JP2000048702A - 電磁継電器とその製造方法 - Google Patents

電磁継電器とその製造方法

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JP2000048702A
JP2000048702A JP10216907A JP21690798A JP2000048702A JP 2000048702 A JP2000048702 A JP 2000048702A JP 10216907 A JP10216907 A JP 10216907A JP 21690798 A JP21690798 A JP 21690798A JP 2000048702 A JP2000048702 A JP 2000048702A
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JP
Japan
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contact spring
fixed
bobbin
fixed contact
electromagnetic relay
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JP10216907A
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English (en)
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Takeshi Yamashita
武 山下
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Nagano Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Nagano Fujitsu Component Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等に搭載される車載用設備や音響用設
備、パソコン等に組み込まれる低動作音型の電磁継電器
に関し、安定した寸法精度を有し一層の小型化と製造コ
ストの低減を可能にする電磁継電器の提供を目的とす
る。 【解決手段】 上記課題はコイル11が巻回されたボビン
31と、頭頂部15を具えボビン31を貫通する円柱状の鉄心
13と、鉄心13に固着されるL字状の継鉄14と、一端が継
鉄14に固着され他端に可動接点16が固着された可動接点
ばね17と、可動接点ばね17によって保持され継鉄14の側
面と頭頂部15に対向する接極子18と、固定接点19を支持
するメーク側の固定接点ばね32およびブレーク側の固定
接点ばね21とを有し、固定接点ばね32または固定接点ば
ね21のいずれか一方が、ボビン31を成形する際にインサ
ート成形され、他方がボビン31のスリット33に嵌挿され
ている本発明の電磁継電器によって達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等に搭載され
る車載用設備や音響用設備、パソコン等に組み込まれる
低動作音型の電磁継電器に係り、特に安定した磁気吸引
力を有し一層の小型化と製造コストの低減を可能にする
電磁継電器に関する。
【0002】近年、電磁継電器の使用範囲が拡大され車
載用設備を始めとして音響用設備やパソコン等にまで組
み込まれているが、このような用途に供される電磁継電
器は小型化と低コスト化とが可能であると共に消費電力
の小さいことが要求される。
【0003】しかし、個別に形成された部品を組み立て
る方式の従来の電磁継電器は各部品の小型化と低コスト
化とに限界があり、また磁気回路等に各部品の寸法誤差
に起因するばらつきがあると駆動マージン等が大きくな
って消費電力の増大を招く。
【0004】そこで安定した寸法精度を有し一層の小型
化と製造コストの低減を可能にする電磁継電器の開発が
要望されている。
【0005】
【従来の技術】図4は従来の電磁継電器の主要部を示す
分割斜視図である。図において従来の電磁継電器は巻回
されたコイル11の端末が植設された一対のリード端子23
に接続されたボビン12と、ボビン12を貫通する鉄心13お
よびボビン12の上方に添設され一端が鉄心13の先端に固
着されたL字状の継鉄14を有する。
【0006】先端が継鉄14に嵌入する鉄心13は他端に頭
頂部15を有し頭頂部15は組立時の位置合わせを無くすた
め通常は円形をなし、小型化された電磁継電器では磁気
特性を向上させる手段として通常はヘッダー加工によっ
て頭頂部が形成されている。
【0007】自由端側に可動接点16が固着されたL字状
の可動接点ばね17の固定端側がかしめ等の手段で継鉄14
の背面に固着され、鉄心13の頭頂部15と継鉄14の開放端
に対抗させた接極子18が可動接点ばね17の可動接点16を
具えた側に固着されている。
【0008】可動接点16と対向する位置に可動接点16を
挟みメーク側とブレーク側の固定接点19が配設されてお
り、固定接点19を支持するメーク側の固定接点ばね20と
ブレーク側の固定接点ばね21が、それぞれボビン12のス
リット22に装着されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メーク側の固
定接点ばねとブレーク側の固定接点ばねとをボビンのス
リットに装着する従来の電磁継電器は、スリットの位置
精度を高めると共に充分な強度を得るためスリットの形
成時に両側に充分な肉厚部分を残す必要がある。
【0010】特に小型化された電磁継電器の場合はスリ
ットの両側に充分な肉厚部分を残すために電磁継電器の
小型化が阻害され、しかも組立に際して固定接点ばねを
それぞれスリットに装着するため組立作業が極めて煩雑
になるという問題があった。
【0011】本発明の目的は安定した寸法精度を有し一
層の小型化と製造コストの低減を可能にする電磁継電器
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明になる電磁
継電器の主要部を示す分割斜視図である。なお全図を通
し同じ対象物は同一記号で表している。
【0013】上記課題はコイル11が巻回されたボビン31
と、頭頂部15を具えボビン31を貫通する円柱状の鉄心13
と、ボビン31に添設され鉄心13に固着されるL字状の継
鉄14と、一端が継鉄14に固着され他端に可動接点16が固
着されたL字状の可動接点ばね17と、可動接点ばね17に
よって揺動自在に保持され継鉄14の側面と頭頂部15に対
向する接極子18と、可動接点16と対向する位置に配設さ
れた固定接点19を支持するメーク側の固定接点ばね32お
よびブレーク側の固定接点ばね21とを有し、メーク側の
固定接点ばね32またはブレーク側の固定接点ばね21のい
ずれか一方が、ボビン31を成形する際に所定の位置にイ
ンサート成形され、他方がボビン31に形成されたスリッ
ト33に嵌挿されている本発明の電磁継電器によって達成
される。
【0014】このようにメーク側の固定接点ばねまたは
ブレーク側の固定接点ばねのいずれか一方が、ボビンを
成形する際に所定の位置にインサート成形され、他方が
ボビンに形成されたスリットに嵌挿されている本発明の
電磁継電器は、インサート成形された固定接点ばねの周
囲に肉厚部分を残す必要が無く、他方の固定接点ばねを
嵌挿するスリットの両側に肉厚部分を残した状態でボビ
ンを小型化できる。
【0015】また、インサート成形された固定接点ばね
の位置精度を向上させることが可能になると共に、メー
ク側の固定接点ばねまたはブレーク側の固定接点ばねの
いずれか一方をスリットに嵌挿する工程が不要になり組
立工程を簡略化できる。
【0016】即ち、安定した寸法精度を有し一層の小型
化と製造コストの低減を可能にする電磁継電器を実現す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下添付図により本発明の実施例
について説明する。なお、図2はボビンの相違点を詳細
に説明するための下面図、図3は本発明の他の実施例を
示す分割斜視図である。
【0018】本発明の電磁継電器は図1に示す如くコイ
ル11が巻回され両端末が植設されたリード端子23に接続
されたボビン31と、ボビン31を貫通する鉄心13およびボ
ビン31の上方に添設され一端が鉄心13の先端に固着され
たL字状の継鉄14を有する。
【0019】なお、一対のリード端子23はコイル11の端
末を接続するからげ部24のはんだ付けおよび曲げ戻しを
左右同時に行うため、ボビン31の同一端面に並べてイン
サート成形されると同時に左右のからげ部24が予め同一
方向に折り曲げられている。
【0020】先端が継鉄14に嵌入する鉄心13は他端に頭
頂部15を有し頭頂部15は組立時の位置合わせを無くすた
め通常は円形をなし、小型化された電磁継電器では磁気
特性を向上させる手段として通常はヘッダー加工によっ
て頭頂部が形成されている。
【0021】自由端側に可動接点16が固着されたL字状
の可動接点ばね17の固定端側がかしめ等の手段で継鉄14
の背面に固着され、鉄心13の頭頂部15と継鉄14の開放端
に対抗させた接極子18が可動接点ばね17の可動接点16を
具えた側に固着されている。
【0022】可動接点16を挟んでそれぞれ可動接点16と
対向する位置にメーク側およびブレーク側の固定接点19
が配設されており、メーク側の固定接点19はボビン31を
成形する際にインサート成形されたメーク側の固定接点
ばね32上に固着されている。
【0023】ボビン31はブレーク側の固定接点ばね21を
メーク側の固定接点ばね32と対向する位置に装着するた
めスリット33を有し、図示省略された固定接点19が固着
されたブレーク側の固定接点ばね21はスリット33に嵌挿
することにより支持される。
【0024】従来の電磁継電器と本発明になる電磁継電
器の相違点を更に詳細に説明すると従来の電磁継電器は
図2(a) に示す如く、ボビン12がメーク側の固定接点ば
ね20とブレーク側の固定接点ばね(図示省略)を装着す
るスリット22を具えている。
【0025】メーク側の固定接点ばね20とブレーク側の
固定接点ばねとはそれぞれスリット22に嵌挿されて所定
の位置に支持され、メーク側の固定接点ばね20および図
示省略されたブレーク側の固定接点ばねにはそれぞれ固
定接点19が固着されている。
【0026】また、本発明の電磁継電器の場合は図2
(b) に示す如くメーク側の固定接点ばね32がボビン31に
インサート成形され、固定接点ばね32と対向する位置に
ブレーク側の固定接点ばねを装着するためのスリット33
がボビン31に形成されている。
【0027】ボビン31にインサート成形された固定接点
ばね32に可動接点と対向可能にメーク側の固定接点19が
固着されているが、ボビン31にインサート成形する前に
固定接点19が固定接点ばね32が固着されていると成形時
に接点の表面が汚染される。
【0028】そこで図示省略されたブレーク側の固定接
点ばねは組立に先立って所定の位置に固着された固定接
点を具えているが、接点表面の汚染を防止するため固定
接点ばね32への固定接点19の固着はボビン31にインサー
ト成形された後で行われる。
【0029】従来の電磁継電器の場合は図4に示す如く
予め接点19が固着された固定接点ばね20、21をボビン12
に嵌挿する構造で、ボビン12はコイルが巻回される領域
と固定接点ばねの収納領域との間に図2(a) に示す如く
仕切壁25が形成されている。
【0030】しかし、本発明の電磁継電器のボビン31は
インサート成形された固定接点ばね32に対して固定接点
19を固着するため、図2(b) に示す如くフランジ部34、
35の固定接点ばね32と対向する領域を切取り接点固着手
段の装着を可能にしている。
【0031】図3に示す電磁継電器は本発明の他の実施
例でコイル41が巻回されて植設されたリード端子23に接
続されたボビン42と、ボビン42を貫通する鉄心43および
ボビン42上方に添設され一端が鉄心43の先端に固着され
たL字状の継鉄44を有する。
【0032】なお、一対のリード端子23はコイル41の端
末を接続するからげ部24のはんだ付けおよび曲げ戻しを
左右同時に行うため、ボビン42の同一端面に並べてイン
サート成形されると同時に左右のからげ部24が予め同一
方向に折り曲げられている。
【0033】前記実施例とは異なり本実施例では先端が
継鉄44に固着される円柱状の鉄心43が他端に角形の頭頂
部45を具備しており、小型化された電磁継電器では磁気
特性を向上させる手段として通常はヘッダー加工によっ
て頭頂部が形成されている。
【0034】自由端側に可動接点46が固着されたL字状
の可動接点ばね47は固定端側がかしめ等の手段により頭
頂部45に固着され、鉄心43の頭頂部45と継鉄44の開放端
に対抗させた接極子48が可動接点ばね47の可動接点46を
具えた側に固着されている。
【0035】可動接点46を挟んでそれぞれ可動接点46と
対向する位置にメーク側およびブレーク側の固定接点49
が配設されており、メーク側の固定接点49はボビン42を
成形する際にインサート成形されたメーク側の固定接点
ばね50上に固着されている。
【0036】ボビン42はブレーク側の固定接点ばね51を
メーク側の固定接点ばね50と対向する位置に装着するた
めスリット52を有し、図示省略された固定接点49が固着
されたブレーク側の固定接点ばね51はスリット52に嵌挿
することにより支持される。
【0037】なお、上記実施例はメーク側の固定接点ば
ねをインサートしブレーク側の固定接点ばねをスリット
に嵌挿しているが、ブレーク側の固定接点ばねをインサ
ートしメーク側の固定接点ばねをスリットに嵌挿しても
得られる効果は同じである。
【0038】このようにメーク側の固定接点ばねまたは
ブレーク側の固定接点ばねのいずれか一方が、ボビンを
成形する際に所定の位置にインサート成形され、他方が
ボビンに形成されたスリットに嵌挿されている本発明の
電磁継電器は、インサート成形された固定接点ばねの周
囲に肉厚部分を残す必要が無く、他方の固定接点ばねを
嵌挿するスリットの両側に肉厚部分を残した状態でボビ
ンを小型化できる。
【0039】また、インサート成形された固定接点ばね
の位置精度を向上させることが可能になると共に、メー
ク側の固定接点ばねまたはブレーク側の固定接点ばねの
いずれか一方をスリットに嵌挿する工程が不要になり組
立工程を簡略化できる。
【0040】即ち、安定した寸法精度を有し一層の小型
化と製造コストの低減を可能にする電磁継電器を実現す
ることができる。
【0041】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば安定した寸法
精度を有し一層の小型化と製造コストの低減を可能にす
る電磁継電器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる電磁継電器の主要部を示す分割
斜視図である。
【図2】 ボビンの相違点を詳細に説明するための斜視
図である。
【図3】 本発明の他の実施例を示す分割斜視図であ
る。
【図4】 従来の電磁継電器の主要部を示す分割斜視図
である。
【符号の説明】
11 コイル 12 ボビン 13 鉄心 14 継鉄 15 頭頂部 16 可動接点 17 可動接点ばね 18 接極子 19 固定接点 20 固定接点ばね 21 固定接点ばね 22 スリット 23 リード端子 24 からげ部 31 ボビン 32 固定接点ばね 33 スリット 34 フランジ部 35 フランジ部 41 コイル 42 ボビン 43 鉄心 44 継鉄 45 頭頂部 46 可動接点 47 可動接点ばね 48 接極子 49 固定接点 50 固定接点ばね 51 固定接点ばね 52 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻回されたボビンと、頭頂部を
    具え該ボビンを貫通する円柱状の鉄心と、該ボビンに添
    設され該鉄心に固着されるL字状の継鉄と、一端が該継
    鉄に固着され他端に可動接点が固着されたL字状の可動
    接点ばねと、該可動接点ばねによって揺動自在に保持さ
    れ該継鉄の側面と該頭頂部に対向する接極子と、該可動
    接点と対向する位置に配設された固定接点を支持するメ
    ーク側の固定接点ばねおよびブレーク側の固定接点ばね
    とを有し、 該メーク側の固定接点ばねまたは該ブレーク側の固定接
    点ばねのいずれか一方が、該ボビンを成形する際に所定
    の位置にインサート成形され、他方が該ボビンに形成さ
    れたスリットに嵌挿されていることを特徴とする電磁継
    電器。
  2. 【請求項2】 コイルが巻回されるボビンの成形に際し
    て、メーク側の固定接点ばねまたはブレーク側の固定接
    点ばねをインサート成形し、 インサート成形された該メーク側の固定接点ばねまたは
    該ブレーク側の固定接点ばねに、固定接点を固着するこ
    とを特徴とする電磁継電器の製造方法。
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