JP2000051825A - 有機廃棄物の発酵処理装置 - Google Patents

有機廃棄物の発酵処理装置

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JP2000051825A
JP2000051825A JP22402498A JP22402498A JP2000051825A JP 2000051825 A JP2000051825 A JP 2000051825A JP 22402498 A JP22402498 A JP 22402498A JP 22402498 A JP22402498 A JP 22402498A JP 2000051825 A JP2000051825 A JP 2000051825A
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input
waste
fermenter
amount
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Masako Ueda
昌子 上田
Takeshi Takemoto
剛 武本
Setsuo Saito
節雄 斎藤
Masahiko Ishida
昌彦 石田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • C05F17/00Preparation of fertilisers characterised by biological or biochemical treatment steps, e.g. composting or fermentation
    • C05F17/90Apparatus therefor
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発酵槽内を床が悪化しない含油率,含水率に維
持することにより、品質の良いコンポストが得られる有
機廃棄物の処理装置を提供する。 【解決手段】有機廃棄物の投入口4と、投入された有機
廃棄物を発酵させる発酵槽1と、発酵した生成物を取り
出す排出口8とを有する発酵処理装置において、該投入
口より投入される有機廃棄物がどのようなごみ質である
かを予め決められた表示のなかから選択してスイッチを
押すことにより有機廃棄物の投入可能量が表示されるご
み表示入力部21を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、学校,福祉施設,
食堂などで発生する生ごみ等の有機廃棄物を好気性発酵
によってコンポスト化(堆肥化)する有機廃棄物処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、生ごみ,食品加工廃棄物,農畜産
廃棄物,下水汚泥等の有機廃棄物を、堆肥いわゆるコン
ポストに変換して有機肥料として再利用しようとするコ
ンポスト化装置の開発が盛んに行われている。従来、コ
ンポスト化は好気性微生物による発酵であるため、有機
物の分解反応は緩慢であり良質なコンポストを得るに
は、通常10日以上の滞留時間を必要としていた。その
ため、より短時間でより良質のコンポストを得るための
提案が多くなされてきた。例えば、特開平5−23653号公
報に記載のように、有機廃棄物を撹拌・破砕機構のつい
た発酵槽に投入し、50〜60℃の高温で分解反応を行
う高温土壌菌により高速で発酵するようにしたものがあ
る。また、特開平9−72662号公報に記載のように、被処
理物に応じて運転条件を変更するようにしたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生ごみ等の有機廃棄物
を好気性発酵によってコンポスト化する有機廃棄物処理
装置においては、個々の装置によって処理できる水分
量,油分量に限度がある。これを上回る量の水分,油分
を含む廃棄物を発酵槽内に供給すると、有機物の分解率
が低下して、生成コンポストの品質が悪化するだけでな
く、発酵床がスラリー状,団塊状になり、処理の継続が
不可能になる場合がある。このような場合には、発酵床
を全量あるいは一部交換する必要がある。また、駆動系
への負荷が増大し、モータ故障等の原因になる。前記特
開平5−23653号公報及び特開平9−72662 号公報には、
被処理物の含水率,含油率に関する記載はない。
【0004】有機廃棄物処理装置により厨芥を処理する
場合、肉,魚,米飯,野菜,果物等、被処理物の混合比
率によって、澱粉,蛋白,脂肪等の成分の含有率,混合
物の含水率,含油率が変化する。澱粉,蛋白,脂肪等の
成分は微生物によって同様に分解されるのではなく、成
分によって、分解速度や分解の程度に差がある。そのた
め、これらの成分の含有率によって、処理可能な有機物
量が異なってくる。発明者らの研究によると、脂肪は澱
粉や蛋白に比べると分解しにくく、槽内に蓄積しやす
い。そのため、脂肪の多い肉や魚が多く含まれている場
合、特に肉の脂身,魚のあら等脂肪の含有率が高い成分
が多く含まれている場合には、脂肪が分解せずに槽内に
蓄積しやすい。
【0005】本発明の目的は、有機廃棄物の成分組成が
変動し含水率や含油率が変化しても、発酵床が悪化せ
ず、良好に処理を継続できる有機廃棄物の発酵処理装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機廃棄物の
投入口と、投入された有機廃棄物を発酵させる発酵槽
と、発酵した生成物を取り出す取り出し口とを有する発
酵処理装置において、該投入口より投入される有機廃棄
物がどのようなごみ質であるかを予め決められた表示の
なかから選択してスイッチを押すことにより有機廃棄物
の投入可能量が表示されるごみ表示入力部を備えたこと
を特徴とする有機廃棄物の発酵処理装置である。
【0007】係る本発明の発酵処理装置において、ごみ
表示入力部は、投入する有機廃棄物中に占める肉類と魚
類の合計の比率を予め決められた表示の中から選択して
スイッチを押すようにした肉魚比率選択スイッチと、該
スイッチを押すことにより有機廃棄物の投入可能量が表
示されるようにした投入可能ごみ量表示部とを有するこ
とが好ましい。
【0008】また、本発明は、有機廃棄物の投入口と、
投入された有機廃棄物を発酵させる発酵槽と、発酵によ
り生成した生成物の取り出し口とを有する発酵処理装置
において、前記投入口より投入される有機廃棄物がどの
ような組成であるかを予め指定されたごみ質について入
力してスイッチを押すことにより有機廃棄物の投入可能
量が表示されるようにしたごみ表示入力部を備えたこと
を特徴とする有機廃棄物の発酵処理装置にある。ここ
で、予め指定されたごみ質は、肉魚類と野菜と果物と米
飯にすることが好ましい。
【0009】本発明の発酵処理装置は、発酵槽内に既に
投入されている有機廃棄物量を表示する投入ごみ量表示
部をさらに備えることができるし、それは有機廃棄物を
投入するにあたって、発酵槽内にどの程度の有機廃機物
が存在しているかを知る上で望ましい。
【0010】本発明はまた、有機廃棄物の投入口と、該
投入口より投入された有機廃棄物を発酵させる発酵槽
と、該発酵槽で有機廃棄物が発酵して生成した生成物を
該発酵槽から取り出す取り出し口とを有する発酵処理装
置において、該発酵槽内へ水と油の少なくとも一方を吸
収する担体を供給する担体供給手段と、該投入口より投
入される有機廃棄物がどのようなごみ質組成であるかを
予め指定されたごみ質について入力するごみ組成入力手
段と、該ごみ組成入力手段により入力されたごみ質信号
と該発酵槽に既に投入されている投入ごみ量とに基づい
て含油率と含水率の少なくとも一方を演算して前記担体
の供給量を決定する担体供給量制御手段とを備えたこと
を特徴とする有機廃棄物の発酵処理装置にある。
【0011】本発明の有機廃棄物処理装置には、発酵槽
内の有機廃棄物を撹拌する撹拌手段と、該撹拌手段を駆
動する駆動手段と、前記発酵槽内へ空気の給気と排気を
行う通気手段と、発酵槽内を加熱する加熱手段とを更に
備えることができる。
【0012】本発明の発酵処理装置は、発酵槽の内部
を、上部に空間を有する複数の区画に区切り、すべての
区画を貫通して水平方向に延びる回転軸を設けそれに撹
拌腕を固定し、一方の端の区画に有機廃棄物の投入口
を、他方の区画に生成コンポストの排出口を設けてオー
バーフローによって順次移送させるようにし、該発酵槽
に撹拌手段と、加熱手段と、通気手段とを設け、加熱通
気下で、撹拌しながら好気性微生物により発酵させたコ
ンポスト化するようにした発酵処理装置とすることがで
きる。なお、担体には含油率10%以下、含水率15%
以下の生成コンポスト、または生分解性プラスチックを
用いることができる。
【0013】また、発酵槽内に供給された被処理物の重
量を検出する手段からの信号を受け、撹拌手段の回転方
向,回転時間及び回転速度,加熱手段の加熱温度,通気
手段の除湿速度を制御する制御手段を設けることができ
る。
【0014】発明者らの研究によれば、発酵床の悪化に
は床に含まれる水分と油分が関係しており、槽内発酵物
の含水率が50%以上、もしくは含油率が30%以上に
なると、発酵物がスラリー状や団塊状になりやすい。本
発明の有機廃棄物処理装置においては、発酵槽内に投入
される有機廃棄物のごみ質から、投入物中の含水率及び
含油率を求め、槽内発酵物の含水率が50%以上、含油
率が30%以上にならないように、有機廃棄物の投入量
を制限する。また、発酵物の含油率,含水率が上述した
ような床が悪化する範囲内に入らないように、水分並び
に油分を吸収あるいは分散させるための担体を供給す
る。これらにより、本発明の有機廃棄物処理装置におい
ては、床の性状の悪化を防止でき、さらさらした良好な
コンポストを得ることができる。また、床の性状悪化に
よって引き起こされる撹拌・駆動系の故障を防止でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
【0016】(実施例1)図1に、本発明の有機廃棄物
処理装置の一実施例の構成を示す。装置本体は、既に知
られている多段横形撹拌方式の有機廃棄物処理装置であ
る。発酵槽1は、仕切り板2によって2つの区画(上流
側から区画(A),(B)と呼ぶ)1a及び1bに分けら
れている。仕切り板2は発酵槽1の底部から垂直に立ち
上がっており、区画(A)1aと(B)1bは発酵槽の
上部でつながっている。発酵槽1の下部には、圧電式の
重量計測器3が設けられている。区画(A)1aの上方
部分には、有機廃棄物投入口4及び有機廃棄物投入口4
を開閉する蓋5が取り付けられている。また、装置本体
の上部壁面に蓋5の開閉を検知する開閉センサ20を取
り付ける。区画(A)1aの底部には、櫛歯状の固定刃
6が設けられている。区画(B)1bの仕切り板2と対
向する側壁7には、生成コンポストを排出するための排
出口8が形成されており、排出口8から連続して筒状の
排出ガイド9が設けられている。側壁7に隣接して生成
コンポストを収納するための貯留箱10が設けられてい
る。さらに、貯留箱10を取り出すための排出扉11
が、発酵槽1の壁面に設けられている。
【0017】発酵槽1の中心部には、区画(A)1a及
び区画(B)1bを貫通して回転軸12が配設されてい
る。回転軸12には、複数の撹拌腕15が取りつけられ
ている。回転軸12は、一端が駆動手段13に接続され
ている。発酵槽1の底部外壁には、ヒーター(図示せ
ず)が配設されており、発酵槽1内は有機廃棄物が発酵
するのに適した温度に保持される。
【0018】発酵槽1の区画(B)1bの側壁7の上方
には、排気管17が取りつけられており、発酵によって
生じる水蒸気や臭気ガスは、排気ポンプ18を作動させ
ることにより、脱臭部19にて脱臭処理後、系外に排出
される。
【0019】次に、上記のように構成してなる有機廃棄
物処理装置の動作について説明する。発酵槽1には、堆
肥から採取した好気性菌種から成る種菌を最初の運転時
のみ予め所定量いれておく。発酵槽1の区画(A)1a
にて、被処理物Aは、撹拌腕15と固定刃6との間には
さまれて細かく破砕されながら、撹拌混合され、好気性
菌によって分解される。発酵を促進するために、発酵槽
1は50℃〜70℃の適温に保持されている。区画
(A)1aに反応物が蓄積すると、仕切り板2からオー
バーフローし、反応物の一部が区画(B)1bに移動す
る。区画(B)1bに反応物が蓄積すると、排出口8の
下端をオーバーフローしたものが貯留箱10内に落下
し、排出扉11から回収される。
【0020】次に、本発明の装置の制御方法について説
明する。図1中の符号21はごみ表示入力部であり、該
ごみ表示入力部21には、発酵処理を開始するための運
転スイッチ22と、ごみ質を選択するための選択スイッ
チ23が設けられている。例えば、選択スイッチ23と
しては、図2に示すような、ごみ中の肉魚比率を選択す
る選択スイッチ23aを設置する。
【0021】図中1中の符号14は制御手段であり、前
記ごみ表示入力部21からの信号に基づいて、投入ごみ
に含まれる含水率と含油率を計算により求め、投入可能
なごみ量の最大値をごみ表示入力部21に表示し、使用
者に投入可能なごみ量を提示する。なお、投入ごみの含
水率,含油率と処理可能な投入量との関係をあらかじめ
実験により求め、制御手段14に入力しておく。野菜,
果物等、素材別の含水率,含油率の値は、例えば代表的
な野菜,果物について含水率,含油率を実測し、その平
均値を野菜,果物の含油率,含水率とする。また、食品
成分表の分析値,文献値を用いてもよい。
【0022】なお、投入されたごみの重量は、その都
度、ごみ表示入力部21に表示して使用者に示すととも
に、発酵槽内に投入されたごみの投入量と投入日時を制
御手段14にて記憶しておき、ごみ表示入力部21で使
用者が必要に応じ確認できるようにしておく。図2中の
符号24は投入可能なごみ量の計算値、25は実際に投
入されたごみ量の表示例を示したものである。
【0023】選択スイッチには、図3に示すような肉
魚,野菜,果物,米飯の比率を入力するスイッチ23b
を用いてもよい。
【0024】本発明によれば、ごみ質に応じた投入可能
量と、実際に投入されたごみ量を使用者に明示するの
で、ごみ質が変動した場合でも、発酵床を適正な含水率
と含油率の状態に維持でき、さらさらした良好なコンポ
ストを得ることができる。
【0025】(実施例2)図4に本発明の他の実施例の
有機廃棄物処理装置の構成を示す。この装置での有機廃
棄物の処理方法は実質的には実施例1の装置(図1)と
同一である。図1と同一の部材に関しては同一の符号を
つけるとともに、その説明は省略する。
【0026】図4中の符号26は担体を貯留するための
貯留容器であり、あらかじめ担体27を入れておく。ポ
ンプ,スクリューフィーダ等から成る担体供給手段28
により、担体27を担体供給管29を通して、発酵槽1
の区画(A)1a内に所定量投入する。担体としては、
含油率10%以下,含水率15%以下の生成コンポス
ト,生分解性プラスチック等を単独で、あるいは混合し
たものを用いることができる。
【0027】図5に処理フローの一例を示す。実施例1
では、使用者がごみ質を選択すると、ごみ質毎に投入可
能な最大値を計算し、装置外に表示するとともに、実際
に投入されたごみの量を計測・表示して使用者に示し、
良好な状態で処理が継続できるようにしていた。それに
対し、本実施例においては、ごみ質の選択とごみ投入量
の測定値に基づいてごみ中の水分量と油分量を計算し、
ごみ投入直後の床中の含油率乃至含水率を見積もる。そ
して、床中の含油率乃至含水率があらかじめ定めた値を
超えている場合には、水分及び油分を吸収あるいは分散
させるための担体を発酵槽内に添加することにより、床
性状の悪化を防止する。例えば、床含水率が50%を超
える場合、または含油率が30%を超える場合に担体を
添加するのが望ましい。
【0028】図6に処理フローの他の例を示す。図5で
は含水率,含油率が高い場合共に、担体を添加していた
のに対し、本フローでは含油率が高い場合には担体を添
加し、含水率が高い場合には、駆動手段13の回転方
向,回転速度,回転時間,ヒーター16の加熱温度,排
気ポンプ18の除湿速度のうち1つ以上を、除湿が促進
される方向に変更し、除湿を促進させる。なお、担体添
加と除湿促進を組み合わせてもよい。
【0029】本発明によれば、ごみ質を選択するだけ
で、自動で投入量を判断し、床が悪化しないように、担
体を添加したり、運転条件を変更しているため、ごみ
質,投入量が変動した場合でも床が悪化せず、良好なコ
ンポストを得ることができる。
【0030】(実施例3)図7に本発明の他の実施例の
有機廃棄物処理装置の構成を示す。この装置での有機廃
棄物の処理方法は実質的には実施例1の装置(図1)と
同一である。図1と同一の部材に関しては同一の符号を
つけるとともに、その説明は省略する。
【0031】図7中の符号30は投入された有機廃棄物
を一次的に貯留する有機廃棄物貯留手段であり、有機廃
棄物貯留手段に投入された廃棄物はスクリュー等の移送
手段によって発酵槽内に移送される。図7中の符号32
は移送手段31を駆動させるための駆動手段である。
【0032】本発明の装置では、ごみ質の選択結果と有
機廃棄物貯留手段に投入された重量からごみ投入直後の
床含水率を求め、床含水率が50%を超える場合には、
ごみを発酵槽内に分割して投入するようにする。なお、
あらかじめ実験により発酵の過程で水分が除去される速
度を求めておき、一定時間経過後に残りのごみを発酵槽
内に自動で投入されるように設定する。
【0033】本発明によれば、有機廃棄物を分割して発
酵床の含水率を発酵に適した範囲に維持することができ
るので、分解率が高い良好なコンポストを得ることがで
きる。
【0034】
【発明の効果】本発明では、ごみ質を選択して、発酵床
の含水率と含油率とを、良好に発酵処理が行える範囲に
入るように調整するので、ごみ質が変化した場合であっ
ても、床性状の悪化を防止でき、良好なコンポストを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有機廃棄物発酵処理装置の一実施例の
構成を示す図。
【図2】図1の装置の表示入力部の一実施例を示す図。
【図3】図1の装置の表示入力部の他の実施例を示す
図。
【図4】本発明の有機廃棄物発酵処理装置の他の実施例
の構成を示す図。
【図5】図4の装置の動作の一例を示すフローチャー
ト。
【図6】図4の装置の動作の他の例を示すフローチャー
ト。
【図7】本発明の有機廃棄物発酵処理装置の他の実施例
の構成を示す図。
【符号の説明】
1…発酵槽、1a…発酵槽の区画(A)、1b…発酵槽
の区画(B)、2…仕切り板、3…重量計測器、4…廃
棄物投入口、5…廃棄物投入口の蓋、6…固定刃、7…
側壁、8…排出口、9…排出ガイド、10…貯留箱、1
1…排出扉、12…回転軸、13,32…駆動手段、1
4…制御手段、15…撹拌腕、17…排気管、18…排
気ポンプ、19…脱臭部、20…開閉センサ、21…ご
み表示入力部、22…運転スイッチ、23…ごみ質選択
スイッチ、23a…肉魚比率選択スイッチ、23b…ご
み組成入力スイッチ、24…投入可能ごみ量表示部、2
5…投入ごみ量表示部、26…担体貯留容器、27…担
体、28…担体供給手段、29…担体供給管、30…有
機廃棄物貯留手段、31…移送手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 節雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 石田 昌彦 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 4B029 AA04 BB01 CC02 CC07 EA03 EA10 EA16 EA18 EA20 4H061 AA03 CC55 EE66 GG10 GG14 GG49 GG67

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機廃棄物の投入口と、投入された有機廃
    棄物を発酵させる発酵槽と、発酵した生成物を取り出す
    取り出し口とを有する発酵処理装置において、該投入口
    より投入される有機廃棄物がどのようなごみ質であるか
    を予め決められた表示のなかから選択してスイッチを押
    すことにより有機廃棄物の投入可能量が表示されるごみ
    表示入力部を備えたことを特徴とする有機廃棄物の発酵
    処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ごみ表示入力部
    が、投入する有機廃棄物中に占める肉類と魚類の合計の
    比率を予め決められた表示の中から選択してスイッチを
    押すようにした肉魚比率選択スイッチと、該スイッチを
    押すことにより有機廃棄物の投入可能量が表示されるよ
    うにした投入可能ごみ量表示部とを有することを特徴と
    する有機廃棄物の発酵処理装置。
  3. 【請求項3】有機廃棄物の投入口と、投入された有機廃
    棄物を発酵させる発酵槽と、発酵により生成した生成物
    を取り出し口とを有する発酵処理装置において、前記投
    入口より投入される有機廃棄物がどのような組成である
    かを予め指定されたごみ質について入力してスイッチを
    押すことにより有機廃棄物の投入可能量が表示されるよ
    うにしたごみ表示入力部を備えたことを特徴とする有機
    廃棄物の発酵処理装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3において、前記発酵槽内
    に既に投入されている有機廃棄物量を表示する投入ごみ
    量表示部をさらに有することを特徴とする有機廃棄物の
    発酵処理装置。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記ごみ入力表示部
    が、肉魚類と野菜と果物と米飯とについてごみ質の組成
    を入力するごみ組成入力スイッチと、該スイッチを押す
    ことにより投入可能ごみ量が表示されるようにした投入
    可能ごみ量表示部とを有することを特徴とする有機廃棄
    物の発酵処理装置。
  6. 【請求項6】有機廃棄物の投入口と、該投入口より投入
    された有機廃棄物を発酵させる発酵槽と、該発酵槽で有
    機廃棄物が発酵して生成した生成物を該発酵槽から取り
    出す取り出し口とを有する発酵処理装置において、該発
    酵槽内へ水と油の少なくとも一方を吸収する担体を供給
    する担体供給手段と、該投入口より投入される有機廃棄
    物がどのようなごみ質組成であるかを予め指定されたご
    み質について入力するごみ組成入力手段と、該ごみ組成
    入力手段により入力されたごみ質信号と該発酵槽に既に
    投入されている投入ごみ量とに基づいて含油率と含水率
    の少なくとも一方を演算して前記担体の供給量を決定す
    る担体供給量制御手段とを備えたことを特徴とする有機
    廃棄物の発酵処理装置。
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