JP2000050083A - デジタルカラ―コピ―機及び背景ノイズ除去方法 - Google Patents

デジタルカラ―コピ―機及び背景ノイズ除去方法

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JP2000050083A JP11153413A JP15341399A JP2000050083A JP 2000050083 A JP2000050083 A JP 2000050083A JP 11153413 A JP11153413 A JP 11153413A JP 15341399 A JP15341399 A JP 15341399A JP 2000050083 A JP2000050083 A JP 2000050083A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドキュメントの背景領域に配置される不要な
カラードットという形状の、望ましくない背景ノイズを
除去するシステムを提供する。 【解決手段】 背景ノイズ、つまり、コピー機によって
複写されるドキュメントの背景におけるインクの不要な
ドットを除去するシステムが提供される。STSモジュ
ール20が、コピー機Aのスキャナ10によって生成さ
れる原稿を表すピクセルの流れに関する統計を集める。
この統計は、スキャンされた原稿の基準背景色値を決定
するために、MICモジュール22によって用いられ
る。基準背景色値と、ピクセルの流れに含まれるピクセ
ルのピクセル値は、RTEモジュール24によって比較
され、比較の結果は必要に応じて、望ましくない背景ノ
イズを除去するためにピクセル値を調整するのに用いら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドキュメント複写に
関し、より詳細には、ドキュメントの背景領域において
生成されるトナー又はインクの望ましくなく意図しない
ドットの除去に関する。以下に詳説されるように、本発
明の第一の用途は、デジタル白黒及びカラーコピー機並
びにプリンタで用いられるマーキングエンジンに関連す
る。しかし、本発明が、ノイズを除去することが有益と
なるその他の分野において用途を持ち得ることは、理解
されよう。
【0002】
【従来の技術】図1は、スキャナ10、画像処理エレク
トロニクス12及びプリンタ14を含む、カラーデジタ
ルコピー機Aの画像経路を図示している。原稿はスキャ
ナ10によってスキャンされ、ピクセルの流れに変換さ
れる。画像処理エレクトロニクス12はピクセルの流れ
を操作して、プリンタ14によって使用されるのに適し
たフォーマットに変え、プリンタ14は、通常白地の用
紙である白紙のコピー用紙にトナー又はインクを選択的
に転写し、それによって原稿の画像をコピー用紙上に複
写する。
【0003】スキャンされたピクセルはそれぞれ、三原
色(つまり、赤、緑及び青)の強度を表す3つの8ビッ
ト値によって表されるが、そのような表示は、24ビッ
トRGB色空間として技術上知られているものにおいて
なされる。黒は0に等しくRGBの全ての3つの値で表
され、白は最大8ビット値225に等しく全ての3つの
値で表され、グレイは等しい値であり全ての3つの値で
表される。既存のカラーデジタルコピー機において、プ
リンタは人間の目により綿密に似せた非RGB色空間で
作動する。このような色空間の例には、CMYK,YC
C(輝度−色素)及びLAB色空間があるが、これらの
概念は技術上よく知られている。CMYKプリンタによ
って生成される最も白いピクセルは、そのピクセル位置
に配置されるときトナーもインクも含まない。従って、
最も白いピクセルはコピー用紙の白さによって制限され
る。
【0004】図2は、各ピクセルが3つの8ビット値
(0−255)によって表されるRGB色空間を図で表
示している。ユーザが出力ドキュメントの輝度を増減し
たい場合、ピクセルの色が変化しないように、というよ
り輝度のみが変わるように、RGBの色空間のそれぞれ
の色を、等しい量だけ調整することが必要である。
【0005】一方、YCC(C0(Y)=強度値並びに
C1及びC2が色相を表す)のような色空間の図形表示
である図3に見られるように、C1値又はC2値に対応
する変化を要求せずに、C0の値を変えることによっ
て、強度を変えることができる。
【0006】図3のC1値及びC2値に注目すると、原
点から離れれば離れるほど、色値はより飽和する(つま
り、色相が濃くなる)。又、C0値が0に設定される
と、色は黒となるので、C1及びC2の値は関係なくな
る。同様に、C0の値が最大、つまり、225に等しく
されると、色は純白となるので、C1及びC2の値がど
んなものであろうと問題ではなくなる。
【0007】従って、RGB色空間から、YCC又はL
AB色空間等のような、人間の目により綿密に似せた色
空間に移動することによって、複写されているドキュメ
ントの輝度及び色相を制御することはより容易になる。
【0008】画像をRGB色空間にスキャンするスキャ
ナ、及びCMYKのような色空間で動作するプリンタ
が、同じコピー機において一緒に作動するために、色空
間変換器16を使用して色空間変換が行われるが、それ
によってRGB色空間の1600万(224)以上の色が
YCC又はLAB色空間の1600万(224)色に変換
される。その後、ピクセルがレンダー18に供与される
が、レンダー18はYCC色空間の1600万色をCM
KY色空間の16色(24)に変換し、次にピクセルを
プリンタ14に渡す。図1は、カラーデジタルコピー機
Aの動作を制御するためにインテリジェンスを供与する
マイクロコントローラ19も示している。
【0009】デジタルカラーコピー機に関するもう一つ
の問題は、既存のカラーマーキングエンジン(例えば、
レーザ及びインクジェット)が極度に不飽和な色(白に
近い色(ニアホワイト)として知られている)を満足に
複写できない、ということである。結果として生じる複
写は、コピー用紙の背景で、小数の、広範囲に散乱した
小さなカラードット(つまり、背景ノイズ)から成る。
背景という用語は、その下にある用紙が見えるようにそ
の上に画像が付着されていないソースドキュメントの領
域のことである。一般的な背景のタイプは、白地のコピ
ー用紙、着色コピー用紙、新聞印刷用紙、雑誌印刷用紙
及び写真である。
【0010】ソースドキュメントの背景がスキャンされ
るとき、人間にはその用紙が白く見えても、スキャナに
はその用紙がオフホワイト、つまり、白に近い色に見え
る。このオフホワイトという色は極度に不飽和な色であ
る、従って、知覚的には白い原本の背景は、頁に散乱す
るカラードットで複写される。かなり距離を置いて見る
と、その領域は白に近い元の色のように見えるが、見る
際の典型的な距離では、ドットは完全に目に留まってし
まい、気になるものである。
【0011】これらのニアホワイトのピクセルは、スキ
ャナの精度が低いこと、ソースドキュメント用紙が一貫
していないこと、及びソースドキュメントに実際にニア
ホワイトのピクセルがあることが相俟って、生成され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記を克服するため
に、本発明は、ドキュメントの背景領域に配置される不
要なカラードットという形状の、望ましくない背景ノイ
ズを除去するデジタルコピー機及び背景ノイズ除去方法
を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】スキャナ10、画像処理
エレクトロニクス12及びプリンタ14を含むデジタル
コピー機Aにおいて、原稿上の画像はスキャナ10によ
ってピクセルの流れに変換される。画像処理エレクトロ
ニクス12は、ピクセルの流れを操作してプリンタに適
する形状にし、プリンタ14はトナー又はインクをコピ
ー用紙に転写し、それによって画像をコピー用紙上に複
写する。デジタルコピー機Aは、原稿の背景色値を決定
する手段(22,24)を有するドキュメントエンハン
スメント(向上)デバイスを含む。更に含まれるのは、
背景色値と、少なくとも原稿の一部を表すピクセルのピ
クセル色値とを比較し、背景色値と、比較されるピクセ
ルのピクセル色値との間の差を決定する手段(22,2
4)と、この差に基づいてピクセル色値を変更する手段
(22,24)である。
【0014】コピー機によって複写されるドキュメント
の背景ノイズを除去するための方法が提供される。その
方法は、スキャナを用いて、各ピクセルがピクセル値で
表されているピクセルの流れをRGB色空間で生成する
ために、原稿をスキャンすることを含む(32)。更に
ステップは、色空間変換器によってピクセルの流れのピ
クセルのRGB色空間ピクセル値を輝度/色差色空間に
変換することと(34)、輝度/色差色空間に接続され
ているピクセル値の統計データを集めることと(3
6)、集められた統計データに基づいてピクセル値のヒ
ストグラムを展開することと(36)、ヒストグラム及
び集められた統計データのうち少なくとも一つに基づい
て、又は一定のデフォルト値に基づいて、原稿の背景色
値を決定することと(38)、背景色値をピクセルの流
れのピクセル値の少なくともいくつかと比較し、比較さ
れたピクセル値の各々が背景色値から離れている色距離
を決定することと(40)、各ピクセルの色距離が背景
色値から遠いか、近いか、又は中間であるかどうかを決
定することと(42,44,46)、ピクセル値が近い
か、遠いか、又は中間であるかどうかに基づいて、比較
されたピクセルのピクセル値を調整することと(50,
52,54)、調整されたピクセル値を用いて原稿を複
写すること(56)、を含む。
【0015】更に提供されるのは、背景色値(68)の
基準値を表すCref値を生成する方法であり、Cref
(68)付近の三次元内部楕円を形成し、内部楕円内に
配置されたピクセル値を有するピクセルの流れのピクセ
ルが近い(72)と考えられ、外部楕円の外側のピクセ
ル値を有するピクセルが遠い(74)と考えられ、内部
楕円の外側及び外部楕円の内側のピクセル値を有するピ
クセルが中間(76)と考えられる、Cref値(70)
付近の内部楕円より大きい三次元外部楕円を形成する。
【発明の実施の形態】
【0016】ここで図面を参照するが、図面の表示は発
明の好適な実施の形態を図示するためだけのものであ
り、実施の形態を限定する目的のものではない。図1は
既存のカラーデジタルコピー機の画像経路のブロック図
であるが、図4は本発明に向けられた構成要素を含む、
そのようなブロック図を提供する。デジタルカラーコピ
ー機Aの画像形成エレクトロニクス(画像形成電子工学
装置)12内に、本発明は更に、ドキュメント統計を蓄
積するSTSモジュール20と、ドキュメント背景特性
を抽出するMICモジュール22と、背景ノイズを除去
するために、スキャナ10によって生成されるピクセル
の流れを操作するのに使われるRTEモジュール24
と、を含む。STSモジュール20、MICモジュール
22及びRTEモジュール24は協働し、背景ノイズを
除去するために、選択されたピクセルを純白にマッピン
グするピクセル変換を行う。上述のように、色空間変換
器16は、RGB色空間にあるスキャナ10からのピク
セルを、YCC又はLABピクセル等のような別の色空
間に変換する。これらの色空間のピクセルは、C0、C
1及びC2という構成要素(チャネルとしても知られて
いる)によって画定される。そこでは、C0構成要素が
ピクセルの輝度を表し、C1及びC2が色相を表す。図
1に同様に示されるように、デジタルカラーコピー機A
の動作を制御するためにマイクロコントローラ19が用
いられる。
【0017】本発明の動作の概要は、図5に注目して説
明される。
【0018】初めに、30でユーザは複写される原稿を
スキャナ上に置き、32でスキャナがドキュメントをR
GB色空間のピクセルの流れに変換する。ドキュメント
を読み取り、RGB色空間の各ピクセルの画像データ
(ピクセル値(RGB空間の値))を生成する。34
で、RGB色空間から、YCC又はLAB色空間等のよ
うな、人間の目により綿密に似た色空間にピクセル値を
変換するために、色空間変換が行われる。36で、ST
Sモジュールはスキャナからのピクセルの流れ(各ピク
セル値(例えば、YCC空間の値))を監視し、統計デ
ータを集める。このデータは以下を含む統計を展開する
のに用いられる。即ち、上記各ピクセル値(例えば、Y
CC色空間の値)から、以下を含む統計データを算出す
る: C0値のヒストグラム; C0値によって指標が付けられたC1値全ての和; C0値によって指標が付けられたC2値の全ての和; C0値によって指標が付けられ二乗されたC1の値の全
ての和; C0値によって指標が付けられ二乗されたC2の値の全
ての和。
【0019】ステップ38において、MICモジュール
は、STSモジュールによって集められた統計(統計デ
ータ)を用いて背景色を決定する。背景色は、同じ色で
あるヒストグラムの最も明るい領域を探すことによって
ある程度決定される。本実施の形態において、背景は次
の4つの選択の1つとして識別される: ニアホワイト、コントーン(例えば、白地のコピー用
紙、新聞印刷用紙) ニアホワイト、ハーフトーン(例えば、雑誌印刷用紙) ファーホワイト(白から遠い色)、コントーン(例え
ば、写真又は着色紙)及び ファーホワイト、ハーフトーン(例えば、雑誌印刷用
紙)。
【0020】次に、ステップ40で、背景色を有するC
0値の領域又は分散並びに対応するC1/C2平均値及
び標準偏差が、統計(統計データ)から得られる。42
で、統計がニアホワイト、コントーン背景を表している
ようであり、背景が十分見えるならば、44で、MIC
モジュールは統計を用いて用紙の背景を測定し、基準ピ
クセル値(用紙の背景を表す値)を生成する。そうでな
ければ、46で、高品質の用紙(複写されるドキュメン
トの最も一般的なタイプ)に対して適切に作用するよう
に決定された、デフォルトの背景基準ピクセル値が用い
られる。48で、MICモジュールは背景情報を用い、
背景ノイズを消去する目的で、ニアホワイト背景ピクセ
ルを純白に変換するためのRTEモジュールをプログラ
ミングするために、管理パラメータを1セット生成す
る。
【0021】50で、RTEモジュールはスキャナによ
って元々生成されたピクセルの流れを受け取り、52
で、入力ピクセルのそれぞれの値と、背景基準ピクセル
値(決定された背景値又はデフォルト値(MICモジュ
ールによって供給される))と、の間で二乗された三次
元の色距離を決定する。RTEモジュールは、ピクセル
の流れ54の入力ピクセルのC0構成要素に、ストレッ
チアルゴリズムを適用する。C0構成要素のこのストレ
ッチングは、背景基準ピクセルからの各々の入力ピクセ
ルの決定された距離に従って、達成される。入力ピクセ
ルが基準ピクセル値に「近い(ニア)」色値を有してい
る場合、そのピクセル(入力ピクセル)は、C0構成要
素が純白(すなわち、255の値)になるように処理
(十分ストレッチ)される。一方、基準ピクセルから
「遠い(ファー)」色値を有するピクセルは変化されな
い。そして、「ニア」と「ファー」との間の遷移領域に
あるピクセルは、線形でストレッチ(増大)される。そ
の後、56で、背景ノイズを除去されて向上したコピー
がプリントされる。
【0022】本発明をより詳細に検討するよう注意を向
けると、二次元色距離の概念を論議することは有用であ
ろう。RGB及びYCC色空間を描写する図2及び図3
は、これらの色空間が三次元で表されていることを図示
している。C1とC2との関係は図6で示され、そこで
はC2d color distanceが二次元色距離を表し、次の方
程式で求められる:
【数1】
【0023】二次元色距離C2d color distanceは、一
つのピクセル中に存在する色の量(つまり、ピクセルが
どの程度飽和しているか)を表すが、そこでは原点O
originから遠ければ遠い程、ピクセルは飽和している。
いったんC2d color distanceが得られれば、図6の水
平面は崩壊してもよく(C2d color distanceが変化し
ないように、C1、C2の値が変化してもよい)、C
2d color distanceの値は、図7に示されるように輝度
であるC0に相関する。C0がOoriginから遠ければ遠
い程、ピクセルの輝度は大きくなる。同様に、C
2d color distanceがOori ginから遠ければ遠い程、ピ
クセルはより飽和する。
【0024】C0に関して、図7に示されるC
2d color distance関係は、望ましく飽和された色であ
り、消されたりグレーになり過ぎたりしないように明る
すぎないものであるが、YCC色空間等の色空間全体を
表す領域であるRcolor space内に配置される。ある値
をC0値に乗じることによって輝度C0を増大させるこ
とが可能であるので、Rcolor space内の位置60のピ
クセルは、ピクセルが位置60’に移動されるような数
をC0値に乗じることによってストレッチすることがで
きる。この作業によって、色空間の一部は増大され、そ
の結果色空間の一部が消され、人間の目に純白に見え
る。
【0025】拡張された領域のピクセルが人間の目に純
白に見えるように、Rcolor spaceを引き伸ばすために
ピクセルをストレッチングすることが本発明において適
用され、望ましくない色背景ノイズの削減を達成する。
【0026】前述したように、YCC及びその他のその
ような色空間は、三次元で表される。本発明の態様は、
背景色の測度を決定することである。この決定をするた
めのデータは、STSモジュール20によって得られ
る。STSモジュール20からの情報を用いて、平均C
0値、平均C1値及び平均C2値が得られる。図8に示
されるように、C1平均値及びC2平均値を組み合わせ
て、背景の平均色相値であるCmean62を得る。その
後、Cmean62付近の標準偏差が決定され(この実施の
形態において、Cmean付近の+−3.0標準偏差)、二次
元楕円64が生成される。
【0027】上述の楕円が色空間のスライスである(例
えば、水平の)として画定されると仮定すると、もう一
方向に更にスライス(例えば、垂直方向等の)すること
も可能であり、それによって第二の二次元楕円66が形
成される。これらのスライスが組み合わされて、三次元
楕円68が画定される。
【0028】三次元楕円68は次に、図9に示されるよ
うに、C0平均値と対照させてグラフにすることができ
る。従って、三次元楕円68の点CrefはC0平均値、
C1平均値及びC2平均値にある。上記の動作は、三次
元色空間の少なくとも一部を画定する。
【0029】図10に描写されているように、三次元楕
円68(これは内部楕円と称される)に加えて、内部楕
円68に対応するが、寸法がより大きい外部三次元楕円
70も生成される。
【0030】引き続き図10に注目すると、Crefは背
景色及び強度のためのピクセル値を表す。Crefの値は
スキャナ10によってスキャンされたピクセルの値と比
較され、YCC又はLAB色空間に変換される。Cref
値と比較されているピクセルの値次第で、一定の動作が
行われる。例えば、内部楕円68内にピクセルを配置す
る値を有するピクセル72のために、ピクセル72のC
0値は、ピクセル72を純白(255の値)にさせる、
つまり、C0値がRcolor spaceから移動される倍率
(スケールファクタ)で乗じられる。ピクセル74は外
部楕円70の外にあるが、変化がピクセル値C0になさ
れないように、統一係数、つまり1で乗じられる。内部
楕円68の外にあるが外部楕円70内にあるピクセル7
6は、線形に増大されたC0値を有し、変化がピクセル
値C0になされない領域と、ピクセルを純白にさせる領
域との間の領域の、円滑な遷移が許される。
【0031】上述の動作を介して、内部楕円68内のピ
クセルは純白になるように強いられ、外部楕円70の外
にあるピクセルは変化されない。更に、外部楕円70内
にあるが内部楕円68の外にあるピクセルは、円滑な遷
移を伴う。基準Crefが、STSモジュール20によっ
て集められる統計から得られることが注目される。線形
ストレッチングの使用は、スキャンされているドキュメ
ントの一部が、非常に飽和されている端から非常に不飽
和な端に色が薄れるカラーバーを含むとき、特に有益で
ある。
【0032】背景色の明らかな兆候が得られない場合も
ある。このような状況では、本発明はデフォルト値を提
供し、これらの値は、三次元内部楕円68及び三次元外
部楕円70を生成する情報を含む、所要の情報の生成の
ために用いられる。
【0033】入力ピクセルとCrefとの上記で論じられ
た比較は、Crefに関する入力ピクセルの三次元色距離
を得ることを含む。三次元色距離を得る1つの方法は、
以下のごとくである(本実施の形態で用いられるため
に、倍率もこの計算に含む必要があることが注目され
る):
【数2】
【0034】二乗計算を用いて三次元距離を得る代りの
方法は、距離を二乗する計算を用いることである。上記
の二乗計算は、本発明において、適切な用途のための倍
率を必要とする。平方根はハードウエアの点から高価で
あるので、これは本発明において有益である。どんな演
算が用いられても、目標は、入力ピクセル値の基準ピク
セル値からの距離に関する情報を提供する何らかの距離
を用いることだ、ということに注目することは重要であ
る。適切な倍率、つまり、ストレッチング値が入力ピク
セルに適用されてもよいので、この値を求めることは重
要である。
【0035】背景色を決定するのに用いられる情報は、
原稿の最初のスキャンの間に得られる。ドキュメントの
全ての行がスキャンされるが、最初の50行程度は通常
プリントされず、従ってこの部分は背景色に関するデー
タを集める有用なソースであることは、カラースキャナ
ーにおいては一般的である。この情報はSTSモジュー
ル20によって集められ、三次元において基準色値とし
て用いられる。
【0036】更に、既存のコピー機はドキュメント生成
をリアルタイムで行う。従って、本発明の動作がリアル
タイムで起こることが必要である。とりわけ、第一パス
(経路)でSTSモジュールが一頁全体の統計を集め、
次に第二パスで実際のコピー動作が開始する、2つのパ
スとすることはできない。というより、STSモジュー
ル20が単一パスで情報を集められることが必要であ
る。STSモジュールが上述の50行より多いまたは少
ない行を用いるようにプログラムできること、及び本発
明がマルチパスコピー機で用いることができることは理
解されるであろう。
【0037】本発明の要素により詳細に注目すると、S
TSモジュール20は複写されるドキュメントのヒスト
グラムを集め、内部RAMに入力する。コピー機のマイ
クロコントローラ19のようなマイクロコントローラは
RAMからヒストグラムを読み取り、ドキュメントを向
上(エンハンス)させるためにRTEパラメータを計算
する。図4はマイクロコントローラ19を画像処理電子
エレクトロニクス12の一部として示しているが、本発
明は、コピー機の制御が個々の構成要素内で集中化され
配分されるものを含む種々の構造において、機能を果た
すことができる。
【0038】図11に示されるヒストグラムは、5つの
テーブル(C0,C1,C12,C2,C22)をそれぞ
れ含む64ビン(0−63)のアレイである。STSモ
ジュール20は最後の4つのC0値を取り、それらを平
均し、64ビンの1つを選択するために平均値の最上位
の6ビットを用いる。平均化はハーフトーンを扱うため
に用いられるが、平均化がなければ、ハーフトーンの平
均値は決定できないであろう。平均値は以下のように計
算される( dnという添え字はn(n=1、2、3)
サイクルによる値の遅延バージョンを表す): C0平均値 = (((C0+C0 d1)>>1)+((C0 d2+C0 d3)>>1)>>1)
【0039】この方法は、4つの値を全てを加算し次に
右へ2つシフトする、より正確な方法と比べると、最大
−1の誤差を生じせしめる。例えば、4つの値0、1、
0及び3が平均値であると仮定しよう。最初の方法は平
均値0を生成するが、後者の方法は平均値1を生成す
る。どちらの方法が用いられてもよいが、後者は10ビ
ットの和を記憶される必要があるのに、最初は8ビット
の和のみを必要とすることは注目される。
【0040】平均計算は、一行の最初の3つのピクセル
に対し、誤った結果を生成する。この誤差は、あらゆる
適正な幅の行にとって無視しうるものである。頁の第一
行めのためには、C0 d1、C0 d2及びC0
3値は0である。他の行のためには、C0 d1、C0
d2及びC0 d3の値は、前の行から繰り越され
る。
【0041】6ビット値は64ビン装置で用いられてい
るので、0−3の範囲のあらゆるC値は第1ビン0に割
り当てられ、4−7からのあらゆるC値はビン1に割り
当てられ、8−11からのあらゆるC値はビン2に割り
当てられ、・・・、252−255からのあらゆるC値
はビン63に割り当てられる。各ビンは集められた情報
の5つ、つまり、テーブルC0,C1、C12、C2、
C22を有する。ピクセル値が入力され、ビンが選択さ
れると、情報がC0値テーブルに入力され、その後C1
テーブル等に増分、つまり、+1される。ヒストグラム
の選択されたビンは以下のように更新される。 HIST [ビン]. C0+=1 HIST [ビン]. C1+=C1 HIST [ビン]. C1 sq+=C1 X C1 HIST [ビン]. C2+=C2 HIST [ビン]. C2 sq+=C2 X C2
【0042】スキャンされた最初の50行に基づいて値
がビンに入力される最初のスキャンに続いて、次に、ビ
ンの各々に値のカウントを得るためにテーブルの内容が
検査される。テーブルの各入力は、スキャンの間に一定
の値を持つピクセルにいくつ出会ったかを示す。特に、
C0テーブルのためにビン0を読み取ると、0−3の範
囲でC0値を有するピクセルの量を示す。
【0043】コピー機が白黒モードで動作されていれ
ば、又は、本発明が白黒コピー機で用いられていたら、
C0に関する情報は必要であろう唯一のテーブル、つま
り、輝度である。しかしながら、カラーコピー機におい
て、テーブルC1、C12、C2及びC22に関するデー
タも用いられるであろう。
【0044】C0テーブルは輝度値の分布を決定するの
に用いられる。C1テーブル及びC2テーブルは、輝度
値に関連づけられる色平均値の分布を決定するために用
いられる。C12値及びC22値は、輝度値に関連づけら
れる色標準偏差の分布を決定するために用いられる。マ
イクロコントローラは、ビンの範囲に対する色相構成要
素(C1及びC2)の平均値及び標準偏差を計算する。
STSモジュールはC1及びC2のバイアスされた値を
用いるので、バイアスの効果を考慮に入れなくてはなら
ない。
【0045】従って、バイアスされた値がCであり、バ
イアスされていない値がXであり、バイアスがBであ
り、標本の数がNであるようにする。定義より、X=C
−B。そして、バイアスされていない平均値は:(な
お、SUMは合計を表す) 平均値=SUM(X)/N マイクロコントローラにより以下のように計算される: 平均値=SUM(X)/N =SUM(C−B)/N =SUM(C)/N=N*B/N =SUM(C)/N−B、及び バイアスされていない標準偏差は: sdev2=SUM(X2)/N−平均値2
【0046】(バイアスは分布の単なる線形シフトであ
るので、)バイアスされた及びバイアスされていない標
準偏差が同一であることを示すことができる。従って、
バイアスされていない標準偏差は: sdev2=SUM(C2)/N−平均値2
【0047】例えば、図4のマイクロコントローラ19
等のマイクロコントローラは、STSヒストグラムテー
ブルの内容を読み取り、この情報を、背景色に関する決
定をするために、MICモジュール22へ提供する。上
記の情報は次にRTEモジュール24に提供され、背景
色値と、楕円の大きさと、色空間内で楕円が配置される
場所と、を含む。
【0048】これらの動作は、ピクセルが実際にプリン
トアウトされる前にこの情報処理が完了するように、十
分早い速度で行われる。楕円型構造がこの説明で用いら
れているが、他の形状も用いられてよいことが理解され
るであろう。
【0049】マイクロコントローラは、次の順序に従っ
てSTSモジュールから統計を集める: −ヒストグラムの内容を消去する −統計を集めるために検査される所望の数の行(例え
ば、最初の50)にSTSLC(STS行カウント)位
置をプログラムする; −STSモジュールが統計を集めることを可能にする; −ピクセルの流れを開始させる; −プログラムされた数の行が処理されたら、STSはマ
イクロコントローラに割り込みを表明する; −STSの割り込み状態を消去する; −マイクロコントローラはSTSモジュールからヒスト
グラムを読み込む(典型的にはマイクロコントローラは
ピクセルの流れを停止させるが、これは必要条件ではな
い); −マイクロコントローラはヒストグラムからMICモジ
ュールへ情報を提供し、ドキュメントの残りを向上させ
るために、RTEモジュールのためのパラメータを計算
する; −マイクロコントローラはパラメータをRTEモジュー
ルへロードする;及び −マイクロコントローラはピクセルの流れを再開始させ
る(マイクロコントローラが前に流れを停止させたと仮
定して)。
【0050】STSモジュール20をより詳細に説明す
ると、図12に示されるSTSデータ経路は加算器、一
時的な値を保持するためのレジスタ、及びRAMを含
む。RAMはヒストグラムを保持する。印が付けられて
いないワイヤは全て、8ビットの幅である。又、特に述
べない限りは、ワイヤがビット幅において縮小される
と、ワイヤは最上位のビットを廃棄する。
【0051】データ経路の心臓部は高速8ビット加算器
80である。加算器80の出力は、数個のレジスタ及び
RAM82のdin(データイン)入力に送り込まれ
る。レジスタacc1 84及びacc2 86は累算器
として動作し、一時的な計算の結果を保持する。加算器
80の桁上げ出力(cout)はレジスタcout d18
8に記憶され、次に加算器の桁上げイン(cin)入力
に提供される。このことにより、加算器80が8ビット
より大きな加算を行うことができる。
【0052】STSモジュール20がヒストグラムを集
めているとき、STSモジュールは色空間変換器16か
らピクセル(1度に一つの構成要素)を受け取る。ST
Sモジュールは、tmpレジスタ90に構成要素の値
(C0、C1、C12低、C12高、C2、C22低、又
はC22高)を記憶する。STSモジュール20は、t
mpレジスタ90、c0 d1レジスタ92、c0
2レジスタ94、及びc0 d3レジスタ96に4つのピ
クセルのC0コンテキストを保持する。STSモジュー
ル20は、加算器80並びにacc1 84及びacc
2 86という2つの累算器レジスタを用いて、これら
の4つの値を合計する。各加算の結果は、ワイヤ上の右
シフトを用いて2で割られる。3つの加算の後、4つの
値の平均値がacc1レジスタ84に記憶される。
【0053】adr mux102は、STSADR1
04レジスタか、tbレジスタ106及びRAMの一部
であるビンレジスタか、のどちらかとして、RAMアド
レスのソースを選択する。マイクロコントローラ19の
ようなマイクロコントローラがRAM82へのアクセス
を要求するとき、STSADR 104レジスタが選択
される。STSADRLO及びSTSADHI構成要素
(図示せず)を含むSTSADRレジスタ104は、マ
イクロコントローラがアクセスしたいSTSヒストグラ
ム内のアドレスを含む。STSモジュール20がピクセ
ルを処理しているとき、tb(テーブル及びバイト)レ
ジスタ106及びビンレジスタが選択される。ヒストグ
ラムビンの各バイトがアクセスできるように、tbレジ
スタ106は加算器80によって増分される。ビンは、
accl 84に記憶されているC0平均値の最上位の
6ビットによって規定される。
【0054】tb mux108及びビン mux11
0は、tb及びビンの記憶された値と、tb又はビンの
新たに計算された値と、の間で選択するために用いられ
る。adr mux102は、STSADRHI、ST
SADRLO、及びtbレジスタとの間で選択するため
用いられる。選択された値は、加算器80によって増分
され、記憶される。
【0055】加算器の入力オペランドは、src1 m
ux112及びsrc2 mux114によって選択さ
れる。src1 mux112は、RAMデータ出力、
増分するためのRAMアドレスの一部、c0 d1 9
2又はacc2/c0 d386、96を選択する。s
rc2 mux114は、定数ゼロ116、tmp9
0、c0 d2 94、又はacc1 84を選択す
る。
【0056】プログラム可能なレジスタは、cpu
ータ(data)をtmpレジスタに記憶させ、次にそ
のデータを加算器に通過させることによって(acc2
=0とさせることによって)、cpu データバスを介
して、つまり、マイクロコントローラ19と通信するた
めに、書かれる。STSADR104レジスタは、1を
STSADRLOに加算し、次に桁上げをSTSADR
HIに伝播することによって増分される。RAMはRD
PREレジスタ(図示せず)を介して読まれ、STSA
DRレジスタがマイクロコントローラによって書かれる
度に、RAMデータでロードされる。
【0057】MICモジュール22に注目すると、前述
のように、STSモジュール20のヒストグラムからの
情報は、RTEモジュール24によって用いられる背景
基準色値及び輝度値を含むパラメータを生成するため
に、MICモジュール22によって用いられる。
【0058】図13は、カウント対ビンとしてのヒスト
リグラムの内容を曲線で表している。カウント値は、所
定の行の数、例えば、最初の50行のスキャンの間に特
定のビン内で集められたピクセルの数を示す。想起され
るかもしれないが、ヒストグラムの各ビンは3つの値に
対応する。例えば、ビン0は、C0値0−3を有するピ
クセルをカウントするが、ビン63はC0値252−2
55を有するピクセルをカウントする。スキャンされた
最初の50行は背景色を表す傾向がある。従って、他の
どんな色より背景色の方が多いはずであり、つまり、ピ
クセルの最高カウントを有するC0ビンが背景色を表す
可能性が高い。図13において、最高カウントを有する
ビンは一番高いピークで示されている。
【0059】白黒モードで動作していれば、必要なこと
は背景色として一番高いC0値を有するピークを選択す
ることだけである。しかしながら、カラーコピー機にお
いては、画像の明暗の度合い以上のことを知ることが必
要である。
【0060】それにもかかわらず、MICモジュール2
2は、C0値を用いて、背景を表すものとして最適な選
択であると思われるビンの範囲を狭めることができる。
とりわけ、最高のビンのカウントは、白い背景色を表す
可能性が高い。カラーモードにおいて、ビンはMICモ
ジュール22によってRTEモジュール24に提供され
る情報のための、アレイの指数として用いられる。とり
わけ、図11から想起されるように、各C0値に関連付
けられているのはC1、C12、C2,C22値である。
これらの値はRTEモジュール24に提供される基準
値、つまり、平均値及び標準偏差の計算、を得るために
用いられる。
【0061】本発明は、ピーク値構成要素又は範囲内の
複数のビンを表すものとしての、単一ビンを選択するよ
うに構成することができる。背景色の範囲が選択された
ら、次にC1、C2、C12、C22の加算をする(例え
ば、ビン53−58が背景色を表すと考えられる場
合)。基準背景値はその後、計算されRTEモジュール
24に送られる。
【0062】RTEモジュール24のより詳細な議論に
注目すると、このモジュールは、一つのピクセルコンテ
キストを用いて、ピクセルに画像エンハンスメントを適
用する。RTEモジュールはスキャナ10からピクセル
を受け取り、レンダー18に向上したピクセルを送る。
【0063】エンハンスメントは、輝度エンハンスメン
トと色相エンハンスメントとの2つの範疇に分類され
る。輝度エンハンスメントは色感応コントラストエンハ
ンスメント、ユーザ制御明るさ、及び着色背景除去から
成る。加えて、グレースケールモードにおいて、プリン
タの非線形TRC(全再生曲線)を考慮に入れるため
に、任意の曲線が輝度構成要素、つまり、C0に適用さ
れる。色相エンハンスメントはユーザ制御色飽和(淡い
/鮮やかな)から成る。これらのエンハンスメントは全
て、画像統計(STSモジュール20によって集められ
る)及びユーザインタフェース制御装置の関数である。
【0064】RTEモジュール24は、画像エンハンス
メントアルゴリズム及び256ビット輝度ルックアップ
テーブルを制御する数個のパラメータを有する。これら
の値は全て、RTEモジュール24内のRAMに記憶さ
れる。RAMの内容を適切にロードするのは、マイクロ
コントローラの責任である。輝度ルックアップテーブル
及び数個の選択されたエンハンスメントパラメータは、
ドキュメントの処理が開始する前にロードすることがで
きる。残りのパラメータは、ドキュメントに関する適切
な統計が集められた後、ロードされる。
【0065】RTEモジュール24は名目上、輝度エン
ハンスメントをC0に、並びに色相エンハンスメントを
C1及びC2に適用する。RTEモジュール24に入る
ピクセルがYCC又はLAB色空間にあれば、意図する
エンハンスメントが実行される。しかしながら、他の色
空間(例えば、RGB)にあるピクセルがRTEモジュ
ール24に入るとき、ピクセルのC0、C1及びC2
を、変更させずにRTEモジュール24を単に通過させ
るように、エンハンスメントはプログラムされる。
【0066】RTEモジュール24は、カラー又は白黒
モードのどちらで動作するかを決定するために、並びに
色相コード化バイアスを決定するために、世界的な色空
間信号を用いる。
【0067】(ハードウエア及びソフトウエアを)リセ
ットするとき、RTEモジュール24は、リセットが持
続する限り状態マシンをアイドル状態にさせる。RAM
アクセスのために、これに例外がなされる。この状況
で、ハードリセットだけがRAMアクセス状態マシンを
アイドル状態にさせる。従って、RTE RAMには、
ソフトリセットの状態とは関係なくアクセスすることが
できる。
【0068】図14に注目すると、RTEモジュールエ
ンハンスメントのデータ流れ図が描写されている。次の
議論は、前記で説明された楕円概念に対応する。
【0069】入力ピクセル(C0,C1及びC2で表さ
れる)と基準ピクセルとの間の重み付き三次元距離は、
3Dカラー空間距離計算ブロック120によって計算さ
れる。この距離は、傾斜調節器ブロック122による輝
度ストレッチ傾斜を計算するために用いられる。入力C
0値は傾斜で乗じられ、輝度ストレッチブロック124
において0から255の範囲に限定される。このストレ
ッチC0値は、出力C0値を生成するために、256ビ
ットルックアップテーブル126を通過させられる。テ
ーブルは、プリンタTRC(白黒モードのみ)及びガン
マ明るさ曲線(全てのモード)を含む。C1スケーリン
グブロック128及びC2スケーリングブロック130
によってC1及びC2出力値を生成するために、C1及
びC2入力値は倍率で乗じられ、−128から+127
の範囲に限定される。
【0070】色感応コントラストエンハンスメント及び
着色背景除去は、輝度(C0)値にストレッチ変換を適
用することによって実行される。図15によって、スト
レッチ変換をより詳細に見ることができる。とりわけブ
ラック地点(black pt)より小さいか等しいい
かなる入力C0値も、0(純粋なブラック)に変換され
る。ホワイト地点(white pt)より大きいか等
しいいかなる入力C0値も、255(純白)に変換され
る。中間値はブラック地点とホワイト地点との間の線の
傾斜によってストレッチされる。この傾斜は輝度ストレ
ッチ傾斜(lss)として知られ、1より大きいか等し
い。ホワイト地点及びブラック地点は、画像統計(ST
Sモジュールからの)並びにユーザインタフェース制御
装置、つまり、色及び輝度選択制御装置の関数として、
マイクロコントローラによって計算される。
【0071】ドキュメントのコントラストは、ストレッ
チ変換によって軽減されない。ユーザがそれに代り明/
暗制御を調整することによって、この効果は得られる。
【0072】図15に示されるストレッチ変換を実行す
るのに用いられる方程式は: c0 stretched = (c0 in - RTE BLACK PT) * lss (ここで、c0 stretchedは範囲[0、255]に限定され
る)
【0073】白黒モードにおいて、lssはドキュメン
トのコントラストであり、マイクロコントローラによっ
て提供される。カラーモードにおいて、lssはピクセ
ルごとに計算される。
【0074】色感応コントラストエンハンスメントは、
色空間の2つの地点、つまり、処理されているピクセル
と基準ピクセルとの間の距離の関数として、ホワイト地
点を変化させる。距離だけは三次元にある。基準により
近いピクセルは、基準からより遠いピクセルより強くス
トレッチされる(つまり、より小さいホワイト地点及び
より大きい傾斜)。基準は、画像統計及びユーザインタ
フェース制御装置の関数として、マイクロコントローラ
によって計算される。この意図は、基準が用紙の背景色
であり、不飽和であることである。従って、不飽和のピ
クセルは、より飽和しているピクセルよりも強くストレ
ッチされる。このことは、明るい飽和した色がストレッ
チにより弱められることを防ぐ助けとなり、なおかつ、
不飽和ピクセルに大きなコントラストを持たせ、背景ノ
イズを除去させる。この計画は、品質の低い用紙(新聞
印刷用紙など)にプリントされたドキュメントを処理す
るとき、用紙が、より高品質の用紙ほど均一に白くない
ので、特に有効である。
【0075】着色背景除去エンハンスメントは、色感応
コントラストエンハンスメントを用い、色空間距離は三
次元(C0、C1及びC2)において計算される。又、
たとえ色が飽和されていても、基準ピクセルはマイクロ
コントローラによって用紙の背景色に設定される。ここ
で、背景色に近い色及び背景輝度に近い輝度を有するピ
クセルのみが最も強くストレッチされ(理想的には、純
白なので255のC0まで)、その他のピクセルは最も
軽くストレッチされる(理想的には統一して)。
【0076】色空間距離は以下のように計算されてもよ
い: dist = ((c0 in - RTE DIST REF C0) * RTE DIST SCALE C0/4) ∧ 2 + ((c1 in - RTE DIST REF C1) * RTE DIST SCALE C1/4) ∧ 2 + ((c2 in - RTE DIST REF C2) * RTE DIST SCALE C2/4) ∧ 2
【0077】前述のように、真の三次元距離はdist
を二乗することを必要とするであろう。本実施の形態に
おいて、ハードウエアを簡略化し、画像品質の損失をほ
とんどなくすため、二乗計算は用いられていない。
【0078】倍率によって、3つのチャンネル(C0、
C1及びC2)は、色空間距離に異なる寄与をすること
ができる。これらの倍率は、色空間の三次元の各々にお
ける背景色の分布に基づく。マイクロコントローラは、
分布を決定し、倍率を適切に計算するために、画像統計
(C1/C2平均値及び標準偏差)を用いる。色背景除
去エンハンスメントは、倍率をゼロに設定することによ
って使用できなくなる。
【0079】色感応コントラストエンハンスメントと着
色背景除去エンハンスメントの両方にとって、ストレッ
チは色空間距離の関数である。これは、以下の方程式を
介してホワイト地点を制御するので、輝度ストレッチ傾
斜を色空間距離の関数とすることによって、達成され
る: white pt = (225 / lss) + black pt
【0080】図16は、色空間距離の関数として、如何
に輝度ストレッチ傾斜(lss)が変化するかを示して
いる。基準点に近いピクセルは最大のストレッチ傾斜
(最低のホワイト地点)を有し、基準点から遠いピクセ
ルは最小のストレッチ傾斜(最高のホワイト地点)を有
する。
【0081】輝度ストレッチ傾斜(lss)は、次の方
程式に従って計算される: lss = RTE LSS SCALE * dist + RTE LSS INTER (lssは範囲[RTE LSS MIN、RTE LSS MAX]に限定され
る)
【0082】色感応コントラスト及び着色背景除去エン
ハンスメントは、RTE LSS SCALEをゼロに、及びRTE LSS
INTERを所望のストレッチ傾斜に設定することによっ
て、使用禁止とされてもよい。これが成されたら、全て
のピクセルは同じように暗示されるホワイト地点を用い
てストレッチされる。
【0083】ユーザが制御する明るさ及び非線形プリン
タTRC補償は、ルックアップテーブルを(ストレッチ
された後の)C0構成要素に適用することによって実行
される。この256バイトルックアップテーブルは、任
意の変換がC0構成要素に適用されるようにする。TR
Cが非線形関数であり、明/暗が指数曲線であるので、
これは必要である。これは次の方程式によって実行され
る: c0 out = RTE TAB C0[C0 stretched]
【0084】ユーザが制御する色飽和(淡い/鮮やか
な)は、以下によって求められる定数の倍率で、C1及
びC2チャンネルをスケーリングすることによって実行
される: c1 out = c1 in * RTE OUT SCALE C1 c2 out = c2 in * RTE OUT SCALE C2
【0085】C1及びC2は、倍率で乗じられる前にバ
イアスされていない形(2の符号付き補数)に変換さ
れ、次にバイアスされた形に変換して戻される。このバ
イアスは、色空間によって暗示される。色相エンハンス
メントは、白黒モードでは実行されない。
【0086】図17はRTEモジュール24の最高レベ
ルブロック図を示しており、そこではC0はC0テーブ
ルルックアップを使用して得られる適切な値によってス
トレッチされ、C1/C2は出力される前にスケーリン
グされる。
【0087】RTEモジュール24は、C0テーブルル
ックアップを除く輝度及び色相エンハンスメントを実行
するために、計算ブロックを用いる。図18は、RTE
モジュール24のRTEデータ経路であり、計算ブロッ
クがALU(算術論理演算装置(機構))、muxe
s、及びスクラッチレジスタから成ることを示してい
る。エンハンスメントアルゴリズムパラメータは、RA
Mに記憶される。印が付けられていないワイヤは全て、
16ビットの幅である。又、特に述べない限りは、ワイ
ヤがビット幅において縮小されると、ワイヤは最上位の
ビットを廃棄する。
【0088】ALU132はサイクル毎に乗算又は加算
を行う。ALU132の結果は累算器(ACC1及びA
CC2)134、136の1つ若しくは2つ、又はデー
タアウトレジスタ138に記憶される。ALU132
は、src1 mux140及びsrc2 mux14
2を介してオペランドを得る。
【0089】補助(aux)mux144及びチャネルm
ux146と協働するscr1 mux140は、C0
/C1/C2のバイアスされたバージョン、非バイアス
ブロック147a−dからのC1/C2のバイアスされ
ていないバージョン、定数ゼロ148、又はACC1
134を選択する。ゼロ入力148は、src2ALU
入力からALU出力へ値を通過させるために加算器と協
働して用いられる。
【0090】src2 mux142はCOEFHI/
COEFLO150、152(アルゴリズム係数を含
む)、ACC1 134又はACC2136を選択す
る。係数は16ビットにゼロ拡張される。係数は、8ビ
ットCOEFLOレジスタ150及び2ビットCOEF
HIレジスタ152から構成される。8ビットレジスタ
パラメータがRAM154から読み込まれれば、COE
FHI150レジスタは消去される。別の状況では、C
OEFLO152レジスタはパラメータの最下位の8ビ
ットを含み、COEFHI150は最上位の2ビットを
含む。COEFHIは、通過又はC1/C2バイアスブ
ロック155からビットを受け取る。
【0091】乗算器156は、11ビットによる符号付
き11ビットの乗算を行い、符号付き22ビットの積を
生成する。積の16ビット値への変換は、乗算器が整数
モードにあるか小数モードにあるか次第である。整数モ
ードにおいては、乗数器出力は積の最下位の16ビット
である。小数モードにおいては、乗数器出力は、16ビ
ットに符号付き拡張された最上位の14ビット(ビット
6から9)か、ビット4から19の16ビットかのどち
らかである。最初の選択は暗黙の6桁の右シフトを生じ
させ、2番目の選択は暗黙の4桁の右シフトを生じさせ
る。レジスタ157のこれらの右シフトは、小数結果の
より精度の低いビットを廃棄するために用いられる。
【0092】加算器158は16ビット加算を行い、1
6ビットの和を生成する。桁上げ信号及び桁下げ信号は
用いられない。制御ロジックが和の最上位の8ビットを
検査し、0、255、1023、又はその和を選択する
ように、mux160を加算器の出力上で制御する。こ
のことは、(必要に応じて)飽和加算を行うために用い
られる。負の値は0に限定され、正の値は255又は1
023に限定される。
【0093】src1オペランド又はsrc2オペラン
ドは、加算器出力をsrc1又はsrc2と置き換える
ことによって、ALU出力にバイパスすることができ
る。これは、src2からsrc1を減ずるmin/m
ax(最小/最大)演算のためのみに用いられ、その
後、差(符号ビット)のビット15に基づいて、src
1又はsrc2を選択する。
【0094】カラーモードにおいては、ピクセルはC0
/C1/C2の順序で色空間変換器16から受け取ら
れ、同じ順序でレンダー18に送られる。C0構成要素
はCOEFLOレジスタ152から生じ、C1/C2構
成要素はACC2レジスタ136から生じる。白黒モー
ドにおいては、1つの構成要素のみが活動状態であるの
で、構成要素の順序の問題はない。
【0095】RTEモジュール24は、RAM154の
256バイトへロードされた一つのルックアップテーブ
ルを含む。加算器/減算器のFINAL SUM(最終
的な和)162出力からのストレッチされたC0値は、
RAMのこの256バイトにアドレスするために用いら
れる。RAM154も、RAM ADR入力を用いて、
読取り/書込み動作を介して間接的に読み書きができ
る。
【0096】背景ノイズを除去する前記で説明された動
作は、種々の安全機能を含むことができる。背景色が一
定の飽和値を持つことが決定されると、システムはデフ
ォルト動作を選択し、ピクセルを背景色に合わせてスト
レッチしない、ということが含まれる。暗い背景に追加
のトナーを置くことが、白地の背景から望ましくない斑
点を除去することほどは必要でないので、この機能は有
効である。
【0097】代りとなるもう一つの機能は、暗い背景色
となった場合、その背景色を白色に変える選択を持つこ
とが可能である、ということである。これは、原稿が暗
い背景色を有しコピーが成される状況では、有益な機能
である。背景を白に変えさせることによって、トナーの
使用量が減る。
【0098】前述したように、本実施の形態は背景色を
表している最大ピークを求めようとする。もちろん、等
しい大きさのピークがいくつかある状況もあるであろ
う。従って、精度を高めるために、このシステムは最も
明るい/最大ピークを選択するように構成されてもよ
い。前述と同様に、このシステムは、最小及び最大ピー
ク値が見つからなかった場合デフォルト動作という結果
となるように構成することもできる。
【0099】いったん背景色が予測されれば、本発明
は、高度の信頼が(1)又は低度の信頼(0)によって
表される実際の背景色であることを示す、信頼係数を生
成する。信頼係数が高い場合、楕円によって表される変
化面積は、検討される背景領域を大きくするような大き
さにされる。信頼係数が低下するにつれて、楕円の大き
さ又は分散はより小さくなる。低い信頼係数は、同じ大
きさの数多くのピークを発見すること、又は精密な背景
色が飽和されている色であることに基づいてよい。信頼
係数がある所定の値を下回る場合、デフォルト選択が実
行され、最小の大きさの領域、つまり、楕円が生成され
る。
【0100】これらのデフォルト楕円は控えめな大きさ
に作られ、特定のスキャナに対し適切に作用する傾向が
ある固定値から生成される。このデフォルトモードは、
スキャンされた50行が非常に飽和されていることがわ
かっているが、ドキュメントの頁の下になるにつれ、白
に近い領域がある状況に有益である。そのようなドキュ
メントにおいて、デフォルト値がなければ、つまり、楕
円が全くなければ、これらの白に近い領域(望ましくな
いマーキングも含むかもしれないが)は改良されないで
あろう。従って、デフォルト値は統計によって提供され
る資料を無視し、穏当なデフォルトバックアップを用い
る。
【0101】前述のモジュールは個々の構成要素として
論じられてきたが、それらの機能はお互いに、組み合わ
せたり含めたりできることが理解される。
【0102】本発明は、好適な実施の形態を参照して説
明された。前述の詳細な説明を読んで理解すれば、他の
者が修正や変更を思いつくことは明らかである。付属の
請求又はそれに相当するものの範囲内にある限り、本発
明がそのような修正及び変更を全て含むように構成され
ていることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーデジタルコピー機の画像経路のブロック
図である。
【図2】三次元RGB色空間のグラフ図である。
【図3】YCC又はLAB色空間のような4ビット色空
間の三次元グラフ図である。
【図4】本発明の構成要素を含むカラーデジタルコピー
機の画像経路を表すブロック図である。
【図5】本発明の動作の概略を提供する流れ図である。
【図6】二次元色距離の概念が定義される、一つのピク
セルのC1値とC2値との関係を示すグラフ図である。
【図7】それに基づいて色空間が定義される、二次元色
距離と輝度との間の相関を示すグラフ図である。
【図8】その周りに三次元楕円が形成される、C1平均
値及びC2平均値の点を定義するグラフ図である。
【図9】その周りに三次元楕円が形成されるCref値を
定義するために、Cmean値とC0値とを相関させるグラ
フ図である。
【図10】Cref値の周りに形成される外部及び内部三
次元楕円を示すグラフ図である。
【図11】本発明のヒストグラムを示す図である。
【図12】STSモジュールのSTSデータ経路を定義
する図である。
【図13】カウント対ビンとしてのヒストグラムの内容
を表す図の一例である。
【図14】RTEモジュールのためのデータ流れ図であ
る。
【図15】ストレッチ変換のグラフ図である。
【図16】色空間距離の関数として如何に輝度ストレッ
チ傾斜(lss)が変化するかを描写するグラフ図であ
る。
【図17】RTEモジュールの最高レベルブロック図で
ある。
【図18】RTEモジュールのRTEデータ経路を示す
図である。
【符号の説明】
10 スキャナ 12 画像処理エレクトロニクス 14 プリンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナ、画像処理エレクトロニクス及
    びプリンタを含むデジタルコピー機において、原稿上の
    画像はスキャナによってピクセルの流れに変換され、画
    像処理エレクトロニクスはピクセルの流れを操作してプ
    リンタに適する形状にし、プリンタはトナー又はインク
    をコピー用紙に転写しそれによって画像をコピー用紙上
    に複写するデジタルコピー機であって:原稿の背景色値
    を決定する手段と;背景色値と、少なくとも原稿の一部
    を表すピクセルのピクセル色値とを比較し、背景色値
    と、比較されるピクセルのピクセル色値との間の差を決
    定する手段と;この差に基づいてピクセル色値を変更す
    る手段とを有するドキュメントエンハンスメントデバイ
    スを含む、デジタルコピー機。
  2. 【請求項2】 コピー機によって複写されるドキュメン
    トの背景ノイズを除去するための背景ノイズ除去方法で
    あって、そのステップが:スキャナを用いて、各ピクセ
    ルがピクセル値で表されているピクセルの流れをRGB
    色空間で生成するために、原稿をスキャンするステップ
    と;色空間変換器によって、ピクセルの流れのピクセル
    のRGB色空間ピクセル値を輝度/色差色空間に変換す
    るステップと;輝度/色差色空間に変換されたピクセル
    値の統計データを集めるステップと;集められた統計デ
    ータに基づいてピクセル値のヒストグラムを展開するス
    テップと;ヒストグラム及び集められた統計データのう
    ち少なくとも一つに基づいて、又は一定のデフォルト値
    に基づいて、原稿の背景色値を決定するステップと;背
    景色値をピクセルの流れのピクセル値の少なくともいく
    つかと比較し、比較されたピクセル値の各々が背景色値
    から離れている色距離を決定するステップと;各ピクセ
    ルの色距離が背景色値から遠いか、近いか、又は中間で
    あるかどうかを決定するステップと;ピクセル値が近い
    か、遠いか、又は中間であるかどうかに基づいて、比較
    されたピクセルのピクセル値を調整するステップと;調
    整されたピクセル値を用いて原稿を複写するステップ
    と、を含む背景ノイズ除去方法。
  3. 【請求項3】 背景色値の基準値を表すCref値を生成
    するステップと;Cref値付近の三次元内部楕円を形成
    するステップと;内部楕円内に配置されたピクセル値を
    有するピクセルの流れのピクセルが近いと考えられ、外
    部楕円の外側のピクセル値を有するピクセルが遠いと考
    えられ、内部楕円の外側及び外部楕円の内側のピクセル
    値を有するピクセルが中間と考えられる、Cref値付近
    の内部楕円より大きい三次元外部楕円を形成するステッ
    プと;を更に含む請求項2に記載の背景ノイズ除去方
    法。
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