JP2000045636A - 鴨居ライナー及び引戸部材 - Google Patents

鴨居ライナー及び引戸部材

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JP2000045636A
JP2000045636A JP10217797A JP21779798A JP2000045636A JP 2000045636 A JP2000045636 A JP 2000045636A JP 10217797 A JP10217797 A JP 10217797A JP 21779798 A JP21779798 A JP 21779798A JP 2000045636 A JP2000045636 A JP 2000045636A
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door
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Takao Sotodani
隆夫 外谷
Junya Kiuchi
純也 木内
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Sumitomo Forestry Co Ltd
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TAKAHASHI KANAMONO CORP
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引戸部材の天端面に設けられる戸くび部の位
置を引戸部材の幅方向に調整可能として、引戸部材を鴨
居に沿ってスムースにスライドさせることができる鴨居
ライナーを提供する。 【解決手段】 上端を鴨居21に係止してスライドする
引戸部材20に設けられる鴨居ライナー1であって、引
戸部材20の上端スライド方向角部に埋設設置される、
引戸部材20の側端面に露出する露出面3を備えるライ
ナーケース4と、引戸部材20の幅方向に隙間を保持し
た状態でライナーケース4に挿入配置される挿入部5、
及びこの挿入部5の上端に一体化される戸くび部6から
なるライナー本体7と、このライナー本体7をライナー
ケース4に対して引戸部材20の幅方向にスライド可能
に支持する支持機構8と、ライナー本体7をライナーケ
ース4に対して引戸部材20の幅方向にスライドさせる
回転操作盤11とによって構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鴨居ライナー及び引
戸部材に関し、特に上端を鴨居に係止してスライドする
引戸部材に設けられる鴨居ライナー、及び該鴨居ライナ
ーを備えた引戸部材に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】和風建
築物等の開口部に設けられる鴨居には一対の溝が形成さ
れていて、これに戸くびをあてがって鴨居と敷居との間
に引違戸や建具等の引戸部材を建て込むことにより、当
該引戸部材を鴨居に沿って重複可能にスライドさせるこ
とができるようになっている。
【0003】しかしながら、建具等の引戸部材には表裏
のあるものがあり、この表裏を逆にすることなく鴨居の
各溝に沿ってスライドさせるには、戸くびをどちらかの
面に交互に寄せて設ける必要があるため、このような引
戸部材を効率良く生産することができない。また、同じ
引戸部材であっても、戸くびの位置によって建て込むべ
き溝が異なることになるため、在庫管理が煩雑になる。
さらに、戸くびは引戸部材を直接加工して設けられてい
たため、スムースにスライド移動させるための戸くびの
位置調整を引戸部材の生産後に行うことができない。
【0004】これに対して、戸くびを設けることなく引
戸部材の天端面に上戸車を設けて鴨居に沿ってスライド
させたり、図8に示すように、引戸部材50の天端面に
吊戸ローラ51を設け、鴨居相当位置に配設されたレー
ル部材52から吊り下げるようにして床部ガイド53と
の間に引戸部材50を建て込んで、引戸部材50をスラ
イドさせるようにしたものも考えられているが、これら
の金物はコストが高く、また引戸部材の上端の隙間から
光がもれることになるため、収容部に対する仕切りとし
て用いることはできても、間仕切壁として用いるには適
切でない。また、レール部材52に沿って引戸部材50
をスライドさせるには、鴨居の構成が複雑になる。
【0005】本発明は、これらの課題に着目してなされ
たもので、引戸部材の天端面に設けられる戸くび部の位
置を引戸部材の幅方向に調整可能として、引戸部材を鴨
居に沿ってスムースにスライドさせることができるとと
もに、生産性の向上や在庫管理の効率化を容易に図るこ
とのできる鴨居ライナー、及び該鴨居ライナーを備えた
引戸部材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上端を鴨居に係止してスライドする引戸部材に設けられ
る鴨居ライナーであって、上記引戸部材の上端スライド
方向角部に埋設設置される、上記引戸部材の上端面に沿
った開口部を備え且つ上記引戸部材の側端面に露出する
露出面を備えるライナーケースと、上記引戸部材の幅方
向に隙間を保持した状態で上記ライナーケースに挿入配
置される挿入部、及び該挿入部の上端に一体化されて上
記引戸部材の上端面から上方に突出する戸くび部からな
るライナー本体と、該ライナー本体を上記ライナーケー
スに対して上記引戸部材の幅方向にスライド可能に支持
する支持手段と、上記ライナー本体を上記ライナーケー
スに対して上記引戸部材の幅方向にスライドさせるスラ
イド手段とからなることを特徴とする鴨居ライナーを提
供することにより、上記目的を達成したものである。
【0007】また、本発明の鴨居ライナーは、上記スラ
イド手段を、上記挿入部の上記露出面側に設けられた縦
溝と、上記露出面の内側に回転可能に配設される円筒基
板、及び該円筒基板の回転中心から偏心した状態で該円
筒基板の後方に突出する縦溝挿入突起からなる回転操作
盤とからなり、上記円筒基板の回転により上記縦溝挿入
突起を上記縦溝の内側面に当接させながら上記挿入部を
左右に押出して、上記ライナー本体を上記ライナーケー
スに対して上記引戸部材の幅方向にスライドさせること
が好ましい(請求項2記載の発明)。
【0008】さらに、本発明の鴨居ライナーは、上記円
筒基板が、ドライバー等の回動工具と係止する回転受凹
部を有する回転操作部を備えていることが好ましい(請
求項3記載の発明)。
【0009】さらにまた、本発明の鴨居ライナーは、上
記支持手段が、上記ライナーケースの内部に設けられた
上記引戸部材の幅方向に架設固定される支持軸と、上記
ライナー本体に設けられた、上記支持軸に対して摺動可
能に嵌合する嵌合孔とを含むことが好ましい(請求項4
記載の発明)。
【0010】また、本発明の鴨居ライナーは、上記戸く
び部が、上記引戸部材の上端面スライド方向中央部側に
向かって開口する凹嵌部を備え、該凹嵌部に端部を係止
しつつ戸くび部相当高さの棒状部材を上記引戸部材の上
端面に沿って延長配置することにより、上記棒状部材を
遮光板として機能させることが好ましい(請求項5記載
の発明)。
【0011】一方、請求項6記載の発明は、上記各鴨居
ライナーを上端スライド方向角部に備えた引戸部材を提
供することにより、上記目的を達成したものである。
【0012】そして、本発明の鴨居ライナーによれば、
引戸部材の上端面から上方に突出する戸くび部を備えた
ライナー本体は、引戸部材の上端スライド方向角部に埋
設設置されるライナーケースに対して引戸部材の幅方向
にスライド可能なので、例えば露出面からの操作によ
り、引戸部材の製作後あるいは鴨居への取付後であって
も、戸くび部の位置を容易に移動調節することができ
る。したがって、表裏のある引戸部材であっも戸くび部
の位置を片寄せることなく同一の部材として効率良く生
産管理することができるとともに、鴨居に沿ってスムー
スに移動させ得る位置に戸くび部を容易にスライド調整
することができる。
【0013】また、上記スライド手段は、例えばライナ
ー本体の挿入部に設けられた縦溝と、円筒基板及び該円
筒基板の回転中心から偏心した縦溝挿入突起からなる回
転操作盤とによって容易に構成することができ、円筒基
板の回転により縦溝挿入突起を縦溝の内側面に当接させ
ながら挿入部を左右に押出して、ライナー本体をライナ
ーケースに対して引戸部材の幅方向に容易にスライドさ
せることができる。
【0014】さらに、回転操作盤の円筒板に、ドライバ
ー等の回動工具と係止する回転操作部を設けておけば、
これらの回動工具を用いた露出面からの操作によって、
戸くび部を容易にスライド調整する作業を行なうことが
できる。
【0015】さらにまた、ライナー本体をライナーケー
スに対してスライド可能に支持する支持手段は、例え
ば、ライナーケースの内部に設けられた引戸部材の幅方
向に架設固定される支持軸と、ライナー本体に設けられ
た支持軸を嵌合させる嵌合孔とによって容易に構成する
ことができる。
【0016】そして、上記戸くび部に、引戸部材の上端
面スライド方向中央部側に向かって開口する凹嵌部を設
け、この凹嵌部に端部を係止しつつ戸くび部相当高さの
棒状部材を上記引戸部材の上端面に沿って延長配置すれ
ば、この棒状部材を遮光板として機能させて、間仕切り
部の引戸部材に対しても、これの上端の隙間から光が漏
れるのを容易に回避することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施形態を
図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態に係る鴨
居ライナー1は、図1及び図2に示すように、引戸部材
としての間仕切戸20の上端部における鴨居21に沿っ
たスライド方向角部に取り付けられ、鴨居21に形成さ
れた一対の溝22のうちのいずれか一方に沿って間仕切
戸20を建て込むことにより、建て込んだ間仕切戸20
を鴨居21に沿って重複可能にスライド開閉させるもの
である。
【0018】また、この実施形態によれば、後述する鴨
居ライナー1の戸くび部6を間仕切戸20の幅方方向X
にスライド可能として、表裏のある間仕切戸20であっ
ても、戸くび部6をどちらかの面に交互にスムースに寄
せることによって、いずれの溝22に対しても任意に建
て込むことができるようになっている。
【0019】そして、この実施形態の鴨居ライナー1
は、その分解斜視図を示す図3、及びその中央縦断面図
を示す図5にも記載されるように、間仕切戸20の上端
スライド方向角部に埋設設置されるライナーケース4
と、戸くび部6をこのライナーケース4の上方に突出さ
せた状態で当該ライナーケース4に挿入配置されるライ
ナー本体7と、このライナー本体7をライナーケース4
に対してスライド可能に支持する支持機構8と、ライナ
ー本体7をライナーケース4に対して間仕切戸の幅方向
にスライドさせるスライド機構9とによって構成されて
いる。
【0020】ライナーケース4は、金属製あるいは合成
樹脂製の、下端部分がU字形に湾曲するとともに上面が
開口するボックス型のケース部材であって、上記間仕切
戸20の角部に埋設されて、その上面の開口部2が間仕
切戸20の上端面23に開口するとともに、その一方の
側面が、間仕切戸20の側端面24に露出する露出面3
となっている。
【0021】また、このライナーケース4には、その露
出面3に、後述する回転操作盤13の回転操作部が表出
する操作口19が開口形成されるとともに、この操作口
19の周囲には、後述する回転操作盤13の係止突起2
5が係止する多数の係止孔26が円周状に貫通形成され
ている。
【0022】さらに、このライナーケース4の側面に
は、中空内部に支持軸14を架設支持するための、架設
孔27が形成されている。
【0023】さらにまた、開口部2の縁部には、露出面
3とは反対側に延長する取付穴28を備えた取付片29
が突出延長するとともに、露出面3の下端湾曲部分には
固定ネジ31の挿入穴30が形成され、これらの取付穴
28や挿入穴30を介して固定ネジ31を間仕切戸20
にねじ込むことにより、このライナーケース4を間仕切
戸20に強固に固定することができるようになっている
(図5参照)。
【0024】一方、ライナー本体7は、上記ライナーケ
ース4と同様に金属あるいは合成樹脂を各種の加工手段
により加工して、挿入部5と戸くび部6とを一体として
形成したものである。そして挿入部5は、ライナーケー
ス4の開口幅よりも小さい厚さの中空平板状に形成さ
れ、その側面には、内部の幅止め用の横板33と縦板3
4との交差部35(図4参照)を貫通するようにして設
けられた嵌合孔36が開口するとともに、この挿入部5
のライナーケース4の露出面3側の端面37には、上下
方向に延長する縦溝10が形成されている。なお、この
挿入部5の縦断面外周形状は、ライナーケース4の中空
部の縦断面内周形状と略合致する形状となっていて、ラ
イナー本体7をライナーケース4に安定した状態で収容
して横方向に容易にスライド移動させることができるよ
うになっている。
【0025】また、戸くび部6は、鴨居21に形成され
た一対の溝22の幅より若干小さい幅を有する、平面視
矩形枠状の部材であって、その側面における中央よりも
露出面3側に若干寄った位置には、円弧状に滑らかに突
出する左右調整ガイド部38が設けられていて、当該戸
くび部6の位置調整を容易に行うことができるようにな
っている。
【0026】さらに、この突出する戸くび部6は、間仕
切戸20の上端面スライド方向中央部側に向かって開口
する凹嵌部17を備えており、この凹嵌部17には、後
述する戸くび部6相当高さの棒状部材18の端部が係止
されて、間仕切戸20の上端面に沿って延長配置される
ことになる。
【0027】そして、本実施形態によれば、ライナーケ
ース4の架設孔27にライナー本体7の挿入部5の嵌合
孔36を位置合わせして支持軸14を挿通すれば、これ
らを支持機構8として、ライナー本体7は、ライナーケ
ース4に対して間仕切戸20の幅方向にスライド可能に
一体化することになる。
【0028】また、本実施形態によれば、露出面3側に
おけるライナーケース4とライナー本体7との間には、
スライド機構9を構成する回転操作盤11が、介装配置
されている。
【0029】すなわち、回転操作盤11は、図4にも拡
大して示すように、露出面3の内側に回転可能に配設さ
れる円筒基板13と、この円筒基板13の回転中心から
偏心した状態でこれの後方に突出する縦溝挿入突起12
とからなり、さらに、円筒基板13の前面中央部部分に
は、ドライバー等の回動工具と係止する回転受凹部40
を有する回転操作部としての回転操作突起41が突出し
ているとともに、これの周囲には、上記露出面3の係止
孔26に係合係止する係止突起25が円周状に多数突出
配置されている。
【0030】そして、この回転操作盤11は、回転操作
突起41をライナーケース4の露出面3の操作口19に
貫入させて回転スライド可能に支持されるとともに、回
転操作盤11の背面と挿入部5の露出面3側の端面37
との間には、図5示すように、縦溝挿入突起12の周囲
を囲むようにして付勢力を有する波座金42が介装して
いて、円筒基板13を露出面3側に押圧し、係止突起2
5を係止孔26に係合させて、回転操作盤11の回転を
阻止することができるようになっている。
【0031】なお、回転操作盤11の回転操作部は、回
転受凹部40を円筒基板13の中央部分に突起41を介
して設けることなく直接形成して構成してもよく、この
場合には、図6に示すように、回転操作盤11は、円筒
基板13の外周面を介してライナーケース4に回転スラ
イド可能に支持されるとともに、回転受凹部40は、露
出面3から窪んだ位置に配置されることになる。また、
円筒基板13を露出面3側に押圧付勢する手段として
は、図7に示すように、円筒基板13の背面中央部と縦
溝10との間に介在する押圧ばね43によって構成する
こともできる。
【0032】さらに、この実施形態の鴨居ライナー1を
備えた間仕切戸20によれば、図2に示すように、当該
間仕切戸20のスライド方向両端に位置する鴨居ライナ
ー1の戸くび部6の凹嵌部17にその両端を係止するよ
うにして、断面H型の戸くび部6相当高さの棒状部材1
8が、間仕切戸20の上端面にその最下端面が接するよ
うにして取り外し可能に延長配設さており、これによっ
て、間仕切戸20を挟んだ両側の空間から間仕切戸20
の上端の隙間を介して光が漏れ出すのを効果的に遮断す
ることが可能になる。
【0033】そして、上述のような構成を備えた本実施
形態の鴨居ライナー1を有する間仕切戸20によれば、
戸くび部6の位置を間仕切戸20の幅方向にスライド調
整することができるので、間仕切戸20の製作後あるい
は鴨居21への取付後に、戸くび部6の位置を容易に移
動調節することができる。
【0034】すなわち、ライナーケース4の露出面3に
表出する回転受凹部40にドライバー等の回動工具の先
端を係止し、回転受凹部40を波座金42や押圧ばね4
3の付勢力に抗して押し込むようにしつつ回転させれ
ば、係止突起25と係止孔26との係合が解除されて回
転操作盤11が回転し、縦溝挿入突起12が縦溝10の
内側面に当接しながら挿入部5を左あるいは右に押し出
してゆくので、これによって容易にライナー本体7を間
仕切戸20の幅方向にスライドさせて、鴨居21に沿っ
て間仕切戸20をスムースに移動させ得る位置に、戸く
び部6を容易にスライド調整することができる。また、
スライド調整した後は、回動工具を回転受凹部40から
取り外せば、波座金42や押圧ばね43の付勢力によっ
て回転操作盤11が押圧され、係止突起25が再び係止
孔26と係合して、戸くび部6をスライド調整された位
置に容易に固定保持することが可能になる。
【0035】したがって、表裏のある間仕切戸20の引
戸部材であっも戸くび部6の位置を予め片寄せることな
く同一の部材として効率良く生産管理することも可能に
なるとともに、従来の鴨居21をそのまま用いることが
できる。
【0036】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく種々の変更が可能である。例えば、本発明は間
仕切戸に限定されることなく、収容部に対する仕切り戸
など鴨居に建て込まれるその他の種々の引戸部材に対し
ても採用することができ、また、スライド手段として
は、必ずしも、縦溝10と回転操作盤11とからなるも
のを採用する必要はなく、その他の各種のスライド手段
を採用することもできる。
【0037】
【発明の効果】以上の詳細に説明したように、本発明に
よれば、鴨居ライナーは、引戸部材の上端スライド方向
角部に埋設設置されるライナーケースと、引戸部材の幅
方向に隙間を保持した状態でライナーケースに挿入配置
される挿入部、及びこの挿入部の上端に一体化されて引
戸部材の上端面から上方に突出する戸くび部からなるラ
イナー本体と、ライナー本体をライナーケースに対して
スライド可能に支持する支持手段と、ライナー本体をラ
イナーケースに対してスライドさせるスライド手段とか
らなり、戸くび部の位置を引戸部材の幅方向に容易に調
整可能なので、引戸部材を鴨居に沿ってスムースにスラ
イドさせることができるとともに、引戸部材の生産性の
向上や在庫管理の効率化を容易に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る引戸部材を鴨居に取
り付けた状況を示す要部端面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る引戸部材の要部斜視
図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る鴨居ライナーの構成
を説明する分解斜視図である。
【図4】回転操作盤の一実施態様を説明する拡大斜視図
である。
【図5】本発明の一実施形態に係る鴨居ライナーの中央
縦断面図である。
【図6】回転操作盤の他の実施態様を説明する略示断面
図である。
【図7】回転操作盤を付勢するたまの他の実施態様を説
明する略示断面図である。
【図8】従来の引戸部材の取付状況を説明する略示断面
図である。
【符号の説明】
1 鴨居ライナー 2 開口部 3 露出面 4 ライナーケース 5 挿入部 6 戸くび部 7 ライナー本体 8 支持機構(支持手段) 9 スライド機構(スライド手段) 10 縦溝 11 回転操作盤 12 縦溝挿入突起 13 円筒基板 14 支持軸 17 凹嵌部 18 棒状部材 20 間仕切戸(引戸部材) 21 鴨居 22 溝 27 架設孔 36 嵌合孔 40 回転受凹部(回転操作部) X 幅方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木内 純也 東京都台東区入谷1−27−4 高橋金物株 式会社内 Fターム(参考) 2E013 CA01 CB04 CC05 CD05 2E034 AA01 CA15 DA03 DA15 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端を鴨居に係止してスライドする引戸
    部材に設けられる鴨居ライナーであって、 上記引戸部材の上端スライド方向角部に埋設設置され
    る、上記引戸部材の上端面に沿った開口部を備え且つ上
    記引戸部材の側端面に露出する露出面を備えるライナー
    ケースと、 上記引戸部材の幅方向に隙間を保持した状態で上記ライ
    ナーケースに挿入配置される挿入部、及び該挿入部の上
    端に一体化されて上記引戸部材の上端面から上方に突出
    する戸くび部からなるライナー本体と、 該ライナー本体を上記ライナーケースに対して上記引戸
    部材の幅方向にスライド可能に支持する支持手段と、 上記ライナー本体を上記ライナーケースに対して上記引
    戸部材の幅方向にスライドさせるスライド手段とからな
    ることを特徴とする鴨居ライナー。
  2. 【請求項2】 上記スライド手段が、上記挿入部の上記
    露出面側に設けられた縦溝と、 上記露出面の内側に回転可能に配設される円筒基板、及
    び該円筒基板の回転中心から偏心した状態で該円筒基板
    の後方に突出する縦溝挿入突起からなる回転操作盤とか
    らなり、 上記円筒基板の回転により上記縦溝挿入突起を上記縦溝
    の内側面に当接させながら上記挿入部を左右に押出し
    て、上記ライナー本体を上記ライナーケースに対して上
    記引戸部材の幅方向にスライドさせることを特徴とする
    請求項1に記載の鴨居ライナー。
  3. 【請求項3】上記回転操作盤の円筒基板には、ドライバ
    ー等の回動工具と係止する回転受凹部を有する回転操作
    部を備えることを特徴とする請求項3に記載の鴨居ライ
    ナー。
  4. 【請求項4】 上記支持手段が、上記ライナーケースの
    内部に設けられた上記引戸部材の幅方向に架設固定され
    る支持軸と、 上記ライナー本体に設けられた、上記支持軸に対して摺
    動可能に嵌合する嵌合孔とを含むことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の鴨居ライナー。
  5. 【請求項5】 上記戸くび部が、上記引戸部材の上端面
    スライド方向中央部側に向かって開口する凹嵌部を備
    え、 該凹嵌部に端部を係止しつつ戸くび部相当高さの棒状部
    材を上記引戸部材の上端面に沿って延長配置することに
    より、上記棒状部材を遮光板として機能させることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鴨居ライナ
    ー。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の鴨居ラ
    イナーを上端スライド方向角部に備えた引戸部材。
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