JP2000046967A - アナログ電子時計 - Google Patents

アナログ電子時計

Info

Publication number
JP2000046967A
JP2000046967A JP11235805A JP23580599A JP2000046967A JP 2000046967 A JP2000046967 A JP 2000046967A JP 11235805 A JP11235805 A JP 11235805A JP 23580599 A JP23580599 A JP 23580599A JP 2000046967 A JP2000046967 A JP 2000046967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
hand
rotor
step motor
analog electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11235805A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3259718B2 (ja
Inventor
Hiroshi Yabe
宏 矢部
Tatsuo Moriya
達雄 守屋
Akihiko Maruyama
昭彦 丸山
Nobuhiro Koike
信宏 小池
Yutaka Suzuki
裕 鈴木
Yoshitaka Iijima
好隆 飯島
Shigeru Aoki
茂 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15506245&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2000046967(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP23580599A priority Critical patent/JP3259718B2/ja
Publication of JP2000046967A publication Critical patent/JP2000046967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3259718B2 publication Critical patent/JP3259718B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G9/00Visual time or date indication means
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C9/00Electrically-actuated devices for setting the time-indicating means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のステップモータの駆動制御を行うた
めの専用のICが必要であった。 【解決手段】少なくとも、コアCPU、そのコアCPU
を作動させるためのソフトウエアを格納するプログラム
メモリ、及び、前記ソフトウエアの指令に基づき複数の
ステップモータの駆動制御を行うモータ運針制御回路を
有し、プログラムを換えるだけで仕様が異なる製品にも
使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロノグラフ表
示、タイマー表示等の多機能表示手段を有するアナログ
電子時計用IC及びアナログ電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多機能アナログ電子時計に於いて
は、特開昭61−286783、特開昭61−2943
88、実開昭61−26191等に開示されているよう
に、個別に専用ICを用いて多機能を実現していた。
【0003】これらの多機能電子時計に使用されている
ステップモータは、クロノグラフ機能用、アラーム時刻
表示用等、その機能及びムーブメント上での配置に合せ
た形状で設定され、その駆動方法としてはロータにかか
る衝撃、あるいは低温環境下での潤滑油の粘性抵抗の増
加等の負荷に対しても安定した駆動が得られるように駆
動パルスを設定し、信頼性を確保していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術に於い
ては、専用のICが必要であったため、 ICの開発期間が長期となるため、市場ニーズヘの対
応が遅れる。
【0005】機能追加、仕様変更があった場合のIC
の変更規模が大きく、最悪の場合、新規ICにする必要
があった。
【0006】機能バリエーションを1つのICで対応
させることができない。
【0007】等、多様化する消費者ニーズに対応できな
い。また、ステップモータの駆動パルスは落下による衝
撃や低温時の潤滑油の粘性による負荷に抗して確実にロ
ータが回転するように、しかも早送り運針でも安定した
回転が得られるようにパルス幅と、周波数を設定してい
るため、ステップモータはかなり余分な電力を消費して
いる。そのため大型のボタン型電池を必要とし、小型、
薄型化の妨げとなる等の欠点を有する。
【0008】本発明は上述の欠点を除去するためのもの
であり、その目的とするところは、開発期間が短く、機
能の追加や仕様変更に容易に対応でき、機能バリエーシ
ョンに対応でき、ステップモータの低消費電力化によ
り、ムーブメントの小型、薄型化を実現することで、多
様化する消費者ニーズを満足するアナログ電子時計用I
C及びアナログ電子時計を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明のアナログ電子時計用ICは、少なくとも
コアCPU、前記コアCPUを作動させるためソフトウ
ェアを格納するプログラムメモリ、及び、前記ソフトウ
ェアの指令に基づき複数のステップモータの駆動制御を
行なうモータ運針制御回路を有している。
【0010】尚、前記モータ運針制御回路は、各ステッ
プモータの運針パルス数を制御するための複数のモータ
クロック制御回路を有していても良い。
【0011】また、前記モータ運針制御回路は、各ステ
ップモータの運針のトリガーとなる運針基準用クロック
を形成する運針基準信号形成回路を有し、前記運針基準
信号形成回路はソフトウェアの指令に基づき前記運針基
準用クロックの周波数を選択する手段を備えていても良
い。
【0012】また前記モータ運針制御回路が、異なる波
形のモータ駆動パルスを出力する複数の駆動パルス形成
回路と、ソフトウェアの指令に基づき各ステップモータ
がいずれの駆動パルスを選択するかを決定するモータ運
針方式制御回路を有していても良い。
【0013】また、複数のステップモータを駆動するた
めの複数のモータドライバを有しても良い。
【0014】また、本発明のアナログ電子時計は、前述
のアナログ電子時計用IC、複数のステップモータ、及
び、前記複数のステップモータに連結される複数の、輪
列機構を有する。
【0015】また、ロータ、ステータ、コイルから成る
ステップモータの駆動手段として、一種類の固定された
パルス幅で駆動する手段と、特開昭60−260833
に開示されている複数の駆動パルスを持つ駆動手段とを
有する複数の前記ステップモータから構成されたことを
特徴とする。
【0016】また、ロータ、ステータ、コイルから成
り、前記ロータの回転、非回転の判断を行う回転検出手
段を持つステップモータと、前記回転検出手段を持たな
いステップモータとの二種類のステップモータを各々少
なくとも一つ以上有するアナログ電子時計に於いて、同
種類の前記ステップモータのロータ、ステータ、コイル
を同一形状で構成したことを特徴とする。
【0017】また、ロータ、ステータ、コイルから成
り、早送り運針機能をもつステップモータを有し、前記
ステップモータは、早送り運針の駆動パルスを2種類以
上持ち、通常運針時の駆動パルスは早送り時の駆動パル
スと異なる設定としたことを特徴とする。
【0018】〔作用〕本発明の上記構成によれば、プロ
グラムメモリに格納されるソフトウェアによって、複数
のステップモータの運針を自在に制御することができ
る。
【0019】
【実施例】図1は、本発明のアナログ電子時計用ICの
一実施例を示すブロック図である。
【0020】図1に示した様に、CMOS−IC20
は、コアCPUを中心にしてワンチップ上にプログラム
メモリ、データメモリ、4個のモータドライバ、モータ
運針制御回路、サウンドジェネレータ、インタラプト制
御回路等を集積したアナログ電子時計用のワンチップマ
イクロコンピュータである。以下、図1について説明す
る。
【0021】201はコアCPUであり、ALU、演算
用レジスタ、アドレス制御レジスタ、スタックポインタ
インストラクションレジスタ、インストラクションデコ
ーダ等で構成されており、周辺回路とはメモリマップド
I/O方式によりアドレスバス(adbus)及びデー
タバス(dbus)で接続されている。
【0022】202は2048word×12bit構
成のマスクROMよりなるプログラムメモリであり、I
Cを動作させるためのソフトウェアを格納している。
【0023】203はプログラムメモリ202のアドレ
スデコーダである。
【0024】204は112word×4bit構成の
PAMからなるデータメモリであり、各種時計のための
タイマや各指針の針位置を記憶するためのカウンタ等に
用いられる。
【0025】205はデータメモリ204のアドレスデ
コーダである。
【0026】206は発振回路であり、Xin及びXo
ut端子に接続される音叉型水晶振動子を源振に327
68Hzで発振する。
【0027】207は発振停止検出回路であり、発振回
路206の発振が停止するとそれを検出し、システムに
リセットをかける。
【0028】208は第1分周回路であり、発振回路2
06より出力される32768Hz信号φ32Kを順次分
周して、16Hz信号φ16を出力する。
【0029】209は第2分周回路であり、第1分周回
路208より出力される16Hz信号φ16を1Hz信号
φ1まで分周する。尚、8Hzから1Hzまでの各分周
段の状態はソフトウェアによりコアCPU201内に読
み込むことができる。
【0030】また、本実施例のICに於いては、時計計
時等の処理のためのタイムインタラプトTintとし
て、16Hz信号φ16、8Hz信号φ8、1Hz信号φ1
を用いている。タイムインタラプトTintは各信号の
立下りで発生し、各インタラプト要因の読み込みとリセ
ット及びマスクはすべてソフトウェアにより行なわれ、
リセットとマスクについては各要因ごとに個別に行なえ
るように構成されている。
【0031】210はサウンドジェネレータであり、ブ
ザー駆動信号を形成しAL端子に出力する。ブザー駆動
信号の駆動周波数、ON/OFF、鳴鐘パターンはソフ
トウェアにより制御することができる。
【0032】211はクロノグラフ回路であり、具体的
には図2の様に構成されており、1/100秒計クロノ
グラフを構成する際に、1/100秒針の運針制御をハ
ードウェアで行ないソフトウェアの負荷を著しく軽減す
ることが可能である。
【0033】図2に於いて、211はクロック形成回路
であり、512Hz信号φ512からクロノグラフ計測の
基準クロックとなる100Hz信号φ100と、1/10
0秒針駆動パルスPfを形成するための100Hzでパ
ルス幅3.91msのクロックパルスPfcを形成す
る。2112は50進のクロノグラフカウンタであり、
ANDゲート2119を通過するφ100をカウントし、
制御信号形成回路2118より出力されるクロノグラフ
リセット信号Rcgによりリセットされる。2113は
レジスタであり、制御信号形成回路2118よりスプリ
ット表示指令信号Spが出力された時にクロノグラフカ
ウンタ2112の内容をホールドする。2114は50
進の針位置カウンタであり、1/100秒針駆動パルス
Pfをカウントすることにより1/100秒針の表示位
置を記憶し、制御信号形成回路2118から1/100
秒針のφ位置を記憶させるための信号Rhndによりリ
セットされる。2115は一致検出回路であり、レジス
タ2113と針位置カウンタ2114の内容を比較し一
致している時には一致信号Dtyを出力する。2116
はφ位置検出回路であり、針位置カウンタ21144の
φを検出するとφ検出信号Dtoを出力する。2117
は1/100秒針運針制御回路であり、1/100針動
作状態かつクロノグラフ計測期間中はクロノグラフカウ
ンタ2112と針位置カウンタ2114の内容が一致し
ている時にクロックパルスPfcを通し、スプリット表
示時及び計測停止時にはレジスタ2113と針位置カウ
ンタ2114が一致していない時にクロックパルスPf
cを通し、1/100秒針非動作状態でクロノグラフの
計測中には針位置カウンタ2125の内容がφ以外の時
にクロックパルスPfcを通すように構成されている。
2118は制御信号形成回路であり、ソフトウェアの指
令により、クロノグラフ計測のスタート/ストップを指
令するスタート信号St、スプリット表示/スプリット
表示解除を指令するスプリット信号Sp、クロノグラフ
計測のリセットを指令するクロノグラフリセット信号R
cg、1/100秒針のφ位置を記憶させるためのφ位
置信号Rhnd、及び1/100秒針の動作/非動作を
指令するDrvを形成し出力する。尚1/100秒針駆
動はステップモータCのみで可能である。また、クロノ
グラフカウンタ2112から出力される5Hzのキャリ
ー信号φ5によりクロノグラフインタラプトCGint
が発生し、ソフトウェアにより1/5秒以降のクロノグ
ラフ計測処理が可能である。
【0034】212はモータ運針制御回路であり、具体
的には図3の様に構成されており、ソフトウェアからの
指令に基づいて各モータドライバにモータ駆動パルスを
出力する。以下、図3について説明する。
【0035】219はモータ運針方式制御回路であり、
各モータの運針方式をソフトウェアからの指令に従って
記憶するとともに、正転駆動Iを選択するSa、正転駆
動IIを選択するSb、逆転駆動Iを選択するSc、逆転
駆動IIを選択するSd、正転補正駆動を選択するSeの
各制御信号を形成し出力する。
【0036】220は運針基準信号形成回路であり、具
体的には図4の様に構成され、ソフトウェアからの指令
により運針用基準クロックCdrvを形成し出力する。
【0037】図4於いて、2201は3bitのレジス
タであり、ソフトウェアからの指令(アドレスデコーダ
2202の出力信号)によって、運針用基準クロックC
drvの周波数を決定するためのデータを記憶する。2
203は3bitのレジスタであり、プログラマブル分
周期22055から出力される運針基準用クロックCd
rvの立下りで、レジスタ2201が記憶しているデー
タをとり込み記憶する。2204はデコーダであり、レ
ジスタ2203が記憶するデータに対応して、2、3、
4、5、6、8、10 16の数を2進数の形で出力す
る。2205はプログラマブル分周器であり、第1分周
回路208から出力される256Hz信号φ256を、デ
コーダ2204から出力される数値をnとすると、1/
nに分周し出力する。従って、運針基準信号形成回路2
20は、ソフトウェアからの指令によって、運針用基準
クロックCdrvの周波数を128Hz、85.3H
z、64Hz、51.2Hz、42.7Hz、32H
z、25.6Hz、16Hzの8種類から選択すること
ができる。また、運針用基準クロックCdrvの周波数
変更は、レジスタ2203にデータがとりこまれた時点
でおこなわれ、レジスタ2203へのデータとりこみは
運針基準用クロックCdrvに同期しておこなわれるた
め、前の周波数faから次の周波数fbに切り替わる際
には、必ず1/faの間隔が確保される。
【0038】尚、正転駆動I及び逆転駆動を連結して行
なう場合には、運針基準用クロックCdrvの周波数は
64Hz以下に限定される。
【0039】221は、第1駆動パルス形成回路であ
り、図5に示した正転駆動I用の駆動パルスPaを形成
し出力する。
【0040】222は、第2駆動パルス形成回路であ
り、図6に示した正転駆動II用の駆動パルスPbを形成
し出力する。
【0041】223は、第3駆動パルス形成回路であ
り、図7に示した逆転駆動I用の駆動パルスPcを形成
し出力する。
【0042】224は第4駆動パルス形成回路であり、
図8に示した逆転駆動II用の駆動パルスPdを形成し出
力する。
【0043】2255は、第5駆動パルス形成回路であ
り、補正駆動用のパルス群Pe(特開昭60−2608
83に開示されている通常駆動パルスP1、補正駆動パ
ルスP2、交流磁界検出時パルスP3、交流磁界検出パル
スSP1、回転検出パルスSP2)を形成し出力する。
【0044】226、227、228、229は、モー
タクロック制御回路であり、具体的には図9の様に構成
されておりそれぞれステップモータA、ステップモータ
B、ステップモータC、ステップモータDの運針パルス
数をソフトウェアからの指令により制御する。
【0045】図9に於いて、2261は4bitのレジ
ス夕であり、ソフトウェアにより指令された運針パルス
数を記憶する。2262は4bitのアップカウンタで
あり、ANDゲート2274を通過する運針用基準クロ
ックCdrvをカウントし、制御信号Sresetによ
りリセットされる。2263は一致検出回路であり、レ
ジスタ2261とアップカウンタ2262の内容を比較
し一致した時に一致信号Dyを出力する。2264はオ
ール1検出回路であり、レジスタ2261の内容がオー
ル1の時にオール1検出信号D15を出力する。2265
はモータ駆動パルス形成用トリガー信号発生回路であ
り、NOTゲート2266及び2267、3入力アンド
ゲート2268、2入力ANDゲート2269、2入力
ORゲート2270から成り、レジスタ2261にオー
ル1(15)がセットされた時にはそれ以外のデータが
セットされるまで繰り返しモータパルスを出力し続け、
オール1以外のデータがセットされた時にはそのデータ
分だけモータパルスを出力し、次のデータがセットされ
るまでモータパルス出力が停止するように構成されてい
る。2271は双方向スイッチであり、制御信号Sre
adが出力されたときにONし、アップカウンタ226
2のデータをデータバスに乗せる。2272は制御信号
形成回路であり、ソフトウェアからの指令によりレジス
タ2261に運針パルス数をセットするための信号Ss
et、アップカウンタ2262のデータを読み込むため
の信号Sread、レジスタ2261及びアップカウン
タ2262をリセットするための信号Sresetを形
成し出力する。尚、信号Sreadが出力された場合に
はNOTゲート2273とANDゲート2274により
運針基準用クロックCdrvの通過が禁止される。この
場合、読み込み後には信号Sresetを発生させてレ
ジスタ2261とアップカウンタ2262をリセットす
る必要がある。また、一致検出回路2263が一致を検
出した時(セットされたパルス数を出力し終えた時)各
モータはモータコントロールインタラプト(Mint)
を発生する。モータコントロールインタラプトが発生し
た場合には、ソフトでどのインタラプトが発生したかを
読み込むことができ、読み込み後にはリセットすること
ができる。
【0046】230、231、232、233はトリガ
ー形成回路であり、モータ運針方式制御回路219から
出力される運針方式制御信号Sa、Sb、Sc、Sd、
Seに対応して、モータクロック制御回路から出力され
るトリガー信号Trを221、222、223、22
4、225の各駆動パルス制御回路がモータ駆動パルス
Pa、Pb、Pc、Pd、Peを形成するためのトリガ
ー信号Sat、Sbt、Sct、Sdt、Setとして
通過させる234、235、236、237はモータ駆
動パルス選択回路であり、運針方式制御信号Sa、S
b、Sc、Sd、Seに対応して、各駆動パルス形成回
路から出力されるモータ駆動パルスPa、Pb、Pc、
Pd、Peの中から各ステップモータに必要な駆動パル
スを選択し出力する。以上で図3の説明を終る。
【0047】213、214、215、216はモータ
ドライバであり、モータ駆動パルス選択回路から出力さ
れるモータ駆動パルスを各々のモータ駆動回路が有する
2個の出力端子に交互に出力し、各ステップモータを駆
動する。
【0048】217は入力制御及びリセット回路であ
り、A、B、C、D、RA1、RA2、RB1、RB2
の各スイッチ入力の処理及びK、T、Rの入力端子の処
理を行う。前記A、B、C、Dのうちいずれか1つまた
はRA1、RA2、RB1、RB2のうちいずれか1つ
のスイッチが入力するとスイッチインタラプトSWin
tを発生する。この時のインタラプト要因の読み込みリ
セットはソフトウェアにより行われる。尚、各入力端子
はVSSにプルダウンされており、オープン状態ではデー
タφ、VDDに接続された状態でデータ1となる。
【0049】K端子は仕様切替端子であり、K端子のデ
ータによって2種類の仕様を選択することができる。
尚、K端子のデータの読み込みはソフトウェアにより行
なう。
【0050】R端子はシステムリセット端子であり、R
端子がVDDに接続されるとハードウェアにより、コアC
PU、分周回路、及びその他周辺回路が強制的に初期状
態に設定される。
【0051】T端子はテストモード変換端子であり、R
A2端子をVDDに接続した状態でT端子にクロックを入
力することにより、周辺回路をテストするための16の
テストモードを切替えることができる。主なテストモー
ドとして、正転I確認モード、正転II確認モード、逆転I
確認モード、逆転II確認モード、補正駆動確認モード、
クロノグラフ1/100秒確認モード等を有しており、
これらの確認モードに於いては各モータ駆動パルス出力
端子に自動的にモータ駆動パルスが出力される。
【0052】システムリセットは、R端子をVDDに接続
する方法の他に、スイッチの同時入力でも行なうことが
でき、本ICに於いては、AかCのいずれか1つとB及
びRA2の同時入力があった時と、A、B、Cのいずれ
か1つとRA2、RB2の同時入力があった時にハード
ウェアにより強制的にシステムリセットがかかる様に構
成されている。
【0053】また、ソフトウェアで処理できるリセット
機能として、分周回路リセットと周辺回路リセットがあ
り、周辺回路リセットを行なった場合には分周回路もリ
セットされる。
【0054】236はインタラプト制御回路であり、ス
イッチインタラプト、クロノグラフインタラプト、モー
タコントロールインタラプトに関して、各々のインタラ
プトの優先順位づけ、読み込みが行なわれるまでの記
憶、読み込み後のリセット処理を行なう。
【0055】200は定電圧回路であり、VDD−VSS
に印加される電池電圧(約1.58V)から約1.2V
の低定電圧を形成しVS1端子に出力する。
【0056】以上で図1についての説明を終わる。
【0057】以上詳細に説明してきた様に、CMOS−
IC20はステップモータの駆動に関して以下の特徴を
備えており、多針タイブの多機能アナログ電子時計用I
Cとして非常に優れている。
【0058】モータドライバ213、214、21
5、216を有しており、4個のステップモータを同時
に駆動できる。
【0059】運針制御方式制御回路219と駆動パル
ス形成回路221〜225とモータ駆動パルス選択回路
234〜237を有しており、ソフトウェアによって4
個のステップモータそれぞれに3種類の正転駆動と2種
類の逆転駆動をさせることができる。
【0060】運針基準信号形成回路220を有してお
り、ソフトウェアによって、各ステップモータの運針速
度を自在に変更することができる。
【0061】4個のステップモータそれぞれに対応す
るモータクロック形成回路226〜229を有してお
り、ソフトウェアによって、各ステップモータの運針パ
ルス数を自在に設定することができる。
【0062】次に、本発明の多機能アナログ電子時計の
一実施例の平面図を図10に示し説明する。本実施例で
は4つのステップモータを用い多機能化を実現してい
る。以下、図10について説明する。
【0063】11は樹脂形成により成る地板であり、2
は電池である。3は通常時刻を表示させるためのステッ
プモータAであり、高透磁材より成る磁心3a、磁心3
aに巻かれたコイルとその両端を導通可能に端末処理し
たコイルリード基板とコイル枠より成るコイルブロック
3b、高透磁材より成るステータ3c、ロータ磁石とか
なより成るロータ4により構成されている。また、5、
6、7、8はそれぞれ、五番車、四番車、三番車、二番
車であり、9は日の裏車、10は筒車である。二番車及
び筒車は時計体のセンター位置に配置されている。これ
らの輪列構成により、時計体のセンター位置に通常時刻
の分表示及び時表示を行なっている。図11は、この通
常時刻時分表示のための輪列の係合状態を示した断面図
である。図に示した様に、ロータかな4aは五番車5a
とかみ合い、五番かな5bは四番歯車6aとかみ合って
いる。また、四番かな6bは三番歯車7aとかみ合三番
かな7bは二番歯車8aとかみ合っている。このロータ
かな4bから二番歯車8aまでの減速比は1/1800
となっており、ロータ4が1秒間に半回転することによ
り、二番車は3600秒即ち60分に1回転し、通常時
刻の分表示が可能となる。11は、分表示のために二番
車8先端にかん合された分針である。また、二番かな8
bは日の裏歯車9aとかみ合い、日の裏かな9bは筒車
10とかみ合っている。二番かな8bから筒車10まで
の減速比は1/12となっており、通常時刻の時表示が
可能となっている。12は、時表示のために筒車10の
先端にかん合された時針である。また、図10におい
て、13は時計体の9時方向の軸上に配置された小秒車
であり、ロータ4、五番車5、小秒車13による輪列構
成により、時計体の9時方向の軸上に通常時刻の秒表示
を行なっている。図12は、この通常時刻秒表示のため
の輪列の係合状態を示した断面図である。図に示した様
に、五番かな5bは小秒歯車13aとかみ合っている。
ロータかな4aから小秒歯車13までの減速比は1/3
0となっており、ロータ4が1秒間に180°回転する
ことにより、小秒車13は60秒に1回転即ち、1秒間
に60回転し、通常時刻の秒表示が可能となる。14
は、秒表示のために小秒車13の先端にかん合された小
秒針である。このステップモータAの駆動は、駆動パル
ス印加後にロータ4の自由振動によって発生する誘起電
圧の大小を検出し、回転、非回転の判断を行い、非回転
と判断された場合には直ちに補正パルスが印加され、ロ
ータを確実に回転させている。ロータの回転検出につい
ては、特開昭60−260833で詳細に述べられてい
る。このロータの回転検出を行うことにより駆動パルス
を狭くすることが可能で1Hzで常時駆動するステップ
モータAの消費電力を低減することが可能となる。
【0064】図10において15は、クロノグラフ秒針
表示のためのステップモータBであり、高透磁材より成
る磁心15a、磁心15aに巻かれたコイルとその両端
を導通可能に端末処理したコイルリード基板とコイル枠
より成るコイルブロック15b、高透磁材より成るステ
ータ15c、ロータ磁石とロータかなより成るロータ1
6により構成されている。また、17、18、19はそ
れぞれ1/5秒CG第一中間車、1/5秒CG第二中間
車、1/5秒CG車であり、1/5秒CG車は時計体の
センター位置に配置されている。これらの輪列構成によ
り、時計体のセンター位置にクロノグラフの秒表示を行
なっている。図13は、このクロノグラフ秒表示のため
の輪列の係合状態を示した断面図である。図に示した様
に、ロータかな16aは1/5秒CG第一中間歯車17
aとかみ合い、1/5秒CG第一中間かな17bは1/
5秒CG第二中間歯車18aとかみ合っている。また、
1/5秒CG第二中間かな18bは1/5秒CG歯車1
9aとかみ合っている。このロータかな16aから1/
5秒CG歯車19aまでの減速比は1/150となって
いる。
【0065】CMOS−IC20からの電気信号によ
り、ロータ16は1/5秒間に180°回転する。この
ため1/5秒CG車19は1/5秒間に1.2°即ち、
1秒間に1.2°×5ステップ回転し、1/5秒きざみ
のクロノグラフ秒表示が可能となる。1/5秒CG車1
9は1周60秒を360°/1.2°=300ステップ
で回転し、クロノグラフの1/5秒表示を可能にしてい
る。G針である。また、1/5秒CG針21は、タイマ
ー時刻セットのためのタイマーセット針としての機能も
兼用している。このタイマー動作については後に述べ
る。このステップモータBはクロノグラフ動作時は5H
zで駆動されるため消費電力が大きい。しかし、ロータ
の回転検出を行うことで駆動パルスの幅を狭くすること
ができ、従来のクロノグラフに比べその消費電力が約1
/2に抑えられている。
【0066】図17は本実施例の多機能電子時計の完成
体の外観図である。ステップモータAによって駆動され
る指針は小秒針14、分針11及び時針12であり、ス
テップモータBによって駆動される指針は1/5秒CG
針21である。分針11、時針12及び1/5秒CG針
21は大型で重量、アンバランス量共大きく、衝撃によ
るロータヘの負荷も大きくなる。従って偶発的とは言え
狭い駆動パルスではロータが回転しない可能性もある。
このような欠点を補うため、ステップモータA及びB
は、ロータの回転検出を行い、非回転となった場合には
直ちに補正パルスを出力し、確実な回転を確保してい
る。
【0067】27は、クロノグラフの分表示及びタイマ
ー時刻秒表示のためのモータCであり、高透磁材より成
る磁心27a、磁心27aに巻かれたコイルとその両端
を導通可能に端末処理したコイルリード基板とコイル枠
より成るコイルブロック27b、高透磁材より成るスチ
ータ27c、ロータ磁石とロータかなよりなるロータ2
8により構成されている。また、29、30はそれぞ
れ、分CG中間車及び分CG車であり、分CG車30は
時計体の12時方向の軸上に配置されている。これらの
輪列構成により、時計体の12時方向の軸上にクロノグ
ラフの分表示、及びタイマー経過時刻の秒表示を行なっ
ている。図14はこのクロノグラフ分表示及びタイマー
経過時刻秒表示のための輪列の係合状態を示した断面図
である。図に示した様に、ロータかな28aは分CG中
間歯車29aとかみ合い、分CG中間かな29bは分C
G歯車30aとかみ合っている。このロータかな28a
から分CG歯車30aまでの減速比は1/30となって
いる。クロノグラフモードの場合、CMOS−IC20
からの電気信号により、ロータ28は1分間に360°
の割合即ち、30秒ごとに180°×2ステップで回転
する。従って、分CG車は1分間で12°即ち30分間
で360°(12°×30ステップ)回転し、30分間
のクロノグラフ分表示が可能となる。31は、クロノグ
ラフ分表示のために分CG車先端にかん合された分CG
針である。この分CG針31と前述した1/5秒CG針
21との組み合わせにより、最小読み取り単位1/5
秒、最大計測30分のクロノグラフ表示が可能である。
次にタイマーモードの場合であるが、CMOS−IC2
0からの電気信号により、ロータ28はクロノグラフモ
ード時とは逆により、ロータ28はクロノグラフモード
時とは逆方向に回転する。この回転は1秒間に180°
×1ステップであり、分CG針31は反時計方向に1秒
刻みで回転し、1周60秒のタイマー経過時間秒表示を
行なう。また、この時、ロータ16は、CMOS−IC
20からの電気信号により、クロノグラフモード時とは
逆方向に1分間に180°×5ステップ回転する。従っ
て1/5秒CG針21は、反時計方向に1分間6°の割
合で回転し、タイマー経過時間分表示を行なう。また、
タイマー時刻の設定であるが、図10の第2巻真23が
1段目の状態において、Bスイッチ25を1回押すごと
にロータ16は180°×5ステップ回転し、1/5秒
CG針21は6°単位(目盛上1分単位)で回転し、最
大60分までのタイマー設定時刻を表示する。
【0068】図10、32は、アラーム設定時刻表示の
ためステップモータDであり、高透磁材より成る磁心3
2a、磁心32aに巻かれたコイルとその両端を導通可
能に端末処理したコイルリード基板とコイル枠より成る
コイルブロック32b、高透磁材より成るステータ32
c、ロータ磁石とロータかなより成るロータ33により
構成されている。また、34、35、36、37はそれ
ぞれAL中間車、AL分車、AL日の裏車、AL筒車で
あり、AL分車35及びAL筒車37は時計体の6時方
向の軸上に配置されている。これらの輪列構成により、
時計体の6時方向の軸上にアラーム設定時刻表示を行な
っている。図15は、このアラーム設定時刻表示のため
の輪列の係合状態を示した断面である。図に示した様
に、ロータかな33aはAL中間歯車34aとかみ合
い、AL中間かな34bはAL分歯車35aとかみ合っ
ている。また、AL分かな35bはAL日の裏歯車36
aとかみ合い、AL日の裏かな36bはAL筒車37と
かみ合っている。ロータかな33aからAL分歯車35
aまでの減速比は1/30であり、AL分かな35bか
らAL筒車37までの減速比は1/12となっている。
また、38はAL分車35先端にかん合されたAL分針
であり、39はAL筒車37先端にかん合されたAL時
針である。
【0069】第2巻真23が1段目の場合、アラームセ
ットモードとなり、Cスイッチ26を1回押すごとにC
MOS−IC20からの電気信号によりロータ33は1
80°回転する。従って、AL分針は6°(目盛上1
分)、AL時計は0.5°回転する。これにより、アラ
ーム時刻を1分単位で最大12時間まで設定できる。ま
た、この時、Cスイッチ26を押し続けるとAL分針3
8及びAL時針39は加速的に連続自走し、最大128
Hzで早送りされ、短時間でのアラーム時刻の設定が可
能となる。このときのステップモータの駆動パルス図2
3(a)に示すように、パルス幅は4.39msecで
パルスの間隔は7.81msecで次の反転パルスが出
力される。
【0070】その後設定されたアラーム時刻と通常時刻
が一致するとアラーム音が鳴鐘する。また、第2巻真2
3が0段目の場合、アラームオフモードとなり、AL分
針38及びAL時針39は通常時刻を表示する。このと
き、ステップモータDに、パルス幅4.39msec、
128Hzの駆動パルスが印加され、短時間で通常時刻
に切替わる。通常時刻に切替った後、ロータ33はCM
OS−IC20からの電気信号により1分毎に180°
ステップで回転する。従って、AL分針38は1分運針
を行なう。この1分運針時のステップモータDの駆動パ
ルスは図5に示すように6.84msecのパルスが出
力されその後0.73msecの期間をおいて幅0.2
4msecのパルスが5発出力される。このパルスは時
計携帯時に偶発的におこる衝撃や低温環境下での潤滑油
の粘性抵抗が増加に共なうロータヘの負荷に抗して十分
にロータが回転できるように設定されたパルスであるた
め、確実な通常時刻表示を行うことができる。
【0071】図23(b)は、1/100秒針を作動さ
せるためのステップモータに印加する駆動パルスの実施
例を示す。駆動パルス3.91msecの幅をもち10
0Hzで出力される。図23(a)に示す早速りパルス
よりパルス幅が狭くなっている。これは、ステップモー
タのコイルの起磁力が大きい場合、あるいは、ロータの
磁石を小型にした場合などは、ロータの回転が速いた
め、狭いパルスで安定した動作が得られるからである。
ステップモータDのコイルの起磁力を大きくしたり、ロ
ータ磁石を小型にした場合は駆動パルスの幅を3.91
msecあるいは、それ以下に設定しても良い。この場
合、パルス幅が狭くて済むため128Hz以上の早送り
も可能となる。
【0072】図24はステップモータAと駆動される輪
列群を文字板側から見た概略図であり、図中の矢印は各
輪列の回転方向を示している。ロータ4の回転は五番車
5へ伝達されさらに小秒車13へ伝わり小秒針14によ
って秒表示される。また五番車5からは四番車6、三番
車7を経て二番車8へ伝達され、分針11によって分表
示がされる。さらに二番車8から日の裏車9と筒車10
へ伝達され時針12によって時表示される。このように
ステップモータAでの運針による時刻表示はロータ4か
ら数えて秒表示は3番目、分表示は5番目、時表示は7
番目と奇数番目の輪列によって行われる。図25はクロ
ノグラフ秒表示を行うステップモータBとその輪列群を
示す。ロータ16の回転はまず1/5秒CG第一中間車
16へ伝達されさらに1/5秒CG第二中間車へ伝わり
1/5秒CG車にかん合された1/5秒CG針21によ
ってクロノグラフ1/5秒表示が行われる。このように
ステップモータBでのクロノグラフ表示はロータ16か
ら数えて4番と偶数番目の輪列で行っているためステッ
プモータAをそのまま使うことはできない。しかし、ロ
ータ16の回転方向をステップモータAのロータ4と逆
方向に回転させてやればよい。このためには図24のス
テータA3cのロータ4の中心に対して対向する内ノッ
チ3d及び3eを90°回転させた位置、すなわち図2
5の15d及び15eに示すような位置にすればよい。
スチータAとステータBは外形が全く等しく製造上同一
の工程で加工が可能で内ノッチの位置を変えるだけで容
易に加工ができるためコストメリットも大きい。またコ
イルブロック3b及び15bは全く同一のものを使用し
ているため部品加工はもとより、組立も簡素化されてい
る。
【0073】図26はアラーム時刻表示を行うステップ
モータDと輪列群を示す。ロータ33の回転はAL中間
車34を経てAL分車35へ伝達されAL分車35にか
ん合されたAL分針38によってアラーム分表示を行
う。またAL分車35の回転はAL日の裏車36へ伝わ
り、さらにAL筒車37へ伝達され、AL筒車37にか
ん合されたAL時針39によってアラーム時表示がされ
る。このようにステップモータDでのアラーム時刻表示
はロータ33から数えて3番目で分表示、5番目で時表
示と奇数番目の輪列によって行われている。このためス
テータD32cの内ノッチ33d及び33eは図7に示
すステータA3cと同じ位置にある。またクロノグラフ
分表示を行うステップモータDと全く同一であり輪列の
歯車とかなの歯形形状も同一のものを使用している。
【0074】次に、ステップモータA又はステップモー
タBとステップモータC又はステップモータDの2種類
のステップモータの相違点を説明する。ステップモータ
Aは1Hz駆動、ステップモータBのクロノグラフ機能
作動時は5Hz駆動でありステップモータC及びステッ
プモータDは1/60Hz駆動、すなわち1分運針であ
る。このためステップモータA及びステップモータBで
消費する電力は大きくなる。この消費電力を極力抑える
ために駆動パルス印加後、ロータの自由振動により発生
する誘起電圧の大小を検出することによってロー夕の回
転検出を行っている。この発生する誘起電圧は、コイル
の巻き数に比例して大きくなることが一般に知られてい
る。従ってステップモータA及びステップモータBで使
用しているコイルブロックは可能な限りコイル用線を多
く巻いてある。コイル用線を細くし巻き数を増やすこと
も考えられるが、細い用線ほど単位長さ当りの抵抗値が
増加しジュール熱等の損失も大きくなるばかりか、部品
加工上用線の断線などの問題も発生しコイル用線を細く
することは得策でない。このようにロータの回転検出を
行うステップモータでは、コイルを可能な限り大きくす
る必要がある。尚、ロータの回転検出に関しては特開昭
60−260883に詳細に述べられている。
【0075】これに対してステップモータC及びステッ
プモータDは60秒に1回の駆動パルスが印加されるた
め多機能電子時計全体からみた消費電力は少ない。この
ため複雑な回路構成を必要としかつ大きなスペースを占
めるコイルブロックを必要とするロータの回転検出を行
うよりは、ロータにかかる負荷を考慮した単純な駆動パ
ルスを設定する方が有利である。ロータにかかる負荷と
しては落下時の衝撃、あるいは低温での潤滑油の粘性抵
抗の増加などがあるが、この負荷に抗してロータを確実
に回転させるためには、無負荷状態での駆動パルスに比
ベパルス幅を2倍〜5倍程度にすれば十分である。ま
た、特開昭60−260833にある補正パルスP2
駆動パルスとして設定してもよい。本実施例ではステッ
プモータA及びステップモータBの駆動パルスの幅は
2.44msecであり、ステップモータCは4.39
msecである。またステップモータDは、補正パルス
2を駆動パルスとして設定している。このように駆動
パルスの出力が少ないステップモータではロータの駆動
方法を単純にすることで駆動回路も簡素化され、コイル
ブロックも小型化が可能であるため、ステップモータの
占める平面サイズが小さくて済む。従って2個のステッ
プモータC、Dを小型化することができムーブメント全
体としても、小型化が可能となった。
【0076】ステップモータCのクロノグラフ機能作動
時とステップモータDの通常時刻表示時の運針は共に1
分運針であるためモータの消費電力はステップモータA
の1秒運針やステップモータBの1/5秒運針に比べ極
めて少ない。従って駆動パルスも予めロータの負荷に対
しても十分回転するだけの余裕をもった駆動パルスを一
種類設定しておけば、駆動回路の構成も繁雑にならな
い。また図17に示すように、ステップモータCによっ
て駆動される指針は分CG針31であり、ステップモー
タDによって駆動される指針はAL分針38及びAL時
針39である。これらの指針はいずれも小型で重量、ア
ンバランス共比較的少ない。従って衝撃時のロータヘの
負荷も時分針や1/5秒CG針に比べ少なくなる。そこ
で、ステップモータC及びDの駆動パルスはロータが無
負荷状態で回転している時のパルス幅の2倍〜5倍の幅
をもたせれば十分である。また特開昭60−26083
3に述べられている補正パルスP2を駆動パルスとして
もよい。このように固定された一種類のパルスでステッ
プモータを駆動するためには、パルス幅を無負荷時の2
〜5倍に設定する必要があるため10秒運針以下の速い
運針を行うステップモータでは消費電力が大きい。従っ
て1/10Hz以上の駆動はロータの回転検出を行うこ
とでパルス幅を狭くし、消費電力を低減することができ
る。1/10Hzより低い周波数での駆動は、固定した
パルスで駆動した方が回路構成が繁雑にならずMOS−
ICチップも小型になり効果的である。以上のように本
発明によってステップモータの消費電力を低減すること
が可能で従来より薄型のボタン型電池を使用することで
ムーブメントの厚みを10%薄くすることができた。
【0077】図16に、CMOS−IC20と他の電気
素子との回路結線図を示す。図16に於いて、2は酸化
銀電池(SR927W)、3bはステップモータAのコ
イルブロック、15bはステップモータBのコイルブロ
ック、24はAスイッチ、25はBスイッチ、26はC
スイッチ、27bはステップモータCのコイルブロッ
ク、32bはステップモータDのコイルブロック、55
及び56はブザー駆動用の素子であり、55は昇圧コイ
ル、56は保護ダイオード付ミニモールドトランジス
タ、57CMOS−IC20に内蔵されている定電圧回
路の電圧変動を抑えるための0.1μFのチップコンデ
ンサ、58はCMOS−IC20に内蔵されている発振
回路の源振となる超小型音叉型水晶振動子、46aはか
んぬき46一部分に形成されたスイッチ、59aは第二
オシドリ59の一部分に形成されたスイッチ、64は図
10には図示されてないが時計ケースの裏ブタに貼り付
けられた圧電ブザーである。尚、スイッチ24、25、
26はプッシュボタンタイプのスイッチであり、プッシ
ュ時にのみ入力できる。またスイッチ46aは第1巻真
22に連動するスイッチであり、第1巻真22の1段目
でRA1端子と閉じ、2段目でRA2端子と閉じ、通常
位置では開くように構成されている。また、スイッチ5
9aは第2巻真23に連動するスイッチであり、第2巻
真23の1段目でRB1端子と閉じ、2段目でRB2R
B2端子と軋じ、通常位置では開くように構成されてい
る。
【0078】図17は本実施例の多機能電子時計の完成
体の外観図である。図17及び図18〜図22のフロー
チャートをもとに、本実施例の仕様及び操作方法につい
て簡単に説明する。
【0079】図17に於いて、40は外装ケース、41
は文字板である。また文字板上において42は通常秒時
刻表示部、43はクロノグラフ分表示及びタイマー経過
時間秒表示部、44はアラーム設定時刻表示部である。
まず、通常時刻であるが、前述した様に毎秒運針する小
秒針14、分針11、時針12により表示される。時刻
合わせは第1巻真22を2段目に引き出すことにより可
能となる。この時、図10に示したおしどり45、かん
ぬき46に係合する規正レバー47により四番車6が規
正され、ロータ4が停止し、小秒針の運針が停止する。
この状態で第1巻真22を回転させれば、つづみ車4
8、小鉄車50を通して日の裏車9に回転力が伝わる。
ここで、二番歯車8aは一定のすべりトルクを有して二
番かな8bと結合されているため、四番車6が規正され
ていても小鉄車50、日の裏車9、二番かな8b、筒車
10は回転する。従って分針1、及び時針12は回転
し、任意の時刻に設定することができる。
【0080】図18に通常時刻を表示するためのフロー
チャートを示す。図18に示される様に、1Hzインタ
ラプトが入力すると、スイッチRA2がオフしているか
否かを読み込み、RA2がオフしている場合には、モー
タ運針方式制御回路219にステップモータAの正転補
正駆動をセットし、モータクロック制御回路A226に
運針数1をセットする。スイッチRA2がオン(時刻修
正状態)の場合にはモータ駆動を停止し、RA2がオフ
された時点で1秒後にモータが駆動されるように分周回
路208及び209を瞬時リセットする。
【0081】図19にクロノグラフ機能のフローチャー
トを示す。尚、図25中で用いている“CG”はクロノ
グラフの略語である。また“CGスタート”はクロノグ
ラフ計測中かつスプリット表示解除状態を表わす。第2
巻真23が通常位置にある時(RB1とRB2がともに
オフの時)はクロノグラフモードとなり、Aスイッチが
入力するたびにクロノグラフ計測のスタートとストップ
を繰り返す。クロノグラフ計測が開始されると、CGイ
ンタラプトによりデータメモリ204の一部に形成され
るCG1/5秒カウンタが+1され、1/5秒CG秒2
1が1/5秒刻みで運針されるとともに、1/5秒カウ
ンタが1分をカウントすると、やはりデータメモリ20
4の一部に形成されるCG分カウンタが+1され分CG
針31が1分刻みで運針される。また“CGスタート”
時にBスイッチが入力するとスプリット表示状態とな
り、スプリット表示状態でBスイッチが入力すると“C
Gスタート”となり、1/5秒CG針21と分CG針3
1は計測時間を表示するまで早速りされる。またクロノ
グラフ計測停止状態でBスイッチが入力すると、クロノ
グラフ計測がリセットされ各CG針はθ位置を表示する
まで早送りされる。尚、早速り運針の方法について、図
22のフローチャートに示す。
【0082】図20にタイマー機能のフローチャートを
示す。タイマー設定時間は1/5秒CG針21により表
示される。第2巻真23が1段目にある時(RB1がオ
ンの時)にはタイマーモードとなり、タイマーセット状
態時にBスイッチが入力するとタイマーセット時間が1
分増加し、1/5秒CG針21が1分単位(5ステッ
プ)ずつ運針する。この1/5秒CG針21が示す文字
盤41上の目盛がタイマー設定時間を示し、最大60分
までの設定が可能である。タイマーのスタートストップ
はAスイッチ24で行う。タイマー動作がスタートする
と、分CG針31が反時計方向に1秒毎、1/5秒CG
針21が反時計方向に1分毎運針し、タイマー経過時間
を表示する。また、タイマー1分セット時及び最終1分
時は、分CG針31は停止し、1/5秒CG針21が1
秒毎の減算を行ない、最終の3秒前から予告音が鳴鐘
し、0秒に達した時にタイムアップ音が鳴鐘し、タイマ
ー動作を終了する。
【0083】図21にアラーム機能のフローチャートを
示す。アラーム設定時刻は文字盤上の44部に表示され
る。第2巻真23を1段目にした状態でCスイッチ26
を押すごとにAL分針38、AL時針39が1分単位で
運針し、最大12時間のアラーム時刻設定ができる。こ
の時Cスイッチ26を押し続けるとAL分針38及びA
L時針39は加速的に連続自走し、短時間でのアラーム
時刻設定が可能となる。設定されたアラーム時刻と通常
時刻がー致するとアラーム音が鳴鐘する。また、第2巻
真23が0段目にある場合、アラーム及び前述のタイマ
ー共に非動作モードとなり、AL分針38及びAL時針
39は通常時刻を表示する。なお、この通常時刻の修正
は、第2巻真を2段目の状態で回転することにより、図
10に示したALつづみ車49、AL小鉄車51を介し
て行なわれる。
【0084】図22に各モータの運針方法のフローチャ
ートを示す。図22(a)は運針数が14発以下の場合
のモータの運針方法であり、図22(b)及び(c)は
15発以上の早送り(128Hz)の運針方法である。
尚、図中に用いられている“モータパルスレジスタ”は
図9のレジスタ2261のことである。
【0085】本発明はCPUを作動させるソフトウェア
内容としてクロノグラフを中心に説明したが、図27に
示すような、世界各都市の時刻を示すワールドタイムの
使用も可能である。ホームタイムを示す分針70、時針
71、小秒針72、ワールドタイムを示すワールドタイ
ム分針74、時針75、都市名を示す都市選択針73で
構成されている。都市選択針73は前述のクロノグラフ
機能時の1/5CG表示と同一の構成をとっており、一
周の分割数は300ステップになっている。都市名表示
は、基本時刻を示す30°分割の12ヶ所79と各表示
部の中間12ヶ所80で行う。このように、300分割
を24分割に表示できるよう、ステップモータBを構成
するロータ16を駆動する。78は基本時計の表示をす
る分針70、時針71を修正するりゅうずである。
【0086】次に操作方法を述べる。りゅうず78を小
秒針72が0位置に達した時に2段引き出し停止させ
る。りゅうずを回転させ現在時刻にホームタイム分針時
針を合わせる。次にボタン76、77により都市選択針
73をホームタイムを合わせた都市名に合わせる。例え
ば東京(TOKYO)とする。この時、都市選択針73
の修正方向はボタン76で時計方向、ボタン77で反時
計方向に回転する。合わせた状態でりゅうず78を1段
目に引き出しボタン76、77によりワールドタイム時
刻を合わせる。ボタン76、77の1プッシュで分針7
4が1分進むよう構成されている。又、押し続けで自走
する電子修正方式である。更にボタン76による時計方
向、ボタン77により反時計方向に修正される。
【0087】以上で実施例の説明を終わる。
【0088】
【発明の効果】以上、実施例により詳細に述べた様に、
本発明によれば、プログラムメモリに格納されるソフト
ウェアしだいで、様々な仕様のアナログ電子時計用IC
及びアナログ電子時計が可能になる。また、ソフトウェ
アの開発期間は、同機能を実現するランダムロジックI
Cの開発期間の1/2〜1/3ですみICの開発期間を
大幅に短縮化できろ。また、開発途中で仕様変更や機能
追加等が起こったとしてもソフトウェアの変更で容易に
対応できる。また、ステップモータの消費電力を低減す
ることでムーブメントの小型、薄型化が可能となり、多
様化する消費者ニーズを満足するアナログ電子時計用I
C及びアナログ電子時計を短期間で提供することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアナログ電子時計用IC一実施例を示
すブロック図。
【図2】図1のクロノグラフ回路211の具体的構成例
を示すブロック図。
【図3】図1のモータ運針制御回路212の具体的構成
例を示すブロック図。
【図4】図1の運針基準信号形成回路220の具体的構
成例を示す図。
【図5】図1の第1駆動パルス形成回路221から出力
されるモータ駆動パルスPa、Pb、Pc、Pdのタイ
ミングチャート。
【図6】図1の第2駆動パルス形成回路222から出力
されるモータ駆動パルスPa、Pb、Pc、Pdのタイ
ミングチャート。
【図7】図1の第3駆動パルス形成回路223から出力
されるモータ駆動パルスPa、Pb、Pc、Pdのタイ
ミングチャート。
【図8】図1の第4駆動パルス形成回路224から出力
されるモータ駆動パルスPa、Pb、Pc、Pdのタイ
ミングチャート。
【図9】図1のモータクロック制御回路226、22
7、228、及び229の具体的構成例を示すブロック
図。
【図10】本発明のアナログ電子時計の一実施例を示す
平面図。
【図11】通常時刻時分表示用輪列の断面図。
【図12】通常時刻秒表示用輪列の断面図。
【図13】クロノグラフ秒表示用輪列の断面図。
【図14】クロノグラフ分表示及びタイマー秒表示用輪
列の断面図。
【図15】アラーム設定時刻表示用輪列の断面図。
【図16】図10の実施例の回路結線図。
【図17】本実施例の多機能電子時計の完成体の外観
図。
【図18】(a)、(b)は通常時刻を表示するための
フローチャート。
【図19】(a)、(b)はクロノグラフ機能のフロー
チャー卜。
【図20】(a)、(b)はタイマー機能のフローチャ
ート。
【図21】(a)〜(c)はアラーム機能のフローチャ
ート。
【図22】(a)〜(c)はモータの運針方法のフロー
チャート。
【図23】(a)、(b)は早速り駆動パルスのタイミ
ンクチャート。
【図24】通常時刻表示用輪列とステップモータの概略
平面図。
【図25】クロノグラフ秒表示用輪列とステップモータ
の概略平面図。
【図26】アラーム設定時刻表示用輪列とステップモー
タの概略平面図。
【図27】本発明の実施例の時計の平面図。
【符号の説明】
2…電池 3…ステップモータA 4…ロータ 5…五番車 6…四番車 7…三番車 8…二番車 9…日の裏車 10…筒車 15…ステップモータB 16…ロータ 17…1/5秒CG第一中間車 18…1/5秒CG第二中間車 19…1/5秒CG車 20…CMOS−IC 27…ステップモータC 28…ロータ 29…分CG中間車 30…分CG車 32…ステップモータD 33…ロータ 34…AL中間車 35…AL分車 36…AL日の裏車 37…AL筒車 65…秒かな押えバネ 201…コアCPU 202…プログラムメモリ 204…データメモリ 211…クロノグラフ回路 212…モータ運針制御回路 213〜216…モータドライバ 217…入力制御及びリセット信号形成回路 218…インタラプト制御回路 219…モータ運針方式制御回路 220…運針基準信号形成回路 221〜225…モータ駆動パルス形成回路 226〜229…モータクロック制御回路 230〜233…トリガー形成回路 234〜237…モータ駆動パルス選択回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月22日(1999.9.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】アナログ電子時計
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロノグラフ表
示、タイマー表示等の多機能表示手段を有するアナログ
電子時計に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来の多機能アナログ電子時計に於い
て、まず、実開昭63−31388には、共通する1つ
のコイルにより2つのモータをパルス幅が異なる2つの
駆動パルスで駆動するアナログムーブメントのカレンダ
ー表示機構用モータが開示されている。又、特開昭58
−60277には、指針駆動用の複数のステップモータ
のステータやコイル巻芯を共用使用するめに、同一の金
型で打ち抜きし一方を表面に他方を裏面に配置した平面
図が第5図と第6図に記載されている。更に、特開昭5
8−116098には、時計用ステップモータの早送り
パルスが正転と逆転の2種類を設けることが記載されて
いる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの多機能電子時
計に使用されているステップモータにおいて、まず、実
開昭63−31388では、1つのモータコイルを駆動
する制御回路も1つとなることから、一方のモータを駆
動しようとすると他方のモータも駆動してしまい、消費
電力がかさむ上、パルス幅が単に異なる2つの駆動パル
スで駆動しているにすぎなず、キメこまかな駆動制御を
行うことはできない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】又、特開昭58−60277においては、
複数のステップモータのステータやコイル巻芯を共用使
用するめに同一の金型で打ち抜いて表面と裏面を用いて
対象形状に配置しているため、両者のステータやコイル
巻芯においてプレスのカエリやダレ方向が逆転し、ステ
ータとコイル巻芯の接触部の磁気抵抗が変動し、モータ
の微妙な制御に悪影響を及ぼすものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】更に、特開昭58−116098において
は、単に時計用ステップモータの早送りパルスが正転と
逆転の2種類を設けているすぎず、最近の多機能時計に
おける早送りの多様な要求にこたえられないものであ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明は上述の欠点を除去するためのもの
であり、その目的とするところは、次の通りである。ま
ず、一種類の固定されたパルス幅で駆動する手段と複数
の駆動パルスを持つ駆動手段とを有する複数のステッピ
ングモータを用いて、キメこまかなステッピングモータ
の駆動制御を行うことである。又、回転検出手段を持つ
ステップモータと、回転検出手段を持たないステップモ
ータとの二種類のステップモータを備えるにあたり、部
品の共用性を高めながら、磁気特性に悪影響をもたらさ
ない駆動を可能にすることである。更に、早送り運針の
駆動パルスを2種類以上持つステップモータにおいて、
最近の多機能時計における早送りの多様な要求にこたえ
ることができるステッピングモータを得ることにある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のアナログ電子時
計は、ロータ、ステータ、コイルを有したステップモー
タの駆動手段として、一種類の固定されたパルス幅で駆
動する手段と、複数の駆動パルスを持つ駆動手段とを有
する複数の前記ステップモータから構成されたことを特
徴とする。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】又、本発明のアナログ電子時計は、ロー
タ、ステータ、コイルを有し、前記ロータの回転、非回
転の検出を行う回転検出手段を持つステップモータと、
前記回転検出手段を持たないステップモータとの二種類
のステップモータを各々少なくとも一つ以上有するアナ
ログ電子時計において、同種類の前記ステップモータの
ロータ、ステータ、コイルの平面形状を同一外形形状で
構成し、前記ステータにおけるロータに対向して形成し
た内ノッチ位置が前記各モータにおいて異なっているこ
とを特徴とする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】更に、本発明のアナログ電子時計は、ロー
タ、ステータ、コイルを有し、早送り運針機能をもつス
テップモータを有し、前記ステップモータは、早送り運
針の駆動パルスを2種類以上持ち、通常運針時の駆動パ
ルスは早送り時の駆動パルスと異なる設定としたことを
特徴とする。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正内容】
【0088】
【発明の効果】以上、実施例により詳細に述べた様に、
本発明によれば、まず、一種類の固定されたパルス幅で
駆動する手段と複数の駆動パルスを持つ駆動手段とを有
する複数のステッピングモータを用いているので、キメ
こまかなステッピングモータの駆動制御を行うことがで
きる。又、回転検出手段を持つステップモータと、回転
検出手段を持たないステップモータとの二種類のステッ
プモータを備えるにあたり、同種類の前記ステップモー
タのロータ、ステータ、コイルの平面形状を同一外形形
状で構成し、前記ステータにおけるロータに対向して形
成した内ノッチ位置が前記各モータにおいて異なるよう
にしているので、部品の共用性を高めながらも、磁気特
性に悪影響をもたらさないで、多様性ある複数のステッ
ピングモータの確実な駆動を可能にすることができる。
更に、早送り運針の駆動パルスを2種類以上持つステッ
プモータにより、最近の多機能時計における早送りの多
様な要求にこたえることができるステッピングモータを
得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 昭彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小池 信宏 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 鈴木 裕 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 飯島 好隆 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 青木 茂 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、コアCPU、前記コアCPU
    を作動させるためソフトウェアを格納するプログラムメ
    モリ、及び、前記ソフトウェアの指令に基づき複数のス
    テップモータの駆動制御を行なうモータ運針制御回路を
    有することを特徴とするアナログ電子時計用IC。
  2. 【請求項2】前記モータ運針制御回路が、各ステップモ
    ータの運針パルス数を制御するための複数のモータクロ
    ック制御回路を有することを特徴とする請求項1記載の
    アナログ電子時計用IC。
  3. 【請求項3】前記モータ運針制御回路が、各ステップモ
    ータの運針のトリガーとなる運針基準用クロックを形成
    する運針基準信号形成回路を有し、前記運針基準信号形
    成回路はソフトウェアの指令に基づき前記運針基準用ク
    ロックの周波数を選択できるょうに構成されていること
    を特徴とする請求頂1または請求項2記載のアナログ電
    子時計用IC。
  4. 【請求項4】前記モータ運針制御回路が、異なる波形の
    モータ駆動パルスを出力する複数の駆動パルス形成回路
    と、ソフトウェアの指令に基づき各ステップモータがい
    ずれの駆動パルスを選択するかを決定するモータ運針方
    式制御回路を有することを特徴とする請求項1または請
    求項2または請求項3記載のアナログ電子時計用IC。
  5. 【請求項5】前記複数のステップモータを駆動するため
    の複数のモータドライバを有することを特徴とする請求
    項1または請求項2または請求項3または請求項4記載
    のアナログ電子時計用IC。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項2または請求項3ま
    たは請求項4または請求項5記載のアナログ電子時計用
    IC、複数のステップモータ、及び前記複数のステップ
    モータに連結される複数の輪列機構を有することを特徴
    とするアナログ電子時計。
  7. 【請求項7】ロータ、ステータ、コイルから成るステッ
    プモータの駆動手段として、一種類の固定されたパルス
    幅で駆動する手段と、特開昭60−260833に開示
    されている複数の駆動パルスを持つ駆動手段とを有する
    複数の前記ステップモータから構成されたことを特徴と
    するアナログ電子時計。
  8. 【請求項8】ロータ、ステータ、コイルから成り、前記
    ロータの回転、非回転の判断を行う回転検出手段を持つ
    ステップモータと、前記回転検出手段を持たないステッ
    プモータとの二種類のステップモータを各々少なくとも
    一つ以上有するアナログ電子時計に於いて、同種類の前
    記ステップモータのロータ、ステータ、コイルを同一形
    状で構成したことを特徴とするアナログ電子時計。
  9. 【請求項9】ロータ、ステータ、コイルから成り、早送
    り運針機能をもつステップモータを有し、前記ステップ
    モータは、早送り運針の駆動パルスを2種類以上持ち、
    通常運針時の駆動パルスは早送り時の駆動パルスと異な
    る設定としたことを特徴とするアナログ電子時計。
JP23580599A 1988-06-17 1999-08-23 アナログ電子時計 Expired - Lifetime JP3259718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23580599A JP3259718B2 (ja) 1988-06-17 1999-08-23 アナログ電子時計

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-150873 1988-06-17
JP15087388 1988-06-17
JP23580599A JP3259718B2 (ja) 1988-06-17 1999-08-23 アナログ電子時計

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01150079A Division JP3019324B2 (ja) 1988-06-17 1989-06-13 アナログ電子時計用ic及びアナログ電子時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000046967A true JP2000046967A (ja) 2000-02-18
JP3259718B2 JP3259718B2 (ja) 2002-02-25

Family

ID=15506245

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01150079A Expired - Lifetime JP3019324B2 (ja) 1988-06-17 1989-06-13 アナログ電子時計用ic及びアナログ電子時計
JP10297422A Pending JPH11194178A (ja) 1988-06-17 1998-10-19 アナログ電子時計用ic及びアナログ電子時計
JP23580599A Expired - Lifetime JP3259718B2 (ja) 1988-06-17 1999-08-23 アナログ電子時計

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01150079A Expired - Lifetime JP3019324B2 (ja) 1988-06-17 1989-06-13 アナログ電子時計用ic及びアナログ電子時計
JP10297422A Pending JPH11194178A (ja) 1988-06-17 1998-10-19 アナログ電子時計用ic及びアナログ電子時計

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0347249B1 (ja)
JP (3) JP3019324B2 (ja)
KR (1) KR940008709B1 (ja)
CN (1) CN1025458C (ja)
DE (1) DE68915618T2 (ja)
HK (1) HK107097A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005147727A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Citizen Watch Co Ltd 電子時計
KR100698503B1 (ko) 2005-01-21 2007-03-21 주식회사 여의시스템 마이크로프로세서를 이용한 모터구동제어장치 및 그 방법
JP2011013120A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Seiko Instruments Inc 電子時計用集積回路及び電子時計
JP2011133353A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Seiko Instruments Inc クロノグラフ時計
JP2016050834A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 カシオ計算機株式会社 電子時計
JP2016161380A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 シチズンホールディングス株式会社 電子時計のムーブメント及び電子時計

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2685502A1 (fr) * 1991-12-24 1993-06-25 Electrald Pendule electronique pour jeu d'echecs a affichage analogique.
DE69917879T2 (de) 1998-09-10 2005-06-30 Seiko Epson Corp. Zeitmessvorrichtung
JP2002048880A (ja) * 2000-07-31 2002-02-15 Rhythm Watch Co Ltd 時計用ステップモータの駆動方法
KR100495970B1 (ko) 2000-10-10 2005-06-17 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 유량 계측 장치
DE602006005058D1 (de) * 2006-11-13 2009-03-19 Eta Sa Mft Horlogere Suisse Einen MEMS-Mikromotor umfassendes Antriebsmodul, Verfahren zur Herstellung dieses Moduls und mit diesem Modul ausgerüstete Uhr
JP5212326B2 (ja) * 2009-09-24 2013-06-19 カシオ計算機株式会社 アナログ電子時計
JP5540926B2 (ja) * 2010-06-21 2014-07-02 カシオ計算機株式会社 アナログ電子時計
WO2016128578A1 (en) * 2015-02-13 2016-08-18 Microdul Ag Electronic circuit for controlling the operation of a watch
JP6778574B2 (ja) * 2016-09-30 2020-11-04 シチズン時計株式会社 電子時計
JP6778573B2 (ja) * 2016-09-30 2020-11-04 シチズン時計株式会社 電子時計

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4382692A (en) * 1979-11-26 1983-05-10 Ebauches, S.A. Analog-display electronic timepiece comprising a divider with an adjustable division factor
JPS5914396A (ja) * 1982-07-15 1984-01-25 Toshiba Corp パルスモ−タ駆動装置
JPH0684991B2 (ja) * 1984-01-13 1994-10-26 シチズン時計株式会社 電子時計
JPS6173085A (ja) * 1984-09-18 1986-04-15 Citizen Watch Co Ltd クロノグラフ付電子時計
JPH0648297B2 (ja) * 1985-08-29 1994-06-22 カシオ計算機株式会社 指針式アラ−ム時計
JPS631992A (ja) * 1986-06-20 1988-01-06 Seiko Instr & Electronics Ltd 世界時計
CH664868GA3 (ja) * 1986-07-10 1988-04-15
GB2193011B (en) * 1986-07-21 1991-01-30 Schlumberger Ind Ltd Programmable time switch
CH665077GA3 (ja) * 1986-10-15 1988-04-29
EP0339021B1 (en) * 1987-01-02 1991-04-03 Motorola, Inc. Control interface for combined watch and pager functions

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005147727A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Citizen Watch Co Ltd 電子時計
KR100698503B1 (ko) 2005-01-21 2007-03-21 주식회사 여의시스템 마이크로프로세서를 이용한 모터구동제어장치 및 그 방법
JP2011013120A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Seiko Instruments Inc 電子時計用集積回路及び電子時計
JP2011133353A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Seiko Instruments Inc クロノグラフ時計
JP2016050834A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 カシオ計算機株式会社 電子時計
JP2016161380A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 シチズンホールディングス株式会社 電子時計のムーブメント及び電子時計

Also Published As

Publication number Publication date
KR940008709B1 (ko) 1994-09-26
CN1025458C (zh) 1994-07-13
JPH0277679A (ja) 1990-03-16
DE68915618D1 (de) 1994-07-07
EP0347249A3 (en) 1991-03-20
JPH11194178A (ja) 1999-07-21
DE68915618T2 (de) 1994-09-15
CN1038708A (zh) 1990-01-10
JP3019324B2 (ja) 2000-03-13
KR900000740A (ko) 1990-01-31
EP0347249A2 (en) 1989-12-20
HK107097A (en) 1997-08-22
JP3259718B2 (ja) 2002-02-25
EP0347249B1 (en) 1994-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3259718B2 (ja) アナログ電子時計
KR940009375B1 (ko) 전자 수정 기능 부착 전자 시계
USRE38197E1 (en) Multifunction electronic analog timepiece
US5113381A (en) Multifunction electronic analog timepiece
KR970010632B1 (ko) 다기능 전자 시계
US6669361B1 (en) Method for enabling/disabling mode functions in a multimode electronic device
US5257244A (en) Menu display of operating instructions with indicia for multimode electronic timepiece
KR940008706B1 (ko) 아나로그 전자 시계용 ic를 구비하는 아나로그 전자 시계
KR950003009B1 (ko) 알람 주착 전자 시계
JP3266917B2 (ja) 多機能電子時計
JP2000321376A (ja) 電子時計および指針位置検出方法
JPH0277678A (ja) 多機能電子時計
JP2993202B2 (ja) 多機能電子時計
JP3126103B2 (ja) 多機能電子時計
JP2998749B2 (ja) アラーム付電子時計
JP3223532B2 (ja) 時 計
JP2993201B2 (ja) 多機能電子時計のモード表示構造
EP0347250B1 (en) Electronic alarm watch
JPH0915351A (ja) 多機能電子時計
JPH0452428B2 (ja)
JP2011133353A (ja) クロノグラフ時計
JP2000235085A (ja) 時計のスイッチ構造および時計
JPH0515997B2 (ja)
JP2004264040A (ja) 多機能時計
JPH0782094B2 (ja) 指針表示電子時計

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214

Year of fee payment: 8