JPH11203628A - 複合磁気ヘッドおよび磁気記録再生装置 - Google Patents
複合磁気ヘッドおよび磁気記録再生装置Info
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- JPH11203628A JPH11203628A JP201498A JP201498A JPH11203628A JP H11203628 A JPH11203628 A JP H11203628A JP 201498 A JP201498 A JP 201498A JP 201498 A JP201498 A JP 201498A JP H11203628 A JPH11203628 A JP H11203628A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄膜プロセスを用いた磁気ヘッドにおいて、
耐摩耗性の高い摺動タイプの磁気ヘッドを実現する。 【解決手段】 薄膜形成された耐摩耗性の低い薄膜磁気
ヘッド部10を、耐摩耗性の高い基板材料上に形成して
第1のヘッドブロック11とし、同じく耐摩耗性の高い
第2のヘッドブロック21と組み合わせて複合磁気ヘッ
ドを構成する。その結果、稜線14,16−2をテープ
15が摺動するので、長寿命、高性能な磁気ヘッドが得
られる。
耐摩耗性の高い摺動タイプの磁気ヘッドを実現する。 【解決手段】 薄膜形成された耐摩耗性の低い薄膜磁気
ヘッド部10を、耐摩耗性の高い基板材料上に形成して
第1のヘッドブロック11とし、同じく耐摩耗性の高い
第2のヘッドブロック21と組み合わせて複合磁気ヘッ
ドを構成する。その結果、稜線14,16−2をテープ
15が摺動するので、長寿命、高性能な磁気ヘッドが得
られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
に用いる磁気ヘッドで、主として磁気テープなどの磁気
媒体と摺動しながら記録再生を行う複合磁気ヘッド及び
磁気記録再生装置に関する。
に用いる磁気ヘッドで、主として磁気テープなどの磁気
媒体と摺動しながら記録再生を行う複合磁気ヘッド及び
磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ヘッドには、記録媒体と摺動
(接触)して記録再生するタイプと、記録媒体と一定間
隔を持って非接触で記録再生するタイプとに二分され
る。前者のタイプとしては、オーディオカセットレコー
ダ、ビデオカセットレコーダやコンピュータ用のデータ
レコーダなどが相当し、一般的に変形に対し柔軟なテー
プ媒体やフレキシブルディスク媒体への記録再生を行
う。後者のタイプには、記録媒体が弾性変形を起こさな
い、いわゆるハードディスク装置がある。
(接触)して記録再生するタイプと、記録媒体と一定間
隔を持って非接触で記録再生するタイプとに二分され
る。前者のタイプとしては、オーディオカセットレコー
ダ、ビデオカセットレコーダやコンピュータ用のデータ
レコーダなどが相当し、一般的に変形に対し柔軟なテー
プ媒体やフレキシブルディスク媒体への記録再生を行
う。後者のタイプには、記録媒体が弾性変形を起こさな
い、いわゆるハードディスク装置がある。
【0003】前者用のヘッドは、いわゆるバルクタイプ
と呼ばれる構造であって、媒体とヘッドを摺動させて記
録再生するために、媒体と摺動する部分を構成する材料
の硬度を合わせてあって、ヘッド全体として摺動面は均
等に摩耗していくことによって、安定した記録再生を確
保している。
と呼ばれる構造であって、媒体とヘッドを摺動させて記
録再生するために、媒体と摺動する部分を構成する材料
の硬度を合わせてあって、ヘッド全体として摺動面は均
等に摩耗していくことによって、安定した記録再生を確
保している。
【0004】後者用のヘッドは、媒体と非接触であるた
めに、媒体との対向面に、非磁性の耐摩耗性の優れたセ
ラミック材料とドライプロセスで形成した脆弱な金属膜
などを配して構成しても、それぞれの耐摩耗性に大きな
差があっても、初期状態で平面に加工されていれば、非
接触であるために形状の変化が無く、安定した記録再生
を確保している。
めに、媒体との対向面に、非磁性の耐摩耗性の優れたセ
ラミック材料とドライプロセスで形成した脆弱な金属膜
などを配して構成しても、それぞれの耐摩耗性に大きな
差があっても、初期状態で平面に加工されていれば、非
接触であるために形状の変化が無く、安定した記録再生
を確保している。
【0005】この非接触タイプでは、最近の記録再生技
術として、高密度記録用途として、狭トラックが容易に
実現できる薄膜プロセスで形成したヘッドが主としてハ
ードディスク用ヘッドとして用いられている。また、低
インピーダンスで高出力が望める磁気抵抗(MR)効果
を用いた再生ヘッドも同様に薄膜プロセスで製作され
る。
術として、高密度記録用途として、狭トラックが容易に
実現できる薄膜プロセスで形成したヘッドが主としてハ
ードディスク用ヘッドとして用いられている。また、低
インピーダンスで高出力が望める磁気抵抗(MR)効果
を用いた再生ヘッドも同様に薄膜プロセスで製作され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの薄膜プロセス
で製作されたヘッドは、ハードディスクに適用されるの
みでなく、磁気テープに適用しても、高出力低インピー
ダンスの高SNRが期待される。この時の課題は、薄膜
プロセスで製作されたヘッド(電磁変換素子)をテープ
に摺動させて記録再生したときに、ヘッドの寿命が確保
できない点にある。
で製作されたヘッドは、ハードディスクに適用されるの
みでなく、磁気テープに適用しても、高出力低インピー
ダンスの高SNRが期待される。この時の課題は、薄膜
プロセスで製作されたヘッド(電磁変換素子)をテープ
に摺動させて記録再生したときに、ヘッドの寿命が確保
できない点にある。
【0007】なぜならば、このような薄膜ヘッドは、一
般的に高記録密度(トラック幅、記録波長)の関係から
構成が微細構造となり、スパッタリングや蒸着により製
膜するドライプロセスで作る場合が多い。スパッタ、蒸
着などドライプロセスで構成したヘッドは、そのプロセ
ス上、限られたターゲット材料でしか構成することが出
来ず、またその製膜された材料は、緻密さに欠けるもの
であって、媒体と摺動した時の耐摩耗性は著しく低く、
ハードディスク用浮上ヘッドのように媒体から一定間隔
をあけて非接触で使用する以外、実用できないのが現状
であった。
般的に高記録密度(トラック幅、記録波長)の関係から
構成が微細構造となり、スパッタリングや蒸着により製
膜するドライプロセスで作る場合が多い。スパッタ、蒸
着などドライプロセスで構成したヘッドは、そのプロセ
ス上、限られたターゲット材料でしか構成することが出
来ず、またその製膜された材料は、緻密さに欠けるもの
であって、媒体と摺動した時の耐摩耗性は著しく低く、
ハードディスク用浮上ヘッドのように媒体から一定間隔
をあけて非接触で使用する以外、実用できないのが現状
であった。
【0008】その他の取り組みとして、性能の良いMR
ヘッドや狭トラック対応の薄膜ヘッドをテープ媒体に摺
動させて使用する試みは、耐摩耗性の優れた基板材料の
上に薄膜プロセスで、電磁変換素子を形成し、その上に
再度耐摩耗性の優れた同種の基板材料で薄膜プロセス部
を挟持し、両側をはさむ構造にする試みがなされた。し
かしこの場合であっても、両側の耐摩耗性に優れた基板
材料に比べ薄膜プロセスで形成した電磁変換部は、摩耗
して凹部を形成し、短波長記録をした時には、電磁変換
過程でスペーシング損失を生じて良好なSNRを得られ
ない不都合がある。ひどい場合は、この凹部に媒体の磁
性粉、バインダー等が付着することにより更なるスペー
シング損失を招いて出力が出なくなったり、媒体がダメ
ージを受けて、記録情報が欠落する不都合が生じた。
ヘッドや狭トラック対応の薄膜ヘッドをテープ媒体に摺
動させて使用する試みは、耐摩耗性の優れた基板材料の
上に薄膜プロセスで、電磁変換素子を形成し、その上に
再度耐摩耗性の優れた同種の基板材料で薄膜プロセス部
を挟持し、両側をはさむ構造にする試みがなされた。し
かしこの場合であっても、両側の耐摩耗性に優れた基板
材料に比べ薄膜プロセスで形成した電磁変換部は、摩耗
して凹部を形成し、短波長記録をした時には、電磁変換
過程でスペーシング損失を生じて良好なSNRを得られ
ない不都合がある。ひどい場合は、この凹部に媒体の磁
性粉、バインダー等が付着することにより更なるスペー
シング損失を招いて出力が出なくなったり、媒体がダメ
ージを受けて、記録情報が欠落する不都合が生じた。
【0009】このように性能的には優れているが極端に
耐摩耗性の低い薄膜プロセスで形成したヘッド(電磁変
換部)を磁気テープなどの媒体と摺動した状態で記録再
生する手段がなかった。
耐摩耗性の低い薄膜プロセスで形成したヘッド(電磁変
換部)を磁気テープなどの媒体と摺動した状態で記録再
生する手段がなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の第1の発明である複合磁気ヘッドは、第1
の平面を有し、第1の平面と直交する端面に電磁変換素
子を有した第1のヘッドブロックと、第1の平面と平行
である第2の平面を有し、第2の平面と略直交する端面
を持つ第2のブロックとを備える。
に、本発明の第1の発明である複合磁気ヘッドは、第1
の平面を有し、第1の平面と直交する端面に電磁変換素
子を有した第1のヘッドブロックと、第1の平面と平行
である第2の平面を有し、第2の平面と略直交する端面
を持つ第2のブロックとを備える。
【0011】また、第2の発明は、第1の発明の複合磁
気ヘッドにおいて、第1の平面と電磁変換素子を形成し
た第1の平面と直交する端面とで構成する第1の稜線
と、第2のヘッドブロックの第2の平面と第2の平面と
略直交する端面とで構成する第2の稜線を通る平面が、
第1の平面または第2の平面と0.5〜5度の角度でも
って交差するものであり、複合磁気ヘッドのより詳細と
しての最適範囲を開示するものである。
気ヘッドにおいて、第1の平面と電磁変換素子を形成し
た第1の平面と直交する端面とで構成する第1の稜線
と、第2のヘッドブロックの第2の平面と第2の平面と
略直交する端面とで構成する第2の稜線を通る平面が、
第1の平面または第2の平面と0.5〜5度の角度でも
って交差するものであり、複合磁気ヘッドのより詳細と
しての最適範囲を開示するものである。
【0012】また、第3の発明である磁気記録再生装置
は、第1の平面と電磁変換素子を形成した第1の平面と
直交する端面とで構成する第1の稜線と、第2のヘッド
ブロックの第2の平面と第2の平面と略直交する端面と
で構成する第2の稜線とをテープが主として摺動し、第
1のヘッドブロックに設けられた電磁変換素子で、記録
再生することで、記録再生の具体的なメカニズムの課題
が解決される。
は、第1の平面と電磁変換素子を形成した第1の平面と
直交する端面とで構成する第1の稜線と、第2のヘッド
ブロックの第2の平面と第2の平面と略直交する端面と
で構成する第2の稜線とをテープが主として摺動し、第
1のヘッドブロックに設けられた電磁変換素子で、記録
再生することで、記録再生の具体的なメカニズムの課題
が解決される。
【0013】また、第3の発明の記録再生装置の異なる
実施形態としての第4の発明は、第1または第2の発明
の複合磁気ヘッドが回転するシリンダに取り付けられ、
第2のヘッドブロックの第2の稜線と、第1のヘッドブ
ロックの第1の稜線とを回転外周より突出させ、第2の
稜線と第1の平面をテープが摺動しながら記録再生する
ものであり、テープが円筒形状のシリンダに巻き付けら
れる構成であっても、更に高記録密度対応が可能であ
る。
実施形態としての第4の発明は、第1または第2の発明
の複合磁気ヘッドが回転するシリンダに取り付けられ、
第2のヘッドブロックの第2の稜線と、第1のヘッドブ
ロックの第1の稜線とを回転外周より突出させ、第2の
稜線と第1の平面をテープが摺動しながら記録再生する
ものであり、テープが円筒形状のシリンダに巻き付けら
れる構成であっても、更に高記録密度対応が可能であ
る。
【0014】以上の発明により、記録媒体と摺動して記
録再生可能な、薄膜プロセスによる複合磁気ヘッド及び
磁気記録再生装置が得られる。
録再生可能な、薄膜プロセスによる複合磁気ヘッド及び
磁気記録再生装置が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明である複合磁
気ヘッドは、第1の平面を有し、前記第1の平面と略直
交する端面に電磁変換素子を形成した第1のヘッドブロ
ックと、前記第1の平面と平行である第2の平面を有
し、前記第2の平面と略直交する端面を持つ第2のヘッ
ドブロックとを備えたものであり、2つのヘッドブロッ
クで磁気変換素子の摩耗を制限するという作用を有す
る。
気ヘッドは、第1の平面を有し、前記第1の平面と略直
交する端面に電磁変換素子を形成した第1のヘッドブロ
ックと、前記第1の平面と平行である第2の平面を有
し、前記第2の平面と略直交する端面を持つ第2のヘッ
ドブロックとを備えたものであり、2つのヘッドブロッ
クで磁気変換素子の摩耗を制限するという作用を有す
る。
【0016】また、第2の発明は、上記第1の発明にお
いて、第1のヘッドブロックの第1の平面と前記第1の
平面と略直交する端面とで構成する第1の稜線と、第2
のヘッドブロックの第2の平面と略直交する端面とで構
成する第2の稜線とを通る平面が、第1の平面または第
2の平面と0.5〜5度の角度でもって交差するように
構成したものであり、これにより、最適な複合磁気ヘッ
ドの構造を実現する。
いて、第1のヘッドブロックの第1の平面と前記第1の
平面と略直交する端面とで構成する第1の稜線と、第2
のヘッドブロックの第2の平面と略直交する端面とで構
成する第2の稜線とを通る平面が、第1の平面または第
2の平面と0.5〜5度の角度でもって交差するように
構成したものであり、これにより、最適な複合磁気ヘッ
ドの構造を実現する。
【0017】また、第3の発明である磁気記録再生装置
は、第1または第2の発明の複合磁気ヘッドを備え、第
1のヘッドブロックの第1の平面と前記第1の平面と略
直交する端面とで構成する第1の稜線と、第2のヘッド
ブロックの第2の平面と前記第2の平面と略直交する端
面とで構成する第2の稜線とをテープが主として摺動
し、前記第1のヘッドブロックの端面に設けられた電磁
変換素子で、記録再生するものであり、テープが摺動し
ても耐摩耗特性の優れた2つのヘッドブロックで磁気変
換素子の摩耗を制限するという作用を有する。
は、第1または第2の発明の複合磁気ヘッドを備え、第
1のヘッドブロックの第1の平面と前記第1の平面と略
直交する端面とで構成する第1の稜線と、第2のヘッド
ブロックの第2の平面と前記第2の平面と略直交する端
面とで構成する第2の稜線とをテープが主として摺動
し、前記第1のヘッドブロックの端面に設けられた電磁
変換素子で、記録再生するものであり、テープが摺動し
ても耐摩耗特性の優れた2つのヘッドブロックで磁気変
換素子の摩耗を制限するという作用を有する。
【0018】また、第4の発明は、第1または第2の発
明の複合磁気ヘッドを取り付けた回転するシリンダを備
え、第1のヘッドブロックの第1の平面と前記第1の平
面と略直交する端面とで構成する第1の稜線と、第2の
ヘッドブロックの第2の平面と前記第2の平面と略直交
する端面とで構成する第2の稜線とを前記シリンダの回
転外周より突出させ、前記第2の稜線と前記第1の平面
をテープが摺動し、前記第1のヘッドブロックの端面に
形成された電磁変換素子で記録再生するものであり、こ
れにより、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置で
あっても、良好な性能を発揮可能な構成を実現する。
明の複合磁気ヘッドを取り付けた回転するシリンダを備
え、第1のヘッドブロックの第1の平面と前記第1の平
面と略直交する端面とで構成する第1の稜線と、第2の
ヘッドブロックの第2の平面と前記第2の平面と略直交
する端面とで構成する第2の稜線とを前記シリンダの回
転外周より突出させ、前記第2の稜線と前記第1の平面
をテープが摺動し、前記第1のヘッドブロックの端面に
形成された電磁変換素子で記録再生するものであり、こ
れにより、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置で
あっても、良好な性能を発揮可能な構成を実現する。
【0019】以下に、本発明の実施の形態について、図
面を用いて説明する。なお、以下の説明では、耐摩耗性
に優れた基板材料として主としてアルミナとチタンと炭
素の結合物であるアルティック(AlTiC)基板上に
インダクティブヘッドをドライプロセスで形成した薄膜
ヘッドを対象にして実施の形態を説明する。
面を用いて説明する。なお、以下の説明では、耐摩耗性
に優れた基板材料として主としてアルミナとチタンと炭
素の結合物であるアルティック(AlTiC)基板上に
インダクティブヘッドをドライプロセスで形成した薄膜
ヘッドを対象にして実施の形態を説明する。
【0020】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
よる複合磁気ヘッドについて、図1〜5を用いて説明す
る。
よる複合磁気ヘッドについて、図1〜5を用いて説明す
る。
【0021】まず、図1に示すごとく、厚さ0.5mm
のAlTiC基板面4上に磁気コア1を作成し、巻き線
パターン2、絶縁処理(図示せず)、ギャップ形成、端
子3,3’の作成をした後、保護層としてSiO2をオ
ーバーコートし、電磁変換を行う電磁変換素子としての
薄膜磁気ヘッド部10をAlTiC基板面4に形成す
る。薄膜磁気ヘッド部10が形成されたAlTiC基板
は、ヘッドユニット毎に切り出し、第1のヘッドブロッ
ク11とする。
のAlTiC基板面4上に磁気コア1を作成し、巻き線
パターン2、絶縁処理(図示せず)、ギャップ形成、端
子3,3’の作成をした後、保護層としてSiO2をオ
ーバーコートし、電磁変換を行う電磁変換素子としての
薄膜磁気ヘッド部10をAlTiC基板面4に形成す
る。薄膜磁気ヘッド部10が形成されたAlTiC基板
は、ヘッドユニット毎に切り出し、第1のヘッドブロッ
ク11とする。
【0022】図2に示すように第1のヘッドブロック1
1は、浮上ヘッドのプロセスのごとく面5のラッピング
仕上げをする。面5は、パターンが生成されたAlTi
C基板面4に対して直角とする。このラッピングした面
5を第1のヘッドブロック11の第1の平面とする。こ
の時ヘッドのパターンにおいて、記録再生のコアのギャ
ップデプスが2μmになるように設定する。
1は、浮上ヘッドのプロセスのごとく面5のラッピング
仕上げをする。面5は、パターンが生成されたAlTi
C基板面4に対して直角とする。このラッピングした面
5を第1のヘッドブロック11の第1の平面とする。こ
の時ヘッドのパターンにおいて、記録再生のコアのギャ
ップデプスが2μmになるように設定する。
【0023】この様にして、作成された第1のヘッドブ
ロック11は、第1の平面である面5と薄膜磁気ヘッド
部10とで第1の稜線6を形成する。
ロック11は、第1の平面である面5と薄膜磁気ヘッド
部10とで第1の稜線6を形成する。
【0024】一方、図3に示すように、第2のヘッドブ
ロック21として同じくAlTiCで直角な2面を持つ
ブロックを作成する。第2のヘッドブロック21の1面
は平坦に研磨され第2の平面12を形成し、この第2の
平面12と直交する端面13も平滑に研磨される。第1
のヘッドブロック11と同様に、第2の稜線14はこれ
らの直交する第2の平面12と端面13の2面で構成さ
れる。
ロック21として同じくAlTiCで直角な2面を持つ
ブロックを作成する。第2のヘッドブロック21の1面
は平坦に研磨され第2の平面12を形成し、この第2の
平面12と直交する端面13も平滑に研磨される。第1
のヘッドブロック11と同様に、第2の稜線14はこれ
らの直交する第2の平面12と端面13の2面で構成さ
れる。
【0025】また、第3のブロックとして直角な2面を
持つ結合用の固定ブロック31をセラミック焼結材で作
成する。図4に示すように、この固定ブロック31の直
角な2面を基準に第1のヘッドブロック11と第2のヘ
ッドブロック21を直交させて配置する。ただし、図4
に示すように第1のヘッドブロック11の第1の平面5
と第2のヘッドブロック21の第2の平面12は、約1
0μmの段差Dを持って配置され、両端部は0.7mm
の間隔Lでもって配置され、固定ブロック31を介して
固定される。図5は、この様子を示した、本実施の形態
による複合磁気ヘッドの形状の斜視図である。
持つ結合用の固定ブロック31をセラミック焼結材で作
成する。図4に示すように、この固定ブロック31の直
角な2面を基準に第1のヘッドブロック11と第2のヘ
ッドブロック21を直交させて配置する。ただし、図4
に示すように第1のヘッドブロック11の第1の平面5
と第2のヘッドブロック21の第2の平面12は、約1
0μmの段差Dを持って配置され、両端部は0.7mm
の間隔Lでもって配置され、固定ブロック31を介して
固定される。図5は、この様子を示した、本実施の形態
による複合磁気ヘッドの形状の斜視図である。
【0026】次に、本実施の形態による複合磁気ヘッド
を記録再生装置に適用した場合について、図6、図7を
用いて説明する。なお、以下の説明において、記録媒体
としての磁気テープを駆動、制御する構成については、
公知の技術を用いるものとし、その説明は省略する。
を記録再生装置に適用した場合について、図6、図7を
用いて説明する。なお、以下の説明において、記録媒体
としての磁気テープを駆動、制御する構成については、
公知の技術を用いるものとし、その説明は省略する。
【0027】図6は、本実施の形態による複合磁気ヘッ
ドにテープを当接し、記録または再生する状態を示した
ものである。図6に示すごとく、第1のヘッドブロック
11および第2のヘッドブロック21を備えたヘッドに
対して、テープ15が、第1の稜線16(図5に示した
稜線6と同じ)と第2の稜線14の部分を主として摺動
するように走行させる。
ドにテープを当接し、記録または再生する状態を示した
ものである。図6に示すごとく、第1のヘッドブロック
11および第2のヘッドブロック21を備えたヘッドに
対して、テープ15が、第1の稜線16(図5に示した
稜線6と同じ)と第2の稜線14の部分を主として摺動
するように走行させる。
【0028】更に詳細として、図7に示すごとく、テー
プ15を摺動させた直後の初期状態では破線15−1で
示される走行パスをテープ15が走行する。ところが、
第1の稜線16は、当初、薄膜プロセスで形成された薄
膜磁気ヘッド部10の稜線16−1であるため、耐摩耗
性が著しく低く、薄膜磁気ヘッド部10は、テープ摺動
により急速に摩耗していく。
プ15を摺動させた直後の初期状態では破線15−1で
示される走行パスをテープ15が走行する。ところが、
第1の稜線16は、当初、薄膜プロセスで形成された薄
膜磁気ヘッド部10の稜線16−1であるため、耐摩耗
性が著しく低く、薄膜磁気ヘッド部10は、テープ摺動
により急速に摩耗していく。
【0029】薄膜磁気ヘッド部10での稜線16−1が
摩耗して、薄膜プロセスの下地であるAlTiC基板の
端部が露出し、稜線がAlTiC基板で構成する点、即
ち稜線16−2まで移動する。この時、耐摩耗性はAl
TiC基板の耐摩耗特性となるために、摩耗速度が急激
に低下する。この時の形状は、第1のヘッドブロック1
1も第2のヘッドブロック21もAlTiC基板で稜線
を形成している。
摩耗して、薄膜プロセスの下地であるAlTiC基板の
端部が露出し、稜線がAlTiC基板で構成する点、即
ち稜線16−2まで移動する。この時、耐摩耗性はAl
TiC基板の耐摩耗特性となるために、摩耗速度が急激
に低下する。この時の形状は、第1のヘッドブロック1
1も第2のヘッドブロック21もAlTiC基板で稜線
を形成している。
【0030】この状態以降の摩耗は、耐摩耗性の優れた
AlTiC基板材料の耐久時間となって、ほぼ半永久的
に長時間同じ形状が安定して保証される。よって、テー
プ15の走行パスは実線で示される15−2となる。
AlTiC基板材料の耐久時間となって、ほぼ半永久的
に長時間同じ形状が安定して保証される。よって、テー
プ15の走行パスは実線で示される15−2となる。
【0031】この時のギャップデプスは、第2の稜線1
4と薄膜磁気ヘッド部10が摩耗した後の移動した稜線
16−2を通る平面まで削られるが、第1のヘッドブロ
ック11と第2のヘッドブロック21の段差Dの0.0
1mmと、第1のヘッドブロック11の薄膜磁気ヘッド
部10と第2のヘッドブロック21の端面13との距離
Lで決定される三角形の摩耗範囲以上は摩耗しない。
4と薄膜磁気ヘッド部10が摩耗した後の移動した稜線
16−2を通る平面まで削られるが、第1のヘッドブロ
ック11と第2のヘッドブロック21の段差Dの0.0
1mmと、第1のヘッドブロック11の薄膜磁気ヘッド
部10と第2のヘッドブロック21の端面13との距離
Lで決定される三角形の摩耗範囲以上は摩耗しない。
【0032】この場合は三角形の角度(平面12と走行
パス15−2との角度)Aは、約0.8度であり、薄膜
磁気ヘッド部10の最大摩耗は、例えば薄膜磁気ヘッド
部10の厚さを40μmとすると、摩耗量Wは0.6μ
mであるが、通常オーバコート層で保護され薄膜磁気ヘ
ッド部10の中央に配置されている磁気コアパターン1
によるギャップデプスは、0.3μmしか摩耗しない
(図面上はGD2で表示)。よって、ヘッドの初期ギャ
ップデプス(図面上はGD1で表示)が2μmであれば
特性の変化が少なく、初期摩耗以降安定した特性を保つ
ことが出来て、長時間使用に耐え得るものである。
パス15−2との角度)Aは、約0.8度であり、薄膜
磁気ヘッド部10の最大摩耗は、例えば薄膜磁気ヘッド
部10の厚さを40μmとすると、摩耗量Wは0.6μ
mであるが、通常オーバコート層で保護され薄膜磁気ヘ
ッド部10の中央に配置されている磁気コアパターン1
によるギャップデプスは、0.3μmしか摩耗しない
(図面上はGD2で表示)。よって、ヘッドの初期ギャ
ップデプス(図面上はGD1で表示)が2μmであれば
特性の変化が少なく、初期摩耗以降安定した特性を保つ
ことが出来て、長時間使用に耐え得るものである。
【0033】二つのヘッドブロックを配置するとき、そ
れらの相対位置関係が重要で、初期摩耗以降のヘッド形
状を決定する重要なファクターである。この角度Aが薄
膜磁気ヘッド部10の摩耗量を決定するために、この角
度Aは小さい方が望ましい。しかし、小さすぎると実験
結果では、第1の平面5及び第2の平面12上をテープ
15が摺動することになり、テープ15がヘッドブロッ
クより浮上してしまい、スペーシング損失を発生して性
能の低下を招く不都合が生じた。
れらの相対位置関係が重要で、初期摩耗以降のヘッド形
状を決定する重要なファクターである。この角度Aが薄
膜磁気ヘッド部10の摩耗量を決定するために、この角
度Aは小さい方が望ましい。しかし、小さすぎると実験
結果では、第1の平面5及び第2の平面12上をテープ
15が摺動することになり、テープ15がヘッドブロッ
クより浮上してしまい、スペーシング損失を発生して性
能の低下を招く不都合が生じた。
【0034】また、テープ摺動時のテープかすなどの付
着物が第1及び第2の平面5,12に付着して、いわゆ
る目詰まりを生じさせて、記録再生に不都合であった。
着物が第1及び第2の平面5,12に付着して、いわゆ
る目詰まりを生じさせて、記録再生に不都合であった。
【0035】もちろん、第2のヘッドブロック21の第
2の平面12が第1の平面5よりもテープ15に対して
突出した場合は、薄膜プロセス部に形成されたヘッド
(電磁変換部)はテープに摺動することが出来ないた
め、記録再生は不可能であった。
2の平面12が第1の平面5よりもテープ15に対して
突出した場合は、薄膜プロセス部に形成されたヘッド
(電磁変換部)はテープに摺動することが出来ないた
め、記録再生は不可能であった。
【0036】以上のように、本実施の形態による複合磁
気ヘッドは、耐摩耗性に優れた2つのヘッドブロック
で、走行パスを形成するため、耐摩耗性の低い薄膜プロ
セスで形成された電磁変換素子を高精度に利用可能と
し、また、記録再生装置としても、何等問題なく用いる
ことができる。
気ヘッドは、耐摩耗性に優れた2つのヘッドブロック
で、走行パスを形成するため、耐摩耗性の低い薄膜プロ
セスで形成された電磁変換素子を高精度に利用可能と
し、また、記録再生装置としても、何等問題なく用いる
ことができる。
【0037】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2として、実施の形態1で説明した複合磁気ヘッド
を、回転シリンダでテープに斜め走査して記録するヘリ
カルスキャン型VTRに適用した場合について説明す
る。
態2として、実施の形態1で説明した複合磁気ヘッド
を、回転シリンダでテープに斜め走査して記録するヘリ
カルスキャン型VTRに適用した場合について説明す
る。
【0038】基本的に、複合磁気ヘッドは、第1、第2
の稜線16,14を回転シリンダ41の外周より突出し
て取り付け、シリンダ41に巻き付けられたテープ15
と摺動させると実施の形態1と同様の効果を得ることが
出来る。その様子を図8に示す。
の稜線16,14を回転シリンダ41の外周より突出し
て取り付け、シリンダ41に巻き付けられたテープ15
と摺動させると実施の形態1と同様の効果を得ることが
出来る。その様子を図8に示す。
【0039】この時、シリンダ41の回転方向を矢印4
2の方向とすると、第2のヘッドブロック21から摺動
する事になり、第1の平面5の方が第2の平面12に較
べ、シリンダ41より突出しているために、テープ15
は第1の平面5をも摺動する事になる。
2の方向とすると、第2のヘッドブロック21から摺動
する事になり、第1の平面5の方が第2の平面12に較
べ、シリンダ41より突出しているために、テープ15
は第1の平面5をも摺動する事になる。
【0040】逆回転の場合は、図9に示すように、第1
のヘッドブロック11からテープ15に接触する構成と
なり、第1の平面5の一部を摺動し、第2のヘッドブロ
ック21の第2の稜線14を摺動する構成となる。
のヘッドブロック11からテープ15に接触する構成と
なり、第1の平面5の一部を摺動し、第2のヘッドブロ
ック21の第2の稜線14を摺動する構成となる。
【0041】一般的に摺動するタイプのヘッドでは、テ
ープの磁性粉とかバインダーのかすなどがヘッドの摺動
面に付着するが、この場合摺動面が2個のブロックに分
割されているために、テープかすなどの付着物はこの2
ブロックの間にて削り落とされてヘッドの表面に付着す
ることはない。
ープの磁性粉とかバインダーのかすなどがヘッドの摺動
面に付着するが、この場合摺動面が2個のブロックに分
割されているために、テープかすなどの付着物はこの2
ブロックの間にて削り落とされてヘッドの表面に付着す
ることはない。
【0042】また、第1のヘッドブロック11と第2の
ヘッドブロック21の端部の距離Lの寸法と段差の寸法
Dの種々の値のものを試作して、その最適値を求めた。
しかし、基本的にLとD寸法で決まらずに、その間の角
度Aで初期摩耗後のヘッド形状が決まる。角度Aは0.
5度以上がテープかすなどの付着物に対して強く、5度
以上になると薄膜磁気ヘッド部10の摩耗はもとより、
テープ摺動時テープダメージ及びテープ摺動時の騒音の
不都合を生じた。以上の結果から、第2の平面12とテ
ープ走行パスとが成す角度Aは、0.5〜5度が望まし
い。
ヘッドブロック21の端部の距離Lの寸法と段差の寸法
Dの種々の値のものを試作して、その最適値を求めた。
しかし、基本的にLとD寸法で決まらずに、その間の角
度Aで初期摩耗後のヘッド形状が決まる。角度Aは0.
5度以上がテープかすなどの付着物に対して強く、5度
以上になると薄膜磁気ヘッド部10の摩耗はもとより、
テープ摺動時テープダメージ及びテープ摺動時の騒音の
不都合を生じた。以上の結果から、第2の平面12とテ
ープ走行パスとが成す角度Aは、0.5〜5度が望まし
い。
【0043】以上のように、回転シリンダ41に複合磁
気ヘッドを取り付け、磁気記録再生装置を構成した場合
でも、何等問題なく、薄膜ヘッドの特性を発揮させるこ
とができる。
気ヘッドを取り付け、磁気記録再生装置を構成した場合
でも、何等問題なく、薄膜ヘッドの特性を発揮させるこ
とができる。
【0044】なお、上記実施の形態において、形成する
薄膜磁気ヘッド部10として、巻き線型リングヘッドを
用いて説明をしたが、リングヘッドに限ることはなく、
MRヘッド、GMRヘッド、TMRヘッドなど磁気抵抗
効果を用いたものや、高感度な出力が期待されるその他
の検出原理を利用したものであっても実施可能である。
薄膜磁気ヘッド部10として、巻き線型リングヘッドを
用いて説明をしたが、リングヘッドに限ることはなく、
MRヘッド、GMRヘッド、TMRヘッドなど磁気抵抗
効果を用いたものや、高感度な出力が期待されるその他
の検出原理を利用したものであっても実施可能である。
【0045】また、第2の稜線14には、テープダメー
ジを考慮して、若干の面取りとしてのR加工がなされて
いることも有効である。
ジを考慮して、若干の面取りとしてのR加工がなされて
いることも有効である。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、耐摩耗性
の低い電磁変換素子部を、耐摩耗性の高い基板材料と組
み合わせることで、長寿命で安定した出力を得ることが
可能な複合磁気ヘッドを得ることができる。
の低い電磁変換素子部を、耐摩耗性の高い基板材料と組
み合わせることで、長寿命で安定した出力を得ることが
可能な複合磁気ヘッドを得ることができる。
【図1】本発明の実施の形態による複合磁気ヘッドにお
いて、AlTiC基板上に電磁変換素子部を形成した説
明図
いて、AlTiC基板上に電磁変換素子部を形成した説
明図
【図2】同複合磁気ヘッドの第1のヘッドブロックの構
成を示す斜視図
成を示す斜視図
【図3】同複合磁気ヘッドの第2のヘッドブロックの構
成を示す斜視図
成を示す斜視図
【図4】同複合磁気ヘッドの構成を示す側面図
【図5】同複合磁気ヘッドの構成を示す斜視図
【図6】同複合磁気ヘッドと磁気テープとの相対位置関
係を示す説明図
係を示す説明図
【図7】同複合磁気ヘッドと磁気テープとの相対位置関
係を示す詳細説明図
係を示す詳細説明図
【図8】本発明の複合磁気ヘッドを回転シリンダに搭載
した磁気記録再生装置の概念図
した磁気記録再生装置の概念図
【図9】同磁気記録再生装置の他の構成例を示す概念図
1 磁気コア 2 巻き線パターン 4 AlTiC基板面 5 第1の平面 6,16 第1の稜線 10 薄膜磁気ヘッド部 11 第1のヘッドブロック 12 第2の平面 13 第2の端面 14 第2の稜線 15 テープ 21 第2のヘッドブロック 31 固定ブロック 41 回転シリンダ
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の平面を有し、前記第1の平面と略
直交する端面に電磁変換素子を形成した第1のヘッドブ
ロックと、前記第1の平面と平行である第2の平面を有
し、前記第2の平面と略直交する端面を持つ第2のヘッ
ドブロックとを有する複合磁気ヘッド。 - 【請求項2】 第1のヘッドブロックの第1の平面と前
記第1の平面と略直交する端面とで構成する第1の稜線
と、第2のヘッドブロックの第2の平面と略直交する端
面とで構成する第2の稜線とを通る平面が、第1の平面
または第2の平面と0.5〜5度の角度でもって交差す
ることを特徴とする請求項1記載の複合磁気ヘッド。 - 【請求項3】 電磁変換素子は、薄膜プロセスで形成さ
れたことを特徴とする請求項1または2記載の複合磁気
ヘッド。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の複
合磁気ヘッドを備え、第1のヘッドブロックの第1の平
面と前記第1の平面と略直交する端面とで構成する第1
の稜線と、第2のヘッドブロックの第2の平面と前記第
2の平面と略直交する端面とで構成する第2の稜線とを
テープが主として摺動し、前記第1のヘッドブロックの
端面に設けられた電磁変換素子で、記録再生することを
特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の複
合磁気ヘッドを取り付けた回転するシリンダを備え、第
1のヘッドブロックの第1の平面と前記第1の平面と略
直交する端面とで構成する第1の稜線と、第2のヘッド
ブロックの第2の平面と前記第2の平面と略直交する端
面とで構成する第2の稜線とを前記シリンダの回転外周
より突出させ、前記第2の稜線と前記第1の平面をテー
プが摺動し、前記第1のヘッドブロックの端面に形成さ
れた電磁変換素子で記録再生することを特徴とする磁気
記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP201498A JPH11203628A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | 複合磁気ヘッドおよび磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP201498A JPH11203628A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | 複合磁気ヘッドおよび磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11203628A true JPH11203628A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11517513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP201498A Pending JPH11203628A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | 複合磁気ヘッドおよび磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11203628A (ja) |
-
1998
- 1998-01-08 JP JP201498A patent/JPH11203628A/ja active Pending
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