JP2000049988A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2000049988A
JP2000049988A JP10216724A JP21672498A JP2000049988A JP 2000049988 A JP2000049988 A JP 2000049988A JP 10216724 A JP10216724 A JP 10216724A JP 21672498 A JP21672498 A JP 21672498A JP 2000049988 A JP2000049988 A JP 2000049988A
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JP10216724A
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English (en)
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Toshiyuki Takano
敏行 高野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化、低コスト化、簡素化、信頼性
(搬送安定性)の向上、スループットの向上を図るこ
と。 【解決手段】 画像処理回路32への画像情報の入力元を
2つの密着型イメージセンサ17,21に切り替える切替回
路33と、第一密着型イメージセンサ17の下流側に配した
第一搬送ローラ対18と、第二密着型イメージセンサ21の
上流側に配した第二搬送ローラ対19と、前記搬送ローラ
対18,19の回転/停止を各々制御する駆動制御機構35,
36と、前記搬送ローラ対18,19間の原稿搬送路23内の空
間を広げるカバー開閉機構37とを有し、原稿の先端が第
二搬送ローラ対19に挟持された後、該第二搬送ローラ対
19の回転を停止させ、搬送ローラ対18,19間の原稿搬送
路23内の空間を広げ、原稿の一方の面の画像情報の読み
取りが終了した後、画像処理回路32への画像情報の入力
元を第二密着型イメージセンサ21に切り替え、第一搬送
ローラ対18の回転を停止させ、第二搬送ローラ対19を回
転させ、原稿の他方の面の画像情報を読み取ることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の両面の画像
情報を読み取ることが可能な画像読取装置に関し、詳細
には、例えば複写機、ファクシミリ装置、或いはこれら
の複合装置に用いられる画像読取装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿の両面の画像情報を読み取る
ことが可能な画像読取装置としては、以下に示すような
ものがある。
【0003】例えば、特開昭60-96069号公報、特開昭60
-126964 号公報、特開昭62-51367号公報、特開昭62-258
552 号公報、特開平1-180576号公報、特開平2-121564号
公報、特開平3-240361号公報、特開平3-256447号公報
(以下、「従来技術1」とする)に開示されているよう
に、原稿の搬送路を介して対向する2つの読取手段で一
度の通紙で同時に原稿の両面の画像情報を読み取る画像
読取装置がある。
【0004】また、特開平1-194658号公報(以下、「従
来技術2」とする)に開示されているように、原稿の搬
送路を介して対向する2つの読取手段で一度の通紙で同
時に原稿の両面の画像情報を読み取り、どちらの面を1
ページ目とするかを選択することが可能な画像読取装置
がある。
【0005】また、特開平1-126870号公報(以下、「従
来技術3」とする)に開示されているように、原稿をス
イッチバックさせて、原稿密着ローラを挟んで対向する
2つの読取手段で原稿の画像情報を片面ずつ読み取る画
像読取装置がある。
【0006】また、特開平3-265355号公報(以下、「従
来技術4」とする)に開示されているように、Uターン
パスの上方/下方のそれぞれに読取手段を設け、原稿を
Uターンパスでループさせて前記各々の読取手段で原稿
の表裏の画像情報を別々に読み取る画像読取装置があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像読取装置では、以下に述べるような問題があ
る。
【0008】上記従来技術1及び従来技術2では、2つ
の読取手段を同時に動作させるため、該読取手段で読み
取った画像情報を処理する画像処理手段が各々(2つ)
必要となり、コスト高となる。更に、片面読取機能を標
準機能として両面読取機能をオプションとした装置を開
発しようとした場合、片面読取機能を持った標準形態の
装置にも予め2つの画像処理手段が必要となるため、片
面読取機能を持った装置のコストメリットが出難い。
【0009】また、従来技術3では、スイッチバックで
戻ってきた原稿は後端から読み込まれることになり、F
AX画像として送信する場合にはページ毎に画像の上下
方向が異なる情報が送信されてしまう。これを回避する
には読み取った画像の上下を反転させる画像反転手段
か、又は原稿の上下を反転させる原稿反転手段が必要と
なり、装置構成が複雑になる。
【0010】更に、スイッチバックされる原稿は、その
先端部が装置外に最も大きく飛び出したときに後端部の
みがローラで挟持して保持されているため、原稿の殆ど
の領域が原稿搬送路から飛び出した状態となっており、
斜行を起こしやすく、搬送不良を起こす可能性がある。
また、これを防ぐにはスイッチバックされた原稿を包含
する大きな原稿搬送路を構成する必要があり、装置が大
型化する。
【0011】また、従来技術4では、A3サイズなどの
大きな原稿を読み取れるように装置を構成するとループ
を形成する原稿搬送路が大きくなり、装置が大型化す
る。
【0012】そこで、本発明の目的は、装置の小型化、
低コスト化、簡素化、信頼性(搬送安定性)の向上、ス
ループットの向上を図ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、原稿の一方の面の画像情報
を読み取る第一読取手段と、原稿の他方の面の画像情報
を読み取る第二読取手段と、前記第一読取手段及び前記
第二読取手段で読み取った画像情報を処理する画像処理
手段と、前記画像処理手段への画像情報の入力元を前記
第一読取手段又は前記第二読取手段に切り替える切替手
段と、少なくとも前記第一読取手段の下流側に配置され
た第一搬送回転体と前記第二読取手段の上流側に配置さ
れた第二搬送回転体を有する原稿搬送手段と、前記第一
搬送回転体を回転/停止させる第一駆動制御手段と、前
記第二搬送回転体を回転/停止させる第二駆動制御手段
と、前記第一搬送回転体と前記第二搬送回転体の間の原
稿搬送路内の空間を広げる搬送路開放手段とを有し、前
記第一搬送回転体によって搬送される原稿の先端が前記
第二搬送回転体に挟持された後、前記第二駆動制御手段
によって前記第二搬送回転体の回転を停止させ、前記第
一搬送回転体と前記第二搬送回転体の間の原稿搬送路内
の空間を広げ、前記第一読取手段によって原稿の一方の
面の画像情報の読み取りが終了した後、前記切替手段に
よって前記画像処理手段への画像情報の入力元を前記第
二読取手段に切り替え、前記第一駆動制御手段によって
前記第一搬送回転体の回転を停止させ、前記第二駆動制
御手段によって前記第二搬送回転体を回転させ、前記第
二読取手段によって原稿の他方の面の画像情報を読み取
ることを特徴とする。
【0014】更に、前記第一搬送回転体と前記第二搬送
回転体の間の原稿のたるみを検知するたるみ検知手段を
備え、原稿の両面の画像情報を読み取る際に、前記切替
手段によって前記画像処理手段への画像情報の入力元を
前記第一読取手段に切り替え、前記第一読取手段によっ
て原稿の一方の面の画像情報を読み取り、その画像処理
を前記画像処理手段によって行い、前記第一搬送回転体
によって搬送される原稿の先端が前記第二搬送回転体に
挟持された後、前記第二駆動制御手段によって前記第二
搬送回転体の回転を停止させ、それによって生じる前記
第一搬送回転体と前記第二搬送回転体の間の原稿のたる
みを前記搬送路開放手段によって前記第一搬送回転体と
前記第二搬送回転体の間の原稿搬送路内の空間を広げる
ことにより吸収し、前記第一読取手段によって原稿の一
方の面の画像情報の読み取りが終了した後、前記切替手
段によって前記画像処理手段への画像情報の入力元を前
記第二読取手段に切り替え、前記第一駆動制御手段によ
って前記第一搬送回転体の回転を停止させ、前記第二駆
動制御手段によって前記第二搬送回転体を回転させ、前
記第二読取手段によって原稿の他方の面の画像情報を読
み取り、その画像処理を前記画像処理手段によって行
い、前記たるみ検知手段によって前記原稿のたるみがな
くなったことを検知した後、前記搬送路開放手段によっ
て前記第一読取手段と前記第二読取手段の間の原稿搬送
路内の空間を元に戻して残りの原稿搬送を継続すること
を特徴とする。
【0015】また、前記搬送路開放手段は、前記第一搬
送回転体と前記第二搬送回転体の間の原稿のたるみを装
置外に開放するように構成してなることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
適用した画像読取装置の一実施形態について具体的に詳
しく説明する。
【0017】〔第1実施形態〕図1〜図9を参照して、
第1実施形態に係る画像読取装置について詳しく説明す
る。本実施形態では、ファクシミリ装置における画像読
取装置の構成を例示して説明する。
【0018】図1はファクシミリ装置の外観斜視図であ
る。図1において、1は装置本体、2は本発明に係る画
像読取部、3はレーザービームプリンタからなる記録
部、4は原稿Dを複数枚積載することができるように構
成された原稿載置台、5は原稿排紙トレイである。
【0019】図2はファクシミリ装置における画像読取
部の概略構成を示す模式断面図である。図2において、
11は原稿Dが原稿載置台4にセットされたか否かを検知
する原稿有無検知センサ、12はセットされた原稿Dを画
像読取部2の内部に給送するピックアップローラ、13及
び14は協働して複数枚の原稿Dを一枚ずつ分離する逆転
ローラ及び分離ローラ、15は分離された原稿Dを給送す
る給送ローラ対、16は原稿の先端及び後端を検知するた
めの第一原稿端部検知センサ、17は原稿Dの表面の画像
情報を読み取る第一密着型イメージセンサ(第一読取手
段)、18及び19は原稿Dを挟持搬送する第一搬送ローラ
対(第一搬送回転体)及び第二搬送ローラ対(第二搬送
回転体)、20は原稿の先端及び後端を検知するための第
二原稿端部検知センサ、21は原稿Dの裏面の画像情報を
読み取る第二密着型イメージセンサ(第二読取手段)、
22は原稿Dを原稿排紙トレイ5上に排紙する排紙ローラ
対、23は原稿搬送路、24は原稿搬送路23のUターンパス
部を構成する開閉可能なカバーである。
【0020】図3は制御構成の一例を示すブロック図で
ある。図3において、31は画像読取部2の制御を行う制
御回路、32は第一密着型イメージセンサ17及び第二密着
型イメージセンサ21により読み取った原稿Dの画像情報
を処理する画像処理回路(画像処理手段)、33は画像処
理回路32への画像情報の入力元を前記第一密着型イメー
ジセンサ17又は前記第二密着型イメージセンサ21に切り
替える切替回路(切替手段)、34は原稿搬送手段を構成
する給送ローラ対15、第一搬送ローラ対18、第二搬送ロ
ーラ対19、及び排紙ローラ対22を回転駆動させるための
駆動モータ、35は第一搬送ローラ対18を回転/停止させ
るためのクラッチやソレノイド等で構成された第一駆動
制御機構(第一駆動制御手段)、36は第二搬送ローラ対
19を回転/停止させるためのクラッチやソレノイド等で
構成された第二駆動制御機構(第二駆動制御手段)、37
はカバー24を開閉させるためにモータ、ソレノイド、カ
ム機構等で構成されたカバー開閉機構(搬送路開放手
段)、38は第一搬送ローラ対18と第二搬送ローラ対19の
間で原稿Dのたるみを検知するたるみ検知センサ38であ
る。尚、16は前述した第一原稿端部検知センサ、20は前
述した第二原稿端部検知センサである。
【0021】次に、図4に示すフローチャートに基づい
て、図5〜図9を参照しつつ画像読取部2の動作につい
て説明する。
【0022】使用者が原稿載置台4上に、表面を上にし
て原稿Dをセットする(S1)。すると、原稿有無検知
センサ11により原稿Dが検知される(S2)。
【0023】ここで、画像処理回路32への画像情報の入
力元が第一密着型イメージセンサ17でない場合は、切替
回路33により第一密着型イメージセンサ17に切り替えら
れる(S3)。そして、使用者が所定の読取条件(解像
度、濃度等)を設定し、読み取りをスタートさせる(S
4)。
【0024】原稿載置台4上に積載された原稿Dが、ピ
ックアップローラ12によりピックアップ搬送され、原稿
分離手段を構成する逆転ローラ13と分離ローラ14により
一枚ずつ分離給送される(S5)。
【0025】分離された原稿Dは給送ローラ対15に到達
し、第一原稿端部検知センサ16により先端が検知される
(S6)と、原稿Dの読取開始位置が第一密着型イメー
ジセンサ17の読取基準位置に達するまでのタイミングを
計った後、第一密着型イメージセンサ17による表面の画
像情報の読み取りを開始する(S7)。
【0026】前記原稿Dは第一搬送ローラ対18に達し、
原稿搬送路23のUターンパス部に送られ、更に第二搬送
ローラ対19に達する。そして、第二原稿端部検知センサ
20により原稿Dの先端が検知される(S8、図5参照)
と、第二駆動制御機構36により第二搬送ローラ対19の回
転が停止される(S9)と共に、カバー開閉機構37によ
りカバー24が開放される(S10、図6参照)。即ち、第
一搬送ローラ対18と第二搬送ローラ対19の間の原稿搬送
路23のUターンパス部の空間が広げられる。
【0027】このとき、第二搬送ローラ対19によって原
稿Dの先端部近傍は挟持停止されるが、それよりも上流
側の部分は第一搬送ローラ対18等によって搬送され続け
るため、第一搬送ローラ対18と第二搬送ローラ対19の間
で原稿Dにたるみが生じる。しかし、前述したようにカ
バー24が開放されており、図7に示すように、原稿Dの
たるみが画像読取部2の外部に膨らむように構成されて
いるため、原稿Dがジャムすることはない。
【0028】その後、第一原稿端部検知センサ16により
原稿Dの後端が検知される(S11)と、原稿Dの読取終
了位置が第一密着型イメージセンサ17の読取基準位置に
達するまでのタイミングを計った後、第一密着型イメー
ジセンサ17による表面の画像情報の読み取りを終了する
(S12)。
【0029】表面の画像情報の読み取りが終了した後、
第一搬送ローラ対18に原稿Dが挟持されている状態で第
一駆動制御機構35により第一搬送ローラ対18の回転が停
止される(S13)。
【0030】切替回路33により画像処理回路32への画像
情報の入力元が第二密着型イメージセンサ21に切り替え
られ(S14)、第二駆動制御機構36により第二搬送ロー
ラ対19の回転が再開される(S15)。
【0031】原稿Dの読取開始位置が第二密着型イメー
ジセンサ21の読取基準位置に達するまでのタイミングを
計った後、第二密着型イメージセンサ21による裏面の画
像情報の読み取りを開始する(S16、図8参照)。
【0032】第二搬送ローラ対19で原稿Dが送られ、該
原稿Dのたるみが少なくなると、第一搬送ローラ対18は
図示しないワンウェイクラッチにより空転し、原稿Dの
後端側をたるみ検知センサ38が検知すると、カバー開閉
機構37によりカバー24が閉じられる(S17、S18、図9
参照)。
【0033】そして、第二原稿端部検知センサ20により
原稿Dの後端が検知される(S19)と、原稿Dの読取終
了位置が第二密着型イメージセンサ21の読取基準位置に
達するまでのタイミングを計った後、第二密着型イメー
ジセンサ21による裏面の画像情報の読み取りを終了する
(S20)。
【0034】その後、原稿Dは排紙ローラ対22により原
稿排紙トレイ5上に排紙される(S21)。
【0035】そして、原稿載置台4上の原稿Dがなくな
るまで、上記S5〜S21の工程が繰り返し行われ、原稿
有無検知センサ11により原稿無しが検知されると全ての
読み取り動作を終了する。
【0036】上述したように、本実施形態によれば、2
つの密着型イメージセンサ17,21を切替回路33で切り替
えて画像情報を1つの画像処理回路32に送ることが可能
となるため、画像処理回路を複数もつ必要がなく、電気
回路基板の小型化が可能であり、コストを低く押さえる
ことができる。
【0037】また、片面読取機能だけを持った装置を標
準形態として両面読取機能をオプションとした場合、1
つの画像処理回路で標準形態とオプション増設形態とを
実現することが可能であり、画像処理回路を2つ持つ構
成に比べてコストを低く抑えることができる。
【0038】また、第二密着型イメージセンサ21で原稿
Dの画像情報が読み取られる前に該原稿Dの先端を第二
搬送ローラ対19で止め、原稿搬送路23を開放することに
よって原稿Dの後端側を搬送させた結果生じる原稿Dの
たるみを許容でき、原稿Dの先端を止めたまま第一密着
型イメージセンサ17で原稿Dの後端側の画像情報を読み
取ることが可能であるので、第一密着型イメージセンサ
17と第二密着型イメージセンサ21との間の距離を短くす
ることが可能となり、装置サイズを小さく抑えることが
できる。
【0039】また、原稿Dの先端を第二搬送ローラ対19
で保持した後、原稿搬送路23を開放し、原稿Dのたるみ
がなくなった後すぐに原稿搬送路23を閉じることができ
るため、前記従来技術3で示したような搬送不良を抑え
ることができ、搬送安定性を向上させることができる。
【0040】また、表面/裏面とも原稿Dの先端から画
像情報を読み取ることができるため、読み取った画像情
報を反転させる画像反転手段や原稿の上下を反転させる
原稿反転手段が不要である。従って、原稿反転手段等を
必要とする装置に比べて、原稿読取のスループットが速
く、装置コストを低く抑えることができ、装置構成も簡
素化することができる。
【0041】また、原稿搬送路23を開放して原稿Dのた
るみを装置外に逃がすように構成することにより、装置
全体のサイズを小さく抑えることができる。
【0042】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
たるみ検知センサ38を第一搬送ローラ対18と第二搬送ロ
ーラ対19との間に配置した構成を例示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば第一密着型イメ
ージセンサ17と第一搬送ローラ対18との間に配置して、
原稿Dのたるみが無くなり動き始めた原稿後端を検知し
たり(図10参照)、或いは第一搬送ローラ対18の一方の
ローラ軸上にたるみ検知センサ38として機能する回転検
知センサを設けて、原稿Dのたるみが無くなった後のロ
ーラの連れ回りを検知するように構成しても良い(図11
参照)。
【0043】更に、表面の画像情報の読取時に第一原稿
端部検知センサ16によって原稿Dの搬送方向の長さをカ
ウントしておき、該原稿Dのたるみが無くなるまでの第
二搬送ローラ対19の原稿搬送量を計算することにより、
たるみ検知センサ38を使用しない構成とすることも可能
である。
【0044】即ち、原稿Dのたるみが無くなった後すぐ
に、更に望ましくは原稿Dの後端が第一搬送ローラ対18
に挟持されているうちに、カバー24を閉じることができ
るように構成すれば良い。
【0045】また前述した実施形態では、画像読取装置
としてファクシミリ装置における画像読取部を例示した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば画
像読取装置であるスキャナ単体、或いは複写機における
画像読取装置、或いはプリンタ機能、ファクシミリ機
能、コピー機能等を適宜組み合わせた複合装置における
画像読取装置等に本発明を適用しても同様の効果を得る
ことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つの読取手段を切替手段で切り替えて画像情報を1つ
の画像処理手段で処理することが可能となるため、画像
処理手段を読取手段毎に設ける必要がなく、電気回路基
板の小型化が可能であり、コストを低く押さえることが
できる。
【0047】また、片面読取機能だけを持った装置を標
準形態として両面読取機能をオプションとした場合、1
つの画像処理手段で標準形態とオプション増設形態とを
実現することが可能であり、画像処理手段を読取手段毎
に設ける構成に比べてコストを低く抑えることができ
る。
【0048】また、第二読取手段で原稿の画像情報が読
み取られる前に該原稿の先端を第二搬送回転体で止め、
第一搬送回転体と第二搬送回転体の間の原稿搬送路を開
放することによって原稿の後端側を搬送させた結果生じ
る原稿のたるみを許容でき、原稿の先端を止めたまま第
一読取手段で原稿の後端側の画像情報を読み取ることが
できるので、第一読取手段と第二読取手段との間の距離
を短くすることができ、装置サイズを小さく抑えること
ができる。
【0049】また、原稿の先端を第二搬送回転体で保持
した後、第一搬送回転体と第二搬送回転体の間の原稿搬
送路を開放し、原稿のたるみがなくなった後すぐに前記
原稿搬送路を閉じることができるため、搬送安定性を向
上させることができる。
【0050】また、表面/裏面とも原稿の先端から画像
情報を読み取ることができるため、読み取った画像情報
を反転させる画像反転手段や原稿の上下を反転させる原
稿反転手段が不要である。従って、原稿反転手段等を必
要とする装置に比べて、原稿読取のスループットが速
く、装置コストを低く抑えることができ、装置構成も簡
素化することができる。
【0051】また、第一搬送回転体と第二搬送回転体の
間の原稿搬送路を開放して原稿のたるみを装置外に逃が
すように構成することにより、装置全体のサイズを小さ
く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の外観斜視図
【図2】ファクシミリ装置における画像読取部の概略構
成を示す模式断面図
【図3】前記画像読取部における制御構成の一例を示す
ブロック図
【図4】前記画像読取部における動作の流れを示すフロ
ーチャート
【図5】前記画像読取部の原稿搬送動作を説明する断面
【図6】前記画像読取部の原稿搬送動作を説明する断面
【図7】前記画像読取部の原稿搬送動作を説明する断面
【図8】前記画像読取部の原稿搬送動作を説明する断面
【図9】前記画像読取部の原稿搬送動作を説明する断面
【図10】他の実施形態に係る画像読取部の概略構成を
示す模式断面図
【図11】他の実施形態に係る画像読取部の概略構成を
示す模式断面図
【符号の説明】
D …原稿 1 …装置本体 2 …画像読取部 3 …記録部 4 …原稿載置台 5 …原稿排紙トレイ 11 …原稿有無検知センサ 12 …ピックアップローラ 13 …逆転ローラ 14 …分離ローラ 15 …給送ローラ対 16 …第一原稿端部検知センサ 17 …第一密着型イメージセンサ 18 …第一搬送ローラ対 19 …第二搬送ローラ対 20 …第二原稿端部検知センサ 21 …第二密着型イメージセンサ 22 …排紙ローラ対 23 …原稿搬送路 24 …カバー 31 …制御回路 32 …画像処理回路 33 …切替回路 34 …駆動モータ 35 …第一駆動制御機構 36 …第二駆動制御機構 37 …カバー開閉機構 38 …たるみ検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H076 AA04 BA24 BA49 BA58 BA67 BB02 BB05 BB10 3F049 DA12 DB02 EA17 EA24 LA03 LB02 3F101 FA01 FB14 FB15 FE02 FE11 FE22 5C062 AA02 AA05 AB17 AB32 AB46 AC11 AC13 AC14 AC15 AC58 AC66 AC68 BA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の一方の面の画像情報を読み取る第
    一読取手段と、 原稿の他方の面の画像情報を読み取る第二読取手段と、 前記第一読取手段及び前記第二読取手段で読み取った画
    像情報を処理する画像処理手段と、 前記画像処理手段への画像情報の入力元を前記第一読取
    手段又は前記第二読取手段に切り替える切替手段と、 少なくとも前記第一読取手段の下流側に配置された第一
    搬送回転体と前記第二読取手段の上流側に配置された第
    二搬送回転体を有する原稿搬送手段と、 前記第一搬送回転体を回転/停止させる第一駆動制御手
    段と、 前記第二搬送回転体を回転/停止させる第二駆動制御手
    段と、 前記第一搬送回転体と前記第二搬送回転体の間の原稿搬
    送路内の空間を広げる搬送路開放手段とを有し、 前記第一搬送回転体によって搬送される原稿の先端が前
    記第二搬送回転体に挟持された後、前記第二駆動制御手
    段によって前記第二搬送回転体の回転を停止させ、前記
    第一搬送回転体と前記第二搬送回転体の間の原稿搬送路
    内の空間を広げ、 前記第一読取手段によって原稿の一方の面の画像情報の
    読み取りが終了した後、前記切替手段によって前記画像
    処理手段への画像情報の入力元を前記第二読取手段に切
    り替え、前記第一駆動制御手段によって前記第一搬送回
    転体の回転を停止させ、前記第二駆動制御手段によって
    前記第二搬送回転体を回転させ、前記第二読取手段によ
    って原稿の他方の面の画像情報を読み取ることを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記第一搬送回転体と前記第二搬送回転
    体の間の原稿のたるみを検知するたるみ検知手段を備
    え、 原稿の両面の画像情報を読み取る際に、前記切替手段に
    よって前記画像処理手段への画像情報の入力元を前記第
    一読取手段に切り替え、前記第一読取手段によって原稿
    の一方の面の画像情報を読み取り、その画像処理を前記
    画像処理手段によって行い、 前記第一搬送回転体によって搬送される原稿の先端が前
    記第二搬送回転体に挟持された後、前記第二駆動制御手
    段によって前記第二搬送回転体の回転を停止させ、それ
    によって生じる前記第一搬送回転体と前記第二搬送回転
    体の間の原稿のたるみを前記搬送路開放手段によって前
    記第一搬送回転体と前記第二搬送回転体の間の原稿搬送
    路内の空間を広げることにより吸収し、 前記第一読取手段によって原稿の一方の面の画像情報の
    読み取りが終了した後、前記切替手段によって前記画像
    処理手段への画像情報の入力元を前記第二読取手段に切
    り替え、前記第一駆動制御手段によって前記第一搬送回
    転体の回転を停止させ、前記第二駆動制御手段によって
    前記第二搬送回転体を回転させ、前記第二読取手段によ
    って原稿の他方の面の画像情報を読み取り、その画像処
    理を前記画像処理手段によって行い、 前記たるみ検知手段によって前記原稿のたるみがなくな
    ったことを検知した後、前記搬送路開放手段によって前
    記第一読取手段と前記第二読取手段の間の原稿搬送路内
    の空間を元に戻して残りの原稿搬送を継続することを特
    徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送路開放手段は、前記第一搬送回
    転体と前記第二搬送回転体の間の原稿のたるみを装置外
    に開放するように構成してなることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1317880C (zh) * 2002-04-23 2007-05-23 佳能株式会社 图像读取装置
JP2008120529A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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