JPH0454455Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0454455Y2
JPH0454455Y2 JP1985119867U JP11986785U JPH0454455Y2 JP H0454455 Y2 JPH0454455 Y2 JP H0454455Y2 JP 1985119867 U JP1985119867 U JP 1985119867U JP 11986785 U JP11986785 U JP 11986785U JP H0454455 Y2 JPH0454455 Y2 JP H0454455Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
output
output pulse
steering shaft
steering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985119867U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6228176U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985119867U priority Critical patent/JPH0454455Y2/ja
Publication of JPS6228176U publication Critical patent/JPS6228176U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0454455Y2 publication Critical patent/JPH0454455Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はパワーステアリング装置を電子制御す
る際に好適なステアリングシヤフト回転センサに
関する。
<従来の技術> パワーステアリング装置は、操舵力を軽減する
ために油圧を利用した倍力装置を備えたステアリ
ングシステムであり、従来のものは、エンジンに
よつて駆動されるオイルポンプから油が送られる
ようになつている。
このようなパワーステアリング装置の従来例を
第7図に示す。
このものは、ラツクピニオン式のものであり、
ピニオン1軸部にコントロールバルブとしてのロ
ータリバルブ2を、ラツク3軸部にパワーシリン
ダ4を設け、ロータリバルブ2とパワーシリンダ
4の間をパイプ5等で結合してある。
ロータリバルブ2は、ステアリングホイール6
による操舵力が伝達される入力軸に連結された図
示しないロータと、出力軸に連結されたスリーブ
とによつて構成され、ロータがスリーブに対して
相対回転することによりバルブ機能を与えるよう
になつている。
そして、オイルポンプ7から送られる油は、運
転者が操舵することによつて作動する前記ロータ
リバルブ2の機能に従つて、右又は左の操作方
向、操作速度に応じた油量、操舵負荷に応じた油
圧が決められアクチユエータとしてのパワーシリ
ンダ4に導かれ、操舵出力を倍力するようになつ
ている。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、このような従来の油圧式のパワ
ーステアリング装置においては、前記エンジン駆
動のオイルポンプ7が回り放しであるため、エネ
ルギーロスが大なるものであり、エンジンの燃費
にも影響を与えていた。又、従来のものでは、ス
テアリングホイールの操作によるステアリングシ
ヤフトの回転トルクに応じて直接操舵力を制御す
る構成ではないため、操舵力が路面反力の影響を
受け易い等の問題点があつた。
そこで、本考案者は上記問題点を解消した電子
制御式のパワーステアリング装置を先に提案した
(実願昭60−076533号)。
これは、エンジン駆動のオイルポンプに代えて
パワーアシスト専用の電気式オイルポンプを油圧
源とし、ステアリングシヤフトの操舵状態、即
ち、回転トルク、回転速度及び回転方向を電気的
に検出し、これら検出信号に基づいてオイルポン
プ及びコントロールバルブを制御するようにした
ものである。そして、かかる電子制御式のパワー
ステアリング装置に、より好適なステアリングシ
ヤフト回転センサが要望されている。
そこで、本考案は上記の実情に鑑み、ステアリ
ングの遊び量をも考慮し、ステアリングシヤフト
の回転方向及び回転速度を同時にかつ精度良く検
出可能なステアリングシヤフト回転センサを提供
することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> このため本考案では、外周近傍全周に略等間隔
で設けたスリツトからなる第1スリツト群と、該
第1スリツト群より内方に同様に設けたスリツト
からなる第2スリツト群とを有し、両スリツト群
のスリツトが周方向において互いに部分的に重な
り合う位置関係となるよう形成した円板部材をス
テアリングシヤフトに連動して回転する構成と
し、円板部材のスリツト群形成部を挾んで一側に
発光素子を有し、他側に発光素子と対向し該発光
素子からの光を第1及び第2スリツト群の各スリ
ツトを介してそれぞれ受光して出力する2つの受
光素子を有するフオトカプラを設けると共に、ス
テアリング操舵時、前記フオトカプラの2つの出
力パルスが所定回数入力したことを確認する確認
手段と、該確認手段が出力パルスの所定入力回数
を確認した後、2つの出力パルス状態を所定サン
プリング時間毎に検出し、初回の出力パルス状態
とそれ以後の出力パルスが変化したときの出力パ
ルス状態とに基づいてステアリングシヤフトの回
転方向を識別して回転方向検出信号を出力する回
転方向検出手段を設けるようにした。
<作用> 上記構成において、ステアリングシヤフトが回
転すると、スリツト群を有する円板部材も回転し
フオトカプラの2つの受光素子からそれぞれ出力
パルスが発し、この出力パルスは互いに所定の位
相差をもつて出力される。そして、この2つの出
力パルスがステアリングの遊び量に相当する所定
回数入力したことが確認された後、2つの出力パ
ルス状態を所定時間間隔で検出し、初回の出力パ
ルス状態と次に出力パルスが変化したときの出力
パルス状態とによるそのときの出力パルスパター
ンに基づいてステアリングシヤフトの回転方向を
識別するようにした。また、ステアリングシヤフ
トの回転速度に関してはフオトカプラの出力パル
スの周波数を計測することによつて検出可能であ
る。
<実施例> 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本実施例の回転センサ取付状態を示す
図である。
図において、ステアリングシヤフト11外周に
は外周近傍に第1及び第2スリツト群13,14
を設けた円板部材としてのスリツトデイスク12
が固定されている。各スリツト群13,14は、
デイスク12全周に略等間隔で設けられた同一形
状の多数のスリツト13a,14aから構成され
ている。しかも、第1スリツト群13のスリツト
13aと第2スリツト群14のスリツト14a
は、第2図に示す如くその周方向において部分的
に重なり合う位置関係となるように形成されてい
る。
前記スリツトデイスク12のスリツト群形成部
には、フオトカプラ15が装着されている。かか
るフオトカプラ15は、スリツトデイスク12の
スリツト群形成部を挾んで一側に設けられ2つの
端子a,bを介してバツテリ16に接続される図
示しない発光素子と、他側に前記発光素子と対向
して配置され発光素子からの光を第1スリツト群
13のスリツト13aと第2スリツト群14のス
リツト14aをそれぞれ介して受光して出力する
図示しない2つの受光素子とから構成されてい
る。
17はフオトカプラ15の2つの受光素子の各
出力端X,Yからの出力パルスに基づいてステア
リングシヤフト11の回転方向を識別し回転方向
検出信号を出力する回転方向検出手段としての検
出回路で、例えばマイクロコンピユータで構成す
る。
該検出回路17では、所定のサンプリング時間
毎にフオトカプラ15の2つの出力パルス状態を
検出し、所定回数検出した後の初回の出力パルス
状態と、それ以後の出力パルスが変化したときの
出力パルス状態とに基づいてステアリングシヤフ
ト11の回転方向を識別するようになつている。
従つて、前記検出回路17は、ステアリング操舵
時にステアリングの遊びに相当するフオトカプラ
15からの出力パルスの所定回数入力を確認する
確認手段としての機能を有する。18は周波数−
電圧変換器(以下F−V変換器する)で、フオト
カプラ15の一方の出力例えば出力端Xからの出
力パルスの周波数を電圧に変換してステアリング
シヤフト11の回転速度信号をアナログ値で出力
する。尚、回転速度信号をデジタル出力とする場
合には、出力端Xから出力される出力パルスをそ
のまま出力すればよい。
次に第4図〜第6図を参照しながら作用を説明
する。
ステアリングシヤフト11が回転すると、スリ
ツトデイスク12も一体に回転し、第1及び第2
スリツト群13,14のスリツト13a,14a
が通過する毎に各受光素子に発光素子からの光が
入光し、入光した受光素子の出力レベルが“1”
となる。そして、両スリツト群13,14の互い
のスリツト13a,14aは部分的に重なり合つ
ており、従つて、ステアリングシヤフト11の回
転時には、フオトカプラ15の出力端X,Yから
第5図に示すように互いに位相のずれた出力パル
スが出力され検出回路17に入力する。
そして、これら2つの出力パルスに基づいて第
4図に示す制御フローに従つて検出回路17によ
りステアリングシヤフト11の回転方向が検出さ
れる。
まず、S1でフオトカプラ15の出力するパル
スの数をカウントし、ステアリングの遊び量に応
じて設定したパルス数が出力されたことを確認す
る。設定パルス数が出力されたら、次に所定サン
プリング時間毎に2つの出力パルス状態の検出を
行い、その初回の出力パルス状態と、その後に2
つの出力パルスの一方が変化したときの出力パル
ス状態とを記憶する(S2,S3)。
ここで、前記初回の出力パルス状態のパターン
としては、第5図中のA,B,C,Dで示す4通
りがある。即ち、X=“1”、Y=“1”(Aの場
合)、X=“1”、Y=“0”(Bの場合)、X=
“0”、Y=“0”(Cの場合)及びX=“0”、Y=
“1”(Dの場合)である。そして、それぞれのパ
ターンについて、ステアリングシヤフト11の右
回転時と左回転時では、出力パルス状態の変化パ
ターンが異なりそのパターンは第6図に示すよう
になり、これらのパターンは予め検出回路17に
記憶されている。
従つて、S4でS2及びS3で記憶した出力パ
ルス状態と第6図のパターンデータとの対照を行
う回転方向を決定する。そして、S5では決定し
た回転方向を示す検出信号の出力を行う。
例えば、初回の出力パルス状態がX=“1”、Y
=“1”(Aの場合)のときに、その後、出力パル
ス状態がX=“1”、Y=“0”になつたときには
ステアリングシヤフト11が右回転と判定し、X
=“0”、Y=“1”になつたときには左回転と判
定する。
また、ステアリングシヤフト11の回転速度に
応じてフオトカプラ15の出力パルスの周波数が
変化し、速ければ高く、遅ければ低くなる。従つ
て、例えばフオトカプラ15の出力端Xの出力パ
ルスから回転速度検出信号を得ることができる。
そして、本実施例では、F−V変換器18に入力
して周波数に応じた電圧信号を出力することによ
つてアナログの回転速度検出信号を得るようにし
ている。
<考案の効果> 以上述べたように本考案によれば、スリツトを
設けた円板部材とフオトカプラを用いフオトカプ
ラの出力状態に基づいてステアリングシヤフトの
回転を検出する構成としたので、ステアリングシ
ヤフトの回転方向及び回転速度を同時に検出で
き、しかも、ステアリングの遊び量を考慮してフ
オトカプラからの出力パルスが所定回数入力した
後、前記回転方向と回転速度の検出を開始する構
成としてあるので、電子制御式パワーステアリン
グに好適である。また、精度良く検出できるの
で、操舵フイーリングがより一層良好となる。更
に、円板部材に特定の位置関係を持つて2つのス
リツト群を形成する構成とすることで、1枚の円
板部材のみでステアリングシヤフトの回転方向検
出ができるので、部品点数が少なく構造が極めて
簡単であり、低コストにできるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の取付状態を示す
図、第2図は同上実施例のスリツトデイスクの部
分拡大図、第3図は同上実施例の電気回路図、第
4図は同上実施例の制御フローチヤート、第5図
はフオトカプラの出力状態を示す図、第6図は回
転方向識別パターンを示す図、第7図は従来例を
示す簡略構成図である。 11……ステアリングシヤフト、12……スリ
ツトデイスク、13……第1スリツト群、14…
…第2スリツト群、13a,14a……スリツ
ト、15……フオトカプラ、16……バツテリ、
17……検出回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周近傍全周に略等間隔で設けたスリツトから
    なる第1スリツト群と、該第1スリツト群より内
    方に同じく全周に略等間隔で設けたスリツトから
    なる第2スリツト群とを有し、両スリツト群のス
    リツトが周方向において互いに部分的に重なり合
    う位置関係となるよう形成した円板部材をステア
    リングシヤフトに連動して回転する構成とする一
    方、前記円板部材のスリツト群形成部を挟んで一
    側に少なくとも1つの発光素子を有し、他側に発
    光素子と対向し該発光素子からの光を第1及び第
    2スリツト群の各スリツトを介してそれぞれ受光
    して出力する2つの受光素子を有するフオトカプ
    ラを設けると共に、ステアリング操舵時、前記フ
    オトカプラの2つの出力パルスが所定回数入力し
    たことを確認する確認手段と、該確認手段が出力
    パルスの所定入力回数を確認した後、2つの出力
    パルス状態を所定サンプリング時間毎に検出し、
    初回の出力パルス状態とそれ以後の出力パルスが
    変化したときの出力パルス状態とに基づいてステ
    アリングシヤフトの回転方向を識別して回転方向
    検出信号を出力する回転方向検出手段とを設けて
    構成したことを特徴とするステアリングシヤフト
    回転センサ。
JP1985119867U 1985-08-06 1985-08-06 Expired JPH0454455Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985119867U JPH0454455Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985119867U JPH0454455Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6228176U JPS6228176U (ja) 1987-02-20
JPH0454455Y2 true JPH0454455Y2 (ja) 1992-12-21

Family

ID=31007645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985119867U Expired JPH0454455Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0454455Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2519650Y2 (ja) * 1990-04-27 1996-12-11 自動車機器株式会社 電動式動力舵取装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60158313A (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 Toyota Motor Corp 回転部材の回転検出装置
JPS6147569A (ja) * 1984-08-13 1986-03-08 Nec Corp 回転方向検出器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60158313A (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 Toyota Motor Corp 回転部材の回転検出装置
JPS6147569A (ja) * 1984-08-13 1986-03-08 Nec Corp 回転方向検出器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6228176U (ja) 1987-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4629024A (en) Electrical power assisted steering system
US5065324A (en) Method of detecting absolute steering angle of steering angle sensor for vehicle
JPH0665550B2 (ja) パワ−ステアリング制御装置
CA1194179A (en) Rotation detecting apparatus
JPH0454455Y2 (ja)
GB2193696A (en) Power-assisted steering mechanism
GB2233085A (en) Reducing electric power consumption of steering sensor system of vehicle
EP1288610A1 (en) Steering rotation angle detecting apparatus of power steering system
US5330021A (en) Power steering system for vehicles
JPH11257913A (ja) 車輛操向システムの絶対角感知センサ
JPH03120419A (ja) 車両用舵角センサの消費電力低減方法
CN211085101U (zh) 一种车用踏板角度传感器
JPH02227373A (ja) 車両用舵角センサの中立位置設定方法
JP2528193Y2 (ja) 舵角センサ
JPH0431533B2 (ja)
JPH0216252Y2 (ja)
KR100459023B1 (ko) 차량의 조향각 확인장치
CN208026844U (zh) 一种用于eps系统的电机转角转速检测装置
JPH0443159A (ja) 車両の電動式後輪操舵装置
JPH03218294A (ja) 電動モータ駆動装置のモニター装置
JPS63103912A (ja) モ−タの制御装置
JPS62181956A (ja) パワステアリングシステム
JPH04348216A (ja) 舵角検出装置
JP2002090236A (ja) パワーステアリング用トルク検出装置
JPS60245870A (ja) 検出器内蔵式アクチユエ−タ