少なくとも一つのロール間隙形状を変
更するための圧下システムのための調節信号を形成する
ための調節装置が設けられている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、少なくとも一つの
ロールスタンドによりストリップを圧延する際にストリ
ップ挙動を修正するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二つのロールスタンドから成る圧延ライ
ンにあっては、第一のロールスタンドにおいて比逆引張
り内部応力(spezifische Rueckspannung) が僅かである
ことにより、ストリップが均一に挙動せずに、側方へと
偏位してしまうと言う問題が生じる。
【0003】ストリップの側方への偏位が目で見られる
ようになってからストリップの調整を開始しては遅すぎ
る。ストリップは烈断されるか、或いは過圧延による欠
陥が生じる。このようなことの結果として、ロールが損
傷し、このことはロール交換を余儀なくし、また相応し
てストリップ屑の発生を伴う。
【0004】ヨーロッパ公開特許第0 752 285
号明細書から、幅全体にわたって不一様な厚み分布およ
び/または長さ分布を有しているストリップを圧延する
方法および装置が知られている。この方法と装置とによ
り、このようなストリップの挙動を補正することが可能
である。この目的のため、圧延機の入側或いは出側に設
けられていてかつそのストリップに対する位置が旋回可
能な少なくとも一つの制御ローラが設けられている。測
定装置により、ストリップの幅全体にわたる引張り内部
応力分布(Zugspannungsverteilung)が測定され、測定さ
れた引張り内部応力分布に相応して制御ローラが、測定
された引張り内部応力分布が基準値に相当するまで移動
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、上記の公知の技術を基礎として、例えば移動可能
な制御ローラのような付加的な調整装置を必要とするこ
となく、特に圧延の際に僅かなリターン・トラバースを
有するストリップの挙動を調節するための方法および装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、方法の特
許請求の範囲の請求項1の特徴部に記載の特徴により、
また装置の特許請求の範囲の請求項6の特徴部に記載の
特徴により解決される。
【0007】本発明による方法にあっては、走出するス
トリップの相対している側において、引張り内部応力を
現示する測定値を測定し、これに引続いて制御回路にお
いて実際値として引張り内部応力値の差を計算するこ
と、および実際値が基準値と相違する際に、ストリップ
走行を少なくとも一つのロールスタンドのロール圧下力
を調整することにより修正することを提案している。
【0008】引張り内部応力を現示する測定値は、例え
ば面に対する比率での引張り内部応力値を生じる力であ
る。同様に、この引張り内部応力と計算上切っても切り
離されない関係にある他のすべての様式の測定値を記録
することが可能である。このことは、引張り内部応力値
の間接的な測定が行なわれることを意味している。
【0009】基準値とは、零の引張り内部応力の差に相
当するロール間隙内の引張り内部応力分布を意味する。
必要に応じて、他の基準値も同様に予め設定可能であ
る。
【0010】本発明は、ストリップの目で見られるよう
な側方の挙動が生じる以前に既に、ストリップの出側に
おいて適当な手段により測定される変化した力もしくは
応力によるストリップ挙動の変化を測定することが可能
であると言う認識を基礎としている。ストリップ調整
は、本発明により、測定された引張り内部応力値とロー
ルスタンドのロール間隙の変化との直接的な結合によっ
て行なわれる。これにより、ストリップ調整が、例えば
公知の旋回可能な制御ローラのような付加的な装置を使
用することなく可能である。
【0011】特に、ストリップの送り方向で見て、ロー
ルスタンドの後方でかつストリップに対して横方向で設
けられている引張り内部応力測定装置を経て走行して来
るストリップ部分における引張り内部応力値が測定され
る。
【0012】ロール間隙の形状は、このロール間隙内の
引張り内部応力分布がワークロールの中心線に対して再
び対称的になるように変えられる。このことは、ストリ
ップがロールスタンド内の中央において走り、側方への
偏位移動が阻止されることを可能とする。
【0013】上記の方法を実施するために、以下の特
徴、即ち引張り内部応力を現示する測定値を測定するた
めの手段、この値を基礎として引張り内部応力値の差を
計算し、基準値と比較して、ロールスタンドのロール間
隙を変更するための圧下システムのための調節信号を形
成するための調節装置とが設けられていることを特徴と
する装置を提案する。
【0014】調節はロールスタンド内のロールの圧下
(旋回)の変化を経て行なわれ、付加的な制御ローラを
使用することなく行なわれる。
【0015】引張り内部応力を現示する値を測定するた
めの手段は、この課題を充足する手段であればどのよう
な様式の手段であってもよい。
【0016】引張力り応力値を測定するために、ストリ
ップ送り方向で見て、ロールスタンドの後方にかつスト
リップ走行に対して横方向にストリップ引張り内部応力
測定装置を設けることを提案する。値はその都度ストリ
ップ引張り内部応力測定装置の駆動側および操作側にお
いて測定される。
【0017】特に優れた発明の実施の形態にあっては、
測定手段はロードセルである。ストリップの知られてい
る或いは算出された面挙動を経て引張り内部応力値への
換算が行なわれる。
【0018】駆動側とは、この発明に関連して、ロール
スタンドの駆動機構を備えている側面に所属しているス
トリップの側面を意味する。これに対して、操作側はロ
ールスタンドの自由に接近および退出可能な他方の側面
である。
【0019】優れた発明の実施の形態は、二つのタンデ
ムロールスタンドとそれらの両ロールスタンド間に設け
られている一つのストリップの引張り内部応力測定装置
から成ることである。
【0020】以下に添付した図面に図示した発明の実施
の形態につき本発明を詳細に説明する。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に示した圧延ラインは二つの
ロールスタンド1と1′とから成り、これらのロールス
タンドはそれぞれ二つのワークロール2a,2bと2
a′と2b′および二つのバックアップロール3a,3
bと3a′と3b′とから構成されている。両ロールス
タンド1と1′の間には、ストリップ引張り内部応力測
定装置4が設けられている。圧延されるべきストリップ
5はローラ6a,6bを経て第一のロールスタンド1を
介してストリップ走行方向(矢印方向)で送られ、次い
でこのストリップ引張り内部応力測定装置4を経て第二
のロールスタンド1′内に走入する。
【0022】ストリップ5の駆動側Aと操作側Bに設け
られている二つのロードセル7,7′により、ストリッ
プ5の両側における引張り内部応力値が測定され、図示
していない調節装置に与えられる(図2参照)。この調
節装置は調節信号を図示していない圧下システムに与
え、この圧下システムはロールスタンド1内のロール間
隙を自動的に調節し、従ってロール間隙内の引張り内部
応力分布を基準分布に、即ち対称的な分布に適合され
る。
【0023】図2には上方のワークロール2a′とその
長手方向の中心線のみが図示されている。
【0024】従って、ストリップ挙動修正システムとし
ての本発明による装置は、引張り内部応力値測定部、調
節装置(図示していない)並びにロールスタンド1のロ
ール間隙のための制御回路内で作動する圧下システム
(図示していない)とから成る。
【0025】この制御回路は手操作により、例えば案内
値を変えることにより行うことが可能である。
【0026】図3aと図3bには、二つの曲線で、駆動
側Aと操作側Bにおける引張り内部応力の差値を、時間
との関連において示されている。正の値は駆動側Aの引
張り内部応力が操作側Bにおける引張り内部応力よりも
大きいことを意味している。
【0027】駆動側の引張り内部応力が時間と共に大き
く上昇してきた場合、ロール間隙内の引張り内部応力分
布は非対称的になる。両引張り内部応力の差は正である
(図3aと図3b参照)。
【0028】ストリップ挙動を修正するには、駆動側の
ロール間隙を小さくしなければならない。これは、ロー
ルの圧下力を変えることにより行なわれる。ロール間隙
のこの変更は、本発明により自動的な調節システムによ
って行なわれる。同様に、記録された引張り内部応力値
に依存した調節を手操作により行うことが可能である。
【0029】図3bには、ストリップの操作側における
上昇した引張り内部応力の場合が示されている。両側に
おいて測定された引張り内部応力間の差は時間とともに
ますます大きくなる。このことは、図3bにおける負の
値に関した値が上昇していることを示している。ストリ
ップ挙動の調節は操作側におけるロール間隙を小さくす
ることにより行なわれる。
【0030】ロール間隙に対するこの調節された適合に
より、ロール間隙内の対称的な恒常の引張り内部応力分
布が保証される。これにより、ストリップがロールスタ
ンドの中央を走行し、側方への偏位が阻止される。
【0031】説明をより明確にするために図4a,図4
b,図4cに三つの場合のロール間隙W内の引張り内部
応力分布を示した。第一の場合(図4a)にあっては、
非対称的な引張り内部応力分布が現出している。操作側
Bにおける引張り内部応力は駆動側Aにおける引張り内
部応力よりも大きい。駆動側と操作側における引張り内
部応力値の差は総じて負である。ストリップ挙動の調節
は、操作側におけるロール間隙の形状を小さくすること
によって、即ちロールを操作側に旋回させることによっ
て行なわれる。従って、引張り内部応力分布はロールの
中心線の周囲で均一となる。ロール間隙内の対称的な引
張り内部応力分布が達せられる。
【0032】図4bはロール間隙内の対称的な引張り内
部応力分布を示している。従って、引張り内部応力値の
差は零である。
【0033】駆動側Aにおいて比較的大きな応力を有し
ている非対称的な引張り内部応力分布の場合、引張り内
部応力分布は図4cに示すようになる。引張り内部応力
値の差は正である。ストリップの走行の調節と加減は駆
動側Aにおけるロール間隙を小さくすることによって行
なわれる。
【0034】提案された方法と装置は、特に一段の或い
は多段のロールスタンドを備えている熱間圧延機或いは
冷間圧延機に使用される。
【0035】
【発明の効果】本発明による方法および装置により、被
圧延材の圧延ライン内における通板の際のストリップの
偏位および状態、即ち走行挙動の修正が極めて容易にか
つ正確に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】二つのロールスタンドから成る圧延ラインの概
略側面図ある。
【図2】図1による圧延ラインの部分平面ずである。
【図3】(駆動機構側−操作側)測定された引張り内部
応力の時間による差を示しているダイヤグラムである。
【図4】ストリップ送り方向で引張り内部応力測定装置
の手前に設けられているロールスタンドのロール間隙内
の引張り内部応力を示す図である。
【符号の説明】
1、1′ ロールスタンド 2a,2a′、2b,2b′ ワークロール 3a,3a′、3b,3b′ バックアップロール 4 ストリップ引張り内部応力測定装置 5 ストリップ 6a,6b ローラ 7,7′ ロードセル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのロールスタンドにより
    ストリップを圧延する際にストリップ挙動を修正するた
    めの方法において、走出するストリップ(5)の相対し
    ている側において、引張り内部応力を現示する測定値を
    測定すること、制御回路内において実際値として引張り
    内部応力値の差を計算すること、および実際値が基準値
    と相違する際に、ストリップ挙動を少なくとも一つのロ
    ールスタンド(1)のロール圧下力を変えるこちにより
    修正すること、を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 ストリップ送り方向で見て、ロールスタ
    ンド(1)の後方でかつストリップ(5)に対して横方
    向で設けられている引張り内部応力測定装置(4)を経
    て走行して来るストリップ部分における測定値を測定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ロール間隙の変更を、駆動側(A)およ
    び操作側(B)の方向でロールスタンドのロールを旋回
    させることにより達することを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 ロール間隙形状を、ロール間隙内におけ
    る引張り内部応力分布がロールスタンドの中心線に対し
    て対称的になるように変えることを特徴とする請求項3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 制御回路が手により操作可能であること
    を特徴とすることを特徴とする請求項1から4までのい
    ずれか一つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも一つのロールスタンドにより
    ストリップを圧延する際にストリップ挙動を修正するた
    めの装置において、引張り内部応力を現示する測定値を
    測定するための手段が設けられていること、実際値とし
    て引張り内部応力値の差を計算し、基準値と比較して、
    少なくとも一つのロールスタンドのロール間隙を変更す
    るための圧下システムのための調節信号を形成する調節
    装置とが設けられていること、を特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 ロードセル(7,7′)が、引張り内部
    応力測定装置(4)の駆動側(A)および操作側(B)
    に、或いはこの引張り内部応力測定装置内に設けられて
    いることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 二つのロールスタンド(1,1′)が相
    前後して、並びにこれらのロールスタンド間に一つの引
    張り内部応力測定装置(4)が設けられていることを特
    徴とする請求項6に記載の装置。
JP11209612A 1998-07-24 1999-07-23 ストリップ圧延におけるストリップ挙動を修正するための方法および装置 Withdrawn JP2000051916A (ja)

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