JP2000046536A - 車両用操舵角検出装置 - Google Patents

車両用操舵角検出装置

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JP2000046536A
JP2000046536A JP10212904A JP21290498A JP2000046536A JP 2000046536 A JP2000046536 A JP 2000046536A JP 10212904 A JP10212904 A JP 10212904A JP 21290498 A JP21290498 A JP 21290498A JP 2000046536 A JP2000046536 A JP 2000046536A
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steering wheel
pulse signal
photocouplers
rotation
angle
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Yuji Inagaki
裕二 稲垣
Yasuhiko Futamura
康彦 二村
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングホイールの回転方向並びに回転
角度の検出機能が喪失する可能性を低くすること、並び
に回転検出用のホトカプラの故障発生を早期に検出可能
にすること。 【解決手段】 ステアリングシャフト2と一体回転する
回転板1には、40個の矩形状スリット3が、その回転
中心と同心状配列で等配列ピッチとなるように形成され
る。第1、第2及び第3のホトカプラ4、5、6は、発
光ダイオード4a、5a、6aとホトトランジスタ4
b、5b、6bとがスリット3の回転軌跡を挟んた状態
で対向配置される。ホトカプラ4、5、び6の各光軸中
心間の角度は、ステアリングホイールの回転に応じて当
該ホトカプラ4、5、6から順次出力されるパルス信号
間の位相差が、1/6周期(回転板1の回転角度に換算
すると1.5°に相当)となるように設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ステアリン
グホイールの操舵角検出に使用される車両用操舵角検出
装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、自動車におい
て、VSC(Vehicle Stability Control )システムや
電子制御サスペンションシステムなどを搭載する場合に
は、そのシステム制御のためにステアリングホイールの
回転方向と回転角度を検出する必要がある。そこで、一
般にステアリングセンサと呼ばれる操舵角検出装置をス
テアリングコラム内に組み込むことが行われる。このよ
うな操舵角検出装置の基本的な例としては、ステアリン
グホイールに連動して回転するように設けられた回転板
の外周寄り部位に、その回転中心と同心状配列となるよ
うに複数個のスリットを形成すると共に、対をなす投光
素子及び受光素子を当該スリットの回転軌跡を挟んた状
態で対向配置して成るホトカプラ(ホトインタラプタ)
を2個設ける構成としたものがある。この場合、2個の
ホトカプラは、図6に示すように、それぞれから出力さ
れるパルス信号SS1及びSS2に間に1/4周期の位
相差がつくように配置される。尚、図6の例では、各パ
ルス信号SS1、SS2の周期及びパルスデューティ比
をそれぞれ9°及び50%としている(パルス幅は4.
5°、位相差は2.25°)。
【0003】このような操舵角検出装置にあっては、パ
ルス信号SS1及びSS2の位相差によってステアリン
グホイールの右回転及び左回転を判別する。具体的に
は、パルス信号SS2の立ち上がりタイミングにおける
パルス信号SS1のレベルは、右回転時に「L」、左回
転時に「H」となるから、斯様な二値レベルの判定に基
づいてステアリングホイールの回転方向を検出できる。
また、ステアリングホイールの回転角度は、例えばパル
ス信号SS1及びSS2の立ち上がりをカウントするこ
とによって検出できるものであり、このような検出を行
う場合、図6に示した例では回転角度検出の分解能が
2.25°になる。
【0004】このような構成とされた操舵角検出装置に
あっては、2個設けられたホトカプラの一方に故障が発
生した場合に、ステアリングホイールの回転方向並びに
回転角度の検出機能が喪失するという欠点がある。ま
た、このような検出機能の喪失に対処するためには、ホ
トカプラの故障が発生したときにこれをいち早く検出し
て、操舵角検出装置の出力に基づいたシステム制御を停
止するというフェイルセーフ機能を持たせることが必要
となる。ところが、上記構成の操舵角検出装置では、ホ
トカプラでの故障発生をパルス信号SS1及びSS2の
二値レベルだけで判別できないため、例えば、パルス信
号SS1及びSS2の各立ち上がり回数を常時比較する
などの手段が必要となる。しかしながら、このような手
段では、パルス信号SS1或いはSS2の一方が少なく
とも1周期分出力されるまで(ステアリングホイールが
9°回転されるまで)待つ必要があるため、ホトカプラ
の故障検出が遅れ気味になるという問題点があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、ステアリングホイールの回転方向並
びに回転角度の検出機能が喪失する可能性を低くできる
と共に、回転検出用のホトカプラの故障発生を早期に検
出可能になるなどの効果を奏する車両用操舵角検出装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、車両用ステアリングホイールに連動して回
転する回転板と、この回転板の外周寄り部位にその回転
中心と同心状配列となるように形成された複数個のスリ
ットと、このスリットの回転軌跡を挟んた状態で対向配
置された投光素子及び受光素子を備えた複数個のホトカ
プラとを具備し、前記複数個のホトカプラから出力され
るパルス信号に基づいて前記ステアリングホイールの回
転方向及び回転角度を検出するようにした車両用操舵角
検出装置において、前記ホトカプラをn個(nは3以上
の整数)設けると共に、各ホトカプラを、それらから出
力されるパルス信号間の位相差が当該パルス信号の出力
周期の(1/2n)となるように配置し、前記各ホトカ
プラからのパルス信号の立上がり若しくは立ち下り回数
に基づいてステアリングホイールの回転角度を検出する
と共に、所定のパルス信号の立ち上がり若しくは立ち下
がりタイミングにおける他のパルス信号のレベルに基づ
いてステアリングホイールの回転方向を検出する構成と
したものである。
【0007】このような構成によれば、n個設けられた
ホトカプラから出力される各パルス信号の位相に基づい
てステアリングホイールの回転方向及び回転角度を検出
できる。つまり、上記パルス信号の立ち上がり回数(或
いは立ち下がり回数)をカウントすることによってステ
アリングホイールの回転角度を検出できる。この場合、
各パルス信号間の位相差に対応した角度が当該検出回転
角度の分解能になるが、ホトカプラは3個以上設けられ
ているから、上記各パルス信号間の位相差に対応した角
度を小さくでき、回転角度検出の分解能を高くできる。
また、各パルス信号のうちの一つを基準パルス信号と
し、その基準パルス信号の立ち上がりタイミング或いは
立ち下がりタイミングにおける他のパルス信号のレベル
を参照することによってステアリングホイールの回転方
向を検出できる。しかも、上記のようにホトカプラが3
個以上設けられている場合には、それらのうちの1個が
故障した場合でも、残りの複数のホトカプラからのパル
ス信号に基づいてステアリングホイールの回転方向並び
に回転角度を暫定的に検出可能になり、その検出機能が
喪失する可能性を低くできる。さらに、このような故障
が発生したときには、その故障を、3個以上設けられた
ホトカプラからのパルス信号に基づいて、直ちに若しく
はステアリングホイールが比較的小さい角度だけ回転さ
れるまでの間に検出可能になって、その故障検出動作を
早期に行い得るようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1ないし図5を参照しながら説明する。図1には本実
施例による操舵角検出装置の平面図が示され、図2には
同装置の縦断面図が示されている。これら図1及び図2
において、円環形状の回転板1は、ステアリングシャフ
ト2の周りににこれと一体回転するように同心状に装着
されており、これにより図示しない車両用ステアリング
ホイールに連動して回転するようになっている。
【0009】上記回転板1の外周寄り部位には、ほぼ矩
形状をなす例えば40個のスリット3が、その回転中心
と同心状配列となるように形成されている。この場合、
各スリット3は同一形状のもので、回転方向に整列した
状態で設けられており、互いの間に当該スリット3の有
効寸法(回転板1の径方向に対応した対向辺間の寸法)
と等しい距離を存した状態で等間隔配置されている。つ
まり、各スリット3は、4.5°(360°÷80)ず
つの回転角を占有し、且つ9°(360°÷40)ピッ
チで配列されるものである。
【0010】第1、第2及び第3のホトカプラ4、5及
び6は、投光素子としての赤外線発光ダイオード4a、
5a及び6aと受光素子としてのホトトランジスタ4
b、5b及び6bとをスリット3の回転軌跡を挟んた状
態で対向配置したホトインタラプタとして構成されたも
ので、図示しない支持ベースに固定されている。この場
合、上記ホトカプラ4、5及び6の各光軸中心間の角度
は、以下に示す(1)式で得られる角度θに設定される
ものである。但し、λはスリット3の配列ピッチ角(=
9°)、Nは0以上の整数である。 θ=N・λ+λ/6 ………(1)
【0011】つまり、各ホトカプラ4、5及び6の各光
軸中心間の角度θは、1.5°、10.5°、19.5
°、28.5°、……というように、スリット3の配列
ピッチ角である9°の整数倍に1.5°を加算した値に
設定されるものである。この場合、本実施例では、第2
のホトカプラ5の両側に、第1のホトカプラ4及び第3
のホトカプラ6を配置すると共に、それらホトカプラ
4、5及び6の各光軸中心間の角度θをそれぞれ10.
5°に設定する構成としているが、上記のような各角度
の何れか設定することも可能である。このような配置構
成とされた結果、回転板1が回転されたときには、図3
に示すように、各ホトカプラ4、5及び6からパルス信
号Pa、Pb、Pcが出力されると共に、それらパルス
信号Pa、Pb、Pcの位相差は、それらの出力周期T
の1/6(回転板1の回転角度に換算すると1.5°に
相当)になるものである。尚、パル信号Pa、Pb、P
cのパルスデューティ比は、スリット3が、4.5°ず
つの回転角を占有し且つ9°ピッチで配列されているた
め50%になる。
【0012】上記のように構成された操舵角検出装置に
おいては、パルス信号Pa、Pb、Pcの位相に基づい
てステアリングホイールの回転方向及び回転角度を検出
することができる。
【0013】つまり、パルス信号Pa、Pb、Pcの立
ち上がり回数(或いは立ち下がり回数)をカウントする
ことによってステアリングホイールの回転角度を検出で
きる。このようにパルス信号Pa、Pb、Pcの立ち上
がり回数(或いは立ち下がり回数)によってステアリン
グホイールの回転角度を検出する場合、各パルス信号P
a、Pb、Pc間の位相差に対応した1.5°が、当該
検出回転角度の分解能になる。従って、本実施例の構成
によれば、従来構成(図6参照)による分解能(=2.
25°)の1.5倍に達する高分解能が得られるもので
ある。
【0014】また、パルス信号Pa、Pb、Pcのうち
の一つを基準パルス信号とし、その基準パルス信号の立
ち上がりタイミング或いは立ち下がりタイミングにおけ
る他のパルス信号のレベルを参照することによってステ
アリングホイールの回転方向を検出できる。
【0015】具体的には、図4(a)には、第3のホト
カプラ6からのパルス信号Pcを上記基準パルス信号と
したときに、そのパルス信号Pcの立ち上がりタイミン
グ及び立ち下がりタイミングにおける他のパルス信号P
a、Pbのレベルが、ステアリングホイールの回転方向
に対応させた状態で示されている。また、図4(b)に
は、第1のホトカプラ4からのパルス信号Paを基準パ
ルス信号としたときに、そのパルス信号Paの立ち上が
りタイミング及び立ち下がりタイミングにおける他のパ
ルス信号Pb、Pcのレベルが、ステアリングホイール
の回転方向に対応させて状態で示され、図4(c)に
は、第2のホトカプラ5からのパルス信号Pbを基準パ
ルス信号としたときに、そのパルス信号Pbの立ち上が
りタイミング及び立ち下がりタイミングにおける他のパ
ルス信号Pa、Pcのレベルが、ステアリングホイール
の回転方向に対応させて状態で示されている。
【0016】従って、パルス信号Pa、Pb、Pcの各
立ち上がりタイミング及び各立ち下がりタイミングにお
いて、他のパルス信号のレベルを図4(a)、(b)、
(c)に示す各レベルと参照することによって、ステア
リングホイールの回転方向をリアルタイムで検出できる
ものである。また、第1、第2及び第3のホトカプラ
4、5及び6の何れかで故障発生したときには、その故
障発生状態を以下のような方法で検出することができ
る。
【0017】例えば、第1のホトカプラ4において、そ
のホトトランジスタ4bに短絡故障が発生するなどして
パルス信号Paが「H」レベルに固定された場合を想定
する。パルス信号Pa、Pb、Pcの波形を示す図5中
にで示す期間、つまり、パルス信号Paが「L」レベ
ルの状態にあり、且つパルス信号Pb及びPcのレベル
が互いに異なる期間において、上記のようにパルス信号
Paが「H」レベルに固定される故障が発生したときに
は、その故障発生に応じてパルス信号Paが立ち上がっ
たときにおいて、他のパルス信号Pb及びPcのレベル
が図4(b)に示す状態(双方同時に「H」レベル若し
くは「L」レベルを呈した状態)と異なるため、そのパ
ルス信号Pb及びPcのレベル判定をもって直ちに故障
発生と判断できることになる。
【0018】一方、パルス信号Paが「H」レベルに固
定される故障が図5中にで示す期間以外において発生
した場合には、上記のようなパルス信号Paの立上がり
タイミングにおける他のパルス信号Pb及びPcのレベ
ル判定に基づいて直ちに故障発生することができない
(パルス信号Paが「H」レベルの状態にあるか、若し
くはパルス信号Pb及びPcが双方同時に「H」レベル
若しくは「L」レベルを呈しているため)。
【0019】この場合には、その後にステアリングホイ
ールが右回転されたときに、パルス信号Pcの立ち上が
りタイミングUTcにおいて、パルス信号Pa及びPb
のレベルがそれぞれ「H」レベル及び「L」レベルとな
って、図4(a)に示す状態(双方同時に「L」レベル
を呈した状態)と異なるため、そのパルス信号Pa及び
Pbのレベル判定をもって故障発生と判断できることに
なる。また、その後にステアリングホイールが左回転さ
れたときに、パルス信号Pbの立ち下がりタイミングD
Tbにおいて、パルス信号Pa及びPcのレベルが双方
とも「H」レベルとなって、図4(c)に示す状態(パ
ルス信号Paが「L」レベル、パルス信号Pcが「H」
レベルを呈した状態)と異なるため、そのパルス信号P
a及びPcのレベル判定をもって故障発生と判断できる
ことになる。
【0020】そして、発光ダイオード4a或いはホトト
ランジスタ4bに断線故障が発生するなどしてパルス信
号Paが「L」レベルに固定される故障が図5中にで
示す期間(パルス信号Paが「H」レベルの状態にあ
り、且つパルス信号Pb及びPcのレベルが互いに異な
る期間)に発生した場合にも、その故障発生に応じてパ
ルス信号Paが立ち下がったときにおいて、他のパルス
信号Pb及びPcのレベルが図4(b)に示す状態(双
方同時に「L」レベル若しくは「H」レベルを呈した状
態)と異なるため、そのパルス信号Pb及びPcのレベ
ル判定をもって直ちに故障発生と判断できることにな
る。
【0021】パルス信号Paが「L」レベルに固定され
る故障が図5中にで示す期間以外において発生した場
合には、その後にステアリングホイールが右回転された
ときに、パルス信号Pcの立ち下がりタイミングDTc
において、パルス信号Pa及びPbのレベルがそれぞれ
「L」レベル及び「H」レベルとなって、図4(a)に
示す状態(双方同時に「H」レベルを呈した状態)と異
なるため、そのパルス信号Pa及びPbのレベル判定を
もって故障発生と判断できることになる。また、その後
にステアリングホイールが左回転されたときに、パルス
信号Pbの立ち上がりタイミングUTbにおいて、パル
ス信号Pa及びPcのレベルが双方とも「L」レベルと
なって、図4(c)に示す状態(パルス信号Paが
「H」レベル、パルス信号Pcが「L」レベルを呈した
状態)と異なるため、そのパルス信号Pa及びPcのレ
ベル判定をもって故障発生と判断できることになる。
【0022】要するに、第1のホトカプラ4において、
パルス信号Paが「H」レベル或いは「L」レベルに固
定されるという故障が発生したときには、その故障発生
タイミングの如何によっては直ちに故障検出でき、そう
でない場合にはステアリングホイールが最大でもパルス
信号Paの5/6周期相当量(7.5°)回転されるま
での間に故障検出できるものである。このような故障検
出は、第2及び第3のホトカプラ5及び6において、パ
ルス信号Pb及びPcが「H」レベル或いは「L」レベ
ルに固定されるという故障が発生したときにも、同様に
行い得るものである。
【0023】上記した本実施例の構成によれば以下に述
べるような数々の効果を奏することができる。第1、第
2及び第3のホトカプラ4、5及び6が設けられている
から、それらのうちの1個が故障した場合でも、残りの
2個のホトカプラからのパルス信号に基づいてステアリ
ングホイールの回転方向並びに回転角度を暫定的に検出
可能になり、その検出機能が喪失する可能性を低くでき
る。しかも、このような故障が発生したときには、その
故障を直ちに検出、若しくはステアリングホイールが最
大でも7.5°回転されるまでの間に検出できるように
なって、その故障検出動作を従来構成より早期に行うこ
とができる。
【0024】前にも述べたように、ステアリングホイー
ルの回転角度の検出分解能が各パルス信号Pa、Pb、
Pc間の位相差(=1.5°)に依存するようになっ
て、その分解能を従来構成に比べて向上できるようにな
る。このとき、要求される分解能が従来のものと同一レ
ベルで良い場合には、回転板1に形成するスリット3或
いは各ホトカプラ4、5及び6のハウジングに設けられ
る検出穴を大きく設定できるため、それらが目詰まりし
て検出精度が低下する恐れを未然に防止できると共に、
回転板1の製造を容易に行い得るようになってコスト低
減も図り得るようになる。
【0025】しかも、上記スリット3は回転板1に対し
一列状に形成するだけで良いから、その形状の簡略化並
びに径方向寸法の小形化を実現できるようになって、こ
の面からもコスト低減を図り得ると共に、全体の小形化
を実現できるようになる。
【0026】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、以下に述べるような拡大或いは変形が可
能である。上記実施例では、3個のホトカプラ4〜6を
設けた操舵角検出装置について説明したが、ホトカプラ
はn個(nは3以上の整数)以上設けることができる。
この場合には、各ホトカプラを、それらから出力される
パルス信号間の位相差が当該パルス信号の出力周期の
(1/2n)となるように配置することになる。
【0027】回転板1をステアリングホイールに直結す
る構成としたが、ステアリングホイールの回転を歯車な
どを利用した伝達機構を介して回転板1に伝える構成と
しても良い。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明のよって明ら
かなように、車両用ステアリングホイールに連動して回
転する回転板に設けられた複数個のスリットの位置を検
出するために、n個(nは3以上の整数)のホトカプラ
を設けると共に、各ホトカプラを、それらから出力され
るパルス信号間の位相差が当該パルス信号の出力周期の
(1/2n)となるように配置したから、ステアリング
ホイールの回転方向並びに回転角度の検出機能が喪失す
る可能性を低くできると共に、回転検出用のホトカプラ
の故障発生を早期に検出できるようになるなどの有益な
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】縦断面図
【図3】出力信号波形を示すタイミングチャート
【図4】出力信号の組み合わせ例を示す図
【図5】作用説明用の図3相当図
【図6】従来の車両用操舵角検出装置による出力信号波
形を示すタイミングチャート
【符号の説明】
1は回転板、2はステアリングシャフト、3はスリッ
ト、4、5、6は第1、第2、第3のホトカプラ、4
a、5a、6aは発光ダイオード(投光素子)、4b、
5b、6bはホトトランジスタ(受光素子)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA42 CC11 DD02 DD03 DD08 DD19 FF17 FF18 GG07 GG12 JJ01 JJ05 JJ07 JJ15 QQ05 3D030 DB19 DB27

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用ステアリングホイールに連動して
    回転する回転板と、この回転板の外周寄り部位にその回
    転中心と同心状配列となるように形成された複数個のス
    リットと、このスリットの回転軌跡を挟んた状態で対向
    配置された投光素子及び受光素子を備えた複数個のホト
    カプラとを具備し、前記複数個のホトカプラから出力さ
    れるパルス信号に基づいて前記ステアリングホイールの
    回転方向及び回転角度を検出するようにした車両用操舵
    角検出装置において、 前記ホトカプラをn個(nは3以上の整数)設けると共
    に、各ホトカプラを、それらから出力されるパルス信号
    間の位相差が当該パルス信号の出力周期の(1/2n)
    となるように配置し、 前記各ホトカプラからのパルス信号の立上がり若しくは
    立ち下り回数に基づいてステアリングホイールの回転角
    度を検出すると共に、所定のパルス信号の立ち上がり若
    しくは立ち下がりタイミングにおける他のパルス信号の
    レベルに基づいてステアリングホイールの回転方向を検
    出することを特徴とする車両用操舵角検出装置。
JP10212904A 1998-07-28 1998-07-28 車両用操舵角検出装置 Pending JP2000046536A (ja)

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