JP2000048314A - ヘッド及び記録再生装置 - Google Patents

ヘッド及び記録再生装置

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JP2000048314A
JP2000048314A JP10218362A JP21836298A JP2000048314A JP 2000048314 A JP2000048314 A JP 2000048314A JP 10218362 A JP10218362 A JP 10218362A JP 21836298 A JP21836298 A JP 21836298A JP 2000048314 A JP2000048314 A JP 2000048314A
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head
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tape
magnetic
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▲じゅん▼ ▲高▼山
Jun Takayama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドの媒体進入側のエッジが摩耗しても、
媒体との接触性及び安定な動作を維持することのできる
多チャンネルヘッド及び記録再生装置を提供する。 【解決手段】 このヘッドは、テープ状の記録媒体に対
して情報の記録再生を行うヘッドであって、上記記録媒
体との対向面が略平坦となされているとともに、上記対
向面と上記記録媒体が進入してくる側の側面とのなす角
度が90°未満とされていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状の記録媒
体に対して情報の記録及び/又は再生を行うヘッド及び
記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の高記録密度化に伴い、記録媒体に
おいてはトラック幅が狭くなされており、それに対応し
たヘッドの開発が進められている。
【0003】例えば、磁気記録の分野においては、ハー
ドディスク装置等に用いられている磁気ディスクに対し
て記録再生を行う磁気ヘッド技術を、磁気テープに対す
る記録再生に用いることが提案されている。一般に、磁
気ディスクは磁気テープよりも狭トラック化、高記録密
度化されており、狭トラックに対応したディスク用の磁
気ヘッドは、高記録密度化された磁気テープに対して記
録再生を行うときに特に適している。
【0004】図9は、ディスク用の磁気ヘッド技術を応
用した磁気ヘッド30を用いて磁気テープ31に対して
情報の記録再生を行う様子を模式的に示した断面図であ
る。この磁気ヘッド30は、一般に、テープ幅方向に複
数の磁気ヘッド素子32を有し、磁気テープ31との摺
動方向における断面形状が略長方形状となされていると
ともに、磁気テープ31との摺動面33が略平坦となさ
れている。
【0005】そして、この磁気ヘッド30は、図9中矢
印D方向に走行する磁気テープ31に対して情報の記録
再生を行う。このとき、磁気テープ31が高速で走行す
ると、当該磁気テープ31と同伴して走行する薄い空気
の層(エアーフィルム)が発生する。このエアーフィル
ムが磁気ヘッド30の摺動面33と磁気テープ31との
間に入り込むと、磁気ヘッド30と磁気テープ31との
当たりが低下してしまう。
【0006】上述したような、エアーフィルムによる磁
気ヘッド30と磁気テープ31との当たりの低下を防ぐ
ために、磁気テープ31を、磁気ヘッド30の摺動面3
3を含む面に対して所定の角度(ラップ角)を有するよ
うに導入させている。磁気テープ31が、所定のラップ
角をもって磁気ヘッド30に進入するように磁気テープ
31を導くことで、磁気テープ31と伴って走行するエ
アーフィルムは、磁気ヘッド30のテープ進入側の側面
34と上記摺動面33との交差部分に形成されるエッジ
35で掻き取られる。エッジ35でエアーフィルムを掻
き取ることで、エアーフィルムが磁気ヘッド30の摺動
面33と磁気テープ31との間に入り込むのを防ぎ、磁
気ヘッド30と磁気テープ31との当たりが良好に保た
れる。また、この磁気ヘッド30では、摺動面33が略
平坦面とされているので、後述するように、磁気テープ
31が摺動面33に引き寄せられて磁気ヘッド30と磁
気テープ31との良好な当たりが保たれる。
【0007】さらに、このエッジ35は、エアーフィル
ムを掻き取るばかりでなく、磁気テープ31に付着して
いるゴミ等の異物を取り除く機能も有している。このエ
ッジ35で、磁気テープ31に付着している異物を取り
除くことで、磁気ヘッド30が目詰まりを起こすことな
く、記録再生を安定に行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このエ
ッジ35には、磁気テープ31との摺動による接触圧が
局所的に大きくかかるため、摩耗が大きい。磁気ヘッド
30のエッジ35が、図10に示すように、磁気テープ
31との摺動によって摩耗してしまうと、上述したよう
な、エアーフィルムの掻き取りや、磁気テープ31に付
着した異物の除去ができなくなってしまう。
【0009】エッジ35が磁気テープ31との摺動によ
って摩耗し、エアーフィルムの掻き取りや、磁気テープ
31に付着した異物の除去ができなくなると、磁気テー
プ31と磁気ヘッド30との接触性が低下するほか、磁
気ヘッド30が異物によって目詰まりを起こし、安定な
動作が行われなくなってしまう。
【0010】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、ヘッドの媒体進入側のエッジが
摩耗しても、媒体との接触性及び安定な動作を維持する
ことのできるヘッド及び記録再生装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のヘッドは、テー
プ状の記録媒体に対して情報の記録再生を行うヘッドで
あって、上記記録媒体との対向面が略平坦となされてい
るとともに、上記対向面と上記記録媒体が進入してくる
側の側面とのなす角度が90°未満とされていることを
特徴とする。
【0012】上述したような本発明に係るヘッドでは、
上記対向面と上記側面とのなす角度が90°未満とされ
ているので、上記対向面と上記側面とで形成されるエッ
ジが上記記録媒体との摺動によって摩耗しても、上記記
録媒体と併走するエアーフィルムが掻き取られて上記記
録媒体との良好な当たりが維持される。また、このヘッ
ドでは、上記対向面と上記側面とで形成されるエッジが
上記記録媒体との摺動によって摩耗しても、上記記録媒
体に付着している異物を除去して安定な記録再生が行わ
れる。
【0013】本発明の記録再生装置は、テープ状の記録
媒体に対して情報の記録再生を行うヘッドを備えた記録
再生装置であって、上記ヘッドは、上記記録媒体との対
向面が略平坦となされているとともに上記対向面と記録
媒体が進入してくる側の側面とのなす角度が90°未満
とされていることを特徴とする。
【0014】上述したような本発明に係る記録再生装置
では、上記ヘッドの上記対向面と上記側面とのなす角度
が90°未満とされているので、上記対向面と上記側面
とで形成されるエッジが上記記録媒体との摺動によって
摩耗しても、上記記録媒体と併走するエアーフィルムが
掻き取られて上記ヘッドと上記記録媒体との良好な当た
りが維持される。また、この記録再生装置では、上記対
向面と上記側面とで形成されるエッジが上記記録媒体と
の摺動によって摩耗しても、上記記録媒体に付着してい
る異物が除去されて、記録再生が安定に行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0016】図1及び図2は、本実施の形態に係る記録
再生装置の一例をその要部を抜き出して模式的に示す図
である。この記録再生装置は、磁気ヘッド1を備えた磁
気記録再生装置である。ここで、図1は、記録再生装置
に搭載される磁気ヘッド1の構成例を模式的に示す斜視
図であり、図2は、図1中X1−X2線における断面図で
ある。
【0017】磁気ヘッド1は、図1及び図2中矢印A方
向に走行する磁気テープ2と摺動して情報の記録再生を
行う磁気ヘッドであり、磁気テープ2の幅方向に並べら
れた複数の磁気ヘッド素子3を有する。この磁気ヘッド
素子3には、磁気記録媒体に対して情報の記録再生を行
う従来の磁気ヘッドに用いられている磁気ヘッド素子が
使用できる。この磁気ヘッド1は、複数の磁気ヘッド素
子3を有しているので、磁気テープ2に対して情報の記
録再生を並列して行うことができる。
【0018】また、この磁気ヘッド1は、磁気テープ2
との摺動面4が略平坦とされている。さらに、この磁気
ヘッド1は、テープ進入側の側面5と摺動面4との交差
部分にエッジ6が形成されている。そして、この磁気ヘ
ッド1では、テープ進入側の側面5とテープ摺動面4と
のなす角度(以下、エッジ角と称する。)θ1が90°
未満とされている。
【0019】そして、この記録再生装置では、矢印A方
向に磁気テープ2を走行させて、磁気ヘッド1によって
当該磁気テープ2に対して情報の記録再生を行う。ここ
で、磁気テープ2が高速で走行するとエアーフィルムが
発生し、磁気ヘッド1と磁気テープ2との当たりが低下
してしまう。
【0020】このとき、図2に示すように、磁気テープ
2は、摺動面4を含む面に対して所定の角度(ラップ
角)θ2を有するように導入されている。さらに、磁気
テープ2は、当該磁気テープ2と、磁気ヘッド1の側面
5とがなす角度θ3が90°よりも大きくなるように導
入されている。
【0021】上述したように磁気テープ2を磁気ヘッド
1に導入することで、磁気テープ2と伴って走行するエ
アーフィルムが、エッジ6で効果的に掻き取られる。エ
ッジ6でエアーフィルムが掻き取られるので、エアーフ
ィルムが摺動面4と磁気テープ2との間に入り込むのを
防ぎ、磁気ヘッド1と磁気テープ2との当たりを良好に
保つことができる。
【0022】さらに、この磁気ヘッド1では、エッジ6
の角度θ1が90°未満と鋭くなされているので、テー
プ進入側のエッジが略直角である従来の磁気ヘッドより
もより効果的にエアーフィルムを掻き取ることができ、
磁気ヘッド1と磁気テープ2との当たりをより良好に保
つことができる。
【0023】また、この磁気ヘッド1は、磁気テープ2
との摺動面4が略平坦とされている。摺動面4が略平坦
とされていると、摺動面4に対して斜めに進入してきた
磁気テープ2は、摺動面4に沿って走行するのではな
く、図2に示すように、当該磁気テープ2自身の剛性に
より、摺動面4のテープ進入側において撓んで盛り上が
る。
【0024】このとき、盛り上がった磁気テープ2と磁
気ヘッド1との間には隙間7が生じる。ここで、磁気テ
ープ2とともに磁気ヘッド1に進入してきたエアーフィ
ルムは、上述したようにエッジ6で大部分が掻き取られ
るため、摺動面4上に流れ込む空気流はごくわずかであ
る。
【0025】そして、磁気テープ2とともに摺動面4上
に流れ込んだ空気流は、磁気テープ2と磁気ヘッド1と
の間に形成された隙間7に流れ込む。このとき、隙間7
に流れ込んだ空気流は、当該隙間7の部分で急激に容積
が大きくなるため、圧力が減少する。そして、隙間7の
部分の圧力が減少するため、磁気テープ2が摺動面4に
引き寄せられる。このようにして、磁気テープ2と磁気
ヘッド1との良好な当たりが保たれる。
【0026】また、このエッジ6は、エアーフィルムば
かりでなく、磁気テープ2に付着しているゴミ等の異物
を取り除く機能も有している。このエッジ6で、磁気テ
ープ2に付着している異物を取り除くことで、磁気ヘッ
ド1が目詰まりを起こすことなく、記録再生を安定に行
うことができる。
【0027】さらに、この磁気ヘッド1では、エッジ6
の角度が90°未満と鋭くなされているので、断面が略
長方形状とされた従来の磁気ヘッドよりもより効果的に
磁気テープ2に付着している異物を取り除くことがで
き、記録再生をより安定に行うことができる。
【0028】このように、エッジ6は、磁気ヘッド1と
磁気テープ2との良好な当たりを確保し、記録再生を安
定に行うために重要な役割を果たしている。
【0029】ところが、このエッジ6には、磁気テープ
2との摺動の際に磁気テープ2との接触圧が局所的にか
かるため、磁気テープ2との摺動による摩耗が大きい。
【0030】ここで、図10は、図9に示した従来の磁
気ヘッド30において、磁気テープ21との摺動によっ
てエッジ35が摩耗した状態を模式的に示す断面図であ
る。エッジ35が磁気テープ21との摺動によって摩耗
して、摩耗面36が形成されている。そして、この摩耗
面36と側面34との交差部分に新たなエッジ37が形
成される。
【0031】図9に示した摩耗前の状態において、側面
34と磁気テープ21とがなす角をθ9、ラップ角をθ
10とすると、エッジ35の角度は90°であるため、
(θ9+θ10+90°)=180°から、θ9=(90°
−θ10)<90°となる。
【0032】そして、図10に示すように、エッジ35
の摩耗により新たに形成されたエッジ37の角度をθ11
とすると、(θ9+θ11)=180°より、θ11=(1
80°−θ9)である。ここで、θ9<90°であるか
ら、θ11>90°となる。
【0033】このように、エッジ35が略直角とされた
従来の磁気ヘッド30では、エッジ35が磁気テープ2
1との摺動によって摩耗してしまうと、エッジ37の角
度θ11が90°よりも大きくなってしまい、上述したよ
うな、エアーフィルムの掻き取りや、磁気テープ21に
付着した異物の除去ができなくなってしまう。エッジ3
5が磁気テープ21との摺動によって摩耗し、エアーフ
ィルムの掻き取りや、磁気テープ21に付着した異物の
除去ができなくなると、磁気テープ21と磁気ヘッド3
0との接触性が低下するほか、磁気ヘッド30が目詰ま
りを起こして安定な動作が行うことができなくなってし
まう。
【0034】一方、本実施の形態に係る記録再生装置で
は、図2に示すように、磁気ヘッド1のテープ進入側の
エッジ6の角度θ1が90°未満とされている。そし
て、図3は、図2に示した磁気ヘッド1のエッジ6が、
磁気テープ2と摩耗した様子を模式的に示す断面図であ
る。エッジ6が磁気テープ2との摺動によって摩耗し
て、摩耗面8が形成される。そして、この摩耗面8と側
面5との交差部分に新たなエッジ9が形成される。エッ
ジ6の摩耗により新たに形成されたエッジ9の角度をθ
4とすると、θ4=(180°−θ3)で表される。ここ
で、θ3>90°であるから、θ4<90°となる。
【0035】エッジ6の角度θ1を90°未満とするこ
とで、エッジ6が磁気テープ2との摺動によって摩耗し
ても、新たに形成されたエッジ9の角度θ4は90°未
満となる。そのため、この磁気ヘッド1では、エッジ6
が磁気テープ2との摺動によって摩耗しても、新たに形
成されるエッジ9でエアーフィルムを掻き取ったり、磁
気テープ2に付着した異物を取り除くことができる。従
って、この磁気ヘッド1では、エッジ6が磁気テープ2
との摺動によって摩耗しても、磁気ヘッド1と磁気テー
プ2との接触が良好に保たれ、また、磁気ヘッド1が目
詰まりすることなく安定に記録再生を行うことができ
る。
【0036】次に、このような磁気ヘッド1の製造方法
について説明する。磁気ヘッド1を作製する際には、例
えば、まず、図4に示すように、厚さが例えば約3mm
の基板10の一方の面(基板10の表面)10aに、蒸
着、スパッタリング或いはエッチング等の薄膜形成技術
を用いて、磁気ヘッド素子3を基板上に形成する。ここ
で、磁気ヘッド素子3と磁気ヘッド素子3との間には、
磁気ヘッド素子3からの引き出し端子3aが形成されて
いる。この基板10には、Al23−TiC等の高硬度
の材料が用いられる。また、磁気ヘッド素子3は、従来
の磁気ヘッドに用いられている磁気ヘッド素子が適用で
き、また、その形成方法も従来公知の方法が使用でき
る。
【0037】次に、図5及び図6に示すように、基板1
0を複数の磁気ヘッド素子3に沿って切断してローバー
(Raw Bar)11とする。ここで、図6は、図5中X3
4線における断面を示す図であり、切断面11aを上
側として示している。なお、実際には、磁気ヘッド素子
3上には当該磁気ヘッド素子3を保護する保護膜等が形
成されているが、図5及び図6では省略して示してい
る。ここで、基板10の厚み方向が、磁気ヘッド1にお
ける磁気テープ2との摺動方向となり、切断面11a
が、磁気ヘッド1における摺動面4となるる。
【0038】次に、ローバー11の、磁気ヘッド素子が
形成された側とは反対側の面(基板10の裏面)10b
をX5−X6線に沿って研削することにより、図1及び図
2に示したような磁気ヘッド1が作製される。
【0039】なお、上述した記録再生装置では、磁気テ
ープ2を一方向にのみ走行させて記録再生を行うが、図
7に示すように、複数の磁気ヘッドを組み合わせた複合
磁気ヘッド20を用いることで、磁気テープ21を正逆
両方向に走行させて記録再生を行うことが可能となる。
【0040】この複合磁気ヘッド20は、第1の磁気ヘ
ッド22と第2の磁気ヘッド23とを備え、当該第1の
磁気ヘッド22と第2の磁気ヘッド23とが、互いに反
対方向を向くように、磁気テープ21との摺動方向に沿
って配されている。
【0041】そして、この記録再生装置では、磁気テー
プ21を図7中矢印B方向に走行させながら、第1の磁
気ヘッド22を用いて当該磁気テープに対して情報の記
録を行い、また、第2の磁気ヘッド23を用いて再生を
行う。また、この記録再生装置では、磁気テープ21を
図7中矢印C方向に走行させた場合には、第2の磁気ヘ
ッド23を用いて当該磁気テープに対して情報の記録を
行い、また、第1の磁気ヘッド22を用いて再生を行
う。
【0042】ここで、第1のヘッド22及び第2のヘッ
ド23は、図7に示すように、それぞれのテープ進入側
のエッジ角θ5及びθ6が90°未満となされている。そ
して、磁気テープ21を図7中矢印B方向に走行させる
ときは、磁気テープ21は、摺動面22aを含む面に対
して所定の角度(ラップ角)を有するように導入され
る。さらに、磁気テープ21は、当該磁気テープ21
と、磁気ヘッド22の側面22bとがなす角度θ7が9
0°よりも大きくなるように導入される。また、磁気テ
ープ21を図7中矢印C方向に走行させるときは、磁気
テープ21は、摺動面23aを含む面に対して所定の角
度(ラップ角)を有するように導入される。さらに、磁
気テープ21は、当該磁気テープ21と、磁気ヘッド2
3の側面23bとがなす角度θ8が90°よりも大きく
なるように導入される。
【0043】この記録再生装置では、第1の磁気ヘッド
22のエッジ22a及び第2の磁気ヘッド23のエッジ
23aが磁気テープ21との摺動によって摩耗しても、
新たに形成されるエッジでエアーフィルムを掻き取った
り、磁気テープ21に付着した異物を取り除くことがで
き、第1の磁気ヘッド22又は第2の磁気ヘッド23と
磁気テープ21との接触が良好に保たれ、また、第1の
磁気ヘッド22及び第2の磁気ヘッド23が目詰まりす
ることなく安定に記録再生を行うことができる。
【0044】さらに、この記録再生装置では、図8に示
すように、第1の磁気ヘッド22と第2の磁気ヘッド2
3との間に、その断面が略矩形の第3の磁気ヘッド24
と第4の磁気ヘッド25とを配してもよい。第3の磁気
ヘッド24と第4の磁気ヘッド25とを第1の磁気ヘッ
ド22と第2の磁気ヘッド23との間に配することで、
チャンネル数を多くすることができる。この場合も、第
3の磁気ヘッド24及び第4の磁気ヘッド25の摺動面
は略平坦とする。
【0045】上述した実施の形態では、テープ状の磁気
記録媒体に対して情報の記録再生を行う磁気ヘッド及び
磁気記録再生装置を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、近接場光学系を
利用したテープ状の光記録媒体に対して情報の記録再生
を行う光学ヘッド及び光学記録再生装置についても適用
可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明のヘッドでは、媒体進入側のエッ
ジの角度が90°未満とされているので、上記エッジが
上記記録媒体との摺動によって摩耗しても、上記記録媒
体との良好な当たりを維持して、安定な記録再生を行う
ことができる。
【0047】また、本発明の記録再生装置では、ヘッド
の媒体進入側の側面と、進入する記録媒体とのなす角度
が90°よりも大きくなされているので、上記エッジが
上記記録媒体との摺動によって摩耗しても、上記記録媒
体との良好な当たりを維持して、安定な記録再生を行う
ことができる。
【0048】従って、本発明では、狭トラック化、高記
録密度化されたテープ状記録媒体に対して、多トラック
を同時に良好に記録再生を行うことのできるヘッド及び
記録再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生装置の一例をその要部を
抜き出して模式的に示す斜視図である。
【図2】本発明に係る記録再生装置の一例をその要部を
抜き出して模式的に示す断面図である。
【図3】図1の記録再生装置の磁気ヘッドが、磁気テー
プとの摺動により摩耗した状態を模式的に示す断面図で
ある。
【図4】磁気ヘッドの作成方法を説明する図であり、基
板上に多数の磁気ヘッド素子が形成された状態を示す平
面図である。
【図5】磁気ヘッドの作成方法を説明する図であり、基
板を複数の磁気ヘッド素子に沿って切断してローバーと
した状態を示す平面図である。
【図6】図4におけるX3−X4線断面図である。
【図7】本発明に係る記録再生装置の他の一例をその要
部を抜き出して模式的に示す断面図である。
【図8】本発明に係る記録再生装置の他の一例をその要
部を抜き出して模式的に示す断面図である。
【図9】従来の記録再生装置の一例をその要部を抜き出
して模式的に示す断面図である。
【図10】図9の記録再生装置の磁気ヘッドが、磁気テ
ープとの摺動により摩耗した状態を模式的に示す断面図
である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド、 2,21 磁気テープ、 3 磁気
ヘッド素子、 4 摺動面、 5 側面、 6 エッ
ジ、 7 隙間、 20 複合磁気ヘッド 22第1の
磁気ヘッド、 23 第2の磁気ヘッド、 24 第3
の磁気ヘッド、25 第4の磁気ヘッド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月19日(1999.1.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】一方、本実施の形態に係る記録再生装置で
は、図2に示すように、磁気ヘッド1のテープ進入側の
エッジ6の角度θ1が90°未満とされている。そし
て、図3は、図2に示した磁気ヘッド1のエッジ6が摩
耗した様子を模式的に示す断面図である。エッジ6が磁
気テープ2との摺動によって摩耗して、摩耗面8が形成
される。そして、この摩耗面8と側面5との交差部分に
新たなエッジ9が形成される。エッジ6の摩耗により新
たに形成されたエッジ9の角度をθ4とすると、θ4=
(180°−θ3)で表される。ここで、θ3>90°
であるから、θ4<90°となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】なお、上述した記録再生装置では、磁気テ
ープ2を一方向にのみ走行させて記録再生を行うが、図
7に示すように、複数の磁気ヘッドを組み合わせた複合
磁気ヘッドを用いることで、磁気テープを正逆両方向に
走行させて記録再生を行うことが可能となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】この複合磁気ヘッドは、固定部材20と、
固定部材20に固定された第1の磁気ヘッド22と第2
の磁気ヘッド23とを備えている。そして、この複合磁
気ヘッドでは、当該第1の磁気ヘッド22と第2の磁気
ヘッド23とが、互いに反対方向を向くように、磁気テ
ープ21との摺動方向に沿って配されている。また、こ
の複合磁気ヘッドでは、上記第1の磁気ヘッド22の磁
気テープ21との摺動面22aと、上記第2の磁気ヘッ
ド23の磁気テープ21との摺動面23aとは略同一面
上にある。当該複合磁気ヘッドと磁気テープ21との摺
動面は全体的に略平坦であってもよいが、図7に示すよ
うに、上記固定部材20が露出し、磁気テープ21と対
向している部分を、上記対向面22a又は対向面23a
に対して、磁気テープ21から遠ざかる方向に凹ませる
ようにしてもよい。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状の記録媒体に対して情報の記録
    及び/又は再生を行うヘッドにおいて、 上記記録媒体との対向面が略平坦となされているととも
    に、上記対向面と上記記録媒体が進入してくる側の側面
    とのなす角度が90°未満とされていることを特徴とす
    るヘッド。
  2. 【請求項2】 テープ状の記録媒体に対して情報の記録
    及び/又は再生を行うヘッドを備えた記録再生装置にお
    いて、 上記ヘッドは、上記記録媒体との対向面が略平坦となさ
    れているとともに、上記対向面と上記記録媒体が進入し
    てくる側の側面とのなす角度が90°未満とされている
    ことを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記ヘッドの記録媒体が進入してくる側
    の側面と、当該ヘッドに進入する記録媒体とのなす角度
    が90°よりも大きくなされていることを特徴とする請
    求項2記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記ヘッドを一対備え、 上記一対のヘッドは、上記記録媒体の移動方向に沿って
    両端に配されるとともに、互いに逆向きとなるように配
    されていることを特徴とする請求項2記載の記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 上記一対のヘッドの少なくともいずれか
    一方は、当該ヘッドの記録媒体が進入してくる側の側面
    と、当該ヘッドに進入する記録媒体とのなす角度が90
    °よりも大きくなされていることを特徴とする請求項4
    記載の記録再生装置。
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