JPH1019694A - エンコーダ内蔵型光学式トルク検出装置 - Google Patents

エンコーダ内蔵型光学式トルク検出装置

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JPH1019694A
JPH1019694A JP16924496A JP16924496A JPH1019694A JP H1019694 A JPH1019694 A JP H1019694A JP 16924496 A JP16924496 A JP 16924496A JP 16924496 A JP16924496 A JP 16924496A JP H1019694 A JPH1019694 A JP H1019694A
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JP
Japan
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disk
slit
encoder
slit row
torque
Prior art date
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Pending
Application number
JP16924496A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Ito
善規 伊藤
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Harmonic Drive Systems Inc
Original Assignee
Harmonic Drive Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型コンパクトで廉価な構成によって、回転
軸の回転数および伝達トルクを検出可能な検出装置を提
案すること。 【解決手段】 検出装置1は、回転軸2に形成したトー
ション軸部分2Aを挟み当該回転軸に固着した第1およ
び第2の円盤5、7を有し、第1の円盤5には第1のス
リット列8が形成され、第2の円盤7には第2のスリッ
ト列9が形成されている。回転軸2の伝達トルク量に伴
いトーション軸部分2Aのねじれ量が変動する。このね
じれ量は第1および第2のスリット列8、9の相対移動
として現れ、この移動がホトセンサ11によって検出さ
れる。この検出結果に基づきトルクを算出できる。ま
た、第1の円盤5に形成したエンコーダスリット列12
の移動をホトセンサ13によって検出して、回転軸2の
回転数が算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータ軸などの回転
体の伝達トルクおよび回転数の検出を非接触状態で行う
光学式トルク検出装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】回転駆動機構におい
て、伝達される回転トルクを計測する場合、回転数も同
時に計測する場合が多い。しかしながら、回転数とトル
クを同時に計測可能な検出装置は限られており、また、
高価である。それぞれの専用の検出器を別個に設ける場
合には、それらを設置するためのスペースが大きくなり
実用的でない。
【0003】そこで、本発明の課題は、小型でコンパク
トな構成により回転数とトルクを計測できる廉価な光学
式トルク検出装置を提案することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の検出装置は、回
転軸に形成したトーション軸部分を挟み、回転入力側お
よび回転出力側に一体回転するように固定した2枚のス
リット付き円盤(第1および第2の円盤)を同軸状態に
対峙させ、検出手段として、例えば、各円盤のスリット
を挟んだ状態に配置した発光素子および半導体位置検出
器から構成した半導体位置検出装置を用いて、回転軸の
伝達トルクを検出するようにしている。また、入力側に
取付けられる第1の円盤には、第1のスリット列に加え
て、エンコーダスリット列も形成しておき、このエンコ
ーダスリット列のスリットの移動をホトセンサによって
検出することによって、回転軸の回転数を検出するよう
にしている。
【0005】この構成の検出装置においては、回転軸が
回転すると、当該回転軸に形成されているトーション軸
部分が伝達トルク量に応じて捩じり変形する。この結
果、出力側の第2の円盤に形成されている第2のスリッ
ト列も第1の円盤の側の第1のスリット列に対して相対
的に円周方向に移動する。ここに、第1のスリット列お
よび第2のスリット列は、これらの間の相対移動に応じ
て、これらの交差位置が変動するように形成されてい
る。したがって、この交差位置の変動を、トルク検出用
のホトセンサによって検出することにより、回転軸の伝
達トルクが検出されることになる。
【0006】また、第1の円盤に形成されているエンコ
ーダスリット列の移動を回転数検出用のホトセンサによ
って検出することにより、回転軸の回転数が検出される
ことになる。
【0007】本発明の検出装置においては、伝達トルク
および回転数の検出のために、同一の部材である第1の
円盤に形成したスリット列を利用している。このように
双方の検出機構の構成部材を共用化しているので検出機
構を小型でコンパクトにできる。
【0008】ここで、円盤等の偏心等に伴う誤差を解消
するためには、トルク検出用のホトセンサを、円盤円周
方向の複数の個所に設置し、これらの出力に基づき誤差
を補償することが好ましい。
【0009】なお、コンコーダスリットは、第1の円盤
に形成する代わりに、第2の円盤の側に形成することも
可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用したエンコーダ内蔵型光学式トルク検出装置を説明
する。
【0011】図1には、エンコーダ内蔵型光学式トルク
検出装置の主要構成を示してある。本例の検出装置1
は、小径のトーション軸部分2Aが形成された回転軸2
を有し、この回転軸2の入力側の部分2aが軸受け3を
介して装置ハウジング4の側に回転自在に支持されてい
る。
【0012】トーション軸部分2Aの入力側の端部に
は、第1の円盤5が一体回転するように同心状態に固定
されている。トーション軸部分2Aの出力側の端部に連
続している回転軸の出力側の部分2bには、円筒状スリ
ーブ6の一端6bが固着されている。このスリーブ6の
他端6aには、第2の円盤7が一体回転するように同軸
状態に取付けられ、これによって、第2の円盤7は第1
の円盤5に対して一定の間隔をあけて同軸状態で対峙し
ている。
【0013】第1の円盤5および第2の円盤7には、相
互に対峙する位置に、それぞれ、第1のスリット列8お
よび第2のスリット列9が一定のピッチで円周方向に形
成されている。これらのスリット形成位置を両側から挟
む状態に、トルク検出用のホトセンサ11が配置されて
いる。
【0014】また、第1の円盤5には、第1のスリット
列8よりも外周側の部分に、エンコーダスリット列12
が一定のピッチで円周方向に形成されている。このエン
コーダスリット列12を両側から挟む状態に、回転数検
出用のホトセンサ13が配置されている。
【0015】トルク検出用のホトセンサ11および回転
数検出用のホトセンサ13の出力は、制御回路14に入
力される。制御回路14において入力信号が処理され
て、トルクおよび回転数が測定される。
【0016】次に、円盤5、7に形成されている第1お
よび第2のスリット列8、9について説明する。第1の
円盤5に形成されている第1のスリット列8は、一定の
ピッチで形成された半径方向に延びるスリットから構成
されている。これに対して、第2の円盤7に形成された
スリット列9は、一のピッチではあるが、半径方向に対
して一定の角度だけ傾斜した方向に延びるスリットから
構成されている。
【0017】図2には、これらのスリット81、91を
円周方向から直線方向に展開した状態で示してある。こ
の図において点線で示すスリット群が第1の円盤5の側
に形成されたスリット81を表し、実線で示すものが第
2の円盤7の側に形成したスリット91である。また、
想像線で囲った範囲は、ホトセンサ11の受光素子とし
ての半導体位置検出器21の検出領域21aを示してい
る。
【0018】スリット列8のスリット81は一定のピッ
チpで形成されており、他方のスリット列9のスリット
91は、スリット81に対して一定の角度だけ傾斜して
いる。これらのスリット81と91の交差あるいは重な
り部分Aが光通過部分を区画形成している。双方のスリ
ット51、71が横方向に相対的に移動すると、この交
差部分Aが全体として垂直方向に向けて移動する。この
移動位置が半導体位置検出器22の側において検出され
る。
【0019】図3には、トルク検出用のホトセンサ11
の制御系を示してある。ホトセンサ11の発光素子であ
る発光ダイオード21からの平行光が、スリット81、
91の交差部分を通過して半導体位置検出器22の検出
面22aに照射すると、その照射位置に応じた比率に配
分された光電流出力i1、i2がこの検出器22の両端
から出力される。本例においては、フィードバック制御
回路23を用いて出力i1とi2の和が一定値になるよ
うに、発光ダイオード21の光量を制御している。した
がって、検出器22の一方の検出出力i1から、交差部
分Aの移動位置を測定することができる。
【0020】一方、回転数検出用のホトセンサ13によ
って検出される第1の円盤5のエンコーダスリット列1
2は、従来のロータリーエンコーダにおいて使用されて
いるスリット群と同様である。ホトセンサ13から得ら
れるパルス出力に基づき従来と同様にして回転体4の回
転数を検出するように構成されている。
【0021】このように構成したエンコーダ内蔵型光学
式トルク検出装置1において、回転軸2の回転数検出
は、第1の円盤5に形成されたエンコーダスリット列1
2の移動をセンサ13により検出することによって行わ
れる。これに対して、回転軸2の伝達トルクの検出は、
次のように行われる。回転軸2の伝達トルクが変化する
と、それに応じて、トーション軸部分2Aのねじれ量が
変化する。この結果、トーション軸部分2Aを挟み対峙
している第1および第2の円盤5、7に形成されている
第1および第2のスリット列8、9が円周方向に向けて
相対的にずれる。この結果、スリット列8とスリット列
9の間に形成される交差部分A(光通過部分)は、半径
方向にずれる。このために、センサ11の半導体位置検
出器22における受光位置(透過光の重心位置)が移動
する。この移動に伴い、この検出器22出力が変化す
る。よって、この検出器出力から、回転軸2の伝達トル
クを算出できる。
【0022】なお、本例においては、トルク検出用のホ
トセンサ11を1個だけ使用している。この代わりに、
2個以上のホトセンサを等角度間隔に配置した構成を採
用してもよい。このようにすれば、複数のセンサの出力
に基づき、円盤の取付け誤差、スリット列の偏心誤差等
に起因した検出誤差を補償できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエンコー
ダ内蔵型光学式トルク検出装置においては、トーション
軸部分を挟み回転軸に固着した第1および第2の円盤に
それぞれスリット列を形成し、これらのスリットの相対
移動を半導体位置検出装置等のホトセンサを用いて検出
して回転軸の伝達トルクを測定し、同時に、第1の円盤
の側に形成したエンコーダスリット列の移動を検出する
ことにより、一般的なロータリーエンコーダと同様にし
て回転軸の回転数を測定している。従って、回転軸の伝
達トルクおよび回転数を小型コンパクトで廉価な構成に
よって測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエンコーダ内蔵型光学式トル
ク検出装置を示す概略構成図である。
【図2】図1の装置における双方の円盤に形成された第
1および第2のスリット列の関係を示す説明図である。
【図3】図1の装置における伝達トルク検出用のホトセ
ンサの制御系を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】 1 エンコーダ内蔵型光学式トルク検出装置 2 回転軸 2A トーション軸部分 5 第1の円盤 7 第1の円盤 8 第1のスリット列 81 スリット 9 第2のスリット列 91 スリット 11 トルク検出用のホトセンサ 12 エンコーダスリット列 13 回転数検出用のホトセンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に形成したトーション軸部分と、 このトーション軸部分の回転入力側の前記回転軸の部分
    に対して一体回転するように同軸状態に固定した第1の
    円盤と、 当該第1の円盤に対峙するように同軸状態に配置され、
    前記トーション軸部の回転出力側の前記回転軸の部分に
    対して一体回転するように支持された第2の円盤と、 前記第1の円盤に形成され、同心状態で一定のピッチで
    形成された第1のスリット列およびエンコーダスリット
    列と、 前記第2の円盤における前記第1のスリット列に対峙し
    た位置において円周方向に向けて一定のピッチで形成さ
    れていると共に、前記第1のスリット列に対して一定の
    角度で交差する方向に延びているスリット群からなる第
    2のスリット列と、 前記回転軸の回転に伴って発生する前記第1のスリット
    列に対する前記第2のスリット列の交差位置の変化を検
    出するトルク検出用のホトセンサと、 前記エンコーダスリット列の移動を検出する回転数検出
    用のホトセンサとを有することを特徴とするエンコーダ
    内蔵型光学式トルク検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、全イエンコーダスリ
    ット列は、前記第1の円盤に形成される代わりに、前記
    第2の円盤の側に形成されていることを特徴とするエン
    コーダ内蔵型光学式トルク検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記トルク
    検出用のホトセンサは、前記第1および第2のスリット
    列を両側から挟む状態に配置された発光素子および半導
    体位置検出器を備え、前記第1のスリット列および前記
    第2のスリット列を通過する通過光の重心位置の移動を
    検出するようになっていることを特徴とするエンコーダ
    内蔵型光学式トルク検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちの何れかの項にお
    いて、前記のトルク検出用のホトセンサは、円盤円周方
    向の複数の個所に設置されていることを特徴とするエン
    コーダ内蔵型光学式トルク検出装置。
JP16924496A 1996-06-28 1996-06-28 エンコーダ内蔵型光学式トルク検出装置 Pending JPH1019694A (ja)

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JP16924496A JPH1019694A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 エンコーダ内蔵型光学式トルク検出装置

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JPH1019694A true JPH1019694A (ja) 1998-01-23

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JP16924496A Pending JPH1019694A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 エンコーダ内蔵型光学式トルク検出装置

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JP (1) JPH1019694A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030060576A (ko) * 2002-01-10 2003-07-16 주식회사 만도 광학식 토크 센서
JP2016017884A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 日本精工株式会社 センサ及びセンサの製造方法
WO2016021647A1 (ja) * 2014-08-06 2016-02-11 日本精工株式会社 センサ及びセンサの製造方法

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A02 Decision of refusal

Effective date: 20041215

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