JP2000048241A - 帯封装置 - Google Patents

帯封装置

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JP2000048241A
JP2000048241A JP10214071A JP21407198A JP2000048241A JP 2000048241 A JP2000048241 A JP 2000048241A JP 10214071 A JP10214071 A JP 10214071A JP 21407198 A JP21407198 A JP 21407198A JP 2000048241 A JP2000048241 A JP 2000048241A
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tape
banding
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feeding
rotation
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JP10214071A
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Kei Matsumoto
啓 松本
Hikari Kawano
光 川野
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Musashi Engineering Co Ltd
Hitachi High Tech Corp
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Musashi Engineering Co Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯封テープにシワやズレを発生させることな
く被帯封物を帯封することのできる帯封装置を提供する
こと。 【解決手段】 被帯封物Nを帯封する帯封処理手段20
の回転所要量を細分化した複数の回転変化量及び該各回
転変化量について帯封テープTに対し均一なテンション
を付与する該帯封テープの基準テープ送り量を記憶し、
帯封テープTの実際のテープ送り量が基準テープ送り量
を超えたか否かに応じてテープ送り手段26の駆動をオ
ン・オフ制御することにより、被帯封物Nへの帯封テー
プTの巻き付け工程において帯封テープTに常に均一な
テンションを付与しながら被帯封物Nの周囲に帯封テー
プTを巻回して帯封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被帯封物の周囲に
帯封テープを巻回して帯封する帯封装置に関し、特に、
被帯封物の周囲に帯封テープを巻回するテープ巻き時に
おいて、帯封テープに常に均一なテンションを付与し
て、帯封テープにシワやズレを発生させることなく被帯
封物を帯封することのできる紙幣帯封装置などに好適な
帯封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被帯封物の周囲に帯封テープを巻回して
帯封する帯封装置として、紙幣を複数枚(例えば、10
0枚)束ねた被帯封物としての紙幣束の周囲に帯封テー
プを巻き付けて帯封する紙幣帯封装置が知られている。
この紙幣帯封装置は、帯封テープをテープ送りローラで
所定量送り出すとともに、この帯封テープの送り端と紙
幣束とを回転盤に設けたクランパ部材により保持して、
その回転盤を所定の方向へ回転させることより、紙幣束
の周囲に帯封テープを巻き付けて帯封している。
【0003】上記紙幣帯封装置における紙幣束への帯封
テープの帯封方式を、図7を参照して説明する。 1)巻き付け開始時は、クランパ部材からのテープ抜け
防止の為、テープ送りローラを回転駆動するためのテー
プ送り用モータ(以下、TPモータと記す。)をON
(オン)し、テープ送り量を多くする(図7の(a)参
照)。これは帯封テープにテンションをかけないように
帯封テープの供給を過剰気味にして、クランパ部材から
の帯封テープの抜けを防止するためである。 2)回転盤を回転駆動するためのテープ巻付け用モータ
(以下、RGモータと記す。)の回転量を検出し、規定
量巻き付け位置で一旦テープ送りを停止する。 3)巻き付け途中は、RGモータが帯封テープを引っ張
りながら巻き付ける(図7の(b)参照)。これはTP
モータの回転駆動量を低減して帯封テープの供給を不足
気味にすることで、テープテンションを大とするためで
ある。 4)最後は、紙幣束の外周に2重に巻かれた帯封テープ
の内側テープのシワ取り目的で、巻き付けが終わった後
もテープを送って緩ませる(図7の(c)参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記紙
幣帯封装置の帯封方式においては、上述3)の巻き付け
途中において、RGモータが帯封テープを引っ張りなが
ら紙幣束に帯封テープを巻き付けている。このため、外
観形状が直方体状の紙幣束を回転させてテープを巻き付
ける場合、紙幣束の回転角度によりテープ巻き付け位置
が変化してテープ必要量が変化する為、TPモータの回
転駆動によるテープ送りローラのテープ送りスピードが
一定では、紙幣束の回転角度に応じて帯封テープに引き
と緩みが繰り返すこととなり、均一なテンションで帯封
テープを紙幣束に巻くことができない。即ち、上記紙幣
帯封装置では、テープ巻き付け時に、紙幣束の回転角度
に応じて帯封テープに引きと緩みが繰り返すことから、
帯封テープのテンションが変化して、帯封テープにシワ
やズレが発生し易い傾向があった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みて為されたもの
であり、被帯封物への帯封テープの巻き付け工程におい
て帯封テープに常に均一なテンションを付与することが
でき、帯封テープにシワやズレを発生させることなく被
帯封物を帯封することのできる帯封装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る帯封装置
は、帯封テープをテープ送り手段により所定量送り出す
とともに、該帯封テープの送り端と被帯封物とを帯封処
理手段により保持して、該帯封処理手段を所定の方向へ
回転させることより、該被帯封物の周囲に該帯封テープ
を巻回して帯封する帯封装置であって、該テープ送り手
段による該帯封テープの実際の送り量を検出するテープ
量検出手段と、該帯封処理手段の回転量を検出する回転
量検出手段と、該被帯封物を帯封する該帯封処理手段の
回転所要量を細分化した複数の回転変化量と該各回転変
化量について該帯封テープに対し均一なテンションを付
与する該帯封テープの基準テープ送り量とを記憶する記
憶手段と、該帯封処理手段を回転駆動するとともに該テ
ープ送り手段の駆動をオン・オフ制御する制御手段とを
有し、該制御手段は、該帯封テープの送り端と該被帯封
物とを保持した該帯封処理手段を回転駆動するととも
に、該テープ量検出手段で検出した該帯封テープの実際
のテープ送り量と該回転量検出手段で得られる該帯封処
理手段の各回転変化量に対応する該記憶手段の基準テー
プ送り量とを逐次比較し、該帯封テープの実際のテープ
送り量が該記憶手段の基準テープ送り量を超えたか否か
に応じて該テープ送り手段の駆動をオン・オフ制御し
て、該帯封テープに常に均一なテンションを付与するこ
とを特徴としている。
【0007】特に、該制御手段は、該テープ送り手段の
駆動をオン・オフ制御する際に、該テープ量検出手段で
検出する該帯封テープの実際のテープ送り量と、該回転
量検出手段で得られる該帯封処理手段の回転変化量に対
応する該記憶手段の基準テープ送り量とを逐次比較し、
該帯封テープの実際のテープ送り量が該記憶手段の基準
テープ送り量を超える場合に該テープ送り手段の駆動を
オフに制御し、該帯封テープの実際のテープ送り量が該
記憶手段の基準テープ送り量を超えない場合に該テープ
送り手段の駆動をオンに制御して、該帯封テープに常に
均一なテンションを付与することを特徴としている。
【0008】また、該テープ送り手段は、該帯封テープ
を送り出す回転自在の送出しローラと、該送出しローラ
を回転駆動する駆動源と、該送出しローラの回転量を検
出するセンサとを有し、該センサが検出した該送り出し
ローラの回転量を帯封テープの実際の送り量として該制
御手段に出力していることを特徴としている。また、該
帯封処理手段は、該被帯封物と該帯封テープの送り端と
を保持するクランパ部材を有する回転自在の回転部材
と、該回転部材を回転駆動する駆動源と、該回転部材の
回転量を検出するセンサとを有し、該センサが検出した
該回転部材の回転量を帯封処理手段の回転変化量として
該制御手段に出力していることを特徴としている。そし
て、該被帯封物は複数枚の紙葉類を整列して束状に積み
重ねてなる紙葉束であることを特徴としている。
【0009】本発明に係る帯封装置にあっては、制御手
段が帯封テープの送り端と被帯封物とを保持した該帯封
処理手段を回転駆動するとともに、テープ量検出手段で
検出した帯封テープの実際のテープ送り量と回転量検出
手段で得られる帯封処理手段の各回転変化量に対応する
記憶手段の基準テープ送り量とを逐次比較し、帯封テー
プの実際のテープ送り量が記憶手段の基準テープ送り量
を超えたか否かに応じてテープ送り手段の駆動をオン・
オフ制御することにより、帯封テープに常に均一なテン
ションを付与する。従って、被帯封物の回転変化量にか
かわらず帯封テープに常に均一なテンションを付与する
ことができ、帯封テープにシワやズレを発生させること
なく被帯封物を帯封することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る帯封装置を添
付図面に示す実施形態に基づいて、更に詳しく説明す
る。図1は、本発明に係る帯封装置としての紙幣帯封装
置の一例を示す概略構成図である。図1において、Aは
帯封処理手段としての帯封処理機構である。帯封処理機
構Aは、回転部材としてのロータリギア20と、ロータ
リギア20と噛合する駆動ギア21と、クランプ部材を
構成する固定のクランプサポート22及び可動のスライ
ドクランパ23と、20の回転軸20aに取り付けられ
た光電式の2相ロータリエンコーダ(以下、ロータリエ
ンコーダと記す。)(センサ)S1と、駆動ギア21を
介してロータリギア20を回転駆動する駆動源としての
テープ巻き付け用DCギアードモータ(以下、RGモー
タと記す。)M1とから成っている。ロータリギア20
は、RGモータM1の稼動により反時計回り方向へ回転
駆動される。クランプ部材のクランプサポート22は、
ロータリギアRG20に固定的に設けられている。スラ
イドクランパ23は、ロータリギア20上において、ク
ランプサポート22に対して往復移動可能に設けられて
いる。そして、クランプサポート22とスライドクラン
パ23とは被帯封物としての紙幣束Nを着脱式にクラン
プする。ロータリエンコーダS1は、光の透過・不透過
に基づいて生成される一定周期分のパルス信号をカウン
トしてロータリギア20の回転軸20aの回転量を検出
するものであり、その検出信号(パルス信号)を後述の
制御部Dに出力する。
【0011】Nは紙幣束(例えば、100枚の紙幣の
束)である。紙幣束Nは、図示のように、スライドクラ
ンパ23とクランプサポート22との間のスペースが上
方ガイドUと下方ガイドLとの間のスペースと一直線上
に整列している待機状態において、上記ガイドU,Lに
案内されながらスライドクランパ23とクランプサポー
ト22との間のスペ−スに挿入される。Bはテープ送り
手段としてのテープ送り機構である。テープ送り機構B
は、テープ送りローラ26と、テープ送りローラ26を
回転駆動する駆動源としてのテープ送り用DCギアード
モータ(以下、TPモータと記す。)M2と、テープ送
りローラ26の回転軸26aに取り付けられた光電式の
2相ロータリエンコーダ(以下、ロータリエンコーダと
記す。)(センサ)S2とから成っている。
【0012】テープ送りローラ26は、TPモータM2
の稼動により時計回り方向へ回転駆動されて、帯封テー
プTを帯封処理機構A側に送り出す。2相ロータリエン
コーダS2は、前述の光電式ロータリエンコーダS1と
同様な構成のものであり、光の透過・不透過に基づいて
生成される所定周期分のパルス信号をカウントしてテー
プ送りローラ26の回転軸26aの回転量を検出するも
のであり、その検出信号(パルス信号)を後述の制御部
Dに出力する。Tは帯封テープである。帯封テープT
は、帯封処理時に帯封テープ支持手段であるリール24
からテープ送りローラ26によりクランプサポート22
とスライドクランパ23との間に送り出される。
【0013】帯封テープTの先端(送り端)Taは、帯
封処理が行われる前の待機状態(図1はこの待機状態を
示している)において、スライドクランパ23とクラン
プサポート22との間に維持されるようになっており、
紙幣束Nが挿入される際に、紙幣束Nとスライドクラン
パ23との間に上記テープ送りローラ26により自動的
に導き入れられるようになっている。そして、スライド
クランパ23が矢印で示すようにクランプサポート22
に接近移動することによって、紙幣束Nがスライドクラ
ンパ23とクランプサポート22との間にしっかりとク
ランプされ、また、帯封テープTの先端Taが紙幣束N
とスライドクランパ23との間にしっかりと保持され
る。Cはテープ押さえ機能を併せ持つヒータ・カッタ機
構である。ヒータ・カッタ機構Cは、ロータリギア20
の外周近くに設けられており、テープ押さえ機能、テー
プ加熱シール機能およびテープカット機能を兼備する。
【0014】28はヒータ・カッタ機構Cの作動レバー
である。作動レバー28は軸32を介して例えば装置の
フレーム(不図示)に回転移動に連結されており、カム
フォロア30にカム31が作用することによって、軸3
2を中心としてその先端部がクランプサポート22に対
して接近する方向(J方向)および遠ざかる方向(K方
向)に回動可能になっている。また、揺動連結軸33を
介して作動レバー28の先端部と略L字状の連結アーム
34の中央部とが連結されている。揺動連結軸33に
は、ヒータブロックアーム37が軸支されており、該ヒ
ータブロックアーム37の先端部には、ヒータブロック
36が固定されている。こうして揺動連結軸33を介し
て作動レバー28、連結アーム34およびヒータブロッ
クアーム37が相互に揺動可能に連結されている。
【0015】36はヒータブロック、38は補助レバー
である。ヒータブロック36は例えば略四半円形の先端
部を有する。補助レバー38は、その一端部において軸
39を介して例えば装置のフレームに回動可能に軸支さ
れており、その他端部において連結アーム34における
揺動連結軸33より先端側の箇所と固定連結されてい
る。さらに、連結アーム34の上記先端側の部分には、
調節ボルト40を介して帯封テープTをカットするため
の切断手段としてのカッタ42が取り付けられている。
カッタ42の先端部(切断刃を含む部分)は、ヒータブ
ロック36の方向に傾斜している。また、補助レバー3
8は、カッタ42が取り付けられた連結アーム34と固
定連結されて、カッタ42ががたつきを生じることなく
一定の動作角度で帯封テープTをカットすることを可能
にしている。43は上記軸39に取り付けたロータリギ
アストッパであり、帯封テープTのカット時にロータリ
ギア20の係止凸部20bに係止する。
【0016】調節ボルト40は、ヒータブロック36に
対して略直角に前後移動可能にヒータブロックアーム3
7に螺合している。上記前後移動可能条件と、カッタ4
2の先端部がヒータブロック36の先端部に対して傾斜
している条件とによって、調節ボルト40を締めつけた
り(すなわち、ヒータブロック36に対して前進させた
り)、緩めたり(ヒータブロック36に対して後退させ
たり)することによって、帯封テープTに対するカッタ
42の切断刃とヒータブロック36との作用位置関係を
調節することができる。
【0017】本実施形態では、後述するように、作動レ
バー28がJ方向に回転するのに伴い先ず最初にヒータ
ブロック36が帯封テープTをクランプサポート22に
対して押さえつけ、この押さえつけた状態で帯封テープ
Tを少しだけ加熱シールする。しかる後に、ヒータブロ
ック36が帯封テープTを完全に加熱シールしながら
(より正確には、必要な加熱シールがほとんど完了した
時に)、カッタ42の切断刃が帯封テ−プTをカットす
るようになっている。このような作用位置関係の調節に
よって、ヒータブロック36およびカッタ42が帯封テ
ープTに接触して作用する所定の作用位置まで作動レバ
ー28をJ方向に回転させる動作だけで、帯封テープT
の押さえつけ、加熱シールおよびカットを前記のタイミ
ングで一体的に行っている。さらに、ヒータブロック3
6は、その先端部と連結アーム34の一端部との間に設
けられたバネ41によって、揺動連結軸33を中心に図
1における時計回り方向に常時付勢されている。この付
勢力によって、ヒータブロック36は、後述するように
帯封テープTに対して弾性的に接し、これを弾性的に押
さえつけることができるようになっている。Dは制御手
段としての制御部であり、紙幣帯封装置全体を制御す
る。制御部DはCPUなどにより構成されており、記憶
手段としての記憶部DM(例えばROMまたはRAMな
ど)に図2に示すテープ送り量テーブルMTのデータ内
容が格納されている。
【0018】テープ送り量テーブルMTのデータ内容
は、図2の(a)に示すように、紙幣束を帯封するのに
要するロータリギア20の回転所要量(本実施形態例で
は、紙幣束Nに帯封テープTを2重に巻き付けているの
で回転所要量を840°としかている。)を細分化(例
えば、6°毎)した複数の回転変化量θ1,θ2,…,
θnと、これらの各回転変化量θ1(=0°),θ2
(=6°),…,θn(=840°)について帯封テー
プTに対し均一なテンションを付与する帯封テープTの
基準テープ送り量TL1,TL2,…,TLnとから成
る。
【0019】また、制御部Dは、帯封処理機構Aのロー
タリエンコーダS1が検出するロータリギア20の回転
量の検出信号を所定のタイミングで入力する。同様に、
テープ送り機構BのロータリエンコーダS2が検出する
テープ送りローラ26の回転量の検出信号を所定のタイ
ミングで入力する。また、紙幣束Nへの帯封テープTの
帯封が終了すると、上記ヒータ・カッタ機構Cのカム3
1をモータ(不図示)などにより回転駆動する。
【0020】以下、制御部Dのテープ巻き付け工程の制
御プログラムに基づいて本実施形態例の紙幣帯封装置の
動作を説明する。図3はその制御プログラムのフローチ
ャートである。先ず、RGモータM1とTPモータM2
を起動して、ロータリギア20及びテープ送りローラ2
6を所定の方向へ回転駆動する。次に、1msec毎
に、ロータリエンコーダS1,S2より検出信号を入力
して、ロータリギア20の回転変化量を算出するととも
に、テープ送りローラ26の回転量に基づいて帯封テー
プTの実際のテープ送り量を算出する。本実施形態例で
は、ロータリエンコーダS1より入力するパルス信号の
1パルス当たりロータリギア20の回転角度を0.39
°として、ロータリギア20の回転変化量を算出してい
る。また、ロータリエンコーダS2より入力するパルス
信号の1パルス当たり帯封テープTの送り量を0.19
mmに設定して、実際のテープ送り量を算出している。
【0021】そして、上述の如き算出したロータリギア
20の実測回転変化量とテープ送り量テーブルMTの回
転変化量を逐次(1msec毎)比較して、該実測回転
変化量と一致した該テープ送り量テーブルMTの回転変
化量に対応する基準テープ送り量を、該テープ送り量テ
ーブルMTから読み込む。即ち、図4の(a)及び
(b)に示すように、ロータリギア20が0°、36
°、78°、141°、171°、186°、255
°、336°の如く回転角度が変化する回転変化量のそ
れぞれに対応する基準テープ送り量を、該テープ送り量
テーブルMTから読み込む(図4の(a)及び(b)で
は、ロータリギア20の回転変化量として紙幣束Nの回
転変化量を表している。)。
【0022】次いで、実際のテープ送り量と基準テープ
送り量とを比較し、実際のテープ送り量が基準テープ送
り量を超えたか否かを判定し、実際の帯封テープが基準
テープ送り量を超える場合にTPモータM2の駆動をオ
フに制御し、実際の帯封テープのテープ送り量が基準テ
ープ送り量を超えない場合にTPモータM2の駆動をオ
ンに制御して、帯封テープTに常に均一なテンションを
付与している。即ち、実際のテープ送り量が基準テープ
送り量を超えたか否かに応じて、TPモータM2の駆動
をオン・オフ制御することにより、図5に示すように、
実線にて表した制御値である基準テープ送り量と殆ど重
なるようにして点線にて表した実際の帯封テープのテー
プ送り量を制御することができ、よって、帯封テープT
に常に均一なテンションを付与することができる。
【0023】図5において、横軸に表したロータリギア
回転角度の範囲において、Eの領域は、帯封テープの供
給を過剰気味にして、クランプサポート22とスライド
クランパ23とから成るクランパ部材からの帯封テープ
の抜けを防止するため、帯封テープを緩ませているテー
プ弛緩領域である。従って、そのテープ弛緩領域E以降
に在るF領域が紙幣束Nの外周に帯封テープTを実質的
に巻き付けるテープ巻き付け領域であり、このテープ巻
き付け領域FでTPモータM2の駆動をオン・オフ制御
することにより、帯封テープTに常に均一なテンション
を付与している。
【0024】こうして、テープ巻き付け工程が終了する
と、制御部Dは帯封テープTを切断する切断工程を実行
する。切断工程は次のようにして行われる(図1及び図
6参照)。制御部DはRGモータM1の稼動を停止した
後に、TPモータM2の稼動を停止させて帯封テープT
を僅少に送り出すことにより、テープ送りローラ26と
ヒータブロック36との間に帯封テープTの弛みを生じ
させる。この弛みによってヒータブロック36の押圧力
による帯封テープTの切れを防止する。この際に、ロー
タリギア20の回転は係止凸部20bにロータリギアス
トッパ43が係止することで防止される(図6の(a)
参照)。そして、作動レバー28がJ方向に回動するこ
とによって、図6の(b)に示すように、ヒータブロッ
ク36とカッタ42とが紙幣束Nの中央部に向けて前進
する。
【0025】次に、制御部DはRGモータM1を稼動し
て、帯封テープTにテンションを与え、このテンション
を利用してカッタ42が帯封テープTをカットする。帯
封テープTのカットが完了すると、カム31の回転を利
用してヒータブロック36およびカッタ42が帯封テー
プTから離隔する非作用位置まで作動レバ−28をK方
向に回転復帰させ、さらに、スライドクランパ23を初
期の待機位置に退却させる。これにより、帯封済みの紙
幣束Nが図示しない所定のスタッカに排出される。
【0026】本発明は概ね上述の如き構成されている
が、前述の実施形態に限定されるものではない。例え
ば、本実施形態では、紙幣束Nを回転させる手段として
ロータリギア20を用いているが、他の適宣な駆動手段
によって紙幣束Nを回転させる構成を採択でき、またそ
の他適宣な回転体であってもよい。また、本実施形態で
は帯封装置として紙幣帯封装置を例示したが、紙幣以外
の紙葉類の束、或いは積層状に重ね合わせたシート状物
の束を結束帯で結束する帯封装置にも本発明は適用でき
るものである。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、制御手段が帯封テープの送り端と被帯封物とを保持
した該帯封処理手段を回転駆動するとともに、テープ量
検出手段で検出した帯封テープの実際のテープ送り量と
回転量検出手段で得られる帯封処理手段の各回転変化量
に対応する記憶手段の基準テープ送り量とを逐次比較
し、帯封テープの実際のテープ送り量が記憶手段の基準
テープ送り量を超えたか否かに応じてテープ送り手段の
駆動をオン・オフ制御することにより、帯封テープに常
に均一なテンションを付与することができるので、帯封
テープにシワやズレを発生させることなく被帯封物を帯
封できる帯封装置を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る帯封装置としての紙幣帯封装置
の一例を示す概略構成図である。
【図2】 同紙幣帯封装置のテープ送り量テーブルのデ
ータ内容の説明図である。
【図3】 同紙幣帯封装置のテープ巻き付け工程のフロ
ーチャートである。
【図4】 同紙幣帯封装置のロータリギアの回転変化量
の説明図である。
【図5】 同紙幣帯封装置のテープ送り量とロータリギ
ア回転角度との相関関係を表したグラフの説明図であ
る。
【図6】 同紙幣帯封装置の切断工程の動作を表した説
明図である。
【図7】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
T 帯封テープ N 紙幣束(被帯封物) 20 ロータリギヤ(帯封処理手段) M1 RGモータ(帯封処理手段の駆動源) S1 ロータリエンコーダ(帯封処理手段のセン
サ) 26 テープ送りローラ(テープ送り手段) M2 TPモータ(テープ送り手段の駆動源) S2 ロータリエンコーダ(テープ送り手段のセン
サ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野 光 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3E040 AA02 EA06 3E052 AA23 BA01 CA16 CB01 CB05 CB07 DB02 EA07 FA13 HA02 JA02 KA16 LA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯封テープをテープ送り手段により所定
    量送り出すとともに、該帯封テープの送り端と被帯封物
    とを帯封処理手段により保持して、該帯封処理手段を所
    定の方向へ回転させることより、該被帯封物の周囲に該
    帯封テープを巻回して帯封する帯封装置であって、 該テープ送り手段による該帯封テープの実際の送り量を
    検出するテープ量検出手段と、該帯封処理手段の回転量
    を検出する回転量検出手段と、該被帯封物を帯封するの
    に要する該帯封処理手段の回転所要量を細分化した複数
    の回転変化量と該各回転変化量について該帯封テープに
    対し均一なテンションを付与する該帯封テープの基準テ
    ープ送り量とを記憶する記憶手段と、該帯封処理手段を
    回転駆動するとともに該テープ送り手段の駆動をオン・
    オフ制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、該帯封テープの送り端と該被帯封物とを
    保持した該帯封処理手段を回転駆動するとともに、該テ
    ープ量検出手段で検出した該帯封テープの実際のテープ
    送り量と該回転量検出手段で得られる該帯封処理手段の
    各回転変化量に対応する該記憶手段の基準テープ送り量
    とを逐次比較し、該帯封テープの実際のテープ送り量が
    該記憶手段の基準テープ送り量を超えたか否かに応じて
    該テープ送り手段の駆動をオン・オフ制御して、該帯封
    テープに常に均一なテンションを付与することを特徴と
    する帯封装置。
  2. 【請求項2】 該制御手段は、該テープ送り手段の駆動
    をオン・オフ制御する際に、該テープ量検出手段で検出
    する該帯封テープの実際のテープ送り量と、該回転量検
    出手段で得られる該帯封処理手段の回転変化量に対応す
    る該記憶手段の基準テープ送り量とを逐次比較し、該帯
    封テープの実際のテープ送り量が該記憶手段の基準テー
    プ送り量を超える場合に該テープ送り手段の駆動をオフ
    に制御し、該帯封テープの実際のテープ送り量が該記憶
    手段の基準テープ送り量を超えない場合に該テープ送り
    手段の駆動をオンに制御して、該帯封テープに常に均一
    なテンションを付与することを特徴とする請求項1に記
    載の帯封装置。
  3. 【請求項3】 該テープ送り手段は、該帯封テープを送
    り出す回転自在の送出しローラと、該送出しローラを回
    転駆動する駆動源と、該送出しローラの回転量を検出す
    るセンサとを有し、該センサが検出した該送り出しロー
    ラの回転量を帯封テープの実際の送り量として該制御手
    段に出力していることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の帯封装置。
  4. 【請求項4】 該帯封処理手段は、該被帯封物と該帯封
    テープの送り端とを保持するクランパ部材を有する回転
    自在の回転部材と、該回転部材を回転駆動する駆動源
    と、該回転部材の回転量を検出するセンサとを有し、該
    センサが検出した該回転部材の回転量を帯封処理手段の
    回転変化量として該制御手段に出力していることを特徴
    とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の帯封装置。
  5. 【請求項5】 該被帯封物は複数枚の紙葉類を整列して
    束状に積み重ねてなる紙葉束であることを特徴とする請
    求項1乃至4の何れか一項に記載の帯封装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103226868A (zh) * 2013-04-26 2013-07-31 中国工商银行股份有限公司 一种atm自动捆钞系统

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CN103226868A (zh) * 2013-04-26 2013-07-31 中国工商银行股份有限公司 一种atm自动捆钞系统

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