JP2998749B2 - アラーム付電子時計 - Google Patents

アラーム付電子時計

Info

Publication number
JP2998749B2
JP2998749B2 JP23100998A JP23100998A JP2998749B2 JP 2998749 B2 JP2998749 B2 JP 2998749B2 JP 23100998 A JP23100998 A JP 23100998A JP 23100998 A JP23100998 A JP 23100998A JP 2998749 B2 JP2998749 B2 JP 2998749B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
time
hand
current time
minute
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23100998A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11211859A (ja
Inventor
孝 川口
宏 矢部
昭彦 丸山
雅士 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16916826&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2998749(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP23100998A priority Critical patent/JP2998749B2/ja
Publication of JPH11211859A publication Critical patent/JPH11211859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2998749B2 publication Critical patent/JP2998749B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アラーム付電子時
計のアラーム機能に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ表示のアラーム付電子時
計には、アラ−ム鳴鐘モードと ラーム非鳴鐘モードが
あり、アラ−ム鳴鐘モードにおいてはアラーム鳴鐘後も
アラームセット時刻が保持され、アラ−ム鳴鐘後一定時
間がたち再びアラームセット時刻と現時刻が一致した時
にもアラームが鳴鐘するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のアナロ
グ表示のアラ−ム付電子時計では、アラ−ム鳴鐘後再び
アラームを鳴鐘させたくない場合には、スイッチ操作な
どによりアラーム鳴鐘を禁止しなければならず、また、
アラーム鳴鐘の禁止状態から、再びアラームのセットを
行なう場合には、アラーム鳴鐘の禁止状態を解除しなけ
ればならないため、操作が複雑であった。
【0004】また、例えば約10分後にアラ−ムを鳴鐘さ
せたいといったようなタイマー的な使い方をする場合に
は、使用者が現時刻に10分を加算した時刻を計算し、そ
の時刻にアラ−ムセット時刻を合わせるといった操作が
必要であり複雑な手順を必要とした。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を除去す
るもので、その目的とするところは、アラ一ム鳴鐘後再
びアラ−ムを鳴鐘させたくない場合のアラーム鳴鐘禁止
のための操作と、再びアラ−ムのセットを行なう場合
の、アラーム鳴鐘の禁止状態の解除の操作を省き、操作
を簡略化し、外部操作部材を削減し、アラーム機能の多
機能化をはかり、アラーム機能のタイマー的な使用方法
を簡易化するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のアラーム付電子
時計は、複数のステップモータと、各ステップモータで
駆動される表示指針と、現時刻を計数する現時刻カウン
タと、アラームセット時刻を記憶するアラームセット時
刻記憶手段と、アラーム鳴鐘手投と、アラーム制御手段
を有し、前記ステップモータと前記現時刻カウンタと前
記アラームセット時刻記憶手段と前記アラーム制御手段
とにより、一組または複数組の表示指針が、アラーム非
セット状態では現時刻を表示し、該現時刻を表示する前
記表示指針がアラームセット中及びアラームセット後は
アラームセット時刻を表示し、前記現時刻カウンタと前
記アラームセット時刻記憶手段の内容が一致したときア
ラームを鳴鐘し、前記表示指針が再び現時刻を表示する
にあたり、前記表示指針がアラーム非セット状態では現
時刻を表示し、アラームセット中及びアラームセット後
はアラームセット時刻を表示し、現時刻とアラームセッ
ト時刻が一致したときにアラームを鳴鐘し、アラ−ム鳴
鐘後はアラーム非セット状態となり、前記表示指針が再
び現時刻を表示する動作モードAと、アラーム鳴鐘後も
アラームセット時刻が保持され、次にアラームセット時
刻と現時刻が一致した時に再びアラームが鳴鐘する動作
モードBとを、外部操作部材に連動した切り替え手段に
よって切り替え可能に構成したことを特徴とする。ま
た、その場合、アラ−ム制御手段によりアラ−ムセット
時刻の早送リセット中にアラ−ムセット時刻と現時刻が
一致した場合、アラームセット時刻の早送リセットが中
止される事を特徴とする。さらに、前述の場合、前記動
作モードAにおけるアラーム鳴鐘音と、前記動作モード
Bにおけるアラーム鳴鐘の後に再びアラームが鳴鐘する
アラーム鳴鐘音とが異なることを特徴とする。また、前
述のアラーム付電子時計にデジタル表示機能を付加した
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の上記構成によれば、動作モードAにお
いては、一組または複数組の表示指針が、アラーム非セ
ット状態では現時刻を表示し、該現時刻を表示する前記
表示指針がアラームセット中及びアラ−ムセット後はア
ラームセット時刻を表示し、アラーム鳴鐘後は、アラー
ム非セット状態となり、前記表示指針が再び現時刻を表
示する。また、動作モードBにおいては、アラーム鳴鐘
後もアラームセット時刻が保持され、次にアラームセッ
ト時刻と現時刻が一致した時に再びアラームが鳴鐘す
る。しかも、使用者は、外部操作部材により、上記の動
作モードAと動作モードBとを切り替えすることができ
る。
【0008】また、アラーム制御手投によるアラームセ
ット時刻のセットにより、アラームセット時刻と現時刻
が一致するとアラーム非セット状態となり、アラームセ
ット時刻の早送リセット中にアラームセット時刻と現時
刻が一致した場合、アラームセット時刻の早送リセット
が中止する。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施例)図1は、本発明のアラ
ーム付電子時計の一実施例のICを示すブロック図であ
る。
【0010】図1に示した様に、CMOS−IC20は、コ
アCPUを中心にしてワンチップ上にプログラムメモリ、
データメモリ、4個のモータドライイバ、モータ運針制
御回路、サウンドジェネレータ、インタラプト制御回路
等を集積したアナログ電子時計用のワンチップマイクロ
コンピュータである。
【0011】以下、図1について説明する。
【0012】201はコアCPUであり、ALU、演算用レジス
タ、アドレス制御レジスタ、スタックポインタインスト
ラクションレジスタ、インストラクションデコーダ等で
構成されており、周辺回路とはメモリマップドI/0方式
によりアドレスバス(adbus)及びデータバス(dbus)
で接続されている。
【0013】202は2048word×12bit構成のマスクROMよ
りなるプログラムメモリであり、ICを動作させるため
のソフトウェアを格納している。
【0014】203はプログラムメモリ202のアドレスデコ
ーダである。
【0015】204は112word×4bit構成のRAMからなるデ
ータメモリであり、各種計時のためのタイマや各指針の
針位置を記憶するためのカウンタ等に用いられる。
【0016】205はデータメモリ204のアドレスデコーダ
である。
【0017】206は発振回路であり、Xin及びXout端子に
接続される音叉聖水晶振動子を源振に32768Hzで発振す
る。
【0018】207は発振停止検出回路であり、発振回路2
06の発振が停止するとそれを検出し、システムにリセッ
トをかける。
【0019】208は第1分周回路であり、発振回結206よ
り出力される32768Hz信号φ32Kを順次分周して、16Hz信
号φ16を出力する。
【0020】209は第2分周回路であり、第1分周回緒208
より出力される16Hz信号φ16を1Hz信号φ1まで分周す
る。尚、8Hzから1Hzまでの各分周段の状態はソフトウェ
アによりコアCPU201内に読み込むことができる。
【0021】また、本実施例のICに於いては、時計計
時等の処理のためのタイムインタラプトTIntとして、1
6Hz信号φ16、8Hz信号φ8、1 Hz信号φ1を用いている。
タイムインタラプトTIntは各信号の立下りで発生し、各
インタラプト要因の読み込みとリセット及びマスクはす
べてソフトウェアにより行なわれ、リセットとマスクに
ついては各要因ごと個別に行なえるように構成されてい
る。
【0022】210はサウンドジェネレータであり、ブザ
ー駆動信号を形成しAL端子に出力する。ブザー駆動信
号の駆動周波数、ON/OFF、鳴鐘パターンはソフトウェ
アにより制御することができる。
【0023】211はクロノグラフ回路であり、具体的に
は図2の様に構成されており、1/100秒計クロノグラフ
を構成する際に、1/100秒針の運針制御をハードウェア
で行ないソフトウェアの負荷を著しく軽減することが可
能である。
【0024】図2に於いて、2111はクロック形成回路で
あり、512Hz信号φ512からクロノグラフ計測の基準クロ
ックとなる100Hz信号φ100と、1/100秒針駆動パルスPf
を形成するための100Hzでパルス幅3.91msのクロックパ
ルスPfcを形成する。2112は50進のクロノグラフカウン
タであり、ANDゲート2119を通過するφ100をカウント
し、制御信号形成回路2118より出力されるクロノグラフ
リセット信号Rcgによりリセットされる。2113はレジス
タであり、制御信号形成回緒2118よりスプリット表示指
令信号Spが出力された時にクロノグラフカウンタ2112の
内容をホールドする。2114は50進の針位置カウンタであ
り、1/100秒針駆動パルスPfをカウントすることにより
1/100秒針の表示位置を記憶し、制御信号形成回路2118
から1/100秒針の0位置を記憶させるための信号Rhndに
よりリセットされる。2115は一致検出回路であり、レジ
スタ2113と針位置カウンタ2114の内容を比較し一致して
いる時には一致信号Dtyを出力する。2116は0位置検出回
路であり、針位置カウンタ2114の0を検出すると0検出信
号Dt0を出力する。2117は1/100秒針運針制御回路であ
り、1/100秒針動作状態かつクロノグラフ計測期間中は
クロノグラフカウンタ2112と針位置カウンタ2114の内容
が一致している時にクロックパルスPfcを通し、スプリ
ツト表示時及び計測停止時にはレジスタ2113と針位置カ
ウンタ2114が一致していない時にクロックパルスPfcを
通し、1/100秒針非動作状態でクロノグラフの計測中に
は針位置カウンタ2125の内容が0以外の時にクロックパ
ルスPfcを通すように構成されて いる。2118は制御信
号形成回緒であり、ソフトウェアの指令により、クロノ
グラフ計測のスタート/ストップを指令するスタート信
号St、スプリット表示/スプリツト表示解除を指令する
スプリット信号Sp、クロノグラフ計測のリセットを指令
するクロノグラフリセット信号Rcg、1/100秒針の0位置
を記憶させるための0位置信号Rhnd、及び1/100秒針の
動作/非動作を指令するDruを形成し出力する。尚、1/
100秒針駆動はステップモータCのみで可能である。ま
た、クロノグラフカウンタ2112から出力される5Hzのキ
ャリー信号φ5によりクロノグラフインタラプトCGIntが
発生し、ソフトウェアにより1/5秒以降のクロノグラフ
計測処理が可能である。
【0025】212はモータ運針制御回路であり、具体的
には図3の様に構成されており、ソフトウェアから指令
に基づいて各モータドライバにモータ駆動パルスを出力
する。以下、図3について説明する。
【0026】219はモータ運針方式制御回路であり、各
モータの運針方式をソフトウェアからの指令に従って記
憶するとともに、正転駆動Iを選択するSa、正転駆動II
を選択するSb、逆転駆動Iを選択するSc、逆転駆動IIを
選択するSd、正転補正駆動を選択するSeの各制御信号を
形成し出力する。
【0027】220は運針基準信号形成回路であり、具体
的には図4の様に構成され、ソフトウェアからの指令に
より運針用基準クロックCdrvを形成し出力する。
【0028】図4に於いて、2201は3bitのレジスタであ
り、ソフトウェアからの指令(アドレスデコーダ2202の
出力信号)によって、運針用基準クロックCdrvの周波数
を決定するためのデータを記憶する。2203は3bitのレジ
スタであり、プログラマブル分周期2205から出力される
運針基準用クロックCdrvの立下りで、レジスタ2201が記
憶しているデータをとり込み記憶する。2204はデコーダ
であり、レジスタ2203が記憶するデータに対応して、
2,3,4,5 6,8,10,16の数を2進数の形で出力す
る。2205はプログラマブル分周器であり、第1分周回路2
08から出力される256Hz信号φ256を、デコーダ2204から
出力される数値をnとすると、1/nに分周し出力する。
従って、運針基準信号形成回路220は、ソフトウェアか
らの指令によって、運針用基準クロックCdrvの周波数を
128Hz,85.3Hz,64Hz,51.2Hz,42.7Hz,32Hz,25.
6Hz,16Hzの8種類から選択することができる。また、運
針用基準クロックCdrvの周波数変更は、レジスタ2203に
データがとりまれた時点でおこなわれ、レジスタ2203へ
のデータとりこみは運針基準用クロックCdrvに同期して
おこなわれるため、前の周波数faから次の周波数fbに切
り替わる際には、必ず1/faの間隔が確保される。
【0029】尚、正転駆動I及び逆転駆動を連続して行
なう場合には、運針基準用クロックCdrvの周波数は64Hz
以下に限定される。
【0030】221は、第1駆動パルス形成回粘であり、図
5に示した正転駆動I用の駆動パルスPaを形成し出力す
る。
【0031】222は、第2駆動パルス形成回路であり、図
6に示した正転駆動II用の駆動パルスPbを形成し出力す
る。
【0032】223は、第3駆動パルス形成回路であり、図
7に示した逆転駆動I用の駆動パルスPcを形成し出力す
る。
【0033】224は、第4駆動パルス形成回路であり、図
8に示した逆転駆動II用の駆動パルスPdを形成し出力す
る。
【0034】225は、第5駆動パルス形成回路であり、補
正駆動用のパルス群Pe(特開昭60−260883に開示されて
いる通常駆動パルスP1、補正駆動パルスP2、交流磁界検
出時パルスP3、交流磁界検出パルスSP1、回転検出パルス
SP2)を形成し出力する。
【0035】226,227,228,229は、モータクロック制
御回路であり、具体的には図9の様に構成されておりそ
れぞれステップモータA、ステップモータB、ステップモ
ータC、ステップモータDの運針パルス数をソフトウェア
からの指令により制御する。
【0036】図9に於いて、2261は4bitのレジスタであ
り、ソフトウェアにより指令された運針パルス数を記憶
する。2262は4bitのアップカウンタであり、ANDゲート2
274を通過する運針用基準クロックCdrvをカウントし、
制御信号Sresetによりリセットされる。2263は一致検出
回路であり、レジスタ2261とアップカウンタ2262の内容
を比較し一致した時に一致信号Dyを出力する。2264はオ
ール1検出回路であり、レジスタ2261の内容がオール1の
時にオール1検出信号D15を出力する。2265はモータ駆動
パルス形成用トリガー信号発生回路であり、NOTゲート2
266及び2267、3入力アンドゲート2268、2入力ANDゲート
2269、2入力ORゲート2270から成り、レジスタ2261にオ
ール1(15)がセットされた時にはそれ以外のデータが
セットされるまで繰り返しモータパルスを出力し続け、
オール1以外のデータがセットされた時にはそのデータ
分だけモータパルスを出力し、次のデータがセットされ
るまでモータパルス出力が停止するように構成されてい
る。2271は双方向スイッチであり、制御信号Sreadが出
力されたときにONし、アップカウンタ2262のデータをデ
ータバスに乗せる。2272は制御信号形成回路であり、ソ
フトウェアからの指令によりレジスタ2261に運針パルス
数をセットするための信号Sset、アップカウンタ2262の
データを読み込むための信号Sread、レジスタ2261及び
アップカウンタ2262をリセットするための信号Sreset
を形成し出力する。尚、信号Sreadが出力された場合に
はNOTゲート2273とANDゲート2274により運針基準用クロ
ックCdrvの通過が禁止される。この場合、読込み後には
Sresetを発生させてレジスタ2261とアップカウンタ2262
をリセットする必要がある。また、一致検出回路2263が
一致を検出した時(セットされたパルス数を出力し終え
た時)各モータはモータコントロールインタラプト(Mi
nt)を発生する。モータコントロールインタラプトが発
生した場合には、ソフトでどのインタラプトが発生した
かの読み込むことができ、読み込み後にはリセットする
ことができる。
【0037】230,231,232,233はトリガー形成回路で
あり、モータ運針方式制御回路219から出力される運針
方式制御信号Sa,Sb,Sc,Sd,Seに対応して、モータク
ロック制御回路から出力されるトリガー信号Trを221,2
22,223,224,225の各駆動パルス制御回路がモータ駆
動パルスPa,Pb,Pc,Pd,Peを形成するためのトリガー
信号Sat,Sbt,Sct,Sdt,Setとして通過させる。
【0038】234、235,236,237はモータ駆動パルス選
択回路であり、運針方式制御信号Sa,Sb,Sc,Sd,Seに
対応して、各駆動パルス形成回路から出力されるモータ
駆動パルスPa,Pb,Pc,Pd,Peの中から各ステップモー
タに必要な駆動パルスを選択し出力する。以上で図3の
説明を終わる。
【0039】213,214,215,216はモータドライバであ
り、モータ駆動パルス選択回路から出力されるモータ駆
動パルスを各々のモータ駆動回路が有する2個の出力端
子に交互に出力し、各ステップモータを駆動する。
【0040】217は入力制御及びリセット回路であり、
A,B C,D,RAl,RA2,RBl,RB2の各スイッチ入力の処
理及びK,T,Rの入力端子の処理を行なう。前記A,B,
C,Dのうちいずれか1つまたはRAl,RA2,RBl,RB2のう
ちいずれか1つのスイッチが入力するとスイッチインタ
ラプトSwIntを発生する。この時のインタラプト要因の
読み込み及びリセットはソフトウェアにより行なわれ
る。尚、各入力端子はVSSにプルダウンされており、オ
ープン状態ではデータ0、TDDに接続された状態でデータ
1となる。
【0041】K端子は仕様切替端子であり、K端子のデー
タによって2種類の仕様を選択するこ とができる。
【0042】尚、K端子のデータの読み込みはソフトウ
ェアにより行なう。
【0043】R端子はシステムリセット端子であり、R端
子がVDDに接続されるとハードウェアにより、コアCPU、
分周回路、及びその他周辺回路が強制的に初期状態に設
定される。
【0044】T端子はテストモード変換端子であり、RA2
端子をVDDに接続した状態でT端子にクロックを入力する
ことにより、周辺回路をテストするための16のテストモ
ードを切替えることができる。
【0045】主なテストモードとして、正転I確認モー
ド、正転II確認モード、逆転I確認モード、 逆転II確
認モード、補正駆動確認モード、クロノグラフ1/100秒
確認モード等を有しており、これらの確認モードに於い
ては、各モータ駆動パルス出力端子に自動的にモータ駆
動パルスが出力される。
【0046】システムリセットは、R端子をVDDに接続す
る方法の他に、スイッチの同時入力でも行なうことがで
き、本ICに於いては、AかCのいずれか1つとB及びRA2の
同時入力があった時と、A,B,Cのいずれか1つとRA2,R
B2の同時入力があった時にハードウェアにより強制的に
システムリセットがかかる様に構成されている。
【0047】また、ソフトウェアで処理できるリセット
機能として、分周回路リセットと周辺回路リセットがあ
り、周辺回路リセットを行なった場合には分周回路もリ
セットされる。
【0048】236はインタラプト制御回路であり、スイ
ッチインタラプト、クロノグラフインタラプト、モータ
コントロールインタラプトに関して、各々のインタラプ
トの優先順位づけ、読み込みが行なわれるまでの記憶、
読み込み後のリセット処理を行なう。
【0049】200は定電圧回路であり、VDD−Vss間に印
加される電池電圧(約1.58V)から約1.2Vの定電圧を
形成しVSI端子に出力する。
【0050】以上で図1についての説明を終わる。
【0051】以上詳細に説明してきた様に、CMOS−IC20
はステップモータの駆動に関して以下の特徴を備えてお
り、多針タイプの多機能アナログ電子時計用ICとして
非常に優れている。
【0052】モータドライバ213,214,215,216を有
しており、4個のステップモータを同時に駆動できる。
【0053】運針制御方式制御回路219と駆動パルス
形成回路221〜225とモータ駆動パルス選択回路234〜237
を有しており、ソフトウェアによって4個のステップモ
ータそれぞれに3種類の正転駆動と2種類の逆転駆動をさ
せることができる。
【0054】運針基準信号形成回路220を有してお
り、ソフトウェアによって、各ステップモータの運針速
度を自在に変更することができる。
【0055】4個のステップモータそれぞれに対応す
るモータクロック形成回路226〜229を有しており、ソフ
トウェアによって、各ステップモータの運針パルス数を
自在に設定することができる。
【0056】次に、本発明の多機能アナログ電子時計の
一実施例の平面図を図10に示し説明する。本実施例で
は4つのステップモータを用い多機能化を実現してい
る。以下、図10について説明する。
【0057】1は樹脂成形により成る地板であり、2は電
池である。3は通常時刻を表示させるためのステップモ
ータAであり、高透磁材より成る磁心3a、磁心3aに巻か
れたコイルとその両端を導通可能に端末処理したコイル
リード基板とコイル枠より成るコイルブロック3b、高透
磁材より成るステータ3C、ロータ磁石とかなより成るロ
ータ4により構成されている。また、5, 6,7,8はそれ
ぞれ、五番車、四番車、三番車、二番車であり、9は日
の裏車、10は筒車である。二番車及び筒車は時計体セン
ター位置に配置されている。これらの輪列構成により、
時計体のセンター位置に通常時刻の分表示及び時表示を
行なっている。図11は、この通常時刻時分表示のため
の輪列の係合状態を示した断面図である。図に示した様
に、ロータかな4 aは五番歯車5aとかみ合い、五番かな
5bは四番歯車6aとかみ合っている。また、四番かな6bは
三番歯車7aとかみ合い、三番かな7bは二番歯車8aとかみ
合っている。このロータかな4bから二番歯車8aまでの減
速比は1/1800となっており、ロータ4が1秒間に半回転
することにより、二番車は3600秒即ち、60分に1回転
し、通常時刻の分表示が可能となる。11は、分表示のた
めに二番車8先端にかん合された分針である。また、二
番かな8bは日の裏歯車9aとかみ合い、日の裏かな9bは筒
車10とかみ合っている。二番かな8bから筒車10までの減
速比は1/12となっており、通常時刻の時表示が可能と
なっている。12は、時表示のために筒車10の先端にかん
合された時針である。また、図10において、13は時計
体の9時方向の軸上に配置された小秒車であり、ロータ
4、五番車5、小秒車13による輪列構成により、時計体の
9時方向の軸上に通常時刻の秒表示を行なっている。図
12は、この通常時刻秒表示のための輪列の係合状態を
示 した断面図である。図に示した様に、五番かな5bは
小秒歯車13aとかみ合っている。 ロータかな4aから小
秒歯車13までの減速比は1/30となっており、ロータ4が
1秒間に180°回転することにより、小秒車13は60秒に1
回転即ち、1秒間に6°回転し、通常時刻の秒表示が可能
となる。14は、秒表示のために小秒車13の先端にかん合
された小秒針である。
【0058】図10において15はクロノグラフ秒針表示
のためのステップモータBであり、高透磁材より成る磁
心15a、磁心15aに巻かれたコイルとその両端を導通可能
に端末処理したコイルリード基板とコイル枠より成るコ
イルブロック15b、高透磁材より成るステータ15c、ロー
タ磁石とロータかなより成るロータ16により構成されて
いる。また、17,18,19はそれぞれ1/5秒CG第一中間
車、1/5秒CG第二中間車、1/5秒C G車であり、1/5秒
CG車は時計体のセンター位置に配置されている。これら
の輪列構成により、時計体のセンター位置にクロノグラ
フの秒表示を行なっている。 図13は、このクロノグ
ラフ秒表示のための輪列の係合状態を示した断面図であ
る。図に示した様に、ロータかな16aは1/5秒CG第一中
間歯車17aとかみ合い、1/5秒CG第一中間かな17bは1/5
秒CG第二中間歯車18aとかみ合っている。また、1/5秒C
G第二中間かな18bは1/5秒CG歯車19aとかみ合ってい
る。このロータかな16aから1/5秒CG歯車19aまでの減速
比は1/150となっている。CMOS−IC20からの電気信号
により、ロータ16は1/5秒間に180°回転する。このた
め1/5秒C G車19は1/5秒間に1.2°即ち、1秒間に1.
2°×5ステップ回転し、1/5秒きざみのクロノグラフ秒
表示が可能となる。21は、クロノグラフ秒表示のために
1/5秒CG車先端にかん合された1/5秒CG針である。ま
た、1/5秒CG針21は、タイマー時刻セットのためのタイ
マーセツト針としての機能も兼用している。このタイマ
ー動作については後に述べる。
【0059】27は、クロノグラフの分表示及びタイマー
経過時刻秒表示のためのステップモータCであり、高透
磁材より成る磁心27a、磁心27aに巻かれたコイルとその
両端を導通可能に端末処理したコイルリード基板とコイ
ル枠より成るコイルブロック27b、高透磁材より成るス
テータ27c、ロータ磁石とロータかなよりなるロータ28
により構成されている。また、29,30はそれぞれ、分CG
中間車及び分CG車であり、分CG車30は時計体の12時方向
の軸上に配置されている。これらの輪列構成により、時
計体の12時方向の軸上にクロノグラフの分表示、及びタ
イマー経過時刻の秒表示を行なっている。 図14はこ
のクロノグラフ分表示及びタイマー経過時刻秒表示のた
めの輪列の係合状態を示した断面図である。図に示した
様に、ロータかな28aは分CG中間歯車29aとかみ合い、分
CG中間かな29bは分CG歯車30aとかみ合っている。このロ
ータかな28aから分CG歯車30aまでの減速比は1/30とな
っている。クロノグラフモードの場合、CMOS−IC20か
らの電気信号によりロータ28は1分間に360°の割合即
ち、30秒ごとに180°×2ステップで回転する。従って、
分CG車は1分間で12°即ち30分間で360°(12°×30ステ
ップ)回転し、30分間のクロノグラフ分表示が可能とな
る。31はクロノグラフ分表示のために分CG車先端にかん
合された分CG針である。この分CG針31と前述した1/5秒
CG針21との組み合わせにより、最小読み取り単位1/5
秒、最大計測30分のクロノグラフ表示が可能である。次
にタイマーモードの場合であるが、CMOS−IC20からの
電気信号により、ロータ28はクロノグラフモード時とは
逆方向に回転する。この回転は1秒間に180°×1ステッ
プであり、分CG針31は反時計方向に1秒刻みで回転し、1
周60秒のタイマー経過時間秒表示を行なう。また、この
時、ロータ16は、CMOS−IC20からの電気信号により、
クロノグラフモード時とは逆方向に1分間に180°×5ス
テップ回転する。従って1/5秒CG針21は、反時計方向に
1分間6°の割合で回転し、タイマー経過時間分表示を行
なう。また、タイマー時刻の設定であるが、図10の第
2巻真23が1段目の状態において、Bスイッチ25を1回押す
ごとにロータ16は180°×5ステップ回転し、1/5秒CG針
21は6°単位(目盛上1分単位)で回転し、最大60分まで
のタイマー設定時刻を表示する。
【0060】図1032は、アラーム設定時刻表示のため
のステップモータDであり、高透磁材より成る磁心32a、
磁心32aに巻かれたコイルとその両端を導通可能に端末
処理したコイルリード基板とコイル枠より成るコイルブ
ロック32b、高透磁材より成るステータ 32c、ロータ磁
石とロータかなより成るロータ33により構成されてい
る。また、34,35,36,37はそれぞれAL中間車、AL分
車、AL日の裏車、AL筒車であり、AL分車35及びAL筒車37
は時計体の6時方向の軸上に配置されている。これらの
輪列構成により、時計体の6時方向の軸上にアラ−ム設
定時刻表示を行なっている。図15は、このアラ−ム設
定時刻表示のための輪列の係合状態を示した断面であ
る。図に示した様に、ロータかな33aはAL中間歯車34aと
かみ合い、AL中間かな34bはAL分歯車35aとかみ合ってい
る。また、AL分かな35bはAL日の裏歯車36aとかみ合い、
A L 日の衰かな36bはAL簡単37とかみ合っている。ロ
ータかな33aからAL分歯車3 5 aまでの減速比は1/30
であり、AL分かな35bからAL筒車37までの減速比は1/12
となっている。また、38はAL分車35先端にかん合された
AL分針であり、39はAL筒車37先端にかん合されたA L時
針である。
【0061】第2巻心が1段目の場合、アラ−ムBモード
となり、Cスイッチ26を押すとロータ23はCMOS−IC20か
らの電気信号により180°づつ回転する。従ってAL分針
は、0.5°づつ回転する。これによりアラ−ムセット時
刻を1分単位で最大12時間まで設定できる。設定された
アラ−ムセット時刻と現時刻が一致するとアラーム音が
鳴鐘する。アラームBモードにおいては、アラ−ム鳴鐘
後12時間が経過し、再び設定されたアラームセット時刻
と現時刻が一致するとアラーム音が鳴鐘する。第二巻心
が0段目の場合、アラ−ムAモードとなり、アラームがセ
ットされていない時には、AL分針38及びAL時針39は現時
刻を表示する。この場合、ロータ33はCMOS−IC20から
の電気信号により1分毎に180°回転する。従ってAL分針
38は1分運針を行なう。Cスイッチが押されるとアラーム
Aモードの時と同様にアラームがセットされAL分針38の1
分運針は停止する。設定されたアラ−ム時刻と現時刻が
一致すると、アラ−ムBモードの場合とは異なるアラー
ム音が鳴鐘し、鳴鐘後は、アラームセット状態が解除さ
れ、AL分針38は再び1分運針する。また、修正中に、ア
ラームセット時刻と現時刻が一致した場合には、アラ−
ムセット状態を解除する。また、特に早送り修正中にア
ラームセット時刻と現時刻が一致した場合には、修正を
中断する。
【0062】以上で図10についての説明を終わる。
【0063】図16に、CMOS−IC20と他の電気素子と
の回路結線図を示す。図16に於いて、2は酸化銀電池
(SR927W)、3bはステップモータAのコイルブロック、1
5bはステップモータBのコイルブロック、24はAスイッ
チ、25は3スイッチ、26はCスイッチ、27bはステップモ
ータCのコイルブロック、32bはステップモータDのコイ
ルブロック、55及び56はブザー駆動用の素子であり、55
は昇圧コイル、56は保護ダイオード付ミニモールドトラ
ンジスタ、57はCMOS−IC20に内蔵されている定電圧回
路の電圧変動を抑えるための0.1μFのチップコンデン
サ、58はCMOS−IC20に内蔵されている発振回路の源振
となる超小型音叉型水晶振動子、46aはかんぬき46の一
部分に形成されたスイッチ、59aは第二オシドリ59の一
部分に形成されたスイッチ、64は第10には図示されてい
ないが時計ケースの裏ブタに貼り付けられた圧電ブザー
である。尚、スイッチ24,25,26はプッシュボタンタイ
プのスイッチであり、プッシュ時にのみ入力できる。ま
たスイッチ46aは第1巻真22に連動するスイッチであり、
第1巻真22の1段目でRAl端子と閉じ、2段目でRA2端子と
閉じ、通常位置では開くように構成されている。また、
スイッチ59aは第2巻真23に連動するスイッチであり、第
2巻真23の1段目でRBl端子と閉じ、2段目でRB2端子と閉
じ、通常位置では開くように構成されている。
【0064】図17は本実施例の多機能電子時計の完成
体の外観図である。図17及び図18〜図22のフロー
チャートをもとに、本実施例の仕様及び操作方法につい
て簡単に説明する。
【0065】図17に於いて、40は外装ケース、41は文
字板である。また文字板上において4 2 は通常秒時刻
表示部、43はクロノグラフ分表示及びタイマー経過時間
秒表示部、44はアラーム設定時刻表示部である。
【0066】まず、通常時刻であるが、前述した様に毎
秒運針する小秒針14、分針11、時針12により表示され
る。時刻合わせは第1巻真22を2段目に引き出すことによ
り可能となる。この時、図10に示したおしどり45、か
んぬき46に係合する規正レバー47により四番車6が規正
され、ロータ4が停止し、小秒針の運針が停止する。こ
の状態で第1巻真22を回転させれば、つづみ車48、小鉄
車50を通して日の裏車9に回転力が伝わる。ここで、二
番歯車8aは一定のすべりトルクを有して二番かな8bと結
合されているため、四番車6が規正されていても小鉄車5
0、日の裏車9、二番かな8b、筒車10は回転する。従って
分針11及び時針12は回転し、任意の時刻に設定すること
ができる。
【0067】図18に通常時刻を表示するためのフロー
チャートを示す。図18に示される様に、1Hzインタラ
プトが入力すると、スイッチRA2がオフしているか否か
を読込み、 RA2がオフしている場合には、モータ運針方
式制御回路219にステップモータAの正転補正駆動をセッ
トし、モータクロック制御回路A226に運針数1をセット
する。スイッチRA2がオン(時刻修正状態)の場合には
モータ駆動を停止し、RA2がオフされた時点で1秒後にモ
ータが駆動されるように分周回路208及び209を瞬時リセ
ットする。
【0068】図19にクロノグラフ機能のフローチャー
トを示す。尚、第25図中で用いている“CG”はクロノグ
ラフの略語である。また“CGスタート”はクロノグラフ
計測中かつスプリツト表示解除状態を表わす。第2巻真2
3が通常位置にある時(RBlとRB2がともにオフの時)は
クロノグラフモードとなり、Aスイッチが入力するたび
にクロノグラフ計測のスタートとストップを繰り返す。
クロノグラフ計測が開始されると、CG インタラプトに
よりデータメモリ204の一部に形成されるCGl/5秒カウ
ンタが+1され、1/5秒CG針21が1/5秒刻みで運針され
るとともに、1/5秒カウンタが1分をカウントすると、
やはりデータメモリ204の一部に形成されるC分カウンタ
が+1され分CG針31が1分刻みで運針される。また“CGス
タート”時にBスイッチが入力するとスプリット表示状
態となり、スプリツト表示状態でBスイッチが入力する
と“CGスタート”となり、1/5秒CG針21と分CG針31は計
測時間を表示するまで早送りされる。またクロノグラフ
計測停止状態でBスイッチが入力すると、クロノグラフ
計測がリセットされ各CG針は0位置を表示するまで早送
りされる。尚、早送り運針の方法について、図22のフ
ローチャートに示す。
【0069】図20にタイマー機能のフローチャートを
示す。タイマー設定時間は1/5秒CG針21により表示され
る。策2巻真23が1段目にある時(RB1がオンの時)には
タイマーモードとなり、タイマーセット状態時にBスイ
ッチが入力するとタイマーセット時間が1分増加し、1/
5秒CG針21が1分単位(5ステップ)ずつ運針する。この1
/5秒CG針21が示す文字盤41上の目盛りが設定時間を示
し最大60分までの設定が可能である。タイマーのスター
ト、ストップはAスイッチ24で行なう。タイマー動作が
スタートすると、分CG針31が反時計方向に1秒毎、1/5
秒CG針21が反時計方向に1分毎運針し、タイマー経過時
間を表示する。また、タイマー1分セット時及び最終1分
時は、分CG針31は停止し、1/5秒CG針21が1秒毎の減算
を行ない、最終の3秒前から予告音が鳴鐘し、0秒に達し
た時にタイムアップ音が鳴鐘しタイマー動作を終了す
る。
【0070】図21にアラーム機能のフローチャートを
示す。図21(a)に示すように第2巻心23を0段目また
は1段目にした状態つまりRB2がオフのときCスイッチ26
を押すと、CPUからの命令により、モータ駆動パルス制
御回路D233に正転駆動IIが選択され、トリガー形成回路
D233のレジスタ(以後、モータパルスレジスタ)に15が
セットされアラーム時分針の早送り修正を開始する。ア
ラームAモードつまり第2巻心が0段目で、アラーム非セ
ット状態(アラーム鳴鐘禁止状態)のときは、この修正
が開始された時刻をアラームセット時刻とし、アラーム
鳴鐘禁止株態を解除つまりアラームセット状態とする。
モータパルスが15発出力されるとトリガー形成回路D233
によってコントロールインタラプトが発生する。コント
ロールインタラプトが発生すると、図21(b)に示す
ように、アラームBモードのときには、アラーム時刻Bに
15が加算されモータパルスレジスタには15がリロードさ
れ、修正が継続される。アラームAモードで、現時刻と
アラ−ム時刻Aの差が15以上のときには、アラーム時刻A
に15を加算し、その結果現時刻とアラーム時刻Aの差が1
5より小さくなった場合にはモータパルスレジスタにそ
の差をセットする。その場合、次のコントロールインタ
ラプト発生時にアラーム時分針が現時刻を表示している
ので、モータパルスレジスタに0をセットして、修正を
中断し、アラ−ム鳴鐘を禁止し、アラームセット状態を
解除する。Cスイッチを離すと、図21(a)に示すよう
にアップカウンタ2262(以後、モータパルスアップカウ
ンタ)が読み込まれ、AL分針38の早送りが停止する。こ
の時AL分針38は、前回コントロールインタラプトが発生
した時から読み込み値の分だけ進んでいるため、その補
正を行なう。また、アラームAモードにおいては、この
時点でアラ−ム時刻と現時刻が一致していた場合、アラ
ーム鳴鐘を禁止してアラーム非セット状態とする。アラ
ームの鳴鐘は図21(c)に示すように、1Hzインタラプ
トを計数してアラ−ム時刻と現時刻が一致した時に行な
う。但し、アラームAモードでアラーム鳴鐘が禁止され
ている場合には、アラーム鳴鐘は行なわず、アラ−ムAL
分針38を1分運針させる。また、アラームAモードにおい
ては、アラーム鳴鐘後、アラ−ム鳴鐘を禁止してアラ−
ムセット状態を解除する。
【0071】なお、本実施例では、アラーム制御手段
が、現時刻、アラームセット時刻A、アラームセット時
刻Bをそれぞれ絶対値として持っていたが、例えば、ア
ラームセットAと現時刻との差、アラームセット時刻Bと
現時刻の差といったように相対値として持ち、制御する
ことも可能である。
【0072】また、本実施例においては制御手段がCPU
を用いたものであったが、その替りに論理回路のみで実
現することも可能である。
【0073】なお、通常時刻の修正は、第2巻真を2段目
の状態で回転することにより、図10に示したALつづみ
車49、AL小鉄車51を介して行なわれる。
【0074】図22に各モータの運針方法のフローチャ
ートを示す。図22(a)は運針数が14発以下の場合の
モータの運針方法であり、図22(b)及び(c)は15発
以上の早送り(128Hz)の運針方法である。尚、図中に
用いられている“モータパルスレジスタ”は図9のレジ
スタ2261のことである。
【0075】以上で実施例の説明を終わる。
【0076】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0077】本実施例は、第1の実施例に、図23に示
す、液晶ダライバ及びラッチ3001及び液晶表示装置3002
を加えたものであり、ソフトからの命令により、現時
刻、現時刻と別の第2時刻、カレンダー、アラ−ム時
刻、タイマー時間、モード、クロノグラフ時間等を液晶
表示装置3002によりデジタル表示する。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、複数
のステップモータと表示指針と現時刻カウンタとアラー
ムセット時刻記憶カウンタとアラーム制御手段と外部操
作部材により、一組または複数組の表示指針が、アラー
ム非セット状態では現時刻を表示し、該現時刻を表示す
る前記表示指針がアラ−ムセット中及びアラームセット
後はアラームセット時刻を表示し、アラーム鳴鐘後は、
前記表示指針が再び現時刻を表示するにあたり、前記表
示指針がアラーム非セット状態では現時刻を表示し、ア
ラームセット中及びアラームセット後はアラームセット
時刻を表示し、現時刻とアラームセット時刻が一致した
ときにアラームを鳴鐘し、アラ−ム鳴鐘後はアラーム非
セット状態となり、前記表示指針が再び現時刻を表示す
る動作モードAと、アラーム鳴鐘後もアラームセット時
刻が保持され、次にアラームセット時刻と現時刻が一致
した時に再びアラームが鳴鐘する動作モードBとを、外
部操作部材に連動した切り替え手段によって切り替え可
能に構成したことにより、使用者の要望により両者の動
作モードを任意に切り替え使用することができる。
【0079】
【0080】また、アラームセット状態ではアラーム時
刻を、アラ−ム非セット状態では現時刻を表示している
ため、特別なモード表示手投をもたなくてもアラームセ
ット状態か否かを知ることができる。そのため、使用者
が表示を見なくても次に操作をする必要が有るか否かを
知ることができる。
【0081】また、モードにより、アラーム音を変える
ことによって、アラーム音を聴いただけでモードを知る
ことができる。そのため、使用者が表示を見なくても次
に操作をする必要が有るか否かを知ることができる。ま
た、アラームの使用目的に合わせてアラ−ムの鳴鐘音を
変えることができる。
【0082】
【0083】以上述べたように本発明により、アラーム
付電子時計の商品性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアラーム付電子時計の一実施例を示
すICのブロック図。
【図2】 図1のクロノグラフ回路211の具体的構成例
を示すブロック図。
【図3】 図1のモータ運針制御回路の212の具体的構
成例を示すブロック図。
【図4】 図1の運針基準信号形成回路220の具体的構
成例を示す図。
【図5】 図1の第1駆動パルス形成回路221から出力さ
れるモータ駆動パルスPaのタイミングチャート。
【図6】 図1の第2駆動パルス形成回路222から出力さ
れるモータ駆動パルスPbのタイミングチャート。
【図7】 図1の第3駆動パルス形成回路223から出力さ
れるモータ駆動パルスPcのタイミングチャート。
【図8】 図1の第4駆動パルス形成回路224から出力さ
れるモータ駆動パルスPdのタイミングチャート。
【図9】 図1のモータクロック制御回路226,227.22
8,及び229の具体的構成例を示すブロック図。
【図10】本発明のアナログ電子時計の一実施例を示す
平面図。
【図11】通常時刻時分表示用輪列の断面図。
【図12】通常時刻秒表示用輪列の断面図。
【図13】クロノグラフ秒表示用輪列の断面図。
【図14】クロノグラフ分表示及びタイマー秒表示用輪
列の断面図。
【図15】アラーム設定時刻表示用輪列の断面図。
【図16】図10の実施例の回路結線図。
【図17】本実施例の多機能電子時計の完成体の外観
図。
【図18】通常時刻を表示するためのフローチャート。
【図19】クロノグラフ機能のフローチャート。
【図20】タイマー機能のフローチャート。
【図21】アラーム機能のフローチャート。
【図22】モータの運針方法のフローチャート。
【図23】第2の実施例の第1の実施例に対する追加分で
あるデジタル表示手段を示す図。
【符号の説明】
201…コアCPU 202…プログうムメモリ 204…データメモリ 211…クロノグラフ回路 212…モータ運針制御回路 214,215,216…モータドライバ 217…入力制御及びリセット信号形成回給 218…インタラプト制御回路 219…モータ運針方式制御回路 220…運針基準信号形成回路 221〜225…モータ駆動パルス形成回路 226〜229…モータクロック制御回路 230〜233…トリガー形成回路 234〜237…モータ駆動パルス選択回路 2…電池 3…ステップモータA 4…ロータ 5…五番車 6…四番車 7…三番車 8…二番車 9…日の裏車 10…筒車 15…ステップモータB 16…ロータ 17…1/5秒針CG第1中間車 18…1/5秒CG第二中間車 19…1/5秒CG車 27…ステップモータC 28…ロータ 29…分CG中間車 30…分CG車 31…ステップモータD 33…ロータ…AL中間車 35…AL分車 36…AL日の裏車 37…AL筒車
フロントページの続き (72)発明者 吉野 雅士 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−35177(JP,A) 特開 昭54−118273(JP,A) 特開 昭60−128386(JP,A) 特開 昭61−286783(JP,A) 実開 昭56−86584(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04C 21/02 G04C 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のステップモータと、各ステップモ
    ータで駆動される表示指針と、現時刻を計数する現時刻
    カウンタと、アラームセット時刻を記憶するアラームセ
    ット時刻記憶手段と、アラーム鳴鐘手投と、アラーム制
    御手段を有し、前記ステップモータと前記現時刻カウン
    タと前記アラームセット時刻記憶手段と前記アラーム制
    御手段とにより、一組または複数組の表示指針が、アラ
    ーム非セット状態では現時刻を表示し、該現時刻を表示
    する前記表示指針がアラームセット中及びアラームセッ
    ト後はアラームセット時刻を表示し、前記現時刻カウン
    タと前記アラームセット時刻記憶手段の内容が一致した
    ときアラームを鳴鐘し、前記表示指針が再び現時刻を表
    示するにあたり、前記表示指針がアラーム非セット状態
    では現時刻を表示し、アラームセット中及びアラームセ
    ット後はアラームセット時刻を表示し、現時刻とアラー
    ムセット時刻が一致したときにアラームを鳴鐘し、アラ
    −ム鳴鐘後はアラーム非セット状態となり、前記表示指
    針が再び現時刻を表示する動作モードAと、アラーム鳴
    鐘後もアラームセット時刻が保持され、次にアラームセ
    ット時刻と現時刻が一致した時に再びアラームが鳴鐘す
    る動作モードBとを、外部操作部材に連動した切り替え
    手段によって切り替え可能に構成したことを特徴とした
    アラ−ム付電子時計。
  2. 【請求項2】 請求項1のうち、アラ−ム制御手段によ
    りアラ−ムセット時刻の早送リセット中にアラ−ムセッ
    ト時刻と現時刻が一致した場合、アラームセット時刻の
    早送リセットが中止される事を特徴としたアラーム付電
    子時計。
  3. 【請求項3】 請求項1のうち、前記動作モードAにお
    けるアラーム鳴鐘音と、前記動作モードBにおけるアラ
    ーム鳴鐘の後に再びアラームが鳴鐘するアラーム鳴鐘音
    とが異なることを特徴としたアラーム付き電子時計。
  4. 【請求項4】 請求項1にデジタル表示機能を付加した
    アラーム付電子時計。
JP23100998A 1998-08-17 1998-08-17 アラーム付電子時計 Expired - Fee Related JP2998749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23100998A JP2998749B2 (ja) 1998-08-17 1998-08-17 アラーム付電子時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23100998A JP2998749B2 (ja) 1998-08-17 1998-08-17 アラーム付電子時計

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63176040A Division JP3047182B2 (ja) 1988-06-17 1988-07-14 アラーム付電子時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11211859A JPH11211859A (ja) 1999-08-06
JP2998749B2 true JP2998749B2 (ja) 2000-01-11

Family

ID=16916826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23100998A Expired - Fee Related JP2998749B2 (ja) 1998-08-17 1998-08-17 アラーム付電子時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2998749B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11211859A (ja) 1999-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3052311B2 (ja) 電子修正機能付電子時計
USRE38197E1 (en) Multifunction electronic analog timepiece
JP3019324B2 (ja) アナログ電子時計用ic及びアナログ電子時計
JP3064396B2 (ja) 電子時計
JP2628376B2 (ja) 電子時計
JP3440938B2 (ja) 電子機器および電子機器の制御方法
JP2998749B2 (ja) アラーム付電子時計
JP3047182B2 (ja) アラーム付電子時計
JP3266917B2 (ja) 多機能電子時計
JPH0277678A (ja) 多機能電子時計
JP2600132B2 (ja) アナログ多機能多針時計
JP3126103B2 (ja) 多機能電子時計
KR940008706B1 (ko) 아나로그 전자 시계용 ic를 구비하는 아나로그 전자 시계
EP0347250B1 (en) Electronic alarm watch
JP2993201B2 (ja) 多機能電子時計のモード表示構造
JP2993202B2 (ja) 多機能電子時計
JPS6133149B2 (ja)
JPS6143265Y2 (ja)
JPH0915351A (ja) 多機能電子時計
JPH031836Y2 (ja)
JPH0552970A (ja) 時 計
JPS60239691A (ja) アナログ電子時計
JPS60238782A (ja) アナログ多機能時計
JPH0782094B2 (ja) 指針表示電子時計
JP2004045426A (ja) アラーム付電子時計、その操作方法、その制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991005

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees